JP3645068B2 - 印刷装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば厚紙、ダンボール等のような、インクによって印刷可能なあらゆる材質のシート状乃至板状の被印刷体に対して孔版印刷を行うことができる印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ダンボール等の被印刷物に印刷を行う場合、平板状のスクリーンを用い、スクリーンの開口部からインクを被印刷物上に押し出す構造の印刷装置が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構造の従来の印刷装置では、同一の被印刷物の異なる複数箇所に同一の絵柄をそれぞれ印刷する場合、一回の印刷が終わった後で被印刷物の位置を変えて再度セットし、再び印刷を行う必要があった。例えば、組み立てれば箱となるように成形されたダンボール用紙に印刷を施す場合において、組み立てた場合に箱の各面に同一の絵柄が現れるように、前記ダンボール用紙の表面の異なる複数位置に同一の絵柄を印刷する場合がある。このような場合には、印刷工程ごとにダンボール用紙の位置を印刷装置に合わせて設定し直しており、作業が煩雑になって多くの時間と手間を要するという問題があった。
【0004】
本発明は、上述したような問題を解決し、被印刷体の異なる位置に同一の印刷を連続的に行える印刷装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された印刷装置は、版胴と、版胴との間に被印刷体を挟むプレスロールと、プレスロールの前後に設けられた一対の支持ロールを有する。前記版胴は、インク通過性の画像領域を有する円筒形の周壁と、前記周壁の内部に設けられて前記周壁の内面にインクを供給するインク供給手段とを有し、自身の中心軸線の周りに回転駆動される。前記プレスロールは、前記版胴の下方に昇降動作可能に設けられ、回転する前記版胴との間に被印刷物を挟持して搬送する。前記一対の支持ロールは、前記被印刷物の搬送方向における前記プレスロールの前後に、前記プレスロールの昇降動作に同期して昇降動作可能に設けられ、前記被印刷物を搬送方向に移動可能に支持する。
【0006】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態の一例を図1〜図38を参照して説明する。
図1は、本例の印刷装置の全体の構成を一部簡略化して図示したものである。
本印刷装置は、フラップを有する帯状に展開したダンボールを被印刷物としている。本印刷装置は、ダンボールに孔版印刷するだけでなく、その両端を接着する機能も有する。帯状のダンボールの両端を接着した後に箱型に組み立て、フラップを適当に組み合わせればダンボール箱になる。
【0007】
図1を参照して本印刷装置1の全体構成を説明する。本印刷装置1は、供給されたダンボール2を一枚ずつ取り出す供給部3を有している。供給部3に対するダンボール2の供給は、複数枚のダンボール2を積載した台車4を供給部3の所定位置に設定することにより行う。図中右向きであるダンボール2の搬送方向に沿って、供給部3の隣には、供給部3に取り入れられたダンボール2を搬送する第1搬送部5がある。第1搬送部5の隣には、第1搬送部5から送られたダンボール2に孔版印刷を施す印刷部6がある。印刷部6の隣には、印刷されたダンボール2を次工程に搬送する第2搬送部7がある。第2搬送部7の隣には、印刷されたダンボール2を受け入れてインキを乾燥させる乾燥部8がある。乾燥部8の隣には、インキが乾燥した印刷済のダンボール2の両端を接着する製函部9がある。製函部9の隣には、製函されたダンボール2を積載する排出部10がある。
【0008】
本例の印刷装置1によれば、帯状のダンボール2の表面の複数箇所に孔版印刷を行い、これを乾燥させた後、該ダンボール2の両端を互いに接着して排出することができる。両端を接着されて環状になったダンボール2は、全体を箱型にしてフラップの部分を適当に折り畳めばダンボール2箱にすることができる。
【0009】
次に、本印刷装置1の各部の構成とその機能・作用について、各部ごとに説明する。まず、図2〜図4に記載された供給部3と第1搬送部5と印刷部6について説明する。
【0010】
(1) 供給部3
図2〜図4から理解されるように、フレーム11は略直方体形である。フレーム11の左半部には空間が設けられている、この空間には、床上を移動するダンボール供給用の台車4が入る。この台車4は、基台12に手押し用のハンドル13を付けたもので、基台12の上には所定間隔をおいて一対の載置台14,14が設けられている。載置台14の一方の側面側には壁15が設けられている。載置台14の上に複数枚のダンボール2を重ねる。一番下のダンボール2の下面と基台12の上面との間には空間が生じる。
【0011】
図2及び図3に示すように、前記フレーム11には、ダンボール2の供給手段としてテーブル16が設けられている。テーブル16は細長い略矩形状である。テーブル16は、その一端部がレール17に上下方向に案内されており、全体として片持ち状態で昇降可能とされている。テーブル16は、台車4の一対の載置台14,14の間に入り、載置台14上に積み重ねられたダンボール2を持ち上げる。このテーブル16によって、台車4上に重ねられたダンボール2の一番上のものが、常に所定の取り出し高さに設定される。一枚使用されるとダンボール一枚分の厚さに相当する高さだけテーブル16が上昇し、次のダンボール2が所定の取り出し高さに設定される。
【0012】
図2及び図3に示すように、前記供給手段の上方には整合部材18が設けられている。整合部材18は、取り出し高さに設定されたダンボール2を所定の取り出し位置に設定する。整合部材18aはダンボール2の両側縁を押すために設けられ、整合部材18bはダンボール2の後端を押して前端を所定位置に突き当てるために設けられる。各整合部材18a,bは駆動手段としてのエアシリンダによって移動する。
【0013】
図2及び図3に示すように、前記取り出し位置の上方には、取り出し手段19が設けられている。まず、フレーム11には、水平面内の供給方向(図3において右方向)と平行に一対のレール20,20が固定されている。このレール20に沿って、基板21が前記供給方向に沿って移動可能に設けられている。駆動手段としてのエアシリンダ22が前記供給方向に沿ってフレーム11に固定されている。このエアシリンダ22のロッドが前記基板21に固定されている。前記エアシリンダ22が駆動すれば、前記基板21は前記供給方向に沿って往復移動することができる。前記基板21には駆動手段としてのエアシリンダ23が下向きに固定されている。エアシリンダ23のロッドは鉛直下方を向いている。このロッドの下端には機枠24が固定されている。エアシリンダ23を駆動すれば機枠24が昇降する。機枠24と基板21の間には案内機構25があるので、基板21に対する機枠24の昇降動作は安定している。機枠24には、複数の保持手段26が設けられている。保持手段26は前記取り出し位置にあるダンボール2を保持する。本例の保持手段26は4基の真空吸引パッドである。
【0014】
図2及び図3に示すように、前記取り出し位置と前記搬送平面との間の高さに、パイプ27が設けられている。パイプ27はダンボール2の一方のフラップ2aに対応する位置に沿って設けられている。ダンボール2のサイズがある程度大きい場合には、前記取り出し手段19によって該ダンボール2を持ち上げると、該ダンボール2の一方のフラップ2aがパイプ27に当たって図2中に想像線で示すように下方に折り曲げられる。ダンボール2のサイズが大きい場合には、このパイプ27によってフラップ2aを折り曲げ、以後の各工程を通過できるようにする。
【0015】
作用を説明する。2つのエアシリンダ22,23を駆動し、保持手段26を移動する。前記取り出し位置に設定された一枚のダンボール2は、保持手段26に保持される。ダンボール2は、エアシリンダ23によって持ち上げられて所定の搬送平面内に設定される。さらに、エアシリンダ22によって搬送開始位置に設定される。前記供給方向の隣部にある第1搬送部5には駆動ロール30と従動ール31がある。搬送開始位置に設定されたダンボール2は、これら駆動ロール30と従動ール31によって先端部をクランプされる。クランプ後、保持手段26による保持が解除される。その後、該ダンボール2は第1搬送部5によって搬送される。
【0016】
(2) 第1搬送部5
図2〜図4から理解されるように、前記フレーム11の略中央に第1搬送部5がある。第1搬送部5はダンボール2を搬送するための搬送面32を有している。第1搬送部5の入り口には、前記供給方向に直交する駆動軸を備えた駆動ロール30が設けられている。駆動ロール30の頂上部は、搬送面32にほぼ接している。駆動ロール30の上方には、これと平行に従動ロール31が設けられている。従動ロール31は回転可能であるが、必要に応じてクランプできる。従動ロール31はエアシリンダにより昇降移動可能である。従動ロール31と駆動ロール30の間にダンボール2が入れば従動ロール31はダンボール2を駆動ロール30との間に挟む。前記供給部3によって供給されたダンボール2の先端は、駆動ロール30と従動ロール31に挟まれた位置にくる。
【0017】
図4に示すように、前記搬送面32には、ダンボール2の位置合わせ手段として、第1〜第3の3個のガイド部材G1,G2,G3が設けられている。各ガイド部材G1,G2,G3が設けられた位置又は各ガイド部材G1,G2,G3の形状は、ダンボール2の外形に応じて異なっている。各ガイド部材G1,G2,G3は、搬送されるダンボール2の外形に応じて搬送面32から突出し、又は搬送面32と略同一面にまで引っ込む。
【0018】
図4に示すように、搬送面32の一側縁側には、整合手段33が設けられている。整合手段33は、前記第1搬送部5によって搬送されたダンボール2の印刷部6に対する位置を決める。整合手段33は、整合部材33aと、整合部材33aを前記供給方向と直交する方向に移動させる駆動手段33bとを有している。
【0019】
図5〜図10を参照して前記ガイド部材G1〜G3と前記整合手段33によるダンボール2の位置決めの作用について説明する。搬送中のダンボール2を案内しているガイド部材G1〜G3の位置が明瞭に理解されるように、これらの図において搬送面32から突出したガイド部材G1〜G3にはハッチングを施してある。
【0020】
図5は、第1搬送部5がダンボール2を搬送しはじめる時の状態を示す。ダンボール2の先端は、第1搬送部5の駆動ロール30とその上にある従動ロール31に挟持されている。ガイド部材G1は上昇しており、ガイド部材G2,G3は下降している。
【0021】
図6に示すように、ダンボール2の搬送が始まる。ガイド部材G1がダンボール2のフラップの側縁を案内する。
【0022】
図7に示すように、ガイド部材G1がダンボール2のフラップの側縁から離れる直前に、ガイド部材G2が上昇し、ガイド部材G2がダンボール2の側縁を案内しはじめる。
【0023】
図8に示すように、ガイド部材G3が上昇する。ガイド部材G2,G3がダンボール2の側縁を案内する。
【0024】
図9に示すように、搬送されるダンボール2のフラップを避けてガイド部材G2が下降する。ここで、従動ロール31によるクランプが解除され、整合手段33が作動する。即ち、整合部材33aがダンボール2の側縁を搬送方向と直交する方向に押し、ガイド部材G1,G3に押しつける。これによってダンボール2は、搬送面32上の所定の位置に正確に設定される。位置決め後、従動ロール31がダンボール2を再びクランプし、整合部材33aが元の位置に戻る。
【0025】
再びダンボール2の搬送が開始される。図10に示すように、搬送されるダンボール2との干渉を避けてガイド部材G1,G3が順に下降する。この時、ダンボール2の先端は、次の印刷部6に入っている。
【0026】
(3) 印刷部6
図2〜図4から理解されるように、前記フレーム11の右端に印刷部6がある。印刷部6は版胴40を有している。版胴40はフレーム11内の所定の位置に設けられ、自身の水平な中心軸線の周りに回転駆動される。版胴40は、円筒形の周壁41を有している。周壁41は、インク通過性の印刷領域を備えている。周壁41の非印刷領域には、孔版原紙の一端をクランプするクランプ部42が設けられている。製版された孔版原紙は、その先端をクランプ部42に固定され、周壁41の外周面に巻装される。前記周壁41の内部にはインク供給手段が設けられている。インク供給手段は、前記周壁41の内面にインクを供給する。なお、版胴40には回転量センサと位置センサが設けられており(図示省略)、版胴40の回転位置及び回転量は正確に制御される。孔版原紙の製版は、特開平8−48069号に示されるような製版と印刷を一体で行う孔版印刷装置を用いて行うことができる。即ち、このような印刷装置において製版した孔版原紙が版胴に巻き付けられたら、この版胴を抜き出して本印刷装置に装着すればよい。また、製版のみを行う製版装置を使って孔版原紙を穿孔し、この孔版原紙を本印刷装置の版胴に装着してもよい。
【0027】
図3及び図4に示すように、前記版胴40の下方には、昇降ユニット43がフレーム11に取り付けられている。昇降ユニット43は略箱型の昇降部44と、昇降部44を昇降させる駆動部45とを有している。この昇降部の上面側の中央にプレスロール46が設けられている。プレスロール46はダンボール2の搬送方向に直交する軸を有し、前記版胴40の最低部よりもやや被印刷体の導入側にある。プレスロール46の軸方向の長さは前記版胴40の印刷部の軸方向の長さと略同一に設定されている。プレスロール46には駆動力はなく、自由に回動する。プレスロール46は、回転する前記版胴40との間に被印刷物を挟持して搬送し、これによってダンボール2に孔版印刷が施される。
【0028】
図3及び図4に示すように、昇降部44の上面側において、前記プレスロール46に関して被印刷体の導入側には駆動ロール47が設けられている。駆動ロール47はプレスロール46に平行であり、プレスロール46よりも長い。昇降部44内には駆動手段48があり、ワンウェイクラッチ49を介して駆動ロール47に連結されている。駆動ロール47は印刷中にはワンウェイクラッチ49によりダンボール2の移動に伴って連れ回りする。駆動ロール47は、ダンボール2を搬送方向に移動可能に支持するための支持ロールである。
【0029】
図3及び図4に示すように、昇降部44の上面側において、前記プレスロール46に関して被印刷体の排出側に従動ロール50が設けられている。従動ロール50はプレスロール46に平行であり、プレスロール46よりも長い。従動ロール50とプレスロール46の間隔は、駆動ロール47とプレスロール46の間隔と同一である。従動ロール50は自由に回動する。従動ロール50は、ダンボール2を搬送方向に移動可能に支持するための支持ロールである。
【0030】
図4に示すように、昇降部44には位置決めセンサ51が設けられている。位置決めセンサ51はプレスロール46の軸線上に設けられ、搬送されたダンボール2の先端がプレスロール46の位置に来たことを検出する。
【0031】
図3に示すように、駆動ロール47の上方には、これと平行に従動ロール52が設けられている。従動ロール52は自由に回転可能である。従動ロール52は昇降移動可能である。従動ロール52は、通常は自重によって最低位置に設定される。従動ロール52と駆動ロール47の間にダンボール2が入れば従動ロール52はやや上昇し、その自重によってダンボール2を駆動ロール47との間に挟む。前記第1搬送部5によって搬送され、前記整合手段33によって位置決めされたダンボール2は、印刷部6の駆動ロール47と従動ロール52に挟まれ、その先端部は前記プレスローラ46の頂部に接する位置にくる。
【0032】
図11及び図12に示すように、昇降ユニット43において駆動部45を駆動すると昇降部44が昇降する。昇降部44の昇降に伴ってプレスロール46の頂上が移動する範囲は、図11に示す第1搬送部5の搬送面32の位置と、図12に示す版胴40との間にダンボール2を挟持する位置との間である。図12に示すように、プレスロール46と版胴40の間に挟まれたダンボール2は第1搬送部5の搬送面32から持ち上げられる。
【0033】
図3に示すように、フレーム11には昇降ユニット43全体の上下方向の位置を調整する調整手段53が設けられている。この調整手段53を駆動すると、昇降ユニット43の全体を昇降させることができる。昇降ユニット43の上下方向の位置を調整することにより、印刷時にプレスロール46と版胴40によってダンボール2に与えられる圧力の程度を調整することができる。
【0034】
図11〜図18を参照して前記印刷部6におけるダンボール2に対する孔版印刷について説明する。本例では、ダンボール2の表面の2か所に同一の画像を印刷する。
【0035】
図11に示すように、前記第1搬送部5によって搬送され、前記整合手段33によって位置決めされたダンボール2は、印刷部6の駆動ロール47と従動ロール52に挟まれ、その先端部は前記プレスローラ46の頂部に接する位置にくる。昇降部44の位置決めセンサ51がダンボール2の先端を検知する。位置決めセンサ51の検知信号によって印刷部6が作動する。
【0036】
図12に示すように、昇降部44が上昇する。ダンボール2は駆動ロール47と従動ロール52に挟まれて固定された状態で搬送面32から持ち上げられる。ダンボール2の先端はプレスロール46と版胴40との間に挟まれる。この時、版胴40は回転方向の位置が印刷開始位置に設定されている。この後、図12において版胴40が反時計回り方向に回転する。ダンボール2は版胴40とプレスロール46の間に挟まれて右方向に送られ、ダンボール2の前半部分の表面に第1回目の印刷が行われる。
【0037】
図13は第1回目の印刷が終了した状態を示す。図14に示すように、昇降部44が下降する。ダンボール2は駆動ロール47と従動ロール52に挟まれて固定された状態で搬送面32の高さに下りる。ダンボール2は版胴40から離れる。
【0038】
版胴40が、図14に示す位置から反時計回り方向に約90°回転し、図15に示す位置に設定される。この位置は、前述した図12に示した第1回目の印刷開始位置と同じである。
【0039】
図16に示すように、昇降部44が上昇する。ダンボール2は駆動ロール47と従動ロール52に挟まれて固定された状態で搬送面32から持ち上げられる。ダンボール2の略中央部がプレスロール46と版胴40との間に挟まれる。この後、図16において版胴40が反時計回り方向に回転する。図17に示すように、ダンボール2は版胴40とプレスロール46の間に挟まれて右方向に送られ、ダンボール2の後半部分の表面に第2回目の印刷が行われる。
【0040】
図18に示すように、昇降部44が下降し、ダンボール2が版胴40から離れる。これで同一の孔版画像が1枚のダンボール2に対して2回印刷された。
【0041】
(4) 第2搬送部7
図19に示すように、ダンボール2の搬送方向について前記印刷部6の隣には第2搬送部7がある。第2搬送部7は、前記印刷部6から受け取ったダンボール2を乾燥部8に搬送する。第2搬送部7は、この乾燥部8の入り口側に取り付けられている。
【0042】
図19に示すように、第2搬送部7はダンボール2を搬送するための搬送面60を有している。搬送面60は滑らかな平面であり、隣接の乾燥部8に固設されたフレーム61に取り付けられている。この搬送面60は、前記印刷部6から排出されたダンボール2の高さよりもやや低い高さに設定されており、印刷されたダンボール2を過剰な衝撃なく、かつ円滑に受け入れることができる。
【0043】
図19に示すように、前記搬送面60の略中央下方において、駆動手段としてのエアシリンダ62がフレーム61に水平に固定されている。このエアシリンダ62のロッドは乾燥部8に向いている。このエアシリンダ62のロッドの先端には、取り付け板63が設けられている。取り付け板63は、フレーム61に設けられた一対の水平な案内レールに案内されている。エアシリンダ62を駆動すれば、前記取り付け板63はダンボール2の搬送方向に沿って往復する。前記取り付け板63には、エアシリンダ64が鉛直方向に沿って設けられている。このエアシリンダ64のロッドは鉛直上方に向いている。このエアシリンダ64のロッドの先端には基板65が固定されている。基板65には一対の保持手段66,66が取り付けられている。本例の保持手段66は、ダンボール2の下面に吸着する2基の真空吸引パッドである。取り付け板63のエアシリンダ64を駆動すれば、前記基板65及び保持手段66は鉛直方向に沿って往復する。保持手段は、前記搬送面60よりも下方の位置と上方の位置との間で往復する。
【0044】
図19に示すように、前記搬送面60の略中央下方において、駆動手段としてのエアシリンダ67がフレーム61に水平に固定されている。このエアシリンダ67は複動型であり、そのロッドはダンボール2の搬送方向に平行である。このエアシリンダ67のロッドの一端(印刷部6側)には、ダンボール2の後端を押すための第1の爪68が設けられている。前記搬送面60の略中央には、ダンボール2の搬送方向に沿って溝が形成されている。第1の爪68は、この溝から搬送面60の上方に突出している。前記エアシリンダ67を駆動すれば、第1の爪68は溝に沿って搬送面60上を移動する。前記エアシリンダ67のロッドの他端(乾燥部8側)には、乾燥部8内のダンボール2を押し出すための第2の爪69が設けられている。前記エアシリンダを駆動すれば、第2の爪69は、乾燥部8内において入り口に近接した位置と、これから離れた出口側の位置との間で移動する。
【0045】
図20〜図23に示すように、前記搬送面60の外の所定位置には、フラップ押し手段70が設けられている。フラップ押し手段70は、鉛直上向きのエアシリンダ71と、このエアシリンダ71のロッドの先端に設けられた水平な押圧板72とを有している。ダンボール2は、そのサイズが大きい場合には、前記取り出し手段19によって持ち上げられた際に一方の側のフラップ2aが折り曲げられている。フラップ押し手段70が作動すると、折れ曲がったフラップ2aは下から持ち上げられて元の形状に戻される。
【0046】
図19〜図26を参照して第2搬送部7によるダンボール2の搬送について説明する。図19に示すように、印刷部6で印刷が完了したダンボール2は、第2搬送部7の搬送面60の上に排出される。この時、第2搬送部7においては、第1及び第2の爪68,69は印刷部6側の位置にある。即ち、第1の爪68は印刷部6に最も近接した位置にあり、第2の爪69は乾燥部8内で入り口に最も近接した位置にある。また、保持手段66は、印刷部6に最も近い位置にある。搬送面60上に排出されたダンボール2は、その後端部が第1の爪68と印刷部6の従動ロール50の上に載っており、完全に搬送面60の上に載った状態にはない。
【0047】
図20及び図21に示すように、エアシリンダ64を駆動して保持手段66を搬送面60の上方に移動させる。保持手段66はダンボール2の先端部の下面に吸着し、該ダンボール2の先端部を搬送面60の上方に持ち上げる。ダンボール2は先端部が持ち上がった斜めの姿勢になる。この時は、ダンボール2の一側縁側のフラップ2aは折れ曲がったままである。
【0048】
図22及び図23に示すように、エアシリンダ62を駆動して保持手段66を乾燥部8の方に移動させる。ダンボール2の下面に吸着した保持手段66は、該ダンボール2を乾燥部8に向けて移動させる。ダンボール2の後端が第1の爪68を越え、ダンボール2の全体が搬送面60上に入る。次に、フラップ押し手段70が作動し、ダンボール2の折れ曲がったフラップ2aを押し上げて折れを元に戻す。
【0049】
図24に示すように、エアシリンダ64を駆動して保持手段66を搬送面60の下に下げ、同時に保持手段66の吸着力を解除する。ダンボール2は搬送面60の上に載置される。
【0050】
図25に示すように、エアシリンダ62を駆動して保持手段66を印刷部側(同図中左側)の位置に戻す。
【0051】
図26に示すように、エアシリンダ67を駆動して第1の爪68を乾燥部8に向けて移動させる。第1の爪68がダンボール2の後端を押す。ダンボール2の先端が乾燥部8の入り口から中に入り、乾燥部8に引き込まれていく。第1の爪68と一体に移動する第2の爪69は、乾燥部8内のダンボール2を押す。押された該ダンボール2は乾燥部8の出口に移動し、外に送りだされる。
【0052】
(5) 乾燥部8
図27に示すように、ダンボール2の搬送方向について前記第2搬送部7の隣には乾燥部8がある。乾燥部8は、前記第2搬送部7が搬送した印刷済みのダンボール2を受け入れて熱風で乾燥させる。乾燥部8は、脚80aに支えられた筐体80を有している。筐体80の上壁にはブロワー81とヒーター82からなる加熱手段としての熱風供給手段83が設けられている。筐体80の内部には温度センサがある。熱風供給手段83が筐体80の内部に吹き込む熱風の温度は制御手段によって制御される。温度センサの出力は制御手段に入力される。制御手段に目標値を設定すれば、制御手段は温度センサからの情報に基づいてフィードバック制御を行う。筐体80内は目標値に近い温度に保持される。
【0053】
図27及び図32に示すように、前記筐体80の内部には、複数枚(本例では5枚)の載置トレー91を有する収納部90が設けられている。載置トレー91は上下方向に所定の間隔をおいて配置されている。各載置トレー91は、搬送方向の両側に分割されている。収納部90は、昇降駆動用モータ92によって駆動される昇降機構によって全体として筐体80内で昇降する。収納部90の昇降範囲は、収納部90の全体の高さに相当する。収納部90を最低位置に設定した場合、一番上の載置トレー91が筐体80の入り口93と出口94の位置に来る。収納部90を最高位置に設定した場合、一番下の載置トレー91が筐体80の入り口93と出口94の位置に来る。
【0054】
筐体80の入り口93には駆動ロール95と従動ロール96が設けられている。入り口93の駆動ロール95と従動ロール96は外のダンボール2を筐体80内に引き込む。筐体80の出口94には駆動ロール97と従動ロール98が設けられている。出口94の駆動ロール97と従動ロール98は筐体80内のダンボール2を筐体80外に運び出す。入り口93と出口94の各駆動ロール95,97は、共通の駆動モータ99によって回転駆動される。
【0055】
図27〜図32を参照して乾燥部8によるダンボール2の乾燥について説明する。図27に示すように、乾燥部8において収納部90は最低位置に設定されている。印刷部6で印刷が完了したダンボール2は、第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入り、一番上の載置トレー91(1)に載る。
【0056】
図28に示すように、収納部90が一段上昇し、上から二つめの載置トレー91が入り口93に相対する。印刷部6で印刷が完了したダンボール2が、第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入り、上から二番目の載置トレー91(2)に載る。
【0057】
図29に示すように、収納部90が一段上昇し、上から三つめの載置トレー91が入り口に相対する。印刷部6で印刷が完了したダンボール2が、第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入り、上から三番目の載置トレー91(3)に載る。
【0058】
図30に示すように、収納部90が一段上昇し、上から四つめの載置トレー91(4)が入り口93に相対する。印刷部6で印刷が完了したダンボール2が、第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入り、上から四番目の載置トレー91(4)に載る。
【0059】
図31に示すように、収納部90が一段上昇し、一番下の載置トレー91(5)が入り口93に相対する。即ち、収納部90は最高位置に設定される。印刷部6で印刷が完了したダンボール2が、第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入り、一番下の載置トレー91(5)に載る。
【0060】
五つの載置トレー91の全てに印刷されたダンボール2が入ったところで、収納部90は図32に示すように最高位置から最低位置に下降する。ここで、印刷部6で印刷が完了した6枚目のダンボール2が第2搬送部7の第1の爪68に押されて乾燥部8に入ってくる。第1の爪68と一体で同方向に移動する第2の爪69は、一番上の載置トレー91(1)にある1枚目のダンボール2を出口94の方向に押し出す。押し出された1枚目のダンボール2は出口94の駆動ロール97と従動ロール98に挟持されて筐体80の外に運び出される。この時には、第1のダンボール2の印刷は乾燥している。これと同時に、印刷されたばかりの6枚目のダンボール2が一番上の載置トレー91(1)に運び込まれる。
【0061】
以下同様にして、収納部90を一段づつ上げながら、ダンボール2を乾燥部8内に受け入れ、同時に乾燥したダンボール2を乾燥部8から排出していく。
【0062】
(6) 製函部9
図33及図38に示すように、ダンボール2の搬送方向について前記乾燥部8の隣には製函部9がある。製函部9は、前記乾燥部8で乾燥してから排出された印刷済みのダンボール2の両端を接着して環状にし、箱型に組み立てられるようにする。
【0063】
製函部9は矩形状のフレーム100を有している。フレーム100の底部には、ダンボール2の搬送手段としての搬送ベルト101が設けられている。搬送ベルト101の導入側の端部は、前記乾燥部8の出口94の駆動ロール97及び従動ロール98の位置に相対している。
【0064】
図33に示すように、搬送ベルト101の排出側の端部付近には、ストッパ102が設けられている。このストッパ102は、ダンボール2を搬送する搬送ベルト101の下方に設けられ、必要に応じて搬送ベルト101上に突出することができる。このストッパ102を搬送ベルト101の上に突出させ、搬送されたダンボール2がこれに突き当たってから搬送ベルト101を停止すれば、ダンボール2の搬送方向の位置を決めることができる。
【0065】
図38に示すように、前記フレーム100にはダンボール2の幅方向調整手段103が設けられている。幅方向調整手段103は、前記搬送ベルト101の一方の側に設けられた位置決め部材103aと、一方の側に設けられた押圧シリンダ103bとを有している。この幅方向調整手段103によって、ダンボール2の搬送方向と直交する方向(幅方向)の位置を決めることができる。
【0066】
図33及び図38に示すように、前記フレーム100の上面略中央には下向きに駆動手段としてのエアシリンダ104が設けられている。エアシリンダ104のロッドの下端には、4つの真空吸引パッドを有する保持手段105が連結されている。保持手段105は、上下方向の案内手段106に案内されており、エアシリンダ104の駆動により滑らかに上下動することができる。前記搬送ベルト101上の所定位置に位置決めされたダンボール2は、保持手段105に保持されてエアシリンダ104によって持ち上げられる。
【0067】
図33に示すように、前記フレーム100の乾燥部8側の側面には、ダンボール2の第1の折り曲げ手段107が設けられている。フレーム100には、ダンボール2の搬送方向に直交する軸108を介してアーム109が揺動可能に設けられている。アーム109の先端の間には第1の折り込みロール110が回転可能に設けられている。前記フレーム100の乾燥部8側の側面には、駆動源としてのモータ111が取り付けられている。モータ111の駆動軸には回転円板112が中心を一致させて取り付けられている。そして、前記アーム109と前記回転円板112は連結アーム113を介して連動するように連結されている。即ち、連結アーム113の一端は、モータ111の回転円板112に偏芯して回動可能に取り付けられ、連結アーム113の他端は、アーム109の側部に回動可能に取り付けられている。モータ111を駆動して回転円板112を回転させれば、アーム109が揺動する。そして、第1の折り込みロール110で連結されたアーム109の両外側には、一対の第1の折りガイド114がフレーム100に固設されている。
【0068】
図38に示すように、フレーム100内の排出側に近い位置には、ダンボール2の搬送方向と直交する方向にレール115が設けられている。このレール115には、接着剤供給手段116が移動可能に設けられている。接着剤供給手段116は保持手段105が保持して持ち上げたダンボール2の所定位置に、接着剤を塗布する装置である。
【0069】
図33に示すように、前記フレーム100の排出側の側面には、ダンボール2の第2の折り曲げ手段117が設けられている。フレーム100の排出側の側面には、駆動手段としてのエアシリンダ118が設けられている。エアシリンダ118はダンボール2の搬送方向に沿って乾燥部8と反対側に向けられている。このエアシリンダ118のロッドの先端には、第2の折り込みロール119と加圧板120とエアシリンダ121が設けられている。エアシリンダ121は鉛直上方を向いており、そのロッドの先端に加圧板120が設けられている。2つのエアシリンダ118,121を駆動することにより、所定位置で加圧板120を上方に押し上げることができる。そして、第2の折り込みロール119の両外側には、一対の第2の折りガイド122,122がフレーム100に固設されている。
【0070】
図33〜図38を参照して製函部9によるダンボール2の接着について説明する。図33に示すように、乾燥部8の出口94の駆動ロール97及び従動ロール98からダンボール2が排出され、製函部9に入る。ダンボール2は製函部9の搬送ベルト101によって搬送される。ストッパ102が搬送ベルト101の上に突出し、ダンボール2がストッパ102に突き当たると搬送ベルト101が停止する。幅方向調整手段103(図38参照)が作動してダンボール2の幅方向の位置を調整する。これでダンボール2は原点位置に設定される。
【0071】
図33中に想像線で示すように、エアシリンダ104が作動して保持手段105が下降し、原点位置にあるダンボール2の上面に吸着する。
【0072】
図34に示すように、エアシリンダ104が作動して保持手段105が上昇する。ダンボール2は持ち上げられて、第1の折りガイド114と第2の折りガイド122の間に入る。ダンボール2の前部と後部は、第1の折りガイド114と第2の折りガイド122に当たって折り目から下方に折れ曲がる。
【0073】
図35に示すように、第1の折り曲げ手段107が作動する。モータ111が駆動して第1の折り込みロール110が上方に向けて揺動し、下方に折れ曲がったダンボール2の後部を持ち上げて中央部の下面に重ねる。次に接着剤供給手段116が接着剤を上方に吹き付けながらレール115に沿って移動してダンボール2の後部の下面に接着剤を塗布する。
【0074】
図36に示すように、第2の折り曲げ手段117が作動する。エアシリンダ118が作動して第2の折り込みロール119が内方に向けて移動し、下方に折れ曲がったダンボール2の前部を持ち上げる。この前部は、第1の折り曲げ手段107が持ち上げた後部の下面(接着剤が塗布された位置)に重なる。
【0075】
図37に示すように、エアシリンダ121が作動して加圧板120が上昇する。接着剤を間にして重ねられたダンボール2の前部と後部は、上昇する加圧板120とフレーム100aの間に挟まれて加圧される。接着剤が乾燥すると、ダンボール2の両端が一体化されて環状になる。
【0076】
第1及び第2の折り曲げ手段107,117がダンボール2を開放して元位置に戻る。保持手段105が吸着を解除する。ダンボール2は搬送ベルト101の上に載置される。ストッパ102が引っ込み、搬送ベルト101が再び駆動される。ダンボール2は、製函部9の隣に設けられた排出部10に排出され、積載される。なお、上記の製函部9では液体状の接着剤(ホットメルト)と加圧板とを用いているが、加圧板の代わりに加熱板を用い、固体状の接着剤を溶融させて塗布するようにしてもよい。
【0077】
以上のように、本例の印刷装置1によれば、ダンボール2の表面の二箇所に同一の孔版印刷が連続的に行われ、かつ乾燥後に該ダンボール2は両端を互いに接着されて箱型に組み立てられる状態になって排出される。かかる作業が連続的かつ自動的に行われるので、ダンボール2の印刷及び製函を極めて効率的に行うことができる。
【0078】
以上説明した一例では、一枚のダンボール2の二か所に同一の孔版印刷を行ったが、孔版印刷の対象はダンボールに限定されない。例えば、厚紙、所定の厚さを有する板材乃至シート材(材質は問わない)に対しても同様に適用することができる。
また、昇降ユニットの昇降動作回数を増やすことにより同一の被印刷体の3箇所以上に同一の孔版印刷を行うことも可能である。
上記の実施の形態においては、調整手段(モータ)53の駆動により昇降部44を昇降駆動するとともに、その昇降位置を調整することにより印刷時にプレスロール46と版胴40とによってダンボール2に与えられる圧力を調整していたが、印刷時の圧力調整を図39に示すような構成を用いて行ってもよい。同図は、モータ53によってねじ軸140を正逆方向に回転駆動し、ねじ軸140に螺合する軸部141を昇降駆動せしめ、ロール46(50)を支持する昇降部44を昇降駆動する構成を示している。昇降部44と軸部141との間にはエアシリンダ142,143が設けてあり、昇降部44の昇降量(昇降位置)を一定にする一方、これらエアシリンダ142,143に作用する圧力を調整することにより印刷時の圧力が調整される。
【0079】
【発明の効果】
本発明の印刷装置は、版胴の下方にプレスローラを有する印刷装置において、プレスロールの前後にプレスロールの昇降動作に同期して昇降する一対の支持ローラを設け、被印刷物を搬送方向に移動可能に支持するようにしたので、被印刷体の異なる位置に対する同一の孔版印刷を連続的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例の印刷装置の全体の構成を一部簡略化して示した図である。
【図2】本例の印刷装置の供給部と第1搬送部と印刷部の左側面図である。
【図3】本例の印刷装置の供給部と第1搬送部と印刷部の正面図である。
【図4】本例の印刷装置の供給部と第1搬送部と印刷部の平面図である。
【図5】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図6】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図7】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図8】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図9】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図10】第1搬送部におけるダンボールの位置決めの作用について説明する平面図である。
【図11】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図12】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図13】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図14】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図15】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図16】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図17】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図18】印刷部におけるダンボールの孔版印刷について説明する図である。
【図19】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図20】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図21】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図であり、図20の(イ)方向から見た図である。
【図22】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図23】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図であり、図22の(ロ)方向から見た図である。
【図24】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図25】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図26】本例の第2搬送部の構造とダンボールの搬送について説明する図である。
【図27】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図である。
【図28】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図である。
【図29】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図である。
【図30】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図である。
【図31】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図である。
【図32】本例の乾燥部の構造とダンボールの乾燥について説明する図であり、図27の(ハ)方向から見た図である。
【図33】本例の製函部の構造と作用を説明する図である。
【図34】本例の製函部の構造と作用を説明する図である。
【図35】本例の製函部の構造と作用を説明する図である。
【図36】本例の製函部の構造と作用を説明する図である。
【図37】本例の製函部の構造と作用を説明する図である。
【図38】本例の製函部の構造と作用を説明する図であり、図33の(ニ)方向から見た図である。
【図39】本例の印刷部において印刷時の圧力調整を行うための構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置
2 被印刷物としてのダンボール
40 版胴
41 周壁
46 プレスロール
47 支持ロールとしての駆動ロール
50 支持ロールとしての従動ロール
Claims (1)
- インク通過性の画像領域を有する円筒形の周壁と、前記周壁の内部に設けられて前記周壁の内面にインクを供給するインク供給手段とを有し、自身の中心軸線の周りに回転駆動される版胴と、
前記版胴の下方に昇降動作可能に設けられ、回転する前記版胴との間に被印刷物を挟持して搬送するプレスロールと、
前記被印刷物の搬送方向における前記プレスロールの前後に、前記プレスロールの昇降動作に同期して昇降動作可能に設けられ、前記被印刷物を搬送方向に移動可能に支持する一対の支持ロールとを有する印刷装置。
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