JP3062189B1 - 折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置 - Google Patents

折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置

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JP3062189B1
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Abstract

【要約】 【課題】 素材や嵩、大きさ、枚数が異なる折り畳み集
積物であっても、その最下面の紙片を正確に半分に折り
畳むことができる折り畳み集積物の最下紙片の折り返し
装置を提供する。 【解決手段】 紙片が2枚合わせで連続状にジグザグ折
りされた折り畳み集積物Tを搬送させるコンベアであっ
て、上下昇降自在に設けられ、折り畳み集積物Tを載せ
たまま上下に昇降しうる載替コンベア10と、折り畳み
集積物Tを載せるための受渡板32を備えた受渡部30
と、受渡部30で支持された折り畳み集積物Tの最下紙
片PBを折り返す折り返し部とから構成されており、載
替コンベア10が下降するときに、折り畳み集積物Tが
載替コンベア10の上から受渡板32の上に載せ替わ
り、載替コンベア10が上昇するときに、折り畳み集積
物Tが受渡板32の上から載替コンベア10の上に載せ
替わる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、折り畳み集積物の
最下紙片の折り返し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の折り畳み集積物Tの概略
斜視図である。同図において、符号Pはティッシュペー
パーやタオルペーパーなどのような比較的薄い紙や不織
布等の紙片を示している。紙片P,Pが2枚合わせで連
続状にジグザグ折りされて積み重ねられており、折り畳
み集積物Tを構成している。説明のため、折り畳み集積
物Tを構成する紙片Pのうち、最下面の紙片Pを最下紙
片PBといい、最上面の紙片Pを最上紙片PSという。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図15は折り畳み集積
物Tを収納したタオルホルダーTHの概略斜視図であ
る。図16および図17は、いずれも折り畳み集積物T
を収容したタオルホルダーTHを示しており、(A) は側
方断面図、(B) は底面図である。図16に示すように、
タオルホルダーTHに新たな折り畳み集積物Tを収容し
た場合、タオルホルダーTHの取出口には、折り畳み集
積物Tの最下紙片PBが出てきておらず、掴み出しにく
い。この最下紙片PBを掴み出してしまえば、この最下
紙片PBに追随して、この最下紙片PBの次の紙片Pの
端縁部がタオルホルダーTHの取出口から舌状に引っ張
り出される。このため、図17に示すように、以後、折
り畳み集積物Tの最後の一枚、すなわち最上紙片PSが
取り出されるまで、取り出される紙片Pに追随して、該
紙片Pの次の紙片Pの端縁部がタオルホルダーTHの取
出口から舌状に引っ張り出される。
【0004】消費中の折り畳み集積物Tの紙片Pが全て
なくなる前に、新たな折り畳み集積物Tをタオルホルダ
ーTHに予め収容するのが慣例である。この場合、消費
中の折り畳み集積物Tの最上紙片PSと新たな折り畳み
集積物Tの最下紙片PBとの間には、ジグザグ折りによ
る係わりがない。このため、新たな折り畳み集積物Tの
最下紙片PBをタオルホルダーTHの取出口から取り出
すときは、図16に示すごとく、取り出しづらく、使い
勝手が悪いという問題がある。
【0005】また、ユーザのニーズは多種多様化の一途
をたどっており、最近のユーザのニーズによれば、紙片
Pの素材は単一種のみでなく多種類であり、紙片Pの嵩
も一定でなく大小様々であり、折り畳み集積物Tを構成
する紙片Pの枚数も同枚数でない。このようなユーザの
多種多様なニーズに応える必要があるという問題があ
る。しかも、ユーザの多種多様なニーズに応えるだけで
なく、製品のロスを極力少なく抑えて大量生産を行う必
要があるという問題がある。
【0006】本発明はかかる事情に鑑み、折り畳み集積
物を構成する紙片の素材や嵩、大きさ、枚数が異なって
も、その最下面の最下紙片を正確に半分に折り畳むこと
ができる折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の折り畳み集積
物の最下紙片の折り返し装置は、紙片が2枚合わせで連
続状にジグザグ折りされた折り畳み集積物を搬送させる
コンベアであって、上下昇降自在に設けられ、折り畳み
集積物を載せたまま上下に昇降しうる載替コンベアと、
前記折り畳み集積物を載せるための受渡板を備えた受渡
部と、該受渡部で支持された前記折り畳み集積物の最下
紙片を折り返す折り返し部とからなり、前記載替コンベ
アが下降するときに、前記折り畳み集積物が前記載替コ
ンベアの上から前記受渡板の上に載せ替わり、前記載替
コンベアが上昇するときに、前記折り畳み集積物が前記
受渡板の上から前記載替コンベアの上に載せ替わること
を特徴とする。請求項2の折り畳み集積物の最下紙片の
折り返し装置は、請求項1記載の発明において、前記折
り返し部が、先端部分に上向きの吸引孔を備え、該吸引
孔を上下に揺動させる吸引アームと、該吸引アームの上
昇時における前記吸引孔と前記受渡板との間を、該受渡
板に向けて前後進退自在に設けられた水平な折り返し板
とからなり、前記吸引アームの上昇時に、該吸引孔が、
前記折り畳み集積物の最下紙片の下面の前方部分を吸着
し、前記吸引アームの下降時に、該吸引孔に前記最下紙
片の前方部分を吸着したまま、該最下紙片の前方部分を
残りの折り畳み集積物から分離させることを特徴とす
る。請求項3の折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装
置は、請求項1または2記載の発明において、前記載替
コンベア上で搬送される前記折り畳み集積物を、所定の
位置で停止させる位置決め部が設けられ、前記受渡板
が、前記載替コンベアの下降時に、前記折り畳み集積物
を、その前端縁と後端縁との中間位置より後方部分を載
せる位置に配設されたことを特徴とする。請求項4の折
り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置は、請求項1、
2記載または3記載の発明において、前記載替コンベア
が、いずれも回転自在に設けられた前後一対の前側ベル
ト車および後側ベルト車と、該一対の前側ベルト車およ
び後側ベルト車に、その幅方向に並んで巻き掛けられ、
前記折り畳み集積物を載せる複数の走行ベルトと、前記
前側ベルト車を上下に昇降させる昇降手段とからなり、
前記受渡部が、複数の受渡板を備えており、各受渡板
が、前記複数の走行ベルトにおける各走行ベルト間に配
設されており、前記複数の受渡板が、前記載替コンベア
の上昇時における走行ベルトよりも低く、前記載替コン
ベアの下降時における走行ベルトより高い位置に配設さ
れたことを特徴とする。
【0008】請求項1の発明によれば、折り畳み集積物
を載せた載替コンベアを下降させると、折り畳み集積物
は、載替コンベアの上から受渡部の受渡板の上に載せ替
わる。そして、折り返し部によって、折り畳み集積物の
最下紙片が、折り返される。ついで、載替コンベアを上
昇させると、最下紙片が折り返された折り畳み集積物
は、受渡板の上から前記切替コンベアに載せ替わる。こ
の載替コンベアによって、最下紙片が折り返された折り
畳み集積物が搬送される。請求項2の発明によれば、吸
引アームを上昇させると、折り畳み集積物の最下紙片の
下面の前方部分に、吸引孔が吸着する。この吸引アーム
を下降させると、前記最下紙片の前方部分は、吸引孔に
吸着されたまま、残りの折り畳み集積物から離されて下
方へ開かれる。そして、折り返し板を、吸引孔と受渡板
との間に、この受渡板に向けて移動させると、折り返し
板によって、前記最下紙片の前方部分は折り返される。
請求項3の発明によれば、位置決め部によって、折り畳
み集積物を、載替コンベアの上における所定の位置で停
止させる。載替コンベアを下降させると、折り畳み集積
物は、載替コンベアの上から受渡板の上に載せ替わる。
しかも、折り畳み集積物の最下紙片は、その前端縁と後
端縁との中間位置より後方部分が、受渡板に載せられ
る。このため、前記最下紙片の後方部分は、受渡板に支
持されるが、最下紙片の前方部分は、受渡板に支持され
ない。よって、最下紙片の前方部分のみを、下方へ折り
曲げることができるので、最下紙片を正確に半分に折り
畳むことができる。請求項4の発明によれば、折り畳み
集積物を複数の走行ベルトに載せておき、昇降手段によ
って前側ベルト車を下降させると、折り畳み集積物を前
記載替コンベアの上から受渡板の上に載せ替えることが
でき、昇降手段によって前側ベルト車を上昇させると、
折り畳み集積物を受渡板の上から載替コンベアの上に載
せ替えることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明する。図1は本実施形態の折り畳み集積物
の最下紙片の折り返し装置の側面図である。図中右側を
前方といい、左側を後方という。同図において、符号T
は、2枚合わせの図示しない紙片P,Pが連続してジグ
ザグ折りされて積み重ねられた折り畳み集積物を示して
いる。紙片Pはティッシュペーパーやタオルペーパーな
どのような比較的薄い紙や不織布等の紙片を示してい
る。本実施形態の折り畳み集積物の最下紙片の折り返し
装置は、載替コンベア10、位置決め部20、受渡部3
0、吸引部40および差し込み部50から構成されてい
る。このうち、吸引部40と差し込み部50とによっ
て、請求の範囲にいう折り返し部を構成している。
【0010】まず、載替コンベア10を説明する。載替
コンベア10は、前工程コンベアC1と次工程コンベア
C2との間に配設されている。前工程コンベアC1は、
折り畳み集積物Tを載替コンベア10に搬送させるため
のコンベアである。次工程コンベアC2は、本実施形態
の折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置によって処
理された後の折り畳み集積物Tを、例えば、包装装置や
コンベア、テーブルなどの次工程装置に搬送させるため
のコンベアである。
【0011】図2は載替コンベア10の平面図である。
図3は載替コンベア10の動作説明図である。図1〜3
において、符号1はフレームを示している。左右一対の
フレーム1,1間に、水平な回転軸11がその両端部を
取り付けられている。この回転軸11には、複数の後側
ベルト車12が回転自在に取り付けられている。そし
て、回転軸11の両端部には、左右一対の揺動レバー1
3,13がいずれも上下に揺動自在に取り付けられてい
る。左右一対の揺動レバー13,13の前部間には、ビ
ーム14が、その両端部を取り付けられている。ビーム
14には、前方に延びた複数の取付金具15が、その基
部を取り付けられている。この取付金具15の先端部に
は、複数の前側ベルト車16が回転自在に取り付けられ
ている。そして、これらの前側ベルト車16と前記後側
ベルト車12とベルト車18との間には、それぞれ走行
ベルト17が巻き掛けられている。走行ベルト17を走
行させる駆動源は、図示しない駆動モータである。走行
ベルト17上に折り畳み集積物Tを載せて、前記駆動モ
ータを駆動して、走行ベルト17を走行させれば、折り
畳み集積物Tを搬送させることができる。
【0012】また、前記揺動レバー13にはリンクを介
して、図示しないシリンダが伸縮自在に取り付けられて
いる。このシリンダを伸縮させることによって、揺動レ
バー13を、回転軸11を回転中心として、上下に揺動
させることができるので、前側ベルト車16は走行ベル
ト17とともに上下に揺動する。このため、載替コンベ
ア10を、その走行ベルト17上に折り畳み集積物Tを
載せたまま、上下に昇降させることができるのである。
【0013】つぎに、位置決め部20を説明する。前記
載替コンベア10の前側ベルト車16の前方には、停止
板21が上下昇降自在に設けられている。この停止板2
1は、前記載替コンベア10の上昇時に、載替コンベア
10によって送られる折り畳み集積物Tを停止させるた
めのものである。停止板21を設ける位置を前後にズラ
せば、折り畳み集積物Tを所望の位置で停止させること
ができる。停止板21の下降時には、載替コンベア10
によって搬送される折り畳み集積物Tは、停止板21に
よって、停止板21の位置で停止する。停止板21の上
昇時には、折り畳み集積物Tは停止板21によって停止
されないので、折り畳み集積物Tは、載替コンベア10
によって次工程コンベアC2へ搬送されるのである。な
お、停止板21を上下に昇降させる駆動源は、シリンダ
であるが、モータなど特に限定はない。
【0014】つぎに、受渡部30を説明する。図4は受
渡部30の平面図である。図3および4に示すように、
前記左右一対のフレーム1,1間には、水平なビーム3
1がその両端部を取り付けられている。このビーム31
には、その長手方向に沿って、前方に延びた複数の受渡
板32が間隔をもって取り付けられている。これら受渡
板32は、前記載替コンベア10の走行ベルト17に干
渉しない位置に配設されている。
【0015】また、受渡部30の受渡板32の高さは、
上昇時の載替コンベア10よりも低く、かつ、下降時の
載替コンベア10よりも高くなるように配設されてい
る。このため、載替コンベア10の下降時には、折り畳
み集積物Tは、載替コンベア10の走行ベルト17から
受渡部30の受渡板32の上に載せ替わる。逆に、載替
コンベア10の上昇時には、折り畳み集積物Tは、受渡
部30の受渡板32の上から載替コンベア10の上に載
せ替わるのである。
【0016】つぎに、折り返し部を説明する。この折り
返し部は、吸引部40および差し込み部50から構成さ
れている。まず、吸引部40を説明する。図5は吸引部
40の平面図である。同図に示すように、前記左右一対
のフレーム1,1間に、左右一対の回転軸41がそれぞ
れ回転自在に取り付けられている。左右一対の回転軸4
1には、それぞれ左右一対のリンク42,42がその基
端部を回転自在に取り付けられている。左右一対のリン
ク42,42のそれぞれの先端部の間には、水平なビー
ム43がその両端部を取り付けられている。このビーム
43には、その長手方向に沿って、複数の吸引アーム4
4が間隔をもって、その基端部を取り付けられている。
各吸引アーム44の先端部には、それぞれ吸引孔45が
形成されている。全ての吸引孔45に負圧を生じさせる
負圧発生源は図示しないブロアーである。なお、前記リ
ンク42を、回転軸41を中心にして揺動させる駆動源
は、図示しないシリンダであるが、シリンダだけでな
く、カムやモータ等であってもよい。
【0017】図6は吸引部40の動作説明図である。図
6(A) に示すように、吸引孔45の上昇時には、折り畳
み集積物Tの最下紙片PSの下面の前方部分に吸引孔4
5が吸着する。図6(B) に示すように、吸引孔45の下
降時には、この吸引孔45は折り畳み集積物Tの最下紙
片PBの前方部分を吸着したまま、最下紙片PBの前方
部分のみを残りの折り畳み集積物Tから分離させる。
【0018】つぎに、差し込み部50を説明する。図7
は差し込み部50の平面図である。図8は差し込み部5
0の動作説明図である。図7〜8に示すように、前記左
右一対のフレーム1,1の内側に前後方向に延びた左右
一対のレール51,51が固定して設けられている。前
記左右一対のレール51,51には、左右に延びたスラ
イダ52がその両端部を、前後進退自在に取り付けられ
ている。このスライダ52には、その長手方向に沿っ
て、後方に延びた複数の折り返し板53が間隔をもっ
て、その基端部を取り付けられている。折り返し板53
は、受渡板32と、上昇時における吸引孔45との間の
高さに配設されている。前記スライダ52の両端部に
は、左右一対のシリンダ53C , 53C のピストンの先端
が、それぞれ取り付けられている。左右一対のシリンダ
53C , 53C を伸縮させることによって、複数の折り返し
板53をレール51に沿って、前後に進退させることが
できるのである。
【0019】図8(A) に示すように、折り返し板53は
常時、受渡板32の前方にて、待機している。図8(B)
に示すように、折り返し板53を受渡板32に向けて後
退させると、この折り返し板53は、上昇時における吸
引孔45と受渡板32との間を、通過する。
【0020】つぎに、本実施形態の折り畳み集積物の最
下紙片の折り返し装置の作用効果を説明する。図9〜1
1は、いずれも、本実施形態の折り畳み集積物の最下紙
片の折り返し装置の動作説明図である。図9(I) に示す
ように、まず、前工程コンベアC1によって折り畳み集
積物Tが、載替コンベア10へ搬送される。折り畳み集
積物Tは載替コンベア10によって、前方へ搬送され
る。そして、折り畳み集積物Tは位置決め部20の停止
板21によって、停止する。すると、図示しないセンサ
によって、折り畳み集積物Tが検知され、載替コンベア
10の走行ベルト17が停止する。このため、折り畳み
集積物Tを所定の位置に正確に停止させることができる
のである。
【0021】図9(II)に示すように、載替コンベア10
の走行ベルト17上に折り畳み集積物Tを載せたまま、
前側ベルト車16を下方へ揺動させる。すると、折り畳
み集積物Tは、載替コンベア10のベルト17の上か
ら、受渡部30の受渡板32の上に載せ替わるのであ
る。
【0022】図9(III) に示すように、吸引部40のリ
ンク42を、回転軸41を中心にして上向きに揺動させ
ると、吸引アーム44の吸引孔45が折り畳み集積物T
の最下紙片PBの下面に接触する。図示しないブロアー
によって、全ての吸引孔45に負圧を生じさせると、吸
引孔45に最下紙片PBの下面が吸引される。
【0023】ついで、図10(IV)に示すように、吸引部
40のリンク42を、回転軸41を中心にして下向きに
揺動させる。すると、吸引孔45に最下紙片PBの前方
部分が吸引されたまま、吸引孔45が移動するので、前
記受渡板32の前端縁の位置で、最下紙片PBの前方部
分は、下方に折り曲がるのである。
【0024】図10(V) に示すように、シリンダ53C に
よって、差し込み部50の折り返し板53を後退させる
と、この折り返し板53は、受渡板32と吸引孔45と
の間で支持されている最下紙片PBの前方部分に向かっ
て後退するのである。
【0025】図10(VI)に示すように、シリンダ53C に
よって、差し込み部50の折り返し板53をさらに前進
させると、折り返し板53によって最下紙片PBの前方
部分は、前記受渡板32の前端縁の位置で、折り返され
るのである。
【0026】図12は最下紙片PBを折り返された折り
畳み集積物Tの概略斜視図である。同図に示すように、
折り返し板53によって、折り畳み集積物Tの最下紙片
PBを正確に半分に折り畳むことができるという効果を
奏する。
【0027】もし、折り畳み集積物Tを構成する紙片P
の大きさや枚数、嵩が異なったものであっても、折り畳
み集積物Tの最下面の高さは常に同じ高さである。この
ため、折り畳み集積物を構成する紙片の素材や嵩、大き
さ、枚数が異なっても、その最下面の紙片を正確に半分
に折り畳むことができるという効果を奏する。
【0028】ついで、図11(VII) に示すように、前記
シリンダによって、載替コンベア10の前側ベルト車1
6を、上方に揺動させる。すると、受渡部30の受渡板
32に載せられていた折り畳み集積物Tは、再び載替コ
ンベア10の走行ベルト17に載せられるのである。
【0029】図11(VIII)に示すように、停止板21を
上昇させる。そして、載替コンベア10の走行ベルト1
7を走行させると、折り畳み集積物Tは、載替コンベア
10から次工程コンベアC2へ搬送される。この折り畳
み集積物Tは次工程コンベアC2によって、例えば包装
装置やコンベア、テーブル等に搬送されるのである。
【0030】上記のごとく、本実施形態の折り畳み集積
物の最下紙片の折り返し装置によれば、折り畳み集積物
Tを構成する紙片の素材や嵩、大きさ、枚数が異なって
も、その最下面の最下紙片PBを正確に半分に折り返す
ことができるという効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】請求項1の折り畳み集積物の最下紙片の
折り返し装置によれば、折り畳み集積物を構成する紙片
の素材や嵩、大きさ、枚数が異なっても、その最下面の
最下紙片を正確に半分に折り返すことができる。請求項
2の折り畳み集積物の最下紙片の折り返し装置によれ
ば、折り畳み集積物を構成する紙片が、その大きさや枚
数、嵩が異なっても、折り畳み集積物の最下位置は常に
同じ高さである。このため、最下面の紙片は、最上面の
紙片と異なり常に同じ高さである。したがって、紙片を
折り畳む部材の高さを、折り畳み集積物の高さに応じて
調整する必要がない。よって、最下面の紙片を正確な位
置で折り返すことができ、ロスが少なくなり大量生産で
きる。請求項3の折り畳み集積物の最下紙片の折り返し
装置によれば、最下紙片の後方部分は、受渡板に支持さ
れるが、最下紙片の前方部分は、受渡板に支持されな
い。よって、最下紙片の前方部分のみを、下方へ折り曲
げることができるので、最下紙片を正確に半分に折り畳
むことができる。請求項4の折り畳み集積物の最下紙片
の折り返し装置によれば、前側ベルト車を下降させる
と、折り畳み集積物を前記載替コンベアの上から受渡板
の上に載せ替えることができ、昇降手段によって前側ベ
ルト車を上昇させると、折り畳み集積物を受渡板の上か
ら載替コンベアの上に載せ替えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の折り畳み集積物の最下紙片の折り
返し装置の側面図である。
【図2】載替コンベア10の平面図である。
【図3】載替コンベア10の動作説明図である。
【図4】受渡部30の平面図である。
【図5】吸引部40の平面図である。
【図6】吸引部40の動作説明図である。
【図7】差し込み部50の平面図である。
【図8】差し込み部50の動作説明図である。
【図9】本実施形態の折り畳み集積物の最下紙片の折り
返し装置の動作説明図である。
【図10】本実施形態の折り畳み集積物の最下紙片の折
り返し装置の動作説明図である。
【図11】本実施形態の折り畳み集積物の最下紙片の折
り返し装置の動作説明図である。
【図12】最下紙片PBを折り返された折り畳み集積物
Tの概略斜視図である。
【図13】折り畳み集積物Tを収容したタオルホルダー
THを示しており、(A) は側方断面図、(B) は底面図で
ある。
【図14】従来の折り畳み集積物Tの概略斜視図であ
る。
【図15】タオルホルダーTHの概略斜視図である。
【図16】従来の折り畳み集積物Tを収容したタオルホ
ルダーTHを示しており、(A) は側方断面図、(B) は底
面図である。
【図17】従来の折り畳み集積物Tを収容したタオルホ
ルダーTHを示しており、(A) は側方断面図、(B) は底
面図である。
【符号の説明】
10 載替コンベア 12 後側ベルト車 16 前側ベルト車 17 走行ベルト車 20 位置決め部 30 受渡部 32 受渡板 40 吸引部 44 吸引アーム 45 吸引孔 50 差し込み部 53 折り返し板 T 折り畳み集積物 P 紙片 PB 最下紙片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−101264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 45/00 - 45/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙片が2枚合わせで連続状にジグザグ折り
    された折り畳み集積物を搬送させるコンベアであって、
    上下昇降自在に設けられ、折り畳み集積物を載せたまま
    上下に昇降しうる載替コンベアと、前記折り畳み集積物
    を載せるための受渡板を備えた受渡部と、該受渡部で支
    持された前記折り畳み集積物の最下紙片を折り返す折り
    返し部とからなり、前記載替コンベアが下降するとき
    に、前記折り畳み集積物が前記載替コンベアの上から前
    記受渡板の上に載せ替わり、前記載替コンベアが上昇す
    るときに、前記折り畳み集積物が前記受渡板の上から前
    記載替コンベアの上に載せ替わることを特徴とする折り
    畳み集積物の最下紙片の折り返し装置。
  2. 【請求項2】前記折り返し部が、先端部分に上向きの吸
    引孔を備え、該吸引孔を上下に揺動させる吸引アーム
    と、該吸引アームの上昇時における前記吸引孔と前記受
    渡板との間を、該受渡板に向けて前後進退自在に設けら
    れた水平な折り返し板とからなり、前記吸引アームの上
    昇時に、該吸引孔が、前記折り畳み集積物の最下紙片の
    下面の前方部分を吸着し、前記吸引アームの下降時に、
    該吸引孔に前記最下紙片の前方部分を吸着したまま、該
    最下紙片の前方部分を残りの折り畳み集積物から分離さ
    せることを特徴とする請求項1記載の折り畳み集積物の
    最下紙片の折り返し装置。
  3. 【請求項3】前記載替コンベア上で搬送される前記折り
    畳み集積物を、所定の位置で停止させる位置決め部が設
    けられ、前記受渡板が、前記載替コンベアの下降時に、
    前記折り畳み集積物を、その前端縁と後端縁との中間位
    置より後方部分を載せる位置に配設されたことを特徴と
    する請求項1または2記載の折り畳み集積物の最下紙片
    の折り返し装置。
  4. 【請求項4】前記載替コンベアが、いずれも回転自在に
    設けられた前後一対の前側ベルト車および後側ベルト車
    と、該一対の前側ベルト車および後側ベルト車に、その
    幅方向に並んで巻き掛けられ、前記折り畳み集積物を載
    せる複数の走行ベルトと、前記前側ベルト車を上下に昇
    降させる昇降手段とからなり、前記受渡部が、複数の受
    渡板を備えており、各受渡板が、前記複数の走行ベルト
    における各走行ベルト間に配設されており、前記複数の
    受渡板が、前記載替コンベアの上昇時における走行ベル
    トよりも低く、前記載替コンベアの下降時における走行
    ベルトより高い位置に配設されたことを特徴とする請求
    項1、2または3記載の折り畳み集積物の最下紙片の折
    り返し装置。
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