JPH0735103B2 - 箱製造装置 - Google Patents

箱製造装置

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JPH0735103B2
JPH0735103B2 JP1296694A JP29669489A JPH0735103B2 JP H0735103 B2 JPH0735103 B2 JP H0735103B2 JP 1296694 A JP1296694 A JP 1296694A JP 29669489 A JP29669489 A JP 29669489A JP H0735103 B2 JPH0735103 B2 JP H0735103B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、折畳み状態の箱素材を箱枠状に引き起すとと
もに、箱底部を構成する四方縁部を相対して箱素材の底
部域に折込み、その折込んだ縁部にテープを貼り付けて
箱を製造する箱製造装置に関する。
(従来の技術) 従来の箱製造装置は、例えば特公昭57-59144号公報に記
載されているように、箱素材供給部に収納されている折
畳み状態の箱素材を箱組立位置に取出し、その取出し過
程で箱素材の1つの側面に当接する引き起しガイドによ
って箱枠状に引き起し、箱底部を構成する四方縁部を相
対して箱素材の底部域に折込み、箱枠状とした箱素材を
前記取出し方向とは直交する方向で引き起しガイドとは
反対方向へコンベヤで搬出する。
そして、例えば実開昭61-155121号公報に記載されてい
るように、箱枠状とした箱素材を箱組立位置からテープ
止め域にコンベヤで搬送し、そのテープ止め域におい
て、箱素材を上方向、左右方向から押さえながら移動さ
せつつ、位置固定のテープヘッドにより箱素材の底部域
に折込んだ縁部にテープを貼り付け、箱を製造する。
(発明が解決しようとする問題点) 前記のような従来の箱製造装置では、箱組立位置におい
て箱素材を箱枠状としても、この箱素材をテープ止め域
に搬送してテープ止めするため、搬送する間に箱素材の
形くずれが生じ、テープ止め域において箱素材を箱枠状
に再び保持しなければならず、保持機構が複雑になる問
題がある。さらに、箱組立位置とテープ止め域とを別に
設けてその間をコンベヤで接続する構造では、箱製造装
置全体が大形になる問題がある。
しかも、テープ止め域では箱素材を上方向、左右方向か
ら押さえているだけで、前後方向からは保持しないた
め、前後の側面が斜めになって、左右の側面と前後の側
面とが接合する角部が直角にならない問題がある。
本発明は上述のような点に鑑みなされたもので、小形に
できるとともに構成を簡単にでき、しかも、2つの側面
が接合する角部が直角となる箱を製造できる箱製造装置
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の箱製造装置は、折畳み状態の箱素材を箱枠状に
引き起すとともに、箱底部を構成する四方縁部を相対し
て箱素材の底部域に折込み、その折込んだ縁部にテープ
を貼り付けて箱を製造する箱製造装置において、前記折
畳み状態の箱素材を複数収納しかつ供給する箱素材供給
部と、この箱素材供給部から1枚の箱素材の1つの側面
をバキュームチャックによって吸着して箱製造位置に取
出す箱素材取出部と、この箱素材取出部による箱素材の
取出し過程で箱素材を箱枠状に引き起すとともに、前記
箱製造位置で箱素材の前記バキュームチャックが吸着す
る側面と直交する一方の側面を保持する引き起しガイド
と、この引き起しガイドと対向し、前記箱製造位置で箱
素材の前記バキュームチャックが吸着する側面と直交す
る他方の側面を保持する基準ガイドと、前記箱製造位置
に保持される箱素材の底部を構成する四方縁部のうちテ
ープ貼り付け方向に対向して底部の内側部分を構成する
両内折込み縁部を箱底部域に折込んだ後にテープ貼り付
け方向と平行で底部の外側部分を構成する両外折込み縁
部を箱底部域に折込む底部折込み部と、前記箱製造位置
に保持される箱素材の底部に臨んで前記テープ貼り付け
方向に沿ってテープヘッド駆動部により移動可能に設け
られ、箱素材の底部域に折込んだ両外折込み縁部の先端
間にテープを貼り付けるテープヘッドとを備えたもので
ある。
(作用) 本発明の箱製造装置では、箱素材取出部により箱素材供
給部から1枚の箱素材の1つの側面をバキュームチャッ
クで吸着して箱製造位置に取出し、この箱素材の取出し
過程で、引き起しガイドにより箱素材を箱枠状に引き起
す。箱製造位置においては、箱素材の1つの側面をバキ
ュームチャックが吸着して保持し、このバキュームチャ
ックが吸着する側面と直交する各側面を引き起しガイド
と基準ガイドとで保持し、箱素材の3つの側面を保持す
る。これにより、2つの側面が接合する角部を直角に保
持する。
そして、箱素材を箱製造位置に保持した状態において、
底部折込み部により内折込み縁部および外折込み縁部を
底部域に折込む。
さらに、箱素材を箱製造位置に保持した状態において、
箱素材に対してテープヘッドを移動させ、箱素材の外折
込み縁部の先端間にテープを貼り付け、箱状とする。
(実施例) 以下、本発明の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。
第5図(a)〜(e)に箱素材1を示し、この箱素材1
は、段ボール紙材からなり、箱の四方側面を構成する各
一対の側板2a,2bを有し、この各側板2a,2bの上縁部には
箱の上蓋を構成する縁部3a,3bを設けているとともに、
各側板2a,2bの下縁部には箱底部を構成する内折込み縁
部4aおよび外折込み縁部4bを設け、各側板2a,2bは折込
み線5を介して折曲げ可能になっているとともに、各側
板2a,2bと各縁部3a,3bおよび各折込み縁部4a,4bとは折
込み線6,7を介して折曲げ可能になっており、そして、
第5図(a)のような折畳み状態で後述する箱製造装置
11に供給する。
第1図ないし第3図に箱製造装置11を示し、この箱製造
装置11は、略L字状の鋼材を略長方形枠状に組合わせて
なる機体12を有しており、この機体12の下面四隅に取付
けたキャスター13によって移動可能になっている。
前記機体12の後部の上部域に、箱素材供給部14が配設さ
れ、この箱素材供給部14は、前記箱素材1を複数収納す
るホッパー15からなっている。このホッパー15は、機体
12の後面から後方に向けて突出する一対の底板16,17を
有し、第2図の平面から見て左側の底板16の左縁部には
側板16aが直角に立上げられ、そして、底板16,17は側板
16aの左方向に向けて約15°の基準傾斜角度で左下がり
傾斜しているとともに、機体12の前方向に向けて約25°
の角度で前下がり傾斜している。このホッパー15には折
畳み状態の箱素材1を前後方向に複数並べて収納し、そ
の各箱素材1を、底板16,17の傾斜によって底板16、17
と側板16aとの2面で位置決めするとともに、前方の機
体12の方向に供給している。なお、ホッパー15の前面位
置には、最前部の箱素材1を前方に取出し可能に仮止め
する図示しない停止部材を備えている。
また、前記ホッパー15は図示しない上下調整機構を介し
て機体12に取付けられており、この上下調整機構によ
り、各種の大きさの箱素材1に応じてホッパー15の上下
方向位置を調整し、ホッパー15の最前部に位置する箱素
材1の折曲げ線7の位置が一定の高さ位置になるように
している。
前記機体12の前記ホッパー15の前部および左側部域に、
箱素材取出部21が配設されている。この箱素材取出部21
は、ホッパー15の前面に対向するバキュームヘッド22
と、このバキュームヘッド22を前後方向に進退させるバ
キュームヘッド駆動部23とから構成されている。
前記バキュームヘッド22は、一対のヘッドブロック24a,
24bを有し、この各ヘッドブロック24a,24bには、各上下
2個ずつバキュームチャック25が装着されている。そし
て、この各バキュームチャック25は、ヘッドブロック24
a,24bの後面から前記ホッパー15の方向に向けて進退可
能とするゴム製のバキュームパッド26を備え、このバキ
ュームパッド26をヘッドブロック24a,24bの前面に取付
けられたシリンダ27によって前後方向に進退駆動する。
また、一方のヘッドブロック24aの右側面から上下一対
のガイド軸28が突設され、このガイド軸28に他方のヘッ
ドブロック24bが軸方向に摺動可能に嵌合し、そのヘッ
ドブロック24bの左右方向位置を前記箱素材1の大きさ
に応じて調整でき、さらに、ヘッドブロック24bに設け
られた図示しないロックレバーによってガイド軸28に対
してロックすることができる。なお、ガイド軸28は前記
ホッパー15と同じ基準傾斜角度でもって左下がりに傾斜
している。
また、前記バキュームヘッド駆動部23は、前後方向に沿
って架設された上下一対のガイド軸29を有しており、こ
のガイド軸29の前端は機体12に支持されるとともに、後
端は機体12の後方位置にブラケット30を介して立設され
た支持板31に支持され、そして、このガイド軸29に軸方
向に沿って摺動可能とする軸受32を介して移動台33が装
着され、この移動台33に前記一方のヘッドブロック24a
が取付けられて一体的に前後方向に移動する。
また、移動台33にはリンク機構34が連結されており、こ
のリンク機構34は、一対の長いリンク35が中央部の回転
支点36で回転自在に連結され、この各リンク35の端部に
回転自在に連結した短いリンク37の先端間が回転支点38
で回転自在に連結され、そして、前端部の回転支点38が
前記移動台33に連結され、中間部の回転支点36が上側の
ガイド軸29に摺動可能に嵌合する軸受39に連結され、後
端部の回転支点38が前記支持板31の上端に連結されてい
る。一方、リンク機構34の側部位置に空圧によって作動
するシリンダ40が配設され、このシリンダ40は、前端の
シリンダ基部が前記機枠12に連結され、後端のピストン
ロッド41の先端部が前記回転支点36に連結され、そし
て、このシリンダ40のピストンロッド41の進退に伴っ
て、リンク機構34が後端の回転支点38を起点として前方
に伸縮し、移動台33およびバキュームヘッド22を前後方
向に移動させる。
また、前記ホッパー15の側板16aの前端に連続して基準
ガイドとしてのガイド側板42が前後方向に沿って機体12
に架設され、一方、第2図のように、このガイド側板42
の右側面に対向して引き起しガイド43が配設され、この
引き起しガイド43は、ホッパー15に対向する後端部が右
方向に円弧状に彎曲形成され、そして、前端部の軸部44
を中心として、ガイド側板42に平行に対向する位置と、
ガイド側板42から離反する方向の機体12の正面に平行に
なる位置とに、図示しない空圧で作動するシリンダによ
って回動可能になっている。なお、引き起しガイド43の
軸部44の位置は、箱素材1の大きさに応じて機体12の左
右方向に移動させるようになっており、この移動には空
圧で作動するシリンダ等が用いられる。
なお、ホッパー15の前方のガイド側板42と引き起しガイ
ド43との間が箱製造位置45となっており、この箱製造位
置45の第2図に示す基準線46の位置に箱素材1の前後方
向中心位置が合わせられるとともに、後述する底部折込
み部51およびテープヘッド61が基準線46を基準として設
けられている。
前記箱製造位置45の下部の前記機体12の内側には底部折
込み部51が配設され、この底部折込み部51は、第1図お
よび第3図のように、箱素材1のテープ貼り付け方向T
(機体12の右側から左側の方向に相当する)の両内折込
み縁部4aを折込む折込みレバー52,53と、両外折込み縁
部4bを折込む一対の折込みアーム54とを有している。
前記一方の折込みレバー52は、第3図および第4図にも
示すように、薄板からなるレバー板52aおよびこのレバ
ー板52aの上方に臨む縁部の薄板からならる押え板52bと
から略T字状に設けられ、そのレバー板52aの先端部か
ら押え板52bの先端部にかけては傾斜状に設けられてい
るとともに、押え板52bの先端部のレバー板52aに連結す
る中央部から両側縁部にかけても傾斜状に設けられ、そ
して、レバー板52aの基端が後述するテープヘッド61の
ヘッド基板62の前進方向前端に回転軸55を介して回転自
在に軸着され、図示しない空圧で作動するシリンダによ
って回転駆動される。また、もう一方の折込みレバー53
は、薄板からなり、前記ガイド側板42の外側位置に回転
軸56を支点として回転自在に配設され、図示しない空圧
で作動するシリンダによって回転駆動される。なお、両
折込みレバー52,53とも前記基準線46上に位置する。
また、前記一対の折込みアーム54は、第3図のように、
半環状に設けられ、その一端部が前記基準線46を中心と
した対称位置に架設された各回転軸57に連結され、他端
部にローラ58が回転自在に軸着され、そして、回転軸57
を図示しない空圧で作動するシリンダによって回転駆動
することにより、両折込みアーム54のローラ58が円弧軌
跡を描いて上昇しつつ接近あるいは下降しつつ離反す
る。
また、第3図に示すように、底部折込み部51は一対の外
折込み縁部開き板59を有し、この外折込み縁部開き板59
は、箱製造位置45の下方の基準線46を中心とする対称位
置に外側方向に下がり傾斜するように配設されて、図示
しない空圧で作動するシリンダによって昇降するように
なっており、前記折込みレバー52,53によって箱素材1
の各内折込み縁部4aを折込む前に、この外折込み縁部開
き板59が上昇されて箱素材1の各外側折込み縁部4bを外
側に広げる。
前記機体12の内側には左右方向に沿って移動可能にテー
プヘッド61が配設されている。このテープヘッド61は、
第4図にも示すように、後述するテープヘッド駆動部85
の移動台88から機体12の前面と平行に立設されたヘッド
基板62の前面側に配設されており、このヘッド基板62の
上部のテープ貼り付け方向Tの前部に、先端に貼り付け
ローラ63を回転自在に有した第1の貼り付けアーム64a
が支軸65を支点として回転自在に軸着され、かつ、テー
プ貼り付け方向Tの後部に、先端に貼り付けローラ63を
回転自在に有した第2の貼り付けアーム64bが支軸65を
中心として回転自在に軸着されている。そして、両貼り
付けアーム64a,64bは、長さ調整可能なロッド66の各端
部が支軸67、67を介して回転自在に連結されて、相対す
る方向に連動回転するようになっているとともに、第1
の貼り付けアーム64aとヘッド基板62との間に張設され
たスプリング68によって、ヘッド基板62の上方に突出す
る各貼り付けローラ63がテープ貼り付け方向Tに向かっ
て回転するように付勢されている。なお、このスプリン
グ68による回転付勢は図示しないストッパによって第4
図の実線で示す位置に規制される。
また、ヘッド基板62の上端中央に切り欠かれた凹部62a
のテープ貼り付け方向Tの前縁部に、カッターホルダ69
が支軸70を中心として回転自在に軸着され、このカッタ
ーホルダ69は、前記貼り付けアーム64a,64bの回転に干
渉しないヘッド基板62に近接した側部位置にあって、こ
のカッターホルダ69の前面略中央位置に、後述するテー
プ74の幅よりも幅広のカッター71がその刃を上方に臨ま
せて取付けられ、そして、カッターホルダ69とヘッド基
板62との間に張設されたスプリング72によってテープ貼
り付け方向Tに回転付勢されているとともに、ヘッド基
板62から突設されたストッパ73によってその回転付勢が
規制されている。
さらに、ヘッド基板62の側面略中央部には、一面を接着
面74aとしたテープ74を巻回したテープドラム75が回転
自在に装着されており、ヘッド基板62に回転自在に設け
られた断面矩形状の回転ボス76にテープドラム75の中央
孔部を着脱することによって、テープドラム75の交換が
可能になっている。そして、このテープドラム75から引
出されたテープ74は、ヘッド基板62に回転自在に軸着さ
れた各ガイドローラ77a,77b,77c、第1の貼り付けアー
ム64aとロッド66とを連結した支軸67、支軸65、一対の
ガイドローラ78を介して貼り付けローラ63のテープ貼り
付け方向Tの前進側に突出し、そのテープ74の接着面74
aをテープ貼り付け方向Tに臨ませている。
なお、ヘッド基板62の上端のテープ貼り付け方向Tの前
側に、前記折込みレバー52が支軸55を介して設けられ、
また、テープ貼り付け方向Tの後側に、押出レバー79が
支軸80を中心として回転可能に軸着され、そして、図示
しないスプリングによって、押出しレバー79がテープ貼
り付け方向Tに付勢されているとともに、ヘッド基板62
から突設されたストッパ81によってその回転付勢が規制
されている。
前記テープヘッド61を機体12の左右方向に沿って移動駆
動するテープヘッド駆動部85は、機体12の左右方向に沿
って前記ホッパー15と同じ基準傾斜角度をもって架設さ
れた一対のガイド軸86を有しており、この両ガイド軸86
に軸方向に沿って摺動可能とする軸受87を介して前記ヘ
ッド基板62が立設された移動台88が装着されている。
また、この移動台88には伝達機構としてのリンク機構89
が連結されており、このリンク機構89は、一対の長いリ
ンク90を中央部の回転支点91で回転自在に連結した2組
のリンク部材の一端部間を回転自在に連結し、この各リ
ンク部材の各リンク90の他端部に回転自在に連結した短
いリンク92の先端間を回転支点93で回転自在に連結し、
そして、左端部の回転支点93が前記移動台88に連結さ
れ、中間部の各回転支点91が一方のガイド軸86に摺動可
能に嵌合する軸受94に連結され、右端部の回転支点93が
前記機体12に連結されている。一方、リンク機構89の下
部位置に空圧で作動するシリンダ95が配設され、このシ
リンダ95は、第1図の左端のシリンダ基部が前記機枠12
に連結され、右端のピストンロッド96の先端部が右側の
軸受94の下面に連結され、そして、このシリンダ95のピ
ストンロッド96の進退に伴って、リンク機構89が右端の
回転支点93を起点として左方に伸縮し、移動台88および
テープヘッド61を左右方向に移動させる。
また、前記機体12の右上部の前記テープヘッド61の移動
域の両側位置には、箱製造位置45で箱枠状に製造した箱
素材1を機体12の外部へ排出する排出ガイド板97が設け
られている。
次に、箱製造工程を説明する。
第1図、第2図に実線で示す大きさの箱素材1を製造す
るにあたって、ホッパー15の高さ、バキュームヘッド22
の前後方向位置およびバキュームヘッド22のヘッドブロ
ック24bの左右方向の位置、引き起しガイド43の左右方
向位置、テープヘッド61の待機位置を調整する(この各
調整位置は各図の実線位置)。
ホッパー15内に収納された折畳み状態の箱素材1は、正
面に臨む側板2bがバキュームヘッド22に対向するととも
に側板2aが引き起しガイド43に対向しており、そして、
底板16,17と側板16aとの2面によって位置決めされると
ともに、機体12の前面方向に寄せられている。
そして、箱素材取出部21のシリンダ40を作動させてピス
トンロッド41を進出させ、リンク機構34を介して移動台
33およびバキュームヘッド22を後方へ移動させる。この
バキュームヘッド22の後面がホッパー15内の最前部の箱
素材1の前面に近接した時点で、各バキュームチャック
25のシリンダ27を作動させ、バキュームパッド26をヘッ
ドブロック24a,24bから進出させて箱素材1の側板2bの
前面に押し当て、そのバキュームパッド26に真空負圧を
導いて箱素材1の側板2bを吸着する。
続いて、前記シリンダ40を前記とは逆に作動させてバキ
ュームヘッド22を前方に移動させ、吸着した箱素材1を
ホッパー15から前方に取出す。このバキュームヘッド22
が前方に移動する途中に、箱素材1の側板2aが引き起し
ガイド43に当接し、この引き起しガイド43とガイド側板
42との間で箱素材1を箱枠状に引き起す(第5図(b)
の状態)。そして、箱素材1の前後方向の中央位置が基
準線46に一致する位置でシリンダ40の作動が停止され
る。
この箱枠状に引き起した箱素材1は、内折込み縁部4aが
機体12の左右に臨み、外折込み縁部4bが機体12の前後に
臨んでおり、前記バキュームチャック25による吸着が継
続されて保持されている。
続いて、底部折込み部51の外折込み縁部開き板59を上昇
させて、箱素材1の両外折込み縁部4bをそれぞれ外方に
多少押し広げ、その後、各折込みレバー52,53を箱素材
1の底部側に回転させて、箱素材1の両内折込み縁部4a
を箱素材1の底部域に相対して折込み(第5図(c)の
状態)。このとき、外折込み縁部4bが外方に押し広げら
れているので、内折込み縁部4aは外折込み縁部4bに引掛
かることなく折込むことができる。
前記箱素材1の両内折込み縁部4aを箱素材1の底部域に
折込んだ後、外折込み縁部開き板59を下降させる。
前記折込みレバー52,53を箱素材1の底部側に回転させ
た状態で、折込みアーム54を上昇回転させて、箱素材1
の両外折込み縁部4bを箱素材1の底部域に相対して折込
む(第5図(d)の状態)。この両外折込み縁部4bを相
対して折込む際、折込みレバー52,53が両外折込み縁部4
bの先端間に位置するので、両外折込み縁部4bとも先端
を平行に突き合わせた状態に折込むことができる。
次に、テープヘッド61によってテープ74を貼り付ける。
このとき、折込みレバー52と両折込みアーム54は箱素材
1の底部側に回転させた状態におき、折込みレバー53の
みは箱素材1の底部側から退避回動させており、折込み
レバー52の押え板52bは箱素材1の両外折込み縁部4bの
上側位置にある。
そして、テープヘッド駆動部85のシリンダ95を作動させ
てピストンロッド96を後退させ、リンク機構89を介して
移動台88およびテープヘッド61をテープ貼り付け方向T
へ前進させる。
このテープヘッド61の前進によって、折込みレバー52の
押え板52bが箱素材1の外折込み縁部4bの内面に沿って
移動し、テープ74の先端が箱素材1の側板2aに当接する
とともに、第1の貼り付けアーム64aのローラ63がその
テープ74を圧接して貼り付ける。一方、そのローラ63が
箱素材1の側板2aに当接することで、第1の貼り付けア
ーム64aがテープ貼り付け方向Tと逆方向に押されて回
動するとともに、ロッド66を介して第2の貼り付けアー
ム64bがテープ貼り付け方向Tに連動回動する。さら
に、第1の貼り付けアーム64bのローラ63の箱素材1に
対する当接位置が側板2aら箱素材1の底面の両外折込み
縁部4bに変わることにより、そのローラ63でテープ74を
両外折込み縁部4bの先端間に貼り付ける。
そして、テープヘッド61の移動継続により、箱素材1の
底部の角部(第4図の箱素材1の右端下部)にカッター
ホルダ69が当って押し下げられ、箱素材1の下部域にま
で連動回動した第2の貼り付けアーム64bのローラ63が
箱素材1の下方に進入して、テープ74を両外折込み縁部
4bに押付け、さらに、箱素材1の底部の角部に押出レバ
ー79が当ってテープ貼り付け方向Tと逆方向に回動す
る。
前記テープヘッド61が箱素材1の底面域を移動する間
に、テープ74がテープドラム75から引出され、両貼り付
けアーム64a,64bのローラ63によってテープ74を箱素材
1の両外折込み縁部4bの先端間に貼り付ける。このと
き、折込みレバー52の押え板52bが箱素材1の両外折込
み縁部4bの上面に位置しているため、貼り付けローラ63
等によって押上げられて箱素材1が浮上るのを防止でき
る。
そして、テープヘッド61が箱素材1の底部域から通り抜
ける際、まず、第1の貼り付けアーム64aのローラ63が
箱素材1の底部から外れるが、第2の貼り付けアーム64
bが箱素材1の底部にまだあるので、第1の貼り付けア
ーム64bはその下がった位置にある。次に、カッターホ
ルダ69が箱素材1から外れ、その外れる瞬間に、スプリ
ング72によってカッターホルダ69が跳上がり、カッター
71によって両貼り付けアーム64a,64b間にあるテープ74
を切断する。続いて、第2の貼り付けアーム64bのロー
ラ63によって切断したテープ74の端を両外折込み縁部4b
間に貼り付けるとともに、第2の貼り付けアーム64bの
ローラ63の箱素材1に対する当接位置が箱素材1の底面
の両外折込み縁部4bから側板2aに変わることにより、第
2の貼り付けアーム64bが立上がりながら、テープ74の
端を側板2aに貼り付ける(第5図(e)の状態)。さら
に、テープヘッド61が完全に箱素材1の底部域から外れ
ることにより、押出レバー79が立上がる。
そして、テープ74の貼り付け後、折込みレバー52を下方
に可動させ、かつ、バキュームチャック25による箱素材
1の吸着保持を解除して、バキュームパッド26をヘッド
ブロック24a,24b内に後退させるとともに、引き起しガ
イド43を機体12の正面側に回動させて逃がす。この状態
では、箱素材1は折曲げアーム54上に載ってヘッドブロ
ック24a,24bとガイド側板42との間に支持されている。
前記シリンダ95を前記とは逆に作動させてピストンロッ
ド96を進出させ、リンク機構89を介して移動台88および
テープヘッド61をテープ貼り付け方向Tと逆方向に移動
させる。このテープヘッド61の移動により、前記のよう
に立上った押出レバー79が箱素材1に当接して押出し、
この押出し過程で箱素材1は排出ガイド板97上に載り移
り、機体12の外方に排出される。そして、テープヘッド
61が初期の待機位置に到達した時点でシリンダ95の作動
が停止される。
また、折込みアーム54を待機位置に下降回動させること
により、次の箱製造工程の待機状態に戻る。
一方、第2図の実線で示した箱素材1の大きさ以外に、
例えば第2図に想像線で示す大形の箱素材1等の異なる
大きさの箱素材1で箱を製造する場合には、ホッパー15
の高さを箱素材1の折込み線7が所定の高さ位置に合う
ように調整し、バキュームヘッド22の前後方向位置を、
箱製造位置45に箱素材1を箱枠状に引き起した際に箱素
材1の前後方向中心が基準線46に一致するように調整す
るとともに、このバキュームヘッド22の他方のヘッドブ
ロック24bの左右方向位置を調整し、引き起しガイド43
の左右方向位置を調整し、テープヘッド61の待機位置を
調整し、そして、上述と同様にして箱を製造できる。な
お、それらの各位置調整は、箱素材1のデータ入力によ
り自動的に行なわれるようにしてもよい。
上述のように、箱製造位置45で箱枠状に引き起すととも
に内折込み縁部4aおよび外折込み縁部4bを底部域に折込
んだ箱素材1に対して、テープ74を貼り付けるテープヘ
ッド61を移動させ、前記箱製造位置45で箱素材1にテー
プ74を貼り付けるので、製造可能とする最も大きい箱素
材1の折畳み状態の横幅にテープヘッド61の横幅を加え
た程度の横幅に箱製造装置11を小型化することができ
る。
また、バキュームヘッド22およびテープヘッド61の移動
にリンク機構34,89を用い、このリンク機構34,89によっ
て各シリンダ40,95のピストンロッド41,96の進退移動量
を増幅してバキュームヘッド22およびテープヘッド61に
伝達するため、シリンダ40,95は小型で安価のものを用
いることができ、箱製造装置11の小型化および安価化に
寄与できる。
(発明の効果) 本発明の箱製造装置によれば、箱製造位置において、箱
素材を箱枠状に組み立てて保持した状態で、その箱素材
の底部にテープヘッドによりテープを貼り付けるため、
箱組立とテープ止めとを同じ場所で行なえて小形にでき
るとともに、保持機構を共用できて構造を簡単にでき
る。
しかも、箱製造位置においては、箱素材の1つの側面を
バキュームチャックが吸着して保持し、このバキューム
チャックが吸着する側面と直交する各側面を引き起しガ
イドと基準ガイドとで保持することにより、箱素材の3
つの側面を保持した状態でテープ止めできるため、2つ
の側面が接合する角部が直角となる箱を製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の箱製造装置の一実施例を示す正面図、
第2図はその平面図、第3図はその側面図、第4図はテ
ープヘッドの一部の正面図、第5図(a)(b)(c)
(d)(e)は箱素材の斜視図である。 1……箱素材、4a……内折込み縁部、4b……外折込み縁
部、14……箱素材供給部、15……ホッパー、16……底
板、16a……側板、21……箱素材取出部、25……バキュ
ームチャック、42……基準ガイドとしてのガイド側板、
43……引き起しガイド、51……底部折込み部、52……折
込みレバー、52a……レバー板、52b……押え板、61……
テープヘッド、74……テープ、85……テープヘッド駆動
部、89……伝達機構としてのリンク機構、95……シリン
ダ、96……ピストンロッド。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】折畳み状態の箱素材を箱枠状に引き起すと
    ともに、箱底部を構成する四方縁部を相対して箱素材の
    底部域に折込み、その折込んだ縁部にテープを貼り付け
    て箱を製造する箱製造装置において、 前記折畳み状態の箱素材を複数収納しかつ供給する箱素
    材供給部と、 この箱素材供給部から1枚の箱素材の1つの側面をバキ
    ュームチャックによって吸着して箱製造位置に取出す箱
    素材取出部と、 この箱素材取出部による箱素材の取出し過程で箱素材を
    箱枠状に引き起すとともに、前記箱製造位置で箱素材の
    前記バキュームチャックが吸着する側面と直交する一方
    の側面を保持する引き起しガイドと、 この引き起しガイドと対向し、前記箱製造位置で箱素材
    の前記バキュームチャックが吸着する側面と直交する他
    方の側面を保持する基準ガイドと、 前記箱製造位置に保持される箱素材の底部を構成する四
    方縁部のうちテープ貼り付け方向に対向して底部の内側
    部分を構成する両内折込み縁部を箱底部域に折込んだ後
    にテープ貼り付け方向と平行で底部の外側部分を構成す
    る両外折込み縁部を箱底部域に折込む底部折込み部と、 前記箱製造位置に保持される箱素材の底部に臨んで前記
    テープ貼り付け方向に沿ってテープヘッド駆動部により
    移動可能に設けられ、箱素材の底部域に折込んだ両外折
    込み縁部の先端間にテープを貼り付けるテープヘッドと を備えたことを特徴とする箱製造装置。
  2. 【請求項2】底部折込み部は、箱素材の折込んだ両外折
    込み縁部の先端間に移動可能に進入するレバー板と、両
    外折込み縁部の内側に移動可能に進入する押え板とから
    なる断面略T字状の折込みレバーを、テープヘッドの前
    進方向前端に有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の箱製造装置。
  3. 【請求項3】箱素材供給部は、複数の箱素材を載せる底
    板がこの底板の一側に直角に設けられた側板の方向に下
    がり傾斜しているホッパーを有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の箱製造装置。
  4. 【請求項4】テープヘッド駆動部は、シリンダのピスト
    ンロッドとテープヘッドとの間を連結し、ピストンロッ
    ドの進退移動量を増幅してテープヘッドに伝達する伝達
    機構を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の箱製造装置。
  5. 【請求項5】箱素材供給部の箱素材を支持する高さ位置
    と、箱素材取出部のバキュームチャックおよび引き起し
    ガイドのテープ貼り付け方向の位置と、バキュームチャ
    ックの箱素材取出し方向の停止位置と、テープヘッドの
    テープ貼り付け方向の待機位置とを、箱素材の大きさ形
    状に合わせて変更可能とすることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載の箱製造装置。
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