JPH10244656A - 印刷版搬送装置 - Google Patents

印刷版搬送装置

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Publication number
JPH10244656A
JPH10244656A JP4831597A JP4831597A JPH10244656A JP H10244656 A JPH10244656 A JP H10244656A JP 4831597 A JP4831597 A JP 4831597A JP 4831597 A JP4831597 A JP 4831597A JP H10244656 A JPH10244656 A JP H10244656A
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JP
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plate
shaft
pin
printing
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Application number
JP4831597A
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English (en)
Inventor
Mikio Tada
幹生 多田
Mikio Nishiyama
幹雄 西山
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で定盤への印刷版の搬送及び定盤
からの印刷版の取出しを円滑に行う。 【解決手段】 印刷版を支持して搬送する搬送ベルト5
8は、載置テーブル22を挟んで配置されているシャフ
ト34のプーリ54とシャフト36のプーリ56の間に
巻き掛けられている。シャフト34は脚38によって所
定の高さに保持され、シャフト36はエアシリンダによ
って昇降可能に支持されている。シャフト36を上方へ
移動すると、搬送ベルトの上側が載置テーブルの上方に
配置される。印刷版は、シャフト36が下降することに
より載置テーブル上に載置され、また、シャフト36の
上昇により搬送ベルトに支持されて載置テーブル上から
取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷版へ印刷用の
輪転機への装着用の曲げを施す版曲げ装置に係り、詳細
には、曲げを施す印刷版が載置される定盤へ印刷版を搬
送すると共に、定盤上の印刷版を取出して排出する印刷
版搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷等には、アルミニウム等の薄板
の表面に感光層が形成された感光性平版印刷版(以下
「印刷版」と言う)が用いられる。この印刷版には、露
光装置によってネガフィルムやポジフィルム等の原稿フ
ィルムに記録されている印刷用の画像が露光される。画
像露光の終了した印刷版は、現像処理、版面保護のため
のガム液の塗布及び乾燥処理が行われた後、印刷用の輪
転機の版胴へ装着するための版曲げ処理が行われる。
【0003】印刷版へ版曲げ処理を施す版曲げ装置で
は、印刷版を略水平状態で載置するテーブル状の定盤が
設けられており、乾燥処理の終了した印刷版を水平状態
で該定盤上へ搬送して載置する。また、版曲げ処理の終
了した印刷版は、この定盤上からストッカ等へ向け搬送
されて排出される。
【0004】一般に定盤上への印刷版の搬送機構として
は、複数本のベルト(搬送ベルト)によって印刷版を水
平状態で支持し、この搬送ベルトの駆動によって定盤上
へ搬送する。
【0005】一方、搬送ベルトから定盤へ印刷版を受け
渡す方法としては、印刷版を複数本の搬送ベルトに掛け
渡して支持した状態で定盤上まで搬送した後、これらの
搬送ベルトを一体で下降させるようにしている。これに
よって、搬送ベルトが定盤の下方へ退避することによ
り、搬送ベルトに支持されていた印刷版が定盤上に載置
される。また、印刷版を定盤上から取出すときには、定
盤の下方に退避していた複数本の搬送ベルトを一体で上
昇させれば良く、これによって、定盤上への印刷版の搬
送及び定盤上からの印刷版の排出を円滑に行うことがで
きるようにしている。
【0006】ところで、複数本の搬送ベルトを一体で昇
降させる昇降機構としては、定盤の四隅の近傍のそれぞ
れにエアシリンダ等の昇降手段を設け、これらの昇降手
段を同時に作動させるようにしたものがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな昇降機構は、印刷版の大きさに合わせて大きくな
り、印刷版搬送装置の構造を複雑化させてしまう。ま
た、搬送ベルトを駆動するためのモータ等の駆動手段を
同時に昇降させるか、搬送ベルトが所定の位置に上昇し
たときに、搬送ベルトと駆動手段とが連結される機構を
設ける必要があり、印刷版搬送装置の構造をより複雑な
ものとし、メンテナンス性の悪化を招いてしまう。
【0008】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、簡単な構成で定盤へ印刷版を搬送して載置すると
共に、定盤上の印刷版を取出して搬送する印刷版搬送装
置を提案することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、印刷版を定盤上へ搬送して載置すると共に、前記定
盤上に載置されている前記印刷版を前記定盤上から搬送
方向の下流側へ搬送する印刷版搬送装置であって、前記
印刷版の搬送方向に沿って前記定盤の両側に対で設けら
れた第1及び第2のシャフトと、前記第1及び第2のシ
ャフトに設けられたプーリに巻き掛けられ、駆動手段の
駆動力によって前記印刷版を支持して前記搬送方向へ搬
送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトの上側が前記定盤
から突出されるように前記第1のシャフトを所定の高さ
で保持する保持手段と、前記第2のシャフトを前記搬送
ベルトの上側が前記定盤から突出される第1の位置と定
盤の下方に退避する第2の位置の間で昇降させて保持す
る昇降保持手段と、を有することを特徴とする。
【0010】この発明によれば、昇降手段によって第2
のシャフトを第1の位置へ上昇させて保持することによ
り、搬送ベルトの上側が定盤の上方に位置する。この状
態で搬送ベルトを駆動することにより、搬送ベルトによ
る印刷版を搬送することができる。
【0011】一方、搬送ベルトによって印刷版を支持し
ている状態で、第2のシャフトを第2の位置へ下降させ
ることにより、搬送ベルトの上側が定盤より下がるの
で、搬送ベルトに支持されている印刷版は定盤上に載置
される。また、印刷版が定盤上に載置されている状態
で、第2のシャフトを第1の位置まで上昇させることに
より、印刷版が定盤より上方に突出する搬送ベルトの上
側に支持され、搬送ベルトによる印刷版の搬送が可能と
なる。
【0012】このように、定盤の両側に対で設けたシャ
フトの一方を昇降させるだけの簡単な構成で、定盤への
印刷版の受け渡し及び定盤からの印刷版の受取を行うこ
とができる。
【0013】請求項2に係る発明は、前記駆動手段が前
記第1のシャフトに連結され、該第1のシャフトを介し
て前記搬送ベルトを駆動することを特徴とする。
【0014】この発明によれば、第1のシャフトは所定
の高さに保持されているので、この第1のシャフトに駆
動手段を連結し、第1のシャフトを介して搬送ベルトに
駆動力を伝達する。
【0015】これによって、搬送ベルトの昇降に合わせ
て駆動手段を昇降させる必要がなく、印刷版搬送装置の
構成をより簡略化することができる。
【0016】また、機構を簡略化することにより、機構
が複雑な場合と比較してメンテナンスが容易となる。す
なわち、機構を簡略化することによりメンテナンス性の
向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0018】図1には、本実施の形態に適用した版曲げ
装置10の外観が示されている。この版曲げ装置10
は、印刷版12の長手方向の両端部に所定の曲げ加工
(以下「版曲げ」と言う)を施す。
【0019】印刷版12は、例えば肉厚が0.3mm程度
の薄肉で矩形形状に形成されたアルミニウムの支持体の
一方の面に感光層が形成されている。この印刷版12に
は、図示しない殖版機等によって画像露光された後、現
像及び乾燥処理が施されている。また、図2(A)に示
されるように、印刷版12の長手方向の両端部には、幅
方向の中間部の所定の位置に、位置決め用の切欠ないし
パンチ孔が形成されている。
【0020】なお、本実施の形態では、一例として、長
手方向に沿って新聞紙2頁分の画像が露光可能となって
おり、それぞれの画像は、天地方向が印刷版12の長手
方向に沿って露光される。本実施の形態では、各図に示
す矢印U方向を天地方向の天側、矢印D方向を天地方向
の地側とし、矢印w方向を天地方向と直交する幅方向と
している。
【0021】また、本実施の形態に適用した版曲げ装置
10へ送り込まれる印刷版12には、長手方向に沿った
両側の端部の所定の位置に矩形形状の切欠14A(天地
方向の天側)及び切欠14B(天地方向の地側)が形成
され、また地側には、所定の位置に丸孔14Cが形成さ
れている。切欠14A、14B及び丸孔14Cは、印刷
版12の印刷用の輪転機への装着時等における位置決め
用となっている。なお、白黒(単色)印刷用の画像が記
録された印刷版には、切欠14A、14B及び丸孔14
Cを形成しないようにしている。
【0022】図1に示されるように、版曲げ装置10
は、矩形箱型形状のケーシング16を備えている。な
お、以下の説明では、矢印L方向を版曲げ装置10の長
手方向、矢印W方向を版曲げ装置10の幅方向として説
明する。
【0023】版曲げ装置10のケーシング16には、幅
方向の一方の面に印刷版12の挿入口18Aが形成され
ており、幅方向の他方の面には、印刷版12の排出口1
8Bが形成されている。また、ケーシング16の上面
(図1の紙面上方側の面)には、矩形形状の開口が形成
されており、ケーシング16内の中央部に配置されてい
る印刷版載置部20がこの開口によって開放されてい
る。
【0024】印刷版12は、感光層側の面が上方へ向け
られた水平状態で挿入口18Aから版曲げ装置10のケ
ーシング16内の印刷版載置部20へ挿入され、排出口
18Bから排出される。なお、版曲げ装置10は、現像
処理した印刷版12を乾燥処理する乾燥装置や乾燥処理
の終了した印刷版12を版曲げ装置10に送り込む挿入
装置等に挿入口18Aを隣接させて配置することがで
き、版曲げの終了した印刷版12を積層して集積する集
積装置を排出口18Bに隣接させて配置することができ
る(何れも図示省略)。
【0025】図3乃至図5に示されるように、印刷版載
置部20には、挿入口18Aから送り込まれた印刷版1
2の長手方向の中央部を載置する載置テーブル22が配
置されている。載置テーブル22は、版曲げ装置10の
長手方向に沿って配置された3つの小テーブル22A、
22B、22Cによって構成されている。図4に示され
るように、載置テーブル22の下方には、帯状のベース
板24、26、28が設けられている。
【0026】ベース板24〜28は、それぞれ長手方向
の両端部が、ケーシング16内のフレーム30(図4で
は図示省略)に取付けられて支持されている。また、ベ
ース板24〜28には、小テーブル22A〜22Cの下
方側面に対向する脚32が立設されている。小テーブル
22A〜22Cは、脚32によって一定の高さの略水平
状態となるようにベース板24〜28に支持されて取付
けられている。
【0027】図3乃至図5に示されるように、印刷版載
置部20には、載置テーブル22の挿入口18A側にシ
ャフト34が設けられ、載置テーブル22の排出口18
B側にシャフト36が設けられている。シャフト34、
36のそれぞれは、軸線方向が版曲げ装置10の長手方
向に沿って配置されている。
【0028】ベース板24には、一対の脚38が立設さ
れている。脚38には、軸受40(図4にのみ図示)が
取付けられており、シャフト34は、軸線方向の端部が
軸受40に挿入され、ベース板24から所定の高さで回
転自在に支持されている。
【0029】また、図3及び図4に示されるように、ベ
ース板24には、ブラケット42を介して搬送モータ4
4が取付けられている。搬送モータ44には、駆動軸に
ギア46が取付けられており、このギア46がシャフト
34に取付けられているギア48に噛合している。これ
により、シャフト34は、搬送モータ44の駆動によっ
て回転駆動(矢印B方向)されるようになっている。
【0030】ベース板28には、エアシリンダ50が長
手方向に沿って対で配置されている。それぞれのエアシ
リンダ50の駆動軸の先端には、ブラケット52を介し
てシャフト36が支持されている。これによりシャフト
36は、一対のエアシリンダ50の駆動によって水平に
昇降するように支持されている。
【0031】シャフト34には、版曲げ装置10の長手
方向に沿った載置テーブル22の両側、小テーブル22
A、22Bの間及び小テーブル22B、22Cの間のそ
れぞれに対向する位置にプーリ54が取付けられてい
る。4個のプーリ54は、シャフト34と一体に回転す
るようになっている。また、シャフト36には、シャフ
ト34のプーリ54に対向してプーリ56がシャフト3
6に対して相対回転するように取付けられている。
【0032】互いに対向するプーリ54、56の間に
は、無端の搬送ベルト58が巻きかけられている。すな
わち、小テーブル22A〜22Cは、版曲げ装置10の
幅方向に沿って掛け渡された4本の搬送ベルト58に挟
まれて配置されている。
【0033】図4及び図5に示されるように、ベース板
24、26の間には、ベース板60が配置されている。
このベース板60には、ブラケット62を介してテンシ
ョンローラ64が取付けられている。プーリ54、56
の間の下側の搬送ベルト58は、それぞれテンションロ
ーラ64に巻き掛けられて略一定の張力が付与されてい
る。
【0034】また、ベース板28上で小テーブル22
A、22Cを支持している脚32には、一角が切り欠か
れた形状の略L字状に形成された昇降ガイド66が取付
けられている。シャフト36には、この昇降ガイド66
に対向してローラ68が回転自在に取付けられており、
シャフト36がエアシリンダ50の駆動によって昇降す
る時に、ローラ68が昇降ガイド66に沿って移動する
ようになっている。シャフト36は、ローラ68が昇降
ガイド66に当接していることにより、プーリ56に巻
き掛けられている搬送ベルト58の張力によってシャフ
ト34側へ引かれるのが阻止されると共に、水平に昇降
可能となっている。
【0035】図5に示されるように、搬送ベルト58の
上側(図5の紙面上方側)は、エアシリンダ50の駆動
軸を伸長させた状態では、載置テーブル22(小テーブ
ル22A〜22C)の上面から僅かに上方に位置してい
る(第1の位置、図5に二点鎖線で示す)。なお、本実
施の形態では、このときの載置テーブル22と搬送ベル
ト58の上側との間の高低差を約4mmに設定している
が、この高低差は、3mm〜10mmの範囲であれば任意に
設定することができる。
【0036】この位置では、搬送ベルト58は、搬送モ
ータ44が駆動されることにより、載置テーブル22か
ら突出している部分が、挿入口18A側から排出口18
B側へ向けて移動する(矢印A方向への移動)。
【0037】挿入口18Aから挿入された印刷版12
は、搬送ベルト58の間に掛け渡されるように支持さ
れ、搬送ベルト58の駆動によって、載置テーブル22
上を移動して版曲げ装置10のケーシング16内へ引き
入れられる。
【0038】また、搬送ベルト58は、エアシリンダ5
0の駆動軸が収縮されてシャフト36が下方移動するこ
とにより、載置テーブル22の上面より下方に位置され
る(第2の位置、図5に実線で示す)。これによって、
搬送ベルト58に跨って支持されている印刷版12が、
下方移動して載置テーブル22上に載置される。
【0039】図3に示されるように、挿入口18Aの近
傍には、挿入センサ70が設けられている。図17に
は、版曲げ装置10の制御部72が示されており、挿入
センサ70は、搬送モータ44と共にコントローラ74
に接続されている。コントローラ74は、挿入口18A
から挿入された印刷版12を挿入センサ70によって検
出すると、搬送モータ44を駆動する。
【0040】また、図3に示されるように、小テーブル
22A、22Cには、シャフト36側の所定の位置にス
トッパ76が対で設けられている。図6に示されるよう
に、小テーブル22A、22Cのそれぞれには、貫通孔
78が穿設されており、貫通孔78の下方に矩形ブロッ
ク80が配置されている。この矩形ブロック80は、小
テーブル22A、22Cの上面に突出しないように形成
されたネジ孔82へ挿入されるネジ84が螺合して取付
けられている。
【0041】この矩形ブロック80には、下方側にエア
シリンダ86が取付けられている。このエアシリンダ8
6は駆動軸86Aが上方へ向けられて矩形ブロック80
内へ挿入されており、この駆動軸86Aの先端には、ス
トッパピン88が回転自在に取付けられている。このス
トッパピン88は、エアシリンダ86の駆動軸86Aが
収縮されていることにより、矩形ブロック80内に収容
され、小テーブル22A、22C上を搬送される印刷版
12と接触しないようになっているが、エアシリンダ8
6の駆動軸86Aが伸長されることによりストッパピン
88の上部が貫通孔78から小テーブル22A、22C
の上面側に突出するようになっている。
【0042】印刷版12は、突出したストッパピン88
に当接することにより、搬送ベルト58の駆動に伴う排
出口18Bへ向けた搬送が停止される。この印刷版12
の停止位置が、載置テーブル22上での印刷版12の幅
方向に沿った仮位置決め位置となっている。
【0043】図3に示されるように、小テーブル22B
には、ストッパ76によって停止される印刷版12の幅
方向の先端部に対応した位置に版検出センサ90が取付
けられている。また、排出口18Bの近傍には、排出セ
ンサ92が取付けられている。図17に示されるよう
に、版検出センサ90及び排出センサ92は、コントロ
ーラ74に接続されている。
【0044】版検出センサ90は、小テーブル22Bに
形成されている貫通孔内に設けられており、ストッパ7
6によって停止された印刷版12の幅方向の端部を検出
するようになっている。コントローラ74は、版検出セ
ンサ90によって印刷版12が所定の位置に停止してい
るか否かを検出する。
【0045】また、排出センサ92は、載置テーブル2
2上から排出口18Bへ向けて搬送される印刷版12の
通過を検出するようになっている。コントローラ74
は、印刷版12を排出するときに排出センサ92が印刷
版12の検出状態から非検出状態となることにより、排
出口18Bからの印刷版12が排出されたと判断するよ
うになっている。
【0046】なお、図5に示されるように、載置テーブ
ル22の上方の挿入口18A近傍には、複数のキャスタ
94が設けられており、挿入口18Aから送り込まれた
印刷版12は、キャスタ94によって搬送ベルト58へ
向けて押えられることにより搬送ベルト58の搬送力が
確実に伝達されるようになっている。また、排出口18
B側のシャフト36の上方には、バックアップローラ9
6が設けられており、印刷版12は、バックアップロー
ラ96とプーリ56(搬送ベルト58)との間で挟持さ
れることにより搬送力が付与されて、確実に排出口18
Bから送り出される。
【0047】図3及び図7に示されるように、版曲げ装
置10には、印刷版載置部20に隣接して版曲げ部10
0、102が設けられている。版曲げ部100は、載置
テーブル22上に載置された印刷版12の天側の端部に
対向されており、版曲げ部102は、印刷版12の地側
の端部に対向されている。
【0048】版曲げ部100、102には、載置テーブ
ル22に隣接して、アンビル104、106が設けられ
ている。アンビル104、106は、それぞれの上面が
載置テーブル22の上面と同一面となるように取付けら
れている。載置テーブル22上に載置された印刷版12
は、天側がアンビル104上に載置され、地側がアンビ
ル106上に載置される。また、図3、図15及び図1
6に示されるように、アンビル104、106には、版
曲げ装置10の幅方向に沿った両側に、印刷版12の搬
送時のガイドの役目を有している補助板105A、10
5B、107A、107Bが取付けられている。。
【0049】図3に示されるように、版曲げ部102に
は、印刷版12の地側の端面に対向するストッパ108
が設けられており、版曲げ部100には、印刷版12の
天側の端面に対向してプッシャ110が設けられてい
る。載置テーブル22上に載置された印刷版12は、プ
ッシャ110によってストッパ108へ向けて押圧され
ることにより天地方向に沿った仮位置決めがなされる。
【0050】図8に示されるように、ストッパ108
は、フレーム30の所定の位置に固定(図示省略)され
たブラケット112にエアシリンダ114が取付けられ
ている。また、ブラケット112にはエアシリンダ11
4に隣接してシャフト受け116が取付けられている。
シャフト受け116には、ガイドシャフト118の一端
が固定されている。このガイドシャフト118とエアシ
リンダ114の駆動軸114Aとは、互いに平行に版曲
げ装置10の長手方向に沿った外方(天地方向の地側)
へ向けられている(図3参照)。
【0051】エアシリンダ114には、駆動軸114A
の先端に矩形形状のピース板120が連結されている。
このピース板120には、スベリ軸受け(以下「ブッシ
ュ」と言う)122が取付けられており、このブッシュ
122にガイドシャフト118の先端が摺動可能に挿通
されている。
【0052】このピース板120には、垂直に配置され
た支持ポスト124の下端部が取付けられている。この
支持ポスト120の上端には、ピンローラ126が回転
自在に取付けられている。
【0053】図3に示されるように、通常、ストッパ1
08は、エアシリンダ114の駆動軸114Aが伸長さ
れており、これによって、ピンローラ126が、アンビ
ル106から離間されている。この状態で、エアシリン
ダ114の駆動軸114Aが収縮されることにより、ピ
ンローラ126が、印刷版12の地側の端面に対向する
所定の位置まで移動される。
【0054】一方、図9に示されるように、プッシャ1
10は、ブラケット112にエアシリンダ128が取付
けられている。また、ピース板120に取付けられてい
る支持ポスト124の上端には、L字状のベース130
を介して、矩形形状のブロック132が取付けられてい
る。このブロック132には、一対のピン134がスラ
イド可能に挿通されている。ブロック132からエアシ
リンダ128側に突出しているピン134の先端には、
L字状のローラブラケット136を介してピンローラ1
26が回転可能に取付けられている。また、ブロック1
32からローラブラケット136と反対側に突出されて
いるピン134の先端には、板ばね138の端部が当接
されている。この板ばね138のピン134と反対側の
端部は、ブラケット130に固定されており、これによ
って、ピン134を介してピンローラ126が印刷版1
2の天地方向の地側(矢印D方向)へ向けて付勢されて
いる。
【0055】図3に示されるように、プッシャ110
は、通常、エアシリンダ128の駆動軸128Aが伸長
され、ピンローラ126がアンビル104から離間され
ている。この状態で、ストッパ108(エアシリンダ1
14)の動作に合わせて、エアシリンダ128の駆動軸
128Aが収縮されることにより、ピンローラ126
が、アンビル104上に載置されている印刷版12の地
側へ向け手移動し、印刷版12の天側の端面を押圧す
る。これにより、印刷版12は、天地方向の地側へ向け
て押圧されてストッパ108のピンローラ126へ当接
することにより、印刷版載置部20での天地方向の位置
決めがなされる。
【0056】プッシャ110のピンローラ126は、印
刷版12の地側の端面がストッパ108のピンローラ1
26に当接すると、板ばね138の付勢力に抗して移動
され、プッシャ110のピンローラ126とストッパ1
08のピンローラ126との間で印刷版12に必要以上
に大きな力を加えて歪み等を生じさせてしまうのを防止
できるようにしている。なお、本実施の形態では、プッ
シャ110が印刷版12を押圧するときの押圧力が80
0gf程度となるように、板ばね138のばね力(付勢
力)を調節している。
【0057】図8に示されるように、ストッパ108の
支持ポスト124には、L字状のブラケット140を介
してファイバセンサ142が取付けられている。このフ
ァイバセンサ142は、印刷版12の地側に形成される
切欠14Bの検出用となっており、ストッパ108のピ
ンローラ126に印刷版12の地側の端面が当接したと
きに、印刷版12の切欠14Bの下方に位置するように
取付けられている。図17に示されるように、ファイバ
センサ142はコントローラ74に接続されており、コ
ントローラ74は、印刷版12の天地方向に沿って位置
決めしたときに、ファイバセンサ142によって印刷版
12の切欠14Bの有無を検出し、切欠14Bの有無か
ら、印刷版12がカラー印刷用であるか否かを判断して
いる。
【0058】天地方向に沿った位置決めがなされた印刷
版12は、天側及び地側の先端部がそれぞれアンビル1
04、106から突出するようになっている。
【0059】図3に示されるように、版曲げ部100、
102には、アンビル104、106の下方にレジスタ
ピン144、146が設けられている。レジスタピン1
44は、幅方向に沿って凡その位置決めがなされている
印刷版12の切欠14Aに対向するように設けられてお
り、また、レジスタピン146は、印刷版12の丸孔1
4Cに対向するように設けられている。
【0060】図10(A)及び図10(B)には、印刷
版12の天側の切欠14Aに対向するレジスタピン14
4が示されている。レジスタピン144のベース148
には、長尺矩形状の支持プレート150が、長手方向を
上下方向(紙面上下方向)に向けられて取付けられてい
る。支持プレート150には、上端部及び下端部にブロ
ック152が取付けられている。それぞれのブロック1
52には、軸受け154が同軸的に配置されており、こ
れらの軸受け154に、シャフト156が軸線方向に沿
って移動可能に挿通されている。
【0061】また、下方のブロック152には、L字状
のブラケット158を介してエアシリンダ160が取付
けられている。エアシリンダ160は、駆動軸160A
がシャフト156と平行に下方へ向けられており、この
駆動軸160Aの先端とシャフト156の下端とが連結
部材162によって連結されている。これにより、エア
シリンダ160の駆動軸160Aが伸縮することによ
り、シャフト156が軸線方向に沿って上下に移動する
ようになっている。なお、図10(B)では、エアシリ
ンダ160の図示を省略している。
【0062】シャフト156の上端には、テーパ状のピ
ン部164が形成されている。このピン部164は、先
端が針状に形成されて下方へ向けて徐々に拡径されてい
る。このピン部164の下端の基部166は、外径が切
欠14Aの幅寸法(印刷版12の幅方向に沿った寸法)
と一致されている。
【0063】図3に示されるように、レジスタピン14
4のベース148は、位置決めピース148A、148
Bによって版曲げ部100の所定の位置に正確に位置決
めされて固定されており、これによって、ピン部164
の先端が、幅方向に沿って凡その位置決めがなされた印
刷版12の切欠14Aの下方に位置される。この状態で
エアシリンダ160の駆動軸160Aを収縮させること
によりシャフト156が上方へ移動して、先端のピン部
164が切欠14A内に挿入される。
【0064】印刷版12は、ピン部164の挿入に応じ
て幅方向に相対移動され、基部166が切欠14Aへ入
り込むことによりピン部164の軸心と切欠14Aの幅
方向に沿った中心位置が一致される。これによって、印
刷版12の天側の幅方向に沿った位置決めがなされる。
【0065】なお、レジスタピン144には、シャフト
156の上端部に切欠部156Aが形成されている。図
10(B)に示されるように、切欠部156Aは、シャ
フト156を上方へ移動させたときに、シャフト156
がアンビル104の先端(載置テーブル22と反対方向
側の端部)と干渉するのを防止している。
【0066】図11(A)及び図11(B)には、印刷
版12の地側に穿設されている丸孔14Cに対向するレ
ジスタピン146が示されている。レジスタピン146
は、ベース148に取付けられている支持プレート15
0の下端部に軸受け154が設けられているブロック1
52が取付けられている。また、支持プレート150の
上端部には、矩形形状のブロック168が取付けられて
いる。
【0067】ブロック152には、ブラケット158を
介してエアシリンダ170が取付けられている。エアシ
リンダ170の駆動軸170Aの先端とシャフト156
の下端とは、連結部材162によって連結されており、
エアシリンダ170の駆動によってシャフト156が軸
線方向に沿って上下に移動される。
【0068】レジスタピン146のシャフト156は、
上部が円筒状の鞘管172に挿入されている。この鞘管
172は、ブロック168にブロック152の軸受け1
54と同軸的に配置された軸受け174に挿通されてい
る。また、鞘管172には、下端部内にブッシュ176
が設けられており、このブッシュ176にシャフト15
6の中間部が挿通されている。これによって、シャフト
156と鞘管172とが、軸線方向に沿って上下移動可
能となっていると共にシャフト156と鞘管172が相
対移動可能となっている。
【0069】また、鞘管172には、軸線方向に沿った
中間部に長孔172Aが対で形成されている。この長孔
172A内には、シャフト156を貫通して取り付けら
れているピン178Aが挿入配置されている。これによ
り、シャフト156が鞘管172に対しての相対移動範
囲が規制されている。
【0070】鞘管172の下端部には、フランジ部17
2Bが形成されており、このフランジ部172Bが軸受
け174の下端部に当接することにより、鞘管172の
上方移動が阻止される。
【0071】シャフト156は、鞘管172に挿入され
ている上部に縮径部178B、178Cが形成され、段
階的に縮径されている。また、鞘管172の上端部に
は、シャフト156の縮径部178Cの外径にあわせて
縮径された絞り部172Cが形成されている。シャフト
156の縮径部172Cは、この絞り部172Cと絞り
部172Cの上部に配置されているブッシュ180に挿
通されている。
【0072】鞘管172の内部には、圧縮コイルばね1
82が配置されており、この圧縮コイルばね182の付
勢力によってシャフト156が鞘管172に対して下方
へ向けて相対的に付勢されている。すなわち、鞘管17
2は、圧縮コイルばね182の付勢力によってシャフト
156に対して上方側へ向けて付勢されている。
【0073】また、シャフト156の縮径部178Cの
上端には、テーパ状のピン部184が設けられている。
このピン部184は、先端が針状に形成されて下方へ向
けて徐々に拡径されており、下端の基部186は、外径
寸法が印刷版12に穿設される丸孔14Cの内径寸法に
合わせられている。
【0074】なお、レジスタピン146は、ベース14
8を位置決めピース148A、148Bによって版曲げ
部102の所定の位置に正確に位置決めされて固定され
ており、これによって、ピン部184の先端は、幅方向
及び天地方向に沿って凡その位置決めが施された印刷版
12の丸孔14Cに対向するようになっている。
【0075】レジスタピン146は、エアシリンダ17
0の駆動軸170Aを伸長させている状態では、シャフ
ト156及び鞘管172が下方へ移動され、シャフト1
56が圧縮コイルばね182から受ける付勢力によって
ピン部184が鞘管172内に収容されている。この状
態からエアシリンダ170の駆動軸170Aを収縮させ
ることによりシャフト156と共に鞘管172が上方へ
移動するが、フランジ部172Bが軸受け174の下端
に当接することにより鞘管172の上方移動が停止され
ると、シャフト156のみが圧縮コイルばね182の付
勢力に抗して上方へ移動する。これによって、ピン部1
84が鞘管172の上端から突出して、印刷版12の丸
孔14C内へ挿入される。
【0076】ピン部184が上方へ突出した状態で、エ
アシリンダ170の駆動軸170Aを伸長することによ
り、圧縮コイルばね182の付勢力によって鞘管172
が上方に位置した状態で、先ず、ピン部184がシャフ
ト156によって下方移動して、ピン部184が鞘管1
72に収容される。この後、ピン178Aが鞘管172
の長孔172Aの下端に当接すると、シャフト156と
一体に鞘管172が下方移動する。すなわち、レジスタ
ピン146は、ピン部184が下降してから、遅れて鞘
管172が下降するようになっている。
【0077】印刷版12は、丸孔14C内へピン部18
4から基部186が挿入されることにより、ピン部18
4の軸心と丸孔14Cの軸心とが一致するように相対移
動され、これによって天地方向に沿った位置決め及び地
側の幅方向に沿った位置決めがなされる。
【0078】この印刷版12の丸孔14Cからレジスタ
ピン146のピン部184を引き抜くときには、ピン部
184が先に下降して、次に鞘管172が下降する。こ
れにより、ピン部184が丸孔14Cから引き抜かれる
ときに、鞘管172の先端が丸孔14Cの周縁に当接し
て押さえるので、丸孔14Cの周縁がピン部184と共
に下方に移動して損傷(擦る等して曲げる)してしまう
のを確実に防止することができるようになっている。
【0079】図11(A)及び図11(B)に示される
ように、レジスタピン146には、鞘管172の上端部
に切欠部172Dが形成されている。この切欠部172
Dは、鞘管172の上端部に設けられているブッシュ1
80にも達している。図11(B)に示されるように、
切欠部172Dは、鞘管172がアンビル106と干渉
するのを防止している。
【0080】印刷版12は、レジスタピン144、14
6によって天地方向の天側及び地側のそれぞれの幅方向
に沿った位置決め及び天地方向に沿った位置決めがなさ
れることにより、印刷版載置部20、すなわち、版曲げ
部100、102に対して位置決めされる。
【0081】図3に示されるように、小テーブル22A
〜22B及びアンビル104、106の上面には、矩形
形状に吸着溝188(188A〜188E)が刻設され
ている。これらの吸着溝188A〜188Eに連結され
ているノズル190(190A〜190E)には、負圧
が供給されるようになっている。天地方向及び幅方向に
沿って位置決めされた印刷版12は、ノズル190A〜
190Eを介して吸着溝188A〜188Eに供給され
る負圧によって吸引されて、小テーブル22A〜22B
及びアンビル104、106上に保持される。
【0082】一方、図7に示されるように、載置テーブ
ル22の下方には、フレーム30に固定されたベース1
92にブラケット194を介してエアシリンダ196、
198が取付けられている。エアシリンダ196、19
8は、駆動軸196A、198Aがそれぞれ版曲げ装置
10の長手方向に沿って版曲げ部100、102の下方
へ向けられており、駆動軸196A、198Aと反対側
の端部がブラケット194に軸支されている。
【0083】エアシリンダ196、198の駆動軸19
6A、198Aの先端には、連結バー202が取り付け
られている。この連結バー202は、長手方向が版曲げ
装置10の幅方向(図7の紙面表裏方向)に沿って設け
られており、長手方向に沿った中間部には、ブラケット
200が取り付けられている。このブラケット200
は、エアシリンダ196、198の駆動軸196A、1
98Aの先端に軸支されている。
【0084】連結バー202には、長手方向の両端部に
略L字形状のアーム204、206が対で取付けられて
いる(図7、図12及び図13では、紙面手前側の図示
を省略)。なお、アーム204、206は、同一形状に
取付けられている向きのみが異なっている。
【0085】アーム204、206は、屈曲された先端
部がそれぞれアンビル104、106の上方へ向けられ
ている。また、アーム204、206のそれぞれの先端
部には、アンビル104、106との間で、印刷版12
の天側及び地側の端部を挟むクランプ部208、210
が掛け渡されて設けられている。
【0086】アーム204、206は、それぞれの屈曲
部にシャフト212に同軸的に配置されて回転自在に連
結されている。図3に示されるように、シャフト212
は、それぞれアーム204、206から版曲げ装置10
の幅方向の外方へ向けて突設されて、ブラケット214
を介して版曲げ部100、102のベース板100A、
102A上の所定の位置に固定されている。これによ
り、アーム204、206は、エアシリンダ196、1
98の駆動によってそれぞれシャフト212を軸に回動
するようになっている。
【0087】図7に二点鎖線で示されるように、クラン
プ部208、210は、エアシリンダ196、198の
駆動軸196A、196Bが収縮している通常状態で
は、アンビル104、106の上面から退避した状態と
なっているが、エアシリンダ196、198の駆動軸1
96A、198Aが伸長することにより、それぞれアン
ビル104、106の上面へ向けて回動し、アンビル1
04、106上の印刷版12をアンビル104、106
へ向けて押し付けるようになっている。
【0088】図3、図7及び図12に示されるように、
地側の版曲げ部102に設けられているクランプ部21
0は、アーム206の間に掛け渡されたブロック216
が設けられている。図12に示されるように、このブロ
ック216には、アンビル106側の面(図12の紙面
下方側の面)に板状の版押え218が取付けられてい
る。この版押え218は、アンビル106上の印刷版1
2に当接して均一に押圧して印刷版12を押さえるよう
になっている。
【0089】また、図3、図7及び図12に示されるよ
うに、クランプ部210には、 ブロック216に隣接し
て回動ブロック220が配置されている。回動ブロック
220には、長手方向の両端部にギヤ222が取付けら
れており、アーム206から突設されたシャフト224
を中心に回動ブロック220がギヤ222と一体に回動
可能に支持されている。
【0090】図12に示されるように、回動ブロック2
20の下方側には、曲げ板226が取付けられており、
この曲げ板226が、アンビル106の先端から突出し
た印刷版12の地側の先端部に当接するようになってい
る。曲げ板226は、回動ブロック220がシャフト2
24を軸に矢印C方向へ回動することにより、アンビル
106の先端を中心に回動して回動する(図12に二点
鎖線で示す)。これによって、アンビル106から突出
している印刷版12の地側の端部が、アンビル106の
先端に巻き付けるように折り曲げられる。
【0091】一方、図3、図7及び図12に示されるよ
うに、一対のアーム206には、所定の位置にギア22
8が設けられている。ギア228は、アーム206から
互いに同軸的となるように突設されたシャフト230に
回転自在に取付けられており、それぞれが回動ブロック
220のギア222に噛合されている。
【0092】また、一対のアーム206のそれぞれに
は、エアシリンダ232が配置されている。エアシリン
ダ232は、駆動軸232Aと反対側の端部が下方へ向
けられてアーム206に回動可能に連結されている。エ
アシリンダ232の駆動軸232Aの先端には、レバー
234が回動自在に連結されている。レバー234は、
ギア228に連結されており、ギア228と一体でシャ
フト230を中心に回動するようになっている。
【0093】これにより、一対のアーム206に設けら
れているエアシリンダ232が駆動軸232Aを伸長す
ることにより、ギア228がシャフト230を中心に回
動し、この回転力をギア222に伝達する。ギヤ222
は、ギア228から伝達される回転力によって、回動ブ
ロック220と共に矢印C方向へ回転して、印刷版12
の地側の端部を所定の形状に折り曲げるようになってい
る。
【0094】一方、図3、図7及び図13に示されるよ
うに、天側の版曲げ部100に設けられているクランプ
部208は、アーム204の間に掛け渡されたブロック
236と回動ブロック238を備えている。図13に示
されるように、ブロック236には、アンビル104側
の面(図13の紙面下方側の面)に版押え240が取付
けられており、回動ブロック238には曲げ板242が
取付けられている。アンビル104上の印刷版12は、
版押え240と曲げ板242によって押えつけられる。
また、印刷版12は、シャフト224を中心にギア22
2と一体で回動ブロック238が矢印E方向へ回動(図
13に二点鎖線で示す)することにより、アンビル10
4の先端を中心に先端に巻き付けられるように折り曲げ
られる。
【0095】版曲げ部100のアーム204には、エア
シリンダ244が取付けられており、このエアシリンダ
244の駆動軸244Aの先端が、シャフト230を介
して軸支されているギア228に連結されている。これ
により、エアシリンダ244が駆動軸244Aを伸長す
ると、ギア228及びギア222がそれぞれ回動され、
回動ブロック238が矢印E方向へ回動される。
【0096】なお、図13及び図12に示されるよう
に、アーム204、206の上端部には、レバー234
に対向するストッパ246、248が設けられている。
これらのストッパ246、248によってエアシリンダ
232、244の駆動軸232A、244Aの伸長量、
すなわち、曲げ板226、242の回転位置である印刷
版12の曲げ角度が調整されるようになっている。
【0097】図12に示されるように、版押え218の
所定の位置には、エアーノズル250が取付けられてい
る。図14に示されるように、このエアノズル250
は、版押え218がアンビル106の上面から離間して
いる状態で、アンビル106に位置決めされる印刷版1
2の地側の丸孔14C、すなわち、レジスタピン146
の先端のピン部184の上昇位置に対向している。この
エアノズル250から吹き出されるエアーによって印刷
版12の丸孔14Cの周縁部が下方へ押し下げられ、ピ
ン部184が挿入されたときに、浮きが生じるのを防止
されている。
【0098】なお、図示は省略しているが、クランプ部
208のブロック236には、印刷版12の切欠14A
の周縁に対向してエアノズル250が設けられており、
切欠14Aへピン部164が挿入されるときに、印刷版
12の切欠14A近傍に浮きが生じるのを防止してい
る。
【0099】ところで、図2(A)及び図2(B)に示
されるように、版曲げ装置10では、印刷版12の地側
に角度θ0 の曲げ部12Cを形成すると共に、天側に角
度φ 0 の曲げ部12A及び角度ωの曲げ部12Bを形成
するために、印刷版12の地側を角度θ(θ<θ0 )の
曲げを形成すると共に、印刷版12の天側に角度φ(φ
<φ0 )及び角度ωの曲げを形成するようにしている。
【0100】図12に示されるように、印刷版12の地
側の端部に対向するアンビル106の先端は、下側面1
06Aが上面との間で所定の角度θ又は角度θより僅か
に小さい角度を成すように傾斜されている。曲げ板22
6が、このアンビル106の先端の下側面106Aに当
接するように回動されることにより、印刷版12に角度
θの曲げが形成される。この角度θは、曲げ板226を
戻して印刷版12を曲げるための押圧力を解除したとき
に、印刷版12の支持体に生じるスプリングバック等に
よって曲げが戻ったときに、角度θ0 の曲げが残るよう
に設定されている。
【0101】なお、本実施の形態では、一例として印刷
版12の地側の端部に角度θ0 が約40°の曲げを形成
するために、アンビル106と押え板226とによって
曲げる角度θを約34°としている。この角度θは、θ
=θ0 −(5°〜10°)の範囲で設定することができ
る。
【0102】一方、図13に示されるように、印刷版1
2の天側の端部に対向するアンビル104の先端部に
は、傾斜面104Aが形成されている。この傾斜面10
4Aは、アンビル104の上面(水平面)に対して角度
ωとなるように屈曲されて傾斜されている。また、アン
ビル104の先端は、下側面104Bが傾斜面104A
との間で角度φ又は角度φより僅かに小さい角度を成す
ように傾斜されている。
【0103】クランプ部208のブロック236に設け
られている版押え240は、アンビル104の水平な上
面から傾斜面104Aに跨って対向されており、印刷版
12が版押え240によってアンビル104へ押えつけ
られることにより、角度ωとなるように屈曲されて曲げ
部12Bが形成される。
【0104】また、ブロック236には、アンビル10
4の水平な上面に対向して版押え補助252が設けられ
ている。この版押え補助252は、アンビル104側の
面が開放された箱体形状のブラケット254内に収容さ
れている。このブラケット254内には、圧縮コイルば
ね256が設けられており、この圧縮コイルばね256
の付勢力によって版押え補助252がアンビル104の
上面に向けて付勢されている。
【0105】版押え補助252は、版押え240がアン
ビル104上の印刷版12に当接して曲げ部12Bを形
成するとき、及び曲げ板242によって曲げ部12Aを
形成するときに、圧縮コイルばね256の付勢力によっ
て印刷版12の地側を押圧する。これによって、印刷版
12の天側に、曲げ部12A、12Bを形成するとき
に、印刷版12の曲げ部12Bより天地方向の地側に浮
きが生じるのを防止している。
【0106】印刷版12は、曲げ板242がアンビル1
04の先端の下側面104Bに当接するように回動され
ることにより、角度φに曲げられた曲げ部12Aが形成
される。このときの角度φは、曲げ板242を戻したと
きに印刷版12に角度φ0 の曲げが残るように設定され
ている。なお、本実施の形態では、一例として印刷版1
2の天側に角度φ0 が約50°の曲げを形成するため
に、アンビル104と押え板242とによって曲げる角
度φを43°としている。この角度φもφ=φ0−(5
°〜10°)の範囲で設定することができる。
【0107】図12及び図15に示されるように、アン
ビル106は、版曲げ装置10の幅方向に沿った両端に
一対の脚258が取付けられている。この一対の脚25
8のそれぞれには、シャフト260が同軸的に突設され
ている。シャフト260は、それぞれベース板102A
に取付けられたブラケット262内の軸受け264へ挿
入されて回転自在に支持されている。
【0108】一対の脚258のそれぞれには、レバー2
66が固定されている。それぞれのレバー266の脚2
58から版曲げ装置10の長手方向の内方側に突設され
た先端部には、エアシリンダ268の駆動軸268Aの
先端がブラケット270を介して連結されている。この
エアシリンダ268は、ブラケット272を介してベー
ス板102Aに取付けられている。
【0109】一方、図13及び図16に示されるよう
に、アンビル104もアンビル106と同様に、一対の
脚258がブラケット262の軸受け264に挿入され
たシャフト260を介して軸支されている。この一対の
脚258は、それぞれレバー266を介してエアシリン
ダ274の駆動軸274Aに連結されている。エアシリ
ンダ274は、それぞれブラケット272を介して版曲
げ部100のベース板100Aの所定の位置に取付けら
れている。
【0110】図7に示されるように、通常、エアシリン
ダ268、274は、駆動軸268A、274Aを伸長
させており、これによって、アンビル104、106
は、それぞれ上面が載置テーブル22と同一平面となる
ように保持されている。ここで、エアシリンダ268、
274の駆動軸268A、274Aをそれぞれ収縮させ
ることにより、レバー266と一体に脚258がシャフ
ト260を中心に矢印F方向、矢印G方向へ回動され
る。これによって、アンビル104、106は、印刷版
12の天地方向にアンビル104、106の先端の間隔
を狭めるように揺動される。
【0111】印刷版12の曲げ部12A、12Bとアン
ビル104、106の間には、スプリングバックによっ
て僅かに隙間が生じており版曲げの終了した印刷版12
をアンビル104、106から確実に分離できる。
【0112】図17に示されるように、制御部72に設
けられているコントローラ74には、負圧を発生するエ
ジェクタ276と共に、エジェクタ276ないし外部か
ら供給される正圧を調整する圧力調整部278が接続さ
れている。
【0113】図18に示されるように、エジェクタ27
6には、吸着溝188A〜188E(図3参照)に設け
られているノズル190A〜190Eが連結されてい
る。これによって、コントローラ74からの信号によっ
て吸着溝188A〜188Eに負圧が供給される。
【0114】また、圧力調整部278には、電磁弁28
0(280A〜280L)が連結されており、これらの
電磁弁280A〜280Lを介して版曲げ装置10内の
各エアシリンダ及びエアノズル250が連結されてい
る。図17に示されるように、コントローラ74には、
電磁弁280A〜280Lのそれぞれが接続されてお
り、コントローラ74は、電磁弁280A〜280Lを
制御することにより版曲げ装置10内に設けられている
各エアシリンダの作動及びエアノズル250からのエア
の吹出しを制御している。
【0115】また、コントローラ74には、運転/停止
スイッチ282、緊急停止スイッチ284、 運転表示灯
286及びインターロック機構288等が接続されてい
る。図1に示されるように、運転/ 停止スイッチ28
2、緊急停止スイッチ284及び運転表示灯286は、
ケーシング16の上面に設けられており、運転/停止ス
イッチ282の操作によって、版曲げ装置10の運転及
び停止が行われ、運転中状態に応じて運転表示灯286
が点灯ないし点滅される。
【0116】インターロック機構288は、ケーシング
16の内部を開放する扉16A等に連動されており、何
れかの扉16Aが完全に閉止されていないときには、版
曲げ装置10の運転が開始されないようにしている。ま
た、版曲げ装置10は、 緊急停止スイッチ284が操作
されることにより、 印刷版12の処理中であっても運転
が停止するようになっている。
【0117】以下に、図19乃至図23のフローチャー
トを参照しながら本実施の形態の作用を説明する。
【0118】図19のフローチャートは、本実施の形態
に適用した版曲げ装置10の作動の概略を示している。
このフローチャートは、運転/停止スイッチ282の操
作によって運転が開始(電源がオン)されると実行さ
れ、最初のステップ300で初期設定を行う。この初期
設定では、各エアシリンダを通常の位置である待機位置
に移動させる。
【0119】この後、版曲げ装置10では、印刷版12
の受取り及び仮位置決め(ステップ302)、印刷版1
2の本位置決め(ステップ304)、印刷版12への版
曲げ処理(ステップ306)を順に行った後、版曲げ処
理の終了した印刷版12を排出するようになっている
(ステップ308)。
【0120】図20には、印刷版12の受取り及び仮位
置決めの一例を示している。このフローチャートでは、
最初のステップ310で、挿入センサ70が挿入口18
Aから印刷版12が挿入されたことを検出したか否かを
判断し、挿入センサ70が印刷版12の挿入を検出する
まで待機する。なお、この待機状態で運転/ 停止スイッ
チ282が操作されると運転を終了する。
【0121】ここで、挿入センサ70が挿入口18Aか
ら挿入された印刷版12を検出すると(ステップ310
で肯定判定)、ステップ312へ移行して搬送モータ4
4を駆動する。このときの搬送モータ44は、版曲げ装
置10の上流側に配置されている処理装置(例えば印刷
版12の乾燥装置)での印刷版12の搬送速度(排出速
度)にあわせて低速で搬送ベルト58が駆動されるよう
に、低速駆動を行う。これによって、版曲げ装置10の
挿入口18Aから挿入された印刷版12は、上流側の処
理装置による搬送速度に合わせて搬送されて引き入れら
れる。
【0122】これと共に、ステップ314では、エアシ
リンダ86を駆動(オン)して、小テーブル22A、2
2C上にストッパ76のストッパピン88を突出させ
る。
【0123】次にステップ316では、挿入センサ70
が印刷版12の後端の通過を検出したか否かを判断す
る。すなわち、このステップでは、印刷版12が挿入口
18A内に挿入されたか否かを判断している。
【0124】ここで、挿入センサ70が印刷版12の検
出状態から非検出状態に移行すると、印刷版12が完全
に挿入口18A内に挿入されたと判断(ステップ316
で肯定判定)して、ステップ318へ移行し、搬送モー
タ44の駆動速度を速くする。これによって、搬送ベル
ト58に載置されているいる印刷版12が高速(例えば
20m/sec )でストッパピン88へ向けて移動する。
【0125】これと共にステップ320では、挿入搬送
タイマをリセット/スタートさせて、ステップ322で
は、挿入搬送タイマによる計測時間が所定時間に達した
か否かを判断する。この計測時間は、高速で搬送される
印刷版12の先端がストッパピン88に接近する時間が
設定されており、この時間に達するとステップ322で
肯定判定されて、ステップ324へ移行し、搬送モータ
44の駆動速度を下げる。これによって、印刷版12が
緩やかに搬送されて(例えば搬送速度が2.5m/sec
)ストッパピン88へ当接し、印刷版12を損傷させ
ることなく迅速に所定の位置まで搬送することができ
る。
【0126】次のステップ326では、版検出センサ9
0が印刷版12を検出したか否かが判断される。版検出
センサ90は、ストッパピン88に当接した印刷版12
の幅方向の端部を検出するようになっている。版検出セ
ンサ90が印刷版12を検出すると(ステップ326で
肯定判定)、印刷版12が載置テーブル22上の所定の
位置に達して停止したと判断する。これによって、印刷
版12は、載置テーブル22上への印刷版12の幅方向
に沿った仮位置決めがなされた状態となる。
【0127】このようにして、印刷版12の幅方向に沿
った仮位置決めがなされると、次のステップ328で
は、版曲げ部102のストッパ108を作動(エアシリ
ンダ114をオン)させてピンローラ126を所定の位
置まで移動させる。これと共に、ステップ330では、
版曲げ部100に設けているプッシャ110を作動(エ
アシリンダ128をオン)させる。
【0128】これにより、ストッパ108のピンローラ
126が所定の位置まで移動し、プッシャ110のピン
ローラ126が印刷版12を版曲げ部102側(天地方
向の地側)へ押圧する。プッシャ110によって押圧さ
れる印刷版12は、搬送ベルト58によってストッパピ
ン88へ押し付けられながら移動するので横ずれが生じ
ることなく、天地方向の地側へ向けて移動される。
【0129】印刷版12は、プッシャ110によって天
地方向の天側の端部を地側へ向けて押されて、版曲げ部
102の所定の位置に移動されているストッパ108に
地側の端部が当接して停止することにより、天地方向に
沿った凡その位置決めがなされる。
【0130】このとき、プッシャ110は、印刷版12
の地側の端部がストッパ108のピンローラ126に当
接して停止すると、板ばね138の付勢力に抗してピン
ローラ126が移動するので、ストッパ108のピンロ
ーラ126とプッシャ110のピンローラ126の間で
印刷版12を必要以上に大きな力で挟んでしまうことが
ないので、大きな力で挟んでしまうことによる印刷版1
2の歪みの発生を確実に防止することができる。
【0131】このように、本実施の形態に適用した版曲
げ装置10では、ピンローラ126等の押圧手段を板ば
ね138等の付勢手段によって付勢する簡単な構成で、
確実にかつ短時間で印刷版12を移動させることができ
る。
【0132】ステップ322では、印刷版12の仮位置
決めが終了したか否かを判断している。印刷版12の仮
位置決めが終了したか否かの判断は、例えば、エアシリ
ンダ128が駆動を開始してからの経過時間から判断す
ることができる。
【0133】印刷版12の仮位置決めが終了すると(ス
テップ332で肯定判定)、ステップ334へ移行し、
搬送モータ44を停止する。これによって、搬送ベルト
58の駆動が停止される。
【0134】この後、ステップ336では、エアシリン
ダ50の駆動軸を収縮させ、シャフト36と共に搬送ベ
ルト58が巻き掛けられているプーリ56を下降させ
る。これによって、搬送ベルト58は、プーリ56側が
下降し、搬送ベルト58によって支持されていて印刷版
12は、載置テーブル22(小テーブル22A〜22
C)に載置される。これによって、印刷版12の天地方
向の端部は、それぞれ版曲げ部100、102のアンビ
ル104、106上に載置される。
【0135】このように、版曲げ装置10では、搬送ベ
ルト58が巻き掛けられている一方のプーリ56を、エ
アシリンダ50の駆動によって下降させる簡単な構成に
よって、複数本の搬送ベルト58に跨って支持されてい
る印刷版12を簡単に載置テーブル22へ受け渡して載
置することができる。なお、本実施の形態では、シャフ
ト36を下降させるようにしているが、シャフト34を
下降させる構成であっても良い。
【0136】また、プーリ54、56に巻き掛けられて
いる搬送ベルト58を取り外すときには、ブラケット5
2からシャフト36を取り外すと共に、脚38からシャ
フト34を取り外すだけで良く、ベルト交換等のメンテ
ナンスが極めて容易となっている。
【0137】このようにして、印刷版12の天地方向及
び幅方向に沿った凡その位置合わせがなされ、印刷版1
2を載置テーブル22及びアンビル104、106上に
載置すると、このフローチャートを終了する。
【0138】図19に示されるフローチャートでは、印
刷版12の受取り及び仮位置決めが終了すると、ステッ
プ304へ移行して、印刷版12の本位置決めを行う。
図21のフローチャートには、印刷版12の本位置決め
の一例を示している。
【0139】このフローチャートでは、最初のステップ
340で印刷版12が、カラー印刷用であるか単色(例
えば白黒)印刷用であるかを判断する。この判断は、ス
トッパ108に設けているファイバセンサ142が印刷
版12の地側に切欠14Bが形成されているか否かから
判断される。印刷版12に切欠14Bが形成されている
ときには、この印刷版12は、カラー印刷用であると判
断し(ステップ340で肯定判定)、ステップ342へ
移行し、本位置決めを開始する。
【0140】ステップ342では、印刷版12の本位置
決めに先立って、先ず、印刷版12の天側の端部に当接
しているプッシャ110のエアシリンダ128の駆動軸
128Aを伸長(オフ)させて、ピンローラ126によ
る印刷版12の押圧を解除して、ピンローラ126を待
機位置へ戻す。これと共に、ステップ344、346で
は、ストッパ108のエアシリンダ114の駆動軸11
4Aを伸長(オフ)させて、ピンローラ126を印刷版
12の地側の端部から離すと共に、ストッパ76のエア
シリンダ86の駆動軸86Aを収縮(オフ)させて、ス
トッパピン88を貫通孔78内に収容させて印刷版12
の幅方向の端部から離す。このように、印刷版12を押
圧しているプッシャ110のピンローラ126を先に印
刷版12から離すことにより、凡その位置決めがなされ
ている印刷版12がずれてしまうのを防止することがで
きる。
【0141】この後、ステップ348では、レジスタピ
ン144、146をそれぞれ上昇させると共に、ステッ
プ350では、エアノズル250から印刷版12の天側
の切欠14Aの周縁及び地側の丸孔14Cの周縁へ向け
てエアーを吹出して、印刷版12の本位置決めを行う。
【0142】この印刷版12の本位置決めは、版曲げ部
100、102に設けられているレジスタピン144、
146のエアシリンダ160、170を作動させて、ピ
ン部164、184をそれぞれ印刷版12の天側に形成
されている切欠14Aと地側に形成されている丸孔14
Cへ向けて上昇させる。印刷版12は、凡その位置決め
がなされているため、印刷版12の切欠14A及び丸孔
14Cは、レジスタピン144、146のピン部16
4、184に対向されており、このピン部164、18
4がエアシリンダ160、170の駆動によって上昇す
ることにより、確実に切欠14Aと丸孔14Cへそれぞ
れ挿入される。
【0143】印刷版12の天側の端部は、徐々に拡径さ
れているレジスタピン146のピン部184から基部1
86が切欠14Aへ挿入されることにより、切欠14A
の幅方向に沿った中心位置とピン部184の軸心が一致
するように幅方向に沿って相対移動する。
【0144】また、印刷版12の地側の端部は、レジス
タピン144のピン部164から基部166が丸孔14
Cへ挿入されることにより、丸孔14Cの軸心とピン部
164の軸心が一致するように天地方向及び幅方向に相
対移動する。
【0145】このようにして、印刷版12を相対移動さ
せながらレジスタピン144、146のピン部164、
184から基部166、168がそれぞれ切欠14A及
び丸孔14Cへ入り込むことより、印刷版12は天地方
向及び幅方向に沿った正確な位置合わせが行われる。
【0146】一方、図14に示されるように、レジスタ
ピン146、144の上方には、クランプ部208、2
10がそれぞれ待機した状態となっており、クランプ部
208、210に設けられているエアノズル250がピ
ン部184、164の上昇位置に向けられている。な
お、図14では、版曲げ部102を示し、版曲げ部10
0側の図示を省略している。
【0147】印刷版12の位置決め時には、エアシリン
ダ160、170の駆動に合わせて、クランプ部20
8、210のエアノズル250から、印刷版12の切欠
14A周縁及び丸孔14Cの周縁にエアが吹き付けられ
る。このエアによって、印刷版12の切欠14A及び丸
孔14Cが下方へ押し付けられるので、ピン部164、
184の上昇によって印刷版12の切欠14A及び丸孔
14Cの周縁が持ち上げられてしまうのを確実に防止で
き、正確な位置決めを行うことができる。
【0148】また、レジスタピン144、146の双方
にテーパ状のピン部164、184を用いているため、
切欠14A及び丸孔14Cへ簡単にかつ確実に挿入可能
となっており、印刷版12を簡単にかつ正確に位置決め
できるようになっている。
【0149】すなわち、図24(A)及び図24(B)
に示されるように、レジスタピン144のピン部164
は、先端P1 が切欠14A内の何れかの位置にあれば、
このピン部164を上昇させることにより先端P1 を切
欠14A内へ挿入することができる。さらに、このピン
部164を上昇させることにより、切欠14Aの周縁が
ピン部164に押され、印刷版12の天側の端部は幅方
向に沿って移動される。これによって、基部166が切
欠き14A内に入り込んで、ピン部164の軸心と切欠
14Aの幅方向に沿った中心とを一致させる。
【0150】また、図24(C)及び図24(D)に示
されるように、レジスタピン146は、ピン部184の
先端P2 が印刷版12の地側の端部に形成されている丸
孔14C内の何れかの位置にあれば、このピン部184
を上昇させることにより、先端P2 を丸孔14Cへ挿入
することができる。さらに、ピン部184を上昇するこ
とにより、ピン部184が印刷版12の地側の端部を天
地方向及び幅方向に沿って移動させながら丸孔14C内
に入り込む。
【0151】これによって、印刷版12の天地方向及び
幅方向に沿って正確に位置決めすることができる。
【0152】従来、切欠14Aに対向して矩形ピンが用
いられていたが、矩形ピンは、切欠14A内に挿入した
ときに、切欠14Aの周縁と接触する面積が大きいため
に、相対移動させるときの摺動抵抗(摩擦抵抗)も大き
くなる。このために、印刷版12の天地方向に沿った位
置決めを行うときに大きな移動力を必要としていた。
【0153】これに対して、図24(B)に示されるよ
うに、切欠き14Aに対向されるピン部164及び基部
166は、平面形状が円であるため、基部186と切欠
14Aの周縁との接触は点となり、矩形状のピンを用い
た場合よりも接触、面積が極めて小さくてすみ、印刷版
12の天地方向に沿った移動が容易となる。
【0154】図21に示されるフローチャートのステッ
プ352では、印刷版12の本位置決めが完了したか否
かを判断しており、レジスタピン144、146のピン
部164、184がそれぞれ印刷版12の切欠14A及
び丸孔14Cへ挿入されると、このステップで肯定判定
される。
【0155】次に、ステップ354では、エジェクタ2
76を作動せて小テーブル22A〜22C及びアンビル
104、106に設けているノズル190A〜190E
に負圧を供給する。これによって印刷版12は、小テー
ブル22A〜22C及びアンビル104、106の上面
に形成されている吸着溝188A〜188Eに吸着され
て保持される。これと共にステップ256では、エアノ
ズル250へのエアの供給を解除する。
【0156】このようにして、印刷版12を載置テーブ
ル22及びアンビル104、106上に吸着して保持す
ると、ステップ358では、レジスタピン144、14
6を下降させて、ピン部164、184を印刷版12の
切欠14A及び丸孔14Cから引き抜く。
【0157】このとき、レジスタピン146は、エアシ
リンダ170が駆動軸170Aを伸長させることによ
り、シャフト156が下降する。このとき、圧縮コイル
ばね182によって鞘管172が上方へ向けて付勢され
ているので、鞘管172は下降せずに、シャフト156
の先端に設けられているピン部184のみが先ず下降す
る。これによって、レジスタピン146は、鞘管172
の上端を印刷版12の切欠14A周縁に当接させた状態
で、ピン部184を切欠14Aから引き抜くことにな
り、ピン部184の下方移動によって切欠14Aの周縁
が引き下げられて損傷してしまうのを確実に防止するこ
とができる。
【0158】レジスタピン146は、シャフト156の
ピン178Aが鞘管172の長孔172Aの下端に当接
することにより、鞘管172がシャフト156と一体で
下方移動して退避する。
【0159】一方、版曲げ装置10に挿入された印刷版
12が単色印刷用であったときには、ファイバセンサ1
42によって切欠14Bが検出されない。このときに
は、ステップ340で否定判定されて、ステップ360
へ移行する。
【0160】このステップ360では、前記したステッ
プ354と同様に印刷版12を載置テーブル22及びア
ンビル104、106上に吸着保持する。
【0161】すなわち、印刷版12がカラー印刷用であ
ったときには、印刷物に色ずれが生じるのを防止するた
めに、印刷版12を高精度に位置決めする必要があった
が、印刷版12が単色用であったときには、ストッパ7
6のストッパピン88、ストッパ108及びプッシャ1
10のピンローラ126による位置決めで、印刷版12
の位置決めを終了する。
【0162】この後、ステップ362から366では、
プッシャ110、ストッパ108のピンローラ126及
びストッパ76のストッパピン88を退避させる(エア
シリンダ114、128、86をそれぞれオフ)。な
お、印刷版12がカラー印刷用であったときには、プッ
シャ110を先に退避させた後、ストッパ108、76
を退避させたが、印刷版12が単色印刷用であったとき
には、ステップ360で既に印刷版12を吸着保持して
いるので、退避順序は、任意で良い。
【0163】図19に示されるフローチャートでは、印
刷版12の本位置決めが終了すると、ステップ306へ
移行して版曲げ処理を行う。図22のフローチャート
は、版曲げ処理の一例を示している。なお、一般に印刷
版12は地側が基準となっているため、版曲げ処理にお
いても、印刷版12の地側の処理を天側の処理よりも先
行して行っている。
【0164】版曲げ処理では、先ず、ステップ370、
372で、エアシリンダ196、198の駆動軸196
A、198Aを伸長(オン)することによりアーム20
4、206を回動させる。これによって、アーム20
4、206に設けられているクランプ部208、210
が印刷版12をアンビル104、106へ押し付ける。
このとき、天側のアンビル104上の印刷版12は、ク
ランプ部208の版押え240によってアンビル104
へ押し付けられることにより、アンビル104の先端上
側の傾斜面104Aに沿って屈曲されて曲げ部12Bが
形成される。
【0165】この後、ステップ374、376では、ア
ーム204、206のそれぞれに設けられているエアシ
リンダ244、232を駆動(オン)させる。これによ
ってクランプ部208、210に設けている回動ブロッ
ク238、220が回動し、曲げ板242、226が印
刷版12をアンビル104、106の先端に巻き付ける
ようにして所定の角度φ、θとなるように屈曲させる。
これによって、印刷版12の天地方向の先端に曲げ部1
2A、12Cが形成される。
【0166】この後、ステップ378では、版曲げタイ
マーをリセット/スタートさせ、ステップ380では、
版曲げタイマによる計測時間が所定時間に達したか否か
を判断している。曲げ板242、226によって曲げを
施した印刷版12は、曲げ板242、226によって押
えている時間によって、曲げ板242、226による押
えを解除したときのスプリングバック量が異なる。この
ため、予め設定した所定の時間だけ、曲げ板242、2
26によって印刷版12の天地方向の先端を押えること
により、所望の角度φ0 、θ0 の曲げ部12A、12C
を形成することができる。
【0167】版曲げタイマによる計測時間が、所定の時
間に達すると(ステップ380で肯定判定)、ステップ
382、384では、曲げ板242、226による印刷
版12の曲げ部12A、12Cの押えを解除し(エアシ
リンダ244、232をオフ)、さらに、ステップ38
6、388でクランプ部208、210による印刷版1
2のアンビル104、106への押えを解除する(エア
シリンダ196、198をオフ)。
【0168】すなわち、エアシリンダ244、232の
駆動軸244A、232Aをそれぞれ収縮させて回動ブ
ロック238。220を戻した後、エアシリンダ19
6、198を収縮させて、クランプ部208、210を
アンビル104、106から離間させ、アンビル10
4、106上への印刷版12の押えを解除する。なお、
押えの解除は、印刷版12の地側を基準としているの
で、印刷版12の天側から先に行うようにしている。
【0169】図19に示されるフローチャートでは、印
刷版12の版曲げ処理が終了すると、ステップ308へ
移行して、版曲げ処理の終了した印刷版12の排出処理
を行う。図23に示すフローチャートは、印刷版12の
排出処理の一例を示している。
【0170】このフローチャートでは、最初のステップ
390で、ノズル190A〜190Eへの負圧の供給を
停止して、印刷版12の吸着保持を解除する。この後
に、ステップ392では、アンビル104、106の脚
258に連結されているエアシリンダ274、268を
作動(オフ)させて駆動軸274A、268Aを収縮さ
せる。これによって、アンビル104、106の脚25
8に連結されているレバー266と一体でアンビル10
4、106がそれぞれシャフト260を中心に回動され
る。
【0171】このアンビル104、106の回動は、印
刷版12の天地方向に沿ったアンビル104、106の
先端の間隔を狭めるようにされるため、アンビル10
4、106の先端が印刷版12に形成した曲げ部12
A、12Cからから引き出される。このとき、アンビル
104、106の先端の角度φ、θを最終的な印刷版1
2の曲げ部12A、12Cの角度φ0 、θ0 より小さく
し、印刷版12のスプリングバックによって、アンビル
104、106の先端と印刷版12の曲げ部12A、1
2Cの間に隙間が生じるようにしているため、アンビル
104、106の先端から印刷版12が確実に分離され
る。
【0172】すなわち、図25に示されるように、エア
シリンダ274、268がそれぞれ、駆動軸274A、
268Aを伸長している状態から収縮させることによ
り、レバー266がシャフト260の軸心Pを中心に回
動する。これによって、アンビル104は、レバー26
6と一体でシャフト260を中心に矢印F方向へ回動す
る。この回動によりアンビル104の先端は、二点鎖線
で示すように、印刷版12の天地方向に沿った地側へ後
退するように回動される。また、アンビル106は、矢
印G方向へ回動されることにより、先端が天地方向の天
側へ後退するように回動される。
【0173】これによって、アンビル104、106の
先端は、印刷版12の曲げ部12A、12Cから引出さ
れる。このとき、印刷版12の曲げ部12A、12Cの
それぞれの曲げ角度θ、φは、曲げ板242、226に
よる押えを解除したときのスプリングバックを考慮して
必要な曲げ角度θ0 、φ0 より小さいされている。した
がって、印刷版12の曲げ部12A、12Cは、アンビ
ル104、106の先端が引出されることにより、それ
ぞれ所望の角度θ0 、φ0 となる。
【0174】一方、このようなアンビル104、106
を取付けるときには、幅方向に沿って対で設けられてい
るエアシリンダ274、268の駆動軸274A、26
8Aの伸長量を調整すれば、容易に上面が載置テーブル
22の上面と同一面となる水平状態にすることができ
る。また、アンビル104、106の回動量は、エアシ
リンダ274、268の駆動軸274A、268Aの収
縮量を調整すれば良く、アンビル104、106の取付
け調整が極めて容易となっている。
【0175】なお、アンビル104、106を回動させ
るときの軸心Pの位置は、アンビル104、106に載
置されている印刷版12の表面に対して垂直線上の下方
であることが好ましく、これによって、アンビル10
4、106の先端が、天地方向に沿って略真っ直ぐに印
刷版12の曲げ部12A、12Cから引出されることに
なる。
【0176】すなわち、軸心Pの位置は、軸心Pとアン
ビル104、106の先端との距離及び角度θ、φと角
度θ0 、φ0 及びスプリングバックの量(曲げ板24
2、226による押え時間)を考慮して決定すれば良
い。なお、エアシリンダ274、268は、アンビル1
04、106と印刷版12の分離が終了すると戻され
る。
【0177】図23に示されるフローチャートのステッ
プ394では、アンビル104、106の先端を印刷版
12の曲げ部12A、12Cから引き出すと、エアシリ
ンダ50を駆動して、載置テーブル22の下方に退避し
ていた搬送ベルト58を上昇させる。次に、ステップ3
96では、搬送モータ44を高速駆動する。
【0178】これによって、印刷版12は、載置テーブ
ル22上から搬送ベルト58によって持ち上げられ、排
出口18Bへ向けて高速で搬送される。
【0179】このようにして、印刷版12の排出搬送を
開始すると、ステップ398では、排出センサ92が印
刷版12の通過を検出したか否かを確認し、排出センサ
92が印刷版12を検出した状態から非検出状態に移行
することにより、印刷版12が排出口18Bから送り出
されて機外に排出されたと判断(ステップ398で肯定
判定)し、次のステップ400では、搬送モータ44の
駆動を停止する。
【0180】このように、版曲げ装置10では、挿入セ
ンサ70によって挿入口18Aからケーシング16内の
印刷版載置部20へ送り込まれる印刷版12を検出する
毎に、印刷版12の版曲げ処理を施す。
【0181】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の一例を示すものであり、版曲げ装置10は、本発明
が適用される版曲げ装置の構成を限定するものではな
い。
【0182】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は、定盤を挟
んで対で設けた一方のシャフトのみを昇降させる構成と
しているので、装置の簡略化を図ることができる。ま
た、駆動手段を昇降させる必要がないため、より一層の
装置の簡略化を図ることができる。これによって、装置
の簡略化と共に装置のメンテナンス性を向上させること
ができると言う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に適用した版曲げ装置を示す斜視
図である。
【図2】(A)は印刷版を示す概略斜視図、(B)は印
刷版を幅方向の外方側から見た概略側面図である。
【図3】版曲げ装置の内部の構成を示す概略平面図であ
る。
【図4】印刷版載置部の概略構成を示す要部斜視図であ
る。
【図5】印刷版載置部を版曲げ装置の長手方向に沿って
見た概略立面図である。
【図6】ストッパの一例を示す要部斜視図である。
【図7】版曲げ装置の内部を幅方向に沿って見た概略構
成図である。
【図8】印刷版の天地方向の一方に対向して設けられて
いるストッパの一例を示す概略斜視図である。
【図9】印刷版の天地方向の他方に対向して設けられて
いるプッシャの一例を示す概略斜視図である。
【図10】(A)及び(B)は天側のレジスタピンをそ
れぞれ示しており、(A)は概略斜視図、(B)は版曲
げ装置の幅方向に沿って見た概略側面図である。
【図11】(A)及び(B)は地側のレジスタピンをそ
れぞれ示しており、(A)は概略斜視図、(B)は版曲
げ装置の幅方向に沿って見た概略側面図である。
【図12】印刷版の地側に対向する版曲げ部を示す概略
構成図である。
【図13】印刷版の天側に対向する版曲げ部を示す概略
構成図である。
【図14】印刷版の地側へのレジスタピンの挿入を示す
版曲げ部の概略構成図である。
【図15】印刷版の地側に対向する版曲げ部のアンビル
を示す概略斜視図である。
【図16】印刷版の天側に対向する版曲げ部のアンビル
を示す概略斜視図である。
【図17】版曲げ装置の制御部の概略を示すブロック図
である。
【図18】版曲げ装置のエア配管の概略を示すブロック
図である。
【図19】版曲げ装置の作動の概略を示すフローチャー
トである。
【図20】印刷版受取及び印刷版の仮位置決めの一例を
示すフローチャートである。
【図21】印刷版の本位置決めの一例を示すフローチャ
ートである。
【図22】版曲げ処理の一例を示すフローチャートであ
る。
【図23】印刷版の排出の一例を示すフローチャートで
ある。
【図24】(A)は位置決め前の切欠とレジスタピンの
相対位置の一例を示す概略平面図、(B)は位置決めさ
れた切欠とレジスタピンの相対位置を概略平面図、
(C)は位置決め前の丸孔とレジスタピンの相対位置を
示す概略平面図、(D)は位置決めされた丸孔とレジス
タピンの相対位置を示す概略平面図である。
【図25】印刷版を分離するためのアンビルの回動を示
す概略図である。
【符号の説明】
10 版曲げ装置 12 印刷版 22 載置テーブル(定盤) 22A〜22C 小テーブル 34 シャフト(第1のシャフト) 36 シャフト(第2のシャフト) 38 脚(保持手段) 44 搬送モータ(駆動手段) 50 エアシリンダ(昇降保持手段) 54 プーリ 56 プーリ 58 搬送ベルト 66 昇降ガイド 68 ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷版を定盤上へ搬送して載置すると共
    に、前記定盤上に載置されている前記印刷版を前記定盤
    上から搬送方向の下流側へ搬送する印刷版搬送装置であ
    って、 前記印刷版の搬送方向に沿って前記定盤の両側に対で設
    けられた第1及び第2のシャフトと、 前記第1及び第2のシャフトに設けられたプーリに巻き
    掛けられ、駆動手段の駆動力によって前記印刷版を支持
    して前記搬送方向へ搬送する搬送ベルトと、 前記搬送ベルトの上側が前記定盤から突出されるように
    前記第1のシャフトを所定の高さで保持する保持手段
    と、 前記第2のシャフトを前記搬送ベルトの上側が前記定盤
    から突出される第1の位置と定盤の下方に退避する第2
    の位置の間で昇降させて保持する昇降保持手段と、 を有することを特徴とする印刷版搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段が前記第1のシャフトに連
    結され、該第1のシャフトを介して前記搬送ベルトを駆
    動することを特徴とする請求項1に記載の印刷版搬送装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8776683B2 (en) 2009-06-02 2014-07-15 The Procter & Gamble Company Process for manufacturing absorbent products having customized graphics
US10080691B2 (en) 2003-01-21 2018-09-25 The Procter & Gamble Company Absorbent product containing absorbent articles each having different graphic

Cited By (3)

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US10080691B2 (en) 2003-01-21 2018-09-25 The Procter & Gamble Company Absorbent product containing absorbent articles each having different graphic
US8776683B2 (en) 2009-06-02 2014-07-15 The Procter & Gamble Company Process for manufacturing absorbent products having customized graphics
US9108787B2 (en) 2009-06-02 2015-08-18 The Procter & Gamble Company Process for manufacturing absorbent products having customized graphics

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