JPH04240645A - 版材焼付装置のスプリツトラン制御方法 - Google Patents

版材焼付装置のスプリツトラン制御方法

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JPH04240645A
JPH04240645A JP3006857A JP685791A JPH04240645A JP H04240645 A JPH04240645 A JP H04240645A JP 3006857 A JP3006857 A JP 3006857A JP 685791 A JP685791 A JP 685791A JP H04240645 A JPH04240645 A JP H04240645A
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Katsunori Shirata
白田 勝教
Youko Takekawa
嶽川 容子
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、版材上の第1及び第2
の焼付面へそれぞれ異なる原稿フイルムによって焼付け
るスプリツトラン制御を行うための版材焼付装置のスプ
リツトラン制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】新聞印刷用の輪転機等に使用される版材
(例えばPS版)は、ネガフイルム又は透明シートへ貼
り付けられたネガフイルムの画像が版材焼付装置によっ
て焼付られる。
【0003】上記版材焼付装置へ、複数枚のPS版が積
載されたスタツカからオートフイーダによって版材焼付
装置の供給部内へ供給される。供給部からは焼付部の定
盤上へPS版は送られた後に、定盤上の所定位置へ位置
決め装置によって位置決めされて、定盤上へ保持される
。PS版は定盤上で平面移動可能とされ、後述するネガ
フイルム又はネガシートとの相対位置を変えることがで
きる。
【0004】一方、ネガフイルム又はネガシートは、ネ
ガシート供給部(ネガフイルム供給部)から焼付部へ挿
入され、PS版の所定の位置へ位置合わせされて載置さ
れた後に密着される。
【0005】ネガフイルム又はネガシートが載置された
PS版へは、焼付部へ配置された光源から所定量の光が
照射される。これにより、ネガフイルムに記録された画
像がPS版へ焼付られる。ここで、PS版上には2つの
焼付面があり、一方の焼付面へネガフイルム等を密着さ
せて焼付処理した後一旦離反され、他方の焼付面へ密着
させて同一の画像を焼付けるようにしている。
【0006】ネガフイルムに記録された画像が焼き付け
られた後は、PS版上からネガフイルム又はネガシート
が取り除かれて、ネガフイルム又はネガシートは焼付部
から排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記焼
付処理手順では、同一の版材には同一の画像のみ焼付け
られることになる。ところで、版材の2つの焼付面へ異
なる画像を焼付処理することが要求されることがある(
スプリツトラン処理)。このような場合、既存の装置で
は、第1面と第2面とを別のネガシート等で焼付けるこ
とができないため、上記要求を達成するためには、フラ
ツトプリンター等で手動で露光している。
【0008】しかしながら、このような処理では、煩雑
となり作業に時間を要することになる。また、第1面と
第2面との位置決め誤差も生じ易く、品質の管理が難し
い。
【0009】本発明は上記事実を考慮し、既存の装置に
よって、スプリツトラン処理を可能とし、作業性を向上
すると共に、品質の向上を図ることができる版材焼付装
置のスプリツトラン制御方法を得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
版材上の第1及び第2の焼付面へそれぞれ異なる原稿フ
イルムによって焼付けるスプリツトラン制御を行うため
の版材焼付装置のスプリツトラン制御方法であって、前
記版材と第1の原稿フイルムとを相対移動させて前記版
材の第1の焼付面へ第1の原稿フイルムを対応させた後
、前記版材と第1の原稿フイルムとを重ね合わせて焼付
処理し、前記版材と第1の原稿フイルムと相対移動させ
て前記版材の第2の焼付面へ第1の原稿フイルムを対応
させた後焼付処理をパスして、版材を排出して仮集積し
、仮集積された版材を再度給版部から定盤上へ配置する
と共に第2の原稿フイルムを装填し、前記版材と第2の
原稿フイルムとを相対移動させて前記版材の第1の焼付
面へ第2の原稿フイルムを対応させた後焼付処理をパス
して、前記版材と第2の原稿フイルムとを相対移動させ
て前記版材の第2の焼付面へ第2の原稿フイルムを対応
させた後、前記版材と第2の原稿フイルムとを重ね合わ
せて焼付処理し、前記版材を排出することを特徴として
いる。
【0011】請求項2に記載の発明は、版材上の第1及
び第2の焼付面へそれぞれ異なる原稿フイルムによって
焼付けるスプリツトラン制御を行うための版材焼付装置
のスプリツトラン制御方法であって、前記版材と第1の
原稿フイルムとを相対移動させて前記版材の第1の焼付
面へ第1の原稿フイルムを対応させた後、前記版材と第
1の原稿フイルムとを重ね合わせて焼付処理した後、一
時停止させて第2の原稿フイルムを装填して再起動させ
、前記版材と第2の原稿フイルムとを相対移動させて前
記版材の第2の焼付面へ第2の原稿フイルムを対応させ
た後、前記版材と第2の原稿フイルムとを重ね合わせて
焼付処理し、前記版材を排出することを特徴としている
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、版材と第1の
原稿フイルムとを相対移動させ第1の焼付面へ第1の原
稿フイルムを対応させる。ここで、両者を重ね合わせて
焼付処理をする。次に第1の原稿を第2の焼付面へ対応
させるが、焼付処理はパスして版材を仮集積する。この
状態で、第1の原稿フイルムを取外し、第2の原稿フイ
ルムを装填して、再起動させると、第1の焼付面へ対応
されるが、この第1の焼付面には第1の原稿フイルムの
画像が焼付けられているので、焼付処理がパスされる。 次に第2の焼付面へ第2の原稿フイルムを対応させ、両
者を重ね合わせて焼付処理して、版材を排出する。
【0013】これにより、第1の焼付面と第2の焼付面
とに異なる画像を焼付処理することができると共に、同
一動作を2回繰り返すのみであるので、機械的な動作に
よる位置ずれ等が生じることはない。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、第1の原
稿フイルムから第2の原稿フイルムへの交換を第1の焼
付面への焼付処理が終了した時点で、一時停止させて交
換するようにしたので、作業時間を短縮することができ
る。
【0015】
【実施例】図1乃至図3には本発明に係る版材焼付装置
10の実施例が示されている。図1は版材焼付装置の側
面図、図2は正面図、図3は平面図である。
【0016】図1乃至図3に示されるように、版材焼付
装置10は、枠体11で箱形形状に形成されており、内
部にはPS版12(図3参照)を供給するPS版供給部
14と、このPS版供給部14から供給されたPS版1
2が載置される定盤22が配置され、PS版12へネガ
フイルム36(図4参照)に記録された画像を焼き付け
る焼付部16と、この焼付部16へネガフイルム36が
貼り付けられた透明シート24(以下ネガシート24と
いう)(図4参照)を供給するネガシート供給部18と
、ネガフイルム36の画像が焼付られたPS版12を排
出するPS版排出部20と、が設けられている。
【0017】このPS版供給部14へは特開昭63−1
06245号、特開昭63−171728号等に記載さ
れたごときオートフイーダ9を用いてPS版12を供給
することが出来る。
【0018】またPS版排出部20の後段側には実公昭
60−35072号、特公昭62−34429号等に記
載された処理装置を接続し、更にその後段側には折曲げ
装置等を接続することが出来る。
【0019】PS版供給部14から焼付部16へ供給さ
れたPS版12は焼付部16に設けられた定盤22上へ
位置決め装置21(後述される)によって位置決めされ
る。このPS版12上へは、ネガシート供給部18から
ネガ枠194(後で詳細に説明される)に支持されたネ
ガシート24が供給されて載置され、PS版12上の所
定の位置にネガシート位置決め装置23(後述される)
によって位置決めされる。この状態で上方から光源部1
34のランプ等によって光が照射されて、ネガシート2
4上のネガフイルム36の画像がPS版12の第1面に
焼き付けられる。その後、PS版12が移動されて第2
面への焼付が行われる。
【0020】ネガフイルム36の画像がPS版12上へ
焼き付けられた後には、ネガシート24がPS版12上
から上方へ移動し、PS版12がPS版排出部20から
外方へ排出される。
【0021】次に画像が記録されたネガフイルム36が
貼り付けられたネガシート24について図4及び図5を
用いて説明する。 〈ネガシート〉図4及び図5に示されるように、ネガシ
ート24は薄肉で平面視矩形状の透明シート25と、こ
の透明シート25に貼り付けられた画像が記録されたネ
ガフイルム36と、で構成されている。透明シート25
には、その両短辺近傍に短辺(図4矢印C方向)に沿っ
て所定間隔で複数の短辺に沿う方向が長手とされる貫通
孔28Aが形成されている。また、一方の短辺側の中央
には円形の貫通孔28Bが、他方の短辺側の中央には透
明シート25の長辺に沿う方向が長手とされる貫通孔2
8Cが形成されている。
【0022】図5及び図20に示されるように、透明シ
ート25の前記一方の短辺側には、ピンバー212(後
述される)が対応される。このピンバー212には、貫
通孔28Aに対応される形状及び数のピン216A及び
貫通孔28Bに対応される形状及び数のピン216Bが
設けられており、貫通孔28A、28Bにはピン216
A、216Bが貫通する。また、前述の他方の短辺側に
は、ピンバー210(後述される)が対応される。この
ピンバー210には、貫通孔28Aに対応される形状及
び数のピン214A及び貫通孔28Cに対応される形状
及びピン214Cが設けられており、貫通孔28A、2
8Cにはピン214A、214Cが貫通する。
【0023】このネガシート24は画像が記録されたネ
ガフイルム36(本実施例では2枚)を透明シート25
の所定の位置にテープ等によって貼り付けられることに
よって用意される。この状態でネガシート24は焼付部
16の定盤22上へ予め位置決めされたPS版12上へ
載置されてネガシート24とPS版12との間の脱気が
行われた後、ネガフイルム36の画像がPS版12へ焼
き付けられる。
【0024】なお、本実施例では、貫通孔28A、28
Cは長孔とされているが、本発明においては、長孔に限
らず、円孔や角孔等が用いられてもよい。また、貫通孔
の数も図5に示されている数に限られるものではなく、
必要に応じて任意に設定されればよい。
【0025】また、本実施例では、ネガシート24は透
明シート25とネガフイルム36とで構成されているが
、本発明はこれに限らず、ネガフイルム36のみであっ
てもよい。その場合は、ネガフイルム36自体に貫通孔
を設けてピンバー210、212のピン214A、21
4C、216A、216Bを貫通させればよい。
【0026】以下に版材焼装置10の各部について図面
に従い詳細に説明する。 〈PS版供給部〉図1に示されるように、PS版供給部
14には給版コンベア40が配置されている。この給版
コンベア40は、版材焼付装置10に接して配置された
複数枚のPS版12を収容するPS版オートフイーダ9
から送り出されたPS版12を定盤22上へ供給する。
【0027】図6及び図7に示されるように、給版コン
ベア40は、互いに平行に配置されたシヤフト42とシ
ヤフト44との間に複数本のベルト46が、各々のシヤ
フトへ取り付けられた複数個のプーリ48、50を介し
て巻掛けられている。
【0028】シヤフト42は枠体11に支持された一対
の側板52(但し図6、図7には片側の側板52のみ図
示し、他側は省略した)へ回転可能に支持されている。 シヤフト42の一方の端部は一方の側板52を貫通して
側板52間の外側へ突出しており、その先端部にはスプ
ロケツトホイール54が取り付けられている。このスプ
ロケツトホイール54にはモータ260の駆動軸との間
にチェーン56が巻掛けられている。
【0029】シヤフト42には複数本の支柱58の一端
がそれぞれ支持されている。これらの支柱58の他側端
部には長孔58Aが設けられており、前述のシヤフト4
4が挿入されている。また長孔58A内には圧縮コイル
スプリング60が配置されている。この圧縮コイルスプ
リング60によりシヤフト44は支柱58の前記他端部
へ向けて付勢されている。これによりプーリ48、50
へ巻掛けられたベルト46はテンションが付与されてい
る。
【0030】シヤフト42、44の軸方向中間部にはシ
ヤフト45が複数の支柱58を貫通して配置されている
。このシヤフト45には連結部材62を介してエアーシ
リンダ64の駆動軸64Aの一端が連結されている。 エアーシリンダ64は枠体11へブラケツト66を介し
て回転可能に支持されている。
【0031】またエアーシリンダ64は電磁弁276を
介して圧縮空気供給装置278と連結されており、電磁
弁276が開放されるとエアーシリンダ64へ圧縮空気
が供給されて作動する。この電磁弁276は後述する制
御装置264へ接続されている。
【0032】エアーシリンダ64の駆動軸64Aが本体
内に引き込まれている状態では図6二点鎖線で示される
ように、給版コンベア40は定盤22から離間して退避
されており、エアーシリンダ64の駆動軸64Aが本体
内から突出されることによりシヤフト44側端部がシヤ
フト42を中心に時計回り方向へ回転され、給版コンベ
ア40のシヤフト44側端部が定盤22へ接近される。 これにより、ネガフイルム36の画像をPS版12へ焼
き付ける時にネガ枠194(後述される)が下降する際
、このネガ枠194と給版コンベア40との干渉を防ぐ
ことが出来、さらには定盤22回りが簡潔にされること
により、定盤22回りに配置される各機器のメンテナン
ス性が向上される。
【0033】またベルト46のプーリ48側上部には検
出器262が配置されている。この検出器262はベル
ト46上へオートフイーダ9から送り込まれたPS版1
2を検出する。この検出器262は制御装置264へ接
続されている。
【0034】この制御装置264は図27に示されるよ
うにRAM266、ROM268、CPU270、入力
ポート272、出力ポート274で構成され、これらは
それぞれデータバス277で接続されている。上記入力
ポート272に検出器262が接続され、出力ポート2
74には上記モータ260、電磁弁276が接続されて
いる。
【0035】また、図7に示されるように、シヤフト4
2の軸方向中間部に位置する支柱58にはブラケツト5
9を介してエアーシリンダ72が取り付けられている。 このエアーシリンダ72の駆動軸の先端部には引掛部材
74が取り付けられている。この引掛部材74は給版コ
ンベア40上に突出して配置されており、エアーシリン
ダ72の駆動によって給版コンベア40上をシヤフト4
4方向へ移動する。この引掛部材74は給版コンベア4
0上でPS版12が引っ掛かった場合に強制的にPS版
12のシヤフト42側の端部を押圧して、確実に定盤2
2上へPS版12を送り出す。
【0036】シヤフト42側の上部には側板52へ回転
可能に支持された搬送ローラ対65が配置されている。 この搬送ローラ対65は前述のオートフイーダ9から送
り出されたPS版12が挿入され、給版コンベア40上
へPS版12を送り出す。
【0037】また搬送ローラ対65の定盤22側には案
内ローラ68、70が配置されている。これらの案内ロ
ーラ68、70は搬送ローラ対65から送り出されたP
S版12を給版コンベア40上へ案内する。
【0038】従って、オートフイーダ9から送り出され
たPS版12は搬送ローラ対65間へ挿入され、案内ロ
ーラ68、70によって案内されながら、給版コンベア
40上へ送られる。給版コンベア40上へ送られたPS
版12は給版コンベア40上を搬送されて焼付部16の
定盤22上へ送られる。 〈焼付部〉焼付部16の定盤22は図8に示されるよう
に上面に吸着溝78が形成されている。この吸着溝78
は定盤22の上面の外周端部及び中間部で連結されて形
成された第1の吸着溝78Aと、この第1の吸着溝78
Aに囲まれるように第2、第3の吸着溝78B、78C
が形成されている。これらの第1、第2、第3の吸着溝
78A、78B、78Cはそれぞれ負圧供給装置80と
接続されており、それぞれ独立に負圧が供給され、定盤
22上に載置されたPS版12を吸着固定し、更にネガ
シート24とPS版12との間の空気を脱気する機能を
備えている。
【0039】また吸着溝が3系統になっているので、例
えば図9に示されるように、PS版12のサイズが小さ
い場合(即ち、新聞紙2頁分の印刷版サイズ)のPS版
12の定盤22への固定は吸着溝78Cのみ負圧を供給
すれば良く、この場合にはPS版12が載置されていな
い部分には負圧が供給されることがなく、ネガシート2
4が定盤22上へ載置されても定盤22へ吸着されるこ
とがない。
【0040】また図10に示されるようにPS版12の
サイズが大きい場合(即ち、新聞紙4頁分の印刷版サイ
ズ)には溝78B、78Cに負圧を供給し、PS版12
を定盤22上へ固定する。溝78Aは定盤22上へ固定
されたPS版12上にネガシート24が載置された際、
PS版12とネガシート24との間の空気を抜き完全な
真空密着を行うためのものである。 〈位置決め装置〉図9乃至図14を参照して位置決め装
置21について説明する。
【0041】なお、給版コンベア40で定盤22上へ載
置されたPS版12は、図示しない吸盤等の搬送機構に
より定盤22上の所定の位置へ移動された後、以下で説
明される位置決め装置21により位置決めされる。
【0042】この位置決め装置21は、PS版12を押
圧して移動させる押圧手段と、移動されるPS版12の
端面に当接して所定の位置に位置決めする位置決め機構
と、を備えている。
【0043】なお、図9は、新聞紙2頁用のPS版12
の場合を示し、図10は、新聞紙4頁用のPS版12の
場合を示す。
【0044】まず、位置決め機構について述べる。図9
、図10に示されるように、定盤22のPS版12の挿
入方向(図9、図10大矢印A方向)前方側には、PS
版12の幅方向(図9、10上下方向、即ち、大矢印A
方向及びその逆方向)の位置を決める定盤内基準ピン8
2が配置されている。また定盤22側方には定盤外基準
ピン84、86が、ベース88上から立設されている。 定盤外基準ピン84、86の先端部分は定盤22の高さ
より若干高い位置とされている。これらの定盤内基準ピ
ン82及び定盤外基準ピン84はPS版12の前方側と
当接し、即ち、PS版12の図9、10大矢印A方向か
らの当接用であり、PS版12を定盤22上で所定の位
置へ位置決めをする。また、PS版12は、定盤外基準
ピン86に当接することにより天地方向(図9、10に
おいて大矢印B方向及び反対方向)の位置決めがなされ
る。これらの定盤内基準ピン82及び定盤外基準ピン8
4、86で位置決めされたPS版12は図9、10の左
側の版面にネガシート24が密着されて露光される。
【0045】その後、PS版12はPS版横送り装置1
32で図9、10の大矢印B方向へ移動される。図9及
び図10に示されるように、定盤22には定盤22の上
面から出没可能に配置された定盤内基準ピン108、1
10が配置されている。また定盤22のネガシート供給
部18側には、定盤外基準ピン112が設けられている
。この定盤外基準ピン112の先端部は定盤22の上面
より若干高位置にあり、PS版12は、図9、10の大
矢印B方向への移動後、これらの定盤内基準ピン108
、110及び定盤外基準ピン112に当接されて位置決
めされる。即ち、定盤内基準ピン108、110及び定
盤外基準ピン112は、PS版12の右側の版面へネガ
フイルム36の画像を焼き付けるためのPS版12の位
置決め用となっている。
【0046】なお、これらの定盤内基準ピン82、10
8、110及び定盤外基準ピン86、84、112は、
PS版12に対し、右側焼付時も左側焼付時も同一の位
置に当接するように配置されている。
【0047】また、定盤22に載置されたPS版12の
定盤22からはみ出している部分は、例えば、図14に
示されているように、定盤22と同高さとされたガイド
板118D等により支持されている。
【0048】次に、押圧手段について説明する。定盤2
2回りには、PS版12の図9、10の左側の版面の焼
付用の位置決めを行う為にPS版12を定盤内基準ピン
82、定盤外基準ピン84方向へ押圧する第1のプツシ
ヤー90A及び90Cが配置されていると共に、PS版
12の図9、10の右側の版面の焼付用の位置決めを行
う為にPS版12を定盤内基準ピン108及び定盤外基
準ピン112方向へ押圧する第1のプツシヤー90B及
び90Dが配置されている。第1のプツシヤー90A及
び90Bは、新聞2頁版のPS版12の押圧用であり、
第1のプツシヤー90C及び90Dは、新聞4頁版のP
S版12の押圧用である。また、これらの第1のプツシ
ヤー90A、90B、90C及び90Dは実質的に同構
造であるので、第1のプツシヤー90Dについて説明す
る。
【0049】図11乃至図14に示されるように、第1
のプツシヤー90Dはエアーシリンダ92と、このエア
ーシリンダ92の駆動軸92Aに固着された回転体94
と、を備えている。
【0050】エアーシリンダ92は、ベース88から立
設された支持ブラケツト96上端に固着されたブラケツ
ト98へ回転可能に支持されている。このエアーシリン
ダ92の駆動軸92Aは定盤22の側壁に取り付けられ
たガイドプレート100の貫通長孔100A内に挿入さ
れている。駆動軸92Aの先端部にはガイドピース10
2が取り付けられている。このエアーシリンダ92は電
磁弁280を介して圧縮空気供給装置278へ接続され
ている。この電磁弁280の開放によって圧縮空気がエ
アーシリンダ92へ供給される。電磁弁280は図27
に示されるように制御装置264の出力ポート274へ
接続されている。
【0051】ガイドピース102は下面側の斜面が形成
されており、ガイドプレート100の斜面部100B上
へ載置されて、この斜面部100Bを摺動する。
【0052】ガイドピース102の上面側には回転体9
4を支持するピン104の一端が固着されている。回転
体94はこのピン104へ回転可能に支持されている。
【0053】またエアーシリンダ92の両側には一端が
ガイドピース102へ止着され、他端が支持ブラケツト
96へ止着されている一対の引張コイルスプリング10
6が配置されている。この引張コイルスプリング106
はエアーシリンダ92を下方へ向けて付勢している。
【0054】また、エアーシリンダ92が作動していな
い状態では、図11一点鎖線で示されるように、回転体
94は定盤22の上面より低い位置に退避している。ま
たエアーシリンダ92が作動し、駆動軸が本体内から突
出すると、ガイドピース102が斜面100B上を斜め
に上昇し、回転体94が定盤22から上方へ突出し図1
1の二点鎖線で示される位置まで移動する。この回転体
94には定盤22上へすでに載置されているPS版12
の端面が当接し、PS版12を定盤内基準ピン108及
び定盤外基準ピン112へ向けて押圧し移動させる。
【0055】このようにしてPS版12はその幅方向(
図9、10大矢印A方向及び反対方向)の位置決めが行
われる。この位置決めは図9及び図10に示されるよう
に位置合わせ1検出器314、位置合わせ2検出器31
6によって検出される。これらの検出器314、316
は制御装置264の入力ポート272へ接続されており
、制御装置264へ位置合わせが終了したことを伝達す
る。
【0056】なお、第1のプツシヤー90Bは、第1の
プツシヤー90Dと同構造であり適用されるPS版12
が図9の新聞2頁版用である。また、第1のプツシヤー
90Cは、定盤22の側壁に取り付けられるガイドプレ
ート100が第1のプツシヤー90Dのそれと反対にな
っているだけで他は同一である。
【0057】また定盤22回りには第2のプツシヤー1
14A及び114Bが配置されている。第2のプツシヤ
ー114AはPS版12の天地方向(図9、10の大矢
印B方向及び反対方向)片側へ当接して、定盤外基準ピ
ン86ヘPS版12を押圧し、PS版12は、図9、1
0の左側版面の焼付用の天地方向(図9、10の大矢印
B方向及び反対方向)の位置決めが行われる。
【0058】また、第2のプツシヤー114Bは、PS
版12の天地方向(図9、10の大矢印B方向及び反対
方向)片側へ当接して、定盤内基準ピン110ヘPS版
12を押圧し、PS版12は、図9、10の右側版面の
焼付用の天地方向(図9、10の大矢印B方向及び反対
方向)の位置決めが行われる。
【0059】図13に示されるように、第2のプツシヤ
ー114Aはベース88上から立設された支持ブラケツ
ト116にエアーシリンダ118が回転可能に支持され
ている。このエアーシリンダ118は図26に示される
ように電磁弁282を介して圧縮空気供給装置278へ
接続されている。電磁弁282の開放によって圧縮空気
がエアーシリンダ118へ供給される。電磁弁282は
図27示されるように、制御装置264の出力ポート2
74へ接続されている。
【0060】このエアーシリンダ118の駆動軸118
Aは定盤22の側面に支持されたガイドプレート126
の一端を貫通し、その先端部にはガイドピース120が
固着されており、このガイドピース120にはピン12
2で回転体124が支持されている。
【0061】ガイドピース120の下面側には斜面12
0Aが形成されている。この斜面120Aはガイドプレ
ート126に形成された斜面126A上へ当接しており
、エアーシリンダ118の作動によってガイドピース1
20は斜面126A上を摺動しながら上昇する。
【0062】またエアーシリンダ118の駆動軸118
Aは別のガイドピース123を挿通自在に貫通しており
、このガイドピース123の下面側には突起128が設
けられている。この突起128の先端には引張コイルス
プリング130の一端が止着されている。引張コイルス
プリング130の他端側はベース88上に立設されたポ
ール132の先端へ止着されている。このためエアーシ
リンダ118は軸支部を中心に図13の時計回り方向へ
付勢されている。
【0063】従って、回転体124は、エアーシリンダ
118の駆動軸118Aの伸長時にはガイドプレート1
26の斜面126Aに案内されてPS版12を押圧しな
がら定盤22上を図13の二点鎖線の位置まで移動し、
エアーシリンダ118の駆動軸118Aの縮長時には、
駆動軸118Aが引張コイルスプリング130により下
方へ付勢されているので、ガイドプレート126の斜面
126Aに案内されて図13の実線の位置まで移動され
る。
【0064】第2のプツシヤー114Bは、図14に示
されているように、エアーシリンダ118Bが、略水平
に配置されており、その駆動軸118Cの先端にはロー
ラ119が軸支されている。駆動軸118Cの伸長時に
は、このローラ119を介してPS版12の端面を押圧
して定盤内基準ピン110に当接させてPS版12の右
側の版面の焼付用の位置決めが行われる。なお、PS版
12の定盤22からはみ出している部分は、定盤22と
同高さに配置されているガイド板118Dで支持される
【0065】また、エアーシリンダ118Bは図26に
示されるように電磁弁283を介して圧縮空気供給装置
278へ接続されている。電磁弁283の開放によって
圧縮空気がエアーシリンダ118Bへ供給される。電磁
弁283は図27に示されるように、制御装置264の
出力ポート274へ接続されている。 〈版送り装置〉また図3に示されるように、定盤22の
側方にはPS版版送り装置132が配置されている。 
 このPS版版送り装置132は上記した第1、第2の
プツシヤーと同構成のプツシヤーが用いられており、、
図9及び図10に示されるようにPS版12の片面へ画
像を焼付た後に残りの片面側へ画像を焼付るためにPS
版12を大矢印B方向へ移動させる。
【0066】また、図3に示されるようにPS版版送り
装置132により移動されるPS版12の端部を検出す
る版送り検出器318が枠体11へ取り付けられている
。この検出器318は制御装置264へ接続されており
、PS版の版送りが終了したことを検出する。 〈光源〉図1及び図16に示されるように、定盤22の
上方には光源部134が配置されている。図15に示さ
れる如く、この光源部134はランプ等が設置される光
源ユニツト500が天井面を形成しており、この光源ユ
ニツト500の中央部には、上方へ突出された箱体部5
00Aが設けられている。
【0067】この箱体部500A内に前記ランプが収容
されている。箱体部500Aの側壁500Bには、円筒
状のブラケツト500Cが取付けられ、排気ユニツト5
02を構成するダクト504の一端部が取付けられてい
る。ダクト504の他端は、フアン506の吸気口に取
付けられている。
【0068】箱体部500Aの下方に向けられた面は開
口されており、この開口に対応して反射フード508が
取付けられている。反射フード508は、その上下両方
向に矩形の開口が設けられた筒体形状とされている。反
射フード508は、その側壁部508Aが下方に向かう
に従い徐々に拡がる傾斜面とされている。この傾斜面の
裏面側は、反射鏡面とされており、ランプからの光線を
乱反射させるようになっている。
【0069】反射フード508の下方側開口部には、遮
熱ガラス板としての透明ガラス板510が配置され、取
付ブラケツトとしての枠部材512とによって挟持され
ている。この枠部材512は、複数のビス514によっ
て反射フード508に固定されており、これにより、透
明ガラス板510は、保持されている。
【0070】上記構成により、ランプが収容される部分
は、閉塞された箱状とされ、前記排気ユニツト502の
ダクト504からは、ランプによって加熱された空気が
排出されるようになっている。なお、この排気ユニツト
504の作動によって、反射フード508の内方のある
程度の塵や埃が吸い込まれるようになっている。
【0071】反射フード508の互いに対向する側壁部
508Aには、それぞれエアーシリンダ138、140
がブラケツト516を介して取付けられている。エアー
シリンダ138、140の駆動軸の先端には、矩形枠状
の光源フード136が吊り下げされた状態で支持されて
いる。
【0072】ここで、光源フード136は、エアーシリ
ンダ138、140の駆動軸が引き込まれた状態では、
前記反射フード508を囲む位置(図14の実線の位置
)に保持されている。
【0073】これらのエアーシリンダ138、140は
図26に示されるように、電磁弁284、286を介し
て圧縮空気供給装置278へ接続されている。これらの
電磁弁284、286の開放により圧縮空気がエアーシ
リンダ138、140へ供給される。電磁弁284、2
86は図27に示されるように、制御装置264の出力
ポート274へ接続されている。
【0074】また光源フード136にはガイド棒142
の一端(下端)が連結されている。このガイド棒142
は枠体11に支持されたスライド軸受144を貫通して
おり、ガイド棒142は上下方向移動時に滑らかに案内
される。従って、光源フード136はエアーシリンダ1
38、140が作動すると、ガイド棒142及びスライ
ド軸受144に案内されて図16の実線の位置と図16
の二点鎖線の位置との間を滑らかに昇降される。この光
源フード136の回りには上部と下部にそれぞれ上部検
出器288、下部検出器290が配設されている。
【0075】これらの検出器は光源フード136の上位
置、下位置を検出する。またこれらの検出器は図27に
示されるように制御装置264の入力ポート272へ接
続されている。
【0076】図16に示されるように、光源ユニツト5
00内には、シヤツタ292が配置されている。このシ
ヤツタ292は光源部134の光を遮断したり、通過さ
せたりすることにより定盤22上への光を遮断したり、
定盤22上へ光を照射する。また光源フード136内に
は光検出器320が配置されている。この光検出器32
0は画像露光している状態を検出する。光検出320は
制御装置264へ接続されており、露光状態を検出して
、この結果を伝達する。
【0077】光源フード136の下端面には、硬質のス
ポンジ147が貼り付けられている。このスポンジ14
7は光源フード136が下降すると、図9及び図10に
示されるように、定盤22上のPS版12のエツジ部分
とこのPS版12上に載置されたネガシート24との重
なり部分145を押圧する。これにより、重なり部分1
45に空洞が生じないので、PS版12とネガシート2
4を密着することが出来る。
【0078】なお、図19は光源フード136と定盤2
2を上方から見た図である。ここで、光源ユニツト50
0が配設された空間の装置前方(図2の符号FR参照)
側枠体11には、開閉ボード518が取付けられている
。この開閉ボード518は、所謂観音開型とされ、装置
内のメンテナンス時に開放できるようになっている。
【0079】ところで、光源フード500がエアーシリ
ンダ138、140の駆動によって下降する際、図2に
示すネガ枠194を支持するテーブル520と前記開閉
ボード518の下端部との間には、隙間が生じている。 この隙間は、定盤22の移動時に干渉を防止するもので
あり、必要不可欠な隙間となっている。
【0080】ここで、本実施例では、露光中は定盤22
の移動はないため、作業の安全性を考慮して、この隙間
を遮蔽板522によって遮蔽するようにしている。
【0081】遮蔽板522は、矩形の平板形状で、その
幅方向両端部が開閉ボード518の裏面側の左右に立設
された枠体11間に架け渡されている。
【0082】遮蔽板522の幅方向両端部は、それぞれ
電磁弁524、526によって駆動されるエアーシリン
ダ528、530を介して枠体11へ支持されており、
通常は、開閉ボード508の裏面側に隠れた状態で保持
されている。ここで、エアーシリンダ528、530が
駆動されると、開閉ボード518の下端部から下方へと
突出され、前記隙間を遮蔽する構成となっている。 〈スクイズ装置〉定盤22と光源フード136との間に
はスクイズ装置148が配置されている。このスクイズ
装置148は定盤22上へ載置されたPS版12上のネ
ガシート24を押圧して、ネガシート24とPS版12
との間の空気を除去し、PS版12とネガシート24と
を密着させるものである。
【0083】図17及び図18に示されるように、ガイ
ドレール150は、定盤22の幅方向(図18の大矢印
B方向及び反対方向)両側部に位置すると共に、後述さ
れる保持枠182に支持されている(但し図17、図1
8では片側のガイドレールを省略した)。これらのガイ
ドレール150にはスライドブロツク152がそれぞれ
嵌め込まれており、ガイドレール150の長手方向、即
ち、定盤22の長手方向(図17、18の大矢印A方向
及び反対方向)へ移動可能となっている。
【0084】スライドブロツク152にはスクイズアー
ム154の中間部がピン155で各々軸支されている。 これらのスクイズアーム154の下端部(一端部)間に
はスクイズローラ156が軸支されていると共に、上端
部(他端部)には夫々案内ローラ158が軸支されてい
る。
【0085】また、スクイズアーム154の下端部とピ
ン155との間には一対のアーム162の一端がそれぞ
れ連結されている。これらのアーム162の他端側はス
ライドブロツク152へ軸支されたブロツク164へ支
持されている。ブロツク164とアーム162との間に
は圧縮コイルスプリング166が配置されており、アー
ム162の先端部を下方へ、即ち、スクイズアーム15
4をピン155を支点にして反時計回り方向へ、常時付
勢している。
【0086】また、各案内ローラ158に対応して枠体
11にはガイド160が固着されており、保持枠182
の上昇位置では各案内ローラ158が各ガイド160に
当接して、スクイズアーム154は、圧縮コイルスプリ
ング166の付勢力に抗して図17の実線の位置まで揺
動された状態となっている。更に、スクイズアーム15
4の上端部とピン155との間の部分に対応してストッ
パ157が配設されている。
【0087】一方、スライドブロツク152はスプロケ
ツトホイール168、170間に巻掛けられたベルト1
72へ連結されている。スプロケツトホイール168の
回転軸にはスプロケツトホイール174が取り付けられ
ており、モータ176の駆動軸176Aに取り付けられ
たスプロケツトホイール178との間にベルト180が
巻掛けられている。
【0088】従って、モータ176が回転された時、モ
ータ176の駆動力がスプロケツトホイール174へ伝
達されてスプロケツトホイール168が回転し、ベルト
172が搬送される。このベルト172の搬送によって
スライドブロツク152が定盤22の長さ方向へ移動す
る。
【0089】上記のように構成されたスクイズ装置14
8にあって、保持枠182の上昇位置において、前述の
ようにスクイズアーム154は、図17の実線の位置に
揺動されている。この状態から、保持枠182がネガ枠
194(後述される)と共に定盤22上へ下降されると
、スクイズアーム154は、この下降に従って圧縮コイ
ルスプリング166の付勢力によりピン155回りに図
17の反時計回り方向へ揺動され、ストツパ157に当
接してその揺動が停止される。
【0090】このスクイズアーム154の揺動停止位置
は図17の一点鎖線で示されており、この位置ではスク
イズアーム154はネガシート24をPS版12へ押圧
してはいない。従って、ネガフイルム36とPS版12
とを密着させる時以外にはネガフイルム36に無理な力
が作用しないようになっている。この後、ネガ枠194
(後述される)がPS版12に対して位置決めされる。
【0091】ネガ枠194の位置決め後、モータ176
が回転されてベルト172の搬送が開始されると、スク
イズアーム154はスライドブロツク152により図1
7の右方向(反大矢印A方向)への移動が開始され、ス
ライドブロツク152の移動にしたがってスクイズアー
ム154が図17において反時計回り方向へ揺動されて
スクイズローラ156によるネガシート24のPS版1
2への押圧が開始される。この押圧開始時の状態が図1
7の二点鎖線で示されている。この押圧状態が維持され
ながら、スクイズローラ156がネガシート24をPS
版12へ押圧しながら定盤22の長手方向へ移動されて
、スクイズが行われる。
【0092】このスクイズローラ156の移動終了位置
、即ち、スクイズ完了位置には、ストツパ221が配設
されており、この位置においてスクイズアーム154が
このストツパ221に当接されてピン155を中心に時
計回り方向へ揺動され、スクイズローラ156がネガシ
ート24上から離間される。
【0093】その後、PS版12へのネガフイルム36
の画像の露光が行われる。露光後、保持枠182がネガ
枠194(後述される)と共に定盤22上から上昇され
各案内ローラ158が各ガイド160に当接してスクイ
ズアーム154は圧縮コイルスプリング166の付勢力
に抗して時計回り方向へ揺動される。この状態でスクイ
ズローラ156がネガ枠194(後述される)の外側に
出るので、ネガ枠194(後述される)の引出しが可能
となる。
【0094】そして、モータ176が逆転されてスクイ
ズアーム154は、案内ローラ158がガイド160に
案内されながら、図17の実線の位置に至る。その後、
PS版12の版面が第1面から第2面に移動されて上述
のスクイズが行われる。 〈ネガシート供給部〉次にネガシート供給部18につい
て説明する。図1に示されるように、定盤22と光源部
134との間には保持枠182が配置されている。
【0095】図20乃至図21に示されるように、この
保持枠182は矩形状で、その対向する一対の短辺には
枠体11に支持され下方へ向けて延出された一対のエア
ーシリンダ184の駆動軸の下端部へ連結されている。
【0096】また、保持枠182のこれらの短辺には、
上方から夫々一対のガイドロツド186の下端が連結さ
れている。このガイドロツド186はスライド軸受18
8を貫通しており、移動時にはこのスライド軸受188
により滑らかに案内される。
【0097】軸受188は枠体11に支持された支持プ
レート190へ支持されている。このエアーシリンダ1
84の作動によって保持枠182が上下方向へ昇降する
と共に後述するネガ枠194を昇降させる。このエアー
シリンダ184は図26に示されるように電磁弁294
を介して圧縮空気供給装置278へ接続されている。こ
の電磁弁294の開放により圧縮空気278がエアーシ
リンダ184へ供給される。電磁弁294は図27に示
されるように制御装置264の出力ポート274へ接続
されている。
【0098】保持枠182の一対の短辺の下部には断面
形状が略L字状の一対のガイドレール192が支持され
ている。これらの一対のガイドレール192間にはネガ
枠194が配置される。このネガ枠194は矩形状で、
ガイドレール192に対応してネガ枠194の短辺の両
外側部から外方へ突出するガイドプレート196が設け
られている。
【0099】これらのガイドプレート196はガイドレ
ール192からそれぞれ互いに近接する方向へ突出して
設けられたガイドローラ198上へ載置されている。こ
れにより、ネガ枠194は定盤22の幅方向(図20大
矢印B方向及び反対方向)へ移動可能になっており、版
材焼付装置10の外側へ、即ち、図2において実線で示
されている位置へ、引き出し可能となっている。
【0100】またネガ枠194の上面には、ボールキヤ
スタ200が当接している。このボールキヤスタ200
は保持枠182に支持されたスライドシャフト202の
先端に支持されている。このボールキヤスタ200と保
持枠182との間には圧縮コイルスプリング204が配
置されており、ネガ枠194を下方へ付勢している。
【0101】一方、図23にも示されるように、定盤2
2の一方の側壁から外方へ突出した一対のブラケツト2
01には、ボールキヤスタ203が上方へ向けて突出さ
れて支持されている。
【0102】さらに他方の側壁にはブラケツト205が
取り付けられており、このブラケツト205にも、ボー
ルキヤスタ207が上方へ向けて突出されて支持されて
いる。
【0103】ネガ枠194の一方の短辺の外側面に対向
してこのネガ枠194の図21の紙面左方向への移動用
に一対のエアーシリンダ206が設けられている。これ
らのエアーシリンダ206の駆動軸206Aの先端部に
は、前記短辺の外側面に当接されるローラ208が支持
されている。エアーシリンダ206はガイドプレート1
92の外側へ固着されており、駆動軸206Aがガイド
プレート192を貫通している。このエアーシリンダ2
06は図26に示されるように電磁弁296を介して圧
縮空気供給装置278へ接続されている。
【0104】電磁弁296の開放により圧縮空気がエア
ーシリンダ206へ供給される。電磁弁296は図27
に示されるように制御装置264の出力ポート274へ
接続されている。このエアーシリンダ206の作動によ
って、ネガ枠194は図21の紙面左側へ押圧されて移
動される。
【0105】図20に示されるように、ネガ枠194内
にはピンバー210、212がPS版12の幅方向に沿
って、即ち、ネガ枠194の短辺に沿って、それぞれ側
部に配置されている。これらの上面側にはそれぞれ複数
本のピンが突出して設けられており、ピンバー210に
設けられたピン214A及びピン214Cはネガシート
24に設けられた貫通孔28A及び貫通孔28Cへ挿入
され、ピンバー212に設けられたピン216A及びピ
ン216Bは貫通孔28A及び貫通孔28Cへ挿入され
て、ネガシート24を支持する。
【0106】ピンバー210の両側部からは夫々一対の
支持ピン218が突出している。これらの支持ピン21
8は、ネガ枠194の下部にそれぞれ固着された一対の
支持ブロツク220の長孔220A内へ挿入されている
。このためピンバー210は定盤22の長手方向及び幅
方向へ移動可能になっている。
【0107】また図24に示されるように、ピンバー2
10の中間部にはネガ枠194側に切欠き232が形成
されている。この切欠き232内には一対のボールベア
リング234、軸234B、スペーサ234Aを一対の
プレート240で挟み、ネジ236で一体にされたもの
が挿入され、ボールベアリング234は軸234Bを中
心に回転自在に保持されている。
【0108】また、一対のプレート240には、これら
のプレート240に挟持されて軸部材236Aが軸支さ
れている。この軸部材236Aには、エアーシリンダ2
42の駆動軸の先端に固着された連結ブロツク243が
外嵌され、軸部材236Aで一対のプレート240とエ
アーシリンダ242の駆動軸が揺動可能に連結されてい
る。エアーシリンダ242はネガ枠194へ支持されて
いる。また、エアーシリンダ242は図26に示される
ように電磁弁298を介して圧縮空気供給装置278へ
接続されている。電磁弁298の開放により圧縮空気が
エアーシリンダ242へ供給される。
【0109】電磁弁298は図27に示されるように制
御装置264の出力ポート274へ接続されている。
【0110】一方、ピンバー210には押さえ部材24
4が蝶番246で連結されている。この押さえ部材24
4の中間部には一対のストツパ248の一端が支持され
ている。このストツパ248の他端は切欠き232を塞
ぐように配置されている。このストツパ248は一対の
プレート240の切欠き232内からの抜き出しを阻止
している。これによりエアーシリンダ242の作動によ
ってピンバー210、212によって支持されたネガシ
ート24が引っ張られて、テンションが付与される。
【0111】図20に示されるように、ピンバー212
には、その裏面側に矩形状の切欠き224と、V字状の
切欠き226が形成されている。
【0112】これらの切欠き224、226は、図22
及び図23に示されるように、定盤22の側部に取り付
けられた円筒形の位置決め用カムフオロワー228、2
30と対応しており、エアーシリンダ206の作動によ
ってネガ枠194が長手方向へ移動すると、切欠き22
4へカムフオロワー228が、切欠き226へカムフオ
ロワー230が挿入されることによりネガ枠194はカ
ムフオロワー228、230へ3点で当接することにな
り、長さ方向、幅方向の位置決めが行える(図21乃至
図23参照)。換言すれば、カムフオロワー228が切
欠き224の底面に一点で、カムフオロワー230が切
欠き226の一対の傾斜面の2点、夫々当接することに
なる。
【0113】このように、切欠き224、226、カム
フオロワー228、230、エアーシリンダ206等は
、図3に示されたネガシート位置決め装置23を構成し
ている。
【0114】またピンバー210の押さえ部材244は
図24に示されるように、ピンバー210へネガシート
24の一端が支持された後に、略90度回転させること
によりピンバー210との間で挟持することによってネ
ガシート24の端部が押さえられる。
【0115】また、図22及び図25に示されるように
、ピンバー212側の両端部に配置されたネガ枠194
内には一対のエアーシリンダ250が配置されている。 これらのエアーシリンダ250は図26に示されるよう
に電磁弁300を介して圧縮空気供給装置278へ接続
されている。この電磁弁300の開放により圧縮空気が
エアーシリンダ250へ供給される。
【0116】電磁弁300は図27に示されるように制
御装置264の出力ポート274へ接続されている。
【0117】これらのエアーシリンダ250の駆動軸間
には、幅方向に配置された押さえローラ252の端部が
連結されている。この押さえローラ252の中間部には
所定間隔で拡径部が形成されており、ピンバー212の
蝶番で連結された押さえ部材256の押さえ用となって
いる。
【0118】また、図20に示されているように、ネガ
枠194には、その長辺側の一方に一対の把手253が
取り付けられており、ネガ枠194を保持枠182から
引き出す際に使用される。 〈PS版排出部〉PS版排出部20には、図示しない搬
送ローラが配置されており、画像が焼き付けられたPS
版12を版材焼付装置10の外方へ排出する。
【0119】また枠体11には排出検出器322(図3
参照)が配置されている。この排出検出器322は制御
装置264と接続されて、PS版12が装置内から排出
される状態を検出し、制御装置264へ伝達する。 〈制御装置〉図27及び図28に示されるように、制御
装置264の出力ポート274には表示装置302が接
続されている。
【0120】この表示装置302には、図28に示され
るように、処理中であること、即ち、PS版へ画像を焼
き付けている状態、を示す製版中LED304と、通電
しているか否を示す電源LED306と、非常停止を示
す非常停止LED308と、トラブル(装置内の故障)
を示すトラブルLED310と、が設けられている。
【0121】更に、給版、給版キヤリヤ、位置合わせ1
、露光1、版送り、位置合わせ2、露光2、排版の各処
理工程を示す小型のLED312が設けられている。 これらの小型のLED312はPS版12が送られてい
る順序に配列されており、PS版12が各処理工程に位
置すると、その処理工程にPS版12が存在しているこ
と表示する。
【0122】従って、版材焼付装置10内でトラブルが
生じた場合には、PS版12が停止したところでトラブ
ルが発生したことを容易に知ることが出来る。
【0123】次に本実施例の作用について説明する。先
ずネガ枠194を保持枠182から引き出して、予めネ
ガフイルム36が貼り付けられたネガシート24をピン
バー210及びピンバー212のピン214A、214
C及びピン216A、216Bで支持する。この状態か
らそれぞれ押さえ部材244、256を倒して押さえる
。この状態から一対のエアーシリンダ250を作動させ
て押さえローラ252をネガ枠194内から押さえ部材
256上へ移動させる。これにより、ネガシート24の
一方の端部は確実にネガ枠194へ支持される。
【0124】この状態からエアーシリンダ242を作動
させて、ネガシート24を引張り、テンションを付与す
る。このときネガシート24の一方の端部を支持してい
るピンバー210はネガシート24の幅方向へ移動可能
及び軸部材236Aを中心に揺動可能になっているので
、テンションを付与する際にネガシート24へねじり等
の力を与えることがなく、ネガシート24の皺の発生が
ない。
【0125】ネガ枠194へネガシート24をセツトし
た後に、このネガ枠194を保持枠182の下部へ押し
込む。
【0126】一方、図6に示されるように、給版コンベ
ア40の先端部を定盤22の近傍へ移動する。
【0127】なお、本実施例に係る装置では、PS版1
2へ同一の画像を並列に焼付ける通常の焼付処理工程と
、異なる2種の画像を焼付る所謂スプリツトラン処理工
程との2種の処理工程が要求されることがある。このた
め、本実施例では、予めスプリツトラン処理工程をプロ
グラムしておき、スイツチ操作によって通常処理工程と
スプリツトラン処理工程とを切り換えることができる。 このスイツチ切換操作は図30に示す割り込みルーチン
によって判断する。
【0128】図30に示される如く、ステツプ500で
は、スプリツトラン処理を行うか否かが判断され、肯定
判定された場合は図29に示す通常処理ルーチンが実行
され、否定判定された場合は図31に示すスプリツトラ
ン処理ルーチンが実行される。
【0129】まず、図29の通常処理ルーチンについて
説明する。図示しないスタートボタンをオンにすると、
ステツプ400で初期化が実行され、各工程が初期位置
で待機する。
【0130】ステツプ402では、フラグFが0に設定
される。ステツプ404で給版が開始される。この給版
はオートフイーダ9を作動させてPS版12を送り出し
、搬送ローラ対65間へ挿入する。搬送ローラ対65間
から送り出されたPS版12は案内ローラ68、70に
よって給版コンベア40上へ案内され、給版コンベア4
0によって斜めに搬送されて、定盤22上へ送られる。 これを検出器262が検出して制御装置264へ伝達す
る。
【0131】制御装置264は、ステツプ406で表示
装置302を作動させて、給版LED312を点灯させ
る。これによりPS版12がPS版供給部14にいるこ
とを認識することが出来る。このとき、PS版12の先
端部が定盤22上に引っ掛かって搬送されない場合には
、エアーシリンダ72を作動することによって、引掛部
材74でPS版12の後端を定盤22方向へ押し出す。 これによって確実に定盤22上へPS版12を搬送する
ことが出来る(図7)。
【0132】定盤22上へ搬送されたPS版12は、図
示しない吸盤等の搬送機構で所定位置へ移動される。
【0133】ステツプ408では定盤22上へPS版1
2が送られると検出器262でこれが検出され、ステツ
プ410で給版キヤリヤLED312が点灯される。こ
れにより定盤22上へPS版12が送り込まれたことを
確認することが出来る。
【0134】ステツプ412でPS版12への焼き付け
位置が一面目なのか二面目なのかが判断される。
【0135】一面目の場合には、ステツプ414で位置
合わせ1が行われる。即ち、第1のプツシヤー90A又
は90Cのエアーシリンダ92は電磁弁280の開放に
より作動される。これにより、図9及び図10に示され
るように、定盤内基準ピン82、定盤外基準ピン84へ
向けて押圧されて移動し、これらのピン82、84へ当
接される。これと同時に第2のプツシヤー114Aのエ
アーシリンダ118は電磁弁282の開放により作動さ
れる。これにより定盤外基準ピン86へ向けて押圧され
て移動し、このピン86へ当接する。このようにしてP
S版12は定盤22上の所定の位置(図9、図10の二
点鎖線で示される位置)へ位置決めされる。この状態で
吸着溝78Cに負圧が供給され、PS版12は定盤22
上に固定される。
【0136】この位置合わせ1の状態をステツプ416
で表示装置302の位置合わせ1LEDを点灯させる。 これにより作業者はPS版12が版材焼付装置10内の
どの位置に送られて、どの処理をしているのか認識する
ことが出来る。この位置決め1の終了を検出器324が
検出してステツプ418が実行される。
【0137】次いでステツプ418でネガシート24が
供給されているか否かが判断される。即ち、PS版12
の定盤22への位置決め固定後、エアーシリンダ184
の作動によって保持枠182及びネガ枠194が下降し
て、ボールキヤスタ203、207上へ載置される。
【0138】この状態からエアーシリンダ206が作動
して、ネガ枠194を移動させ、切欠き224、226
内へカムフオロワー228、230を挿入する。これに
よりネガ枠194が定盤22上の所定の位置に位置決め
される。ネガシート24がPS版12の所定の位置へ位
置決めされると、スクイズ装置148が作動し、スクイ
ズローラ156によってネガシート24とPS版12が
密着される。スクイズローラ156によるスクイズが終
了すると、このスクイズローラ156はネガシート24
上から離間する。
【0139】次いで吸着溝78Aに負圧が供給され、P
S版12とネガシート24の間が脱気され、ネガシート
24が定盤22に吸着固定される。ネガシート24がこ
の状態にある(ネガシート24が供給されている)のか
否かがステツプ418で判断される。ネガシート24が
供給されていない場合には、ステツプ420で作業者が
ネガシート24をネガ枠194へセツトし、その後、上
記のようにネガシート24が供給される。
【0140】ネガシート24が供給されている場合には
、ステツプ421において電磁弁524、526が通電
されてエアーシリンダ528、530が作動して、遮蔽
板522が下降し、次いでステツプ422でエアーシリ
ンダ138、140が作動して、光源フード136が下
降し、押さえ部材146のスポンジ147がネガシート
24とPS版12のエツジ部分との重なり部分145へ
当接して押圧する。これによりネガシート24を確実に
PS版12上へ密着することができ、焼きぼけ等が発生
することがない。
【0141】光源フード136の下降完了を下検出器2
90が検出するとステツプ424で光源部134からの
光がPS版12上へ照射されて、ネガシート24に貼り
付けられたネガフイルム36の画像がPS版12へ焼き
付けられる。即ち、画像露光、が行われることをステツ
プ426で表示装置302を作動させて画像露光1LE
D312を点灯させる。これを画像露光検出器320が
検出し、所定時間光が照射されると、ステツプ427で
遮蔽板522が上昇し、次いでステツプ428で光源フ
ード136が上昇する。光源フード136の上昇完了を
上検出器288が検出して、ステツプ432が実行され
る。
【0142】ステツプ432では、フラグFが1か否か
判断される。即ち、二面目の焼付の場合にはステツプ4
34でPS版12が定盤22上から排出され、この排出
状態を排出検出器322が検出して、ステツプ436で
表示装置312が作動され、排出LED312が点灯す
る。
【0143】フラグFが0の場合にはステツプ412で
再び二面目か否が判断される。即ち、フラグFが0の場
合には一面目を焼き付けていることを示しているので、
ステツプ438以下が実行される。
【0144】ステツプ438ではPS版版送り装置13
2が作動されて、PS版12を定盤上で移動させ、図9
又は図10の大矢印B方向へ移動される。この版送りの
状態はステツプ440で表示装置302が作動して版送
り表示LEDが点灯する。この版送りが終了したことを
版送り検出器318が検出してステツプ442が実行さ
れる。
【0145】ステツプ442で位置合わせ2が行われて
、定盤22上の所定の位置へPS版12が位置合わせさ
れる。この位置合わせ2の状態をステツプ444で表示
装置302が作動して、位置合わせ2LEDが点灯する
【0146】位置合わせ2が終了すると位置合わせ2検
出器316が検出してステツプ446を実行する。
【0147】ステツプ446でフラグFが1に設定され
る。この状態からステツプ418以下が実行されてネガ
シート24のネガフイルム36に記録されている画像が
PS版12上へ焼付られる。
【0148】ステツプ448で継続してPS版12を処
理すか否かが判断され、継続して処理する場合にはステ
ツプ400以下が再び実行される。継続して処理しない
場合には終了する。
【0149】このように本実施例では、PS版12の移
動状態及び各装置の動作状態を表示装置302により表
示するので、例えば処理中に不具合が生じて、PS版1
2の移動が停止した場合には、容易に不具合箇所を作業
者は知ることが出来、容易にメンテナンスすることが出
来る。
【0150】以上が、本実施例の通常の処理工程であり
、起動を指示することにより、自動的に処理が行われる
【0151】次に、図31に従い、スプリツトラン処理
工程について説明する。なお、図29に示した通常処理
工程と同一部分については、ステツプ番号の末尾に符号
Aを付してその処理内容の説明を省略する。
【0152】ステツプ400Aで初期化された後、ステ
ツプ502ではフラグF及びフラグGがリセツトされ、
ステツプ504へ移行する。ステツプ504で起動スイ
ツチがオンすると、ステツプ404Aへ移行する。以下
ステツプ404Aからステツプ422Aの第1面の焼付
準備は図29に示す通常焼付処理と同様である。
【0153】ステツプ422Aにおいて、光源フード1
36が下降すると、ステツプ506、508、510に
おいて、4種のパターンに分類される。すなわち、フラ
グF、フラグGのセツト又はリセツト状態によって、第
1面を焼付処理するパターン、第1面をパスする(焼付
しない)パターン、第2面を焼付するパターン及び第2
面をパスするパターンの4種に分けることができる。
【0154】当初はフラグF及びフラグG共にリセツト
状態であるので、ステツプ506で否定判定され、次い
でステツプ510で否定判定されるので、ステツプ42
4Aへ移行して画像が露光される。
【0155】次に、第1面の焼付処理が終了すると、ス
テツプ432AでフラグFがリセツト状態と判定される
ので、ステツプ412Aで第2面の処理と判定され、ス
テツプ438Aからステツプ422Aまでの処理がなさ
れ、再度ステツプ506へ移行する。ここで、ステツプ
506では、ステツプ446AでフラグFがセツト状態
とされているので、肯定判定され、ステツプ508で否
定判定されるので、ステツプ424A、ステツプ426
Aを飛び越してステツプ427Aへ移行する。すなわち
、第2面へ実際には焼付処理がなされず、動作のみの制
御となる。
【0156】次に第2面の疑似焼付動作が終了すると、
ステツプ432Aにおいて、フラグFがセツト状態と判
定されるので、ステツプ434Aへ移行して、PS版1
2は一旦排出され、ステツプ436Aで排出表示がなさ
れた後、ステツプ512へ移行する。ステツプ512で
は、フラグGがセツトリセツトされているか否かが判断
され、肯定判定、すなわち、第1面のみ焼付処理して第
2面はパスしたと判定された場合は、ステツプ514へ
移行してフラグFをリセツトし、かつフラグGをセツト
した後、ステツプ504へ移行し、待機状態となる。
【0157】この状態で、オペレータは、ネガシート2
4を取り外すことができ、第2面へ焼付けるための画像
が記録された別のネガシート24を装填することができ
る。
【0158】別のネガシート24の装填が完了し、ステ
ツプ504で起動スイツチがオンされると、ステツプ4
04Aからステツプ422Aの各ステツプが処理され、
ステツプ506へ移行する。ここで、装填されているP
S版12の第1面は既に焼付処理がなされているので、
ステツプ506では否定判定され、ステツプ510では
肯定判定されて、ステツプ424A、ステツプ426A
を飛び越してステツプ427Aへ移行する。
【0159】また、ステツプ412Aで肯定判定され、
第2面の焼付準備がなされてステツプ506へ到達した
場合は、ステツプ506で肯定判定され、かつステツプ
510で肯定判定されるので、ステツプ424Aへ移行
して、画像露光がなされる。
【0160】ステツプ512では、フラグGがセツト状
態であるので、このルーチンの処理は完了したと判定さ
れ、リターンする。
【0161】このように、通常の処理と同一の動作を2
回繰り返し、実際に焼付ける制御のみをパスして、第1
面及び第2面に異なる画像を焼付けることができるので
、異なる動作で第1面と第2面とを焼付ける場合に生じ
るPS版12とネガシート24との相対位置を決めるた
めの機械的動作の誤差を排除することができる。
【0162】なお、本実施例では、同一の動作を2回繰
り返して異なる画像を焼付けるようにしたが、第1面へ
の焼付が終了した時点で、一連の動作を一時停止させ、
ネガシート24のみを交換するようにすれば、1回の動
作で第2面へ異なる画像を焼付けることができる。なお
、この場合は、上記実施例のような、複数のPS版の第
1面へ同一の画像を連続して焼付け、その後第2面へ同
一の画像を焼付けるといった、大量処理には不適当であ
るが、単一のPS版への焼付処理には作業時間が短縮さ
れ、最適である。
【0163】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る版材焼付
装置のスプリツトラン制御方法は、既存の装置によって
、スプリツトラン処理を可能とし、作業性を向上すると
共に、品質の向上を図ることができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る版材焼付装置の実施例を示した正
面図である。
【図2】版材焼付装置の側面図である。
【図3】版材焼付装置の平面図である。
【図4】ネガシートを示す斜視図である。
【図5】図4のネガシートをピンバーに装填した斜視図
である。
【図6】給版コンベアを示す側面図である。
【図7】引掛部材を示す側面図である。
【図8】定盤上の吸着溝を示す正面図である。
【図9】定盤上に載置されるPS版板とネガシートとの
関係及び基準ピンの位置を示す平面図である。
【図10】定盤上に載置されるPS版板とネガシートと
の関係及び基準ピンの位置を示す平面図である。
【図11】第1のプツシヤーを示す側面図である。
【図12】第1のプツシヤーを示す斜視図である。
【図13】第2のプツシヤー114Aを示す側面図であ
る。
【図14】第2のプツシヤー114Bを示す側面図であ
る。
【図15】光源部の分解斜視図である。
【図16】光源を示す側面図である。
【図17】スクイズ装置を示す側面図である。
【図18】スクイズ装置を示す平面図である。
【図19】定盤と光源フードの位置を示す平面図である
【図20】ネガ枠と保持枠との関係を示す分解斜視図で
ある。
【図21】ネガ枠と保持枠を示す正面図である。
【図22】ネガ枠を示す平面図である。
【図23】定盤を示す平面図である。
【図24】ピンバーを示す斜視図である。
【図25】押さえロールを示す斜視図である。
【図26】圧縮空気供給装置278とエアーシリンダの
接続を示すブロツク図である。
【図27】制御装置と他の機器の接続を示すブロツク図
である。
【図28】表示装置を示す正面図である。
【図29】通常の処理モードを示す制御フローチヤート
である。
【図30】通常焼付処理又はスプリツトラン焼付処理を
決めるための割り込みルーチンである。
【図31】スプリツトランの処理モードを示す制御フロ
ーチヤートである。
【符号の説明】
10    版材焼付装置 12    PS版 14    PS版供給部 16    焼付部 18    ネガシート供給部 20    PS版排出部 22    定盤 24    ネガシート 136    光源フード 264    制御装置 500    光源ユニツト 510    透明ガラス板(遮熱ガラス板)522 
   遮蔽板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  版材上の第1及び第2の焼付面へそれ
    ぞれ異なる原稿フイルムによって焼付けるスプリツトラ
    ン制御を行うための版材焼付装置のスプリツトラン制御
    方法であって、前記版材と第1の原稿フイルムとを相対
    移動させて前記版材の第1の焼付面へ第1の原稿フイル
    ムを対応させた後、前記版材と第1の原稿フイルムとを
    重ね合わせて焼付処理し、前記版材と第1の原稿フイル
    ムと相対移動させて前記版材の第2の焼付面へ第1の原
    稿フイルムを対応させた後焼付処理をパスして、版材を
    排出して仮集積し、仮集積された版材を再度給版部から
    定盤上へ配置すると共に第2の原稿フイルムを装填し、
    前記版材と第2の原稿フイルムとを相対移動させて前記
    版材の第1の焼付面へ第2の原稿フイルムを対応させた
    後焼付処理をパスして、前記版材と第2の原稿フイルム
    とを相対移動させて前記版材の第2の焼付面へ第2の原
    稿フイルムを対応させた後、前記版材と第2の原稿フイ
    ルムとを重ね合わせて焼付処理し、前記版材を排出する
    版材焼付装置のスプリツトラン制御方法。
  2. 【請求項2】  版材上の第1及び第2の焼付面へそれ
    ぞれ異なる原稿フイルムによって焼付けるスプリツトラ
    ン制御を行うための版材焼付装置のスプリツトラン制御
    方法であって、前記版材と第1の原稿フイルムとを相対
    移動させて前記版材の第1の焼付面へ第1の原稿フイル
    ムを対応させた後、前記版材と第1の原稿フイルムとを
    重ね合わせて焼付処理した後、一時停止させて第2の原
    稿フイルムを装填して再起動させ、前記版材と第2の原
    稿フイルムとを相対移動させて前記版材の第2の焼付面
    へ第2の原稿フイルムを対応させた後、前記版材と第2
    の原稿フイルムとを重ね合わせて焼付処理し、前記版材
    を排出する版材焼付装置のスプリツトラン制御方法。
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