JP2559504B2 - 版材焼付装置 - Google Patents

版材焼付装置

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JP2559504B2 JP1301495A JP30149589A JP2559504B2 JP 2559504 B2 JP2559504 B2 JP 2559504B2 JP 1301495 A JP1301495 A JP 1301495A JP 30149589 A JP30149589 A JP 30149589A JP 2559504 B2 JP2559504 B2 JP 2559504B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、原稿フイルム(以下「ネガフイルム」とい
い、記録されている画像がネガ像、ポジ像の何れであっ
てもよい)の画像を感光性平版印刷版(以下「PS版」と
云う)へ焼き付ける版材焼付装置に関し、詳細にはネガ
フイルムを貼り着けた透明シート(以下「ネガシート」
という)又はネガフイルムを原稿枠(以下「ネガ枠」と
いう)へ支持し、定盤上のPS版上へ載置して、ネガフイ
ルムに記録されている原稿画像をPS版へ焼き付ける版材
焼付装置に関する。
[従来の技術] 新聞印刷用の輪転機等に使用されるPS版は、焼付装置
の焼付部へ供給され、ネガフイルム又はネガシート(以
下両者を「シート体」という)の画像が焼き付けられ
る。
上記焼付部には定盤が配置されており、PS版供給装置
によって焼付装置へ供給されたPS版が定盤上の所定の位
置へ位置決めされた後に、定盤上に形成された溝へ負圧
が供給されて、定盤上へPS版が吸着される。これにより
PS版は定盤の所定の位置へ保持される。
定盤上の所定の位置へ保持されたPS版上へシート体が
載置されて位置決めされ、その後ネガフイルムに記録さ
れている画像がPS版へ焼き付けられる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、PS版を定盤上へ吸着する吸着溝が定盤
の上面に全域に設けられているので、PS版上へシート体
を載置すると、シート体のPS版の端面から外方へ突出さ
れる部分も吸着され、シート体の位置決めが出来ないと
いう問題がある。
さらにシート体のPS版からの突出部分が吸着されると
PS版とシート体との間に空気が残り焼きぼけが生じる。
またシート体をPS版へ載置する際にPS版の吸着を一旦
停止することが考えられるが、この場合にはPS版の定盤
上での位置ずれが生じるという問題がある。
本発明は上記事実を考慮し、感光性平版印刷版上へシ
ート体を確実に位置決めすることが出来、シート体と感
光性平版印刷版との間に空気が残ることがない版材焼付
装置を提供することが目的である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため請求項1に係る本発明の版材
焼付装置は、 定盤上へ位置決めされた感光性平版印刷版上へネガフ
ィルム及びネガフィルムが貼り付けられた透明シートの
内の一方よりなるシート体を載置して位置決めし、スク
イズ装置で感光性平版印刷版とシート体との間に残って
いる空気を除去した後に、ネガフィルムに記録された画
像を感光性平版印刷版へ焼き付ける版材焼付装置であっ
て、 前記位置決めされた感光性平版印刷版の裏面側に対応
するように前記定盤に設けられ前記感光性平版印刷版を
前記定盤に吸着する第1の吸着手段と、 前記位置決めされたシート体の前記位置決めされた感
光性平版印刷版の端部から外方へ突出される部分に対応
するように前記定盤に設けられ前記スクイズ装置で前記
感光性平版印刷版と前記シート体との間の空気を除去し
た後に前記シート体の前記突出される部分を吸着する第
2の吸着手段と、 を有することを特徴としている。
請求項2に係る本発明の版材焼付装置は、請求項1の
構成において、 前記第1の吸着手段が少なくとも2つの吸着部から構
成され、前記感光性平版印刷版の版サイズに応じて前記
吸着部の内の少なくとも1つへの負圧の供給を停止する
ことを特徴としている。
[作用] 上記構成の本発明によれば、定盤上で位置決めされた
感光性平版印刷版は、第1の吸着手段によって吸着され
て定盤上へ保持される。
定盤上へ保持された感光性平版印刷版上へシール体が
載置されて位置決めされる。スクイズ装置によって感光
性平版印刷版との間に残っている空気が除去された後
に、感光性平版印刷版上へ位置決めされたシート体は、
その感光性平版印刷版の端部から外方へ突出された部分
が第2の吸着手段によって吸着される。
従って、感光性平版印刷版上へ載置されたシート体は
感光性平版印刷版を吸着する第1の吸着手段で吸着され
ことがないので、自由に移動されることが出来確実に位
置決めされることが出来る。
更に、シート体は感光性平版印刷版上で位置決めさ
れ、スクイズ装置で感光性平版印刷版との間に残ってい
る空気が除去された後に、第2の吸着手段で感光性平版
印刷版から突出された部分が吸着されるので、焼きぼけ
が生じない。
請求項2の構成によれば、例えば、版サイズが大きい
場合には、その大きい版サイズの感光性平版印刷版に対
応位置する第1の吸着手段の全ての吸着部へ負圧が供給
され、感光性平版印刷版の端部から外方へ突出されるシ
ート体の部分は、第1の吸着手段では吸着されず、第2
の吸着手段によって吸着される。版サイズが小さい場合
には、その小さい版サイズの感光性平版印刷版に対応す
る第1の吸着手段の吸着部へ負圧が供給され、感光性平
版印刷版の端部から外方へ突出されるシート体の部分に
対応する第1の吸着手段の吸着部へは負圧の供給が停止
され、感光性平版印刷版の端部から外方へ突出されるシ
ート体の部分は、第1の吸着手段では吸着されず、版サ
イズの異なる感光性平版印刷版でも上記作用効果を奏す
ることができる。
[発明の効果] 上記構成の本発明によれば、第1の吸着手段によって
感光性平版印刷版を定盤上へ保持し、この感光性平版印
刷版上へシート体を載置して位置決めしスクイズ装置で
感光性平版印刷版との間の空気を除去した後に、第2の
吸着手段によってシート体の感光性平版印刷版からの突
出部分が定盤へ吸着されるので、感光性平版印刷版上へ
シート体を確実に位置決めすることが出来、シート体と
感光性平版印刷版との間に空気が残ることがなく、良好
な焼き付けをすることが出来るという優れた効果が得ら
れる。
また、請求項2に係る本発明によれば、版サイズの異
なる感光性平版印刷版でも上記作用効果を奏することが
できる。
[実施例] 第1図乃至第3図には本発明に係る版材焼付装置10の
実施例が示されている。第1図は版材焼付装置の正面
図、第2図は側面図、第3図は平面図である。
第1図乃至第3図に示されるように、版材焼付装置10
は、枠体11で箱形形状に形成されており、内部にはPS版
12(第3図参照)を供給するPS版供給部14と、このPS版
供給部14から供給されたPS版12が載置される定盤22が配
置され、PS版12へネガフイルム36(第4図参照)に記録
された画像を焼き付ける焼付部16と、この焼付部16へネ
ガフイルム36が貼り付けられた透明シート24(以下ネガ
シート24という)(第4図参照)を供給するネガシート
供給部18と、ネガフイルム36の画像が焼付られたPS版12
を排出するPS版排出部20と、が設けられている。
このPS版供給部14へは特開昭63−106245号、特開昭63
−171728号等に記載されたごときオートフイーダ9を用
いてPS版12を供給することが出来る。
またPS版排出部20の後段側には実公昭60−35072号、
特公昭62−34429号等に記載された処理装置を接続し、
更にその後段側には折曲げ装置等を接続することが出来
る。
PS版供給部14から焼付部16へ供給されたPS版12は焼付
部16に設けられた定盤22上へ位置決め装置(後述され
る)によって位置決めされる。このPS版12上へは、ネガ
シート供給部18からネガ枠194(後で詳細に説明され
る)に支持されたネガシート24が供給されて載置され、
ネガシート位置決め装置(後述される)により位置決め
される。この状態で上方から光源134のランプ等によっ
て光が照射されて、ネガシート24上のネガフイルム36の
画像がPS版12の第1面に焼き付けられる。その後PS版12
が移動されて第2面への焼付が行われる。
ネガフイルム36の画像がPS版12上へ焼き付けられた後
には、ネガシート24がPS版12上から上方へ移動し、PS版
12がPS版排出部20から外方へ排出される。
次に画像が記録されたネガフイルム36が貼り付けられ
たネガシート24について第4図及び第5図を用いて説明
する。
〈ネガシート〉 第4図及び第5図に示されるように、ネガシート24は
薄肉で平面視矩形状の透明シート25と、この透明シート
25に貼り付けられた画像が記録されたネガフイルム36
と、で構成されている。透明シート25には、その両短辺
近傍に短辺(第4図矢印C方向)に沿って所定間隔で複
数の短辺に沿う方向が長手とされる貫通孔28Aが形成さ
れている。また、一方の短辺側の中央には円形の貫通孔
28Bが、他方の短辺側の中央には透明シート25の長辺に
沿う方向が長手とされる貫通孔28Cが形成されている。
第5図及び第18図に示されるように、透明シート25の
前記一方の短辺側には、ピンバー212(後述される)が
対応される。このピンバー212には、貫通孔28Aに対応さ
れる形状及び数のピン216A及び貫通孔28Bに対応される
形状及び数のピン216Bが設けられており、貫通孔28A、2
8Bにはピン216A、216Bが貫通する。また、前述の他方の
短辺側には、ピンバー210(後述される)が対応され
る。このピンバー210には、貫通孔28Aに対応される形状
及び数のピン214A及び貫通孔28Cに対応される形状及び
数のピン214Cが設けられており、貫通孔28A、28Cにはピ
ン214A、214Cが貫通する。
このネガシート24は画像が記録されたネガフイルム36
(本実施例では2枚)を透明シート25の所定の位置にテ
ープ等によって貼り付けられることによって用意され
る。この状態でネガシート24は焼付部16の定盤22上へ予
め位置決めされたPS版12上へ載置されてネガシート24と
PS版12との間の脱気が行われた後、ネガフイルム36の画
像がPS版12へ焼き付けられる。
なお、本実施例では、貫通孔28A、28Cは長孔とされて
いるが、本発明においては、長孔に限らず、円孔や角孔
等が用いられてもよい。また、貫通孔の数も第5図に示
されている数に限られるものではなく、必要に応じて任
意に設定されればよい。
また、本実施例では、ネガシート24は透明シート25と
ネガフイルム36とで構成されているが、本発明はこれに
限らず、ネガフイルム36のみであってもよい。その場合
は、ネガフイルム36自体に貫通孔を設けてピンバー21
0、212のピン214A、214C、216A、216Bを貫通させればよ
い。
以下に版材焼装置10の各部について図面に従い詳細に
説明する。
〈PS版供給部〉 第1図に示されるように、PS版供給部14には給版コン
ベア40が配置されている。この給版コンベア40は、版材
焼付装置10に接して配置された複数枚のPS版12を収容す
るPS版オートフイーダ9から送り出されたPS版12を定盤
22上へ供給する。
第6図及び第7図に示されるように、給版コンベア40
は、互いに平行に配置されたシヤフト42とシヤフト44と
の間に複数本のベルト46が、各々のシヤフトへ取り付け
られた複数個のプーリ48、50を介して巻掛けられてい
る。
シヤフト42は枠体11に支持された一対の側板52(但し
第6図、第7図には片側の側板52のみ図示し、他側は省
略した)へ回転可能に支持されている。シヤフト42の一
方の端部は一方の側板52を貫通して側板52間の外側へ突
出しており、その先端部にはスプロケツトホイール54が
取り付けられている。このスプロケツトホイール54には
図示しないモータの駆動軸との間にチェーン56が巻掛け
られている。
シヤフト42には複数本の支柱58の一端がそれぞれ支持
されている。これらの支柱58の他側端部には長孔58Aが
設けられており、前述のシヤフト44が挿入されている。
また長孔58A内には圧縮コイルスプリング60が配置され
ている。この圧縮コイルスプリング60によりシヤフト44
は支柱58の前記他端部へ向けて付勢されている。これに
よりプーリ48、50へ巻掛けられたベルト46はテンション
が付与されている。
シヤフト42、44の軸方向中間部にはシヤフト45が複数
の支柱58を貫通して配置されている。このシヤフト45に
は連結部材62を介してエアーシリンダ64の駆動軸64Aの
一端が連結されている。エアーシリンダ64は枠体11へブ
ラケツト66を介して回転可能に支持されている。
エアーシリンダ64の駆動軸64Aが本体内に引き込まれ
ている状態では第6図二点鎖線で示されるように、給版
コンベア40は定盤22から離間して退避されており、エア
ーシリンダ64の駆動軸64Aが本体内から突出されること
によりシヤフト44側端部がシヤフト42を中心に時計回り
方向へ回転され、給版コンベア40のシヤフト44側端部が
定盤22へ接近される。これにより、ネガフイルム36の画
像をPS版12へ焼き付ける時にネガ枠194(後述される)
が下降する際、このネガ枠194と給版コンベア40との干
渉を防ぐことができ、さらには定盤22回りが簡潔にされ
ることにより、定盤22回りに配置される各機器のメンテ
ナンス性が向上される。
また、第7図に示されるように、シヤフト42の軸方向
中間部に位置する支柱58にはブラケツト59を介してエア
ーシリンダ72が取り付けられている。このエアーシリン
ダ72の駆動軸の先端部には引掛部材74が取り付けられて
いる。この引掛部材74は給版コンベア40上に突出して配
置されおり、エアーシリンダ72の駆動によって給版コン
ベア40上をシヤフト44方向へ移動する。この引掛部材74
は給版コンベア40上でPS版12が引っ掛かった場合に強制
的にPS版12のシヤフト42側の端部を押圧して、確実に定
盤22上へPS版12を送り出す。
シヤフト42側の上部には側板52へ回転可能に支持され
た搬送ローラ対65が配置されている。この搬送ローラ対
65は前述のオートフイーダ9から送り出されたPS版12が
挿入され、給版コンベア40上へPS版12を送り出す。
また搬送ローラ対65の定盤22側には案内ローラ68、70
が配置されている。この案内ローラ68、70は搬送ローラ
対65から送り出されたPS版12を給版コンベア40上へ案内
する。
従って、オートフイーダ9から送り出されたPS版12は
搬送ローラ対65間へ挿入され、案内ローラ68、70によっ
て案内されながら、給版コンベア40上へ送られる。給版
コンベア40上へ送られたPS版12は給版コンベア40上を搬
送されて焼付部16の定盤22上へ送られる。
〈焼付部〉 焼付部16の定盤22は第8図に示されるように上面に吸
着溝78が形成されている。この吸着溝78は定盤22の上面
の外周端部及び中間部で連結されて形成された第1の吸
着溝78Aと、この第1の吸着溝78Aに囲まれるように第
2、第3の吸着溝78B、78Cが形成されている。これらの
第1、第2、第3の吸着溝78A、78B、78Cはそれぞれ負
圧供給装置80と接続されており、それぞれ独立に負圧が
供給され、定盤22上に載置されたPS版12を吸着固定し、
更にネガシート24とPS版12との間の空気を脱気する機能
を備えている。
また吸着溝が3系統になっているので、例えば第9図
に示されるように、PS版12のサイズが小さい場合(即
ち、新聞紙2頁分の印刷版サイズ)のPS版12の定盤上へ
の固定は吸着溝78Cのみ負圧を供給すれば良く、この場
合にはPS版12が載置されていない部分には負圧が供給さ
れることがなく、ネガシート24が定盤22上へ載置されて
も定盤22へ吸着されることがない。
また第10図に示されるようにPS版12のサイズが大きい
場合(すなわち、新聞4頁分の印刷版サイズ)には溝78
B、78Cに負圧を供給し、PS版12を定盤22上へ固定する。
溝78Aは定盤22上へ固定されたPS版12上にネガシートが
載置された際、PS版12とネガシート24との間の空気を抜
き完全な真空密着を行うためのものである。
〈位置決め装置〉 第9図乃至第13図を参照して位置決め装置について説
明する。
なお、給版コンベア40で定盤22上へ載置されたPS版12
は、図示しない吸盤等の搬送機構により定盤22上の所定
の位置へ移動された後、以下で説明される位置決め装置
により位置決めされる。
この位置決め装置は、PS版12を押圧して移動させる押
圧手段と、移動されるPS版12の端面に当接して所定の位
置に位置決めする位置決め機構と、を備えている。
なお、第9図は、新聞2頁用のPS版12の場合を示し、
第10図は、新聞4頁用のPS版12の場合を示す。
先ず位置決め機構について述べる。
第9図、第10図に示されるように、定盤22のPS版12の
挿入方向(第9図、第10図大矢印A方向)前方側には、
PS版12の幅方向(第9、10図上下方向、即ち、大矢印A
方向及びその逆方向)の位置を決める定盤内基準ピン82
が出没可能に配置されている。また定盤22側方には定盤
外基準ピン84、86が、ベース88上から立設されている。
定盤外基準ピン84、86の先端部分は定盤22の高さより若
干高い位置とされている。これらの定盤内基準ピン82及
び定盤外基準ピン84はPS版12の前方側と当接し、即ち、
PS版12の第9、10図大矢印A方向からの当接用であり、
PS版12を定盤22上での所定の位置へ位置決めとする。ま
た、PS版12は、定盤外基準ピン86に当接することにより
天地方向(第9、10図において大矢印B方向及び反対方
向)の位置決めがなされる。これらの定盤内基準ピン82
及び定盤外基準ピン84、86で位置決めされたPS版12は第
9、10図の左側の版面にネガシートが密着されて露光さ
れる。
その後、PS版12は図示されない横送り装置で第9、10
図の大矢印B方向へ移動される。第9図及び第10図に示
されるように、定盤22には定盤22の上面から出没可能に
配置された定盤内基準ピン108、110が配置されている。
また定盤22のネガシート供給部18側には、定盤外基準ピ
ン112が設けられている。この定盤外基準ピン112は出没
可能になっていて、PS版12の排出時には定盤高さより下
がっている。PS版12は、第9、10図の大矢印B方向への
移動後、これらの定盤内基準ピン108、110及び定盤外基
準ピン112に当接されて位置決めされる。即ち、定盤内
基準ピン108、110及び定盤外基準ピン112は、PS版12の
右側の版面へネガフイルム36の画像を焼き付けるための
PS版12の位置決め用となっている。
なお、これらの定盤内基準ピン82、108、110及び定盤
外基準ピン86、84、112は、PS版12に対し、右側焼付時
も左側焼付時も同一の位置に当接するように配置されて
いる。
また、定盤22に載置されたPS版12の定盤22からはみ出
している部分は、例えば、第13B図に示されているよう
に、定盤22と同高さとされたガイド板118D等により支持
されている。
次に、押圧手段について説明する。
定盤22回りには、PS版12の第9、10図の左側の版面の
焼付用の位置決めを行う為にPS版12を定盤内基準ピン8
2、定盤外基準ピン84方向へ押圧する第1のプツシヤー9
0A及び90Cが配置されていると共に、PS版12の第9、10
図の右側の版面の焼付用の位置決めを行う為にPS版12を
定盤内基準ピン108及び定盤外基準ピン112方向へ押圧す
る第1のプツシヤー90B及び90Dが配置されている。プツ
シヤー90A及び90Bは、新聞2頁版のPS版12の押圧用であ
り、プツシヤー90C及び90Dは、新聞4頁版のPS版12の押
圧用である。また、これらの第1のプツシヤー90A、90
B、90C及び90Dは実質的に同構造であるので、第1のプ
ツシヤー90Dについて説明する。
第11図及び第12図に示されるように、第1のプツシヤ
ー90Dはエアーシリンダ92と、このエアーシリンダ92の
駆動軸92Aに固着された回転体94と、を備えている。
エアーシリンダ92は、ベース88から立設された支持ブ
ラケツト96上端に固着されたブラケツト98へ回転可能に
支持されている。このエアーシリンダ92の駆動軸92Aは
定盤22の側壁に取り付けられたガイドプレート100の貫
通長孔100A内に挿入されている。駆動軸92Aの先端部に
はガイドピース102が取り付けられている。
ガイドピース102は下面側に斜面が形成されており、
ガイドプレート100の斜面部100B上へ載置されて、この
斜面部100Bを摺動する。
ガイドピース102の上面側には回転体94を支持するピ
ン104の一端が固着されている。回転体94はこのピン104
へ回転可能に支持されている。
またエアーシリンダ92の両側には一端がガイドピース
102へ止着され、他端が支持ブラケツト96へ止着されて
いる一対の引張コイルスプリング106が配置されてい
る。この引張コイルスプリング106はエアーシリンダ92
を下方へ向けて付勢している。またエアーシリンダ92が
作動していない状態では、第11図一点鎖線で示されるよ
うに、回転体94は定盤22の上面より低い位置に退避して
いる。またエアーシリンダ92が作動し、駆動軸が本体内
から突出すると、ガイドピース102が斜面100B上を斜め
に上昇し、回転体94が定盤22から上方へ突出し第11図の
二点鎖線で示される位置まで移動する。この回転体94に
は定盤22上へすでに載置されているPS版12の端面が当接
し、PS版12を定盤内基準ピン108及び定盤外基準ピン112
へ向けて押圧し移動させる。このようにしてPS版12はそ
の幅方向(第9、10図大矢印A方向及び反対方向)の位
置決めが行われる。なお、プツシヤー90Bは、プツシヤ
ー90Dと同構造であり適用されるPS版12が第9図の新聞
2頁版用である。また、プツシヤー90Cは、定盤22の側
壁に取り付けられるガイドプレート100がプツシヤー90D
のそれと反対になっているだけで他は同一である。
また定盤22回りには第2のプツシヤー114A及び114Bが
配置されている。第2のプツシヤー114AはPS版12の天地
方向(第9、10図大矢印B方向及び反対方向)片側へ当
接して、定盤外基準ピン86へPS版12を押圧し、PS版12
は、第9、10図の左側版面の焼付用の天地方向(第9、
10図大矢印B方向及び反対方向)の位置決めが行われ
る。第2のプツシヤー114Bは、PS版12の天地方向(第
9、10図大矢印B方向及び反対方向)片側へ当接して、
定盤内基準ピン110へPS版12を押圧し、PS版12は、第
9、10図の右側版面の焼付用の天地方向(第9、10図大
矢印B方向及び反対方向)の位置決めが行われる。
第13A図に示されるように、第2のプツシヤー114Aは
ベース88上から立設された支持ブラケツト116にエアー
シリンダ118が回転可能に支持されている。このエアー
シリンダ118の駆動軸118Aは定盤22の側面に支持された
ガイドプレート126の切欠を通り、その先端部にはガイ
ドピース120が固着されており、このガイドピース120に
はピン122で回転体124が支持されている。
ガイドピース120の下面側には斜面120Aが形成されて
いる。この斜面120Aはガイドプレート126に形成された
斜面126A上へ当接しており、エアーシリンダ118の作動
によってガイドピース120は斜面126A上を摺動しながら
上昇する。
またエアーシリンダ118の駆動軸118Aは別のガイドピ
ース123を挿通自在に貫通しており、このガイドピース1
23の下面側には突起128が設けられている。この突起128
の先端には引張コイルスプリング130の一端が止着され
ている。引張コイルスプリング130の他端側はベース88
上に立設されたポール132の先端へ止着されている。こ
のためエアーシリンダ118は軸支部を中心に第13A図時計
回り方向へ付勢されている。
従って、回転体124は、エアーシリンダ118の駆動軸11
8Aの伸長時にはガイドプレート126の斜面126Aに案内さ
れてPS版12を押圧しながら定盤22上を第13A図二点鎖線
の位置まで移動し、エアーシリンダ118の駆動軸118Aの
縮長時には、駆動軸118Aが引張コイルスプリング130に
より下方へ付勢されているので、ガイドプレート126の
斜面126Aに案内されて第13A図の実線の位置まで移動さ
れる。
第2のプツシヤー114Bは、第13B図に示されているよ
うに、エアーシリンダ118Bが、略水平に配置されてお
り、その駆動軸118Cの先端にはローラ119が軸支されて
いる。駆動軸118Cの伸長時には、このローラ119を介し
てPS版12の端面を押圧して定盤内基準ピン110に当接さ
せてPS版12の右側の版面の焼付用の位置決めが行われ
る。なお、PS版12の定盤22からはみ出している部分は、
定盤22と同高さに配設されているガイド板118Dで支持さ
れる。
〈光源〉 第1図及び第14図に示されるように、定盤22の上方に
は光源134が配置されている。この光源134は光源フード
136及び反射フード137で覆われている。この光源フード
136は枠体11に支持された2本のエアーシリンダ138、14
0の駆動軸の先端に支持されており、エアーシリンダ13
8、140によって吊り下げられている。
また光源フード136にはガイド棒142の一端(下端)が
連結されている。このガイド棒142は枠体11に支持され
たスライド軸受144を貫通しており、ガイド棒142は上下
方向移動時に滑らかに案内される。従って、光源フード
136はエアーシリンダ138、140が作動すると、ガイド棒1
42及びスライド軸受144に案内されて第14図実線の位置
と第14図二点鎖線の位置との間を上下方向へ滑らかに昇
降される。
光源フード136の下端部には断面形状がL字状の押さ
え部材146が取り付けられている。この押さえ部材の下
部には硬質のスポンジ147が貼り付けられている。この
スポンジ147は光源フード136が下降すると、第9図及び
第10図に示されるように、定盤22上のPS版12のエツジ部
分とこのPS版12上に載置されたネガシート24との重なり
部分145を押圧する。これにより、重なり部分145に空洞
が生じないので、PS版12とネガシート24を密着すること
が出来る。
なお、第17図は光源フード136と定盤22を上方から見
た図である。
〈スクイズ装置〉 定盤22と光源フード136との間にはスクイズ装置148が
配置されている。このスクイズ装置148は定盤22上へ載
置されたPS版12上のネガシート24を押圧して、ネガシー
ト24とPS版12との間の空気を除去し、PS版12とネガシー
ト24とを密着させるためのものである。
第15図及び第16図に示されるように、ガイドレール15
0は、定盤22の幅方向(第16図大矢印B方向及び反対方
向)両側部に位置すると共に、後述される保持枠182に
支持されている(但し第15図、第16図では片側のガイド
レールを省略した)。これらのガイドレール150にはス
ライドブロツク152がそれぞれ嵌め込まれており、ガイ
ドレール150の長手方向、即ち、定盤22の長手方向(第1
5、16図大矢印A方向及び反対方向)へ移動可能となっ
ている。
スライドブロツク152にはスクイズアーム154の中間部
がピン155で各々軸支されている。これらのスクイズア
ーム154の下端部(一端部)間にはスクイズローラ156が
軸支されていると共に、上端部(他端部)には夫々案内
ローラ158が軸支されている。また、スクイズアーム154
の下端部とピン155との間には一対のアーム162の一端が
それぞれ連結されている。これらのアーム162の他端側
はスライドブロツク152へ軸支されたブロツク164へ支持
されている。ブロツク164とアーム162との間には圧縮コ
イルスプリング166が配置されており、アーム162の先端
部を下方へ、即ち、スクイズアーム154をピン155を支点
にして反時計回り方向へ、常時付勢している。また各案
内ローラ158に対応して枠体11にはガイド160が固着され
ており、保持枠182の上昇位置では各案内ローラ158が各
ガイド160に当接して、スクイズアーム154は、圧縮コイ
ルスプリング166の付勢力に抗して第15図の実線の位置
まで揺動された状態となっている。更に、スクイズアー
ム154の上端部とピン155との間の部分に対応してストツ
パ157が配設されている。
一方、スライドブロツク152はスプロケツトホイール1
68、170間に巻掛けられたベルト172へ連結されている。
スプロケツトホイール168の回転軸にはスプロケツトホ
イール174が取り付けられており、モータ176の駆動軸17
6Aに取り付けられたスプロケツトホイール178との間に
ベルト180が巻掛けられている。従って、モータ176が回
転された時、モータ176の駆動力がスプロケツトホイー
ル174へ伝達されてスプロケツトホイール168が回転し、
ベルト172が搬送される。このベルト172の搬送によって
スライドブロツク152が定盤22の長さ方向へ移動する。
上記のように構成されたスクイズ装置148にあって、
保持枠182の上昇位置において、前述のようにスクイズ
アーム154は、第15図実線の位置に揺動されている。こ
の状態から、保持枠182がネガ枠194(後述される)と共
に定盤22上へ下降されると、スクイズアーム154は、こ
の下降に従って圧縮コイルスプリング166の付勢力によ
りピン155回りに第15図反時計回り方向へ揺動され、ス
トツパ157に当接してその揺動が停止される。このスク
イズアーム154の揺動停止位置は第15図一点鎖線で示さ
れており、この位置ではスクイズローラ156はネガシー
ト24をPS版12へ押圧してはいない。従って、ネガフイル
ム36とPS版12とを密着させる時以外にはネガフイルム36
に無理な力が作用しないようになっている。この後、ネ
ガ枠194(後述される)がPS版12に対して位置決めされ
る。
ネガ枠194の位置決め後、モータ176が回転されてベル
ト172の搬送が開始されると、スクイズアーム154はスラ
イドブロツク152により第15図右方向(反大矢印A方
向)への移動が開始され、スライドブロツク152の移動
にしたがってスクイズアーム154が第15図において反時
計回り方向へ揺動されてスクイズローラ156によるネガ
シート24のPS版12への押圧が開始される。この押圧開始
時の状態が第15図二点鎖線で示されている。この押圧状
態が維持されながら、スクイズローラ156がネガシート2
4をPS版12へ押圧しながら定盤22の長手方向へ移動され
て、スクイズが行われる。このスクイズローラ156の移
動終了位置、即ち、スクイズ完了位置には、ストツパ22
1が配設されており、この位置においてスクイズアーム1
54がこのストツパ221に当接されてピン155を中心に時計
回り方向へ揺動され、スクイズローラ156がネガシート2
4上から離間される。
その後、PS版12へのネガフイルム36の画像の露光が行
われる。露光後、保持枠182がネガ枠194(後述される)
と共に定盤22上から上昇され各案内ローラ158が各ガイ
ド160に当接してスクイズアーム154は圧縮コイルスプリ
ング166の付勢力に抗して時計回り方向へ揺動される。
この状態でスクイズローラ156がネガ枠194(後述され
る)の外側に出るので、ネガ枠194(後述される)の引
出し可能となる。そして、モータ176が逆転されてスク
イズアーム154は、案内ローラ158がガイド160に案内さ
れながら、第15図実線の位置に至る。その後、PS版12の
版面が第1面から第2面に移動されて上昇のスクイズが
行われる。
〈ネガシート供給部〉 次にネガシート供給部18について説明する。
第1図に示されるように、定盤22と光源134との間に
は保持枠182が配置されている。第18図及び第19図に示
されるように、この保持枠182は矩形状で、その対向す
る一対の短辺には枠体11に支持され下方へ向けて延出さ
れた一対のエアーシリンダ184の駆動軸の下端部へ連結
されている。また保持枠182のこれらの短辺には、上方
から夫々一対のガイドロツド186の下端が連結されてい
る。このガイドロツド186はスライド軸受188を貫通して
おり、移動時にはこのスライド軸受188により滑らかに
案内される。軸受188は枠体11に支持された支持プレー
ト190へ支持されている。このエアーシリンダ184の作動
によって保持枠182が上下方向へ昇降すると共に後述す
るネガ枠194を昇降させる。
保持枠182の一対の短辺の下部には断面形状が略L字
状の一対のガイドレール192が支持されている。これら
の一対のガイドレール192間にはネガ枠194が配置され
る。このネガ枠194は矩形状で、ガイドレール192に対応
してネガ枠194の短辺の両外側部から外方へ突出するガ
イドプレート196が設けられている。これらのガイドプ
レート196はガイドレール192からそれぞれ互いに近接す
る方向へ突出して設けられたガイドローラ198上へ載置
されている。これにより、ネガ枠194は定盤22の幅方向
(第18図大矢印B方向及び反対方向)へ移動可能になっ
ており、版材焼付装置10の外側へ、即ち、第2図におい
て実線で示されている位置へ、引き出し可能となってい
る。
またネガ枠194の上面には、ボールキヤスタ200が当接
している。このボールキヤスタ200は保持枠182に支持さ
れたスライドシャフト202の先端に支持されている。こ
のボールキヤスタ200と保持枠182との間には圧縮コイル
スプリング204が配置されており、ネガ枠194を下方へ付
勢している。
一方、第21図にも示されるように、定盤22の一方の側
壁から外方へ突出した一対のブラケツト201には、ボー
ルキヤスタ203が上方へ向けて突出されて支持されてい
る。さらに他方の側壁にはブラケツト205が取り付けら
れており、このブラケツト205にも、ボールキヤスタ207
が上方へ向けて突出されて支持されている。
ネガ枠194の一方の短辺の外側面に対向してこのネガ
枠194の第19図紙面左方向及び反対方向に出没可能な一
対のエアーシリンダ206が設けられている。これらのエ
アーシリンダ206の駆動軸206Aの先端部には、前記短辺
の外側面に当接されるローラ208が支持されている。エ
アーシリンダ206はガイドプレート192の外側へ固着され
ており、駆動軸206Aがガイドプレート192を貫通してい
る。このエアーシリンダ206の作動によって、ネガ枠194
は第19図紙面左側へ押圧されて移動される。
第18図に示されるように、ネガ枠194内にはピンバー2
10、212がPS版12の幅方向に沿って、即ち、ネガ枠194の
短辺に沿って、それぞれ側部に配置されている。これら
の上面側にはそれぞれ複数個のピンが突出して設けられ
ており、ピンバー210に設けられたピン214A及びピン214
Cはネガシート24に設けられた貫通孔28A及び貫通孔28C
へ挿入され、ピンバー212に設けられたピン216A及びピ
ン216Bは貫通孔28A及び貫通孔28Bへ挿入されて、ネガシ
ート24を支持する。
ピンバー210の両側部からは夫々一対の支持ピン218が
突出している。これらの支持ピン218は、ネガ枠194の下
部にそれぞれ固着された一対の支持ブロツク220の長孔2
20A内へ挿入されている。このためピンバー210は定盤22
の長手方向及び幅方向へ移動可能になっている。
また第22図に示されるように、ピンバー210の中間部
にはネガ枠194側に切欠き232が形成されている。この切
欠き232内には一対のボールベアリング234、軸234B、ス
ペーサ234Aを一対のプレート240で挟み、ネジ236で一体
にされたものが挿入され、ボールベアリング234は軸234
Bを中心に回転自在に保持されている。また、一対のプ
レート240には、これらのプレート240に挟持されて軸部
材236Aが軸支されており、この軸部材236Aには、エアー
シリンダ242の駆動軸の先端に固着された連結ブロツク2
43が外嵌され、軸部材236Aで一対のプレート240とエア
ーシリンダ242の駆動軸が揺動可能に連結されている。
エアーシリンダ242はネガ枠194へ支持されている。
更に、ピンバー210には押さえ部材244が蝶番246で連
結されている。この押さえ部材244の中間部には一対の
ストツパ248の一端が支持されている。このストツパ248
の他端は切欠き232を塞ぐように配置されている。この
ストツパ248は一対のプレート240が切欠き232内から抜
き出るのを阻止している。これによりエアーシリンダ24
2の作動によってピンバー210、212によって支持された
ネガシート24が引っ張られて、テンションが付与され
る。
第18図に示されるように、ピンバー212には、その裏
面側に矩形状の切欠き224と、V字状の切欠き226が形成
されている。これらの切欠き224、226は、第20図及び第
21図に示されるように、定盤22の側部に取り付けられた
円筒形の位置決め用カムフオロワー228、230と対応して
おり、エアーシリンダ206の作動によってネガ枠194が長
手方向へ移動すると、切欠き224へカムフオロワー228
が、切欠き226へカムフオロワー230が挿入されることに
よりネガ枠194はカムフオロワー228、230へ3点で当接
することになり長さ方向、幅方向の位置決めが行える
(第19図乃至第21図参照)。換言すれば、カムフオロワ
ー228が切欠き224の底面の一点で、カムフオロワー230
が切欠き226の一対の傾斜面の2点で、夫々当接するこ
とになる。
またピンバー210の押さえ部材244は第22図に示される
ように、ピンバー210へネガシート24の一端が支持され
た後に、略90度回転させることによりピンバー210との
間で挟持することによってネガシート24の端部が押さえ
られる。
また、第20図及び第23図に示されるように、ピンバー
212の両端部のネガ枠194内には一対のエアーシリンダ25
0が配置されている。これらのエアーシリンダ250の駆動
軸間には、幅方向に配置された押さえローラ252の端部
が連結されている。この押さえローラ252の中間部には
所定間隔で拡径部が形成されており、ピンバー212の蝶
番で連結された押さえ部材256の押さえ用となってい
る。
また、第18図に示されているように、ネガ枠194に
は、その長辺側の一方に一対の把手253が取付けられて
おり、ネガ枠194を保持枠182から引き出す際に使用され
る。
〈PS版排出部〉 PS版排出部20には、図示しない搬送ローラが配置され
ており、画像が焼き付けられたPS版12を版材焼付装置10
の外方へ排出する。
次に本実施例の作用について説明する。
先ずネガ枠194を保持枠182から引き出して、予めネガ
フイルム36が貼り付けられたネガシート24をピンバー21
0及びピンバー212のピン214A、214C及びピン216A、216B
で支持する。この状態からそれぞれ押さえ部材244、256
を倒して押さえる。この状態から一対のエアーシリンダ
250を作動させて押さえローラ252をネガ枠194内から押
さえ部材256上へ移動させる。これにより、ネガシート2
4の一方の端部は確実にネガ枠194へ支持される。
この状態からエアーシリンダ242を作動させて、ネガ
シート24を引張り、テンションを付与する。このときネ
ガシート24の一方の端部を支持しているピンバー210は
ネガシート24の幅方向へ移動可能及び軸部材236Aを中心
に揺動可能になっているので、テンションを付与する際
にネガシートへねじり等の力を与えることがなく、ネガ
シート24の皺に発生がない。
ネガ枠194へネガシート24をセツトした後に、このネ
ガ枠194を保持枠182の下部へ押し込む。
一方、第6図に示されるように、給版コンベア40の先
端部を定盤22の近傍へ移動し、この状態からオートフイ
ーダ9を作動させてPS版12を送り出し、搬送ローラ対65
間へ挿入する。搬送ローラ対65間から送り出されたPS版
12は案内ローラ68、70によって給版コンベア40上へ案内
され、給版コンベア40によって斜めに搬送されて、定盤
22上へ送られる。
このとき、PS版12の先端部が定盤22上に引っ掛かって
搬送されない場合には、第7図に示されるように、エア
ーシリンダ72を作動することによって、引掛部材74でPS
版12の後端を定盤22方向へ押し出す。これによって確実
に定盤上へPS版12を搬送することが出来る(第7図)。
定盤22上へ搬送されたPS版12は、図示しない吸盤等の
搬送機構で所定位置へ移動される。そして、第1のプツ
シヤー90A又は90Cによって、第9図及び第10図に示され
るように、定盤内基準ピン82、定盤外基準ピン84へ向け
て押圧されて移動し、これらのピン82、84へ当接され
る。これと同時に第2のプツシヤー114Aによって定盤外
基準ピン86へ向けて押圧されて移動し、このピン86へ当
接する。これによりPS版12は定盤22上の所定の位置へ位
置決めされる(第9図、第10図二点鎖線で示される位
置)。
この状態で吸着溝78Cに負圧が供給され、PS版12は、
定盤22上に固定される。
この状態から定盤22上へ、エアーシリンダ184の作動
によって保持枠182及びネガ枠194が下降して、ボールキ
ヤスタ203、207上へ載置される。この状態からエアーシ
リンダ206が作動して、ネガ枠194を移動させ、切欠き22
4、226内へカムフオロワー228、230を挿入する。これに
よりネガ枠194が定盤22上の所定の位置に位置決めされ
る。また、ネガシート24は予めネガ枠194にガタなく装
着されている。従って、ネガシート24はPS版12の所定の
位置へ精度よく位置決めされることになる。
ネガシート24がPS版12の所定の位置へ位置決めされる
と、スイクズ装置148が作動し、スクイズローラ156によ
ってネガシート24とPS版12が密着される。スクイズロー
ラ156によるスクイズが終了すると、このスクイズロー
ラ156はネガシート24上から離間する。
次に、吸着溝78Aに負圧が供給され、PS版12とネガシ
ート24の間を脱気し、ネガシート24を定盤22に吸着固定
する。
その後、エアーシリンダ138、140が作動して、光源フ
ード136が下降し、押さえ部材146のスポンジ147がネガ
シート24とPS版12のエツジ部分との重なり部分145へ当
接して押圧する。これによりネガシート24を確実にPS版
12上へ密着することができ、焼きぼけ等が発生すること
がない。
この状態から光源134によって光が照射されて、ネガ
シート24に貼り付けられたネガフイルムの画像がPS版12
へ焼き付けられる。
PS版12へ画像が焼付けられると、ネガ枠194が保持枠1
82と共に上昇し、ネガシート24がPS版12上から離間す
る。
次いでPS版12は図示しないPS版版送り装置によって第
9図、第10図実線で示される位置へ移動される。これは
片側への画像の焼き付けが終了したので、さらに片側へ
画像を焼き付けるためである。
画像が焼付けられたPS版12は第3図に示されるように
大矢印A方向へPS版排出部20から版材焼付装置10の外方
へ排出され、図示しないストツカへ集積される。
なお本実施例では、吸着溝を3系統設けた例を示した
が、これに限らず、PS版のサイズ、及びPS版へ焼き付け
る画像の枚数によって4系統以上設けても良く、PS版の
裏面側に対応する吸着溝と、ネガシートに対応する吸着
溝が設け、PS版上へ載置されたネガシートがPS版を定盤
へ保持する吸着溝によって定盤へ吸着しない配置であれ
ば良い。
なお、本実施例では連続した溝の例を示したが、これ
に限らず表面が不連続で定盤内部で連続している吸着手
段でも良く、定盤上に開口した孔でも良い。
さらに本実施例では負圧供給装置80を3系統の吸着溝
へ連結した例を示しが、これに限らず3系統の吸着溝そ
れぞれに別体の負圧供給手段を接続しても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明に係る版材焼付装置の実施例
を示し第1図は正面図、第2図は側面図、第3図は平面
図、第4図はネガシートを示す斜視図、第5図は第4図
のネガシートをピンバーに装填した斜視図、第6図は給
版コンベアを示す側面図、第7図は引掛部材を示す側面
図、第8図は定盤上の吸着溝を示す正面図、第9図及び
第10図は定盤上に載置されるPS版板とネガシートとの関
係及び基準ピンの位置を示す平面図、第11図は第1のプ
ツシヤーを示す側面図、第12図は第1のプツシヤーを示
す斜視図、第13A図は第2のプツシヤー114Aを示す側面
図、第13B図は第2のプツシヤー114Bを示す側面図、第1
4図は光源を示す側面図、第15図はスクイズ装置を示す
側面図、第16図はスクイズ装置を示す平面図、第17図は
定盤と光源フードの位置を示す平面図、第18図はネガ枠
と保持枠との関係を示す分解斜視図、第19図はネガ枠と
保持枠を示す正面図、第20図はネガ枠を示す平面図、第
21図は定盤を示す平面図、第22図はピンバーを示す斜視
図、第23図は押さえロールを示す斜視図である。 10……版材焼付装置、 12……PS版、 14……PS版供給部、 16……焼付部、 18……ネガシート供給部、 20……PS版排出部、 22……定盤、 24……ネガシート、 78……吸着溝、 78A……第1の吸着溝、 78B……第2の吸着溝、 78C……第3の吸着溝、 80……負圧供給装置。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定盤上へ位置決めされた感光性平版印刷版
    上へネガフィルム及びネガフィルムが貼り付けられた透
    明シートの内の一方よりなるシート体を載置して位置決
    めし、スクイズ装置で感光性平版印刷版とシート体との
    間に残っている空気を除去した後に、ネガフィルムに記
    録された画像を感光性平版印刷版へ焼き付ける版材焼付
    装置であって、 前記位置決めされた感光性平版印刷版の裏面側に対応す
    るように前記定盤に設けられ前記感光性平版印刷版を前
    記定盤に吸着する第1の吸着手段と、 前記位置決めされたシート体の前記位置決めされた感光
    性平版印刷版の端部から外方へ突出される部分に対応す
    るように前記定盤に設けられ前記スクイズ装置で前記感
    光性平版印刷版と前記シート体との間の空気を除去した
    後に前記シート体の前記突出される部分を吸着する第2
    の吸着手段と、 を有することを特徴とする版材焼付装置。
  2. 【請求項2】前記第1の吸着手段が少なくとも2つの吸
    着部から構成され、前記感光性平版印刷版の版サイズに
    応じて前記吸着部の内の少なくとも1つへの負圧の供給
    を停止することを特徴とする請求項1に記載の版材焼付
    装置。
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