JPH045381B2 - - Google Patents

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JPH045381B2
JPH045381B2 JP59024616A JP2461684A JPH045381B2 JP H045381 B2 JPH045381 B2 JP H045381B2 JP 59024616 A JP59024616 A JP 59024616A JP 2461684 A JP2461684 A JP 2461684A JP H045381 B2 JPH045381 B2 JP H045381B2
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pallet
mask
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carry
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Publication of JPH045381B2 publication Critical patent/JPH045381B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/02Exposure apparatus for contact printing
    • G03B27/04Copying apparatus without a relative movement between the original and the light source during exposure, e.g. printing frame or printing box
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0073Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces
    • H05K3/0082Masks not provided for in groups H05K3/02 - H05K3/46, e.g. for photomechanical production of patterned surfaces characterised by the exposure method of radiation-sensitive masks

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プリント基板等の被露光体であるワ
ークの焼付機に関するもので、さらに詳言するな
らば、マスクをワークと一体的に取り扱うことに
よつて、複数枚づつグループで取り扱われるワー
クの露光操作の作業性を向上させることを目的と
したものである。
プリント基板等の被露光体であるワークは、所
定のパターンを有するマスクと組合わさつて、こ
のマスクに描かれた所定のパターンを焼付機によ
つて焼付けられるのであるが、一般に一つのマス
クのパターンは多数枚のワークに連続して露光さ
れるものであることから、ワークとマスクとは全
く別個に取り扱われていた。
すなわち、従来の焼付機は、焼付機の中心部で
ある露光装置を開放して、この露光装置の透明板
に目的とするマスクを手作業により一定位置に組
付け固定しておき、この状態から所望枚数のワー
クを焼付機内に供給して、各ワークを個々にかつ
順に、前記透明板の一定位置に組付け、次いで露
光し、しかる後焼付機外に搬出して、所望枚数の
焼付を達成していた。
上記した従来の焼付けは、一枚のマスクにより
多数枚のワークを連続して焼付ける場合にはさほ
どの不都合を生じることはなかつたのであるが、
一枚(両面焼付けの場合には二枚)のマスクによ
り、例えば20枚前後の少数のワークを焼付ける場
合には、マスクの透明板への組付け、取外し作業
が極めて面倒となると云う欠点をもつていた。
すなわち、透明板は焼付機の心臓部である露光
装置の中心に位置するものであるので、この透明
板を焼付機外に露出させるための開閉作業が面倒
であること、マスク組付け作業時には透明板が焼
付機外に露出されるために、この露出された透明
板および組付けられるマスクにホコリ等が付着し
易くなり、不良品の発生の機会が多くなること、
透明板は露光装置の中心に位置し、焼付機内の各
装置は、この透明板を中心に配置され、かつ駆動
されるために、透明板の周囲には各種の機構部材
が位置して充分な空間を確保するのが困難である
ため、この透明板に対する人手によるマスクの組
付け、取外し、作業は極めて行い難いこと、さら
にマスクはその種類別を明示するために、周端部
に多数の符号が描かれているが、この符号を描い
た周端部に取扱時の指先の接触により手垢等が付
着して前記符号の判読が不能となつてしまうよう
な事態の発生を防止すくため、マスクの周端部は
所定幅で取扱時の指先で摘む部分とし、その内側
に前記した符号を描くようにしなければならない
ので、マスクの大きさの割にはパターンを描くこ
とのできる有効面積が小さくなると云うこと等の
種々の欠点、不都合、不満があつた。
この上記した従来からの焼付操作の欠点および
不満を解消すべく、最近各マスクを個々に収納し
たパレツトとワークを所望枚数づつ収納したパレ
ツトとを積重状に昇降変位自在に格納した収納装
置を焼付機に隣接して設けておき、使用するマス
クの収納されているパレツトを所定位置に昇降位
置させた後、このパレツトを焼付機内に前進させ
て透明板上の一定位置に停止させ、次いで焼付機
の搬送装置によりマスクをパレツト内から引き上
げ、その間にパレツトを収納装置内に後退復帰さ
せ、前記搬送装置を下降させてマスクを透明板上
の一定位置に組付け、しかる後収納装置内からワ
ークを収納した別のパレツトを透明板上の一定位
置まで前進させてマスクと同様に透明板上の一定
位置に組付けてワークに対する露光を行うように
したものが考え出されているが、確かにこのもの
は透明板に対するマスクの組付けおよび取出しを
自動化できて、マスクの取扱上における種々の欠
点、不満を解消することができるものであるが、
専用の収納装置とこの収納装置の動作をプログラ
ム制御するコンピユータが必要となるので、設備
費が増大すると共に、焼付機運転のための空間ス
ペースが増大し、そして何よりも各ワークを透明
板上の一定位置に組付けるのに、その都度ワーク
を収納したパレツトを収納装置内から透明板上に
前進・後退移動させなければならないので、一枚
のワークを露光するのに要する時間が大きくな
り、作業性が悪いと云う欠点をもつている。
また、通常は焼付機外に配置されているパレツ
トを、焼付機の中心部である露光装置の透明板の
上まで侵入位置させるので、このパレツトに付着
してホコリ等が透明板上に運ばれてくる危険性が
極めて高く、このためホコリの付着による不良品
の発生を大幅に削減する効果を得ることができて
いなかつた。
本発明は、上記した従来例における欠点、不都
合そして不満を解消すべく創案されたもので、マ
スクと、このマスクに対応する多数のワークとを
組として位置決めした状態でかつマスクを上位に
位置させた状態で一つのパレツト内に収納し、こ
のパレツトを焼付機内の一定位置である搬入位置
に前進位置させ、このパレツト内からマスクおよ
びワークを順に取出して、透明板上の一定位置に
重ねて取付けて、各ワークの露光を達成すべく構
成したものである。
以下、本発明による焼付機の一実施例を図面を
参照しながら説明する。
本発明による焼付機は、所望枚数のワークを積
重状に位置決めして収納保持すると共に、前記ワ
ークに対するマスクを前記ワークの上位に位置決
めして収納保持したパレツト9を利用すべく構成
した焼付機であつて、光源としてのランプ1aと
反射鏡1bと焼き枠体として透明板1fとを有す
る露光装置1と、前記パレツト9を搬入位置Nに
保持すると共に、このパレツト9に収納されたマ
スクおよびワークのうちの最上位のものを一定高
さ位置に保持する搬入装置5と、前記搬入位置N
から露光位置Rを通つて搬出位置Sまで延びたレ
ール3aに、このレール3aに沿つて前記搬入位
置Nと露光位置Rとの間を往復移動する搬入側背
板ケース3bと前記露光位置Rと搬出位置Sとの
間を往復移動する搬出側背板ケース3bとを組付
けた搬送装置3と、下面に前記ワークおよびマス
クを吸着保持する多数の吸着パツト4bを設けた
吸着板4aを前記搬送装置3の背板ケース3b前
面に水平姿勢のまま昇降変位自在に取付けられた
吸着装置4とから構成されている。
すなわち、本発明による焼付機は、焼付機の主
要な構成部分である露光装置1と、パレツト9に
一定位置関係を保つて収納されたマスクおよびワ
ークを、露光装置1に設定された一定位置に対し
て正確に対応位置する位置に前記パレツト9を保
持すると共に、パレツト9に収納されているマス
クまたはワークを常に一定高さ位置に位置させ、
さらに収納したマスクおよびワークの全ての搬出
されたパレツト9を、次のパレツト9の焼付機内
への搬入の邪魔にならないように下降変位させか
つ焼付機外に搬出する搬入装置5と、搬入位置N
から露光位置Rを通つて搬出位置Sまで延びた状
態で設けられたレール3aに、このレール3aに
沿つて搬入位置Nから露光位置Rまでの間を往復
移動する搬入側背板ケース3bと、露光位置Rか
ら搬出位置Sまでの間を往復移動する搬出側背板
ケース3bとを組付けた搬送装置3と、搬入位置
Nに保持されたパレツト9内からマスクまたはワ
ークをバキユーム作用を利用して、このマスクま
たはワークをその水平姿勢を保持したまま吸着
し、かつこの吸着状態のまま一定ストロークで昇
降動できるように前記搬送装置3の両背板ケース
3b前面にそれぞれ組付けられた吸着装置4とか
ら構成され、搬入装置5により搬入位置Nに保持
されたパレツト9内からマスクまたはワークを下
降変位した吸着装置4が吸着保持し、この状態の
まま吸着装置4を上昇変位させてから搬入装置3
を駆動して吸着装置4を露光位置Rに移動させ、
この露光位置Rで吸着装置4の下降変位によつて
前記マスクまたはワークを露光装置1の透明板1
fに一定位置関係で組付け、搬送装置3による吸
着装置4の搬入位置Nへの復帰をまつて露光作業
を行い、露光されたワークは搬出側部32の搬送
装置3と吸着装置4との作用によつて搬出位置S
に取出されるのである。
図示実施例は、両面焼き、すなわち供給された
ワークの表裏両面に同時にパターンを焼付けるこ
とができるように構成されたもので、このため露
光装置1は、基本的には同じ構成となつた上側露
光部11と下側露光部12とを有し、かつ上側露
光部11は昇降装置2を介して焼付機のフレーム
10に取付け固定されている。
次に、本発明による焼付機を構成している各装
置の具体的構造を順に説明する。
☆露光装置1(第1図ないし第10図参照) 露光装置1は、本発明による焼付機の中央に位
置していて、上側露光部11と下側露光部12と
から構成されている。
下側露光部12は、ランプ1aを組付けた反射
鏡1bをサポート1cによつてフレーム10に直
接不動に取付け固定し、透明板1fを固定した下
枠体1dを取付け枠1vによつてフレーム10に
直接不動に固定して構成されている。
下枠体1dは、第7図および第8図に示す如
く、四角リング形状をしていて、止めボルト1g
によつて取付け枠1vに固定されていると共に、
止め金具1hで透明板1fを組付けている。
透明板1fには、バキユーム作用を利用してマ
スクを吸引固定する、第10図に示す如き、バキ
ユームパツト1jが、吸引固定すべきマスクの大
きさに対応して位置にそれぞれ取付けられてい
て、バキユームパイプ1kによつて図示省略した
真空源に接続されている。
このバキユームパツト1jとは別に、バキユー
ムパツト1jと同様に真空源に接続された状態で
透明板1fに形成された露光時バキユーム口1i
は、セツトされたマスクとワークとの間に気泡が
形成残留するのを防止するためのものである。
また、この透明板1fには、この透明板1fに
対するマスクおよびワークの組付け基準位置を設
定するためる複数個の基準ピン孔1mが開孔形成
されているが、この基準ピン孔1mのうち、透明
板1fに対するマスクおよびワークの組付け基準
位置となる端縁(第7図において左側縁)に位置
する基準ピン孔1mは、寸法の異なるマスクおよ
びワークに対して共通した基準位置を設定するた
めのものであるので、常に基準ピン11が取付け
られているが、残りの基準ピン孔1m、すなわち
第7図における下側縁に沿つて設けられた基準ピ
ン孔1mは、組付けられるマスクおよびワークの
寸法の相違に応じて使用される基準ピン孔1mが
異なつてくるので、第8図に示す如く、基準ピン
11を出し入れ自在に組付け、他の基準ピン孔1
mの基準ピン11の使用の邪魔に成らないように
構成されている。
図示実施例の場合、この基準ピン11は、取付
け枠1vにブラケツト1oにより固定されたシリ
ンダ1pのピストンロツド1qの先端を、取付け
枠1vに固定されたブラケツト1rに止め軸1s
で回転自在に取付けられたリンク1tの一端に軸
着し、このリンク1tの他端に基準ピン11の基
端を固定して組付けられており、シリンダ1pの
作動によつて基準ピン11を基準ピン孔1mから
出し入れできるように構成されている。
これに対して、第9図に示す如く、上枠体1e
もほぼ同じ構造をしているが、上枠体1eの場合
は、基準ピン孔1mは盲穴となつていて、下枠体
1dに組付けられて基準ピン孔1mから突出した
基準ピン11が侵入位置することのできる空間を
形成し、もつて露光時における枠体の枠閉めに、
この突出した基準ピン1lが邪魔とならないよう
にしている。
下枠体1dは、フレーム10に不動に固定され
ていて、その透明板1fの上面で露光基準位置を
設定しているのに対して、上枠体1eは、昇降装
置2の昇降枠体2aの下端に回動変位自在に組付
けられている。
なお、両枠体1d,1eの近傍には、冷却月エ
アーダクト1uが設けられていて、露光動作によ
つて両枠体1d,1eに組付けられているマスク
が過剰に加熱されないようにしている。
☆昇降装置2(第1図ないし第6図参照) 昇降装置2は、前記した上枠体1eを昇降変位
させるもので、下端に、上枠体1eに固定された
ブラケツト2dを支持ピン2eで枢着した昇降枠
体2aを、不動に垂直姿勢で固定されたガイド軸
2nに沿つて昇降変位させることによつて、上枠
体1eを昇降変位させるように構成されている。
図示実施例の場合、この昇降枠体2aの昇降変
位は、昇降枠体2aの両側側近に設けられ、モー
タ2oにより回転駆動される一対のカム円板21
によつて達成されるようになつている。
すなわち、カム円板21は、昇降枠体2aの両
側側近に設けられた側板2kに、この側板2kに
支持ブラケツト2iを介して固定された支持板2
mで補強下状態で、カム軸2qにより回転自在に
取付けられており、またこのカム軸2qには前記
したモータ2oからの回転力が伝達されるように
歯車2sが固定されている。
モータ2oからの回転力は、フレーム10の後
端部分に横倒しした姿勢で回転自在に固定された
駆動軸2pに、この駆動軸2pに固定された歯車
2sとモータ軸に固定された歯車2sとの間にチ
エーン2rを掛け渡すことによつて伝達され、さ
らにこの駆動軸2pの両端に固定された歯車2s
と前記したカム軸2qに固定された歯車2sとの
間にチエーン2rを掛け渡すことによつてカム円
板21に伝達されるようになつている。
このカム円板21に対して、昇降枠体2aの両
枠体側板2bの外側面中央の上端部には、前記し
たカム円板21の直上に位置した状態で、カムロ
ーラ2gがブラケツト2fによつて回転自在に取
付けられており、このカムローラ2gによつて、
昇降枠体2aがカム円板21上に登載した状態と
なるのである。
カム円板21は、第5図から明らかなように、
偏心した位置にカム軸2qが固定されているの
で、このカム円板21の回転動作に従つて、カム
ローラ2gによつてこのカム円板21上に登載位
置している昇降枠体2aは、前記カム軸2qの偏
心距離に従つたストロークで昇降動することにな
る。
この昇降枠体2aよ昇降動作を安定したものと
すべく、昇降枠体2aの昇降動をガイドするのが
有効であるので、図示実施例の場合、昇枠枠体2
aの前端部両側縁部分に対向位置する両側板2k
の前端部に、ブラケツト2jと支持ブラケツト2
iとによつてガイド軸2nを設けると共に、昇降
枠体2aの後側となるフレーム10に、同じくブ
ラケツト2jと支持ブラケツト2iとによつてガ
イド軸2nを設け、この各ガイド軸2nに、昇降
枠体2aの両枠体側板2bおよび枠体後板2cに
固定されたスライド軸受2hを組付けることによ
つて、昇降枠体2aの安定した昇降動作を得るこ
とができるようにしている。
なお、昇降枠体2aに対して、上枠体1eを支
持ピン2eによつて回動変位可能に組付けている
のは、供給されたワークおよびマスクの全域に対
して、上枠体1eと下枠体1dとの間で均一な押
圧力を作用させることができるようにするためで
ある。
☆搬送装置3(第1図ないし第3図および第11
図ないし第15図参照)。
搬送装置3は、パレツト9を本発明による焼付
機内に搬入保持する搬入装置5により設定される
搬入位置Nから、露光装置1により設定される露
光位置Rを通つて、前記搬入装置5と略同じ構成
となつた搬出装置により設定される搬出位置Sま
で、直線状に横方向に延びた姿勢でフレーム10
に固定されたレール3aと、このレール3a組付
けられた状態で、このレール3aに沿つて摺動移
動する搬入側部31の背板ケース3bと、搬出側
部32の背板ケース3bとから構成されている。
図示実施例の場合、背板ケース3bのレール3
aに対する組付きは、背板ケース3bの後面の上
端部分に、前記レール3aに前後方向に抜け出し
不能に組付くスライド駒3hを固定すると共に、
背板ケース3bの後面の下端部分に、フレーム1
0の後側板に当接するローラ3iを取付けること
によつてレール3aに対する背板ケース3bの組
付けを達成している。
また、このレール3aに沿つた背板ケース3b
の摺動移動は、フレーム10の後側板のレール3
aの下方に固定ラツク3fを固定しておくと共
に、背板ケース3bの後面に移動ラツク3gを固
定しておき、両ラツク3f,3gに、基端をフレ
ーヌ10に固定したシリンダ3cのピストンロツ
ド3dの先端に回転自在に取付けられたピニオン
ギヤ3eを噛み合わせる構成によつて達成されて
いる。
この搬送装置3において、搬入側部31は、マ
スクおよびワークを搬入位置Nから露光位置Rに
搬送するのに作用し、搬出側部32は、露光処理
の完了したワークを露光位置Rから搬出位置Sに
搬送するのに作用することは云うまでもない。
☆吸着装置4(第1図ないし第3図、および第1
1図ないし第15図参照)。
吸着装置4は、前記した搬送装置3の背板ケー
ス3bに昇降変位自在に組付けられていて、ワー
クおよびマスクをバキユーム作用を利用して吸着
保持するもので、前記搬送装置3と同様に、搬入
側部分と搬出側分とに別れて設けられている。
この吸着装置4は、多数の吸着パツト4bとプ
ツシヤー4cとを設けた吸着板4aと、この吸着
板4aを搬送装置3の背板ケース3bの前面に昇
降変位自在に組付ける腕体4gと取付け板4hと
の組合わせ構造体と、そしてこの腕体4gと取付
け板4hとの組合わせ構造体を昇降変位させるモ
ータ4iとから構成されている。
吸着板4aは、取り扱われるマスクおよびワー
クの最大の寸法に適応した寸法に成形された平板
形状をしていて、その下面にバキユーム作用を利
用してマスクおよびワークを吸着保持すべく、図
示省略された真空装置にバキユームパイプ4fに
よつて接続された多数の吸着パツト4bが、マス
クおよびワークの寸法に適合した位置にそれぞれ
配置固定されており、この吸着パツト4bの側近
には、この吸着パツト4bに吸着保持されたマス
クおよびワークの吸着パツト4bからの離脱を円
滑に達成するプツシヤー4cが取付けられてい
る。
この吸着板4aの腕体4gへの取付けは、数個
の組付けボルト4dと中心止め金具4eとによつ
て達成されているが、組付けボルト4dは、単に
吸着板4aの腕体4gに対する組付き姿勢、すな
わち水平に組付いているか否かを調整するための
ものであつて、吸着板4aを腕体4gに組付け固
定するするのは、吸着板4aの中央に位置した、
すなわち吸着板4aの重心位置に位置した中心止
め金具4eだけによつて達成されている。
腕体4gを前方に延出する姿勢で固定した取付
け板4hは、その後面に垂直方向に延びた姿勢で
レール4mを固定しており、かつその上端に結合
板4lを設けている。
この取付け板4hに対して、取付け板4hに対
向した背板ケース3bの前面には、前記レール4
mに摺動自在に噛み合うスライド駒4nと、両側
端部分にローラ4oとが設けられていて、背板ケ
ース3bに対する取付け板4h、すなわち吸着装
置4の昇降変位をガイドしている。
さらに、この背板ケース3b内には、吸着装置
4の昇降動の駆動源であるモータ4iが配置され
ており、このモータ4iのモータ軸であるラツク
軸4jの上端が前記結合板4lに固定されてい
る。
なお、背板ケース3b上面に設けられたストツ
パ4kは、安全のため、背板ケース3bに対する
取付け板4hの上昇限を設定するためのものであ
る。
☆搬入装置5(第1図ないし第2図、および第1
6図ないし第18図参照)。
搬入装置5は、所定のマスクおよび所望枚数の
ワークを一定位置関係で保持したパレツト9を、
搬入位置Nに正確に保持すると共に、次々と露光
装置1に供給されるワークを正確な高さの搬入位
置Nにセツトし、さらに収納したワークの全てを
搬出したパレツト9を、次に供給されてくるパレ
ツト9の邪魔にならないように、搬入位置Nから
降下変位させてから焼付機外に搬出すべく構成さ
れている。
すなわち、搬入装置5は、供給されてきたバレ
ツト9を登載保持するレール5hと、このレール
5hを組付けたベース板5fと、このベース板5
f上に昇降動自在に取付けられた押上下板5n
と、前記ベース板5fを昇降変位させる昇降シリ
ンダ5aと、パレツト9を焼付機外に搬出する搬
送ベルト5sと、そして供給されてきたパレツト
9を正確に搬入位置Nにセツトする機構とから構
成されている。
昇降シリンダ5aは、フレーム10内のやや下
方位置に設けられた取付けベース5eの下面に垂
下状に取付けられていて、そのピストンロツド5
bの上端をベース板5fに結合し、もつて昇降シ
リンダ5aに作動によつてベース板5fを昇降変
位できるように構成されている。
このベース板5fには、複数本(図示実施例の
場合は、4本)のガイド軸5dが、その四隅に垂
下状に取付けられており、このガイド軸5dに対
して、取付けベース5eには、この各ガイド軸5
dに組合わさるスライド軸受け5cが設けられて
いて、昇降動作時におけるベース板5fの姿勢
が、水平姿勢から妄りに傾いたりしないようにし
ている。
また、このベース板5fの上面中央には、昇降
モータ5jが固定されていて、この昇降モータ5
jのモータ軸であるラツク軸5kの上端が押上げ
板5nの中央部分に連結されていて、この昇降モ
ータ5jの作動によつて押上げ板5nが昇降変位
し、さらにベース板5fの上面前後両端部(第1
7図において上下両端部、第18図において左右
両端部)には、脚板5gによつて後端にストツパ
ー5iを設けたレール5hが平行に取付けられて
いて、供給されているパレツト9を登載保持する
部分を形成している。
この押上げ板5nは、搬入位置Nに保持された
パレツト9内に下方から侵入できる大きさの平板
形状をしていて、この押上げ板5nの下面には、
複数(図示実施例の場合、2本)のガイド軸5m
が垂下状に取付けられていて、このガイド軸5m
が摺動自在に組付くことによつて、押上げ板5n
の姿勢を常に水平姿勢に保持するスライド軸受け
51がベース板5f上に設けられている。
また、押上げ板5nの上面には、複数個(図示
実施例の場合、4個)の押上げ片5oが設けられ
ていて、搬入位置Nに保持されたパレツト9の遊
離底板9gを、この遊離底板9gの水平姿勢を保
持したまま押上げ板5nによつて押上げるよう
に、押上げ板5nから遊離底板9gに対する押上
げ力の作用面を形成している。
第16図ないし第18図に2点鎖線で示された
パレツト9の搬入位置Nには、パレツト9が、こ
の搬入位置Nに正確に位置しかつこの搬入位置N
に強固に保持されるように、フレーム10の後側
に位置決めピン6hと押圧片6eとを、そしてフ
レーム10の前側に押付け板6dを設けている。
押付け板6dは、供給されてきたパレツト9を
位置決めピン6hに押付けて、このパレツト9を
搬入位置Nに正確に位置決めするためのもので、
フレーム10にブラケツト5xによつて固定され
た取付け板5zに取付けられたシリンダ6aのピ
ストンロツドの先端に固定されており、前記取付
け板5zに取付けられたスライド軸受け6b摺動
自在に組付くガイド軸6cを固定している。
それゆえ、この押付け板6dは、シリンダ6a
の作動によつて妄りに傾くことなく前進・後退移
動することができることになる。
この押付け板6dに対向して設けられた押圧片
6eは、カラとなつたパレツト9を搬入位置Nか
ら前方(第17図において下方)に押出して、パ
レツト9の両位置決め欠部9e,9fの位置決め
ピン6hとの係合を解除し、もつて下降変位可能
な状態にするためのもので、フレーム10に固定
された軸受片6iに前後方向に摺動自在に組付け
られたガイド軸片6gの先端(第17図において
下端)に固定されることによつて、前進・後退移
動自在に取付けられており、さらに前記ガイド軸
片6gに嵌装された形態で組付けられたスプリン
グ6fの弾力によつて、前記した如くパレツト9
を押出すように構成されている。
この搬入位置Nへのパレツト9の搬入は、フレ
ーム10の一方の側壁(第1図において左側壁)
に開口された供給口を通して達成されるが、図示
省略したレール上を滑走して上記供給口に搬送さ
れてきたパレツト9は、この供給口の底面に固定
されたガイドレール5v上に乗つて、このガイド
レール5v上からサイドガイド板5wにガイドさ
れながら上昇限位置に位置しているレール5h上
に滑走位置して達成される。
この2点鎖線で示された搬入位置Nの直下位置
には、カラとなつたパレツト9を焼付機外に搬出
するための2本のエンドレス状となつた搬送ベル
ト5sが、それぞれプーリーに掛け渡された状態
で相互に平行な姿勢で設けられている。
この搬送ベルト5sの駆動源である搬出モータ
5pは、前記した取付けベース5eに固定されて
いて、この搬出モータ5pのモータ軸に固定され
た歯車5tと、前記搬送ベルト5sを掛け渡した
プーリの内の一方のプーリの軸である回転軸5r
に固定された歯車5tとの間にチエーン5qを掛
け渡すことにより、前記搬出モータ5pによつて
搬送ベルト5sを走行駆動するようになつてい
る。
この搬入装置5は、マスクおよびワークを収納
したパレツト9を搬入位置Nに受け入れ保持し、
かつカラとなつかパレツト9を焼付機外に搬出す
るためのもので、第1図および第2図において、
焼付機のフレーム10の左側ブロツク内に配置さ
れているが、この搬入装置5とほぼ同じ構成のも
のを搬出装置6としてフレーム10の右側ブロツ
ク内に配置するのが便利である。
すなわち、この搬出装置6は、カラのパレツト
9を搬出位置Sに予め位置させておき、このパレ
ツト9内に露光処理されたワーク、およびこのワ
ークの露光に使用されたマスクの収納し、このパ
レツト9を、次にこの搬出位置Sに配置されるカ
ラのパレツト9の焼付機内への侵入に邪魔となら
ないように、搬出位置Sから下降変位させたてか
ら焼付機外に搬出するのである。
このように、搬入装置5および搬出装置6にお
いて、焼付機内から搬出するパレツト9を、搬入
位置Nおよび搬出位置Sから一旦下降変位させ、
しかる後搬出するようにすることによつて、第1
図および第2図に示した実施例の如く、パレツト
9を収納保持することができると共に、目的とす
るパレツト9を自動的に一定位置から送出するこ
とのできる第1および第2の収納ケース7および
8を焼付機の両側に組付け配置して、前記パレツ
ト9の焼付機に対する出し入れを自動制御するこ
とができる。
第1の収納ケース7は、これから露光処理すべ
き所望枚数のワークと、このワークに組み合わさ
れるマスクとを収納した多数のパレツト9を昇降
変位自在に格納したもので、予め入力されたプロ
グラムに従つて、焼付機からのカラのパレツト9
を受け入れると共に、このカラのパレツト9の受
け入れに引き続いて焼付機に供給すべきパレツト
9を送出して焼付機に供給するのである。
第2の収納ケース8は、基本的には、前記した
第1の収納ケース7と同じものであつて、露光処
理された多数のワークと、このワークに対応する
マスクとを収納したパレツト9を焼付機から受け
取ると共に、カラのパレツト9を焼付機の搬出位
置Sに供給するものである。
所で、本発明による焼付機に使用されるパレツ
ト9(第19図ないし第21図参照)としては、
その構造が限定されることはないが、本発明焼付
機の動作をより有効に発揮させることのできるパ
レツト9の構造として、短長方形筒形状をした周
壁9aの外周面上端に上外フランジ片9dを、外
周面下端に底外フランジ片9cを、そして内周面
のやや下位に内フランジ9bをそれぞれ周設した
本体部分と、この本体部分の内フランジ9b上に
登載組付けされる平板形状の遊離底板9gとを組
合わせて構成されている。
内フランジ9bの一側端部(第19図におい
て、上側の右端部)には、パレツト9内における
マスクおよびワークを収納位置を設定するための
第1の基準ピン9hが立設されており、またこの
第1の基準ピン9hと組合わさつて収納したマス
クおよびワークの姿勢を一定に保持する第2の基
準ピン9iをセツトするためのピン孔9jが、内
フランジ9bの一方の側辺部分(第19図におい
て、左側の辺部分)に、収納されるマスクおよび
ワークの寸法に適応した箇所にそれぞれ形成され
ている。
第1の基準ピン9hの設けられた側の辺の外側
には、前記した搬入装置5に設けられた位置決め
ピン6hと係合することによつて、パレツト9を
搬送位置Nに正確に位置決めする第1の位置決め
欠部9eおよび第2の位置決め欠部9fが削設さ
れているが、第1の位置決め欠部9eは、左右お
び前後方向の位置決めを達成すべく三角形状に成
形されているが、第2の位置決め欠部9fは、単
に前後方向(第19図において上下方向)の位置
決めを達成するだけで良いので四角形状に成形さ
れている。
前記した遊離底板9gは、収納されるマスクお
よびワークに適応した寸法のものが選択されて使
用されるのであつて、第1の基準ピン9hおよび
第2の基準ピン9iが嵌入するピン孔が開孔形成
されていて、パレツト9の本体部分とは別に、前
記した搬入装置5の押上げ板5nによつて自由に
昇降変位されるようになつている。
なお、第1図ないし第3図において、11は本
発明による焼付機に対して操作指令を入力するた
めの操作盤であり、12は露光装置1の冷却空気
用の排気筒である。
本発明による焼付機は、上記した如き構成とな
つているのであるが、次にこの焼付機の動作を、
各構成装置別に説明する。
☆露光装置1。
露光装置1は、透明板1fの上および下にマス
クが供給されると、図示省略した真空装置の作用
によつて、このマスクを基準ピン11で位置決め
した状態で吸着保持する。
また、このマスクを吸着保持した下枠体1dの
透明板1fの上に説定される露光位置Rにワーク
が供給されてくると、このワークを上下の透明板
1fによつて挟持すると同時に露光時バキユーム
口1iからのバキユーム作用によつて、両マスク
とワークとの間に気泡を生じることなくワークの
セツトを達成する。
なお、セパレータ用ピン1nは、ワークと同じ
厚さをした平板形状をしたセパレータ(図示省
略)を一定位置関係を保持した状態で組付けるた
めのもので、このセパレータは、小型のワークを
使用する際においては、両透明板1f間に不要な
間隙が生じないようにするためのものである。
☆昇降装置2。
昇降装置2は、露光装置1の上枠体1eを昇降
変位させて、上枠体1eと下枠体1dとの間への
マスクおよびワークの取付けそして取外しを達成
するためのものである。
なお、昇降装置2の昇降枠体2aの下端に上枠
体1eが支持ピン2eを介して組付けて、この上
枠体1eが支持ピン2eを軸として回動変位する
ことができるように構成しているのは、供給され
たワークの厚みが偏つているような場合に、この
ワークの上面全域に上枠体1eの透明板1f下面
を面接触させることができる姿勢に姿勢制御する
ことができるようにするためである。
☆搬送装置3。
搬送装置3は、背板ケース3bに取付けられた
吸着装置4を、搬入位置Nと露光位置Rとの間
で、または露光位置Rと搬出位置Sとの間で、シ
リンダ3cの作用によつてレール3aに沿つて移
動させるべく動作する。
☆吸着装置4。
吸着装置4は、搬入位置Nおよび露光位置Rに
位置したワークまたはマスクをバキユーム作用を
利用して吸着し、かつ昇降変位するもので、吸着
したマスクおよびマークを前記した搬送装置3の
動作に従つて、搬入位置Nから露光位置Rに、そ
して露光位置Rから搬出位置Sに、一定姿勢を保
持したまま搬送する。
☆搬入装置5。
搬入装置5は、昇降シリンダ5aによつてレー
ル5hを、パレツト搬入位置とパレツト搬出位置
との間で昇降変位させ、またパレツト搬入位置に
位置したパレツト9を搬入位置Nに不動に保持
し、さらにパレツト搬出位置に下降変位して来る
パレツト9を搬送ベルト5sの作用によつて焼付
機外に搬出し、またさらに昇降モータ5jの作用
によつて、パレツト9内のワークを順に搬入位置
Nに位置させるべく動作する。
次に、装置全体におけるマスクおよびワークの
流れ順に従つて動作説明する。
レール5h上にパレツト9が供給されて来る
と、シリンダ6aの作用によつて押付け板6dで
パレツト9を基準ピン6hに押付け、次いで昇降
モータ5jを作動させてパレツト9内の最上位に
位置したマスクおよびワークを搬入位置に位置さ
せる。
マスクおよびワークの搬入位置Nへのセツトが
完了したならば、この搬入位置Nの直上に位置し
ている吸着装置4を作動させて吸着板4aを下降
させて前記したマスクまたはワークを吸着保持
し、引続きこのマスクまたはワークを吸着保持し
た吸着板4aを元の待機位置まで上昇させる。
吸着板4aが待機位置に復帰したならば、搬送
装置3を作動させて、このマスクまたはワークを
吸着保持した吸着装置4を露光位置Rの直上まで
移動させ、次いで再び吸着装置4のモータ4iを
作動させて、吸着保持したマスクまたはワークを
露光位置Rに位置させる。
この、ワークおよびマスクの搬入動作に対し、
露光処理されたワークおよび所定枚数のワークの
露光の完了したマスクの搬出動作は、搬送装置3
の搬出側部32、およびこの搬出側部32に組付
けられた吸着装置4の前記した動作と全く同じ動
作によつて、露光位置Rからカラのパレツト9が
保持された搬出位置Sまで達成される。
また、搬入装置5に保持されたパレツト9内に
収納されたワークのすべてが搬出されると、シリ
ンダ6aの後退動作および押圧片6eの前進動作
によつてパレツト9は押だされて、位置決めピン
6hとの係合が解除され、次いで昇降シリンダ5
aの作動によつて、ベース板5fと一体に下降変
位して搬送ベルト5s上に登載し、この搬送ベル
ト5sによつて焼付機外に搬出され、さらにこの
カラのパレツト9の搬出が完了したならば、昇降
シリンダ5aを再び作動させてレール5hを第1
6図図示位置まで上昇させて、次のパレツト9の
搬入に備える。
同様に、搬出位置Sに位置していたパレツト9
は、露光処理されたワークの全て、およびこのホ
ークの露光処理に使用されたマスクを収納したな
らば、下降変位してそのまま焼付機外に搬出する
と共に、次のカラのパレツト9を搬出位置Sに保
持すべく待機するのである。
なお、上記した各動作は、光電管とかホトカプ
ラさらにはリミツトスイツチ等を使用した検出手
段によつて、各部材の動作の完了および位置検出
を行つて、この検出信号に従つて、プログラムに
従つた次の動作を行うようになつていることは云
うまでもない。
このように、本発明による焼付機は、目的とす
るパターンを有するマスクと、露光処理される所
望枚数のワークとを一緒に収納したパレツト9を
受け入れることにより、一組のマスクとワークと
を一体的にかつ連続して取扱うことができ、これ
がためマスクの取付けとワークの露光とを一連の
操作にまとめることができる。
すなわち、従来の露光操作は、焼付機に対する
マスクの供給およびセツトと、ワークの焼付機に
対する供給およびセツトとは全く別の独立した操
作となつていたので、焼付機に対するマスクの供
給およびセツトの作業が完了するまでの間、ワー
クの供給およびセツトを待機させておかなければ
ならず、かつマスクとワークの供給およびセツト
作業は全く別の作業であるために、マスクおよび
ワークの位置合わせを個々に行う必要があり、こ
のため各マスクおよびワーク毎に位置合わせの確
認作業が必要となり、これによつて作業時間が長
くなると共に、多くの作業工程を要するものとな
つていたが、本発明による焼付機においては、焼
付機に、予め相互位置関係を正確に設定および規
制されたマスクと所望数のワークとを単一のパレ
ツト9に収納して焼付機内の一定位置である搬入
位置Nに供給保持するので、マスクおよびワーク
の焼付機への供給は一回の操作で良く、かつ焼付
機内における位置合わせ作業を要しないですむこ
とになる。
また、予めパレツト9内に収納されるマスクと
ワークとは、ワークの上位にマスクが積重状に収
納されているので、焼付機内におけるマスクおよ
びワークの透明板1fへの組付けは、単にパレツ
ト9に収納された上位のものから順に透明板1f
に取付ければ良いことになり、マスクまたはワー
クの透明板1fへの組付けのために動作する焼付
機の搬送機構の構造そして制御形態が極めて単純
になると共に容易となる。
さらに、マスクおよびワークを収納したパレツ
ト9は、焼付機の主体部分である露光装置1内に
侵入位置する必要がないので、この種々の機構部
材が配置されている露光装置1部分の構造を複雑
にすることがなく、またマスクおよびワークだけ
が出し入されるので、ホコリ、ゴミ等の露光装置
1内への侵入機会を大幅に減少させることがで
き、これによつて良好な露光条件と露光動作を得
ることができる。
またさらに、マスクおよびワークのパレツト9
に対する位置決めされた組付けは、焼付機外の適
当な箇所で、時間に制約されることなく、有利な
作業機器を用いて行うことができるので、マスク
とワークとのパレツト9内における位置決めが極
めて正確に達成できると共に、その位置決め作業
自体も容易であり、さらに適当な機器を用いるこ
とによりマスクの周端部に手垢を付けずにすむの
で、マスクの全面をより有効に利用することがで
きることになる。
なお、云うまでもないが、本発明による焼付機
は、マスクと所望数のワークとを一つのパレツト
9内に一緒に収納して露光処理するものであるか
ら、要求されるパターンを少数枚のワークに露光
させる場合に極めて有利となる。
以上の説明から明らかな如く、本発明による焼
付機は、マスクとワークとを一体的にかつ一つの
処理工程操作で取り扱うことができるので、マス
クの取扱が極めて容易にかつ正確に達成すること
ができ、また良好なワークの露光を達成すること
ができ、さらに焼付全体としての構造が簡単とな
るので、安価に得ることができ、またさらにマス
クおよびワークの焼付機内での位置決め操作を全
く必要としないので、ワークの露光処理をスムー
ズに達成することができることになる等多くの優
れた効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、両側にパレツト収納用の収納ケース
を配置組付けした本発明による焼付機の全体正面
図である。第2図は、第1図に示した焼付機の全
体平面図である。第3図は、第1図に示した焼付
機の全体側面図である。第4図は、露光装置およ
び昇降装置を示す正面図である。第5図は、昇降
装置および露光装置の上枠体を示す側面図であ
る。第6図は、露光装置および昇降装置を示す平
面図である。第7図は、露光装置の下枠体部分の
詳細を示す平面図である。第8図は、露光装置に
設けられた基準ピンの昇降機能部分を示す一部縦
断面図である。第9図は、露光装置の上枠体部分
の詳細を示す平面図である。第10図は、露光装
置に設けられたバキユームパツトの構造の詳細例
を示す一部縦断面図である。第11図は、搬送装
置および吸着装置の全体的配置関係を示す平面図
である。第12図は、搬送装置の正面図である。
第13図は、搬送装置と昇降装置との組付け形態
を示す正面図である。第14図は、搬送装置に組
付けられた昇降装置の平面図である。第15図
は、搬送装置に組付けられた昇降装置の側面図で
ある。第16図は、搬入装置の正面図である。第
17図は、搬入装置の平面図である。第18図
は、搬入装置の側面図である。第19図ないし第
21図は、パレツトを示す図で、第19図は平面
図、第20図は背面図、そして第21図は第19
図中X−X線に沿つて切断矢視した部分縦断面図
である。 符号の説明、1;露光装置、1d;下枠体、1
e;上枠体、1f;透明板、11;基準ピン、
2;昇降装置、2a;昇降枠体、2e;支持ピ
ン、2k;側板、2l;カム円板、2n;ガイド
軸、2o;モータ、3;搬送装置、3a;レー
ル、3b;背板ケース、3c;シリンダ、3e;
ピニオンギヤ、3f;固定ラツク、3g;移動ラ
ツク、4;吸着装置、4a;吸着板、4b;吸着
パツト、4g;腕体、4h;取付け板、4m;レ
ール、4n;スライド駒、5;搬入装置、5a;
昇降シリンダ、5d;ガイド軸、5e;取付けベ
ース、5f;ベース板、5h;レール、5j;昇
降モータ、5m;ガイド軸、5n;押上げ板、5
p;搬出モータ、5s;搬送ベルト、6d;押付
け板、6h;位置決めピン、6;搬出装置、7,
8;収納ケース、9;パレツト、9e,9f;位
置決め欠部、9g;遊離底板、10;フレーム、
N;搬入位置、S;搬出位置、R;露光位置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所望枚数のワークを積重状に位置決めして収
    納保持すると共に、前記ワークに対するマスクを
    前記ワークの上位に位置決めして収納保持したパ
    レツトを利用すべく構成した焼付機であつて、光
    源としてのランプと反射鏡と焼き枠体とそして透
    明板とを有する露光装置と、前記パレツトを搬入
    位置に保持すると共に、該パレツトに収納された
    マスクおよびワークのうちの最上位のものを一定
    高さ位置に保持する搬入装置と、前記搬入位置か
    ら露光位置を通つて搬出位置まで延びたレール
    に、該レールに沿つて前記搬入位置と露光位置と
    の間を往復移動する搬入側背板ケースと前記露光
    位置と搬出位置との間を往復移動する搬出側背板
    ケースとを組付けた搬送装置と、下面に前記ワー
    クおよびマスクを吸着保持する多数の吸着パツト
    を設けた吸着板を前記搬送装置の背板ケース前面
    に水平姿勢のまま昇降変位自在に取付けられた吸
    着装置とを有する焼付機。 2 所望枚数のワークを積重状に位置決めして収
    納保持すると共に、前記ワークに対するマスクを
    前記ワークの上位に位置決めして収納保持したパ
    レツトを利用すべく構成した焼付機であつて、光
    源としてのランプと反射鏡と焼き枠体とそして透
    明板とを有する上側露光部と下側露光部とから成
    る露光装置と、該露光装置の上側露光部を昇降変
    位自在に保持する昇降装置と、前記パレツトを搬
    入位置に保持すると共に、該パレツトに収納され
    たマスクおよびワークのうちの最上位のものを一
    定高さ位置に保持する搬入装置と、前記搬入位置
    から露光位置を通つて搬出位置まで延びたレール
    に、該レールに沿つて前記搬入位置と露光位置と
    の間を往復移動する搬入側背板ケースと前記露光
    位置と搬出位置との間を往復移動する搬出側背板
    ケースとを組付けた搬送装置と、下面に前記ワー
    クおよびマスクを吸着保持する多数の吸着パツト
    を設けた吸着板を前記搬送装置の背板ケース前面
    に水平姿勢のまま昇降変位自在に取付けられた吸
    着装置とを有する焼付機。
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