JPS62195008A - ゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法 - Google Patents

ゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法

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JPS62195008A
JPS62195008A JP61036517A JP3651786A JPS62195008A JP S62195008 A JPS62195008 A JP S62195008A JP 61036517 A JP61036517 A JP 61036517A JP 3651786 A JP3651786 A JP 3651786A JP S62195008 A JPS62195008 A JP S62195008A
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    • C08F299/02Macromolecular compounds obtained by interreacting polymers involving only carbon-to-carbon unsaturated bond reactions, in the absence of non-macromolecular monomers from unsaturated polycondensates
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法に関
し、さらに詳しくは、ゲル化重合体微粒子の安定な分散
液を効率よく短時間で調製することができる製造方法に
関する。
従来から脂肪族炭化水素を主体とする有機溶媒中で安定
な重合体微粒子を製造する方法として各種の方法が提案
されている(例えば、特公昭57−48566号公報、
特公昭57−34846号公報、特開昭59−1614
31号公報など参照)。
これらの方法はいずれの場合も、分散安定剤として、有
機溶媒に溶媒和される第1のセグメントと、有機溶媒【
こ殆んど溶媒和されずに分散重合体粒子と会合するかま
たは係留する部分となる第2のセグメントとからなる分
散安定剤を用い、その存在下にまず分散重合体粒子を形
成し、ついでその粒子を架橋結合することから成るもの
である。
上記の分散安定剤の代表的な例としては、12−ヒドロ
キシステアリン酸自己縮合物である溶媒和成分に、ポリ
メチルメタクリレート又はポリエプキシシド樹脂である
非溶媒和成分をグラフト重合もしくはブロック重合した
ものが挙げられる。しかしながら、このような分散安定
剤は溶媒和成分と非溶媒和成分の2つのセグメントから
なるブロック共重合体またはグラフト共重合体であり、
且つ非溶媒和成分中に少なくとも1個の重合性二重結合
を導入する必要上、その合成には非常に複雑な反応プロ
セスを経なければならず、しがも40〜70時間の長時
間を要し、結果的に分散重合体粒子の生産効率が劣る等
の欠点がある。
そこで、本発明者はデル化重合体微粒子の分散液の性能
を何ら損なうことなく、その製造に要する時間を前述の
如き従来方法に比べて短縮することができる効率的な製
造方法を開発することを目的に鋭意研究を重ねた結果、
今回、この目的が、12−ヒドロキシステアリン酸自己
縮合物に重合性二重結合を導入したマクロマー(エチレ
ン系不飽和末端基を平均して1分子当り1個もち、かつ
分子量が1000以上の実質的に鎖状の巨大な単量体を
いう)を分散安定剤成分として用いることによって達成
することかで外、シがも得られるゲル化重合体微粒子を
通常の用途である塗料のレオロジーコントロール用に使
用した場合には、前述の従来方法で製造されたものと何
ら遜色のない優れた性能を発揮することを見い出し本発
明を完成するに至った。
かくして、本発明に従えば、少なくとも1000以上の
数平均分子量を有する12−ヒドロキシステアリン酸自
己縮合物の分子内に平均して約1゜0個の重合性二重結
合を導入したマクロマーの存在下に、相互に反応して結
合することができる相補的官能基をそれぞれ有する少な
くとも2種のビニル系単量体を各々0.5重量%以上含
有するビニル系単量体混合物、又は重合性二重結合を2
個以上含有する多ビニル単量体を0.5重量%以上含有
するビニル系単量体混合物を、それから形成される重合
体を溶解しない有機液体中で共重合せしめることを特徴
とするゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法が提供さ
れる。
本発明において用いられるマクロマーは、前述した従来
既知の方法で用いられる分散安定剤において溶媒和成分
として使用されていると同様のものであることができる
12−ヒドロキシステアリン酸自己縮合物(以下、これ
をl”P−12H8AJと略称することもある)に重合
性二重結合を導入したものである。そのようなマクロマ
ーは、例えば、(i)P12H8Aの末端カルボキシル
基に、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレ
ート等のモノエポキシ基含有不飽和単量体を第3級アミ
ン等の触媒の存在下に付加させるが、或いは(ii)P
−12H8Aの末端カルボキシル基もしくは2級水酸基
に、イソシアネートアクリレート、イソシアネートエチ
ルメタクリレート、またはジイソシアネート化合物とヒ
ドロキシアルキルアクリレートもしくはヒドロキシアル
キルメタクリレートの等モル付加物などのイソシアネー
ト基含有不飽和単量体を反応させる等の方法によって製
造することができる。なお、マクロマーを後者の(ii
)の方法で製造する場合には、分子中に2個以上の重合
性二重結合が導入される可能性がある。
本発明で用いるマクロマーは1分子当り平均して約1.
0個の重合性二重結合を含有することが必要であり、そ
れ以上の重合性二重結合が導入された場合には、ゲル化
重合体微粒子の製造中に反応系全体がゲル化してしまう
恐れがあるので、マクロマーに平均して約1.0個より
多い重合性二重結合が導入されることは避けるべきであ
る。そのため、上記(ii)の方法では、例えば、P−
12H8AI、0モルに対してイソシアネート基含有不
飽和単量体を約1.0モル反応させることが望ましく、
これによって、はぼ選択的にP−12H8A中の2級水
酸基に二重結合を約1.0個導入することができる。該
マクロマーの製造においては、通常、既知の重合禁止剤
や必要に応じて第3級アミンまたはジプチル錫シラウリ
レート等の触媒を使用することがで外る。
前記したマクロマーは少なくともi 、o o o以上
、好ましくは約i、soo〜2,000の数平均分子量
を有することができる。本発明で用いるマクロマーの分
子量が1oooより着るしく低いと、得られる重合体微
粒子の立体反発I―の厚さが小さくなるため、分散粒子
が凝集したり、粗大粒子になりやすいという欠点が生じ
る。
本発明において、上記の如きマクロマーの存在下に共重
合せしめられるビニル系単量体混合物は、必須成分とし
て、相互に反応して結合することができる相補的官能基
をそれぞれ有する少なくとも2種のビニル系単量体を含
有するものであるか、または多ビニル単量体を含有する
ものである。前者のビニル系単量体混合物における相互
に反応して結合することができる相補的官能基の組合せ
としては、例えば (i)  エポキシ基/カルボキシル基(ii)  ヒ
ドロキシル基/イソシアネート基(iii)  エポキ
シ基/アミノ基 (iv)  インシアネート基/アミ7基等の組合せが
挙げられる。しかして、そのような相互に反応して結合
することのできる相補的官能基をそれぞれ有する2種以
上のビニル系単量体の組合せとして具体的に次のような
ものが挙げられる: (i)の例としては、グリシジルアクリレートやグリシ
ジルメタクリレート等のエポキシ基含有単量体と、アク
リル酸やメタクリル酸等のカルボキシル基含有単量体と
の組合せ:(ii)の例としては、ヒドロキシエチルア
クリレートやヒドロキシエチルメタクリレート等の水酸
基含有単量体とインシアネートエチルアクリレートもし
くはイソシアネートエチルメタクリレートやインホロン
ジイソシアネート/ヒドロキシエチルアクリレートもし
くはヒドロキシエチルメタクリレート等量付加物等のイ
ソシアネート基含有単量体との組合せ;(!!りの例と
しては、前記エポキシ基含有単量体とアクリル酸アミ/
アルキルもしくはメタクリル酸アミノアルキル単量体と
の組合せ;(iv)の例としては、前記イソシアネート
基含有単量体と前記アクリル酸アミノアルキルもしくは
メタクリル酸アミノアルキル単量体との組合せ;等。
一方、多ビニル単量体重合性二重結合を1分子中に少な
くとも2個含有するビニル単量体であり、例工ば、ジビ
ニルベンゼン、エチレングリコールジアクリレート、イ
ソシアネートエチルアクリレート/ヒドロキシエチルア
クリレートもしくはヒフ− ドロキシエチルメタクリレート付加物などが挙げられる
前記した相補的官能基をそれぞれ有する少なくとも2種
のビニル系単量体は各々ビニル系単量体混合物中に少な
くとも0.5重量%以上、好適には0.5〜20重量%
の範囲内の濃度で存在し、また、上記多ビニル単量体も
ビニル系単量体混合物中に少なくとも0.5重量%、好
ましくは0.5〜10重量%の範囲内の濃度で存在する
ことができる。これらのビニル系単量体は調製される重
合体微粒子を架橋させるための成分であり、その使用量
および種類または単量体の組合せ等は、製品の重合体微
粒子に望まれる性能に応じて任意に選択することができ
るが、特に好適なものとしでは、前記(i)に記載した
相補的官能基の組合せを有するビニル系単量体および多
ビニル単量体が挙げられる。
また、ビニル系単量体混合物は必須成分としての前記の
相補的官能基をそれぞれ有する2種以上のビニル系単量
体または多ビニル単量体以外に、さらに共重合可能な他
の少なくとも1種のビニル系単量体を含有することがで
きる。使用し得る他のビニル系単量体としてはラジカル
重合性の不飽和単量体であれば特に制限はなく、各種の
ものを使用することができるが、その代表的なものを例
示すれば以下のとおりである。
(a)  アクリル酸又はメタクリル酸のエステル;例
えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチ
ル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸イソプロピル
、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘキシル、メタク
リル酸オクチル、メタクリル酸ラウリル等のアクリル酸
またはメタクリル酸のC1〜、6アルキルエステル;グ
リシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート;ア
リルアクリレート、アリルメタクリレート等のアクリル
酸またはメタクリル酸のC2〜8アルレニルエステル;
ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメク
クリレ・−ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒド
ロキシプロピルメタクリレート等のアクリル酸またはメ
タクリル酸のC7〜8ヒドロキシアルキルエステル;ア
リルオキシエチルアクリレート、アリルオキシメタクリ
レート等のアクリル酸またはメタクリル酸のC3〜+8
フルケニルオキシアルキルエステル。
(b)  ビニル芳香族化合物:例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−クロルスチレ
ンビニルピリジン。
(c)  Q、β−エチレン性不飽和酸:例えばアクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸。
(d)  その他:アクリロニトリル、メタクリロニト
リル、メチルイソプロペニルケトン;酢酸ビニル、ベオ
バモノマー(シェル化学製品)、ビニルプロピオネート
、ビニルビバレートなど。
これらのビニル系単量体の中でも特に好適なものは上記
(a)のアクリル酸又はメタクリル酸の工大チルであり
、就中、メチルメタクリレートであり、該単量体は重合
に供されるビニル系単量体混合物中の少なくとも50重
量%以上を占めることが望ましい。
上記単量体混合物の重合はラジカル重合開始剤を用い、
それ自体既知のラジカル重合法に従って行なうことがで
きる。使用可能なラジカル重合開始剤としては、例えば
、2,2−アゾイソブチロニトリル、2.2’−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリルなどのアゾ系開始
剤;ベンゾイルパーオキシド、ラウリルパーオキシドく
、t e r t−ブチルパーオクトエートなどの過酸
化物系開始剤が挙げられ、これら重合開始剤は一般に、
重合に供される単量体混合物100重量部当り0.5〜
10重量部、好ましくは0.3〜3重景重量範囲内で使
用することができる。
本発明において用いられるマクロマーとビニル系単量体
混合物の使用割合は、臨界的なものではなく、それらの
種類等に応じて変えることができるが、マクロマーの使
用量が極端に少ないと粗大重合体粒子が生成し易く、得
られる分散液の安定性が劣る。他方、マクロマーの使用
量が過度に多くなると粒径の極めて小さい重合体粒子が
生成するが、このものを塗料に用いた場合レオロノーコ
ントロールの作用が弱まったり、塗膜のっヤヒケを起こ
したりする欠点がある。従って、マクロマ一対ビニル系
単量体混合物の使用割合は重量百分率比で、一般に5/
95〜50150、好ましくは10/90〜30/70
の範囲内にあるのが好都合であるし 本発明の方法において分散媒として用いられる有機液体
には、生成する分散重合体粒子は実質的に溶解しないが
、前記マクロマー及びビニル系単量体混合物に対しては
良溶媒となる、実質的に水と混和しない有機液体が包含
される。かかる有機液体の好適具体例としては、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン、ミネラルスピリット等の石油
系脂肪族炭化水素が挙げられる。これらはそれぞれ単独
で使用することができ、または他の比較的極性の低い有
機溶媒(例えば、トルエン、キシレン、酢酸7チルなと
)と混合して用いることができる。混合溶媒として用い
る場合には、上記石油系脂肪族炭化水素が溶媒混合物の
少なくとも60重量%を占めることが非常に望ましい。
本発明に従うマクロマーの存在下における上記有機液体
中でのビニル系単量体混合物の共重合は、それ自体既知
の方法(例えば、前掲の特許公報に記載の方法)を用い
て行なうことができ、重合時の反応温度としては一般に
60〜160°Cの範囲内の温度を用いることができ、
通常4〜8時間で反応を終らせることができる。
本発明の架橋したゲル化重合体微粒子の調製方法として
は、例えば、予め分散重合体粒子を形成し、ついで第3
級アミン触媒を用いて分散重合体粒子内で相補的官能基
による架橋反応を行なわせる方法、或いは第3級アミン
触媒を予めビニル系単量体混合物又は有機液体中に混合
してお鰺、分散重合体粒子を形成する重合反応と併行し
て重合体粒子内の架橋反応を行なう方法を用いることが
できるが、後者の場合には重合系全体のゲル化を避ける
ため反応系中のビニル系単量体混合物の濃度を前者の方
法に比較して低くすることが望ましい。
前記した相補的官能基間の反応触媒として用いる第3級
アミン触媒は特に限定されるものでなく、例えばツメチ
ルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノール、N、
N−ジメチル−n−ドデシルアミンなどを挙げることが
できる。
本発明の方法における重合反応の重要な要件は、有機液
体中の単量体濃度を小さくすること、および形成されつ
つある分散重合体粒子の粒子間距離を充分に大きくする
ことである。しかしで、前者の要件に対して、11量体
の重合速度を早めるため[こ重合開始剤の分解に必要な
充分な温度を与えることと単量体の供給速度を適当にコ
ントロールすることが重要である。けだし、反応系中の
単量体濃度が著しく高くなると系全体がゲル化する恐れ
がある。
また、後者の要件については、形成される分散重合体粒
子の濃度を一定濃度以」二におさえることが重要であり
、具体的には、形成される分散重合体粒子の濃度が40
重量%以下、好ましくは30重量%以下となるように抑
制しながら重合反応を完結させることが望ましい。分散
重合体粒子の濃度が40重量%を越えると、デル化した
り粗大粒子になりやすい。
得られるゲル化重合体微粒子分散液は、必要に応じて、
減圧下で溶媒の一部を除去し、R終曲には40〜60重
量%の固形分濃度に調整して使用に供することができる
本発明におけるゲル化重合体微粒子の形成過程は、まず
マクロマーとビニル系単量体がランダム共重合して分子
が成長しで行くが、ある程度まで分子量が天外くなると
重合した単量体中のアルキル基およびマクロマー中の長
鎖の炭化水素鎖が有機液体中への親和性および共重合体
分子内部における局所的表面張力の違い等の作用によっ
て、自然lこ溶媒和rIX、分を外側と動る分散粒子が
形成過されて、自己安定化されたゲル化重合体微粒子を
形成するものと推測される。
以上述べた本発明のデル化重合体微粒子の分散液の製造
方法は、使用されるマクロマーが従来の分散安定剤と異
なり容易にかつ短時間で合成できるので、結果的に分散
液の製造時間を従来法の7〜%に短縮することが可能で
あり、しかも得られる分散液は、極めて分散安定性に優
れており、従来法によって得られる分散液と遜色のない
性能を有し、塗料、成型品、接着剤、充てん剤等の用途
シこ利用することができる。
本発明により提供される分散液はそのままでも使用する
ことができるが、必要に応じて、着色剤、可塑剤、硬化
剤などを配合することもできる。着色剤としては染料、
有機顔料、無機顔料が挙げられ、可塑剤としては公知の
もの、例えばジメチル7タレート、ジオクチルフタレー
トなどの低分子量可塑剤、或いはビニル重合体系可塑剤
、ポリエステル系可塑剤などの高分子量可塑剤が挙げら
れ、これらは分散液に混入して用いることもでき或いは
分散液の製造時において、ラジカル重合性単量体に溶解
しておき、生成分散液の分散重合体粒子中に分配させて
おくこともできる。また、硬化剤としては、アミノ樹脂
、エポキシ樹脂などの架橋剤が用いられうる。
以下、本発明を実施例及び比較例によってさらに具体的
に説明する。実施例及び比較例において部及び%はいず
れも重量部及び重量%である。
実施例1 ア]叉二の1の)支 水分離器およびコンデンサーを備えた2リットルのフラ
スコ中に、 12−ヒドロキンステアリン酸   740部トルエン
            132部を仕込んで140℃
に加熱し、12−ヒドロキシステアリン酸が完全に溶解
したのち、メタンスルホン酸1.5部を加えて、約8時
間、脱水縮合反応をつづけて、樹脂酸価29 、5 m
gK OH/ I Fi樹脂、数平均分子jdi、80
0のP−12H8Aを得た。この樹脂溶液に、 p(erl−ブチルカテコール     0.7部グリ
シジルメタクリレート   89.5WISN、N−ジ
メチル−1トドデシルアミン 3.0部を加えて、14
0°Cで約8時間加熱をつづけて樹脂酸価が0.3以下
となるまで反応を行なった。
反応生成物を冷却後、353部のミネラルスピリットで
希釈し固型分60%の褐色透明なマクロマー(A)液を
得た。
Yk」J[創葬劣09久介裁− コンデンサーを備えた5j2フラスコ中にヘプタン  
         855部を仕込み、電熱マントルで
ヘプタンが還流する98℃まで加熱する。このフラスコ
内に、次の単量体混合物溶液を定量ポンプを用いて5時
間かけて均一のスピードで供給した。
2.2−アゾイソブチロニトリル  8.5部メチルメ
チクリレート      1059部グリシジルメタク
リレ−)     12.2?YISアクリル酸   
        24.4部スチレン        
    121.7部60%マクロマー(A)液   
  507部シェルゾール340       500
部ヘプタン           500部N、N−ジ
メチルー11−ドデシルアミン1.5部上記単量体混合
物溶液の供給終了後30分間熟成し、次に トルエン             495部2.2−
アゾイソブチロニトリル  2.4部を1時間かけて滴
下し、更に1.5時間熟成し、ゲル化重合体微粒子分散
液を得た。
ついで、還流によって、分散液がらヘプタン1304部
を2時間かけて回収し、分散液を濃縮した。
この分散粒子は、マクロマー(Δ)/単量体混合物の比
率が20/80であり、単量体混合物は、メチルメタク
リレート87%、スチレン10%、グリシジルメタクリ
レート1%、アクリル酸2%の比率である。また、濃縮
前の分散液の濃度は35%である。
得られた分散液は、固型分50%の乳白色の粗大粒子を
含まない安定な分散液であり、COU LTERC0U
NTERN−4モデルによる平均粒子径は273niで
あった。また、この分散液の少量をアセトン中に滴下し
て攪拌しても、粒子は架橋していて溶解せず、白濁した
アセトン中の分散粒子となった。
実施例2 実施例1における単量体混合物中のビニル系単量体を下
記のものに代えた以外は、実施例1におけると同様の繰
作を行なった。なお、N、N−ジメチル−〇−ドデシル
アミンは加えなかった。
メチルメタクリレート    1071部スチレン  
        121.7部得られた分散液は、実施
例1におけると同様に粗大粒子を含まない安定な分散液
であり、平均粒子径は310旧nであった。
比較例1 実施例1において、単量体混合物溶液中に配合されるヘ
プタン500部およびシェルゾール340500部を除
いた以外は同じ単量体混合物情液を用い、かつ3時間で
単量体を滴下して反応をおこなったところ、反応の初期
は、きれいな分散液となったが、次第に増粘し、最終的
には粒径5〜15μmの粗大粒子を含む粘度の高い分散
液となった。このものは、冷却して放置すると、分散液
の上層部は透明層となって、二層に分離する傾向がみら
れた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも1000以上の数平均分子量を有する12−
    ヒドロキシステアリン酸自己縮合物の分子内に平均して
    約1.0個の重合性二重結合を導入したマクロマーの存
    在下に、相互に反応して結合することでがきる相補的官
    能基をそれぞれ有する少なくとも2種のビニル系単量体
    を各々0.5重量%以上含有するビニル系単量体混合物
    、又は重合性二重結合を2個以上含有する多ビニル単量
    体を0.5重量%以上含有するビニル系単量体混合物を
    、それから形成される重合体を溶解しない有機液体中で
    共重合及び架橋反応せしめることを特徴とするゲル化重
    合体微粒子の分散液の製造方法。
JP61036517A 1986-02-22 1986-02-22 ゲル化重合体微粒子の分散液の製造方法 Expired - Lifetime JPH0730140B2 (ja)

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