JPS621940B2 - - Google Patents

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JPS621940B2
JPS621940B2 JP56191772A JP19177281A JPS621940B2 JP S621940 B2 JPS621940 B2 JP S621940B2 JP 56191772 A JP56191772 A JP 56191772A JP 19177281 A JP19177281 A JP 19177281A JP S621940 B2 JPS621940 B2 JP S621940B2
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phosphoric acid
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nitric acid
chlorobenzene
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Shinji Takenaka
Takeshi Nishida
Yoshio Kanemoto
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/07Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by halogen atoms
    • C07C205/11Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by halogen atoms having nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings
    • C07C205/12Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by halogen atoms having nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings the six-membered aromatic ring or a condensed ring system containing that ring being substituted by halogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/06Preparation of nitro compounds
    • C07C201/08Preparation of nitro compounds by substitution of hydrogen atoms by nitro groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C201/00Preparation of esters of nitric or nitrous acid or of compounds containing nitro or nitroso groups bound to a carbon skeleton
    • C07C201/02Preparation of esters of nitric acid

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はクロルベンゼンをニトロ化する方法に
関するものである。詳しくはニトロ化剤として硝
酸とオルトリン酸を蒸発濃縮することにより得ら
れた縮合リン酸を含む濃縮リン酸の混酸でクロル
ベンゼンの硝化を行い、95%以上、好ましくは98
%以上の高収率でモノニトロクロルベンゼンを工
業的に有利に製造する方法に関するものである。
モノニトロクロルベンゼンには3種類の異性体
があり夫々染料、農薬その他工業薬品の中間体と
して利用されている。
クロルベンゼンのニトロ化に於て今日行なわれ
ている通常の方法はクロルベンゼンに対し等モル
程度の硝酸を用いて加温下液相で混酸、即ち硝酸
と硫酸との混合物をニトロ化試剤として使用する
方法が広く採用されている。また硝酸とリン酸の
混酸を使用する方法も知られている。
硝酸−硫酸の混酸を用いる方法はニトロ化の際
生成する水を硫酸の脱水作用によつてモノニトロ
クロルベンゼンが効率よく生成されるが、収率が
上るにつれてジニトロ化の反応も促進する欠点が
ある。ジニトロクロルベンゼンの生成はモノニト
ロクロルベンゼンの純度低下の原因になるととも
に反応中は勿論、その他の精製工程に於ても爆発
等の危険性を有していることより極力この副生を
抑制しなくてはならず、一般的には1000ppmが
限度とされている。その為、硝酸と硫酸の混酸法
では対硝酸の収率をせいぜい95%程度に抑える方
法が採用されている。またこの方法による場合、
ニトロ化反応物はオルト体とパラ体の生成物が主
成分でメタ体は1%にも充たないが、オルト体に
対するパラ体の比は約2倍程度有する。工業的に
モノニトロクロルベンゼンを製造するに当たつて
は、需要に応じて異性体比を変更することが望ま
しく、パラ体/オルト体比を2以下にするために
は、反応条件を選ぶことにより若干比率を下げる
ことは可能である。そのひとつとして反応温度を
上げるとパラ体/オルト体の比率が低下すること
は公知であるが硝酸と硫酸の混酸法では温度を上
げて反応を行なうと前述のジニトロクロルベンゼ
ンの副生がますます増加することより、高温での
ニトロ化は避けなければならず硝酸−硫酸の混酸
法では高温によるパラ体/オルト体の比率の変更
の巾にも、おのずと制約がある。
またクロルベンゼンのニトロ化反応を、硝酸−
リン酸の混酸を用いる方法に於ては、硝酸−硫酸
の混酸使用の場合に比べて、パラ体/オルト体の
比率は低いが、目的生成物の収率がきわめて低
い。また収率を上げるため高温加圧下で反応させ
た場合、硝酸−硫酸の混酸使用の場合ほどではな
いが、やはりジニトロクロルベンゼンの生成が増
加するので好ましくなく、工業的には通常、硝酸
−硫酸の混酸法で実施されている。
クロルベンゼンのニトロ化反応に於いて、パラ
体/オルト体の比率を低くする反応条件の一つと
して、前記した如く、反応温度を上げてパラ体/
オルト体の比率を低下させることは知られている
が、他の方法としてリン酸を添加する方法も提案
されている。(特公昭52−42783) この方法は通常の硝酸と硫酸の混酸法に比べ
て、パラ体/オルト体の比率を、下げることが出
来、リン酸の無添加の場合パラ体/オルト体の比
が1.63であつたものが添加量を増すにつれてパラ
体/オルト体の比率は逐次低下し、1.2程度まで
の比率にすることが可能であると示唆している。
前記特許公報明細書にはまた硫酸を全く使用せ
ず、硝酸にリン酸を添加した、即ち通常硝酸−硫
酸の混酸を使用する場合の硫酸の公知の使用量で
あるクロルベンゼンに対して0.90〜2.56モル比の
範囲内で、リン酸を硫酸におきかえた硝酸−リン
酸の混酸法の具体例記載もあり、リン酸をクロル
ベンゼンに対し2モル、硝酸を1モル使用してニ
トロ化反応を行つているが、収率は反応温度を
100℃に昇温して行なつても80%程度に過ぎな
い。この原因として前記特許では正リン酸
(H3PO4)を使用しているため、混酸として使用さ
れるリン酸のほかにパラ体/オルト体の比率を変
えるためには十分な量のリン酸を使用する必要が
あり、多量の低濃度リン酸水溶液が系内に存在す
るためと同時に、混酸として硫酸のかわりにリン
酸を用いた場合、反応が進むにつれ増加される生
成水の脱水効果が硫酸に位べて劣りニトロ化反応
速度が低下することも原因の一つと考えられる。
上記特許の硝酸−リン酸法の改良法として反応系
へ多価金属元素、例えばモリブデン、マンガン、
バナジウム、タングステンなどの触媒を添加する
ことで収率を向上させる提案も行なわれている
(特公昭52−46928)。しかしこれでも収率的には
95%未満でありさらに重金属を用いることで排水
の環境汚染など工業的製造法としては問題があ
る。
この外、前記の混酸以外のニトロ化剤として
は、硝酸にスルホン酸を用いる方法(米国特許
3077502)、とかスルホキシジフルオルメチル基を
有する固体触媒を用いる方法(特開昭50−
154212)、また二酸化窒素をニトロ化剤として気
相で分子ふるい触媒を用いる方法(特開昭54−
95521)等も提案されているが、コスト面あるい
は繁雑さ、さらに収率的観点より工業的製造法と
してはこれらにも問題がある。
本発明者らはクロルベンゼンの混酸によるニト
ロ化法においてモノニトロクロルベンゼンを少く
とも95%以上の高収率でしかもジニトロクロルベ
ンゼン副生成物が抑制された製造方法について鋭
意検討を行ない、濃縮リン酸と硝酸との混酸をニ
トロ化剤として用いてクロルベンゼンをニトロ化
することで達成出来ることを見出した。
即ち本発明方法は、硝酸−リン酸の混酸を用
い、その際リン酸成分がP2O5として72.4重量%以
上の濃縮リン酸を用いてしかも硝酸使用量を比較
的少くして反応温度50〜120℃、好ましくは60〜
100℃でクロルベンゼンをニトロ化する方法であ
り、これによりジニトロクロルベンゼンの副生を
モノニトロクロルベンゼンに対して500ppm以下
に抑えて98%以上の高収率でモノニトロクロルベ
ンゼンを製造するものである。
第1図は、ニトロ化反応温度と副生成物ジニト
ロクロルベンゼンの生成量との相関図である。図
中Bは、ニトロ化剤として、硝酸−硫酸を用いた
通常の方法の一例でありクロルベンゼンに対し、
硝酸1モル倍、硫酸1.5モル倍使用してニトロ化
反応を実施した例、またAは、本発明の濃縮リン
酸をリン酸成分として使用した場合の実施例1の
方法であり、P2O576.5%を有する濃縮リン酸を使
用しクロルベンゼンに対し、硝酸を0.8モル倍、
リン酸をP2O5として換算した場合1.77モル倍使用
し、硫酸は全く使用しない例である。また第2図
は、ニトロ化反応温度と目的生成物モノニトロク
ロルベンゼンの硝酸に対する収率との相関図であ
る。図中Bは市販のP2O5として61.5%の正リン酸
(H3PO4)、及び硝酸を夫々同量クロルベンゼンに
対し1モル倍づつ用いた例、またAは、第1図の
Aと同様本発明の実施例1方法の濃縮リン酸
(P2O576.5%)を使用し、濃縮リン酸及び硝酸を
クロルベンゼンに対し夫々、1.77モル倍(P2O5
して換算)、及び0.8モル倍づつ使用した例であ
る。また第3図は、ニトロ化反応温度80℃でのク
ロルベンゼンに対する硝酸のモル比と、モノニト
ロクロルベンゼンの硝酸に対する収率との相関図
であり、Bは第2図のBと同量同濃度の市販の正
リン酸を用いた例、Aは第2図のAと同量の濃縮
リン酸(P2O576.5%)を用いた例である。
本発明方法は、これらの図より得られた知見を
もとに完成された発明である。
即ち本発明方法は、第1図に示されるように温
度範囲を特定することによりジニトロクロルベン
ゼンの生成を抑制するのと同時に、第2図に示さ
れるように、リン酸濃度をP2O5として72.4重量%
以上に反応を維持して、しかも硝酸の使用量を等
モル比以下で実施することにより、高収率でモノ
ニトロクロルベンゼンを製造できるものである。
通常、クロルベンゼンのニトロ化反応において
は反応の進行とともに生成する水は、ニトロ化反
応を遅くし、ニトロ化物の収率を下げることが知
られており、このために硝酸と硫酸との混酸使用
においては、硫酸の脱水能力(S)を表わす指標
として、下式で示されるDVS(Dehydration
Value of Sulfuric acid)が通常用いられてい
る。
DVS=S/Wf+Wa (式中、Wfは反応中生成する水の量、Waは最
初から混酸中に存在する水の量を表わす。) しかしながら、本発明においては硫酸を全く使
用せず、硝酸とリン酸との混酸を使用するため、
DVSにかわる指標として、濃縮リン酸の濃度
(P2O5に換算した値)を用いた場合、P2O5として
72.4重量%以上が必要であり、72.4重量%以上の
濃縮リン酸は遊離の水を含まないので反応中生成
する水は、濃縮リン酸が初濃度から最終の72.4重
量%まで低下する間、殆んど定量的に濃縮リン酸
により脱水されるため、目的生成物が高収率で得
られるものと推定される。
本発明方法は、例えば以下のようにして実施す
る。
本発明方法に使用する濃縮リン酸は通常の正リ
ン酸を蒸発濃縮することで容易に得ることが出来
る。市販の正リン酸は高濃度のものでも85〜89%
リン酸(P2O5として61.5〜64.4重量%)である
が、本発明方法で云う濃縮リン酸はこれを蒸発濃
縮して100%正リン酸相当以上、即ちP2O5として
72.4重量%以上、好ましくは74〜80重量%のもの
を用いる。この様にして得た濃縮リン酸はリン酸
の他種々の縮合リン酸、例えばピロリン酸、トリ
ポリリン酸、テトラポリリン酸等を含有した混合
物である。これらの組成は濃縮されるリン酸中の
不純物の影響及び濃縮度合により若干変動する
が、本発明方法ではP2O5として72.4%以上であれ
ば十分効果を発揮する。また濃縮リン酸として前
述の縮合リン酸の一成分単独でも本発明を達成す
ることは可能であるが単品は工業的に安価に製造
することが困難であり、濃縮リン酸は容易に得る
ことが出来るので工業的には濃縮後そのまゝの混
合濃縮リン酸を用いるのが好ましい。蒸発濃縮を
効率よく行なう為には減圧による加熱濃縮を行う
が、加熱温度によつて達成されるP2O5濃度がほ
ぼ決まる。P2O574%のものを得るには約130℃、
P2O580%のものを得るには約180℃の加熱が必要
である。
本発明方法のニトロ化条件としては前述の濃縮
リン酸の存在下でクロルベンゼンと硝酸を反応さ
せる訳であるが、高収率でモノニトロクロルベン
ゼンを得る本発明方法では反応終了後の廃酸中の
リン酸濃度がP2O5として72.4重量%未満に低下し
ない様に反応中のリン酸濃度を維持して行なう必
要があり、そのためには予かじめ添加する濃縮リ
ン酸の濃度及び量を反応に使用するクロルベンゼ
ン量及び硝酸の量を考慮して定める。濃縮リン酸
の濃度は、P2O5として72.4重量%以上ならば特定
はしないが、好ましくは75〜80重量%のものを用
いる。例えば、クロルベンゼン100g(0.9モル)
を、98%硝酸46g(0.72モル)でニトロ化反応を
行なう場合P2O5として75重量%の濃縮リン酸を
用いる場合には、356g以上、また80重量%の濃
縮リン酸を用いる場合には122g以上必要であ
る。また反応温度は50〜120℃好ましくは60〜100
℃で実施する。120℃以上の高温で実施しても本
発明方法ではジニトロ体は抑制されているので実
施出来るが常圧反応の範囲で行なうには約120℃
が限度であり高温では硝酸に対する収率も低下
し、またジニトロ体が漸増するので好ましくな
い。また50℃以下でも所望の高収率は得られない
ので望ましくない。反応に使用される硝酸は95%
以上の濃度を有するものが好ましく、その使用量
はクロルベンゼンに対して等モル比以下、好まし
くは0.8以下使用する。等モル比以上では、硝酸
に対する収率が低下し硝酸回収などのコスト高に
なる。また0.8以下のモル比では殆んど収率に影
響ないが0.2モル比以下の少ない硝酸使用量では
反応容積の増大や、蒸留時の原単位低下など生産
効率が悪くなるので好ましくない。
本発明方法は特定濃度の濃縮リン酸の存在下で
反応を実施することにより、短時間に対硝酸収率
を98%以上ほぼ100%の高収率で反応を行うこと
が出来る。クロルベンゼンは反応終了後蒸留によ
り容易に回収できるが硝酸の回収は困難であり、
従来の方法では対硝酸収率はせいぜい95%であり
その為、残りの硝酸の始末に繁雑な工程を組入れ
る必要があつたが本発明方法ではその様な工程無
しにただちに次回反応の為の濃縮工程に送り濃縮
リン酸とし再使用することが出来る。その為収率
向上による原単位向上をもたらしこの面でのメリ
ツトは大きい。また前述のごとく濃縮リン酸添加
によりジニトロ体の副生が抑えられるために、収
率に影響を与えない反応温度を比較的広い範囲に
設定出来るためにパラ体/オルト体の比率も需要
に応じて反応温度を適宜選定することにより、変
えることが可能でありこの面でも利点を有する。
次に本発明を実施例によりさらに具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
なお%は重量%を意味する。
実施例 1 市販の85%正リン酸を150℃/20mmHgで濃縮
を行ないP2O5として76.5%の濃縮リン酸を得た。
次にクロルベンゼン100g(0.9モル)を激しく撹
拌しつつ80℃に保持し、これに対して98%硝酸46
g(0.72モル)と上記濃縮リン酸297gを混合し
た混酸を10分間で滴下した。この後80℃で1時間
半反応を継続した。反応終了後撹拌を止め、有機
層と廃酸層の2相に分離した。
モノニトロクロルベンゼンの対硝酸収率は99.5
%、パラ/オルトの比は1.3、ジニトロクロルベ
ンゼンはモノニトロクロルベンゼンに対して
200ppmであつた。廃酸中のP2O5濃度は73.3%で
あつた。
実施例 2 クロルベンゼン100g(0.9モル)を激しく撹拌
しつつ100℃に保持し、これに98%硝酸23g
(0.36モル)と実施例1と同様な濃縮リン酸290g
の混酸を10分間で滴下した。この後100℃で1時
間半反応を継続した。
その結果は収率99.5%、パラ/オルトの比
1.0、ジニトロ体250ppmであつた。廃酸中の
P2O5濃度は74.8%であつた。
実施例 3 クロルベンゼン100g(0.9モル)を激しく撹拌
しつつ60℃に保持し、これに98%硝酸57g(0.9
モル)と実施例1と同様な濃縮リン酸294gの混
酸を10分間で滴下した。この後60℃で1時間半反
応を継続した。
その結果は収率98%、パラ/オルトの比1.5、
ジニトロ体200ppmであつた。廃酸中のP2O5濃度
は72.5%であつた。
実施例 4 市販の85%リン酸を180℃/20mmHgで濃縮し
P2O5として80%の濃縮リン酸を得た。次にクロ
ルベンゼン100g(0.9モル)を激しく撹拌しつ
つ、120℃に保持しこれに98%硝酸23g(0.36モ
ル)と上記濃縮リン酸99gの混酸を10分間で滴下
した。この後120℃で1時間半反応を継続した。
その結果収率99.5%、パラ/オルト比0.9、ジ
ニトロ体300ppmであつた。廃酸中のP2O5濃度は
75%であつた。
【図面の簡単な説明】
図1はニトロ化剤を変えた場合の反応温度とジ
ニトロクロルベンゼン生成量との相関図である。 Aは本発明方法 Bは従来法 図2はニトロ化剤を変えた場合の反応温度とモ
ノニトロクロルベンゼンの硝酸に対する収率との
相関図である。 Aは本発明方法 Bは従来法 図3はニトロ化剤を変えた場合のクロルベンゼ
ンに対する硝酸モル比とモノニトロクロルベンゼ
ンの硝酸に対する収率との相関図である。 Aは本発明方法 Bは従来法

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ニトロ化剤として硝酸とリン酸の混酸を使用
    してクロルベンゼンをニトロ化する方法におい
    て、リン酸成分としてオルトリン酸を蒸発濃縮す
    ることにより得られた縮合リン酸を含む濃縮リン
    酸を使用し、反応温度50〜120℃、濃縮リン酸濃
    度を反応系中では常にP2O5として72.4重量%以上
    存在するように反応を維持した条件下でクロルベ
    ンゼンに対して等モル比以下の硝酸を使用してニ
    トロ化反応を行なうことを特徴とするモノニトロ
    クロルベンゼンの製造方法。 2 濃縮リン酸が、P2O5として74〜80重量%の
    濃度を有するものである特許請求の範囲第1項記
    載の方法。 3 反応温度が、60〜100℃で行なう特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 4 硝酸の使用量が、クロルベンゼンに対して
    0.8モル以下、0.2モル比以上である特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 5 モノニトロベンゼンの硝酸に対する収率が、
    98%以上になるように反応を維持して行なう特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
JP56191772A 1981-12-01 1981-12-01 モノニトロクロルベンゼンの製造方法 Granted JPS5896044A (ja)

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