JPS6219159B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6219159B2
JPS6219159B2 JP58038458A JP3845883A JPS6219159B2 JP S6219159 B2 JPS6219159 B2 JP S6219159B2 JP 58038458 A JP58038458 A JP 58038458A JP 3845883 A JP3845883 A JP 3845883A JP S6219159 B2 JPS6219159 B2 JP S6219159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
producing
eupenicillium
trichoderma
culturing
Prior art date
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Expired
Application number
JP58038458A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59166094A (ja
Inventor
Akira Endo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Godo Shusei KK
Original Assignee
Godo Shusei KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Godo Shusei KK filed Critical Godo Shusei KK
Priority to JP58038458A priority Critical patent/JPS59166094A/ja
Publication of JPS59166094A publication Critical patent/JPS59166094A/ja
Publication of JPS6219159B2 publication Critical patent/JPS6219159B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は生理活性物質ML―236Bの新規な製造
法に関する。
ML―236Bは、さきに本発明者らによつて、ペ
ニシリウム属に属する菌の培養物中から分離され
た公知の物質で、次の構造を有する(特開昭50―
155690号)。
そして、この物質は優れたコレステロール合成
阻害作用を有し、動脈硬化、高脂血症等の予防及
び治療剤として有用なものである。
本発明者は、上記ペニシリウム属の菌よりも
ML―236Bの生産性の優れた微生物を見出すべ
く、広く検索を行つていたところ、トリコデルマ
属特にトリコデルマ・ビリデIFO 5836及びユー
ペニシリウム属特にユーペニシリウム・レチクリ
スポルムIFO 9022が著量のML―236Bを生産す
ることを見出し、本発明を完成した。
本発明で使用する上記菌は、財団法人発酵研究
所(大阪市淀川区十三本町2―17―85)より入手
可能である。
従つて、本発明は、トリコデルマ属及びユーペ
ニシリウム属に属するML―236B生産菌を好気的
に培養し、その培養物からML―236Bを採取する
ことを特徴とする生理活性物質ML―236Bの製造
法である。
本発明で使用する菌は、トリコデルマ属又はユ
ーペニシリウム属に属するML―236B生産性を有
するものであれば何れでもよく、例えばトリコデ
ルマ・ビリデIFO 5836又はユーペニシリウム・
レチクリスポルム株の変種あるいは変異株も使用
できる。
ML―236BはML―236Bを生産する菌株をカビ
の培養法として公知の培養法により好気的に培養
して培養物中に生産せしめられる。例えばML―
236B生産菌株は、麦芽エキス2%、グルコース
2%、ペプトン1%、寒天2%からなる培地に継
代培養され、ML―236Bの生産のためにこの寒天
培地上の発育菌体を直接生産培地に接種して培養
出来る。又生産培地に発育させた菌体を新しい生
産培地に培養して、そこにML―236Bを生産させ
ることが出来る。
ML―236B生産菌は7〜30℃で発育するが、
ML―236Bの生産には通常20〜30℃が好ましい。
ML―236Bを生産するトリコデルマ属又はユーペ
ニシリウム属菌を培養するためには、カビその他
の微生物の培養に公知の栄養源はすべて利用でき
る。例えば、グルコース、マルトース、デキスト
リン、デンプン、ラクトース、サツカロース、グ
リセリン等を炭素源として利用できる。これらの
炭素源の中でグルコースはML―236B生産に好ま
しい炭素源である。
ML―236Bを生産するため、カビその他微生物
の発育のため公知の窒素源はすべて利用できる。
例えば、ペプトン、肉エキス、酵母、酵母エキ
ス、大豆粉、落花生粉、コーンスチーブリカー、
米ぬか、無機窒素源等を利用できる。
ML―236B生産菌の培養でML―236Bを生産さ
せる場合、必要とするときは、無機塩、金属塩を
加える。また必要とするときは、重金属の微量を
加えることもできる。
ML―236Bはその生産菌を好気的に培養して得
られるが、通常用いらる好気培養法、例えば、固
体培養法、振とう培養法、通気撹拌培養法が用い
られる。培養あるいは培地滅菌中消泡を必要とす
るときはシリコーンオイル、界面活性剤等の消泡
剤が使用できる。培養温度は20〜30℃が好まし
い。
ML―236Bはコレステロール生合成の阻害をみ
る以下の方法により検定できる。すなわちラツト
肝臓の切片と放射性酢酸を37℃で60分間反応せし
め、生成(生合成)した放射性コレステロールを
けん化後、ジギトニン沈殿として分離し、放射能
を測定し、生成したコレステロール量を求める。
一方、反応開始時にML―236Bを加えて同様に操
作して、生合成されたコレステロール量を求める
ことにより、ML―236Bの効果を定量的に判定出
来る。〔文献、ブリツカーら:ジヤーナル・オ
ブ・バイオロジカル・ケミストリー,(J.Biol.
Chem.)247巻,4914H,1972年〕 培養はML―236Bが実質的に蓄積されるまで続
け、本物質の培養液からの抽出は、後記実施例に
示すごとく、本発明者らによつて明らかにされた
本物質の性状にもとづいて、種々の方法を適当に
組み合せることによつて行ない得る。すなわち、
たとえばエーテル、酢酸エチル、クロロホルムな
どの有機溶剤による抽出、アセトン、アルコール
等極性の大きい溶剤への溶解、石油エーテル、ヘ
キサン等極性の小さい溶剤による不純物の除去、
セフアデツクスカラムによるゲル過、活性炭、
シリカゲル等を用いる吸着クロマトグラフイー等
である。これらの手段を適当に組み合せて使用す
ることにより本物質は培養物から結晶状に単離さ
れる。
次に本発明の実施例を示すが、培養物またはそ
の関連物質からのML―236Bの採取には諸種の修
飾手段が可能である。本発明は実施例に限定され
るものでなく、すでに明らかにされているML―
236Bに関する知見から容易に推定されるすべて
の方法を含むものである。
実施例 1 グリセリン6%、グルコース3%、ソイビーン
ミール3%、ペプトン0.5%、硫酸マグネシウム
0.01%、硝酸ソーダ0.1%を含む液体培地にトリ
コデルマ・ビリデIFO 5836を接種して24℃で12
日間好気的に培養した。得られた培養液(2
)にトリフルオロ酢酸を加えてPH3.5としてか
ら等量の酢酸エチルで抽出した。抽出液を濃縮乾
固し、100mlのベンゼンに溶かしてシリカゲルカ
ラム(30g)に吸着せしめ、カラムをベンゼン,
ジクロロメタン,ジクロロメタン/酢酸エチル
(8/2)で順次展開した。ジクロロメタン/酢
酸エチル(8/2)で溶出される画分を集めて濃
縮乾固して乾固物320mgを得た。本乾固物をメタ
ノールに溶かしてシリカODSカラム(日本分光
工業株式会社)を用い、展開溶媒アセトニトリ
ル/0.1%リン酸水溶液(55/45)の系で精製
し、ML―236Bの結晶46mgを得た。このものは別
途得た標品と完全に一致した。
実施例 2 グリセリン6%、グルコース3%、ソイビーン
ミール3%、ペプトン0.5%、硫酸マグネシウム
0.01%、硝酸ソーダ0.1%を含む液体培地にユー
ペニシリウム・レチクリスポルムIFO 9022を接
種して24℃で12日間好気的に培養した。得られた
培養液(2.3)にトリフルオロ酢酸を加えてPH
3.5としてから等量の酢酸エチルで抽出した。抽
出液を濃縮乾固して100mlのベンゼンに溶かして
不溶物を別除去した。液をシリカゲルカラム
(40g)に吸着せしめ、カラムをベンゼン、ジク
ロロメタン、ジクロロメタン/酢酸エチル(8/
2)で順次展開した。ジクロロメタン/酢酸エチ
ル(8/2)で溶出される画分を集めて濃縮乾固
して乾固物190mgを得た。本乾固物をメタノール
に溶かしてシリカODSカラムを用い、展開溶媒
アセトニトリル/0.1%リン酸水溶液(55/45)
の系で精製し、ML―236Bの結晶21mgを得た。こ
のものは別途得た標品と完全に一致した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 トリコデルマ(Trichoderma)属及びユーペ
    ニシリウム(Eupenicillium)属に属するML―
    236B生産菌を好気的に培養し、その培養物から
    ML―236Bを採取することを特徴とする生理活性
    物質ML―236Bの製造法。 2 該ML―236B生産菌がトリコデルマ・ビリデ
    (Trichoderma viride)又はその変種又は変異株
    である特許請求の範囲第1項記載の生理活性物質
    ML―236Bの製造法。 3 該ML―236B生産菌がユーペニシリウム・レ
    チクリスポルム(Eupenicillium
    reticulisporum)又はその変種又は変異株である
    特許請求の範囲第1項記載の生理活性物質ML―
    236Bの製造法。
JP58038458A 1983-03-09 1983-03-09 生理活性物質ml−236bの製造法 Granted JPS59166094A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58038458A JPS59166094A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生理活性物質ml−236bの製造法

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JP58038458A JPS59166094A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生理活性物質ml−236bの製造法

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Publication Number Publication Date
JPS59166094A JPS59166094A (ja) 1984-09-19
JPS6219159B2 true JPS6219159B2 (ja) 1987-04-27

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ID=12525810

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JP58038458A Granted JPS59166094A (ja) 1983-03-09 1983-03-09 生理活性物質ml−236bの製造法

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US5364948A (en) * 1991-08-02 1994-11-15 Merck & Co., Inc. Biologically active compounds isolated from aerobic fermentation of Trichoderma viride

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JPS59166094A (ja) 1984-09-19

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