JPH04243894A - 新規q−6402化合物およびその製造法 - Google Patents

新規q−6402化合物およびその製造法

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JPH04243894A
JPH04243894A JP3094642A JP9464291A JPH04243894A JP H04243894 A JPH04243894 A JP H04243894A JP 3094642 A JP3094642 A JP 3094642A JP 9464291 A JP9464291 A JP 9464291A JP H04243894 A JPH04243894 A JP H04243894A
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JP
Japan
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compound
streptomyces
phospholipase
culture
medium
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Pending
Application number
JP3094642A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Niwa
章 丹羽
Satoru Miyake
哲 三宅
Hiroichi Yamamoto
博一 山本
Yukihiro Takebayashi
竹林 幸弘
Masashi Hiramoto
昌志 平本
Mitsuji Shibazaki
充至 柴崎
Koji Nagai
浩二 永井
Toshiaki Nishikawa
西川 寿昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,Q−6402化合物お
よび該化合物の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】Q−6402化合物は,環状ペプチド構
造を有する新規化合物であって,ホスホリパーゼA2(
PLA2)阻害作用を有し,抗炎症剤,抗アレルギー剤
等として利用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は,天然に
存在する多数の微生物の産生する物質について研究を行
っていたところ,ストレプトミセス属に属する一菌株が
培地中にQ−6402化合物を生産することを見出した
。そして該化合物を単離同定したところ,これらは新規
化合物であって,ホスホリパーゼA2の活性を抑制する
作用があるという知見を得て本発明を完成するに至った
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち,本発明は,次
の平面化学構造式化2で表わされるQ−6402化合物
および該化合物の製造法に関する。
【0005】
【化2】
【0006】(式中,Rは式−(CH2)3CH(CH
3)2または  式−(CH2)4CH(CH3)2で
示される基を表わす。)本明細書においては,Rが−(
CH2)3CH(CH3)2である化合物をQ−640
2−A,また,−(CH2)4CH(CH3)2である
化合物をQ−6402−Bと称する。
【0007】これらの化合物は,不斎炭素原子を有して
おり,異性体が存在する。本発明では,これらの異性体
の分離されたものおよびそれらの混合物をも包含する。
【0008】Q−6402化合物は,ストレプトミセス
属に属するQ−6402化合物生産菌を培養し,培養液
中にQ−6402化合物を生産蓄積させ,培養液から該
化合物を採取することによって製造できる。
【0009】ストレプトミセス属に属するQ−6402
化合物生産菌としては,たとえば沖縄県鳩間島で採取し
た土壌から分離したストレプトミセス  エス  ピー
(Streptomyces  sp.)Q−6402
  株(微工研菌寄第11939号)を挙げることがで
きる。 Q−6402株の菌学的性質を説明する。
【0010】(I)形態本菌株は各種合成及び有機培地
においてよく生育し,生育の色調は紫味灰,またはうす
黄茶を呈す。気菌糸はスターチ・無機塩寒天培地,オー
トミール寒天培地上に良く形成されるが,ペプトン・イ
ースト・鉄寒天培地,栄養寒天培地上にはほとんど作ら
れない。気菌糸の色調はグレイシリーズで,成熟すると
黒っぽい粘液状になり,形状は単純分枝で先端が閉じた
らせん状(クローズドスパイラル)を示す。電子顕微鏡
観察によると,胞子は10〜50個程度の連鎖を認め,
胞子の表面はしわ状で,大きさは1.0〜1.3×0.
6〜0.8μmである。胞子嚢,菌核,輪生糸などの特
殊な器官は観察されない。
【0011】(2)  各種寒天培地上の性状各種寒天
培地上の性状は,下表1に示すとおりである。特に記載
しないかぎり,27℃で21日間培養し,常法に従って
観察したものである。色調の記載については色の標準(
日本色彩研究所)によった。
【0012】
【表1】
【0013】(注)  G:  生育程度      
    A;  気菌糸の着生及びその色相R:  裏
面の色相        S;  可溶性色素(3) 
 生理的性質生理的性質を下表2に示す。
【0014】
【表2】
【0015】(注)  生育温度は各温度(5,10,
15,20,24,27,30,33,37,40,4
5,50℃)で7〜21日までの観察結果,ミルクに対
する作用は37℃で3〜21日までの観察結果,それ以
外は,特に指摘のないかぎり27℃で2週間後の観察結
果を示す。(4)  炭素源の資化性(プリドハム・ゴ
ドリーブ寒天培地,27℃培養)炭素源の資化性を下表
3に示す。
【0016】
【表3】
【0017】(5)  ジアミノピメリン酸(DAP)
分析LECHVALIERらの方法(LECHVALI
ER.MP.et  al;pp277−238  i
n  DIETZ,A  et  al  ed., 
 Ac−tinomycete  Taxonomy,
SIM  Special  publication
  No.6,1980)に従い,本菌株の酸加水分解
物の分析を行った結果,LL−ジアミノピメリン酸及び
グリシンが検出された。
【0018】以上の性状を要約すると,Q−6402株
は,気菌糸が単純分枝で,先端が閉じたらせん状の形態
を示す。色相は生育が紫味灰またはうす黄茶,気菌糸が
明るい灰色〜暗い灰色を呈す。可溶性色素,メラニン様
色素の生成は認められない。電子顕微鏡による観察で,
10〜50個の胞子連鎖が観察され,胞子の表面はしわ
状である。また菌体の酸加水分解物の分析よりLL−ジ
アミノピメリン酸とグリシンが検出された。
【0019】上記諸性質より,本菌株はストレプトミセ
ス(Streptomyces)属に属する菌株と考え
られる。そこで,とりあえず本菌株をストレプトミセス
  エス  ピー(Streptomyces  sp
.)Q−6402株と命名した。本菌株は,工業技術院
微生物工業技術研究所に微工研菌寄第11939号とし
て寄託されている。
【0020】なお,微生物は人工的に,また自然に変異
を起しやすいが,本発明のストレプトミセス  エス 
 ピー  Q−6402株は天然から分離された放線菌
のほかにこれを紫外線,X線,化学薬剤などで人工的に
変異させたもの及びそれらの自然変異株についても,包
含されるものである。
【0021】Q−6402化合物の生産はストレプトミ
セス  エス  ピー  Q−6402株を培地に培養
し,培養物より採取することにより行なわれる。培養方
法は一般微生物の培養方法に準じて行なわれるが,通常
は液体培地により深部培養法が有利である。培養に用い
られる培地としては,ストレプトミセス  エス  ピ
ー  Q−6402株が利用する栄養源を含有する培地
であればよい。
【0022】すなわち,合成培地,半合成培地あるいは
天然培地が用いられ,培地の組成は,例えば炭素源とし
てはグルコース,アラビノース,フラクトース,デンプ
ン,植物油等が,窒素源としては肉エキス,ペプトン,
グルテンミール,綿実粕,大豆粉,落花生粉,魚粉,コ
ーンスチーブリカー,乾燥酵母,酵母エキス,硫酸アン
モニウム,硝酸アンモニウム、尿素その他の有機,無機
の窒素源が用いられる。また,金属塩として,Na,K
,Mg,Ca,Zn,Feなどの硫酸塩,硝酸塩,塩化
物,炭酸塩,燐酸塩などが必要に応じて添加される。
【0023】また,必要に応じてメチオニン,システィ
ン,シスチン,チオ硫酸塩,オレイン酸メチル,ラード
油,シリコン油,界面活性剤などの抗生物質生成促進物
質又は消泡剤を添加することもできる。
【0024】培養条件としては好気的条件下に培養する
のが一般的に有利で,培養温度は約15〜37℃の範囲
が望ましく,好ましくは約25〜27℃附近で行われる
。培地のpHは約5〜10,好ましくは約6〜8の範囲
に保存すると好結果が得られる。培養期間は培地の組成
,温度条件に応じて適宜設定される。
【0025】培養物より目的とするQ−6402化合物
を単離採取するには通常の微生物の培養物より抗生物質
を単離する方法が適用される。目的物は主に培養液中に
含有されるので,遠心分離又は濾過により菌体を除去し
た後,濾過液から有効物質の抽出を行う。すなわち,適
当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差,種々の吸着剤
に対する吸着親和性の差,2種の液相間における分配の
差などを利用する一般の抗生物質の製造に用いられる手
段によって,分離,採取,精製される。これらの方法は
必要に応じて単独に用いられ,あるいは任意の順序に組
合わせ,また反覆し適用できる。
【0026】
【実施例】以上,本発明の製造法を説明したが,以下に
実施例によりさらに説明する。実施例1グルコース1.
0%,ポテトスターチ2.0%,酵母エキス0.5%,
ポリペプトン0.5%,炭酸カルシウム0.4%を含む
液体培地(pH7.0)を作成し,これを500ml容
の三角フラスコに各100mlずつ分注し,121℃で
20分間滅菌したものに,ベネット寒天培地上に生育さ
せた菌糸を掻きとって接種して,28℃で48時間振と
う培養を行ない,種培養液とする。
【0027】更に,同培地を20L,30L容ジャーフ
ァーメンターに作製し,121℃で20分間滅菌したも
のに,種培溶液を2.0%の割合で植菌し,28℃で4
8時間培養した。次に,ポテトスターチ3.0%,酵母
エキス0.1%,コーンスティプリカー0.1%,魚肉
エキス0.1%,炭酸カルシウム0.1%を含む培地(
pH7.0)を200L,300L容のファーメンター
に作製し,121℃で20分間滅菌したものに種培養液
を2.0%の割合で植菌した。これを28℃で120時
間,60rpm,200L/minで通気撹拌培養した
【0028】培養液200Lにラジオライト#600(
昭和化学工業社製)を加えて撹拌した後,濾過すると濾
液180Lが得られる。この濾液をpH3.0に調整し
た後,濾液を5等分し各々を40L,計200Lの酢酸
エチルにて抽出する。この酢酸エチル層を減圧濃縮する
と,褐色エキス99gが得られる。
【0029】得られた褐色エキスのうち,98gを1.
5Lの酢酸エチルに溶解し,2.5%炭酸水素ナトリウ
ム溶液(pH9.0)1.5Lを加えてよく撹拌する。 水層を分離し,pHを3.0に調整した後再び1.5L
の酢酸エチルを加えてよく撹拌し,酢酸エチル層を分離
する。この酢酸エチル層を減圧濃縮し褐色エキス23g
を得た。
【0030】得られた23gの褐色エキスを,ワコーゲ
ルC−200(和光純薬製)800gをクロロホルム−
メタノール−水(15:3:0.25)の混合溶媒にて
充填したカラムに乗せ溶出を行う。この操作を2回繰り
返すことにより,Q−6402−A,Q−6402−B
を同時に含んだ画分3.5gが得られる。更にこの画分
を300mlのセファデックスLH−20(Pharm
acia  FineChemicals  製)で充
填したカラムに乗せ,メタノールで溶出させることによ
り,より純度の高い両化合物の混合画分1.9gを得る
【0031】この混合画分より高速液体クロマトグラフ
ィーを用いてQ−6402−A,Q−6402−Bの単
一ピークを分取し,Q−6402−Aとして327mg
,Q−6402−Bとして119mgを得た。高速液体
クロマトグラフィー分取条件カラム;  Inerts
il  ODS  20mm×250mm移動相;  
50%アセトントリル(1Lあたり1mlの1%酢酸添
加)流速;    8.5ml/min検出;    
220nm温度;    室温以上の条件において,Q
−6402−Aは約20.5min,Q−6402−B
は約29minで溶出される。
【0032】以上の様にして得られたQ−6402−A
,Q−6402−Bの物理学的性状を以下に示す。Q−
6402−A化合物;性状  :  赤紫色  固体溶
解性:  メタノール,エタノール,酢酸エチルに可溶
,水に難溶呈色反応:  硫酸,ニンヒドリン,塩化第
二鉄に陽性塩基性,中性,酸性の区別:  酸性
【00
33】分子式:  C50H61N7O12  質量分
析スペクトル:  m/e  951  (M+)赤外
線吸収スペクトル:  図1  (臭化カリウム錠)紫
外線吸収スペクトル:  図2  (メタノール中)核
磁気共鳴スペクトル1H−NMR  :  図3  (
重メタノール中  500MHz)13C−NMR  
:  図4  (重メタノール中  125MHz)
【0034】Q−6402−B化合物;性状  :  
赤紫色  固体溶解性:  メタノール,エタノール,
酢酸エチルに可溶,水に難溶呈色反応:  硫酸,ニン
ヒドリン,塩化第二鉄に陽性塩基性,中性,酸性の区別
:  酸性
【0035】分子式:  C51H63N7
O12  質量分析スペクトル:  m/e  965
  (M+)赤外線吸収スペクトル:  図5  (臭
化カリウム錠)紫外線吸収スぺクトル:  図6  (
メタノール中)核磁気共鳴スペクトル1H−NMR  
:  図7  (重メタノール中  500MHz)1
3C−NMR  :  図8  (重メタノール中  
125MHz)
【0036】
【発明の効果】本発明の新規化合物は,ホスホリパーゼ
A2阻害作用を有し,抗炎症剤として有用である。すな
わち,従来から炎症,アレルギー等に関与する生体内物
質としてはプロスタグランディン,ロイコトリエン等が
知られているが,これらの生体内物質の生成機構は以下
に示す通りである。まず,種々の刺激によってホスホリ
パーゼA2が活性化され,この酵素の作用によりアラキ
ドン酸が細胞膜リン脂質から遊離し,このアラキドン酸
を出発物質としてプロスタグランディン,ロイコトリエ
ン等が生体内で合成される。ホスホリパーゼA2は,こ
の一連の生体内反応系の律速酵素であると考えられてい
る。
【0037】一方,抗炎症例として,ステロイド系薬剤
と非ステロイド系薬剤とが知られている。前者は,プロ
スタグランディン,ロイコトリエン両方の生合成経路を
阻害し,抗炎症作用は強いが,しばしば好ましくない副
作用が現れる。また,後者は,抗炎症作用が前者に比べ
て弱い。本発明の化合物は,ホスホリパーゼA2の活性
を阻害することによってプロスタグランディン及びロイ
コトリエン両方の生合成を抑えることができ,副作用の
少ない,強い抗炎症剤とすることができる。また抗アレ
ルギー剤をも提供することができる。さらに,ホスホリ
パーゼA2が関与しているといわれている虚血性血管障
害,潰瘍,敗血症,膵炎等の治療にも本発明の化合物は
有効であることが期待できる。
【0038】次に本発明の化合物のホスホリパーゼA2
阻害作用について実験例を挙げて説明する。ホスホリパ
ーゼA2阻害活性の測定ジャーナル  オブ  バイオ
ロジカル  ケミストリー[J.Biol.Chem.
,261(9),4239−4246(1986)]に
記載の方法に準じ,以下の方法で測定した。13.5m
M塩化カルシウムと270μg/mlの牛血清アルブミ
ンを含む135mMトリス塩酸緩衝液(pH8.0)1
00μlにウサギ血小板由来ホスホリパーゼA2を加え
氷中で30分間インキュベーションを行う。次に本発明
の化合物10μl,及びトリチウム標識オレイン酸を取
り込ませた大腸菌のオートクレイブ標品25μl(約2
0万cpm)を反応液に加え,6℃で10分間反応させ
る。反応は2規定塩酸50μlの添加によって停止させ
る。反応停止後,20mg/mlの牛血清アルブミン5
0μlを加えて氷中30分間放置したのち遠心し,遠心
上清のカウントを測定した。
【0039】なお,ホスホリパーゼA2阻害活性の測定
に基質として用いたトリチウム標識オレイン酸を取り込
んだ大腸菌のオートクレイブ標品は以下のようにして調
製した。一夜種培養した大腸菌培養液を100mlのト
リプトンメディウム(1%バクトトリプトン−0.5%
塩化ナトリウム)に加えて37℃でOD550が0.4
となるまでインキュベーションする。次にBrij35
(界面活性剤)を1/100量とトリチウム標識オレイ
ン酸5mCiを加え,さらに37℃で5時間インキュベ
ーションを続けた後,120℃20分間オートクレイブ
処理し,一夜4℃に放置する。その後,菌体を0.1%
牛血清アルブミンと10mM塩化カルシウムを含む0.
7Mトリス塩酸緩衝液でよく洗浄した後,0.2%アジ
化ナトリウムと10mM塩化カルシウムを含む0.7M
トリス塩酸緩衝液に懸濁し,使用時まで4℃で保存する
。この方法で測定した本発明化合物のホスホリパーゼA
2阻害活性のIC50値を表4に示す。
【0040】マウス耳浮腫の抑制作用の測定雄性ICR
マウス(体重30−35g)の両耳に供試サンプルを塗
布し,その30分後に右耳のみに,フォルボール12−
ミリステイト−13−アセテイト(TPA)1μg/e
arを塗布する。4時間後にそれぞれの耳を切り取り,
その重量を測定する。結果を表4に示す。
【0041】
【表4】
【0042】この結果,本発明の化合物は,ホスホリパ
ーゼA2阻害作用を有し,抗炎症剤等として有用に利用
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  Q−6402−A化合物の赤外線吸収スペ
クトル。
【図2】  Q−6402−A化合物の紫外線吸収スペ
クトル。
【図3】  Q−6402−A化合物の1H−NMR。
【図4】  Q−6402−A化合物の13C−NMR
【図5】  Q−6402−B化合物の赤外線吸収スペ
クトル。
【図6】  Q−6402−B化合物の紫外線吸収スペ
クトル。
【図7】  Q−6402−B化合物の1H−NMR。
【図8】  Q−6402−B化合物の13C−NMR

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記の平面化学構造式化1で表わされ
    るQ−6402化合物 【化1】 (式中,Rは式−(CH2)3CH(CH3)2または
    式−(CH2)4CH(CH3)2で示される基を表わ
    す。)
  2. 【請求項2】ストレプトミセス属(Streptomy
    ces)に属するQ−6402化合物生産菌を培養し,
    培養液中にQ−6402化合物を蓄積させ,培養液から
    該化合物を採取することを特徴とするQ−6402化合
    物の製造法。
  3. 【請求項3】ストレプトミセス属(Streptomy
    ces)に属する菌株が,ストレプトミセス  エス 
     ピー(Streptomyces  sp.)Q−6
    402(微工研菌寄第11939号)である請求項2記
    載のQ−6402化合物の製造法。
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Cited By (2)

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FR2718149A1 (fr) * 1994-03-30 1995-10-06 Rhone Poulenc Rorer Sa Nouveaux peptides manifestant des propriétés inhibitrices de farnesyl transférase et microorganisme du genre streptomyces susceptible d'être utilisé pour les préparer.
WO2001068121A1 (fr) * 2000-03-17 2001-09-20 Ajinomoto Co., Inc. Remedes contre des maladies allergiques

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