JPS62190725A - 二重回折格子による位置合せ方法 - Google Patents

二重回折格子による位置合せ方法

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JPS62190725A
JPS62190725A JP61032378A JP3237886A JPS62190725A JP S62190725 A JPS62190725 A JP S62190725A JP 61032378 A JP61032378 A JP 61032378A JP 3237886 A JP3237886 A JP 3237886A JP S62190725 A JPS62190725 A JP S62190725A
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diffraction
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、半導体等の焼付は装置において二重回折格子
によりウェハ上のパターンとマスクパターンの位置合わ
せを行う方式に関する。
(従来の技術) 従来から、半導体等の焼付は装置において二重回折格子
を用いてウェハ上のパターンとマスクパターン間のギャ
ップ調整や位置合わせを行う方式%式% このような従来公知の位置合せ方式としては、例えば特
開昭80−77423@公報および特開昭56−122
128号公報に記載された位置合わせ方式がある。
特開昭80−774238公報に記載された位置合わせ
方式は、コヒーレント光もしくは単色光をマスク上に設
けた第1の回折格子とウェハ上に設けた第2の回折格子
に垂直に入射させ、入射光に対して対称的な方向に回折
された全ての同次数の回折光強度を加算処理し、この加
算強度の変化によってマスクとウェハ間のギャップおよ
び相対変位を検出し位置合せする方式である。
以下第8図および第9図を参照してこの方式を説明する
第8図において、符号1はウェハ、2はウェハに設けた
回折格子、3はマスク、4はマスク3に設けた回折格子
、5はレーザ光源、6.7は検出器、8は加算器、9は
マスク微調ステージ、1〇はウェハ微調ステージである
この構成において、レーザ光源5から発したコヒーレン
ト光は、マスク3上の回折格子4に入射する。マスク3
の回折格子4によって回折した光は、微調ステージ10
上に保持されたウェハ1の回折格子2で反射し、再度マ
スク3上の回折格子4を通過する。これらウェハ1およ
びマスク3の回折格子2.4で回折した光のうち、+1
次と一1次の回折光のみを検出器6.7で受け、その光
強度を電気信号に変換する。
次に加算器8で+1次の回折光強度T++と一1次の回
折光強度I−+を加算し、ΣI−1++ +I−+を求
める。
この加算強度ΣIのギャップZに対する変化は、第9図
に示すように、P2/λごとにピークを持つ信号と、マ
スク3の裏面すなわち回折格子4を設けた面における反
射の影響で生ずるλ/2を周期とする信号とが重畳した
信号として示される。
P2/λ、2P2/λ、・・・でピークをもつ信号は、
マスク裏面での反射を零とした理想条件下で得られるも
のであり、この信号をλ/2で変化する信号を積分器等
によって処理することにより、その包絡線として得るこ
とができる。したがって、この包絡線を監視しながらそ
の最大値にギャップZを調整することによってP2/λ
、2P2/λ、・・・のギャップ値に設定することがで
きる。
したがってこの位置合わせ方式では、またレジストの影
響を受けず、またギャップの影響を受けない利点がある
また特開昭56−122128号公報には、ウェハ上と
マスク上に形成された位置合わせ用のパターンのうち一
方のパターンをあらかじめ定められたピッチとし、他方
のパターンを同一のピッチで繰り返される約半数の第1
のパターンの組と、この第1のパターンのピッチと17
2ピッチだけ位相をずらし、かつピッチ間隔を第1のパ
ターンと同一とした第2のパターンの組とから構成する
ことにより、“0″電位による位置合わせを可能にした
ものである。
この方式を第10図ないし第12図を参照して説明する
第10図において、符号11はパターン投影用のレンズ
、12はマスク、13はウェハ、14.15.16はパ
ターン焼き付は用の光の方向を示す。また17はレーザ
光源であり、18は発射されたレーザ光の軌跡、19は
このレーザ光の正反射した軌跡、20はウェハ上のパタ
ーンで乱反射した光の軌跡、21はウェハ上のパターン
がレンズ11を通してマスク12に投影する光の軌跡で
ある。 この構成において、ウェハ13上の位置合わせ
用のパターンはレーザ光源17からのレーザ光で照射さ
れ検出器22Aおよび22Bで光の強さが検出される。
第10図では1個しか示していないが、実際にはパター
ンに沿って2個配置されている。
第11図はウェハ上に形成された位置合わせ用のパター
ンの一例を示すもので、23がマスク上のパターン、2
4がウェハ上のパターンであってこれらのパターンの間
隔は同一とされている。なおマスク上のパターン23と
ウェハ上のパターン24とは逆であっても差支えない。
図中25は反射部分、26は非反射部分である。マスク
上のパターン23の部分には27.28で示す多数の光
を通過させる窓と非透過部分とが同一間隔で、かつA、
Bの部分で1/2ピッチ位相をずらせて形成されている
。そして、ウェハ13上のパターン24の反射部分25
から発した光は、マスク上の窓27または28を通って
、窓27を通った光は検出器22Aに、窓28を通った
光は検出器22Bに検出されるようになっている。
第11図の状態では、ウェハ上のパターンとマスク上の
パターンとがAの範囲においては完全にあい、Bの部分
では完全にずれているため、検出器22Aの出力は最大
となり、検出器22Bの出力は最低となる。次にウェハ
を矢印Xの方向に動かしていくと、Aの範囲では窓27
と反射部分25の重なりが徐々に減少していくため、検
出器22Aの出力は徐々に減少していき、Bの範囲では
窓28と反射部分25の重なりが徐々に増加していくた
め、検出器22Bの出力は徐々に増加していく。そして
ウェハが矢印X方向に172ピッチだけ動いたときに、
検出器22A、22Bの出力は完全に逆転し、1ピッチ
動くと上記の関係は元に戻る。
第12図(a)は上記の検出器22A、22Bの出力電
圧と矢印X方向へのウェハの移動量の関係を示したもの
であり、横軸がウェハの移動量を示し、縦軸は検出器の
出力電圧を示す。図中W1が検出器子22Aの出力電圧
を示し、W2が検出器22Bの出力電圧を示している。
同図において、aおよびbで示す点は、ウェハとマスク
が第11図の位置関係にあるときのもので、ウェハが第
11図の矢印X方向へ移動するにつれて、検出器の出力
電圧は第12図(a)の矢印Xで示す方向に変っていく
。Cの点は、ウェハが1/2ピッチだけ動いたときの各
検出器の出力電圧である。
次に第12図(b)のW3で示すカーブは、検出器22
Aの出力電圧と検出器22Bの出力電圧を減算器で減算
処理したカーブである。同図から明らかなように、この
カーブはOを中心として正負に振れるものとなる。ここ
でnで示す点は検出器22Aと228の出力電圧が等し
いとき、すなわちウェハがX方向に172ピッチだけ動
いたときのものである。
したがってこの状態を位置合わせのできた状態としてお
けば、第12図(b)の“0゛′電位を参照してマスク
とウェハの位置合わせを行うことができる。
ところで一般にウェハ上の反射部は位置によって反射率
に若干の差があり、またパターン配列方向と直角の方向
へのずれも考えられ、ざらにレーザ光源も時間とともに
光量が変、化することが考えられるが、こ方式ではAの
部分とBの部分とは互いの変化分が相殺されるのでS/
N比が良く、物体および入射光の変化の影響を受けない
という利点がある。またこの方法は反射光のみを利用す
るのでマスクとウェハ間のギャップの影響を受けないと
いう利点もある。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、特開昭60−77423号公報に記載さ
れた位置合わせ方式は、検出信号のS/N比が悪く、物
体および入射光の強弱の変化の影響を受は易く、さらに
ギャップの調整が±1μ而以面にない場合、信号の検出
レベルが極端に悪くなり位置合わせが難しくなるという
難点がある。
また特開昭56−122128号公報に記載された位置
合わせ方式は、検出精度が±0.02〜±0.03μm
とそれほど良くはなく、またレジストの影響を受けやす
いという欠点があり、さらにギャップの検出ができない
という難点もある。
本発明は、このような従来の難点を解消すべくなされた
もので、上述した各位置合せ方式の欠点がそれぞれ他方
の長所となっている点を利用して、両者の組合せにより
従来の欠点のない位置合わせ方式を提供することを目的
とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の位置合わせ方式は、次の各方式を含んでいる。
(イ)マスクとウェハ上に同一ピッチで同一位相の回折
格子を形成し、これらの回折格子にコヒー−12= レフト光もしくは準単色光を入射し前記各相の回折格子
群によって生じた反射光と同次数の回折光とを加算処理
し、この加等値の変化によってマスクとウェハ間のギャ
ップ調整および位置合わせを行う方式。
(ロ)マスクとウェハのいずれか一方の上にあらかじめ
定められたピッチの回折格子を形成し、他方の上に同一
のピッチで繰り返される第1の回折格子群と、この第1
の回折格子群のピッチとほぼ1/2ピッチだけ位相をず
らし、かつピッチ間隔を第1の回折格子群と同一とした
第2の回折格子群とから構成された回折格子を形成し、
一方の回折格子と他方の各回折格子群からなる各組にコ
ヒーレント光もしくは準単色光を入射し各回折格子の組
で生じた同次数の回折光をそれぞれの組単位に加算処理
し、さらに前記回折光の加算処理した結果の各組の差を
求めてマスクとウェハ間のギャップ調整および位置合わ
せを行う方式。
(ハ)マスクとウェハのいずれか一方の上にあらかじめ
定められたピッチの回折格子を形成し、他 13一 方の上に同一のピッチで繰り返される第1の回折格子群
と、この第1の回折格子群のピッチとほぼ1/2ピッチ
だけ位相をずらし、かつピッチ間隔を第1の回折格子群
と同一とした第2の回折格子群とから構成された回折格
子を形成し、一方の回折格子と他方の各回折格子群から
なる各組にコヒーレント光もしくは準単色光を入射し各
回折格子の組で生じた反射光と同次数の回折光をそれぞ
れの組単位に加算処理し、さらに前記反射光と回折光の
加算処理した結果の各組の差を求めてマスクとウェハ間
のギャップ調整および位置合わせを行う方式。
(ニ)マスクとウェハのいずれか一方の上にあらかじめ
定められたピッチの回折格子を形成し、他方の上に同一
のピッチで繰り返される第1の回折格子群と、この第1
の回折格子群のピッチとばぼ1/2ピッチだけ位相をず
らし、かつピッチ間隔を第1の回折格子群と同一とした
第2の回折格子群とから構成された回折格子を形成し、
一方の回折格子と他方の各回折格子群からなる各組にコ
ヒーレフト光もしくは準単色光を入射し各回折格子の組
で生じた同次数の回折光をそれぞれの相単位に加算処理
し、ざらに反射光の各組の差と前記回折光の加算処理し
た結果の各組の差を求めてマスクとウェハ間のギャップ
調整および位置合わせを行う方式。
(作用) (イ)の方式によれば、特開昭60−77423@公報
に記載された位置合わせ方式の利点が得られる他、この
方法によりギャップの影響を緩和することができる。
また(口)の方式によれは、ギャップの影響を受ける点
を除き特開昭56−122128号公報に記載された方
式の利点が得られる他、この方法で欠点とされていた検
出精度を向上させ、レジストの影響を解消し、さらにギ
ャップの検出も可能になる。
(ハ)の方式によれば特開昭60−77423号公報に
記載された方式の利点と特開昭56−122128号公
報に記載された方式の利点のいずれも得ることができる
。ざらにまた(二)の方式によれば、(ハ)の方式の利
点が得られる他、反射光の各組の差を粗調整に用い、同
次数の回折光の加算処理した各組の結果の差を微調整に
用いることができ、迅速でかつ高精度の位置合わせを行
なうことが可能となる。
(実施例) 第1図は、本発明に係る位置合わせ方式の一実施例を示
す構成図である。
第1図において101は、これから焼き付けるパターン
の原版マスク、102はパターンの焼き付けが行なわれ
るウェハを示す。103はマスク上の回折格子のピッチ
であり、P= 3μm程度に設定されている。
そしてマスク101上の回折格子104のピッチはウェ
ハ102の回折格子105のピッチと同一ピッチとされ
ている。
マスク101上の回折格子104は非反射、非透過膜か
らなり、マスク101上部からの入射光線に対して無反
射で、かつ入射光線を透過させないようになっており、
マスク101の回折格子1O4のパターンがない部分が
透過部分となっている。
ウェハ102上の回折格子105は無反射膜からなり、
回折格子105のパターンがない部分が反射部分となっ
ている。従ってマスクの上部よりこれらの回折格子を見
た場合、マスク101とウェハ102間の相対位置関係
をずらしていくと位置によりマスク101の回折格子の
パターンがない窓(透過部分)からウェハ102上の反
射部分(明るい部分)と非反射部分(暗い部分)が交互
に観察され、位置合わせがなされた状態ではマスク10
1の回折格子の窓からウェハ102上の反射部分のみが
見えるようにされている。
第1図において、106は例えばレーザ発光装置であり
、レーザ光線はビームスプリッタ107で反射され、マ
スク101の上部より垂直に入射するようになっている
このレーザ光線により、正反射光(0次光)108がビ
ームスプリッタ107を透過して検出器109で検出さ
れる。また−1次回折光110および+1次回折光11
1はそれぞれ検出器112.113で検出される。検出
器109.112.113の出力は、加鋒器114で加
算され位置合わせ信号として使用される。
次に第2図により、各検出器の波形を説明する。
第2図(a)は、検出器109の出力波形W1を示して
おり、第2図(b)は、検出器112と113の出力波
形W2を示している。
第2図(b)の波形は第2図(a)の波形と全く同一の
関係になっているが、第2図(a)はレジスト表面での
反射のため常に十電位となっているのに対して、第2図
(b)の場合には正反射光を検出していないため、レジ
スト表面での反射に無関係であり、したがって波形の最
小値は# 011電位となっている。
第2図(C)は、第2図(a)および第2図(b)に示
す波形を加棹器114で加詐した結果の波形W3を示し
ている。
ここで第2図(a)が正反射光であるため、波形W1は
マスク101とウェハ102間のギャップの影響を受け
ず、波形W1の撮幅は加算器114で加算するまえにビ
ームスプリッタ107の透過率を変えるかまたは電気的
に減衰させてから加算することが可能であり、正反射光
の加算レベルをウェハ102上のレジストの状態に応じ
て適当なレベルに変更することが可能である。
一方、第2図(b)の波形W2はレジストの影響は受け
ないが逆にマスク101とウェハ102間のギャップq
の変動による影響を受は易く、ギャップqが1μm以内
にないと正常の出力波形は得られにくいという欠点があ
る。
従って第2図(b)の波形W2はギャップQにより変動
しても、加算器114にはギャップqと無関係な成分と
して第2図(a)の波形が加算されているため、第2図
(C)の波形W3に対するギャップqの影響は緩和され
る。
またこの実施例では、位置合わせの1つの方法として、
位置合わせ当初の粗調整を正反射光成分を多くし、位置
合わせ終了に近くなった微調整段階では逆に回折成分の
比率を大きくすることによリ、迅速でかつ高精度の位置
合わせを行なうことが可能となる。
一般に第1図のギャップqとレーザ光線の波長および回
折格子のピッチPとの関係を示す式として(1)式が知
られている。
q−P2/λ   ・・・・・・・・・(1)この実施
例の場合のギャップqの値とト1e−Neレーザ(波長
0.6328μm)の波長の値とを(1)式に代入する
と、 q−(3μm > 2/ 0.6328μm=14.2
2μmとなり、q=14.22μmで±1次回折光の強
度が最大となることがわかる。
第3図は、本発明の他の実施例を示す構成図である。
第3図のマスク101、つ■ハコ02、回折格子の構造
およびピッチは、第1図に示した実施例と同じであるが
、この実施例ではマスク101上の回折格子104はA
とBの2つの格子群に分割されている。
またウェハ102上の回折格子105のピッチもマスク
101の回折格子104のピッチと同一ピッチとされ、
かつウェハ102上の回折格子105もマスク101の
回折格子群A、Bに対応してその配列方向に2組設けら
れている。そしてこれらの回折格子A、Bは、後述する
ように、位置合せされた状態では、回折格子群Aと回折
格子群Bとの対応関係が、互いにで172ピッチずれた
状態となるように形成されている。
マスク101の上部よりこれら回折格子群A1Bを見た
場合、第4図に示すように、マスク101とウェハ10
2間の位置関係を調整することによりマスク101の格
子の窓(透過部分)Xからウェハ102上の反射部分(
明るい部分)Y+と非反射部分(暗い部分)Y2が観察
されるが、位置合わせされた状態では、回折格子群へと
回折格子群Bでは、反射部分Y1と非反射部分Y2の配
置の状態が逆になっている。
すなわち、回折格子群Aにおいて反射部分Y1だけが見
えているときには、回折格子群Bでは非反射部分Y2だ
けが現れ、逆に回折格子群Aにおいて非反則部分Y2だ
けが見えているときには、回折格子群Bでは反射部分Y
1だけが現れるように、回折格子105.106の対応
関係が、回折格子群へと回折格子群Bで172ピッチず
れた状態とされている。
第3図において、レーザ発光装置106から発射された
レーザ光線はビームスプリッタ107aおよび107b
で反射され、マスク101上部より垂直に入射する。
このレーザ光線により、正反射光108a、108bが
ビームスプリッタ107a、107bをそれぞれ透過し
て検出器109a、109bで検出される。また−1次
回折光110a、110bおよび+1次回折光111a
、111bはそれぞれ検出器112a、112b、11
3a、113bに検出される。これらの検出器の出力は
、回折格子群Aの109a、112a1113aの出力
が加算器114aで加算され、回折格子群B部の109
b1112b、113bの出力が加算器114bで加算
される。そして加算器114aと加粋器114bの出力
は減算器115で減算され位置合わせ信号として使用さ
れる。
次に第5図により、各検出器の波形を説明する。
第5図(a>は、検出器109aの出力波形W1aと、
検出器109bの出力波形W1bを示すものである。第
5図(a)に示すように出力波形W1aとW’lbは位
相が1/2ピッチずれた波形になっており、ウェハ10
2の回折格子位置を移動した場合の出力波形W1aとW
lbの増減方向は全く逆になっている。
第5図(b)は、検出器112aと113a(7)出力
波形W2aと、検出器112bと1’13b(7)出力
波形W2bを示すものである。
第5図(b)の波形は第5図(a)の波形と全く同一の
関係になっているが、第5図(b)の場合には正反射光
を検出していないため、レジスト表面での反射に無関係
であり、波形の最小値は“0パ電位となっている。
第5図(C)は、第5図(a)および第5図(b)に示
す実線波形(回折格子群Aの各出力)を加算器114a
で加算し、第5図(a)および第5図(b)に示す破線
波形(回折格子群Bの各出力)を加算器114bで加算
した結果を、さらに減算器115により加算器114a
の出力から加算器114bの出力を減算した結果の波形
W3abを示すものである。
第5図(C)に示すように、減算器115の出力は十V
と一■の間を変化する波形となっていて、位置合わせ点
を電位“Ot+に設定することができる。
この実施例では電位“O″で位置合わせが行なわれるた
め、第5図(a)と(b>の波形の振幅が変動しても電
位it 01LIの位置は影響を受けることはなく、従
ってこの実施例においては、S/N比が大幅に向上して
いる。
また第5図(a)の波形は正[=l先のものであるため
、マスク101とウェハ102間のギャップqの影響を
受けず、波形W1aとWlbの振幅は加算器114aお
よび114bで加算するまえにビームスプリッタ107
aおよび107bの透過率を変えるか、または電気的に
減衰させてから加算することが可能であり、正反射光の
加算レベルをウェハ102上のレジストの状態に応じて
変更ることか可能である。
第5図(b)の波形W2a、W2bはレジストの影響は
受けないが、逆にマスク101とウェハ102間のギャ
ップqの変動を受は易く、ギャップΩが1μm以内にな
いと正常の出力波形は得られにくいという欠点がある。
このため第3図(b)の波形はギャップqにより変動す
るが、加算器114aおよび114bにはギャップΩに
無関係な成分として第3図(a)の正反射による波形を
加算しているため、ギャップqの影響は緩和される。ま
た第3図(C)で電位“0″で位置合わせの検出を行な
うことによってもギャップの影響は除くことができる。
この実施例でも、第1図に示した実施例と同様に、位置
合わせ当初の粗調整を正反射光成分を多くし、位置合わ
せ終了に近くなった微調整段階では逆に回折成分の比率
を多くしていって迅速でか 25 一 つ高精度の位置合わせを行なうことが可能である。
さらに、第1図の実施例で説明したように、ト1e−N
eレーザ(波長0.6328 a m )を用いた場合
、Q=14.2’2μmで±1次回折光の強度が最大と
なる。
第6図は本発明のさらに他の実施例の構成を示す図であ
る。なお以下の実施例の説明では、第3図と同一部分に
同一符号を付して重複する説明を省略する。
この実施例は、検出器109aおよび109bを省略し
た点を除いて第3図示した実施例と同じ構成である。し
たがってこの実施例ではマスク101とウェハ102の
ギャップ調整および位置合わせが、±1次回折光110
a、111a、11ob、111bのみで行なわれる。
この実施例でも、“O″電位検出して位置合わせを行っ
ているので、S/N比が良く、しかも従来方式に比べて
ギャップによる影響も少ないという利点がある。
第7図は本発明のざらに他の実施例の構成を示す図であ
る。この実施例では、検出器109aと109bの出力
を減算器116aで減算し、また±1次回折光11a、
111aおよび110b。
111bのみをそれぞれ加粋した加輝器114a。
114bの出力を減算器116bで減算して、正反射光
の検出および演算と±1次回折光の検出および演篩とを
別々に行なわせて、正反射光の演緯結果を粗調整用に使
用し、±1次回折光の演騨結果を微調整用に使用するよ
うに構成されている。
この実施例は、第3図に示した方式の利点を備えている
他、位置合わせ当初の粗調整を正反射光成分を多くし、
位置合わせ終了に近くなった微調整段階では逆に回折成
分の比率を大きくしていって迅速でかつ高精度の位置合
わせを行なうことが可能となる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明においてはマスク面に垂直
に入射した検出光の正反射光がギャップの影響を受けな
い半面、レジストの影響を受ける性質と、回折光がレジ
ストの影響を受けず高い検出精度を期待できるが逆にマ
スクとウェハ間のギャップの変動の影響を受は易いとい
う性質とを利用し、かつ回折格子の分割による“0″電
位検出技術を組合わせて用いたのでその実施態様に応じ
て次のような効果を1qることができる。
(1)検出精度が良好で、±0.01μm程度まで期待
できる。
(2)レジストの影響を受けにくい。
(3)マスクとウェハ間のギャップの検出を行うことが
できる。
(4)検出信号のS/N比が良好であり、マスクやウェ
ハあるいは入射光の強弱の影響を受けにくい。
(5)ギャップの影響を受けることなく水平方向の位置
合わせを独立して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図(a)、(
b)、(C)は第1図に示した各検出器で検出される波
形を示した波形図、第3図は本発明の他の実施例を示す
構成図、第4図はこの実施例においてマスクおよびウェ
ハに形成された同折格子の位置合わせが行われた状態を
示す平面図、第5図(a)、(b)、(C)は第3図に
示した実施例の各検出器で検出される波形を示した波形
図、第6図および第7図はそれぞれ本発明のさらに他の
実施例の構成図、第8図従来の回折格子を用いた位置合
わせ方式の構成図、第9図は他の従来の位置合わせ方式
の構成図、第10図は本発明にも適用されるマスクとウ
ェハの位置合せ方式の構成図、第11図は従来の繰返し
パターンの一例を示す図、第12図は(a)、(b)は
第10図に示した実施例の各検出器で検出される波形を
示した波形図である。 101・・・・・・・・・・・・マスク102・・・・
・・・・・・・・ウェハ103・・・・・・・・・・・
・回折格子のピッチ104.105・・・・・・・・・
・・・回折格子106・・・・・・・・・・・・レーザ
発光装置107.107a、107b ・・・・・・・・・・・・ビームスプリッタ108.1
08a、108b ・・・・・・・・・・・・正反射光(0次光)109.
109a、109b、112.112a、112b、1
13.113a。 113b・・・・・・・・・・・・検出器110.11
0a、110b ・・・・・・・・・・・・−1次回折光111.111
a、111b ・・・・・・・・・・・・+1次回折光114.114
a、114b 加輝器 WLW2、W3、Wla、Wl b。 W2a、W2b、W3ab。 ・・・・・・・・・・・・出力波形 115・・・・・・・・・・・・・・・減算器出願人 
  東京エレクトロン株式会社代理人弁理士  須 山
 佐 − 8ト旭@& 第10図 第12図 第11図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)マスク上に設けた回折格子と、ウェハ上に設けた
    回折格子を一定のギャップをおいて重ね、これらの回折
    格子にコヒーレント光もしくは準単色光を入射し前記各
    組の回折格子群によって生じた反射光または回折光の強
    度の変化によってマスクとウェハの相対変位を検出して
    位置合わせする位置合わせ方式において、反射光と同次
    数の回折光とを加算処理し、この加算値の変化によつて
    マスクとウェハ間のギャップ調整および位置合わせを行
    うことを特徴とする二重回折格子による位置合わせ方式
  2. (2)反射光の強度が、適度に減衰されて加算されるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の二重回折格
    子による位置合わせ方式。
  3. (3)マスク上に設けた第1と第2の回折格子と、ウェ
    ハ上に設けた第3と第4の回折格子を一定のギャップを
    おいて重ね、これら第1ないし第4の各回折格子にコヒ
    ーレント光もしくは準単色光を入射し前記各組の回折格
    子群によって生じた反射光または回折光の強度の変化に
    よってマスクとウェハの相対変位を検出して位置合わせ
    する位置合わせ方式において、前記第1の回折格子と第
    3の回折格子の組の対応関係と、前記第2の回折格子と
    第4の回折格子の組の対応関係とを、互いにほぼ1/2
    ピッチずれた位置関係とし、かつ同次数の回折光をそれ
    ぞれの組単位に加算処理し、さらに前記回折光の加算処
    理した結果の各組の差を求めてマスクとウェハ間のギャ
    ップ調整および位置合わせを行うことを特徴とする二重
    回折格子による位置合わせ方式。
  4. (4)マスク上に設けた第1と第2の回折格子と、ウェ
    ハ上に設けた第3と第4の回折格子を一定のギャップを
    おいて重ね、これら第1ないし第4の各回折格子にコヒ
    ーレント光もしくは準単色光を入射し前記各組の回折格
    子群によって生じた反射光または回折光の強度の変化に
    よってマスクとウェハの相対変位を検出して位置合わせ
    する位置合わせ方式において、前記第1の回折格子と第
    3の回折格子の組の対応関係と、前記第2の回折格子と
    第4の回折格子の組の対応関係とを、互いにほぼ1/2
    ピッチずれた位置関係とし、かつ反射光と同次数の回折
    光をそれぞれの組単位に加算処理し、さらに前記加算処
    理した結果の各組の差を求めてマスクとウェハ間のギャ
    ップ調整および位置合わせを行うことを特徴とする二重
    回折格子による位置合わせ方式。
  5. (5)反射光の強度が適度に減衰されて加算されること
    を特徴とする特許請求の範囲第4項記載の二重回折格子
    による位置合わせ方式。
  6. (6)マスク上に設けた第1と第2の回折格子と、ウェ
    ハ上に設けた第3と第4の回折格子を一定のギャップを
    おいて重ね、これら第1ないし第4の各回折格子にコヒ
    ーレント光もしくは準単色光を入射し前記各組の回折格
    子群によつて生じた反射光または回折光の強度の変化に
    よつてマスクとウェハの相対変位を検出して位置合わせ
    する位置合わせ方式において、前記第1の回折格子と第
    3の回折格子の組の対応関係と、前記第2の回折格子と
    第4の回折格子の組の対応関係とを、互いにほぼ1/2
    ピッチずれた位置関係とし、かつ同次数の回折光をそれ
    ぞれの組単位に加算処理し、さらに反射光の各組の差と
    前記回折光の加算処理した結果の各組の差を求めてマス
    クとウェハ間のギャップ調整および位置合わせを行うこ
    とを特徴とする二重回折格子による位置合わせ方式。
  7. (7)反射光の各組の差を粗調整に用い、同次数の回折
    光の加算処理した各組の結果の差を微調整に用いること
    を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の二重回折格子
    による位置合わせ方式。
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