JPS62189467A - 画像記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の分野〕 本発明は熱現像感光材料に記録された画像を画像形成用
溶媒の存在下で受像材料へ転写することにより受像材料
に画像を得る画像記録装置に関する。

〔従来の技術〕

熱現像感光材料を用いてカラー画像を得る画像記録装置
として、特開昭５９−７５２４７号に示される如く熱現
像感光材料に露光部で画像を露光した後に熱現像部へと
送り、熱現像後の感光材料に受像紙を密着し転写工程に
より受像紙へ画像を転写するようにしたものが知られて
いる。

この受像紙は転写部へ送られる前に転写効率を向上する
ためあらかじめ水等の転写助剤（画像形成用溶媒）が付
与されるようになっている。

このため、上記特開昭５９−７５２４７号に示される装
置では、水をしみ込ませたローラにより水塗布を行うよ
′うにしているが、水塗布にムラが生じやすく、転写ム
ラの原因となる。

また受像紙が転写部へ送られる前に水槽内を通過させて
水塗布をする装置が提案されているが、受像紙を水槽内
へ通過させる場合には受像紙の裏面に水が付与されるの
で、受像紙がカールしたり、加熱転写時に要する熱量が
大となる。

（発明の目的〕 本発明は上記事実を考慮し、水等の画像形成用溶媒の付
与量を適切に制御することができ、かつ塗布部後端に生
ずる余剰塗布部である液溜りを解消できる画像記録装置
を得ることが目的である。

〔発明の概要及び作用〕

本発明は、熱現像感光材料に記録された画像を画像形成
用溶媒の存在下で受像材料へ転写することにより受像材
料に画像を得る画像記録装置において、前記熱現像感光
材料又は前記受像材料に前記画像形成用溶媒を塗布する
塗布手段と、この塗布手段により画像形成用溶媒が塗布
された熱現像感光材料又は受像材料の塗布部後端に発生
する溜りを吸い取るクリーニングローラと、を設けたこ
とを特徴としている。

このため本発明では、クリーニングローラが画像形成用
溶媒の塗布部後端における余剰部をなくし、均一な塗布
を可能にしている。

本発明に用いる塗布手段としては、溶媒槽内へ浸漬され
た塗布ローラを用いることができ、この塗布ローラを複
数対用いてこれへ無端ベルトを掛は渡し、このベルトで
溶媒を塗布するようにしてもよい。

なお、本発明の画像記録装置は、露光された熱現像感光
材料を熱現像する熱現像部と、熱現像された感光材料と
受像材料とを重ね合わせて加熱し受像材料に画像を転写
する転写部とが別個に設けられたものであっても良（、
また、この熱現像部と転写部が同じ場所に設けられたも
の、すなわち露光された熱現像感光材料と受像材料とを
重ね合わせて加熱し熱現像と熱転写とを同時に行う熱現
像／転写部が設けられたものであっても良い。

また、本発明において、画像形成用溶媒とは、画像形成
に必要とされる溶媒であって、例えば、水、低沸点有機
溶媒（アルコール、ケトン類、アミド類等）あるいはこ
れらの溶媒に界面活性剤、現像促進剤、現像停止剤等の
種々の添加剤を加えたもの等が含まれる。

〔発明の実施例〕

以下に、熱現像と熱転写が同時に行われる場合を例にと
って、本発明の画像記録装置について説明する。

第２図には本発明の実施例による画像記録装置１０が示
されている。

この画像記録装置ＩＯでは機台１２上へマガジン１４が
搭載されて熱現像感光材料１６を収容している。この感
光材料１６はマガジン１４から引き出され、カッタ１Ｂ
で必要長さに切断された後に機台１２内へ設置された露
光ドラム２０の外周へ矢印六方向に搬送されて巻き付け
られ、露光ヘッド２２で露光された後に逆方向（矢印Ｂ
方向）に搬送されスクレーパ２４で剥離されて重ね合せ
部２６へ送られる構成である。

また、カセット３０へ層状に収容された受像紙３２が水
塗布部３４を介して供給され、重ね合せ部２６において
感光材料１６と重ね合わされて熱現像／転写部２８へと
送られるようになっている。

熱現像／転写部２８の後流には剥離部３．６が設けられ
、剥離部３６の後流では集積装置３８へ感光材料１６が
送られ、受像紙３２は取出部４０へと送られるようにな
っている。

受像紙３２はカセット３０へ収容された状態で機台１２
へ軸支される搬送ローラ４２により駆動力を受け、その
最下層から水塗布部３４へと送られる。

水塗布部３４について第１図及び第３図〜第４図に従い
詳細に説明する。

水塗布部３４には搬送される受像紙３２を挟持する一対
の搬送ローラ４４．４６がカセット３０に近接して配置
され、これらの搬送ローラ４４．４６の後流には一対の
搬送ローラ４８．５０が受像紙３２を挟持搬送する状態
で配置されている。

これらのローラは図示しないモータの駆動力を受けて受
像紙３２を重ね合せ部２６へと送り出す構成である。ま
たこれらの搬送ローラ藺には搬送される受像紙３２の裏
面（乳剤面側）の両側端に対応してガイドプレート（図
示省略）が設けられて受像紙３２を搬送ローラ４４．４
６間から搬送ローラ４８．５０間へと案内するようにな
っている。

搬送ローラ４６と搬送ローラ５０との間には受像紙３２
の裏面中央部に対応して塗布部材としての塗布ローラ５
２が対応している。この塗布ロ−ラ５２は軸５４がアー
ム５６の一端へ軸支されており、アーム５６の基端は軸
５８が固着され、この軸５８は機台１２へ軸支されてい
る。この軸５８へ固着される歯車６日は歯車６２を介し
て歯車６４と噛み合っている。この歯車６４はモータ６
６の出力軸６８へ固着されている。

このためモータ６６が回転することによりアーム５６は
軸５８を中心として回転し、塗布ローラ５２を第１図に
示される如く受像紙３２へ接触した状態から第３図に示
される如く離間した状態へと移動させることができるよ
うになっている。

塗布ローラ５２は画像形成用溶媒である水７０が充填さ
れる水槽７２へ浸漬されており、回転時に水７０を持ち
出して受像紙３２の裏面へと塗布できるようになってい
る。この塗布ローラ５２は受像紙３２の進行時に受像紙
３２との間の摩擦力で回転されるが、別個にモータ等の
駆動手段を用いて回転させてもよい。

塗布ローラ５２と搬送ローラ５０との間にはクリーニン
グローラ７４が配゛買されている。このクリーニングロ
ーラ７４は軸７６がアーム７８の一端へ軸支されている
。このアーム７８は中間部が軸８０で機台１２へ軸支さ
れており、他の一端には機台１２へ取付けられるソレノ
イド８２のプランジャ８４が対応し、ている。このプラ
ンジャ８４が励磁されていない場合にはクリーニングロ
ーラ７４が自重で受像紙３２と離間しているが、ソレノ
イド８２が励磁されるとプランジャ８４はアーム７８を
軸８０周りに第３図反時計方向に回転させ、第４図に示
される如く受像紙３２の裏面中央部へと接触させるよう
になっている。

このためこのクリーニングローラ７４は第３図に示され
るような受像紙３２の裏面へ塗布された塗布水？ＯＡＯ
後端に形成される液溜り７０Ｂへと接触し、この液溜り
７０Ｂを吸収できるようにタイミングが調整されている
。

クリーニングローラ７４は表面にフェルト、スポンジ等
の吸水性の物質が取付けられており、所定量の水分を吸
収した後は未使用のクリーニングローラと交換できるよ
うになっている。

次に本実施例の作用を説明する。

マガジン１４から取り出した熱現像感光材料１６は露光
ドラム２０へ巻き付けられ、露光ヘッド２２で露光され
た後に垂れ合せ部２６へと送られる。

一方カセット３０へ収容された受像紙３２は最下層の受
像紙３２が搬送ローラ４２で水塗布部３４へと送られる
。水塗布部３４では受像紙３２の搬送と同期してモータ
６６が回転しアーム５６を駆動する。このため第１図に
示される如く塗布ローラ５２は受像紙３２の乳剤面へと
接触する。受像紙３２の搬送により塗布ローラ５２は水
槽７２内の水７０をその表面へと付着して持ち出し、受
像紙３２の裏面へと塗布水７０Ａを形成する。

塗布水？ＯＡが必要長さだけ塗布されると、モータ６６
は逆転して塗布ローラ５２を受像紙３２から離間させる
。

この場合第３図に示される如く塗布水？ＯＡの後端部に
は塗布ローラ５２の離間によって液溜り７０Ｂが形成さ
れる。

この液溜り７０Ｂが受像紙３２と共に進行すると、ソレ
ノイド８２が励磁され、アーム７８が回転して第４図に
示される如く液溜り７０Ｂへと接触する。このため液溜
り７０Ｂはこのクリーニングローラ７４に吸収され、解
消する。

この結果受像紙３２の裏面には液溜り７０Ｂがなく均一
厚さの塗布水７０Ａが形成されることになる。

なおこの塗布された塗布水７０Ａを乱さないように、搬
送ローラ５０は受像紙３２の幅方向両端にのみ対応して
配置される。

水塗布部３４・で水塗布が行われた受像紙３２は重ね合
せ部２６へと送られて感光材料１６の画像面と重ね合わ
された後、熱現像／転写部２８へ送られる。ここにおい
て水の存在下で加熱現像が行われると同時に形成された
色素画像が受像紙３２の乳剤面へ加熱転写される。この
転写状態では既に受像紙３２へ必要量の水が適切に付与
されているため、極めて良好な転写作業が行われる。

転写後に密着したままの状態の感光材料１６と受像紙３
２は熱現像／転写部２８から剥離部３６へと送られ、感
光材料１６は集積装置３日へ収容され、受像紙３２は取
出部４０へと送られて取り出される。

受像紙３２へ余分な水が塗布されていないため、この受
像紙３２及び熱現像感光材料１６を集積部３８又は取出
部４０へと送り出す各ガイドローラが余剰な水分によっ
て汚れを生ずることはない。

なお上記実施例では、塗布ローラ５２を上下に移動させ
て受像紙３２へ水を塗布しているが、受像紙３２を上下
に移動させて塗布するようにしても良い。

また上記実施例では本発明が受像紙３２へ水塗布を行う
場合について説明したが、感光材料１６へ水塗布を行う
場合にも同様に適用可能である。

〔発明の効果〕

以上説明した如く本発明は、熱現像感光材料に記録され
た画像を画像形成用溶媒の存在下で受像材料へ転写する
ことにより受像材料に画像を得る画像記録装置において
、前記熱現像感光材料又は前記受像材料に前記画像形成
用溶媒を塗布する塗布手段と、この塗布手段により画像
形成用溶媒が塗布された熱現像感光材料又は受像材料の
塗布部後端に発生する液溜りを吸い取るクリーニングロ
ーラと、を設けたことを特徴としているので、画像形成
用溶媒の付与量を適切に制御し、塗布部後端に生ずる余
剰塗布部である液溜りを解消することができる優れた効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る水塗布部を示す断面図、
第２図はこの水塗布部が適用された画像記録装置示す断
面図、第３図及び第４図は第１図の作動図である。 １０・・・画像記録装置、 １６・・・熱現像感光材料、 ３２・・・受像紙、 ３４・・・水塗布部、 ５２・・・塗布ローラ、 ６６・・・モータ、 ７０・・・水、 ７２・・・水槽、 ７４・・・クリーニングローラ、 ８０・・・ソレノイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱現像感光材料に記録された画像を画像形成用溶
   媒の存在下で受像材料へ転写することにより受像材料に
   画像を得る画像記録装置において、前記熱現像感光材料
   又は前記受像材料に前記画像形成用溶媒を塗布する塗布
   手段と、この塗布手段により画像形成用溶媒が塗布され
   た熱現像感光材料又は受像材料の塗布部後端に発生する
   液溜りを吸い取るクリーニングローラと、を設けたこと
   を特徴とする画像記録装置。