JPS6218793A - 電気的部材の製法 - Google Patents

電気的部材の製法

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JPS6218793A
JPS6218793A JP60158789A JP15878985A JPS6218793A JP S6218793 A JPS6218793 A JP S6218793A JP 60158789 A JP60158789 A JP 60158789A JP 15878985 A JP15878985 A JP 15878985A JP S6218793 A JPS6218793 A JP S6218793A
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JP
Japan
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particles
conductive
metal
weight
adhesive
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JP60158789A
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English (en)
Inventor
賢二 板谷
太郎 山崎
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Osaka Soda Co Ltd
Original Assignee
Osaka Soda Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

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  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Non-Adjustable Resistors (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Combinations Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、印刷回路の回路間、印刷回路の検出部1回路
と制御部との接続の場合等に用い得る異方導電性接着剤
を使用する電気的部材の製法に関する。
(従来技術) 近時、印刷配線板の軽小化に伴いその回路の接続方法も
、従来のハンダ付けやかしめ接続に代り、導体や絶縁板
を多層にして構成したエラストマーコネクターや、平行
な多数体の印刷導体をパイプ状にして丸めたコネクター
、あるいは導電性粒子を接着剤中に配合した異方導電性
接着剤等が広く用いられるようになった。特に異方導電
性接着剤は、塗料状であるため極めて簿膜状で用い得る
点に特徴がある。本発明者らの中の1人はこの異方導電
性接着剤用組成物について種々検討した結果、導電性物
質として大小2種の粒子を用い、かつ大なる方の粒子と
して多数の突起を有する砥粒状物質を使用すれば良好な
異方導電効果が得られるという知見を得これに基づ〈発
明を完成した(特願昭58−227057号、特願昭5
9−195139号)。
これらの先願はバインダー用樹脂として熱可塑性または
熱硬化性樹脂を用いるが、熱可塑性樹脂の場合は耐熱性
、耐湿性、接着強度、耐薬品性に難点があり、特に接着
部の導通抵抗の経時的変化が顕著である。また熱硬化性
樹脂の場合は上記問題点は克服されるが樹脂を架橋硬化
させる際の加工面(加熱時に高温を要する。あるいは常
温架橋においてはポットライフの長期化)に問題がある
(発明の目的) 本発明の目的は上記の問題点に鑑み、バインダー用樹脂
として熱硬化性樹脂のうち特に光硬化性樹脂を使用する
ことにより上記異方導電性接着剤の加工性を改良するこ
とにある。
(発明の構成) 本発明は、すなわち電気的に導通させる必要のある複数
の電気部材間に下記組成の異方導電性接着剤 a〉平均粒子径0.5μm以下の導電性粒子b)多数の
突起を有する平均粒子径1μm以上の導電性粒子 a ) + b ) ハ4.5〜40重最%でがっa)
:b)は重凹比で1:10〜2:1 C)光硬化性樹脂     10〜50重量%d)溶剤
および/又は 反応性希釈モノマー  50重嶽%以下e)充頃材  
       0〜45重量%f)光重合開始剤 を総量′cioo重ω%になるよう配合して介在させ、
上記電気部材により上記異方導電性接着剤を加圧し、光
照射により接着剤を硬化せしめ、電気部材間を電気的に
導通させることを特徴とする電気的部材の製法である。
本発明においては大小2種の導電性粒子を接着剤中に包
含させるが平均粒子径0.5μm以下の導電性粒子(以
下8粒子という)としては力酸化物よりなる群より選ば
れた粒子を挙げることができる。これらの具体例として
はカーボンブラック、グラファイトの微粒子が最も普通
に使用されるが化学的還元、熱分解蒸着によって製造す
ることのできるコロイド状金、白金やロジウム、ルテニ
ウム、パラジウム、イリジウム等の金属粉体、又はコロ
イドチタン等のコロイド状高導電性金属もしくは酸化錫
粉末、金属合金の粉末も利用できる。その導電性として
は固有電気抵抗(常温)1Ω以下が好ましく (0,1
Ω以下がより好ましい。このような8粒子は市場でも入
手可能であり、その数例とそれらを樹脂に混合した場合
の体積抵抗値を表1に示づ。
表   1 8粒子の形状は特に制約はないが通常の球状であるのが
普通である。
また多数の突起を有する平均粒子径1μm以上の導電性
粒子(以下す粒子という)とは多数の突起、突稜のよう
な表面形状を有する俗に砥粒状といわれる粗面粒子を指
し、滑らかな球状体は含まれない。好ましい例としては
金属、金属合金、金属カーバイド、金属窒化物及び金属
ホウ化物よりなる群より選ばれた粗面粒子、又はそれら
の粒子もしくは砥粒状金属酸化物の表面を高導電性金属
でメッキした粒子を挙げることができる。これらの粒子
の具体例としては例えば製造方法によって特長づけられ
カルボニル法でつくられるニッケル、コバルト、鉄等の
金属粒子、又はアト−マイ法あるいはスタンプ法による
これらの金属合金粒子、又はタングステンカーバイド′
、タリウムカーバイト等のような金属カーバイト、窒化
ケイ素、窒化チタン、窒化バナジウム、窒化ジルコニウ
ム等のような金属窒化物、ホウ化タリウム、ホウ化ジル
コニウム。
ホウ化チタン等のような金属ホウ化物等の金属化合物粒
子、さらに酸化アルミニウム、酸化ケイ素のごとき金属
酸化物の砥粒状粒子の表面を高導電性金属、例えばニッ
ケル、銅、銀、金。
白金、ロジウム、ルテニウム、オスミウム2パラジウム
等の導電性に優れた金属でメッキした導電性粒子等を例
示することができる。好ましい平均粒子径は1〜100
μmであり、特に 1〜80μmが好ましい。具体的な
平均粒子径の選択は前記8粒子の導電性及び使用】と共
に、回路間の間隙、異方導電性接着剤の皮膜の厚さ、接
着強度、対向する電極間、隣接する電極間の抵抗値等の
特性や導電性皮膜の構成方法、圧着方法等を配慮して選
択することができる。
6粒子の固有電気抵抗は常温で100Ωcm以下が好ま
しい。このようなり粒子は市場でも入手可能でその数例
を表2に示す。
表   2 8粒子及び6粒子の使用量は異方導電性接着剤中4.5
〜40重母%であり、4.5重(5)%未満では接着強
度は良くなるが電気抵抗値が大きくなま り、ぞらにその値のバラツキも大きくなる。一方40市
量%をこえると接着強度が弱くなるばかってなく、ぞの
導通方向に等方性が生じ易くなる結果実用的な塗膜が得
られ難くなる。
8粒子と6粒子の小吊比は1:10〜?:1の範囲であ
り、この範囲より6粒子の比率が太きいと導通抵抗値に
バラツキが生じまた6粒子の比率が小さいと導通抵抗の
上昇と共に導通抵抗値にバラツキが生じ易くなる。
本発明において使用される光硬化性樹脂はエポキシ樹脂
、又は不飽和結合基を持つ各種樹脂、例えば不飽和ポリ
エステル樹脂、ジアリルフタレート、トリアリルシアヌ
レート等のアリル系樹脂、エポキシ(メタ)アクリレー
ト系樹脂。
メラミン(メタ)アクリレート系樹脂又はこれらの変性
樹脂等が挙げられ、これらは単独又は混合物として用い
られる。
これらの樹脂は侵述の印刷用溶剤又は反応性七ツマ−に
可溶性のものであれば特に制限はない。上記樹脂の使用
量は異方導電性接着剤中10〜50重量%であり、10
重澁%未満では非導電性樹脂として絶縁効果が得難く、
50重量%をこえると対向電極間の導電効果が悪くなる
。印刷用溶剤としてはシクロヘキサン、各種セロソルブ
類、ベンジルアルコール、ジアセ1ヘンアルコール、ミ
ネラルスピリット、テルピネカール。
ペントキソン、各種セロソルブアセテート類等、スフリ
ール印刷インキの溶媒として通常使用されているものの
中から指触乾燥条件に適したものを選べばよい。
更に好ましくは、これらの溶剤に代えて、反応性七ツマ
−1例えばジアリルフタシー1〜七ツマ−、スチレン、
ジビニルベンゼン、N−ビニル−2−ピロリドン、2−
エチルヘキシル(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサ
ンジオール(メタ)アクリレート、ネオベンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールブロパン
トリ(メタ)アクリレート、ステアリルアクリレート等
の(メタ)アクリレ−1−モノマー、各種オリゴエステ
ル(メタ)アクリレート類、スピロアセタール基含有(
メタ)アクリレートオリゴマー又はエポキシ樹脂用反応
性希釈剤等を用いると異方導電性接着剤の硬化速度。
接着後の導通抵抗の経時変化、接着強度、あるいは接着
の加工性の点等の面で有利である。通常熱硬化性樹脂を
バインダーとして異方導電性接着剤に使用する場合は、
硬化時に加熱するために樹脂を溶解させるための溶剤は
この熱時に逸散し、硬化物中には残留しないが、上記の
ように熱硬化性樹脂のうち光硬化性樹脂を選択して光硬
化させる場合は加熱を行わないので硬化後も溶剤が硬化
物中に残留するばかりでなく、光硬化反応時にはこの溶
剤自身が光の一部を吸収して硬化速度を遅くする一因と
なり、したがって溶剤の使用量は最小必要量に抑えるこ
とが好ましく接着剤中の50重量%以下である。
また、光硬化性樹脂および溶解用反応性モノマーの硬化
のために光重合開始剤、さらに必要に応じて増感剤が用
いられる。光重合開始剤としてはラジカル重合系の光硬
化性樹脂すなわち前記の不飽和結合基を持つ各種樹脂に
対しては、ベンジル、ベンゾフェノン、各種ベンゾイン
アルキルエーテル類、ベンジルジメチルケタール。
ミヒラーケトン、アセトフェノン、チオキサントン類等
が用いられ、増感剤としては、各種アミン類、ニトリル
類、リン化合物、尿素類、塩素化合物等が用いられる。
まエポキシ樹脂を光硬化性樹脂として用いた場合の光重
合開始剤としては、ジアゾニウム塩、ヨードニウム塩、
またはスルホニウム塩等が用いられる。
本発明においては、以上の組成物のほかに通常は充填材
を添加する。この充填材は、光硬化性異方導電性接着剤
を印刷インキと同様な用い方をする場合の印刷特性をこ
の組成物に与えるために添加するものであり、その添加
量は異方導電性接着剤の45重量%以下である。充填材
としてはタルク、硫酸バリウム、炭酸カルシウム。
クレー、シリカ、アルミナ等の無機質充填材のほか、溶
剤不溶性のプラスチック例えばナイロン12、飽和ポリ
エステル、ポリウレタン樹脂等も用いられる。これら充
填材は印刷インキとしCの特性上1〜40μm、好まし
くは2〜20μm程度の粒子径のものが用いられる。ま
た本発明における接着剤をスクリーン印刷以外のインキ
、例えば各種コーター類を用いて塗料と同様な用い方を
する場合は粘度の低い組成物であることが要求され、本
発明に用いられる導電性粒子が充填材としての作用をも
兼備することとなるので上記充填材の使用は必要でない
本発明における接着剤をプリント回路等の導体間に適用
する例を示せば第1図、第2図のとおりである。まず絶
縁フィルムFの表面に複数の平行導体AlA2A3があ
る場合、これに接着剤をスクリーン印刷すると多数の突
起を有する平均粒子径1μm以上の導電性粒子すなわち
b粒子E1の間に平均粒子径0.5μm以下の導電性粒
子すなわちa粒子E2が混在し、これらの粒子は光硬化
性樹脂組成物Hがバインダーとして塗布されている。
これに同様な基根即ち絶縁フィルムFの上に複数の平行
導体A2 B2 C2がある基板を前記平行導体△+ 
at CI と互に対向するように配置し加圧するとA
lA2間、81 B2間、C+02間では導電的に働き
、AlA2とBI 82間、BI 82とCI 02間
は絶縁的に動き異方導電性を示すものである。
本発明では大小2種の導電性粒子を併用しかつ大なる塗
膜形成時の厚み方向の導電性と面方向の絶縁性がばらつ
かず一定とすることができる。その理由は、塗膜が導電
性を発揮するには導電性粒子が接触していなければなら
ないが、0.5μm以下の小さい導電性微粒子のみでは
従来のように多量の導電性微粒子を混合した場合、隣接
回路間に絶縁で対向回路間に導電性を満足させる含有量
範囲が狭く、逆に1.0μm以上の大きい導電性粒子の
みでは粒子相互間が1つでも絶縁されると、抵抗値のバ
ラツキの大きい異方導電性接着剤となる。ところが本発
明のように導電性粒子として8粒子と1粒子とを併用す
ると粒子径の大きい1粒子の間に小さい8粒子が入り込
んで各粒子が電気的に確実にかつ安定に接続することが
できるので電気的性質がバラつかずかつ安定化する。特
に1粒子が多数の突起を有することによりバインダー樹
脂ならびに電極に対するアンカー効果が高められ対向電
極間の十分かつ確実な接触が保たれ上記電気的性質の均
一化、安定化が著しく改善される。
これを具体的に説明するとバインダー樹脂として光硬化
性樹脂を用い導電性粒子がシールしたときの加圧下では
平面方向では樹脂により絶縁され、上下の対向した電極
間では加圧により導電性粒子が導体間を電気的に導通す
ることができる。すなわこの場合大径のし粒子は多数の
凹凸を表面に有するので第2図におけるAlA2 、B
+ 82 、CI 02の各電極間を動き難く、主とし
て樹脂分がより間隙の大きいG部に押し出されて流れこ
むのでこの部分の樹脂含有量が増大しAI A2間、B
I B2間、 CI 02間で導電的に働きAlA2と
8182 、B+82とCI 02との間は絶縁的に働
き異方導電性を示すものである。このように1粒子はシ
ール時に樹脂が流動性を示す際、位置ずれを防止する働
き(アンカー効果)がある。
第3図は導電性粒子の含有量と抵抗値との関係を示すグ
ラフで実線は前記第2図の対向する導体間(シール間)
を示す。
そして■は粒子径0.5μm以下のカーボンブラックの
みを配合した場合、■は粒子径1μm以上の導電性粒子
のみを配合した場合、■は■:■=1=10で配合した
本発明の実施例を示す。第3図Q^、Qe 、Qc点は
圧着前のホール効果にも接触抵抗による導電性を示さな
い含有量で、圧着時には隣接する導体A、B、C・・・
方向では絶縁され、厚さ方向AI A2 、B+B2 
、CI C2・・・のみ導電性を示す含有IP^。
Pe 、Pcに移る。第3図の場合A、[3,C・・・
の間の抵抗値を大にして絶縁性にするため、QA点ある
いは08点を左に寄せるとくすなわち各粒子の含有量を
小にすると)、圧着時にPA点あるいはPa点を帯電域
に保つことができない。一方QA点あるいは08点を右
に寄せるとくすなわち各粒子の含有量を大にすると)A
、B、C・・・間の絶縁性を十分にすることができない
。ずなわら両者を満足する範囲が狭いので、製造条件の
僅かな相違により不良化する原因となる。
そこで第3図の■と■との導電性粒子を組合せて第3図
の■とした。第3図■のグラフを構成する導電性粒子は
カーボンブラックでなくともコロイド導電性を示す粒子
であればよく、異方導電性接着剤中の含有量はそれぞれ
単独で隣接導体間絶縁である組成QA点を選ぶ。次に第
3図■のグラフを構成する導電性粒子は砥粒として適す
る粗面凹凸状の導電性粒子でカルボニル法によるニッケ
ル粉、スタンプ法によるニッケル合金粉、アトマイ法に
よるニッケル合金粉。
あるいは砥粒(Si C,AI 203 、WC。
5i3Na、TaC)等にニッケル、金、あるいは白金
族金属等のメッキしたもの等を用いる。
これも導電性粒子によって、これら単独で隣接導体間絶
縁である導電性粒子の含有IQsは異なるので実験によ
って適性値を求める。
以上のQA、およびQeの合成によってQc点を推定す
る。Qc点での異方導電性組成物のコネクターとしての
断面状態は第1図のにうに隣接間で十分絶縁がとれ2つ
のコネクターを位置合わせして第2図のように圧着する
と第3図のグラフで示すように、Qc点が圧着時に樹脂
が第2図G部に流出するので導電性粒子の含有口および
△+ A2.8182 、CI 02・・・間の抵抗値
はPc点に移り、その領域は必ず導電性の領域に入る。
それ故隣接方向A、B、C,・・・は十分なる絶縁10
120以上を保ち、接合抵抗はAI A2 、BI B
2 、CI C2・・・間で0.5〜1.5Ω/ 0,
1x4+nm 2となる。
以下実施態様を説明すると本発明に使用される異方導電
性接着剤は圧着の工程で光硬化性樹脂を完全に硬化させ
てもよいし、又は圧着の工程で半硬化させ、後に完全に
硬化させてもよい。
また光硬化性樹脂は熱硬化性樹脂に含まれるので、異方
導電性接着剤に熱硬化に使用する重合開始剤を加えて、
半硬化工程と完全硬化工程のいずれかに加熱硬化法を採
用してもよい。
本発明に用いられる異方導電性接着剤は可視光から紫外
光の範囲の光線を照射すると、光重合開始剤、光増感剤
によ・て光硬化反応が誘起され、光硬化性樹脂組成物中
の不飽和基相互間の重合反応、又はエポキシ樹脂の場合
はイオン重合反応が進行して硬化に至る。
光源としては例えば水銀灯、ハロゲンランプ紫外線蛍光
燈、クセノンランプ等を用いることができる。
(発明の効果) 本発明に使用される異方導電性接着剤は前記先願と同様
に、平均粒子径0.5μm以下の微粒子と多数の突起を
有する平均粒子径1μm以上の粒子との大小2種の導電
性粒子の組み合せ、及び光硬化性樹脂組成物とこれら導
電性粒子との適正な配合により、圧着時に導体の隣接方
向には十分な絶縁性を有し、対向方向にのみ導電性を示
し、しかもその導通抵抗は非常にバラツキの少いもので
ある。
またバインダー樹脂は光硬化性樹脂を使用するため、接
着力は一般の熱硬化性樹脂と同じく非常に強固であり、
熱や湿気によって接着力や導電性、あるいは絶縁性が劣
化することもない。
また光硬化性樹脂の使用により、一般の熱硬化性樹脂を
使用する場合に比較し、硬化所要時間は著しく短縮され
工業的生産時のコスト低減に非常に有効である。
本発明の電気部材は広い分野で優れた性能を示す。例え
ば印刷し易い一方のり板に印刷し指触乾燥しコネクター
とすることもできるし、接合しようとする回路コネクタ
ーのみでなく、電子部品の受動素子(コンデンサー、コ
イル)。
能動素子(IC,ダイオード、トランジスタ)の端子接
続に用いることができる。異方導電性接着剤のコネクタ
ー接合の応用分野としては表3のように区分できる。
表   3 またバインダーとしてホットメルト樹脂や合成ゴムを使
用した異方導電性接着剤に比較して第4図の回路方向4
回路直角方向の剥離強度が2〜3倍、引張りせん断強度
、及び耐熱性、耐湿特性、耐溶剤性も大幅に向上する。
特に自動車用の電子部材等、寒冷地場熱地いずれの土地
の苛酷な温度条件(−40〜80℃)、湿度条件(常温
〜60℃で95%RH)にも適応しうるのでホットメル
ト樹脂に比較し幅広い範囲での絶縁樹脂としての性能を
維持できる。
以下示す実施例、比較例により本発明の詳細な説明する
が特にことわりのない限り組成%。
部は重量基準である。
実施例1〜6 表4に示す液状の光硬化性樹脂組成物100部に表5に
示す導電性粒子混合物を1〜50部配合し、3木ロール
を用いて混練し光硬化性異方導電性接着剤を得た。
表   4 エポキシアクリレート樹脂 (VR−90,昭和高分子社製)50部アクリレートモ
ノマー (商品名ごスロート280.大阪有機化学T業社製)3
5部ステアリルアクリレ−1〜           
  15部マイカ(SWACT、レブコ社製)35部ベ
ンゾフェノン                 3部
表   5 導電性粒子混合物 酸化錫 (平均粒子径0.5μm以下、T−1三菱金属社製) 
 40%ニッケル (粒子径2〜25μm 、 # 255.インコ社製>
     60%ポリエステル基材のフレキシブル銅張
板(銅箔厚さ35部1m)に通常のエツチング法で導体
回路幅0.151nll 、ピッチ0.4mm、導体長
さ50mm。
回路数36本からなる配線パターンを作成しくFPCと
いう)、その端子に上記異方導電性接着剤を用いて幅2
mm 、厚さ10μmに印刷した。
一方、厚さ0.8mmのガラスエポキシ銅張積苦板に上
記配線パターンを同じエツチング法で作成したプリント
配線板〈導体回路幅0.2mm、ビッヂ0.4+nm、
導体長さ20mm、回路数36本)を用意し、その端部
に、上記異方導電性接着剤が双方の回路にはさまれ、し
かも双方の回路同志が重なるようにFPCとガラスエポ
キシ配線板の位置を合わせ、圧力2Jl /cm2で2
秒間圧着しノご 。
次に紫外線(水銀ランプ80w/em、 1000 m
J・’em2 )をFPC側より30秒間照射して硬化
させた。このものの特性を表6に示す。
表   6 実施例7.比較例 表7に示す液状の光硬化性樹脂組成物100部に対し表
8に示す導電性粒子混合物30部を加え3本ロールを用
いて混練し、光硬化性異方導電性接着剤を得た。
表   7 不飽和ポリエステル樹脂 (ユビカ8524.日本ユビ力社製)25部不飽和ポリ
エステル樹脂 (KC−970,大日本インキ社製)25部ジアリルフ
タレートモノマー        10部シクロヘキサ
ノール            30部酢酸カルピトー
ル             40部ナイロン12 (T−450P−1,tjイセル化学工業社1)  4
0部ベンゾインイソプロピルエーテル       2
部表   8 導電性粒子混合物 コロイドNi −G。
(平均粒子径0.5μm以下1日本真空冶金社製)30
%ニッケル (平均粒子径4〜40.clm 、 # 287.イン
コ社製)70%J二記接着剤をポリ1チレンテレフタレ
ートフイルム(38E −0010G T 、フジモリ
工業社製)に3mm x 20mm、厚み0.025m
mの形状に印刷し、130℃にて 1分間乾燥し膜を形
成した。次いで実施例1と同じFPC製テステストパタ
ーン部に、圧力4kg/cm2.70℃で1秒間圧着し
て上記膜をFPCに転写し、続いて実施例1のガラス1
ボキシ製配線板に圧力4にり/cm2. 110℃で4
秒間、加圧接着した。
次に紫外線(水銀ランプ、 1000 mJ /cm2
 )を40秒間、FPC側より照射し、樹脂を硬化させ
た。このものの物性を表10に示す。
なお比較のため表9に示す熱可塑性樹脂組成物100部
に上記の導電性粒子混合物30部を混入し、異方導電性
接着剤を作成した。
表   9 熱可塑性ポリエステル (バイロン300.東洋紡績社製)15部(スタフィッ
クスLC,*士フィルム社製)15部ナイロン12 (T−450P−1,ダイセル化学工業社製)70部酢
酸カルピトール              70部次
に実施例7と同じ方法で上記異方導電性組成物を用いて
FPCおよびガラスエポキシ製配線板に加圧接着した。
その結果を表10に併記する。
表   10 *1.*2  第4図(I)に引張りせん断強度、(■
)に剥離強度の測定に使用された試験片を示す。
引張速度 ”  20mm/min 、*250mm/
min*3  (−40℃×1時間+80℃×1時間)
×12サイクル後
【図面の簡単な説明】
第1図は3条の平行導体(回路)を有する基板に本発明
に使用される接着剤を塗布した状態の断面図、第2図は
2枚の同様な基板の間に同接着剤を塗布、介在させた状
態の断面図、第3図は導電性粒子の含有量と抵抗値との
関係を示すグラフ、第4図1.IIは表10に示した引
張りせん断強度、剥離強度〈回路方向)に使用する試験
片の概略図である。 第1図、第2図においてFは基板フィルム、A+ 、B
+ 、C+ 、A2 、B2 、C2は導体、Eは大径
の導電性粒子、E2は小径の導電性粒子、Hは光硬化性
樹脂、Gは樹脂含量の多い帯域を示す。第4図の矢印は
引張り方向を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電気的に導通させる必要のある複数の電気部材間
    に、下記組成の異方導電性接着剤 a)平均粒子径0.5μm以下の導電性粒子b)多数の
    突起を有する平均粒子径1μm以上の導電性粒子 a)+b)は4.5〜40重量%で、かつa):b)は
    重量比で1:10〜2:1 c)光硬化性樹脂10〜50重量% d)溶剤および/又は反応性希釈モノマー50重量%以
    下 e)充填材0〜45重量% f)光重合開始剤 を総量で100重量%になるよう配合して介在させ、上
    記電気部材により上記異方導電性接着剤を加圧し、光照
    射により接着剤を硬化せしめ、電気部材間を電気的に導
    通させることを特徴とする電気的部材の製法。
  2. (2)平均粒子径0.5μm以下の導電性粒子がカーボ
    ンブラック、グラファイト、及びコロイド状高導電性金
    属もしくは金属合金もしくは金属酸化物よりなる群より
    選ばれた粒子である特許請求の範囲第1項記載の製法。
  3. (3)多数の突起を有する平均粒子径1μm以上の導電
    性粒子が金属、金属合金、金属カーバイト、金属窒化物
    、金属ホウ化物よりなる群から選ばれた粒子、又は上記
    粒子もしくは砥粒状の金属酸化物粒子の表面を高導電性
    金属でメッキした粒子である特許請求の範囲第1項記載
    の製法。
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