JPS6218331Y2 - - Google Patents

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JPS6218331Y2
JPS6218331Y2 JP12221381U JP12221381U JPS6218331Y2 JP S6218331 Y2 JPS6218331 Y2 JP S6218331Y2 JP 12221381 U JP12221381 U JP 12221381U JP 12221381 U JP12221381 U JP 12221381U JP S6218331 Y2 JPS6218331 Y2 JP S6218331Y2
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JP
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pallet
work table
cylinder block
boring
main shaft
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JP12221381U
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【考案の詳細な説明】 本考案はパレツト上に載置された直列形又はV
形シリンダブロツクのボアを中ぐり加工する立形
中ぐり加工装置に関するものである。
内燃機関用シリンダブロツクにおいては、気筒
数の異なる多種類のものがあるがボアの配列形式
によつて2種類に大別できる。その1つはボアが
一列に配列された直列形シリンダブロツクであ
り、他の1つはボアが二列にV形に配列されたV
形シリンダブロツクである。
かかる直列形シリンダブロツクもV形シリンダ
ブロツクも一台の機械で中ぐり加工するために
は、主軸軸線をV形シリンダブロツクのボア中心
線の傾きと一致する角度傾ける必要があるととも
に主軸軸線を傾けるとその旋回平面と平行な方向
においてワークと主軸ヘツドとの相対位置を調整
する必要があり、主軸ヘツドの旋回調整手段に加
えて更に旋回平面と平行な方向の送り軸を1軸追
加しなければならず機械構成が複雑となりコスト
高を招いていた。
本考案はかかる旋回平面と平行な方向の送り軸
を追加しなくてもワークを載置するパレツトの位
置決め手段の改良によつて直列形及びV形シリン
ダブロツクのボアの中ぐり加工を達成できる立形
中ぐり加工装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図、第2図において、10はベツド、11は
ベツド10上に形成された案内面、12はこの案
内面11に摺動可能に案内されたワークテーブ
ル、このワークテーブル12には案内面11と平
行に装架された送りねじ13が螺合され、送りね
じ13の一端はベツド10に設けられたテーブル
送り用モータ14に連結されている。15はベツ
ド10の一側に立設されたコラム、このコラム1
5の前面、即ちワークテーブル12の摺動方向と
垂直な面には枢軸16が突設され、この枢軸16
を中心にして旋回台17が旋回可能に案内されて
いる。旋回台17には旋回平面と平行に案内面1
8が形成され、この案内面18に主軸20を回転
軸承した主軸ヘツド21が主軸軸線方向に摺動可
能に案内されている。22は主軸駆動用モータ、
23は主軸ヘツド送りモータ、24は主軸ヘツド
カウンタバラスシリンダである。25は旋回台1
7の旋回駆動装置であり、旋回台17の右側面に
突設されたブラケツト26に一端が枢着されたね
じ軸27と、このねじ軸27と螺合するナツトを
備え枢軸28にて枢支された駆動装置本体29
と、前記ナツトを減速機構を介して駆動するモー
タ30とにより構成されている。31及び32は
垂直状態並びに傾斜状態の旋回台17を締付クラ
ンプするクランプ部材であり、前記旋回駆動装置
25にて旋回調整した後旋回台17をクランプす
る。
前記主軸20の先端には中ぐり工具Tが挿着さ
れ、図示省略のクランプ装置のクランプ、アンク
ランプにより中ぐり工具Tは主軸20に対し着脱
可能になつている。この主軸20に工具Tを自動
交換するため、コラム前面には工具マガジン34
が設けられている。この工具マガジン34は水平
方向に装架されたパイロツトバー35に案内され
た摺動体36と、この摺動体36に装架されパイ
ロツトバー35と直交するパイロツトバー37に
移動可能に案内された工具支持体38と、この工
具支持体38より突設され工具Tを支持する支持
爪39とより構成されている。40,40
パレツトであり、直列形シリンダブロツクW1
はV形シリンダブロツクW2が載置固定される。
41はパレツト40,40を位置決めする
ためのノツクピンで、パレツト40,40
下面に穿設されたノツク穴に係入する。42はパ
レツト下面を支承する基準シート部材、43はこ
の基準シート部材42にパレツト40,40
を押圧するクランプ装置で、ブラケツト44に支
持された枢軸45にて回動可能に枢支されたクラ
ンプアーム46と、クランプアーム46の一端と
連結された作動シリンダ47にて構成されてい
る。かかるクランプ装置43は第1図に示すよう
に直列形シリンダブロツクW1用パレツト40
に対してはワークテーブル12の右寄り位置にて
クランプし、第3図に示すようにV形シリンダブ
ロツクW2用パレツト40に対しては左寄り位
置にてクランプできるようにワークテーブル12
の一端と他端に複数組配列されパレツトに応じて
選択的に作動される。48,48はワークテーブ
ル12を横切るように配設された可動ガイドレー
ルで、その両端はそれぞれリフト装置49にて支
持されている。各リフト装置49は同一のリフト
駆動源50にて同期駆動されるように伝動軸5
1,52にて連結されている。このリフト装置4
9は、伝動軸51,52の回転を減速する減速機
構と、雌ねじの回転により雄ねじを上下動させる
スクリユージヤツキ機構とが内蔵されている。前
記パレツト40,40の下面には、この可動
ガイドレール48の上面を転動するローラ40a
が回転軸承されている。
従つてクランプ装置43をアンクランプ状態に
してリフト装置49を作動して可動ガイドレール
48を上昇させれば、ノツクピン41とノツク穴
は非係合となり、パレツト40,40はテー
ブル摺動方向と直角な方向に移動可能となり、パ
レツト40,40の搬入搬出が可能となる。
ここにおいて、直列形シリンダブロツク用パレ
ツト40は各ボアの中心を結ぶ線がワークテー
ブル摺動方向と平行でかつ、主軸軸線と一致する
位置に位置決めすべくノツク穴が第1図における
パレツト左寄り位置に穿設されている。又V形シ
リンダブロツク用パレツト40は第3図に示す
ようにボア中心線の傾き角と同じ角度傾斜させた
主軸軸線とボア中心線が一致する位置に位置決め
すべくノツク穴40bが第3図における右寄り位
置に穿設され又、ボア中心線の交点Qに立てた垂
線Lに対して対称な位置にもノツク穴40bが穿
設されている。これによつてワークテーブル上に
固定された共通のノツクピン41にて直列形、V
形シリンダブロツク用パレツト40,40
いずれであつても加工位置に位置決めすることが
でき、又パレツト40を180度旋回させた状態
でも位置決めすることができる。かかる構成によ
つて加工機側における送り軸を一軸分減ずること
ができる。
尚、パレツトのノツク穴位置は共通にしてノツ
クピンを2位置に設けておいても有効である。
上記構成に基づく動作を次に説明する。直列形
シリンダブロツクW1を加工する場合はW1用のパ
レツト40にワークを載置固定する。図示して
ないが可動ガイドレール48と整列状態に設けら
れた搬入レールに沿つてこのパレツト40を移
送しワークテーブル12上の可動ガイドレール4
8上に移す。パレツト40の下面に形成された
ノツク穴とノツクピン41が一致するように仮位
置決めしてからリフト装置49を作動させて可動
ガイドレール48を下げる。これとともにパレツ
ト40も下降しノツク穴がノツクピン41と係
合しパレツト40は正規に位置決めされる。そ
の後パレツト40はクランプ装置43によつて
クランプされる。この状態において、垂直状態に
された主軸20の軸線はシリンダブロツクW1
ボア中心を結ぶ線と一致し、ワークテーブル摺動
方向とボア中心を結ぶ線は平行となつている。こ
れよりワークテーブル12を予めプログラムされ
た数値データにより移動し主軸中心直下に第1の
ボアを位置決めする。主軸20を回転させ主軸ヘ
ツド21を下降させて中ぐり工具Tによりボア内
周面を中ぐり加工する。数値データにて指令され
た所定の深さまで中ぐり加工ができれば主軸ヘツ
ド21を上昇させ、ワークテーブル12を移動さ
せて第2のボアを主軸中心直下に位置決めし、主
軸ヘツド21を下降させる。このようにして順次
各ボアを中ぐり加工する。全ボアの加工が済めば
ワークテーブル12を第2図に示す原位置に戻
し、クランプ装置43をアンクランプして可動ガ
イドレール48を上昇させる。上昇端においては
ノツク穴とノツクピン41の係合が外れるのでガ
イドレール48に沿つてパレツト40を機外に
搬出する。
次にV形シリンダブロツクW2を加工する場合
について説明する。旋回台17のクランプ部材3
1をアンクランプし旋回調整機構25を作動させ
て主軸軸線がシリンダブロツクW2のボア中心線
の傾斜角θと同じ角度になるように傾け、クラン
プ部材32によつて旋回台17をクランプしてお
く。一方シリンダブロツクW2用のパレツト40
にワークを載置固定し、前記と同様搬入レール
に沿つてワークテーブル12上に搬入し、ノツク
穴40bとノツクピン41が対応するように仮位
置決めし、可動ガイドレール48を下降させてノ
ツクピン41を係合させ位置決めし、パレツト4
をクランプする。この状態ではコラム側の各
ボア中心を結ぶ線とワークテーブル摺動方向は一
致し、かつ主軸軸線とボア中心線も一致する。こ
の状態より主軸20を回転し主軸ヘツド21を軸
線方向に送つてボアの中ぐり加工を行う。片側の
ボア列はボアのピツチ分ワークテーブルを割出し
ては主軸ヘツド21の送り制御によつて順次達成
される。残るもう一方のボア列を加工するために
は、パレツト40を水平面で180度旋回して取
付けしなおし、前記垂線Lに対して対称なノツク
穴40bにノツクピン41を係入させボア中心線
と主軸軸線が一致する位置に位置決めする。
本考案によれば、ワークテーブル12に対し、
このワークテーブル上に位置決めされるパレツト
の位置を適宜ずらして位置決めするようにしたの
で、直列形シリンダブロツク及びV形シリンダブ
ロツクの各ボアの中ぐり加工が達成でき、機械構
成としては旋回台の旋回調整に伴うワークと主軸
とのずれ分を調整するための送り軸を一軸分追加
しなくても済むため機械構成が簡単となりコスト
アツプをさけることができる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
中ぐり加工装置の正面図、第2図はその右側面
図、第3図はV形シリンダブロツク加工状態を示
す部分拡大図である。 10……ベツド、12……ワークテーブル、1
5……コラム、16……枢軸、17……旋回台、
20……主軸、21……主軸ヘツド、25……旋
回駆動装置、34……工具マガジン、40,4
……パレツト、41……ノツクピン、42…
…シート部材、43……クランプ装置、48……
可動ガイドレール、49……リフト装置、50…
…リフト駆動源、T……中ぐり工具、W1……直
列形シリンダブロツク、W2……V形シリンダブ
ロツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パレツト上に載置された直列形又はV形シリン
    ダブロツクのボアを中ぐり加工する立形中ぐり加
    工装置において、ワークテーブルを摺動可能に案
    内したベツドの一側にコラムを立設し、このコラ
    ムのワークテーブル摺動方向と直角をなす一側面
    にこの面に沿つて旋回可能な旋回台を枢支し、こ
    の旋回台には旋回平面と平行に中ぐり工具を備え
    た主軸を回転軸承した主軸ヘツドを主軸軸線方向
    に摺動可能に案内し、前記ワークテーブル上には
    ボアの配列方向をワークテーブル摺動方向に一致
    せしめたシリンダブロツクを載置するパレツトを
    位置決めする位置決め手段及びワークテーブル摺
    動方向と直角な方向にパレツトを搬入搬出するた
    めの案内手段並びにこの案内手段のリフト装置を
    配設し、前記位置決め手段は、主軸軸線が垂直と
    なる直列形シリンダブロツクの中ぐり加工の際に
    は各ボアの中心を結ぶ線が主軸軸線の延長線上に
    一致する位置にパレツトを位置決めし、又主軸軸
    線を傾斜させたV形シリンダブロツクの中ぐり加
    工の際には、片側のボア中心を結ぶ線が主軸軸線
    の延長線上に一致する位置にパレツトを位置決め
    するように前記パレツト下面のノツク穴に係合し
    ワークテーブル上に突設されたノツクピンを有す
    るパレツト式立形中ぐり加工装置。
JP12221381U 1981-08-18 1981-08-18 パレツト式立形中ぐり加工装置 Granted JPS5827007U (ja)

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JP12221381U JPS5827007U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 パレツト式立形中ぐり加工装置

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JP12221381U JPS5827007U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 パレツト式立形中ぐり加工装置

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Publication Number Publication Date
JPS5827007U JPS5827007U (ja) 1983-02-21
JPS6218331Y2 true JPS6218331Y2 (ja) 1987-05-12

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JPS5827007U (ja) 1983-02-21

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