JP2843004B2 - ワークの位置決め治具 - Google Patents
ワークの位置決め治具Info
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- JP2843004B2 JP2843004B2 JP18384695A JP18384695A JP2843004B2 JP 2843004 B2 JP2843004 B2 JP 2843004B2 JP 18384695 A JP18384695 A JP 18384695A JP 18384695 A JP18384695 A JP 18384695A JP 2843004 B2 JP2843004 B2 JP 2843004B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばクランクシャフ
トのピン孔を加工する際、クランクシャフトを位置決め
しておく位置決め治具の改良に関する。
トのピン孔を加工する際、クランクシャフトを位置決め
しておく位置決め治具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自動二輪車用エンジンのク
ランクシャフトにピン孔を穿設加工する場合、図5(平
面図)及び図6(正面図)に示すような装置を使用して
いる。この装置には、固定台51上に一対の位置決め治
具52、52とスピンドル工具53、53が対向して配
設されており、各位置決め治具52、52は、治具本体
54上に設けられるとともに、この治具本体54には左
右一対の固定センター55、55と可動センターとして
のセンタークランプ56、56が設けられている。そし
て、各センタークランプ56、56は、各センターブロ
ック57、57に対して進退動自在にされている。ま
た、スピンドル工具53、53は、NC送りモータ58
によって加工送りされるフィードユニット59、59に
取り付けられ、前記固定センター55、55とセンター
クランプ56、56によって軸心が挟持されるクランク
シャフトCに対し、図7に示すように、軸心から偏心し
た位置にピン孔pを穿孔するようにしている。そして、
一対のスピンドル工具53、53によって左右一対のク
ランクシャフトCを同時に加工する。
ランクシャフトにピン孔を穿設加工する場合、図5(平
面図)及び図6(正面図)に示すような装置を使用して
いる。この装置には、固定台51上に一対の位置決め治
具52、52とスピンドル工具53、53が対向して配
設されており、各位置決め治具52、52は、治具本体
54上に設けられるとともに、この治具本体54には左
右一対の固定センター55、55と可動センターとして
のセンタークランプ56、56が設けられている。そし
て、各センタークランプ56、56は、各センターブロ
ック57、57に対して進退動自在にされている。ま
た、スピンドル工具53、53は、NC送りモータ58
によって加工送りされるフィードユニット59、59に
取り付けられ、前記固定センター55、55とセンター
クランプ56、56によって軸心が挟持されるクランク
シャフトCに対し、図7に示すように、軸心から偏心し
た位置にピン孔pを穿孔するようにしている。そして、
一対のスピンドル工具53、53によって左右一対のク
ランクシャフトCを同時に加工する。
【0003】この際、ピン孔を精密に加工するため、ワ
ークとスピンドル工具53の高さ調整とX軸(図5の上
下方向)調整を正確に行う必要があり、従来では、高さ
方向を調整する場合、図6に示すように、固定センター
55、55の高さ調整シム61、61と、スピンドル工
具53、53の高さ調整シム62、62によって位置調
整し、X軸方向に対しては、図5に示すように、センタ
ーブロック57、57のX調整シム63、63と、スピ
ンドル工具53、53のX調整ボルト64、…によって
位置調整している。
ークとスピンドル工具53の高さ調整とX軸(図5の上
下方向)調整を正確に行う必要があり、従来では、高さ
方向を調整する場合、図6に示すように、固定センター
55、55の高さ調整シム61、61と、スピンドル工
具53、53の高さ調整シム62、62によって位置調
整し、X軸方向に対しては、図5に示すように、センタ
ーブロック57、57のX調整シム63、63と、スピ
ンドル工具53、53のX調整ボルト64、…によって
位置調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な調整方法の場合、高さ調整を行うためには位置決めの
基準となる固定センター55を外して高さ調整シム61
を出し入れしなければならず、その際、固定センター5
5の高さ方向のタオレ、X軸方向の微小なズレ等が発生
し、静的精度を安定させるのが難しく調整に時間を要し
ていた。
な調整方法の場合、高さ調整を行うためには位置決めの
基準となる固定センター55を外して高さ調整シム61
を出し入れしなければならず、その際、固定センター5
5の高さ方向のタオレ、X軸方向の微小なズレ等が発生
し、静的精度を安定させるのが難しく調整に時間を要し
ていた。
【0005】また例えば、図7に示すように、固定セン
ター55とセンタークランプ56で挟持するクランクシ
ャフトCの軸心oから偏心した位置にピン孔pを加工す
るような場合、加工時にタオレδが生じて精度が狂いが
ちになる。従って、加工精度を出すために、予め逆方向
にタオレ分を見込んでクランクシャフトCの軸心oを傾
けて保持する必要があり、この傾き調整はセンターブロ
ック57のX調整シム63にて行うが、結果的にセンタ
ークランプ56と固定センター55のX方向の軸心ズレ
が発生し、加工精度のバラツキの原因となる。そこで、
高さ調整、X軸調整の精度バラツキが少なく、調整手順
が簡単であるとともに、特にワークの軸心の向きを傾け
ても軸心ズレが起きないような調整方法が望まれてい
た。
ター55とセンタークランプ56で挟持するクランクシ
ャフトCの軸心oから偏心した位置にピン孔pを加工す
るような場合、加工時にタオレδが生じて精度が狂いが
ちになる。従って、加工精度を出すために、予め逆方向
にタオレ分を見込んでクランクシャフトCの軸心oを傾
けて保持する必要があり、この傾き調整はセンターブロ
ック57のX調整シム63にて行うが、結果的にセンタ
ークランプ56と固定センター55のX方向の軸心ズレ
が発生し、加工精度のバラツキの原因となる。そこで、
高さ調整、X軸調整の精度バラツキが少なく、調整手順
が簡単であるとともに、特にワークの軸心の向きを傾け
ても軸心ズレが起きないような調整方法が望まれてい
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、請求項1において、加工工具に隣接して固定
台に取り付けられた治具本体と、この治具本体に設けら
れた固定センター及び可動センターを備え、固定センタ
ーと可動センターによってワークの軸心を挟持するよう
にしたワークの位置決め治具において、治具本体を固定
台に固定する際、垂直な揺動軸まわりに揺動させて水平
面内で角度調整可能に止め付けることが出来るように
し、この揺動軸線を固定センターの近傍に配置した。
本発明は、請求項1において、加工工具に隣接して固定
台に取り付けられた治具本体と、この治具本体に設けら
れた固定センター及び可動センターを備え、固定センタ
ーと可動センターによってワークの軸心を挟持するよう
にしたワークの位置決め治具において、治具本体を固定
台に固定する際、垂直な揺動軸まわりに揺動させて水平
面内で角度調整可能に止め付けることが出来るように
し、この揺動軸線を固定センターの近傍に配置した。
【0007】そして、請求項2では、請求項1記載のワ
ークの位置決め治具において、ワークと加工工具の高さ
調整を、前記可動センターの高さ調整シムと加工工具の
高さ調整シムとで行うようにした。また、請求項3で
は、請求項1又は請求項2記載のワークの位置決め治具
において、治具本体を、一対のワークに対応して左右に
分割し、各治具本体に固定センターと可動センターを設
けるとともに、各治具本体を、各固定センター近傍の揺
動軸まわりに揺動させて水平面内で角度調整可能に止め
付け出来るようにした。
ークの位置決め治具において、ワークと加工工具の高さ
調整を、前記可動センターの高さ調整シムと加工工具の
高さ調整シムとで行うようにした。また、請求項3で
は、請求項1又は請求項2記載のワークの位置決め治具
において、治具本体を、一対のワークに対応して左右に
分割し、各治具本体に固定センターと可動センターを設
けるとともに、各治具本体を、各固定センター近傍の揺
動軸まわりに揺動させて水平面内で角度調整可能に止め
付け出来るようにした。
【0008】
【作用】特に水平方向に偏心した位置を加工するため、
予めワークの軸心を傾ける必要がある時は、請求項1の
ように、固定センターと可動センターでワークの軸心を
挟持したまま、治具本体を水平面内で揺動させてワーク
の軸心を傾ける。そして、この揺動中心を、位置決めの
基準となる固定センターの近傍にすることで、X軸方向
の軸ズレを防止する。
予めワークの軸心を傾ける必要がある時は、請求項1の
ように、固定センターと可動センターでワークの軸心を
挟持したまま、治具本体を水平面内で揺動させてワーク
の軸心を傾ける。そして、この揺動中心を、位置決めの
基準となる固定センターの近傍にすることで、X軸方向
の軸ズレを防止する。
【0009】また、高さ方向の調整は請求項2のよう
に、可動センターの高さ調整シムと加工工具の高さ調整
シムで行い、例えば固定センターを基準として可動セン
ターの高さ調整を行った後、治具側の高さに合せて加工
工具の高さ調整を行う。そして調整の基準を固定センタ
ーにすることで精度が保持される。また、請求項3のよ
うに、例えば一対のワークを同時加工するため、位置決
め治具と加工工具が夫々一対設けられるような場合は、
治具本体を分割し、各治具本体を独立に揺動軸まわりに
揺動させて角度調整出来るようにすることで、加工精度
を安定させる。
に、可動センターの高さ調整シムと加工工具の高さ調整
シムで行い、例えば固定センターを基準として可動セン
ターの高さ調整を行った後、治具側の高さに合せて加工
工具の高さ調整を行う。そして調整の基準を固定センタ
ーにすることで精度が保持される。また、請求項3のよ
うに、例えば一対のワークを同時加工するため、位置決
め治具と加工工具が夫々一対設けられるような場合は、
治具本体を分割し、各治具本体を独立に揺動軸まわりに
揺動させて角度調整出来るようにすることで、加工精度
を安定させる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例について添付した図面に基づ
き説明する。ここで図1は固定台上の位置決め治具と加
工工具の全体図、図2は位置決め治具の平面図、図3は
同位置決め治具の正面視による縦断面図、図4は側面視
による部分断面図である。本発明のワークの位置決め治
具は、例えば自動二輪車用エンジンのクランクシャフト
のピン孔を加工する際、ワークとしてのクランクシャフ
トC(図1の二点鎖線)を位置決め保持する治具として
構成され、図1に示すように、固定台1上に設けられて
いる。
き説明する。ここで図1は固定台上の位置決め治具と加
工工具の全体図、図2は位置決め治具の平面図、図3は
同位置決め治具の正面視による縦断面図、図4は側面視
による部分断面図である。本発明のワークの位置決め治
具は、例えば自動二輪車用エンジンのクランクシャフト
のピン孔を加工する際、ワークとしてのクランクシャフ
トC(図1の二点鎖線)を位置決め保持する治具として
構成され、図1に示すように、固定台1上に設けられて
いる。
【0011】すなわち、図1に示すように、固定台1上
には、加工工具としてのスピンドル工具2と、本位置決
め治具3が隣接して配設され、しかもこのスピンドル工
具2と位置決め治具3は、左右一対のクランクシャフト
を同時に加工出来るよう、固定台1上に左右(図1の紙
面垂直方向)に並んで一対設けられている。そして、各
スピンドル工具2、2はNC送りモータ4によって進退
動自在なフィードユニット5、5上に取り付けられてお
り、スピンドルモータ6によって回転駆動させられるよ
うにしている。
には、加工工具としてのスピンドル工具2と、本位置決
め治具3が隣接して配設され、しかもこのスピンドル工
具2と位置決め治具3は、左右一対のクランクシャフト
を同時に加工出来るよう、固定台1上に左右(図1の紙
面垂直方向)に並んで一対設けられている。そして、各
スピンドル工具2、2はNC送りモータ4によって進退
動自在なフィードユニット5、5上に取り付けられてお
り、スピンドルモータ6によって回転駆動させられるよ
うにしている。
【0012】位置決め治具3、3は、それぞれ治具本体
7、7と、この治具本体7、7の上部に取り付けられた
固定センター8、8及びセンターブロック9、9と、こ
のセンターブロック9、9を摺動自在に貫き、進退動機
構10、10によって進退動する可動センターとしての
センタークランプ11、11を備え、前記固定センター
8とセンタークランプ11によって、クンクシャフトC
の軸心をスピンドル軸と平行に挟持出来るようにしてい
る。また、図2に示すように、クランクシャフトCの軸
部C1の一端側は大径部C2とされ、この大径部C2の外
周部を保持出来るよう、固定センター8の左右両側には
一対のクランプ爪12、12が設けられており、このク
ランプ爪12、12は、図4に示すようなクランプ機構
13によって開閉自在にされている。
7、7と、この治具本体7、7の上部に取り付けられた
固定センター8、8及びセンターブロック9、9と、こ
のセンターブロック9、9を摺動自在に貫き、進退動機
構10、10によって進退動する可動センターとしての
センタークランプ11、11を備え、前記固定センター
8とセンタークランプ11によって、クンクシャフトC
の軸心をスピンドル軸と平行に挟持出来るようにしてい
る。また、図2に示すように、クランクシャフトCの軸
部C1の一端側は大径部C2とされ、この大径部C2の外
周部を保持出来るよう、固定センター8の左右両側には
一対のクランプ爪12、12が設けられており、このク
ランプ爪12、12は、図4に示すようなクランプ機構
13によって開閉自在にされている。
【0013】また、スピンドル工具2による穿設加工
は、クランクシャフトCの大径部C2のうち軸心から偏
心した箇所に行うようにしているが、スピンドル工具2
による押圧力を支えるため、加工時には、大径部C2の
裏面側に支え部材14を当接させるようにしている。そ
して、この支え部材14を、進退動機構15(図3)に
よって進退自在にしている。
は、クランクシャフトCの大径部C2のうち軸心から偏
心した箇所に行うようにしているが、スピンドル工具2
による押圧力を支えるため、加工時には、大径部C2の
裏面側に支え部材14を当接させるようにしている。そ
して、この支え部材14を、進退動機構15(図3)に
よって進退自在にしている。
【0014】ところで、左右の治具本体7、7は、図3
に示すように、それぞれ固定センター8、8の下方に位
置する揺動軸16、16まわりに揺動可能とされ、固定
台1に対して水平面内で角度調整可能とされている。す
なわち、治具本体7を揺動軸16まわりに揺動させる
と、保持したクランクシャフトCの軸方向の向きを変化
させることが出来、この際、固定センター8附近は傾き
の中心となるため位置ズレを起こしにくい。このため、
例えば図7に示すような加工時のタオレδを補正するた
め、予めクランクシャフトCの軸心を水平に傾かせるよ
うな時に便利である。また、左右の治具本体7、7をそ
れぞれの揺動軸16、16まわりに揺動させることが出
来るため、例えば治具本体7、7を分割しないで一括し
て揺動させることに較べて、個々のクランクシャフト
C、Cをより精密に角度補正することが出来、軸心ズレ
も生じにくい。
に示すように、それぞれ固定センター8、8の下方に位
置する揺動軸16、16まわりに揺動可能とされ、固定
台1に対して水平面内で角度調整可能とされている。す
なわち、治具本体7を揺動軸16まわりに揺動させる
と、保持したクランクシャフトCの軸方向の向きを変化
させることが出来、この際、固定センター8附近は傾き
の中心となるため位置ズレを起こしにくい。このため、
例えば図7に示すような加工時のタオレδを補正するた
め、予めクランクシャフトCの軸心を水平に傾かせるよ
うな時に便利である。また、左右の治具本体7、7をそ
れぞれの揺動軸16、16まわりに揺動させることが出
来るため、例えば治具本体7、7を分割しないで一括し
て揺動させることに較べて、個々のクランクシャフト
C、Cをより精密に角度補正することが出来、軸心ズレ
も生じにくい。
【0015】また、位置決め治具3とスピンドル工具2
の高さ調整は、図1に示すように、センターブロック9
の高さ調整シム17と、スピンドル工具2の高さ調整シ
ム18で行うようにしている。すなわち、高さ方向の基
準を固定センター8とし、この固定センター8に対して
センターブロック9の高さ調整シム17で調整した後、
治具3側の高さに合せてスピンドル工具2の高さを高さ
調整シム18で調整する。そして、このように固定セン
ター8を基準に高さ調整することで、精密な精度出しが
可能となる。
の高さ調整は、図1に示すように、センターブロック9
の高さ調整シム17と、スピンドル工具2の高さ調整シ
ム18で行うようにしている。すなわち、高さ方向の基
準を固定センター8とし、この固定センター8に対して
センターブロック9の高さ調整シム17で調整した後、
治具3側の高さに合せてスピンドル工具2の高さを高さ
調整シム18で調整する。そして、このように固定セン
ター8を基準に高さ調整することで、精密な精度出しが
可能となる。
【0016】そして、以上のように、すべてを固定セン
ター8基準で位置調整することで、精密な精度出しが可
能となり、しかも特に傾き調整を行う場合、従来であれ
ば固定センター、可動センターを複雑に調整していたも
のが、治具本体7を揺動させるだけで済むため、調整作
業が極めて簡単である。
ター8基準で位置調整することで、精密な精度出しが可
能となり、しかも特に傾き調整を行う場合、従来であれ
ば固定センター、可動センターを複雑に調整していたも
のが、治具本体7を揺動させるだけで済むため、調整作
業が極めて簡単である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明のワークの位置決め
治具は、固定センター附近を中心に治具本体を水平に揺
動させて角度調整出来るようにしたため、特に軸心から
水平に偏心した位置を加工するような場合で、予めワー
クの軸心を傾ける必要がある時に、軸心ズレを起こさな
いで傾けることが出来る。ワークを保持した治具本体ご
と揺動させるので、調整作業が簡単である。また、請求
項2のように、高さ方向の調整も固定センターを基準と
し、可動センターの高さ調整シムと加工工具の高さ調整
シムで行うようにしたため、より精度の高い調整が可能
である。また、請求項3のように、例えば左右一対のワ
ークを同時加工するため、治具と加工工具を夫々一対設
けるような場合は、治具本体を分割してそれぞれ独立に
揺動軸まわりに角度調整出来るようにすれば、加工精度
も安定する。
治具は、固定センター附近を中心に治具本体を水平に揺
動させて角度調整出来るようにしたため、特に軸心から
水平に偏心した位置を加工するような場合で、予めワー
クの軸心を傾ける必要がある時に、軸心ズレを起こさな
いで傾けることが出来る。ワークを保持した治具本体ご
と揺動させるので、調整作業が簡単である。また、請求
項2のように、高さ方向の調整も固定センターを基準と
し、可動センターの高さ調整シムと加工工具の高さ調整
シムで行うようにしたため、より精度の高い調整が可能
である。また、請求項3のように、例えば左右一対のワ
ークを同時加工するため、治具と加工工具を夫々一対設
けるような場合は、治具本体を分割してそれぞれ独立に
揺動軸まわりに角度調整出来るようにすれば、加工精度
も安定する。
【図1】固定台上の位置決め治具と加工工具の全体図
【図2】位置決め治具の平面図
【図3】同位置決め治具の正面視による縦断面図
【図4】側面視による部分断面図
【図5】従来の加工装置の平面図
【図6】従来の加工装置の正面図
【図7】加工時のワークのタオレを説明する平面視図
1…固定台、2…スピンドル工具、3…位置決め治具、
7…治具本体、8…固定センター、11…センタークラ
ンプ、16…揺動軸、17、18…高さ調整シム。
7…治具本体、8…固定センター、11…センタークラ
ンプ、16…揺動軸、17、18…高さ調整シム。
Claims (3)
- 【請求項1】 加工工具に隣接して固定台に取り付けら
れた治具本体と、この治具本体に設けられた固定センタ
ー及び可動センターを備え、前記固定センターと可動セ
ンターによってワークの軸心を挟持するようにしたワー
クの位置決め治具において、前記治具本体を固定台に固
定する際、垂直な揺動軸まわりに揺動させて水平面内で
角度調整可能に止め付けることが出来るようにし、この
揺動軸線を前記固定センターの近傍に配置したことを特
徴とするワークの位置決め治具。 - 【請求項2】 請求項1記載のワークの位置決め治具に
おいて、前記ワークと加工工具の高さ調整は、前記可動
センターの高さ調整シムと加工工具の高さ調整シムとで
行うことを特徴とするワークの位置決め治具。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のワークの位
置決め治具において、前記治具本体は一対のワークに対
応して左右に分割され、各治具本体に固定センターと可
動センターを設けるとともに、各治具本体を、各固定セ
ンター近傍の揺動軸まわりに揺動させて水平面内で角度
調整可能に止め付け出来るようにしたことを特徴とする
ワークの位置決め治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18384695A JP2843004B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ワークの位置決め治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18384695A JP2843004B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ワークの位置決め治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0929578A JPH0929578A (ja) | 1997-02-04 |
JP2843004B2 true JP2843004B2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=16142865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18384695A Expired - Fee Related JP2843004B2 (ja) | 1995-07-20 | 1995-07-20 | ワークの位置決め治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2843004B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114178891B (zh) * | 2021-12-20 | 2022-11-08 | 建湖县八达液压机械有限公司 | 一种液压机械加工用夹具的快速更换装置 |
-
1995
- 1995-07-20 JP JP18384695A patent/JP2843004B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0929578A (ja) | 1997-02-04 |
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