JPS6217A - 安定な活性型ビタミンd3類製剤 - Google Patents

安定な活性型ビタミンd3類製剤

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JPS6217A
JPS6217A JP61018047A JP1804786A JPS6217A JP S6217 A JPS6217 A JP S6217A JP 61018047 A JP61018047 A JP 61018047A JP 1804786 A JP1804786 A JP 1804786A JP S6217 A JPS6217 A JP S6217A
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amino acid
pharmaceutical
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JP61018047A
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Kaoru Nemoto
根本 馨
Kazuo Igusa
井草 一夫
Toshichika Ogasawara
小笠原 利近
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Chugai Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビタミンD3活性化物質である活性型ビタミン
D8類の安定な製剤に関する。
1α、25−ジヒドロキシビタミンD3,1α−ヒドロ
キシビタミンD3などに代表される活性型ビタミンD3
類は腎臓でのビタミンD活性障害による骨病変を伴う血
液透析患者をはじめ、従来のビタミンD剤では治療の困
難であった慢性腎不全、副甲状腺機能低下症、ビタミン
D抵抗性タル病、骨軟化症、未熟児に対してカルシウム
・骨代謝改善効果を有する物質として臨床上広く利用さ
れるようになった。
活性型ビタミンD3類は生理活性が特に強いため1回の
投与量が極めて少量であり、製剤中の含量の均一性およ
び安定性を考慮して中鎖脂肪酸トリグリセライドなどの
油性基剤に溶解し、油性溶液を充填した軟カプセル剤や
、油性液剤などの製剤が汎用されてきた。
しかし、慢性腎不全患者に対しては、血液透析時に直接
血液中に投与できる注射剤の提供が臨床医から強く要望
されており、また、未熟児や乳幼児に投与されている油
性液剤は、不快な油脂の味があるため繰返し投与により
、乳幼児が服用を拒否する例があり問題となっている。
ミルクや果汁類に混合して服用させた場合には油性液剤
のため均一に混合ができす哨乳瓶やコツプの溶装に付着
し、投与量を正確に維持することが困難であり他の製剤
の提供が要望されている。また、脂溶性ビタミンである
活性型ビタミンD3類を各種可溶化剤を用いて可溶化し
た液体製剤や各種賦形剤を用いて錠剤、細粒剤などとし
、安定性を調べた結果常温において短期間で分解し、安
定な製剤を提供することが不可能であった。
本発明者らは、これら事情に鑑み経時的に安定な活性型
ビタミンD3類含有製剤について鋭意研究を重ねた結果
、活性型ビタミンD3類に中性アミノ酸または塩基性ア
ミノ酸を添加すると著しく安定性が向上することを見い
出した。
さらに検討したところ最も効果的なアミノ酸は構造中に
イオウ原子または酸アミド基(−CONHL)を有しな
い中性アミノ酸および塩基性アミノ酸であること。ただ
し塩基性アミノ酸の塩類と、酸性アミノ酸は活性型ビタ
ミンD3類の安定性に否定的な影響を与えるという新知
見を得るに至った。
本発明はこれらの新知見に基づいて完成されたものでイ
オウ原子または酸アミド基を何しない中性アミノ酸また
は塩基性アミノ酸を添加したことを特徴とする活性型ビ
タミンD3類含有製剤である。 本発明において活性型
ビタミンD3類とは1α位に水酸基を有する1α−ヒド
ロキシビタミ7D3.1α、24−ジヒドロキシビタミ
ンD3.1α、25−ジヒドロキシビタミンD3.1α
24.25−トリヒドロキシビタミンD3.26゜27
−へキサフルオロ−1α、25−ジヒドロキシビタミン
D3および1αに水酸基を育しない24−ヒドロキシビ
タミンD3.25−ヒドロキシビタミンD3などが挙げ
られる。
本発明に使用されるアミノ酸としては、アラニン、バリ
ン、プロリン、フェニλレアラニン、トリプトファン、
ロイシン、イソロイシン、グリシン、セリン、などの中
性アミノ酸、リシン、アルギニン、ヒスチジン、などの
塩基性アミノ酸などが挙げられる。また、構造中にこれ
らアミノ酸構造を有する物質、例えばグリシン部分を有
するN−グリシルグリシン、アラニン部分を有するグリ
シルアラニンなどにも安定化効果がみられた。
次に本発明を実施するに当って活性型ビタミンD3類に
対するアミノ酸の添加量は何ら限定されるものではなく
、添加することによって有用な効果を発する割合であれ
ばよく活性型ビタミンD、1類に対しアミノ酸は一般に
は等量〜100,000倍量、特に好ましくは液体製剤
の場合には10〜500倍量、固体製剤の場合には5,
000〜50.000倍量程度でよい。2種以上のアミ
ン酸を組合せて用いることもできる。
本発明を実施するためには液体製剤の場合には活性型ビ
タミンD3類を非イオン性界面活性剤で可溶化し、次い
で安定剤アミノ酸を溶解する。さらに必要に応じて医薬
品に用いられる等張化剤、緩衝剤、矯味剤、芳香剤、保
存剤、pH調整剤、増粘剤等活性型ビタミンD3類の安
定性に影響のないものを適宜添加し、通常の手段に従い
、注射剤、シロップ剤、乳剤、クリーム剤とすることが
できる。
また、本発明は固体製剤にも適用可能であり、活性型ビ
タミンD3類と安定剤アミノ酸の共存方法は、活性型ビ
タミンD3類のアルコール溶液または各種油性溶液を所
要量のアミノ酸と直接混和分散させる方法が最も好まし
く、次いで賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、軟膏基剤
、半割基剤を配合して通常の方法に従い、錠剤、顆粒剤
、散剤、カプセル剤、軟膏剤、半開とすることができる
こうして得られた活性型ビタミンD3類の製剤は極めて
優れた安定性を有するものであり、その具体的な効果を
実施例を挙げて詳記するが、本発明はこれによって限定
されるものではない。
実施例 1 1α−ヒドロキシビタミンD3を1ml中に200μg
含何するアルコール溶液1mlにポリオキシエチレン(
60モル)硬化ヒマシ油誘導体にッコールHCO−60
)20mgを溶解し、安定剤アルギニン40mgおよび
等張化剤ブドウ糖10gを加えて注射用蒸留水で全量を
200m1とした。メンブランフィルタ−にて濾過し、
窒素ガスを通気してアンプルに2mlずつ充填、溶封し
、110℃30分間滅菌して、1α−ヒドロキシビタミ
ンD3を1アンプル中、2μg含有する注射剤を得た。
同様操作で安定剤無添加の試料を作製し、製造直後およ
び加速試験品をHPLCで定量し安定性の比較を行なっ
た。数値は滅菌前の試料中の1α−ヒドロキシビタミン
DJの含有量を100とした場合の残存率である。
実施例 2 1α、25−ジヒドロキシビタミンD、3を1ml中に
100μg含有するアルコール溶液2mlにポリオキシ
エチレン(50モル)硬化ヒマシ油誘導体にツコールH
CO−50)80mgを溶解し、安定剤プロリン60m
gを加えて純水にて全量を400m1とし、ガラス瓶に
20m1充填し、アルゴンガスで置換し、施栓し、1m
l中に1α、25−ジヒドロキシビタミンDJを0.5
μg含有する水剤とした。
実施例1と同様に安定剤無添加の試料を作製し、安定性
の比較を行なった。数値は製造直後の水剤の1α、25
−ジヒドロキシビタミンD、3の含有量を100とした
場合の残存率である。
実施例 3 28.27−ヘキサフルオロ−1α、25−ジヒドロキ
シビタミンD3100μg含有するアルコール溶液5m
lにポリオキシエチレン(100モル)硬化ヒマシ油誘
導体にツコールHCO−100)50mgを溶解し、安
定剤アラニン100mgおよび甘味剤、精製白糖70g
を加えて純水で全量10100Oとし、ガラス瓶に20
m1充填し、窒素ガス置換、施栓、1ml中に26゜2
7−へキサフルオロ−1α、25−ジヒドロキシビタミ
ンD3を0.5μg含有するシロップ剤とした。
実施例1と同様に安定剤無添加の試料を作製し、安定性
の比較を行なった。数値は製造直後の試料中の26.2
7−へキサフルオロ−1α、25−ジヒドロキシビタミ
ンDJの含有量を100とした場合の残存率である。
実施例 4 24−ヒドロキシビタミンD3を1ml中に200μg
含有するアルコール溶液にポリオキシエチレン(80モ
ル)硬化ヒマシ油誘導体にツコールHCO−60)を2
0mg溶解し、安定剤バリンを40mgを加えて蒸留水
にて全量を200m1とした。ガラス瓶に20m1充填
しアルゴンガス置換、施栓し、1ml中に24−ヒドロ
キビタミンD3を1μg含有する水剤とした。実施例1
と同様に安定剤添加の試料を作製し安定性の比較を行な
った。数値は製造直後の試料中の24−ヒドロキシビタ
ミンD3の含有量100とした場合の残存率である。
グリシン200gに1α−ヒドロキシビタミンD3を1
ml当り2μg含有するアルコール溶液50m1を徐々
に加え撹拌混和した後、アルコールを揮散せしめ1g中
に1α−ヒドロキシビタミンD3を0.5μg含有する
散剤を製造した。
グリシンに替えて乳糖を用い同様操作で製した散剤を作
製し、安定性の比較を行なった。数値は製造直後の散剤
中の1α−ヒドロキシビタミンD3の含有量を100と
した場合の残存率である。
実施例 6 ヒスチジン 150gに1α、25−ジヒドロキシビタ
ミンD3を1g当り500gg含有する中鎖脂肪酸トリ
グリセライド溶液10gを均質に混和し、賦形剤として
無水乳糖287.5g滑沢剤ステアリン酸マグネシウム
2.5gを混合し、直径6mmの金型を用いて1錠90
mg中1α。
25−ジヒドロキシビタミンD3を1ggを含をする錠
剤を製造した。
ヒスチジンに替えて、無水乳糖のみを用いて同様操作で
安定剤無添加の錠剤を作製し、安定性の比較を行なった
数値は製造直後の錠剤中の1α、25−ジヒドロキシビ
タミンD、3の含有量を1oOとした場合の残存率であ
る。
実施例 7 フェニルアラニン20gに1α、24.25−トリヒド
ロキシビタミンD3を1g中に10μg含打するポリオ
キシエチレンモノステアレート150gを温時混和し、
日本薬局方マクロゴール軟f330 gを少量ずつ加え
全質均等し1g中に1α、24.25−トリヒドロキシ
ビタミンD3を3μg含有する軟膏剤を製造した。
フェニルアラニンに替えてマンニトールヲ用いて同様操
作で安定剤無添加軟膏を作製し、安定性の比較を行なっ
た。数値は製造直後の軟膏剤中の1α、24.25−ト
リヒドロキシビタミンD、3の含有量を100とした場
合の残存率である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)構造中にイオウ原子、酸アミド基を有するアミノ
    酸および酸性アミノ酸、塩基性アミ ノ酸の塩類を除くアミノ酸を添加してなる 安定な活性型ビタミンD_3類含有製剤。
  2. (2)アミノ酸がアラニン、バリン、プロリン、フェニ
    ルアラニン、トリプトファン、ロイ シン、イソロイシン、グリシン、セリンな どの中性アミノ酸およびリシン、アルギニ ン、ヒスチジンなどの塩基性アミノ酸の中 から選ばれる1種又は2種以上である特許 請求の範囲第1項記載の製剤。
  3. (3)活性型ビタミンD_3類が1α−ヒドロキシビタ
    ミンD_3,1α,24−ジヒドロキシビタミンD_3
    ,1α,25−ジヒドロキシビタミンD_3,1α,2
    4,25−トリヒドロキシビタミンD_3,26,27
    −ヘキサフルオロ−1α,25−ジヒドロキシビ タミンD_3,24−ヒドロキシビタミンD_3,25
    −ヒドロキシビタミンD_3の中から選ばれるものであ
    る特許請求の範囲第1項記 載の製剤。
JP61018047A 1985-02-14 1986-01-31 安定な活性型ビタミンd3類製剤 Pending JPS6217A (ja)

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