JPS62178476A - キヤビンの支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野１ 本発明は、トラックのチルト式キャビン等、キャビンを
車木上に載置して支持するキャビンの支持装置に関する
ものである。

［従来技術１ キャビンをラバークッションによＩ）車体側に支持する
支持構造では、ラバークッションが硬すぎるため、乗心
地が悪い問題がある。

このため、フィルスプリングとダンパを併設した弾性支
持体を車幅方向に伸びる７０−ティングバーの両端部に
設けて、キャビン底部のフロント＋１ｔ１１　、　　リ
ヤ側の計４点を支持するようにした、所謂フル７０−テ
ィングタイプの支持構造が提案されている（実開昭５９
−１６９２７７号公報参照）。

かかる構造では、確かにキャビンを好ましい弾性で支持
することができるが、逆にフロント側の上下方向の振巾
やキャビンの左右方向への振１４１が大きくなりすぎ、
これに対処するためには、例えば゛ステアリングシャフ
トの軸方向のストロークを拡大したり、チルト機構に関
してトーションバーを用いたちのから油圧駆動のチルト
シリングを備えたものに変更する等、従来構造の大＋ｊ
Ｊな見直しか必要となるといった問題がある。

［発明の目的１ 本発明の目的は、従来構造の大巾な変更を要することな
く、上下方向の変位に対しては比較的小さな弾性で、か
つ車幅方向の変位に対しては比較的高い剛性を示すよう
なキャビンの支持装置を提供することである。

［発明の構成］ このため、本発明は、キャビンのリヤ側を支持する車体
側支持部材に一端が連結され、他端がラバーブツシュを
介して車体側に連結されたラテラルリンクを設けるとと
もに、一端が車体側に連結され、他端がラテラルリンク
側に連結されたダンパな設け、かつ、上記ラバーブツシ
ュとしては、キャビンの上下方向の変位を軸廻ｉ）のね
しれによって受合う構造としたキャビンの支持装置を提
供するものである。

［発明の効果］ 本発明によれば、キャビンの上下方向の変位はラバーブ
ツシュのねヒれで柔軟に受合うことができる一方、車幅
方向の変位やローリングに対しては、ラバーの圧縮で比
較的剛に受合うことができることになり、全体として乗
心地を向上することができる。

ホな、本発明によれば、車体側支持部材１こ対し、ラテ
ラルリンク、ラバーブツシュお上びダンパを設けるだけ
でよいので、支持装置の構造を簡単化。

小型化することができ、かつ、安価に製作できるといっ
た効果を得ることができる。

［実施例１ 以下、本発明の実施例を添付の図面を参照しながら具体
的に説明する。

第１図に示す支持構造は、第２図に示すようなチルト式
キャビン１を備えた自動車（こおいて、キャビン１のリ
ヤ＠１で、かつ、左Ｉｌ＋（走行方向にみて）の支持構
造を示すものである。

第１図に示すように、キャビン側ブラケット２をストッ
パラバー３，３を介して受合ってキャビン（１）を支持
するキャブマウント部材４は、中央部にキャビン側ブラ
ケット２の底部１こ明けられた開口２ａから上向きに突
出する係止部５を備えており、この係止部５にキャビン
（１）側からフック６を係合させることにより、キャビ
ン（１）側と相互に結合される。よく知られているよう
に、７ツク６を外せば、キャビン（１）をチルト捏作す
ることができる。

上記のキャブマウント部材４は、車幅方向に略水平に伸
びるラテラルリンク７によって、車体の前後方向に伸び
るサイドフレーム８に固定した車体側ブラケット９に連
結される。このラテラルリンク７は、一端７ａがヒンジ
ピン１０によってキャブマウンＹ部゛材４に連結され、
他端７ｂは、ラバーブツシュ１１によって車体側ブラケ
ット９の車幅方向の壁面上部に連結されている。このラ
バーブツシュ１１は、よく知られているように、外筒１
１ａ　と内筒１１１〕との間に肉厚のラバーｌｉｅを介
在させたちのであって、外筒１．１ａはラテラルリンク
７に結合し、内筒】１）」は車体側ブラケット９側に取
付は支持される。

また、車体側ブラケット９の車幅方向の壁面下部に一端
１３ａがピン１２に上って連結されたオイルダンパ１３
は、他端１３ｔ＋がラテラルリンク７の中間部に設けた
取付用ブラケッ）７ｃに連結され、ラテラルリンク７の
揺動に対し、ダンピング作用を与える。

上記ラバーブツシュ１１は、その軸方向が車体の前後方
向となるように取付けてあり、したがって、キャビン（
１）の上下方向の変位に伴ってラテラルリンク７が揺動
すると、ラバーブツシュ１１は軸廻りのねじれによって
この揺動を受合うようになっている。

また、ラテラルリンク７のラバーブツシュ１１に近い部
分の上、下には、リバウンドストッパラバー１４および
バンブストッパラバー１５を夫々固定して取付け、これ
らストッパラバー１４．１５に対し、車体側ブラケット
９側には、上部ストッパ１６と下部ストッパ１７とを設
ける。この上部ストッパ１６は、リバウンドストッパラ
バー１４を当止めて、リバウンド方向の最大ストローク
を規制し、下部ストッパ１７は、バンブストッパラバー
１５を当止めることによってバンブ方向の最大ストロー
クを規制する。

上記の構成とすれば、キャビン（１）のリバウンド方向
、バンプ方向の変位は、ラテラルリンク７を介してラバ
−ブツシュ１１のねしれによって受合うことができ、ラ
バーのねしれによるバネ定数は比較的小さくすることが
できるので、上記両方向の変位は柔軟に対応することが
できる。

一方、キャビン（１）の車幅方向やロール等、ラテラル
リンク７の軸方向に作用する力は、ラバーブツシュ１１
のラバ一部の径方向の圧縮によって受合われるので、こ
の方向の変位に対してはバネ定数を高くすることができ
、極力横方向の変位を抑え込むことができる。

また、上記のように、ラテラルリンク７のリバウンド、
バンプ両方向の最大ストロークを規制する手段を設けて
おけば、必要以上のリバウンド。

バンプを規制することができるので、ラバーブツシュ１
１のねじれによるバネ定数を低い値としたときに生起さ
れうる大きな変位は確実に防止することができる。

なお、上記実施例では、ダンパ１３をラテラルリンク７
の中間部に連結したが、キャブマウント部材・を側のヒ
ンン゛ピン１０にラテラルリンク７の一端７ａと一緒に
連結するようにしてもよい。

さらに、ラテラルリンク７の一端７ａをラバーブツシュ
１１を介してキャブマウント部材４に連結するようにし
てもよい。

また、上記の実施例では、キャビンのリヤ側の支持構造
について説明したが、フロント側の支持構造は、従来通
すラバーストッパで支持するようにしてもよく、上記リ
ヤ側支持構造と本質的に同じ構造の支持構造を採用して
もよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例にかかるキャビンリヤ側の支持
構造の要部を示す要部背面図、第２図は本発明の適用対
象である自動車の側面図である。 １・・・キャビン、　　２・・・キャビン側ブラケット
、４・・・キャブマウント部材、 ７・・・ラテラルリンク、　　　８・・・サイドフレー
ム、９・・・車体側ブラケット、１１・・・ラバーブツ
シュ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）キャビンのリヤ側の部材が載置される車体側支持
   部材と、車体の幅方向に略水平に伸び、一端が車体側支
   持部材に連結され、他端が車体側にラバーブッシュを介
   して連結されたラテラルリンクと、一端が車体側に連結
   され、他端がラテラルリンクの上下方向の変位を減衰さ
   せるようにラテラルリンク或いは車体側支持部材に連結
   されたダンパとが備えられ、キャビンの上下方向の変位
   がラテラルリンクを介して上記ラバーブッシュの軸廻り
   のねじれによって受合われるようになっていることを特
   徴とするキャビンの支持装置。