JPS6154629B2 - - Google Patents

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JPS6154629B2
JPS6154629B2 JP54024419A JP2441979A JPS6154629B2 JP S6154629 B2 JPS6154629 B2 JP S6154629B2 JP 54024419 A JP54024419 A JP 54024419A JP 2441979 A JP2441979 A JP 2441979A JP S6154629 B2 JPS6154629 B2 JP S6154629B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cab
tail
spring
front suspension
suspension system
Prior art date
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Expired
Application number
JP54024419A
Other languages
English (en)
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JPS55119570A (en
Inventor
Yoshiaki Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPS55119570A publication Critical patent/JPS55119570A/ja
Publication of JPS6154629B2 publication Critical patent/JPS6154629B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本考案はテイルトキヤブオーバ型車両におい
て、キヤブ前部を車体フレーム上に懸架するキヤ
ブフロント懸架装置に関する。
上記テイルトキヤブオーバ型車両にあつては、
常時即ちキヤブの運転位置では第1図に示す如
く、車体フレーム1上に装備されたトーシヨンバ
ーアーム2又はコイルスプリング2′(斜線に示
す)等のテイルト用スプリングを介してキヤブ前
部を懸架している。
そして、キヤブ3のテイルト時には、キヤブ3
とフレーム1とを常時ロツクする図示しないロツ
ク部材を解除すると、前記テイルト用スプリング
の弾性付勢力により、キヤブ3がテイルトヒンジ
部4を中心として前方に相当量テイルト回転する
ため、開放されたキヤブ3後端部の底壁又は底壁
に固定された把手に手を掛けて容易にテイルト操
作を完了することができるようになつている。
この場合、キヤブ3のテイルト操作を容易にす
るため、テイルト用スプリングの弾性力FTによ
るキヤブ3のテイルト回転方向のモーメントは、
キヤブ3の自重による逆向きのモーメントに対し
て同等あるいはそれ以上であるように設定されて
いる。
今、この2つのモーメントを同等と考えた場
合、テイルト用スプリングの弾性力FTとキヤブ
重心Gに作用するキヤブの自重Wの大小関係は、
テイルトヒンジ部からこの2つの力の作用点まで
の距離の大小関係に反比例する。一般に、テイル
ト用スプリングの弾性力の作用点はテイルトヒン
ジ部とキヤブ自重作用線の間に位置するため、2
つの力関係は弾性力FTの方がキヤブ自重Wより
大となる。
キヤブ3をより容易にテイルトするには、さら
に弾性力FTを大きくする必要がある。
この2つの力とテイルトヒンジ部でのキヤブ支
持力をキヤブ後部支持部に関してモーメントつり
あいとして考えると、キヤブはテイルト用スプリ
ングにより上方に付勢されており、これによりフ
レーム側のテイルトヒンジ部も上方に強い力で付
勢される。
テイルトヒンジ部は一般に第2図に示すように
構成されている。即ち、フレーム1に固定された
ヒンジブラケツト5には内外2重金属筒6A,6
B間にラバーブツシユ6Cを介装して形成される
軸受6が嵌挿されており、この軸受6及びキヤブ
3底壁に固定されたヒンジブラケツト7にボルト
状のヒンジピン8が貫通取付されてナツト締めさ
れた構成となつている。
従つて、キヤブ3の運転位置においては、前記
したようにテイルト用スプリングによりヒンジピ
ン8がキヤブ方向即ち図示上方向に付勢されるた
め、該ヒンジピン8とフレーム側ヒンジブラケツ
ト5上部との間に挟まれた軸受6のラバーブツシ
ユ6C上部が強い圧縮力を受ける。
ラバーブツシユ6Cは、フレーム1からキヤブ
3へ伝達する振動を吸収するため設けられている
が、従来では前記の如く常時加えられる強い圧縮
力に対処するためバネ定数の大きなものを使用す
る必要があり、従つて、フレームからキヤブに伝
達される高周波振動、騒音は絶縁できても乗心地
に関係する低周波振動、騒音を充分に絶縁するこ
とは困難であつた。
本発明はかかる従来の欠点に鑑み為されたもの
で、前記テイルト用スプリングと該テイルト用ス
プリングの付勢力に抗してキヤブをテイルトヒン
ジ部に付勢させるバランス用スプリングとの釣合
によつてキヤブ前部を懸架するように構成したキ
ヤブオーバ型車両のキヤブフロント懸架装置を提
供するものである。
以下に本発明の具体的な実施例を図面に基づい
て説明する。
第3図において、フレーム1に固定され、テイ
ルトヒンジを構成する部材の一つであるブラケツ
ト11にはテイルト用スプリングとしてのトーシ
ヨンバー2の支軸部が貫通支持され、該トーシヨ
ンバー2のアーム部2aの作用端が常時はキヤブ
3底壁をテイルト回転方向に弾力付勢して懸架す
ることは従来同様である。
又、前記ブラケツト11には前端部にテイルト
ヒンジを構成する部材の一つであるヒンジピン1
3が固定してある。一方、キヤブ3底壁に固定さ
れたブラケツト12にはアーム14の後端部を回
動自由に軸支し、該アーム14の前端部を前記ヒ
ンジピン13に回動自由に軸支させる。このよう
にしてテイルトヒンジを構成する部材の一つであ
るヒンジピン13に連結されたアーム14の前端
部即ちヒンジピンの軸受部とキヤブ3側のブラケ
ツト12との間にバランス用スプリング15(コ
イルスプリング)を付勢取付する。該バランス用
スプリング15は、トーシヨンバー2の付勢力に
よつて引張し、トーシヨンバー2の付勢力に抗し
てキヤブ3をテイルトヒンジ部方向に付勢するよ
うにバネ定数を設定してある(第3図Bはキヤブ
3装着前の状態を示してある)。
従つて、キヤブ3前部は、トーシヨンバー2と
バランス用スプリング15とが釣り合つて形成さ
れる柔かいバネ定数をもつた懸架機構によつて懸
架されるため、フレーム1からキヤブ3への振動
伝達、特に乗心地に関係する低周波走行振動の伝
達を充分効果的に遮断して乗心地を著しく改善で
き、かつ、バランス用スプリング15はテイルト
回転中心となるテイルトヒンジ部に付勢力を作用
させるから、テイルト用スプリングのテイルト機
能には影響を与えることなく従来同様のテイルト
操作機能を確保できる。
第4図は別の実施例を示し、キヤブ固定側のブ
ラケツト12にアーム16の中間部を揺動自由に
軸支させ、該アーム16の後端部とキヤブ底壁と
の間にバランス用スプリング17を取り付け、こ
のスプリング17を圧縮状態にしてアーム16前
端部をフレーム固定側のヒンジピン13に回動自
由に軸支して取り付けてある(但し、Aはキヤブ
装着後、Bはキヤブ装着前の状態を示す)。
かかる構成においてもバランス用スプリング1
7の弾性復元力によつてキヤブ3をテイルトヒン
ジ部方向に付勢させるから前記実施例同様トーシ
ヨンバー2とバランス用スプリング17との釣合
により柔かなバネ定数の懸架機構が得られる。
特にこの場合には、アーム16の前端ヒンジピ
ン軸受部からブラケツト12との軸支部及びバラ
ンス用スプリング17係合部までのレバー比を適
当な値に調節することによつてバランス用スプリ
ング17の僅かな伸縮作用でフレーム1とキヤブ
3との大きな相対移動を許容できるので、バラン
ス用スプリング17のキヤブ装着による自然状態
での初期変位量を小さくすることができ、第1の
実施例に比べてより柔らかなバネ定数をもつ懸架
機構を得ることができる。
さらに、第5図(第4図Aの要部拡大図)に示
すように、アーム16又はフレーム固定側ブラケ
ツト11に一体成形成した突出部18と、キヤブ
固定側ブラケツト12との間にダンパ部材19を
介装取付すれば、フレーム1とキヤブ3との相対
振動は短時間で減衰し乗心地を向上することがで
き、運転者の疲労低減につながる。ダンパ部材同
様に横ゆれ規制機構としてアンチロールバー2
2,アンチロールバーロツド23を取り付けるこ
とによりキヤブ3の横揺れ規制に役立つ。又、一
対のストツパラバー20はアーム16の上下運動
を規制するものである。即ち、キヤブ3の過大な
振動振幅を抑制し、又、キヤブ3のテイルト時に
はトーシヨンバーとバランス用スプリングの力の
不釣合によるキヤブ3の不自然な変位を規制す
る。さらにアーム16とバランス用スプリング1
7とを図示の如くねじ21を介して係合し、該ね
じ21の回転によりキヤブ3の車高を調整するこ
ともできる。
又、以上の実施例では、フレーム固定側ブラケ
ツトにヒンジピンを固定してアームを軸支する構
成としたが、この反対に、フレーム固定側ブラケ
ツトに軸受部を設け、アーム先端部にヒンジピン
を突出形成して連結する構成としてよいことは勿
論であり、かつ、軸受部を従来同様ラバーブツシ
ユを介装した軸受部材で構成してもよいことも勿
論である。
さらに、テイルト用スプリングとしてトーシヨ
ンバーの代りにコイルスプリングを使用したもの
に適用できることはいうまでもない。
本発明は以上説明したように、キヤブ前部をテ
イルト回転方向に付勢するテイルト用スプリング
と該テイルト用スプリングとは逆向きにテイルト
ヒンジ部に付勢するバランス用スプリングとの釣
合状態で懸架するように構成したから、フレーム
とキヤブとの相対動きを大きく許容してフレーム
からキヤブへの振動伝達特に低周波振動の伝達を
効果的に遮断し、キヤブの乗心地を向上させひい
ては疲労低減につながるものである。しかも、バ
ランス用スプリングはテイルトヒンジ部に付勢力
を作用させるから、テイルト用スプリングのテイ
ルト機能にも影響を与えることなく従来同様のテ
イルト操作性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のキヤブフロント懸架装置の全体
構成を示す側面図、第2図は第1図のテイルトヒ
ンジ部正面拡大断面図、第3図は本考案の1実施
例を示す全体構成図で、Aはキヤブ装着後、Bは
キヤブ装着前の状態を示す。第4図は本考案の他
の実施例を示す全体構成図でAはキヤブ装着後、
Bはキヤブ装着前の状態を示す。第5図は第4図
Aの要部拡大図である。 1……フレーム、2……トーシヨンバー、3…
…キヤブ、12……キヤブ側ブラケツト、11…
…フレーム側ブラケツト、13……ヒンジピン、
14,16……アーム、15,17……バランス
用スプリング。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テイルトキヤブオーバ型車両のキヤブ前部を
    テイルト回転方向に付勢するテイルト用スプリン
    グを介して車体フレーム上に懸架するキヤブフロ
    ント懸架装置において、キヤブを該キヤブに揺動
    自由に軸支されたアームを介してテイルトヒンジ
    に枢支する一方、キヤブを前記テイルト用スプリ
    ングの付勢力に抗してテイルトヒンジ部近傍に付
    勢するバランス用スプリングを、キヤブとテイル
    トヒンジを構成する部材又はそれに連結された部
    材との間に配設し、前記テイルト用スプリングと
    バランス用スプリングとの釣り合い状態でキヤブ
    前部を懸架するように構成したことを特徴とする
    テイルトキヤブオーバ型車両のキヤブフロント懸
    架装置。 2 テイルト用スプリングはトーシヨンバー又は
    コイルスプリングである特許請求の範囲第1項記
    載のテイルトキヤブオーバ型車両のキヤブフロン
    ト懸架装置。 3 バランス用スプリングは、一端部がキヤブ側
    に回動自由に軸支されたアームのフレーム側のテ
    イルトヒンジを構成する部材に回動自由に軸支さ
    れた他端部と、キヤブとの間に引張状態に付勢取
    付されてなる特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載のテイルトキヤブオーバ型車両のキヤブフロン
    ト懸架装置。 4 バランス用スプリングは、キヤブ側固定部材
    に中間部を摺動自由に軸支されたアームの一端部
    とキヤブとの間に圧縮状態に付勢取付され、前記
    アームの他端部がフレーム側のテイルトヒンジを
    構成する部材に回動自由に軸支されてなる特許請
    求の範囲第1項又は第2項記載のテイルトキヤブ
    オーバ型車両のキヤブフロント懸架装置。 5 キヤブとフレームとの間にダンパ部材を介装
    されてなる特許請求の範囲第1項〜第4項のいず
    れかに記載のテイルトキヤブオーバ型車両のキヤ
    ブフロント懸架装置。 6 キヤブとフレームとの間に横ゆれ規制機構を
    介装されてなる特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いずれかに記載のテイルトキヤブオーバ型車両の
    キヤブフロント懸架装置。
JP2441979A 1979-03-05 1979-03-05 Cab front suspension for tilt cabover Granted JPS55119570A (en)

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JPS55119570A JPS55119570A (en) 1980-09-13
JPS6154629B2 true JPS6154629B2 (ja) 1986-11-22

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