JPS646323Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS646323Y2 JPS646323Y2 JP1983041758U JP4175883U JPS646323Y2 JP S646323 Y2 JPS646323 Y2 JP S646323Y2 JP 1983041758 U JP1983041758 U JP 1983041758U JP 4175883 U JP4175883 U JP 4175883U JP S646323 Y2 JPS646323 Y2 JP S646323Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bushing
- rubber
- bracket
- radius
- vehicle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 241001247986 Calotropis procera Species 0.000 claims description 21
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 4
- 229920001875 Ebonite Polymers 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 3
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 3
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- 239000011800 void material Substances 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000001010 compromised effect Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車両のラジアスロツドブツシユ構造の
改良に関する。
改良に関する。
車両の乗心地性と操縦安定性の面でサスペンシ
ヨンのラジアスロツドブツシユのばね特性は重要
な要素となつている。
ヨンのラジアスロツドブツシユのばね特性は重要
な要素となつている。
従来のラジアスロツド107の車体側への連結
は第3図に示す如くラバーブツシユ113,11
3を介して行なわれており、各ラバーブツシユ1
13の内部には空隙部V′が形成されていた。而
して低い荷重が作用、各ブツシユ113が空隙部
V′を埋め尽くすに至らない場合は、各ブツシユ
113は剪断変形し、該ブツシユ113は十分低
いばね定数を示し、乗心地性向上に寄与するが、
一旦大荷重が作用すると空隙部V′は各ブツシユ
113の弾性変形によつて埋め尽くされ、その後
は各ブツシユ113は高い圧縮応力を負担し、一
種の剛体として機能するため、乗心地性が極端に
悪化する。
は第3図に示す如くラバーブツシユ113,11
3を介して行なわれており、各ラバーブツシユ1
13の内部には空隙部V′が形成されていた。而
して低い荷重が作用、各ブツシユ113が空隙部
V′を埋め尽くすに至らない場合は、各ブツシユ
113は剪断変形し、該ブツシユ113は十分低
いばね定数を示し、乗心地性向上に寄与するが、
一旦大荷重が作用すると空隙部V′は各ブツシユ
113の弾性変形によつて埋め尽くされ、その後
は各ブツシユ113は高い圧縮応力を負担し、一
種の剛体として機能するため、乗心地性が極端に
悪化する。
そこで、各ブツシユ113の硬度を下げてこれ
のばね定数を低く設定すると、空隙部V′を埋め
るまでの各ブツシユ113の弾性変形量が許容し
難い程大きくなり、操縦安定性を損なうという不
具合がある。
のばね定数を低く設定すると、空隙部V′を埋め
るまでの各ブツシユ113の弾性変形量が許容し
難い程大きくなり、操縦安定性を損なうという不
具合がある。
本考案は斯かる不都合を有効に解消すべく成さ
れたもので、その目的とする処は、低荷重時のば
ね定数を従来のものより十分低く設定して乗心地
性向上を図るとともに、高荷重時の変位を適正な
値に保持して操縦安定性の低下を防ぐようにした
車両のラジアスロツドブツシユ構造を提供するに
ある。
れたもので、その目的とする処は、低荷重時のば
ね定数を従来のものより十分低く設定して乗心地
性向上を図るとともに、高荷重時の変位を適正な
値に保持して操縦安定性の低下を防ぐようにした
車両のラジアスロツドブツシユ構造を提供するに
ある。
斯かる目的を達成すべく本考案は、車体側に固
定されるブラケツトと、該ブラケツトを挟む一対
のラバーブツシユとを同軸上に配置するとともに
ラジアスロツドの一端部を挿通し、前記ラバーブ
ツシユを介して前記ラジアスロツドを前記ブラケ
ツトに連結した車両のラジアスロツドブツシユ構
造において、ラバーブツシユを前記ブラケツト側
に凹部を有する前記軸方向断面が略ハの字状部材
とし、このラバーブツシユの凹部内側に画成され
る空隙部に、前記軸方向の断面積が該空隙部より
小さく、且つ前記ラバーブツシユより硬度の高い
別のラバーブツシユを介設したことをその要旨と
する。
定されるブラケツトと、該ブラケツトを挟む一対
のラバーブツシユとを同軸上に配置するとともに
ラジアスロツドの一端部を挿通し、前記ラバーブ
ツシユを介して前記ラジアスロツドを前記ブラケ
ツトに連結した車両のラジアスロツドブツシユ構
造において、ラバーブツシユを前記ブラケツト側
に凹部を有する前記軸方向断面が略ハの字状部材
とし、このラバーブツシユの凹部内側に画成され
る空隙部に、前記軸方向の断面積が該空隙部より
小さく、且つ前記ラバーブツシユより硬度の高い
別のラバーブツシユを介設したことをその要旨と
する。
以下に本考案の好適一実施例を添付図面に基づ
いて詳述する。
いて詳述する。
第1図は車両の前輪懸架系の一部破断平面図、
第2図は本考案に係るラジアスロツドブツシユ構
造を示す破断平面図(第1図A部の拡大詳細図)
である。
第2図は本考案に係るラジアスロツドブツシユ構
造を示す破断平面図(第1図A部の拡大詳細図)
である。
第1図に示す前輪懸架装置は所謂ダブルウイツ
シユボーン型のものであり、前輪1は車体に上下
揺動自在に枢着されたアツパーアーム2とロアー
アーム3間に架設されるナツクルアーム4に回転
自在に支承されており、これは駆動軸5によつて
回転駆動せしめられる。そして、ナツクルアーム
4には操舵系を構成するタイロツド6の一端が連
結されている。
シユボーン型のものであり、前輪1は車体に上下
揺動自在に枢着されたアツパーアーム2とロアー
アーム3間に架設されるナツクルアーム4に回転
自在に支承されており、これは駆動軸5によつて
回転駆動せしめられる。そして、ナツクルアーム
4には操舵系を構成するタイロツド6の一端が連
結されている。
又前記ロアーアーム3には斜め前後方向に配さ
れるラジアスロツド7、スタビライザ8の一端が
夫々連結されている。
れるラジアスロツド7、スタビライザ8の一端が
夫々連結されている。
ところで、上記ラジアスロツド7の他端は第2
図に示す如きブツシユ構造を介して車体側に連結
支持されている。即ち、第2図において9,9は
車体フレーム10に固着された椀状のブラケツト
であり、ラジアスロツド7の端部はブラケツト
9,9を挿通しており、これにはスリーブ11に
て所定間隔を保つ座金12,12が挿通してい
る。
図に示す如きブツシユ構造を介して車体側に連結
支持されている。即ち、第2図において9,9は
車体フレーム10に固着された椀状のブラケツト
であり、ラジアスロツド7の端部はブラケツト
9,9を挿通しており、これにはスリーブ11に
て所定間隔を保つ座金12,12が挿通してい
る。
そして、夫々の座金12,12とブラケツト
9,9間には、ラバーブツシユ13,13が介在
し、座金12,12、ブラケツト9,9及びラバ
ーブツシユ13,13は同軸上に配列することと
なる。
9,9間には、ラバーブツシユ13,13が介在
し、座金12,12、ブラケツト9,9及びラバ
ーブツシユ13,13は同軸上に配列することと
なる。
ラバーブツシユ13,13は、ブラケツト9,
9側に凹部を有し、前記軸方向の断面が略ハの字
状を成しており、ラバーブツシユ13,13の凹
部により画成されるリング状の空隙部V、Vに
は、ラバーブツシユ13,13よりも硬度の高い
リング状ラバーブツシユ14,14が介設され
る。
9側に凹部を有し、前記軸方向の断面が略ハの字
状を成しており、ラバーブツシユ13,13の凹
部により画成されるリング状の空隙部V、Vに
は、ラバーブツシユ13,13よりも硬度の高い
リング状ラバーブツシユ14,14が介設され
る。
また、リング状ラバーブツシユ14,14は、
前記軸方向の断面積が空隙部V、Vよりも小さ
く、従つて図示の如く、リング状ラバーブツシユ
14,14を介設した状態で空隙部V、Vは残存
することとなる。尚前記ラバーブツシユ13,1
3の硬度は従来のものよりも十分低いものとす
る。
前記軸方向の断面積が空隙部V、Vよりも小さ
く、従つて図示の如く、リング状ラバーブツシユ
14,14を介設した状態で空隙部V、Vは残存
することとなる。尚前記ラバーブツシユ13,1
3の硬度は従来のものよりも十分低いものとす
る。
以上においてラジアスロツド7はこれの端部に
螺合するナツト15を締め付けることにより、ラ
バーブツシユ13,13,14,14を介して車
体側に弾性支持される。
螺合するナツト15を締め付けることにより、ラ
バーブツシユ13,13,14,14を介して車
体側に弾性支持される。
而してラジアスロツド7に作用する荷重が低い
間は硬度の低いラバーブツシユ13,13は残存
する空隙部V、Vへ剪断変形し、これらは十分低
いばね定数を示し、外部から加わる振動を有効に
遮断し、乗心地性向上に寄付する。
間は硬度の低いラバーブツシユ13,13は残存
する空隙部V、Vへ剪断変形し、これらは十分低
いばね定数を示し、外部から加わる振動を有効に
遮断し、乗心地性向上に寄付する。
一方、ラジアスロツド7が高荷重を受けた場合
は、ラバーブツシユ13,13の剪断変形によ
り、残存する空隙部V、Vが埋め尽くされるた
め、この荷重は硬度の高いラバーブツシユ14,
14でその大部分が受けられ、しかもこれらラバ
ーブツシユ14,14の弾性変形は小さく、これ
らは一種のストツパとして機能するため、ラジア
スロツド7の変位は一定値以内に抑えられ、従つ
て高荷重時でも操従安定性が害されることはな
い。
は、ラバーブツシユ13,13の剪断変形によ
り、残存する空隙部V、Vが埋め尽くされるた
め、この荷重は硬度の高いラバーブツシユ14,
14でその大部分が受けられ、しかもこれらラバ
ーブツシユ14,14の弾性変形は小さく、これ
らは一種のストツパとして機能するため、ラジア
スロツド7の変位は一定値以内に抑えられ、従つ
て高荷重時でも操従安定性が害されることはな
い。
このようにラバーブツシユ13,13の硬度を
下げて低荷重時の乗心地性向上を図つても、これ
らブツシユ13,13の大荷重時の変形はストツ
パとして機能する別のラバーブツシユ14,14
にて抑制されるため、操従安定性が損なわれるこ
とがなく、乗心地性向上と操従安定性の低下防止
を両立させることができる。
下げて低荷重時の乗心地性向上を図つても、これ
らブツシユ13,13の大荷重時の変形はストツ
パとして機能する別のラバーブツシユ14,14
にて抑制されるため、操従安定性が損なわれるこ
とがなく、乗心地性向上と操従安定性の低下防止
を両立させることができる。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、ラ
ジアスロツドの一端部をラバーブツシユを介して
車体側に連結するとともに、該ラバーブツシユの
画成する空隙部に硬度の高いラバーブツシユを介
設し、更にこの高硬度のラバーブツシユを介設し
た状態で空隙部が残存するようにしたため、低荷
重時のばね定数を十分小さく設定して乗心地性向
上を図ることができ、又高荷重時の変形変位を適
正な値に保持して操従安定性の低下を防ぐことが
できる。
ジアスロツドの一端部をラバーブツシユを介して
車体側に連結するとともに、該ラバーブツシユの
画成する空隙部に硬度の高いラバーブツシユを介
設し、更にこの高硬度のラバーブツシユを介設し
た状態で空隙部が残存するようにしたため、低荷
重時のばね定数を十分小さく設定して乗心地性向
上を図ることができ、又高荷重時の変形変位を適
正な値に保持して操従安定性の低下を防ぐことが
できる。
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は車両の前輪懸架系の一部破断平面図、第2図は
本考案に係るラジアスロツドブツシユ構造を示す
破断平面図(第1図A部の拡大詳細図)、第3図
は従来例に係るラジアスロツドブツシユ構造を示
す破断平面図である。 尚図面中7はラジアスロツド、9はブラケツ
ト、10は車体フレーム、13,14はラバーブ
ツシユ、Vは空隙部である。
は車両の前輪懸架系の一部破断平面図、第2図は
本考案に係るラジアスロツドブツシユ構造を示す
破断平面図(第1図A部の拡大詳細図)、第3図
は従来例に係るラジアスロツドブツシユ構造を示
す破断平面図である。 尚図面中7はラジアスロツド、9はブラケツ
ト、10は車体フレーム、13,14はラバーブ
ツシユ、Vは空隙部である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 車体側に固定されるブラケツトと、該ブラケツ
トを挟む一対のラバーブツシユとを同軸上に配置
するとともにラジアスロツドの一端部を挿通し、
前記ラバーブツシユを介して前記ラジアスロツド
を前記ブラケツトに連結した車両のラジアスロツ
ドブツシユ構造において、 前記ラバーブツシユを前記ブラケツト側に凹部
を有する断面略ハの字状部材とし、 前記ラバーブツシユの凹部内側に画成される空
隙部に、前記軸方向の断面積が該空隙部より小さ
く、且つ前記ラバーブツシユより硬度の高い別の
ラバーブツシユを介設したことを特徴とする車両
のラジアスロツドブツシユ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175883U JPS59146202U (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 車両のラジアスロツドブツシユ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4175883U JPS59146202U (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 車両のラジアスロツドブツシユ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59146202U JPS59146202U (ja) | 1984-09-29 |
JPS646323Y2 true JPS646323Y2 (ja) | 1989-02-17 |
Family
ID=30172325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4175883U Granted JPS59146202U (ja) | 1983-03-23 | 1983-03-23 | 車両のラジアスロツドブツシユ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59146202U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101358627A (zh) * | 2007-08-01 | 2009-02-04 | 黄潭城 | 弹性体结构 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57128502U (ja) * | 1981-02-05 | 1982-08-11 |
-
1983
- 1983-03-23 JP JP4175883U patent/JPS59146202U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59146202U (ja) | 1984-09-29 |
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