JPS62172057A - ポリフエニレンスルフイド樹脂組成物 - Google Patents

ポリフエニレンスルフイド樹脂組成物

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JPS62172057A
JPS62172057A JP1250686A JP1250686A JPS62172057A JP S62172057 A JPS62172057 A JP S62172057A JP 1250686 A JP1250686 A JP 1250686A JP 1250686 A JP1250686 A JP 1250686A JP S62172057 A JPS62172057 A JP S62172057A
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裕和 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、耐衝撃性の改良されたポリフェニレンスルフ
ィド樹脂組成物に関するものであり、更に詳しくは、特
定のポリフェニレンスルフィド樹脂にα−オレフィン系
共重合体を含有せしめることにより耐@撃性の改良され
たポリフェニレンスルフィド樹脂組成物に関するもので
おる。
〈従来の技術〉 従来、耐衝撃性の改善されたポリフェニレンスルフィド
樹脂組成物としては、特開昭59−207921号公報
に、ポリフェニレンスルフィド樹脂に不飽和カルボン酸
またはその無水物、またはそれらの誘導体をグラフト共
重合したα−オレフィンおよびエポキシ樹脂を配合せし
めてなる組成物が開示されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前記公報記載の組成物においても耐衝撃
性の改善効果は不充分でおる。更に詳述すると、従来知
られているように通常のポリフェニレンスルフィド樹脂
の分子鎖は反応性に乏しいため、前記公報記載の共重合
体のような反応性に富んだゴム成分、あるいは、同じく
反応性に富んだエポキシ樹脂を配合しても、ポリフェニ
レンスルフィドとの界面の付着が不充分であるため、充
分な耐衝撃性の改善効果が得られていないのが現状でお
る。
そこで本発明者らは、ポリフェニレンスルフィド樹脂を
好ましく変性し、反応性を付与し、ゴム成分の衝撃特性
改善効果の顕著な樹脂組成物を17ることを課題として
鋭意検討を行ない、特定のポリフェニレンスルフィド樹
脂に特定のゴム成分を配合することによりこの課題が解
決されることを見出し、本発明に到達した。
く問題点を解決するための手段〉 すなわち本発明は、ナトリウム含有量が900ppm以
下であるポリフェニレンスルフィド樹脂に、必須成分と
して、不飽和カルボン酸またはその無水物、またはそれ
らの誘導体0.05〜10.0重量%をグラフト共重合
したα−オレイン系共重合体を含有せしめてなる樹脂組
成物を提供するものである。
本発明で使用するポリフェニレンスルフィド(以下PP
Sと称する)とは、構造式モ()s +で示される繰返
し単位を70モル%以上、より好ましくは90モル%以
上を含む重合体であり、上記繰返し単位が70モル%未
満では耐熱性が損われるため好ましくない。
PPSは一般に、特公昭45−3368号公報で代表さ
れる製造法により得られる比較的分子量の小さい重合体
と、特公昭52−12240号公報で代表される製造法
により得られる本質的に線状で比較的高分子量の重合体
等がおり、前記特公昭45−3368号公報記載の方法
で得られた重合体においては、重合’i*酸素雰囲気下
において加熱することにより、あるいは過酸化物等の架
橋剤を添加して加熱することによりに重合度化して用い
ることも可能であり、本発明においてはいかなる方法に
より得られたPPSを用いることも可能であるが、本発
明の効果が顕著であること、J3よ゛び、PPS自体の
靭性がすぐれるという理由で、前記特公昭52−122
40号公報で代表される製造法により得られる本質的に
線状で比較的高分子量の重合体が、より好ましく用いら
れ1qる。
また、PPSはその繰返し単位の30モル%未満を下記
の構造式を有する繰返し単位等で、構成することが可能
である。
本発明で用いられるPPSの溶融粘度は、成形品を得る
ことが可能であれば特に制限はないが、PPS自体の靭
性の面では100ポアズ以上のものが、成形性の面では
10,000ポアズ以下のものがより好ましく用いられ
る。
本発明で使用するPPSは、ナトリウム含有量が900
ppm以下であることが必要でめり、より好ましくは7
00 ppm以下、さらに好ましくは5001)I)m
JX下、1’5 ニ好ましくは3001)pIII以下
のものが用いられる。ナトリウム含有量が900pI)
mを越えるPPSを使用すると、オレフィン系共重合体
による顕著な衝撃特性改善効果が得られないので好まし
くない。
公知の方法に従って得られるPPSは’l 000〜”
1500ppm以上のナトリウムが含有されている。
かかるPPSのナトリウム含有量を9001)0m以下
に落す有効な手段として、酸処理おるいは熱処理等の処
理を用いることができる。これらの方法としては、例え
ば、酢酸、塩酸、硫酸、リン酸、珪酸、炭酸、プロピル
酸等の酸またはその水溶液にPPSを浸漬し、必要によ
り適宜、加熱、攪拌する方法、圧力容器中で熱水処理す
る方法、おるいはこれらを組み合わせた方法等が挙げら
れる。
これら処理を行った場合、残存している酸、塩等を除去
するため、温水で数回洗浄するのが好ましい。これらの
処理により必ず9001)I)m以下に落ちている必要
が必る。
また、本発明で用いるPPSには、本発明の効果を損な
わない範囲で、酸化防止剤、熱安定剤、滑剤、結晶核剤
、紫外線防止剤、着色剤などの通常の添加剤おにび少母
の多種ポリマを添jllすることができ、更に、PPS
の架橋度を制御する目的で、通常の過酸化剤および、特
開昭59−131650号公報に記載されているチオホ
スフィン酸金属塩等の架橋促進剤または特開昭58−2
04045号公報、特開昭58−204046号公報等
に記載されているジアルキル錫ジカルボキシレート、ア
ミン1−リアゾール等の架橋防止剤を配合することも可
能で必る。
本発明で用いるα−オレフィン系共重合体とは不飽和カ
ルボン酸またはその無水物、またはそれらの誘導体をグ
ラフミル共重合したα−オレフィン系共重合体であり、
ここでいう幹成分のα−オレフィン系ポリマとしては、
エチレン、プロピレン、ブテン−1、イソブチン、ペン
テン−1,4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1等の
重合体あるいはこれらの共重合体が挙げられ、更に共重
合可能な他のモノマを共重合せしめたものでもよい。
この幹成分のα−オレフィン系ポリマにグラフト共重合
する不飽和カルボン酸またはその無水物の例を挙げると
、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸、
イタコン酸、クロトン酸、メチルマレイン酸、メチルフ
マル酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン酸、マ
レイン酸水素メチル、マレイン酸水素エチル、フマル酸
水素メチル、フマル酸水素エチル、イタコン酸メチル、
無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水メチルマレイン
酸、無水シトラコン酸、エンドビシクロ−[2,2,1
]−5−へブテン−2,3−ジカルボン酸、エンドビシ
クロ−[2,2,’I]−5−ヘプテンー2,3−無水
ジカルボン酸であり、これらの誘導体も用いられ得るが
、中でも無水マレイン酸がより好ましく用いられる。
これらグラフト成分の共重合dは、0.05〜10.0
重量%、特に0.1〜5.0重量%が好ましく、0.0
5重量%未満では目的とする効果が1qられず、10.
0重量%を越えるとPPSとの溶融混線時にゲル化を生
じる、あるいは、得られる組成物が著しく変色し、外観
が損われる等の問題が生じるため好ましくない。
ここでいうグラフト共重合とは、幹成分のα−オレフィ
ン系ポリマの一部または全部が不飽和カルボン酸または
その無水物、またはそれらの誘導体と化学的に結合する
ことを意味し、これらの反応は、溶液状態、懸濁状態、
スラリー状態おるいは溶融状態で通常公知の方法で行う
ことができる。
PPSとα−オレフィン系共重合体を配合する割合に特
に制限はないが、α−オレイン系共重合体が3重量%未
満では目的とする効果が得にくく、また、30重1%を
越えるとPPSの強度、剛性、耐熱性が損なわれる恐れ
が生ずるばかりでなく、溶融混練時にゲル化を生じ、押
出安定性、成形性が損われることがあるので、PP57
0〜97重量%に対し、α−オレフィン系共重合体30
〜3重量%が好ましく、より好ましくはPP575〜9
5重量%に対し、α−オレフィン系共重合体25〜5重
量%、特にPP580〜90重量%に対し、α−オレフ
ィン系共重合体20〜10重省%の範囲を好ましく選択
することができる。
本発明において、繊維状および/または粒状の強化剤は
必須成分ではないが、必要に応じてPPSとα−オレフ
ィン系共重合体の合計100重量部に対して300重量
部を越えない範囲で配合することが可能でおり、通常1
0〜300重開部の範囲で配合することにより強度、剛
性、耐熱性、寸法安定性等の向上を図ることが可能であ
る。
かかる繊維状強化剤としては、ガラス繊維、シラスガラ
ス繊維、アルミナ繊維、炭化珪素繊維、セラミック繊維
、アスベスト繊維、石ロウ繊維、金属繊維等の無機繊維
および炭素繊維等が挙げられる。
また粒状の強化剤としては、ワラステナイ1〜、セリサ
イト、カオリン、マイカ、クレー、ベントナイト、アス
ベスト、タルク、アルミナシリケートなどの珪酸塩、ア
ルミナ、塩化珪素、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、酸化チタンなどの金a酸化物、炭酸カルシウム、炭
酸マグネシウム、ドロマイトなどの炭酸塩、硫酸カルシ
ウム、@酸バリウムなどの硫酸塩、ガラス・ビーズ、窒
化ホウ素、炭化珪素、サロヤン、シリカなどが挙げられ
、これらは中空でおってもよい。これら強化剤は2種以
上を併用することが可能であり、必要によりシラン系お
よびチタン系などのカップリング剤で予備処理して使用
することができる。
本発明の組成物の調製手段は特に制限はないが、PPS
とα−オレフィン系共重合体と強化剤とをPPSの融点
以上の温度で、押出機内で溶@混練後、ペレタイズする
方法が代表的である。
なお、溶融混練温度は280〜340’Cが好ましく、
280’C未満ではPPSの溶融が不充分になることが
あり、340’Cを越えるとα−オレフィン系共重合体
の熱劣化およびゲル化することがあるので注意を要する
以下に実施例を挙げて本発明をざらに詳細に説明する。
〈実施例〉 参考例1  (PPSの重合) オートクレーブに硫化ナトリウム3.26Kg(25モ
ル、結晶水40%を含む)、水酸化ナトリウム4g、酢
酸ナトリウム三水和物1.3(Jg(約10モル)およ
びN−メチル−2−=ピロリドン(以下NMPと略称す
る>7.9にぴを仕込み、龍拌しながら徐々に205°
Cまで昇温し、水1゜36Kgを含む沼出水約1.51
を除去した。残沼混合物に1,4−ジクロルベンゼン3
.75Kg(25,5モル)およびN M P 2 K
gを加え、265°Cで4時間加熱した。反応生成物を
70’Cf7)温水で5回洗浄し、80’Cで24時間
減圧乾燥して、溶融粘度約2500ポアズ(320’C
1剪断速度1000秒−1)の粉末状PPS約2KFi
を得た。
このPPS粉末中の全ナトリウム含有量は1゜180p
[)IIIであった。
同様の操作を繰返し、以下に記載の実施例に供した。
参考例2 (α−オレイン系共重合体の調製)90モル
%のエチレンと10モル%のブテン−1からなるエチレ
ン・ブテン−1共重合体100重量部に対し、少量のア
セトンに溶解したジ−t−ブチルパーオキサイド0.1
重量部および無水マレイン酸1.5重量部を添加したの
ち、200℃に設定したスクリュー押出機に供給し、混
練し、ペレット化した。
このペレットを粉砕後、アセトンにより未反応の無水マ
レイン酸を抽出し、次いでプレス・シートの赤外吸収ス
ペクトルでクラフト重合した無水マレイン酸を定量した
ところ0.88重量%の無水マレイン酸を含有している
ことがわかった。
参考例3 (α−オレイン系共重合体の調製)参考例2
でエチレン・ブテン−1共重合体を用いた代りに、80
モル%のエチレン−プロピレン共重合体を用いたことの
他は参考例2と全く同様の方法でベレットを得た。
参考例2と仝<fi′1様の方法でグラフト重合した無
水マレイン酸を定量したところ0.92重1%の無水マ
レイン酸を含有していた。
参考例4 くα−オレイン系共重合体の調製)参考例2
で用いたエチレン・ブテン−1共重合体100重量部を
トルエン500重量部に90’Cにて加熱撹拌して溶解
後、無水マレイン酸4部を添加し溶解した。次に、溶液
を105°Cまで昇温し、トルエン3Offiff1部
にジ−t−ブチルパーオキサイド0.1重量部を溶解し
た溶液を30分間かけて滴下した後、105℃で5時間
保持し重合を行った。得られたグラフト共重合体溶液に
トルエン500重d部を加え希釈した後、等量の50℃
のメタノール中に少量ずつ滴下し、グラフト重合された
α−オレフィン系共重合体を析出させ、洗浄、乾燥した
。このα−オレフィン系共重合体について、参考例2と
全く同様の方法で評価した無水マレイン酸含有最は2.
57重最%であった。
実施例1 参考例1で得られたPPS粉末約2Kgを、90°Cに
加熱されたj)H4の酢駿水溶′fi20.Q中に投入
し、約30分間攪拌し続けたのち濾過し、濾液のpHが
7になるまで約90’Cの脱イオン水で洗浄し、120
°Cで24時間減圧乾燥して粉末状とした。
このPPS中の全ナトリウム含有量は2741)l)m
であった。
この粉末と、参考例2で得られたα−オレフィン系共重
合体とを80対20の重量比でトライブレンドし、29
0〜310’Cに設定したスクリュー押出機により溶融
混合し、ペレタイズした。次にペレッ]〜を290〜3
00℃に設定したスクリューインライン型射出成形機に
供給し、金型温度150’Cの条件で機械特性評価用試
験片を成形した。
得られた試験片について測定したアイゾツト衝撃強度(
ASTM  D−256)、引張伸度(ASTM  D
−638)および熱変形温度(ASTM  D−648
>は第1表に記載の通りであり、衡撃強度が極めて大き
く、靭性が付与されてあり、かつ、α−オレフィン系共
重合体を配合しないものに比べ熱変形温度の低下は小さ
かった。
比較例1〜2 参考例1で1qられたPPS粉末をそのまま(比較例1
)および、実施例1と同様の方法で酢酸処理し、洗浄、
乾燥したもの(比較例2〉を用い、α−オレフィン系共
重合体を配合することなく、ペレタイズ、射出成形を行
った試験片について評価したアイゾツト衝撃強度、引張
伸度、熱変形温度は第1表に記載のとおりであった。
比較例3 実施例1で参考例1で得られたPPS粉末を酢酸処理し
て用いた代りに、参考例1で得られたPPS粉末をその
まま用いたことのほかは実施例1と全く同様の方法で、
α−オレフィン系共重合体と溶融混合、ペレタイズ、射
出成形を行った試験片について評価したアイゾツト衝撃
強度、引張伸度、熱変形温度は第1表に記載のとありで
めった。
比較例4 実施例1で参考例1で得られたPPS粉末を酢Mffi
理して用いた代りに、参考例1で得られたPPI末をそ
のまま用い、PPSとα−オレフィン系共重合体の合計
’1001i部に対し、2重量部のビスフェノール△型
エポキシ樹脂(油化シェル・エポキシ(株)製゛′エピ
コート”1007)を配合したことのほかは実施例1と
全く同様の方法でペレタイズ、射出成形を行った。
得られた試験片について評価した特性値は第1表記載の
通りでおった。
実施例2〜5、比較例5 参考例1で得られたPPS粉末2Nyと脱イオン水10
41とをオートクレーブに仕込み、常圧で密閉したのち
、各側についてそれぞれ、第1表に記載の温度まで昇温
し、撹拌しながら約30分間保温(熱水処理〉したのち
冷却した。内容物を取りだし濾過し、更に、70’Cの
脱イオン水約10.0の中にPPSを浸漬、撹拌し、濾
過する操作を5回繰返したのち、120’Cで24時間
減圧乾燥し、粉末状とした。
それぞれのPPS粉末中の仝す1〜リウム含有量は第1
表に記載の通りであった。
以下、実施例1と全く同様の方法でα−オレフィン系共
重合体と溶融混合、ペレタイズ、射出成形を行い得られ
た試験片について評価した特性1iffは第1表に記載
の通りであった。
実施例6〜7 実施例1で参考例2で得られたα−オレフィン系共重合
体を用いた代りに、それぞれ参考例3(実施例6)、参
考例4(実施例7)で19.られたα−オレフィン系共
重合体を用いたことのほかは、実施例1と全く同様の操
作を行い試験片を得た。
jqられた試験片について評価した特性値は第1表記載
の通りでめった。
実施例8 実施例1でα−オレフィン系共重合体の配合割合を20
重量%とした代りに、10重量%としたことのほかは実
施例1と全く同様の操作を行った。
得られた試験片について評価した特性値は第1表記載の
とおりでめった。
実施例9〜10 実施例1と同様の方法で酸処理を行ったPPS粉末と、
参考例2で1qられたα−オレフィン系共重合体とガラ
ス繊維とを第1表に記載の割合で実施例1と全く同様の
方法で溶融混合、ペレタイズ、射出成形を行い、得られ
た試験片について評価した特性値は第1表に記載のとお
りであった。
比較例6〜7 参考例1でjqられたPPSとガラス繊維(比較例6)
、参考例1で得られたPPSと参考例2で1qられたP
PSα−オレフィン系共重合体とガラス繊維(比較例7
)とを、それぞれ、第1表に記載した割合で、実施例1
と全く同様の方法で溶融混合、ペレタイズ、射出成形し
、得られた試験片について評価した特性値は第1表に記
載の通りでめった。
第1表の結末からす]〜リウム含有量を900Dpm以
下としたPPSを使用した樹脂組成物は、少トリウム含
有吊が900 pI)mを越えるものに比べて耐衝撃性
が極めて優れており、また、実施例1〜Bにおいては、
耐衝撃性および引張破断伸度に代表される靭性が特に優
れたものでおることがわかった。
実施例11 実施例1で、PPSとα−オレフィン系共重合体の合計
100重量部に対し、更に、比較例4で用いたエポキシ
樹脂2重量部を配合したことのほかは実施例1と全く同
様の方法で試験片を得た。
得られた試験片について評価したカッ1〜・ノツチ付ア
イゾツト衝撃強度は23Kg・cm/cm・ノツチで必
り、熱変形温度(高荷@)は103°Cであり、熱変形
温度(高荷重)は100’Cであった。
実施例12 実施例1と同様の方法で酸処理を行ったPPS粉末と、
参考例2で得られたα−オレフィン系共重合体とポリエ
チレンとを80対10対10の徂呈比でトライブレンド
し、以下、実施例1と全く同様の方法で溶融混合、ペレ
タイズ、射出成形を行い試験片を得た。得られた試験片
について評価したカット・ノツチ付アイゾツト衝撃強度
は10僧・cm/cm・ノツチで必り、熱変形温度(高
荷重)は104℃でおる。
〈発明の効果〉 本発明により、耐衝撃性が極めて優れたポリフェニレン
スルフィト樹脂組成物が得られるJ:うになった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ナトリウム含有量が900ppm以下であるポリフェニ
    レンスルフィド樹脂に、必須成分として、不飽和カルボ
    ン酸またはその無水物、またはそれらの誘導体0.05
    〜10.0重量%をグラフト共重合したα−オレイン系
    共重合体を含有せしめてなる樹脂組成物。
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