JPS62163640A - 穀物充填装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は左右一対の袋支持杆に吊下げ支持されて穀物充
填所定位置に位置された穀物収納袋の上方に穀物吐出口
を設けるとともに、前記穀物収納袋内に挿入される穀物
充填作業状態と袋の上方に待機する非作業状態とに上下
作動する可動吐出口を前記穀物吐出口に設けてある穀物
充填装置に関する。

〔従来の技術〕

この種の穀物充填装置において、穀物充填作業を行うに
、従来は、可動吐出口の下端近傍に満杯検出センサを設
け、この満杯検出センサの検出結果に基づいてこの満杯
検出センサの上方に設けられたシャッターを閉塞作動さ
せて、可動吐出口を上昇させて待機状態に復帰させてい
た。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、第５図に示すように、満杯検出センサ（ＳＺ）
とシャッター（７）との位置関係から、満杯検出センサ
（ＳＺ）の検出後シャッター（７）を閉塞作動させても
、仮想線で示すように、穀物は満杯検出センサ（ＳＺ）
より上方で可動吐出口（５八）の内部空間に残ることに
なる。従って、可動吐出口（５Ａ）内に位置する穀物の
上端が穀物収納袋（３）の上端縁より上方に位置してい
るので、シャッター（７）閉塞後可動吐出口（５Ａ）を
上昇させて穀物収納袋（３）から抜き去る場合に、可動
吐出口（５Ａ）内に位置する穀物がこぼれ出ることがあ
った。しかも、穀物収納袋（３）は袋支持杆（４）。

（４）によっである程度の張設力をもって吊下げられ、
この張設力に抗して可動吐出口（５Ａ）を挿入している
ので、この可動吐出口（５Ａ）が抜去られる場合には開
口部（１）を縮小しようとする為に、穀物がこぼれ出る
現象を一層助長させていた。

本発明の目的は可能吐出口の上昇退避作動に変更を加え
ることによって、穀物のこぼれ出し現象を抑制できるも
のを提供する点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明による特徴構成は穀物充填後可動吐出口を上昇退
避させる際に、可動吐出口が収納袋から抜け出さない範
囲で一旦上昇させたその可動吐出口を再度下降させて袋
内で停止させ、その状態から待機位置まで上昇させるよ
うに構成してある点にあり、その作用効果は次の通りで
ある。

〔作　用〕

つまり、第１図（［１）、（ハ）に示すように、一旦上
界させた可動吐出口（５Ａ）を完全に袋（３）から抜出
さない状態で再度袋（３）内に下降させることによって
、この可動吐出口（５Ａ）の下端面で穀物を押し下げる
ので、袋（３）の形状を張設力に抗して押し拡げること
ができ、かつこの拡大した袋（３）のスペース、及び、
もともとアキスペースとなっていた袋の横側方両端部分
（ｂ）　、　（ｂ）に穀物を押し込むことができるので
、可動吐出口（５Ａ）内で満杯検出センサ（Ｓ２）より
上方に位置していた穀物を袋（３）内に収納することが
できる。

〔発明の効果〕

可動吐出口を再度押込むだけの簡単な変更を加えるだけ
で、穀物のこぼれ出しを抑制でき、作業者がこぼれ出た
穀物の後仕舞いに手をとられることもなく、かつ、充填
後のファスナー閉じ作業も円滑に行える。

〔実施例〕

穀粒を貯留したホッパー（８）穀物吐出口（５）の下方
に、左右一対の袋吊下げ支持杆としての回転軸（４）　
、　（４）を架設するとともに、この回転軸（４）　、
　（４）に、袋開口部（１）近くでその開口幅方向の両
端部に吊下げ支持用鳩目（２）　、　（２）が取付けら
れである穀物収納袋（３）を収納支持させて、前記鳩目
（２）　、　（２）と前記回転軸（４）　、　（４）の
ねじ部（２１）との係合作用によってその回転に伴って
前記袋（３）を回転軸心方向に一定ピンチで順次送り出
すとともに、前記鳩目（２）　、　（２）に連なる状態
で、かつ、袋（３）の表裏互いに反対側に設けられた帯
板状補強材（６）　、　（６）と前記同一方向へのリー
ド角を有するねじ部（２１）との協働作用によって、前
記袋開口部（１）を自動開口させ、ホッパー（８）の穀
物吐出口（５）に上下方向摺動可能に保持された可動吐
出口（５Ａ）を開口部（１）内に挿入させた状態で第１
シヤツタ（７）を開くことにより、穀物を袋（３）に充
填する、コンバイン等に搭載された穀物の自動袋詰装置
を構成する。

前記袋（３）の送り出し手段を詳述すると、前記左右一
対の回転軸（４）　、　（４）の一方（４）を縦軸心（
ａ）周りで水平揺動可能な突出フレーム（１１）に取付
固定するとともに、この回転軸（４）を前記突出フレー
ム（１１）と固定側フレーム（１５）との間に設けられ
た圧縮スプリング（２２）によって他方のものに対して
遠ざかる方向に付勢している。

この回転軸（４）　、　（４）に対して、前記袋（３）
群を回転軸（４）　、　（４）軸芯方向先端側に弾性的
に押出すスプリング（１２）　、　（１２）を設けると
共に、前記各回転軸（４）　、　（４）の中間部に、袋
（３）を前後に積層支持する収納部（１３）　、　（１
３）を形成し、その中間部より先端側には前記鳩目（２
）　、　（２）に係合した状態での前記回転軸（４）　
、　（４）の回転軸心周りの回転により、袋（３）を回
転軸先端側に送出すねし溝（１４）　、　（１４）を形
成して前記ねじ部（２１）を構成し、かつ、前記回転軸
（４）　、　（４）を回転させるモータ（２３）　、　
（２３）を設けている。

前記可動吐出口（５Ａ）の下端外側方に水平軸（Ｘ）　
、　（Ｘ）周りで上下揺動可能なシャ・ツタ一部材（Ｉ
ＯＡ）　、　（１０６）を、その閉塞状態でその先端部
（１０ａ）　、　（１０ａ）同志を平面視で凹凸状に形
成された位置ａｌ１Ｍする状態のものに構成するととも
に、シャッタ一部材（ＩＯＡ）　、　（ＩＯＡ）を前記
可動吐出口（５Ａ）の下降作動に伴って自動的に開放姿
勢に揺動させ乍ら、収納袋（３）の袋開口部（１）を大
きく開口させ、もって、前記可動吐出口（５Ａ）の袋（
３）内への挿入を誘導するものに構成している。前記シ
ャッタ一部材（ＩＯＡ）　、　（ＩＯＡ）の下面で、か
つ、横幅方向の端部に対角状に、袋開口センサ（２８）
を設けてある。

尚、前記センサ（２８）は前記袋（３）の開放姿勢を確
認する為に用いられるもので、この検出作動によって、
後記する回動チェーン（１９）の昇降操作レバー（５ａ
）下降操作後の第１回動を許容するものである。

ホッパー（８）側に並設された自動袋詰め機構を詳述す
ると、（１６）は前記可動吐出口（５八）に対する昇降
操作レバー（５ａ）を昇降操作するための第１アームで
あり、（１７）は前記シャッター（７）に対する開放操
作レバー（７ａ）を開閉操作するための第２アームであ
り、（１８）は後記するシャッター（７）開状態ロック
解除用揺動操作部材（２４）を接当操作する係合部材で
あり、かつ、収納袋（３）の開口部（１）に装備したフ
ァスナー（２０）のスライダー（９）を閉塞方向に移動
させるための係止アームに兼用構成されたものであって
、これらは回動チェーン（１９）にこのチェーン（１９
）を介する第１位置から第２位置への第１回動移動によ
り、第１アーム（１６）による昇降操作レバー（５ａ）
の下降操作と、係止アーム（１８）による揺動操作部材
（２４）の接当操作（この場合ロック機構に対する直接
の作用は及ぼさない）及び第２アーム（１７）による開
放操作レバー（７ａ）の開操作とがその記載順に行われ
、第２位置から第１位置を経ての第３位置への第２回動
移動により、第２アーム（１７）による開放操作レバー
（７ａ）への接当解除と係止アーム（１８）での揺動操
作部材（２４）への接当揺動によるロック解除によるシ
ャッター（７）閉操作と第１アーム（１６）による昇降
操作レバー（５ａ）の上昇操作及び係止アーム（１８）
によるスライダー（９）の閉移動操作とがその記載順に
行われるように、かつ、同一チェーンリンクに取付けら
れるように一体に成形されて取付けられている。前記吐
出口（５）の袋取出し側前方箇所に配設してあるケース
（２５）に巻回収納された前記回動チェーン（１９）は
、前記袋（３）の吐出口（５）下に移送いちされたこと
をスイッチ（２６）検出して第１回動移動を自動的に開
始し、回動吐出口（５Ａ）の袋開口部（１）内への下降
作動と第１シヤツタ（７）の開作動とを行わせるととも
に、リミットスイッチ（Ｓｌ）の検出に基づいて第１凹
動移動を自動的に停止し、前記可動吐出口（５八）に設
けた満杯検出センサ（Ｓ２）の検出に基づいて第２回動
移動を開始し、第１シヤツター（７）を閉塞作動させる
とともに、ファスナー閉じ作業を行わせる。このファス
ナー閉じ作業で前記スライダー（９）が閉じられたこと
をリミットスイッチ（２７）によって感知することによ
って、第１位置への復帰回動移動を自動的に開始し、待
機位置に設けられたリミットスイッチ（Ｓ４）の検出に
基づいて、その復帰回動移動等を自動的に停止するもの
である。

次に、可動吐出口（５Ａ）の袋（３）からの上昇作動に
ついて更に詳述する。

前記穀物吐出口（５）の近傍に、可動吐出口（５Ａ）の
上昇位置を規制するリミットスイッチ（Ｓ、）を取付け
たパワーシリンダ（２９）　（電動モータ駆動）を前記
ケース（２５）から延出するとともに、パワーシリンダ
（２９）の作動によってリミットスイッチ（Ｓ、）を、
可動吐出口（５Ａ）を接触感知する作用状態と可動吐出
口（５Ａ）から離間する非作用状態とに切換可能に構成
してある。そして、このリミットスイッチ（Ｓ３）が上
昇する可動吐出口（５Ａ）を感知した場合には、可動吐
出口（５Ａ）を再度下降させるように前記リミットスイ
ッチ（Ｓ：ｌ）から制御装置（図外）を介して前記回動
チェ−ン（１９）駆動モーフ（図示せず）に始令を発す
るようにしてある。その際にパワーシリンダ（２９）の
退入作動によって、前記リミットスイッチ（Ｓ３）を可
動吐出口（５Ａ）と接触しない位置まで退入させる。尚
、前記リミットスイッチ（Ｓ、）が可動吐出口（５Ａ）
を接触感知する位置まで出向くタイミングは、第４図に
示すように前記満杯検出センサ（Ｓｔ）の検出作動によ
って出力される始令によってである。しかも、毎回その
始令に応するわけではなく、可動吐出口（５Ａ）が再度
下降して満杯検出センサ（Ｓ２）の始令が発せられても
応じないように、センサ（Ｓ２）からの１回おきの始令
に応するようになっている。

以上の制御形態を、第１図（イ）〜（ニ）を参考に説明
すると、第１図（イ）に示すように、穀物充−填後満杯
検出センサ（Ｓ２）が作動すると、（ｎ）に示すように
、前記パワーシリンダ（２９）によって前記リミットス
イッチ（Ｓ３）が作動状態に位置するとともに可動吐出
口（５Ａ）が上昇し、リミットスイッチ（Ｓ、）の可動
吐出口（５Ａ）感知作用によって可動吐出口（５Ａ）が
袋開口部（１）から抜出さない状態で再度下降する。こ
の再下降によってもとの位置まで到達した可動吐出口（
５Ａ）は袋開口センサ（Ｓ、）の再検出作動によって、
再上昇を開始する。この際に前記リミットスイッチ（Ｓ
３）が退避する為に、可動吐出口（５Ａ）は所定の待機
位置まで上昇退避する。

〔別実施例〕

袋繰出し機構の替わりに穀物収納袋（３）を人為に吊下
げる形態をとってもよい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る穀物充填装置の実施例を示し、第１
図（イ）〜（ニ）は、夫々、可動吐出口の作動状態を示
す作用図、第２図は全体正面図、第３図は全体平面図、
第４図は可動吐出口の動きを示すタイムチャート、第５
図は可動吐出口の作動状態の従来例を示す作用図である
。 （３）・・・・・・穀物収納袋、（４）・・・・・・袋
支持杆、（５）・・・・・・穀物吐出口、（５Ａ）・・
・・・・可動吐出口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 左右一対の袋支持杆（４）、（４）に吊下げ支持されて
   穀物充填所定位置に位置された穀物収納袋（３）の上方
   に穀物吐出口（５）を設けるとともに、前記穀物収納袋
   （３）内に挿入される穀物充填作業状態と袋の上方に待
   機する非作業状態とに上下作動する可動吐出口（５Ａ）
   を前記穀物吐出口（５）に設けてある穀物充填装置であ
   って、穀物充填後可動吐出口（５Ａ）を上昇退避させる
   際に、可動吐出口（５Ａ）が収納袋（３）から抜け出さ
   ない範囲で一旦上昇させたその可動吐出口（５Ａ）を再
   度下降させて袋（３）内で停止させ、その状態から待機
   位置まで上昇させるように構成してある穀物充填装置。