JPS62155132A - 4輪駆動用トランスフア装置 - Google Patents

4輪駆動用トランスフア装置

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JPS62155132A
JPS62155132A JP28580086A JP28580086A JPS62155132A JP S62155132 A JPS62155132 A JP S62155132A JP 28580086 A JP28580086 A JP 28580086A JP 28580086 A JP28580086 A JP 28580086A JP S62155132 A JPS62155132 A JP S62155132A
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wheel drive
output shaft
transmission
oil
oil passage
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Koichi Matsumoto
剛一 松本
Yoichi Hayakawa
早川 庸一
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は荒れ地走行に適した4輪駆動車に用いられる4
輪駆動用トランスファ装置に関し、特に自動変速機側車
に適用するのに好適な4輪駆動用トランスファ装置に関
する。
[従来の技術] 荒れ地走行に適した4輪駆動車には、後輪駆動用プロペ
ラシャフトに連結された一方の出力軸と、前輪駆動用プ
ロペラシャフトに連結された他方の出力軸を有し、変速
機の出力軸からの動力を前記の2つの出力軸に伝達する
ことt・できるとともに、車両の走行条件に応じて変速
機の出力軸からの動力を直接的に2つの出力軸に伝達す
る4輪駆動直結走行と、変速機の出力軸からの動力を減
速して2つの出力軸に伝達する4輪駆動減速走行とを選
択的に切換可能な4輪駆動トランスファが装着されてい
る。
[発明が解決しようとする問題点コ しかし従来の4輪駆動用トランスファは、4輪駆動直結
走行状態と4輪駆動減速走行状態の切り換えに噛み合い
式係合要素を用いているために、走行中における上記切
り換えを行なうことが困難であった。特に変速機として
自動変速機を用いている車両においては、一旦車両を停
止させ、シフトレバ−を操作して自動変速機をニュート
ラル状態にしてから上記切り換えを行なわなければなら
ず、操作性が悪いという欠点があった。
本発明は自動変速機を用いる4輪駆動車に容易に装着す
ることができ、かつ4輪駆動直結走行と4輪駆動減速走
行の切り換えを油圧により作動する摩擦係合要素を用い
て行なうことにより良好な操作性を得ることのできる4
輪駆動用トランスファ装置を提供すること目的とする。
[問題点を解決するための手段コ 本発明の4輪駆動用トランスファ装置は、第1の出力軸
と、該第1の出力軸と平行的に配設された第2の出力軸
と、自動変速機の出力軸と前記第1の出力軸との間に連
結されるとともに直結走行を達成するための油圧サーボ
付直結用摩擦係合要素および減速走行を達成するための
油圧サーボ付低速段用摩擦係合要素とを有する変速装置
と、前記第1の出力軸と第2の出力軸を連結する伝動機
構と、前記変速装置と伝動機構を収納するとともに前記
自動変速機のケースに連結されたトランスファケースと
、前記自動変速機より供給されるライン圧を前記変速機
の油圧サーボに選択的に供給する油圧制御装置が構成さ
れたバルブボディとを備え、前記変速装置は前記トラン
スファケース内に前記伝動機構よりも自動変速機側に配
設され、前記バルブボディは前記トランスファケースの
前記変速装置の外周側に装着されることを特徴とする。
[作用及び発明の効果] 本発明の4輪駆動用トランスファ装置によれば、変速装
置が直結走行を達成するための油圧サーボ付直結用摩擦
係合要素および減速走行を達成するための油圧サーボ付
低速段用摩擦係合要素とを有しているので、走行中にお
いても4輪駆動直結走行と4輪駆動減速走行の切り換え
を行なうことができ、良好な操作性を得ることができる
また前記変速機の油圧サーボに供給する油圧として自動
変速機で用いられているライン圧を用いているので、ト
ランスファ装置に独立して油圧源を持たなくてよく、ト
ランスファ装置を汎用的に自動変速機1側に付加できる
簡単な構造とすることができる。
さらに自動変速機より供給されるライン圧を前記変速装
置の油圧サーボに選択的に供給する油圧制御装置が構成
されたバルブボディを自動変速機のバルブボディと別個
に設けているので自動変速機の油圧制御装置をほとんど
変更する必要がなく、しかも変速装置をトランスファケ
ース内に伝iI]機構よりも自動変速機側に配設し、バ
ルブボディをトランスファケースの変速装置の外周側に
装着しているので、自動変速機とトランスファ装置のバ
ルブボディを連絡する油路を短縮して油路の配設を容易
にしているので、自動変速機より供給されるライン圧を
トランスファ装置に供給するために自動変速機に行なわ
れる変更点を極めて少くすることができ、自動変速機を
用いる4輪駆動車に容易に装着できる。
[実施例] 本発明を図に示す実施例に基き説明する。
1は自動変速機、2は自動変速機の出力軸であると同時
にトランスファ装置の入力軸、3は出力軸2に固着され
たガバナ弁、11はトランスファ装置の第1の出力軸、
10は人力軸2と第1の出力軸11との間に連結された
変速装置でありトランスファ装置の前部(自動変速機1
側)に配設されている。17は第1の出力軸11と平行
的に配設されたトランスファ装置の第2の出力軸、14
は第1の出力軸11と第2の出力@17を連結する伝動
機構であり、変速装置10の後部に配設されている。変
速装置10と伝動機構14を収納するトランスファケー
スは変速装置10を収納する変速装置ケース18、伝動
機構を収納する前部伝!Il+機構ケースおよび後部伝
動機構ケース19、および第1出力軸11を回転自在に
支持するためのエクステンションハウジング21からな
り、本実施例において変速装置ケース18は前部変速装
置ケース18Aと後部変速装置ケース18Bからなる。
これらのケースはボルトにより互いに連結されるととも
に前部変速装置ケース18Aは自動変速機1のケースに
連結されている。
変速装置10は出力軸2にスプライン嵌合されたサンギ
ヤ41、該サンギヤ41と歯合するビニオン42、ビニ
オン42と歯合するリングギヤ43、および該ビニオン
42を回転自在に保持すると共にトランスファ装置の第
1の出力軸11に連結されたキャリヤ44からなる遊星
歯車機構4、リングギヤ43をトランスファケース18
に係合するための摩擦ブレーキ5、トランスファケース
18内に形成されたシリンダ18Aと該シリンダ18A
内に装着されたピストン51とで構成されるブレーキ5
の油圧サーボ5o、遊星歯車機構4の歯車変速装置側に
配置され、サンギヤ41とキャリヤ44との連結を行な
う摩擦クラッチ7、キャリヤ44に連結されたシリンダ
71と該シリンダ71内に装着されたピストン72とで
構成される摩擦クラッチ7の油圧サーボ70からなる。
伝動機構14は第1の出力軸11と同心的に配設される
とともにトランスファケース19および20に回転自在
に支持されたスリーブ9、スリーブ9とスプライン嵌合
されたスプロケット12、第2の出力軸17にスプライ
ン嵌合されたスプロケット15、これらスプロケット間
に張設されたチェーン16、出力軸11とスリーブ9と
を連結するための摩擦クラッチ8、スリーブ9に溶接さ
れたシリンダ81と該シリンダ81内に装着されたピス
トン82とで構成される摩擦クラッチ8のための油圧サ
ーボ80からなる。
摩擦クラッチ7の油圧シリンダ71には、パーキングギ
ヤ73が形成されており、自動変速機のシフトレバ−を
パーキング位置に選択したとき歯止め74がパーキング
ギヤ73に噛み合い出力軸11を固定する。
90は自動変速機のオイルパン、91は4輪駆動用トラ
ンスファ装置のクラッチ7.8及びブレーキ5の油圧サ
ーボ70.80及び50にトランスファケース18.1
9に形成された油路(図示せず)を介して油圧を給排す
る油圧制御装置を収納するバルブボデーであり、トラン
スファケース18の変速装置10の外周側下方部に自動
変速機1に近接するように装着されている。92は該油
圧制御装置91のオイルパンである。クラッチ7.8及
びブレーキ5の油圧サーボ70.80及び50に供給さ
れる油圧は、オイルパン90より自動変速機のケース9
3とトランスファケース94に取り付けられたバイブ9
5を介して油圧制御装置91を通して導かれる。
このトランスファ装置は第2図に示すAの如く車両の機
関已に装着された自動変速機Tに取り付けられ、第1の
出力軸11は後輪駆動用プロペラシャフトCに連結され
、第2の出力軸17は前輪駆動用プロペラシャフト已に
連結されて使用される。通常走行時には油圧サーボ70
に自動変速機の油圧制御装置に供給されるライン圧を供
給してクラッチ7を係合せしめ、油圧サーボ50および
80を排圧してブレーキ5およびクラッチ8を解放せし
める。これにより遊星歯車機構4のサンギヤ41とキャ
リヤ44とは連結され、動力は入力@2から後輪駆動用
出力Mllに減速比1で伝達され後輪2輪駆動走行が得
られる。このとき入力軸2からの動力は、ギヤ41.4
2.43を介さずにクラッチ7を介してキャリヤ44よ
り出力軸11に伝達されるので、各ギヤの歯面に負荷が
かからず、ギヤの寿命が増加する。この2輪駆動走行中
4輪駆動走行が必要となったとぎは運転席等に設けたレ
バーまたはスイッチを操作し、トランスファ装置の油圧
サーボへの油圧給排制御弁を作用せしめ、油圧サーボ8
0にライン圧を徐々に供給しクラッチ8を円滑に係合せ
しめると、出力軸11とスリーブ9とが連結され、伝動
機構14、出力軸17およびプロペラシャフトBを経て
前輪にも動力が伝達され入力軸2から前輪および後輪駆
動用出力軸17および11に減速比1で動力伝達がなさ
れる4輪駆動直結走行が得られる。この4輪駆動直結走
行中急坂路など出力トルクの増大が必要なときは、油圧
サーボ50ヘライン圧を徐々に供給するとともに適切な
タイミングで油圧サーボ70の油圧を排圧し、ブレーキ
5を徐々に係合せしめると共にクラッチ7を円滑に解放
させる。これによりサンギヤ41とキャリヤ44とは解
放されると共にリングギヤ43は固定され、動力は人力
@2からサンギヤ41、ビニオン42、キャリヤ44を
介して減速され出力Ili[1111および17に伝達
され、トルクの大きな4輪駆動減速走行状態が得られる
。表1にブレーキ5、クラッチ7および8の係合および
解放と車両の走行状態を示す。
表  1 表1において○は摩擦係合要素の係合状態を示し、×は
解放状態を示す。減速比のλは、遊星歯車機構のサンギ
ヤ41とリングギヤ43との歯数比であり、減速比の値
はλを0.5とした場合のものである。
次に上記の4輪駆動用トランスファ装置を前進3段後進
1段の自動変速機付車に適用した場合の油圧制御装置に
ついて第3図により説明する。
図中iooは公知の前進3段後進1段の自動変速機の油
圧制御装置の1例であり、油溜め101より油ポンプ1
02により吸い上げられた油は、油圧制御弁103によ
り所定の油圧(ライン圧)に調圧され油路104に導か
れる。油路104に導かれた圧油は選速弁105を介し
て1−2シフト弁106及び2−3シフト弁107に導
かれる。
108はスロットル弁でありアクセル開度に応じた油圧
(スロットル圧)を油路109に発生している。
110はガバナ弁であり車速に応じた油圧(ガバナ圧)
を油路111に発生している。
1−2シフト弁106および2−3シフト弁107は、
油路109及び油路111から供給されるスロットル圧
及びガバナ圧の大きさに関連して油路112.113.
114の開閉を制御し、クラッチ及びブレーキの油圧サ
ーボC1、C2、B1、B2、B3への圧油の給排を制
御している。
この実施例において、前進第1速時には油圧サーボC1
に圧油が供給され、前進第2速時には油圧サーボC1、
B2に圧油が供給され、前進第3速時には油圧サーボC
1、C2、B2に圧油が供給され、後進時には油圧サー
ボC2、B3に圧油が供給される。
本実施例における4@駆動用トランスフア装置の油圧制
御装置200は、選速弁201、モジュレータ弁210
、インヒビタ弁220、選速弁201と油圧サーボ80
を連絡する油路202、選速弁201とモジュレータ弁
210を連絡する油路203、モジュレータ弁210と
インヒビタ弁220を連絡する油路213、インヒビタ
弁220と油圧サーボ70を連絡する油路225、イン
ヒビタ弁220と油圧サーボ50を連絡する油路226
とから構成され、選速弁201とインヒビタ弁220に
は油圧制御装置100の油路104からライン圧が供給
され、またインヒビタ弁220には油圧制御装置100
の油路111から車速に応じた油圧(ガバナ圧)が供給
される。
選速弁201は運転席のシフトレバ−を操作することに
より油路104と油路202及び油路203との連絡を
制御するスプール弁であり、運転者が2輪駆動走行を選
択した時には油路104は選速弁201のスプール20
4により閉ざされているので油路202′ELび油路2
03には油圧が発生しない。運転者が4輪駆動直結走行
を選択した時には油路104は油路202に連絡して油
路202に油圧が発生する。運転者が4輪駆動減速走行
を選択した時には油路104は油路202及び油路20
3と連絡して油路202及び油路203に油圧が発生す
る。
モジュレータ弁210はスプール211、スプリング2
12から成り、運転者が4輪駆動減速走行を選択した時
に油路203に発生する圧油を一定圧のモジュレータ圧
に調圧して油路213に供給する。
インヒビタ弁220はスプール221、スプリング22
2、油室223.224から成り、油室223に作用す
る運転者の選択に応じたモジュレータ圧と油路111よ
り油室224に作用する車速に応じたガバナ圧とスプリ
ング222の力とに応じて、油路104と油路225及
び油路226との連絡を切換えて、油圧サーボ50及び
油圧サーボ70に選択的にライン圧を供給する。
次にその作動を説明する。
く運転者が2輪駆動走行を選択した時〉選速弁201に
よって油路104は油路202及び油路203とは連通
されていないので油圧サーボ80とインヒビタ弁220
の油室223には圧油が導かれない。これによってクラ
ッチ8は解放されるとともに、インヒビタ弁220のス
プール221はスプリング222により図示上方に位置
し油路104と油路225とを連絡して油路104のラ
イン圧を油路225を通してクラッチ7の油圧サーボ7
0に供給し、クラッチ7を係合するので、4輪駆動用ト
ランスファは2輪駆動状態となる。
く運転者が4輪駆動直結走行を選択した時〉選速弁20
1によって油路104は油路202に連絡されるので、
油圧サーボ80にライン圧が供給されてクラッチ8を係
合する。またインヒビタ弁220は2輪駆動時と同様に
して油路104のライン圧を油圧サーボ70に供給され
クラッチ7を係合する。これによって4輪駆動用トラン
スファは4輪駆動直結状態となる。
く運転者が4輪駆動減速走行を選択した時〉選速弁20
1によって油路104は油路202及び油路203と連
絡されるので、油路202に供給されたライン圧が4輪
駆動直結走行時と同様に油圧サーボ80に供給されてク
ラッチ8を係合するとともに、油路203に導かれたラ
イン圧はモジュレータ弁210による調圧されて、油路
213にモジュレータ圧を発生する。車速が所定の値以
上のとき(ガバナ圧が一定値A以上のとき)には油路1
11よりインヒビタ弁220の油室224に導かれるガ
バナ圧が油路213より油室223に作用するモジュレ
ータ圧に抗してスプール221を図示上方に設定する。
これによってインヒビタ弁220は油路104のライン
圧を油圧サーボ70に供給してクラッチ7を係合し、4
輪駆動直結状態を保持する。車速が所定の値に満たない
時(ガバナ圧が一定値Aに満たないとき)には、油室2
23に作用するモジュレータ圧によりスプール221は
図示下方にg勅し、油路104と油路226を連結し油
路225を排油口227に連絡する。クラッチ7の油圧
サーボ70の圧油は排油口227より排出しクラッチ7
が解放するとともに、油路104のライン圧が油路22
6を通ってブレーキ5の油圧サーボ50に導かれブレー
キ5を係合し、4輪駆動減速状態になる。4輪駆動減速
状態で車速が増加しガバナ圧が設定値B(BAA)以上
になると、モジュレータ圧に抗してガバナ圧が打ち勝っ
てスプール221を図示上方に移動し、油路104と油
路226の連絡を断ち油路226を排油口228に連絡
し、更に油路104と油路225とを連絡する。油圧サ
ーボ50の圧油は油路226、排油口228を通して排
出されブレーキ5が解放されるとともに、油路225を
通して油圧サーボ70にライン圧を供給しクラッチ7が
係合され、4輪駆動直結状態になる。
4輪駆動直結状態から4輪駆動減速状態へ穆るときのガ
バナ圧Aと、4輪駆動減速状態から4輪駆動直結状態へ
移るときのガバナ圧Bとは、スプール221のランド2
21aとランド221bに面積差が設けられていること
により、(ガバナ圧B〉ガバナ圧A)の関係を有してい
る。
第4図は他の実施例を示す油圧制御装置であり、4輪駆
動用トランスファ装置の油圧制御装置200はソレノイ
ド弁230.240、切換弁250、インヒビタ弁26
0、ソレノイド弁230と切換弁250を連絡する油路
237、ソレノイド弁240とインヒビタ弁260を連
絡する油路247、インヒビタ弁260と油圧サーボ7
0を連絡する油路290、インヒビタ弁260と油圧サ
ーボ50を連絡する油路291、切換弁250と油圧サ
ーボ80を連絡する油路292、油路290と油路29
1にそれぞれ設けられたチェック弁270.280とか
ら構成され、ソレノイド弁230.240、切換弁25
0およびインヒビタ弁260には油圧制御装置iooの
油路104からライン圧が供給され、またインヒビタ弁
260には油圧制御装置100の油路111から車速に
応じた油圧(ガバナ圧)が供給される。
ソレノイド弁230は第1実施例のスプール弁式の選速
弁201に代って運転者の2輪駆動走行と4輪駆動走行
の選択操作に応じた油圧を発生し、後述する切換弁を介
して油路104のライン圧を選択的に油圧サーボ80に
給排し、ソレノイド弁240は同じく運転者が行なう直
結走行と減速走行の選択操作に応じた油圧をインヒビタ
弁260に供給するものであり、夫々ムービングコア2
31.241、ソレノイド232.242、スプリング
233.243、開口234.244、排油口235.
245からなり、ソレノイド232.242が通電した
ときムービングコア231.241を図示上方に移動さ
せ開口234.244を開き、オリフィス236.24
6により仕切られた油路23フ、247の圧油を排油口
235.245より排出する。ソレノイド232.24
2が非通電のときには、ムービングコア231.241
はスプリング233.243により図示下方に8勤され
開口234.244を閉ざし、油路237.247に油
圧(ライン圧)を発生する。
ソレノイド弁230.240は運転席に設けられたスイ
ッチを操作することにより表2のように作動する。
表  2 切換弁250はスプール251、スプリング252、油
室253から成り、ソレノイド弁230の作動により油
室253に作用する圧油に応じて油路104と油路29
2との連絡を制御している。
インヒビタ弁260はスプール261.262、スプリ
ング263、油路247を介してソレノイド弁240の
作動に応じた油圧が供給される油室264、油路111
を介してガバナ圧が供給される油室265、スプール2
62が図示上方の位置にあるときにスプール262に設
けられた孔269を介して油路111からガバナ圧が供
給される油室266から成り、油室264に作用する圧
油と油室265及び油室266に作用するガバナ圧に応
じて、油路104と油路290及び油路291との連絡
を制限している。
次にその作動を説明する。
く運転者が2輪駆動走行を選択した時〉ソレノイド弁2
30.240が共に非通電となり油路237.247に
はライン圧が発生する。
油路237のライン圧は切換弁250の油室253に作
用しスプール251を図示下方に移動させ、油路104
と油路292とを遮断してクラッチ8を解放する。油路
247のライン圧はインヒビタ弁260の油室264に
作用しスプール261.262を図示下方に移動させ、
油路104と油路290とを連通するとともに油路29
1を排油口268に連絡し、油路104の圧油をチェッ
ク弁270を介して油圧サーボ70に導きクラッチ7を
係合するとともにブレーキ5を解放する。
これによって4輪駆動用トランスファは2輪駆動状態と
なる。
〈運転者が4輪駆動直結走行を選択した時〉ソレノイド
弁230が通電されるので、油路237の圧油が排油口
235より排出され切換弁250のスプール251がス
プリング252により図示上方に移動し油路104と油
路292とを連絡する。油路104の圧油は油路292
を通って油圧サーボ80に導かれ、クラッチ8が係合す
る。またソレノイド弁240は非通電されているので、
2輪駆動時と同様にしてクラッチ7も係合する。これに
よって4輪駆動用トランスファは4輪駆動直結状態とな
る。
く運転者が4輪駆動減速走行を選択した時〉ソレノイド
弁230は通電しており、4輪駆動直結時と同様にして
クラッチ8が係合している。
またソレノイド弁240も通電しており油路247の圧
油は排油口245より排出されている。車速か所定の値
以上のとき(ガバナ圧が一定値A以上のとき)には油室
265に作用するガバナ圧が一定値A以上のときは、ス
プール262はスプリング263に抗して図示下方位置
にあり4輪駆動直結時と同様にしてクラッチ7を係合し
て、4輪駆動用トランスファは4輪駆動直結状態を保持
する。車速か所定の値に満たないとき(ガバナ圧が一定
値Aに満たないとき)には、スプリング263の力によ
ってスプール262が図示上方に移動して油路104と
油路290との連絡を断ち油路290を排油口267に
連絡し油圧サーボ70の圧油を排出しクラッチ7を解放
するとともに、油路104と油路291とを連絡しチェ
ック弁280を介して油圧サーボ50に圧油を供給しブ
レーキ5を係合する。クラッチ7が解放されブレーキ5
が係合されると、4輪駆動用トランスファ装置は4輪駆
動減速状態になる。スプール262が図示上方に移動す
ると油室266には孔269を介してガバナ圧が供給さ
れ、油室266のガバナ圧がスプール262を図示上方
に付勢するので、この状態から車速が増加してガバナ圧
が上昇してもスプール262は8勅せず、4輪駆動減速
状態を保持する。
第5図は更に他の実施例を示す油圧制御装置であり、4
輪駆動用トランスファ装置の油圧制御装置200はソレ
ノイド弁300.310、切換弁320、インヒビタ弁
330 、ソレノイド弁300と切換弁320を連絡す
る油路237、ソレノイド弁310とインヒビタ弁33
0を連絡する油路247、インヒビタ弁330と油圧サ
ーボ70を連絡する油路290、インヒビタ弁330と
油圧サーボ50を連絡する油路291、切換弁320と
油圧サーボ80を連絡する油路292、油路290と油
路291にそれぞれ設けられたチェック弁340.35
0とから構成され、ソレノイド弁300.310、切換
弁320およびインヒビタ弁330には油圧制御装置1
00の油路104からライン圧が供給され、またインヒ
ビタ弁330には油圧制御装置100の油路111から
車速に応じた油圧(ガバナ圧)が供給される。
ソレノイド弁300.310は第4図に示されるものと
同一構造で、その作動は表3のとおりである。
表  3 切換弁320はスプール321、スプリング322、油
室323から成り、ソレノイド弁300の作動により油
室323に作用する圧油に応じて油路104と油路29
2との連絡を制御している。
インヒビタ弁330はスプール331.332、スプリ
ング333、油路247を介してソレノイド弁310の
作動に応じた油圧が供給される油室335、油路111
を介してガバナ圧が供給される油室336、スプール3
31が図示上方の位置にあるときにスプール331に設
けられた孔339を介して油路111からガバナ圧が供
給される油室337から成り、油室335に作用する圧
油と油室336及び油室337に作用するガバす圧に応
じて、油路104と油路290及び油路291との連絡
を制限している。
次にその作動を説明する。
く運転者が2輪駆動走行を選択した時〉ソレノイド弁3
00.310が共に通電され油路237.247は排圧
されるので、切換弁320のスプリング322はスプー
ル321を図示上方に移動させ、油路104と油路29
2とを遮断してクラッチ8を解放する。インヒビタ弁3
30のスプール261.262はスプリング334によ
り図示下方に位置し、油路104と油路290とを連通
ずるとともに油路291を排油口338に連絡し、油路
104の圧油をチェック弁340を介して油圧サーボ7
0に導ぎクラッチ7を係合するとともにブレーキ5を解
放する。これによって4輪駆動用トランスファは2輪駆
動状態となる。
く運転者が4輪駆動直結走行を選択した時〉ソレノイド
弁300が非通電されるので、油路237にライン圧が
発生し、切換弁320のスプール321が図示下方に移
動し油路104と油路292とを連絡する。油路104
の圧油は油路292を通って油圧サーボ80に導かれ、
クラッチ8が係合する。またソレノイド弁240は通電
されているので、2輪駆動時と同様にしてクラッチ7も
係合する。これによって4輪駆動用トランスファは4輪
駆動直結状態となる。
く運転者が4輪駆動減速走行を選択した時〉ソレノイド
弁300は非通電しており、4輪駆動直結時と同様にし
てクラッチ8が係合している。またソレノイド弁310
も非通電しており油路247にライン圧が発生し、イン
ヒビタ弁330の油室335に供給され、インヒビタ弁
330のスプール332は図示上方に位置する。車速が
所定の値以上のとき(ガバナ圧が一定値A以上のとき)
には油室336に作用するガバナ圧が一定値A以上のと
きは、スプール331はスプリング333に抗して図示
下方位置にあり4輪駆動直結時と同様にしてクラッチ7
を係合して、4輪駆動用トランスファは4輪駆動直結状
態を保持する。
車速か所定の値に満たないとき(ガバナ圧が一定値Aに
満たないとき)には、スプリング333の力によってス
プール331が図示上方に移動して油路104と油路2
90との連絡を断ち油路290を排油口341に連絡し
油圧サーボ70の圧油を排出しクラッチ7を解放すると
ともに、油路104と油路291とを連絡しチェック弁
350を介して油圧サーボ50に圧油を供給しブレーキ
5を係合する。クラッチ7が解放されブレーキ5が係合
されると、4輪駆動用トランスファ装置は4輪駆動減速
状態になる。スプール331が図示上方に移動すると油
室337には孔339を介してガバナ圧が供給され、油
室337のガバナ圧がスプール331を図示上方に付勢
するので、この状態から車速が増加してガバナ圧が上昇
してもスプール331は8勅せず、4輪駆動減速状態を
保持する。
以上の実施例に示した4輪駆動用トランスファ装置によ
れば、変速装置10が直結走行を達成するための油圧サ
ーボ70付直結用摩擦係合要素7および減速走行を達成
するための油圧サーボ50付低速段用摩擦係合要素5と
を有しているので、走行中においても4輪駆動直結走行
と4輪駆動減速走行の切り換えを行なうことができ、良
好な操作性を得ることができる。
また変速機10の油圧サーボ50.70に供給する油圧
として自動変速機1で用いられているライン圧を用いて
いるので、トランスファ装置に独立して油圧源を持たな
くてよく、トランスファ装置を汎用的に自動変速機1側
に付加できる簡単な構造とすることができる。
さらに自動変速機1より供給されるライン圧を前記変速
装置10の油圧サーボ50.70に選択的に供給する油
圧制御装置が構成されたバルブボディ91を自動変速機
のバルブボディと別個に設けているので自動変速機の油
圧制御装置をほとんど変更する必要がなく、しかも変速
装置10をトランスファケース18内に伝動機構14よ
りも自動変速機1側に配設し、バルブボディ91をトラ
ンスファケース18の変速装置10の外周側に装着して
いるので、自動変速機1とトランスファ装置のバルブボ
ディ91を連絡する油路を短縮して油路の配設を容易に
しているので、自動変速機より供給されるライン圧をト
ランスファ装置に供給するために自動変速機に行なわれ
る変更点を極めて少くすることができ、自動変速機を用
いる4輪駆動車に容易に装着できる。
同時にバルブボディ91と変速装置10の油圧サーボ5
0.70との距離を短縮できるので、油路の配設も容易
になり、トランスファ装置をさらに簡単な構造とするこ
とができる。
また伝動機構に第1の出力軸11と第2の出力軸17を
選択的に連結する油圧サーボ80付摩擦係合要素8を設
け、該摩擦係合要素8の油圧サーボ80には自動変速機
1より供給されたライン圧がバルブボディ91に構成さ
れた油圧制御装置によって選択的に供給されるようにし
ているので、車両の旋回走行時のように第1の出力軸1
1と第2の出力軸17の回転数が異る走行状態において
も2輪駆動状態と4輪駆動状態の切り換えが可能になり
、4輪駆動用トランスファ装置の操作性が一層伺上する
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の4輪駆動用トランスファ装置の断面図
、第2図は車両の動力伝達系を示す概略図、第3図は4
輪駆動用トランスファ装置の油圧制御装置の一実施例を
示す油圧回路図、第4図および第5図は4輪駆動用トラ
ンスファ装置の油圧制御装置の他の実施例を示す油圧回
路図である。 1・・・自動変速機 5・・・摩擦ブレーキ 7.8・・・摩擦クラッチ 10・・・変速装置 14・・・伝動機構 18.19.20.21・・・ トランスファケース9
1・・・バルブボディ 特許出願人 アイシン・ワーナー株式会社代表者 諸戸
 脩三

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1の出力軸と、該第1の出力軸と平行的に配設
    された第2の出力軸と、自動変速機の出力軸と前記第1
    の出力軸との間に連結されるとともに直結走行を達成す
    るための油圧サーボ付直結用摩擦係合要素および減速走
    行を達成するための油圧サーボ付低速段用摩擦係合要素
    とを有する変速装置と、前記第1の出力軸と第2の出力
    軸を連結する伝動機構と、前記変速装置と伝動機構を収
    納するとともに前記自動変速機のケースに連結されたト
    ランスファケースと、前記自動変速機より供給されるラ
    イン圧を前記変速機の油圧サーボに選択的に供給する油
    圧制御装置が構成されたバルブボディとを備え、前記変
    速装置は前記トランスファケース内に前記伝動機構より
    も自動変速機側に配設され、前記バルブボディは前記ト
    ランスファケースの前記変速装置の外周側に装着される
    ことを特徴とする4輪駆動用トランスファ装置。
  2. (2)前記伝動機構は前記第1の出力軸と第2の出力軸
    を選択的に連結する油圧サーボ付摩擦係合要素を有し、
    該摩擦係合要素の油圧サーボには前記自動変速機より供
    給されたライン圧が前記バルブボディに構成された油圧
    制御装置によって選択的に供給されることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の4輪駆動用トランスファ
    装置。
JP28580086A 1986-11-28 1986-11-28 4輪駆動用トランスフア装置 Granted JPS62155132A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4911788U (ja) * 1972-04-29 1974-01-31

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JPS4911788U (ja) * 1972-04-29 1974-01-31

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