JPS62152570A - 塗装法 - Google Patents

塗装法

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JPS62152570A
JPS62152570A JP29326985A JP29326985A JPS62152570A JP S62152570 A JPS62152570 A JP S62152570A JP 29326985 A JP29326985 A JP 29326985A JP 29326985 A JP29326985 A JP 29326985A JP S62152570 A JPS62152570 A JP S62152570A
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paint
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Akira Kasari
加佐利 章
Osamu Iwase
岩瀬 治
Motohiro Osumi
大住 元博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Ichiro Tabuchi
田淵 一郎
Masafumi Kume
久米 政文
Takashi Udagawa
宇田川 孝
Komaji Matsui
駒治 松井
Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
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Kansai Paint Co Ltd
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Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装からなる塗装
系に基いて形成される複合塗膜の耐チッピング性、仕上
がり外観などを向上させることに関する。
下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装からなる塗装系は、自動
Ill 141体、電気製品、事務桟器、鋼製家具など
の塗装に多く採用されている。
このうち、耐チッピング性などの向−[−を最も必罫と
している自動用車体についてみると、白!I!JJ 1
1外板部において、衝撃剥離による塗膜の耐食性ならブ
に外観(商品価値)の低下の問題が重視されつつある。
例えば、走イ〒中の自th Iffは、その車体外面部
において、周囲の走行中の車両および自らの車輪で跳ね
上げらnた小石などが複合塗膜面に衝突し、その衝撃に
より、複合塗膜が局部的に剥離する現象、いわゆる“す
7ビングを起こすることがしばしばある。
このチッピングによって、複合塗膜に強い衝撃力が付加
されると複合塗膜が剥離して素材金属面が露出して発錆
し、腐食するが、衝撃力が小さいと複合塗膜の表層部分
(例えば、上塗り塗IFF)のみが者しく剥離する(通
常この現象を「ビーリング」と称している)。これらに
より、前者は自動車外板部の耐久性が急激に低下し、後
者は美観性を損なわしめるので、いずれも好ましくない
そこで、これらの問題を解決するために、従来から、下
塗塗料、中塗塗料および」−塗塗料について程々の検討
が加えられているが、現在に至るまで、特にビーリング
に関して抜本的な解決策は見て出されていない。
さらに、上記複合塗膜に関し、上塗塗膜面の乎滑性、光
沢、メタリック感、鮮映性などの向上も強く望まれてい
る。
そこで本発明者等は、下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装か
らなる塗VC系に基いて得られる複合塗膜の耐チッピン
グ性、特にビーリング性、仕上がり外観などを向上させ
ることを目的に鋭意研究を重ねた。
その結果、今回、中塗塗膜と上塗塗膜との層間に特定の
物理的性状を有するアクリル樹脂系塗料を塗装して中間
緩衝層を設け、そして、この塗膜が未硬化で所定範囲の
粘度にあるうちに、特定の物理的性状に調整してなる上
塗塗料を塗装することによって、前記本発明の目的を達
成することができることを見い出し、本発明を完成する
に至った。
しかして、本発明によれば、 下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装からなる塗装工程におい
て、 (O上塗塗装に先立って、中塗塗膜面に、引張破断強度
伸び率が10%以上で且つ破断点応力が20kg/cm
’以上の硬化塗膜を形成しうる熱硬化性有機溶液型アク
リル樹脂系塗料を塗装し、次いで、■塗着した該熱硬化
性有機溶成型アクリル樹脂系塗料層を、実質的に未硬化
の状態で且つその粘度を5〜500ポイズ(20°C)
に調整した後に、qD七塗塗料として、引張破断強度伸
び率が4()%以下で且つ破断点応力が100 kg/
 cI112以」二である硬化塗膜を形成することがで
き、しかもその塗着IL?の表面張力がに記(2)のよ
うに調整した熱硬化性Cr代溶液シ11(アクリル樹脂
系塗料層塗11に比べて同等もしくはそれより小さくな
るように調整された。0敗溶液熱硬化性型アクリル樹脂
系−上塗塗料を塗装し、且つ、 61)加熱硬化させた」−塗塗膜が、上記(2)の熱硬
化性有機溶液/I+1!アクリル樹脂系塗料の加熱硬化
させた塗膜に比べて、引張破断強度伸び十がその絶に1
値にノ古いて5以上小さく、−刀、破断ノ五応力が少な
くと68 +l kp/ can’おおきくなるように
調整してなる ことを特徴とする塗装法が提供される。
本発明の特徴は、下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装からな
る塗装系において、上記■〜■の要件の組合わせを用い
る。αにある。
まず、耐チッピング性の向上は、上記■、■および■で
明記した特定範囲の引張破断強度伸び率(以下、1社に
1伸V率」と略称することがある)および破断点応力を
有する熱硬化性有機溶液型アクリル樹脂系塗料(以下、
「バリアーコート」と略称することがある)中塗塗膜と
上塗塗膜との間に介在させ、且つ上塗塗料として熱硬化
性有機)8成型アクリル+M脂系上塗塗料(以下、「溶
液型上塗塗料」と略称することがある)をウェットオン
ウェットで塗り重ね、加熱硬化せることによって可能と
なった。
rなわち、本発明におい−C1中@塗膜と上塗塗膜との
111間に形成したバリアーコート塗膜は、中塗・ヒ塗
両塗膜に比べて伸び率が大きくたわみ性にもrぐている
ので中間緩衝層として作用する。
しかして、複合塗膜の上塗塗膜面に砂利などの小石が衝
突してもその衝撃エネルギーの殆どはこのバリアーコー
ト塗膜に吸収、緩和されてその下層の中塗・下塗両塗膜
に波及びすることが殆どなくなり、該両塗膜の衝撃剥離
が激減し、ビーリング性が者しく改良される。そして、
素材(たとえば鋼板)が露出することもなくなり、素地
面の腐食、発錆などの問題、つ、も解消される。
一方、上塗塗膜は、伸び率を小さくし且っ破断、α応力
を大きくして強靭な塗膜にg整しであるため、小石など
が衝突してもキズ、ワレなどが発生しにくく、しかも、
その衝撃エネルギーは、集中することはなく上塗塗膜の
その周囲に分散し、tltl面位あたりの負荷が小さく
なって、バリアーコート塗膜内への吸収が容易となると
いう特性を有する。
また、本発明では、上記■に規定するごとくバリアーコ
ート塗IIλが実質的に未硬化で湿潤状態のうちに溶液
型上塗塗料を塗装し、かつ上記■に規定したごとく溶液
型上塗塗料はその表面張力がバリアーコートと同等もし
くはそれより小さくなるように調!jれているので、バ
リアーフート塗膜面への上塗塗料のヌレ、なじみが着し
く良くなり、しかも両塗膜の硬化時に層間で化学的結合
することもあり、その結果、複合塗膜の平滑性、ツヤ、
鮮映性が者しく改善され、また、付着性も向上し、両塗
膜開のピーリングのおそれが解消される。
さらに本発明により形成される複合塗膜は、バリアーコ
ート塗膜と上塗塗膜との層間で各塗料を移行して混合す
ることがないので、形成される複合塗膜の仕上がり外観
にすぐれている。
まrこ、本発明の方法で形成される複合塗膜は、耐化学
性、耐候性、物理的性能などの塗膜特性1こもすぐれて
いる。
以−卜、本発明の塗装法についてさらにに体面に説明す
る。
k−皇一方士 本発明の塗装法に従って複合塗膜を形成せしめることの
できる基材としては、特に制限がなく、任意の材質のも
のを用いることができるが、前記の耐チツピング性向上
などの観、αからすれば金属を使用することが最も好ま
しく、これ以外にプラスチック、ゴム、木、プラス、無
機質材料などがあげられ、さらにこれらを2N1以上組
み合わせたものであってもさしつかえない。
具体的には、これらの基材を使用してなる乗用4【、ト
ラック、す7アリーカー、オートバイなどの1μ体や部
品、および電電製品、!μ務機器、鋼製′家↓(、建材
などがあげられる。
これらの基材は、後述の下塗塗装に先立って、それ自体
公知の1j法で脱脂処理、化成処理、その池通常の画処
理などを行っておくことが好ましい。
Σ」L遠二炎: 上記の被塗材に下@塗料を塗装する工程である。
本発明でI(Iいる下塗塗料は、それ自体既知の任意の
常温乾燥型などのタイプの有機溶剤およCI′/または
水を溶媒もしくは分散媒とする塗料の中から、vi、塗
材の材質、形状、用途および次工程の中塗塗料の種類な
どに応じて適宜選択できる。
そのうも、自動11LI4L体などの金属製の被塗材に
対しては殊に電着塗料を使用することが好ましい6電着
塗料としてはそれ自体既知のカチオン型およゾ7ニオン
NX!電着塗料のいずれでも使用できる。
まず、カチオン型電着塗料には、塩基性アミ7基をもつ
り(脂もしくはオニウム堪含有樹脂をベースにし、これ
を酸で中和、水溶性化(水分散化)しでなる陰極析出型
の熱硬化性電着塗料が包含され、これは上記金属製被塗
材を陰極にして塗装される。
塩基性アミ7基をもつfl(l1ffとしては、例えば
■ビスフェノール型エボえシ樹II 、エポキシ基(ま
たはグリシツル基)含有アクリル0(脂、アルキレング
リコールのグリシツルエーテル、エポキシ化ポリブタノ
エン、ノボラ・ンク7工/−ル(邊1月けのエボキ/化
物などのエポキシ基含有0(脂のエポキシ基(オキシラ
ン環)へのアミン付加;■塩基性アミ7店をもつト飽和
化合物(例えば、N、N−ツメナルアミ/エチルメタク
リレート、N、N−ツメナルアミ7エチルアクリレート
、N−ビニルピラゾールなど)を+1t H体として用
いる張合;qD第第3アアミフ含イ1グリフール例えば
、N−メチルジエタノールアミン)をグリフールの一成
分とするグリコール成分とポリインシアネート化合物と
の反応;■酸無水物とジアミンとの反応によるイミ7ア
ミンの生成反応による樹脂へのアミ7基の導入;などに
よってイ;)られる塩基価が一般に約20〜約200の
範囲のり(脂が適している。
L記C1>の反応に使用しうるアミンとしては、脂肪族
、脂環式もしくは芳香−1脂肪族の第2級アミン、第2
級アミン及び第3級アミン塩などがあげられる。また該
アミンジこ代えて第2級スルフィド塩及び第3級ホスフ
ィン堪などを使用してオニウム塩とすることもできる。
そして、上記塩基性アミ7基をもつ樹脂もしくはオニウ
ム塩含有樹脂を中和し、水溶性(水分散)するための中
和剤としては、例えば、酢酸、ヒドロキシ酢酸、プロピ
オン酸、酪酸、乳酸、グリシンなどの有機酸;硫酸、塩
酸、リン酸等の無機酸を使用することができる。中和剤
の上記ム(脂に対する配合<H先は、」二記樹脂の塩基
価(一般に約20〜約200の範囲)を基準にして中和
当量の約0゜1〜約0.4倍量の範囲が適当である。
また、カチオン型電着塗膜を加熱硬化性にするために配
合される架橋剤としては、ブロック化したポリイソシア
ネート化合物を用いるのが一般的であり、これにより、
形成された塗膜を加熱(通常、約140℃以上)すると
ブロック剤が解離して、イソシアネート化が再生し、上
記の如きカチオン性樹脂中に存在しうる水酸基などの活
性水素含有官能基と架橋反応し硬化する。
池方、アニオン型電着塗料は、主としてカルボキシル基
を6つ樹脂をベースとし、塩基性化合物で中和、水溶性
化(水分散化)してなる陽極析出型の′Ki着塗料であ
って、金属製被塗材を陽極として塗装される。
カルボキシル基をもつ樹脂には、例えば■乾性油(あま
に油、脱水ひまし油、桐油なと)に無水マレイン酸を付
加して得られるマレイン化油樹脂;■ポリブタジェン(
1,2型、1.4型など)に無水マレイン酸を付加して
得られるマレイン化ポリブタジェン;■エポキシ千3(
脂の不飽和脂肪酸ニスチルに無水マレイン酸を付加して
得られる樹脂;■高5r子敗多価アルコール(分子量約
1000以上のもので、エポキシ樹脂の部分エステル化
物およびスチレン/アリルアルコール共重合体なども含
まれる)に多塩基酸(無水トリメリツト酸、マレイン化
U(脂酸、マレイン化油など)を付加して得られる賛(
脂:■カルボキシル基含有ポリエステル樹脂(II′f
r肪酸変性したものも含む);■カルボキシル基含有ア
クリル樹脂;■グリシツル基もしくは水酸基を含有する
重合性不飽和モノマーとf飽和脂肪酸との反応生成物を
用いて1(う成された1重合体もしくは共重合体に無水
マレイン酸などを付加せしめて得られる用++1f;な
どがあげられ、カルボキシル基の含有1段が酸価に基い
て一般に約:)()〜約ン0(Jの範囲のものが適して
いる。そし−ζ、これらカルボキンル店含有樹脂におけ
るカルボキシル基を中和し、L記脂肪を水溶性化(水分
散化)rるために用いる中和剤としては、例えば、モ/
エタ/−ルアミン、ノエタノールアミン、ツメチルアミ
7エタ/−ルなどのフルカ/−ルアミン;ノエチルアミ
ン、トリエチルアミンなどのアルキルアミン;水酸化カ
リウム、水酸化ナトリウムなどの無機アルカリなどを使
用することがでbる。これら中和剤の使用量は、上記樹
脂の酸価に対する理論中和当量の約0.1〜約1.0倍
当量(好ましくは0.4〜()、8倍当量)の範囲が適
当である。
また、上記樹脂を加熱硬化性にするための架橋剤として
は、ヘキサキスメトキシメチルメラミン、ブトキシ化メ
チルメラミン、エトキシ化メチルメラミンなどの低分子
量メラミン樹脂を必要に応じて使用することができる。
さらに、上記両電着塗料には、顔料(21色顔料、体質
顔料、防錆顔料など顔料の配合量は樹脂固形分100重
量部あたり150重量部未満とすることができる)、親
水性溶剤、水、その他の通常の添加剤を必要に応じ−C
配介し、固形分濃度を約5〜約40重1%に脱イオン水
などで、pI整し、しかもptlIt特定範囲(カチオ
ン型では5.5〜8.O、アニオン型では7〜9の範囲
が好ましい)に保って電着塗装に供することができる。
電着塗装は常法に従って行なうことができ、例えば、浴
温15〜35°C1負荷電圧100〜400 Vの条件
で、被塗物を、カチオン型では陰極に、アニオン型では
陽極として実施することがIl′きる。
塗装膜厚制限されないが、通常、硬化塗膜に基いて10
〜40μの範囲とするのが好ましい。
電着塗膜は原則として10()〜200 ’C1好まし
くは140〜200°Cの範囲に加熱して硬化せしめら
れるが、アニオン型電着塗料で空気乾燥性の不飽和脂肪
酸で変性した樹脂を用いた場合には室温で乾燥させるこ
ともできる。
本発明で使用する下塗塗料は、上記の電着塗料に限定さ
れず、これら以外に、エポキシ樹脂、アルキド樹脂、フ
ェノール樹脂などから選ばれるベース樹脂と架橋剤とし
ての7ミノ樹脂とを主成分とする有機溶剤および/また
は水を媒体とするすでに公知の下塗用塗料も使用できる
下塗塗膜は、次工程の中塗塗料の塗装にあたって、予め
、加熱もしくは常温で硬化させておくことが好ましい。
す」 塗 髪−J(: 下塗塗膜に中塗塗料を塗装する工程である。
中塗塗料としては、付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバ
ーベイク性、耐候性などにすぐれたそれ自体既知の熱硬
化性中塗塗料が使用できる。具体的には、油長が30%
以下の短油もしくは超短油アルキド樹脂またはオイルフ
リーポリエステル8(脂とアミ/樹脂とをビヒクル主成
分とする熱硬化性中塗塗料があげられる。これらのアル
キド樹脂およびポリエステル樹脂は、水酸基価30〜1
40および酸価5〜200で、しかも変性油μとして不
飽和油(らしくは不飽和脂肪酸)を用いたものが好まし
く、また、アミ781脂は、アルキル(好ましくは炭素
数1〜5個のもの)エーテル化したメラミンム(脂、尿
素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂などが適している。これ
ら両樹脂の配合比は固形分重量に基いてアルキド0(脂
および/またはオイルフリーポリエステル樹脂65〜8
5%、特に70〜80%、アミノ樹脂35〜15%、特
に30〜20%であることが好ましい。さらに、上記ア
ミ7樹脂の少なくとも一部をポリイソシアネート化合物
やブロック化ポリイソシアネート化合物に代えることが
できる。
また、該中塗塗料の形態は、有P;8&溶液型が最も好
ましいが、上記ビヒクル成分を用いた非水か散液型、ハ
イソリッド型、水溶液型、水分散液型、粉体型などであ
ってもさしつがえない。さらに、該中塗塗料には、体質
顔料、着色顔料、防食顔料、その他の塗料用製加削など
を心変に応じて配合することができる。
本発明において、下塗塗膜面への中塗塗料の塗装法は特
に制限されず、例えばスプレー塗装、ハケ塗り、浸漬塗
装、静電塗装などを用いることかでと、また塗′tc膜
厚は硬化塗膜にもとずいて10〜50μとするのが好ま
しい。塗膜の硬化γj、を度はビヒクル成分によって異
なり、60〜200 ’C。
特に100〜I G O’Cの範囲の温度で加熱硬化す
る。
びリアーコート慰x−: 硬化された中塗塗膜面にバリアーフートを塗装する工程
である。
バリアーコートは、小石などの衝突による衝撃エネルギ
ーを吸収する中間緩衝層を形成させるために、上記硬化
した中塗塗面に塗装する塗料であって、本発明では殊に
、伸V率が10%以上で且つ破断点応力か20 kg/
 cm2の物性の塗膜を形成しうる、熱硬化性アクリル
樹脂組成物をビヒクルの主成分とし、これを有機溶剤に
溶解してなる熱硬化性有機溶液型アクリル樹脂系塗料で
ある。
ビヒクル主成分である熱硬化性アクリル樹脂組成物は、
水酸基含有アクリル樹脂(ベースl(脂)と架橋剤とか
らなる。水酸基含有アクリル(村脂は水酸J& 含fj
ビニルモ/マーとのその他のビニル七/マーとの共lR
会合体あることができる。水酸基金イ1ビニルモ/マー
としては、例えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート
、2−ヒドロキンエチルメタクリレート、ヒドロキシプ
ロピルアクリレート、ヒドロキシプロピルメタクリレー
トなどの如きアクリル酸またはメタクリル酸のC2〜C
24ヒドロキシアルキルエステル;N−7チロールアク
リルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−ヒ
ドロキシエチルアクリルアミド、N−ヒドロキシエチル
メタクリルアミド、N、N−ノヒドロキシエチルアクリ
ルアミド、N、N−ジヒドロキシエチルメタクリルアミ
ドなどの如きアクリル酸またはメタクリル酸のモノ−も
しくはノーC7〜C12ヒドロキシアルキルアミド;一
般式 %式% II 、C112CII 、CII 20÷+1)1 
 (式中、RはitまたはC)l 、を表わし、nは0
.5−5である)′??示されるε−カプロラクトン変
性ビニル単量体等が挙げられ、このうhl 2−ヒドロ
キシエナルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルメタクリレートおよび上記一般式で示される
ε−カプロラクトン変性ビニル単量体から選ばれる1種
以りを用いることが好ましい。
その他のビニルモノマーとしては、例えば、エチルアク
リレート、プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレ
−)、1so−ブチルアクリレート、3−ペンチルアク
リレ−1・、ヘキシルアクリレート、2−へブチルアク
リレート、オクチルアクリレート、2−オクチルアクリ
レート、/ニルアクリレート、ラウリルアクリレート、
2−エチルへキシルアクリレート、2−エチルブチルア
クリレートなどのアクリル酸のC1〜8.アルキルエス
テル、およびペンチルメタクリレート、ヘキシルメタク
リレート、2−エチルへキシルメタクリレート、テ゛シ
ルメタクリレート、うiンリルメタクリレート、ステア
リルメタクリレートなどの7タクリル酸の05〜,8ア
ルキルエステルが特に好ましい。ここに例示したこれら
のアクリル酸エステルおよびメタクリル酸エチルは、こ
れから誘導される単独重合体の静的ガラス転移温度がい
かれも0℃以下となる軟質モノマーであり、本発明にお
けるバリアーコート用の樹脂としては、これらから選ば
れる1種以上のモノマーと前記水酸基含有ビニル七ツマ
−とを共重合させた水酸基含有アクリル樹脂が好適であ
る。また、上記軟質モノマーの一部分(50重量%以内
)を、スチレン、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、ビニルトルエン、アクリル酸、メタクリル酸、グ
リシジルアクリレート、グリシノルメタフレリートなど
から選ばれる硬質モノマーの18以上と代替して共重合
せしめてなる水酸基含有アクリル樹脂も使用できる。
該水酸基含有アクリル樹脂は、水酸茫価が20〜150
、好ましくは;)O〜50の範囲にあり、さらに、屯(
it′q−均分子q[が約5000〜2000()()
、特に10000〜50000の範囲にあることが好ま
しい。
一’)j、、I−配水酸基含有アクリルO(脂くベース
樹11け)の架橋剤としは、例えば、炭素数1〜5個の
1価アルコールの1種以−ヒで変性されたメラミン!J
l iiけ、尿素(」(脂、ベンゾグアナミンQ(脂な
どの7ミ/(邊(脂が好ましい。
そして、水酸ノ、(含有アクリル樹脂と架(1壜削との
配今側介は、該両成分の今d1稙にノ占い゛C1水酸清
含有アクリル(邊(脂6()〜(30屯耽%、架flS
5斉1140〜10重量%の範囲が好ましい。
バリアーコート塗膜の伸び率および破断点応力の111
1gは、水酸基含有アクリル樹脂のモアマー組成、分子
量、水酸基価、架橋剤の組成と配合量、顔料の配合量と
その組成などによって容易に行なうことができる。
本発明で用いるバリアーコートは、上記ビヒクル成分を
有機溶媒に溶解せしめた塗料であって、有機溶剤として
は上記ビヒクル成分を溶解するものであれば特に制限は
なく、例えば炭化水素系(脂肪族、芳り族、脂環族など
)、アルコール系、エステル系、ケトン系、エーテル系
などから選ばれる」二記ビヒクル成分を78解しうる任
意の溶剤を使用することができる。
バリアーフートには、さらに必隅に応じて、オ?1性付
伊剤、顔料(着色顔料、メタリンク顔料、体質顔料、防
食顔料)、紫外線吸収剤などを適宜配合する、二とがで
きる。
本発明で用いるバリアーコートの硬化塗膜に関し、伸び
率は10%以上、好ましくは10〜10()0%、さら
に好ましくは10〜200%の範111であり、且つ破
断点応力が20 kg/ 0m2以上、好ましくは30
〜700 kg/ cv2、さらに好ましくは40〜5
00kFl/cm’の範囲にあることが重要である。バ
リアーコートの硬化塗膜の伸び率が10%よりも小さく
なると、チッピング時の衝撃エネルギーを十分に吸収で
きず、他方、破断点応力が20 kg/ c+++2よ
り小さくなると、チッピング時の小石などの衝撃によっ
てバリアーコート塗膜ら損傷を受けやすく、いずれも中
塗塗膜および電着塗膜が衝撃剥離しやすくなるからであ
る。
なお、本明細書におけるバリアーフート塗膜の伸び率お
よび破断点応力の値は、恒温槽付万能引張試験機(島津
製作所オートグラフS−D型)を用い、長さ20LII
L*試料ニつキ、+20°cにおいて引張速度20■/
分で測定したときの値であり、これらの測定に使用する
試料は、該バリアーコートを硬化塗膜にもとすいて60
μの膜厚になるようにブリキ仮に塗装し、140℃で3
0分焼付は硬化させたのち、水銀アマルガム法により単
離したものである。
本発明では、上記ビヒクル成分が上記範囲内の伸び率及
び破断入′、1一応力を有していれば、そ机自体でバリ
アーフートに使用できるが、」1記範囲から逸脱してい
る場合あるいは範囲内であっても伸び率及び/または破
断点応力を微調整したい場合などにおいて、必要に応じ
て粘性付与剤を配合することができる。該粘性付与剤と
しては、上記ビヒクルとの相溶性が良好な樹脂、例えば
ポリオキシテトラメチレングリコールなどが好適であり
、これらの配合量は上記ビヒクル100重量部あたり1
〜50重量部の範囲が好ましい、さらに、必要に応じて
、i′iT塑剤(例えば、ジオクチル7タレート、トリ
クンシルホスフェート、セバシン酸ノブチルなど)、タ
レ止メ剤(例えば、アルミニウムステアレート、シリケ
ートなど)、紫外#l吸収剤を通常使われている適宜量
で配合することもできる。
さらに、上記バリアーフート塗膜は、中塗塗膜及び後述
する上塗塗膜との付着性に優れていることも重要なファ
クターであり、それぞれの塗膜に対する付着力は少なく
とも25kg/cm”以上であることが望ましい。ここ
で付着力は、中塗塗面に塗装したバリアーコート塗面も
しくはさらに上塗塗装した塗面にアタッチメントを固着
し、抗張力測定装置で該アタッチメントを剥離するのに
要したエネルギー(kg/cm2)である。すなわち、
各塗料を所定の条件で塗装し、硬化させた後、バリアー
コート塗面および上塗塗面に、該塗面との接触面が直径
5taraの円形であるアタッチメントをエポキシO(
脂系二液形接着剤で固着し、次いで、該アタッチメント
を、ショツパ一式抗張力測定装置(」二島裂1゛11ヅ
1)で、20“Cにおいて、引っ張り1*度51=l 
Ill 7分で各塗膜から剥離するのに要する勤カを測
定する。
本発明において、バリアーフートはすでに硬化せしめた
中塗塗1漠而に塗装するのであるが、その塗装方法は、
前記中塗塗装と同様にして行なえる。
その塗装膜厚は、硬化塗膜に基いて1〜20μ、1、I
fに5〜15μの範囲とするのが好ましい。また、バリ
アーコート塗装膜を上塗塗膜と同系統の色調にしておく
と、色彩的な仕上がり注が一段と向」ニし、かつ上塗塗
膜がチッピングなどによって剥離しても、その部分の損
傷が目立ちにくいという利点がある。
上−e e  、i: バリアーコート塗膜面に溶液型上塗塗料を塗装する工程
である。
溶液型上塗塗料の塗装は、バリアーコート塗膜が未乾燥
状態で且つその塗着しているバリアーニート塗膜/(I
fの粘度が5゛〜500ポイズ、好ましくは5〜100
ポイズ、さらに好ましくは10〜50ボイ疋(いずれら
20 ’Cにおいて)の範囲内にあるバリアーコート塗
膜面にス・1して行なう。塗着しているバリアーコート
塗H9=層の粘度が5ポイズより低い状態で上塗塗料を
塗装すると、上塗塗料が流れたり、りしたりするので好
ましくな仁−ノj、塗着しているバリアーフートの粘度
が500ポイズよ「)高くなったり、イ;史flS後に
上塗塗料を塗装すると、」二P!/X塗料のバリアーコ
ート塗JIQに犬・tするヌレ、なじみが低↑”し、L
塗塗面の磨潰性、ツヤ、kY映性、メタリンク感なとの
仕J二がり性などが低下するので好ましくはない。
本発明において、塗着したバリアーフートの粘度の測定
は、該バリアーコートをブリキ板にIi:f記方法で塗
装しく塗j!c″Cきるだけ実際に即した条件で行なう
ことが好ましい)、塗着したバリアーコートをγラスピ
ンに4111 !JS L 、それをコーンアンドプレ
ート型粘度計で、20 ’Cにおいて、ズリ速度10 
!Xec−’における粘度を読みとることによって行な
う。
塗着したバリアーコートの粘度調整は、塗装時における
該塗料の不揮発分濃度、溶剤組成、粘度などを適宜調整
することによって容易に行なえ、塗装置後の塗着粘度が
前記範囲より低い場合は室温で放置するがもしくは予備
加熱して溶剤などを揮発せしめることによって調整でき
る。
本発明において、このようにig整したバリアーコート
塗膜面に塗装する溶液型上塗塗料は、(i)  硬化塗
膜が、伸び率は40%以ド、好ましくは2〜3()%、
さらに好ましくは2〜20%て゛あり、且つ破断点応力
が100 kg/ c+a2以上、好ましくは100−
1000kg/era2、さらに好ましくは200−6
00kg/c+o2の範囲内の物性値を有していること
、 (置)バリアーフート塗膜面に塗着した溶液型上塗塗料
塗液の表面張力が、該バリアーコート塗膜のそれと同等
もしくはそれより小さいこと、および (iii)硬化せしめたバリアーコート塗膜に比べて、
伸び率がその絶対値に基いて5以上小さく、好ましくは
8〜990小さい、さらに好ましくは10〜195小さ
く、且っ破断点応力が80に、/elfi2以上大さい
、好ましくは90−900 kg/ cn’、さらに好
ましくは100−500 kg/ c+a2大きいこと の要件を有していることが重要である。
すなわち、該上塗塗料の塗膜の伸び率ならびに破断点応
力および塗料の表面張力などを、上記(1)〜(iii
)に記載の要件を1岡だすごとく調整することによって
前記したような技術効果が得られる。
したがって、上記(i>の要件において、上塗硬化塗膜
の伸び率が40%よりも大きくなると、一般に塗膜の硬
さが不十分となり、耐溶剤性も低下し、また破断点応力
が100kg/am2より小さくなると耐チッピング性
の向上が望めず、(ii)の要件において、上塗塗料の
表面張力がバリアーコート塗膜のそれより大きくなると
、上塗塗料のバリアーフート塗面へのヌレ、なじみなど
が十分でなく、仕上がり外観がむしろ低下するおそれが
あり、さらに(iii)の要件において、伸び率および
破断、%7゜応力が上記は範囲から逸脱すると耐チアピ
ング性の、としい改訂は期待できない。
表面張力1こ関し、バリアーコート塗面に塗着した溶液
型上塗塗料塗液の表面張力が、該バリアーコート塗面の
それよりも0.2〜2.0小さいことが特に好ましい。
本発明においで、バリアーフート塗1戻而に塗):する
溶液型上塗塗料は、好適には、水酸J、I;−’i有ア
クリル樹(11〒と/p 4!3削とを有機溶剤にm解
されてなるものを主成分とrる熱硬化性塗料である。
まず、水酸塾含有アクリル樹脂は、例えば、前記バリア
ーコート塗装の項で例示した水酸基含有ビニルモノマー
とその他のビニルモノマーとから選ばれる1種以」−を
用いて共重合せしめることによって得られるが、上塗塗
膜は一般にバリアーコート塗膜に比べて物性的に剛直で
ありために、その他のビニルモノマーとして、前記軟質
モノマーよりも硬質モノマー(前掲)を主成分とするこ
ともありうる。そして、該水酸基含有アクリル樹脂は、
水酸基価が20〜150、好ましくは30〜70、重量
平均分子量が約5ooo〜20 (+ 000好ましく
は1000〜50000の範囲内にあることが丘!シま
しい。
−H1上記水酸基含有アクリルυ(脂(ベース樹脂)の
架橋剤といては、例えば、炭素数1〜5個の1舗アルコ
ールの1種以上で変性されたメラミン(邊(月け、J酸
素4j4111?、ベンゾグアナミン(邊(脂などのア
ミノ田面が好、1.シい。
そして、水酸基含有アクリル用jiltと架橋剤との配
合割合は、該両成分の合計量に基いて、水酸基含有アク
リル樹脂60〜!〕0重量%、架橋剤・10〜10重量
%の範囲が好ましい。
有機溶剤は、これらの水酸基含有アクリル樹脂および架
橋剤を溶解するものであればよく、具体的には前記バリ
アーフート塗装のπ(で例示した溶剤が好j屯である。
本発明において、溶液型上塗塗料を、未乾燥状態で且つ
特定の粘度範囲に調整してなるバリアーコート塗膜面に
塗装し、本発明の目的とする複合塗膜を形成するJj法
として、例えば次の方法があげられる。
まず、溶液型上塗塗料は、メタリック顔料および/また
は着色顔料を配合してなるメタリック塗料、ソリッドカ
ラー塗料、顔料を殆どもくしは全く含まないクリヤー塗
料(カラークリヤーも含む)の3種に分けることができ
る。
そして、これらを用いて上塗塗膜を形成する方法として
、 (、)  メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を
バリアーコート塗膜面に塗装後、加熱してバリアーコー
ト塗膜と共に硬化せしめる方法:(b)  メタリック
塗料またはソリッドカラー塗料を」二元バリアーコート
塗膜面に塗装し、次いでクリヤー塗料を塗装した後、加
熱してバリアーコート塗膜と共にこれらの両塗膜も同時
に硬化せしめる方法: (e)  メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を
上記バリアーコート塗膜面に塗装し、加熱してバリアー
コート塗膜と共に硬化させた後、さらにクリヤー塗料を
塗装し、加熱する方法:などがある。
これらの上塗り塗料は、スプレー塗装、静電塗装などで
塗装することが好ましい。また、上塗塗膜厚は、乾燥塗
膜に基いて、上記(a)では25〜40μの範囲、上記
(b)および(C)では、メタリック塗料ならびにソリ
ッドカラー塗料は10〜30μの範囲、クリヤー塗料は
25〜50の範囲がそれぞれ好ましい。硬化条件は配合
樹脂成分によって任意に選択″Cきるが、一般には80
〜170℃、特に120〜150℃C・10〜40分間
加熱するのが好ましい。
本発明の方法に従いバリアーコート塗膜面上に形成せし
める上塗塗膜の厚さは、硬化塗膜に基いて一般に25μ
以上、好ましくは30〜70μ、さらに好ましくは35
〜50μの範囲になるようのするのが望ましい。
」;塗塗料には、さらに必要に応じて、粘性付与剤、顔
料(XJ色顔料、メタリック顔料、体質顔料、防食顔料
)、紫外#a吸収削などを適宜配合する事が小米る。
本発明において、」1塗塗膜の伸び率および破断点応力
の調整は、水酸基含有アクリル!34脂のモノマー成分
、分子量ならびに水酸基価、架橋剤の組成と配合Eat
、顔料の配合量と組成などを適宜選択することによって
行なうことができる。
に塗塗膜の伸び十及び破断点応力の測定は、前記バリア
ーフート塗+yにおけると同様にして行なうことができ
る。
本発明において、」1塗塗料に関する111f記安件(
i)〜(iii)は、少なくとも、バリアーコート塗膜
面と+ff接に接触する上塗塗料〔例えば、前記(、)
〜(c)におけるメタリック塗料およびソリッドカラー
塗料〕が有していればよいが、さらにこれらの上塗塗膜
面に塗り重ねる前記(b)〜(e)のクリヤー塗料もま
た、上記要件(i)〜(iii)を有することが望まし
い。
上塗塗料を、前記要件(i)〜(iii)に適合させる
ための調整方法として、水酸基含有アクリル樹脂自体の
ガラス転移温度を高くする、さらに分子量が比較的大き
く且つ架橋性官能基が多い樹脂を選択し架橋剤、硬化触
媒などの配合量を適当にコントロールする、体質顔料な
どの配合量を調整する、などの方法があげられ、これか
ら選ばれる1種以上の方法により+i+j記要件に容易
に適合させることができる。
しかし、いずれにしても、上塗塗料によって形成される
塗膜の正確な物性は、これら塗料の少51支を用いて実
際に塗膜サンプルを形成し、■)カ述の方法で伸び率お
よび破断点応力を測定することによって知ることができ
、これによって本発明の方法に適合する塗料を選択する
ことができる。
本発明の塗装法に従い、下塗塗装−中塗塗装−(硬化)
−バリアーコート塗装−(ウェットオンウェット)−上
塗装置−(加熱硬化)の工程に基いて形成される複合塗
膜の性能は、耐チッピング性、ビー+7ング性、仕上が
り外観(例えば、平滑性、光沢、鮮映性、肉持感など)
が者しく改Hされ、さらに齢化学外、耐候性、物理的性
能などもすぐれているという利点がある。
次に、実施例および比較例により本発明をさらに説明す
る。
上、W札へ!il!−整一 (1)被塗材 ボンデライト[030(日本パーカーライノング(株)
製、リン酸亜鉛系金属表面処理剤)で化成処理した鋼板
(大きさ300X90X0.81m)。
(2)下塗塗料 (A)  カチオン型電着塗料:ニレクロン#9200
(関西ペイント(株)製、エポキシポリアミド系カチオ
ン型電着塗料、グレー色)。
(B)  アニオン型電着塗料:ニレクロン#7200
(関西ペイント(株)製、ポリブタジェン系アニオン型
電着塗料)。
(3)中塗塗料 (A)  短油性アルキド樹脂系塗料 多塩基酸成分として無水7タル酸、テレフタル酸を主に
用いた大豆油変性アルキド樹脂(油長:15%、水酸基
価二80、酸価:15)75重量%とブチルエーテル化
メチルメラミン樹11?25重景%(固形分比)とから
なるビヒクル成分1002RM、 Msあたり、顔料(
チタン白、バッタ)を150重量部配合してなる中塗塗
料。
(B)  オイル7リーアルキジ樹脂系塗料多塩基酸成
分として無水7タル酸、無水トリメリット酸を主に用い
たオイル7リーアルキV(B脂(水酸基価:80、酸価
:10)707.[量%とブチルエーテル化メチルメラ
ミン樹脂30重鼠%とからなるビヒクル成分100重量
部あたり顔料(チタン白、バッタ)を100重+A部配
合してなる中塗塗料。
(4)バリヤーコート (4−1)  水酸基含有アクリル樹脂の製造(a) 
 スチレン15重量部、メチルアクリレート17重量部
、エチルアクリレート16重量部、ε−カプロラクトン
変性ビニルモノマー(注:1)40重量部、ヒドロキシ
エチル7クリレート10重ffi部およびアクリル酸2
重量部を、重合開始剤α。
α′−アゾビスイソブチロニトリルを用いてキシレン中
で重合せしめ、樹脂固形分含有率60重量%の水酸基含
有アクリル樹脂溶液を製造した。該アクリル樹脂の重量
平均平均分子量は約:(0000であった。
(b)  スチレン151vL171S、メチルメタク
リレート20重量部、エチルメタクリレ−) 23tJ
j 置部、ローブチルアクリレート30重量部、ヒドロ
キシエチルメタクリレート10重@gおよびアクリル酸
2重−’t、 rSを、重合開始剤αgα′−7ゾビス
イソブチロニトリルを用いてキシレン中で重合せしめ、
樹脂固形含有率50重量%の水酸基含有アクリル樹脂溶
液を製造した6該アクリル樹脂の重量平均分子量は約3
5000t’あった。
(注:1)ε−カプロラクトン変性ビニルモノマーは、
CH2=C(H)−COOCH2CH20−ecOcH
2CH2CH2CH2CH、O+−1Hで示されるビニ
ルモノマーである。
(4−2)  バリヤーコートの製造 第1表に記載した上記(4−1)で製造した水酸基含有
アクリル酸2重(a)または(b)を含む成分を混合、
分散してバリヤーコート(A)〜(F)を製造した。第
1表の数値は各成分の配合量を示し、単位は重量部であ
る。
tIrJ1表におい″(、 (本1)基体樹脂溶液の配合量は樹脂固形分量としてで
ある。
(*2)ニーパン28−60:三井東圧化学(株)製商
晶名で、n−ブトキシメチルメラミン樹脂である。その
配合量は樹脂固形分量としてである。
(本3)へリオーデンブル−L−6900:BASF社
製商品名。
(寧4)カーボンブラック:コロンビアカーボン社製、
ネオスペクトラビーズAGを使用した。
(京5)ベントン27車NLケミカル社製、チクソトロ
ピック性付与剤。
(*6)工aノル200:日本アエaジル社製、シリカ
系チクソトロピツク性付与剤。
(5)熱硬化性有機溶液型アクリル0(層系塗料(5−
1)  水酸基含有アクリル樹脂の製造(C)  スチ
レン20重量部、エチルメタクリレート36重量部、n
−ブチルメタクリレート30重+lL部、ヒドロキシエ
チルメタクリレート12重量部およびアクリル酸2重量
部を重合開始剤(α。
α′−7ゾビスイソブチaニトリル)を用いてキシレン
中で共重合せしめて、樹脂固形分50重量%の水酸暴含
有アクリル樹脂溶液を製造した。該アクリル0(脂の重
量平均分子量は約:(5000であだ。
(5−2)  メタリック塗料の製造 第2表に記載した成5すに基いて、通常のノj法で混合
、分散し、上塗塗料用メタリック塗料を製造した。
第2表において、 (*1)アクリル樹脂溶液の配合量は樹脂固形分量であ
る。
(*2)アルミペース)4919:東洋アルミニウム(
株)製、メタリック用リン片状?ルミニウム顔料のペー
スト (5−3)クリヤー塗料の製造 攪#機、温度計、還流冷却機等の備わった通常のアクリ
ル樹脂反応容器にセロソルブアセテート40部を仕込み
加熱攪拌し、135℃に達してから下記の単鼠体混合物
を3時間かかつて添加した。
メチルメタクリレート        100部ミーブ
チルメタクリレート     30n−ブチルメタクリ
レート      12g2−エチルへキシルメタクリ
レート202−ヒドロキシエチルメタクリレート25メ
タクリル酸             3セロソルブア
セテート50 0g”  7ゾビスイゾプチロニトリル 4上記単量体
混合物を添加後1時間、反応を135℃のまま続け、そ
の後セロソルブアセテート10部、α、α′−アゾビス
イソブチロニトリル0゜6部よりなる混合物を1時間3
0分がかって添加した。その後2時間反応させた後、減
圧ドでセロソルブアセテートを留去しIf脂分濃度65
%に調整し、アクリル樹脂fB液を製造した。アクリル
樹脂溶液の樹脂分の数モ均分子量(蒸気圧浸透法で測定
)は6100であり、アクリル樹脂浴IA−2の粘度は
Z2(〃−ドナー気泡粘度、25°C)であった。
このアクリルリ(脂溶液を用いて下記配合で、ディスパ
ー分故によりクリヤー塗料Aを作成した。
65% アクリル樹脂溶液 A−21081fiS70
% ニーパン208E−6043 60% アクリ゛ル樹脂非水分散液 B−254部 1% レイボーNo、3  (注1)    0.1(
注1) レイボーケミカル(株)製シリコン添加削寺−
−1 上記l調整した試料を用いて、被塗材に1−′塗塗料、
中塗塗料、バリアーコートおよび上塗塗料を第3表に示
した組み合せで下記のごとく塗装した。
(1)  ド塗塗装: カチオン電着塗装条件:浴固形分濃度19重量%、浴温
度28℃、pH6,5、負荷電圧約250V、180秒
間通電。
アニオン電着塗装条件:浴固形分濃度12重量%、浴温
度30℃、pH7,8、負荷電圧約200V、180秒
間通電。
上記いずれもの場合も電着塗装後水洗し、風乾後、17
0℃で30分加熱して塗膜を硬化させた。
膜厚は硬化塗膜に基いて20μであった。
(2)中塗塗装: 加熱硬化せしめた電着塗膜面に、中塗塗料(A)、(B
)をetia4Icptで塗装し、140℃で30分間
加熱して塗膜を硬化した。膜厚は硬化塗膜に基いて25
μである。
(3)  バリアーコート塗装: 加熱硬化した中塗塗膜面に、粘度を7オードカツブ#4
で15秒(20℃)に調整したバリアーフ−)(A)〜
(F)を、スプレー塗装機で硬化膜J9が10μになる
ように塗装した。粘度調整は、スフゾール1500/イ
ソブタ/−ル/トルエン=二)/1/6(重量比)から
なるシンナーて゛行うた。塗装後、室温で放置し、塗着
しているバリアーコートの粘度を20〜30ボイχ(2
0℃)に調整してから(粘度測定は前記の通り)後、上
塗塗装した。
なお、第3表において、比較例9では、バリアーニート
(A)を塗装後、140℃で30II)−間加熱して硬
化せしめたものであり、比較例10はバリアーコートを
塗装しない例である。
(4)上fJr、塗装: このように粘度調整したもしくは硬化せしめたバリアー
コート塗膜面および中塗塗膜面(比較例10)に、メタ
リック塗料(A)〜(E)を静電塗装機で塗装し、室温
で約10分間放置してからクリヤー塗料(A)を静電塗
装機で塗装し、しかる後、140°Cで30分間加熱し
て、バリアーフート塗膜、メタリック塗膜およびクリヤ
ー塗膜を同時に硬化せしめた。
塗装時の塗料粘度は、7オードカツプ#43(2+)”
C)で、メタリック塗料は15秒、クリヤー塗料は25
秒であった。塗装膜J’−7−は、映化塗膜に基いて、
メタリック塗膜は15μ、クリヤー塗膜は30μである
クリヤー塗料の硬化塗膜の伸び率は7%、破断7α応力
は330 kg/ cn+2であった。
■−JLfL基撃j冒( 上記の実施例お上り比較例において塗装した塗板を用い
て塗膜性能試験を行なった。その結果を後記のf:IS
4表に示す。
し試験方法] (車1)自1チッピング性: ■試験機器:Q−G−Rグフベロメーター(Qパネル会
社製品) ■吹付けられる石ニア号砕石(JIS  A3001規
格) ■吹付けられる石の容+IL:約50−1■吹イ・1け
エアー圧カニ 2.5 kg/ cm2■試験時の温度
:約−20℃ ■塗面への吹付角度=45゜ 試験糎を、ドライアイスで一20℃に調整したメタノー
ル中に5分間浸漬したあと、それを試験片保持台にとり
つけ、約2.5kg/cm2の吹付はエアー圧力で約5
0慴1の砕石を試験片に発射せしめた後、そのピーリン
グ性および耐塩水噴霧性を評価した。ピーリング性は目
視観察し下記の基牟で評価し、耐塩水噴霧性は試験片を
JTSZ2371によって960時間、塩水噴霧試験を
行い、次いで塗面に粘着セロハンテープを粘着し、急激
に剥離した後の被衝撃部からの発錆の有無、腐食状態、
塗膜ハ〃しなどを観察する。
■ ピーリング性 ◎(良):上塗塗膜の一部に衝撃によるキズが撞く僅か
認められる程度で、中塗塗膜及び電着塗膜の剥離を全く
認めず。
Δ(やや不良):上塗塗膜に衝撃によるキズが多く認め
られ、しかも中塗塗膜及び電着塗膜の剥れ、も散見。
×(不良):上塗塗膜の大部分が剥離し、被WI撃部お
よびその周辺を含めた被Wi撃部の電着塗膜が剥離。
■ 耐塩水噴霧性 ◎:発発錆腐食、塗膜ハガレなどは認められな+11゜ ○:錆、腐食および@膜ハがしかわずか認められる。
Δ:錆、腐食および塗膜ハ〃しがやや多く認められる。
×:錆、腐食およV塗膜ハガレが着しく発生。
(*2)if水性:40℃の水中に10日間浸漬した後
の塗膜外観を目視で評価し、さらに室温で24時間風乾
後、素地に達するように刃物で塗膜をクロスカットし、
そのカット部に粘着セロハンテープを貼着し、それを急
激にはがした後の塗面を目視評価した。
塗膜外観 ◎:7クレ、八がしなどの異常が全く認められない。
付着性 ◎:異常なし △:カット部に塗膜のハ〃しを多く認める(車 ;))
光υく: 20’鏡面反射率 (本4)鮮映性: 鮮映性測定器JCRI−GGr)−166型cd計(発
売元 日本色彩研究所)を用いて測定した。角度は55
°であった。
(車5)メタリック@: 目視によって評価。
◎:良好 Δ:メクリツクムラ多く認められる ×:メクリツクムラ者しく発生 手続補正書(自発) 昭和61年5月15日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下塗塗装−中塗塗装−上塗塗装からなる塗装工程におい
    て、 (1)上塗塗装に先立って、中塗塗膜面に、引張破断強
    度伸び率が10%以上で且つ破断点応力が20kg/c
    m^2以上の硬化塗膜を形成しうる熱硬化性有機溶液型
    アクリル樹脂系塗料を塗装し、次いで、 (2)塗着した該熱硬化性有機溶液型アクリル樹脂系塗
    料層を、実質的に未硬化の状態で且つその粘度を5〜5
    00ポイズ(20℃)に調整した後に、(3)上塗塗料
    として、引張破断強度伸び率が40%以上で且つ破断点
    応力が100kg/cm^2以上である硬化塗膜を形成
    することができ、しかもその塗着時の表面張力が上記(
    2)のように調整した熱硬化性有機溶液型アクリル樹脂
    系塗料層塗面に比べて同等もしくはそれより小さくなる
    ように調整された熱硬化性有機溶液型アクリル樹脂系塗
    料を塗装し、且つ、 (4)加熱硬化させた上塗塗膜が、上記(2)の熱硬化
    性有機溶液型アクリル樹脂系塗料の加熱硬化させた塗膜
    に比べて、引張破断強度伸び率がその絶対値に基いて5
    以上小さく、一方、破断点応力が少なくとも80kg/
    cm^2大きくなるように調整してなる ことを特徴とする塗装法。
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CN104941887A (zh) * 2015-06-01 2015-09-30 蚌埠市蚌风风机有限公司 一种风机涂漆工艺

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