JPS62273083A - 複層塗膜形成法 - Google Patents

複層塗膜形成法

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JPS62273083A
JPS62273083A JP11615186A JP11615186A JPS62273083A JP S62273083 A JPS62273083 A JP S62273083A JP 11615186 A JP11615186 A JP 11615186A JP 11615186 A JP11615186 A JP 11615186A JP S62273083 A JPS62273083 A JP S62273083A
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JP
Japan
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component
coating
acid
weight
paint
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Pending
Application number
JP11615186A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Iwase
岩瀬 治
Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Tsuguo Nezu
根津 嗣男
Ichiro Tabuchi
田渕 一郎
Hiroshi Osumimoto
大住元 博
Shinji Sugiura
杉浦 新治
Takao Matoba
的場 隆夫
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 本発明は、特に自動車車体外板などに耐チッピング性、
防食性および物理的性能などのすぐれた複層塗膜を形成
する方法に関する。
自動車外板部の塗装工程は、通常、電着塗装、中塗り塗
装および上塗り塗装からなっているが、近年、このよう
にして形成された自動車外板部の複層塗膜の耐久性の問
題、特に1llil!剥離による塗膜美観の低下ならび
に車体鋼板の腐食の進行の問題が重視されつつある0例
えば、道路を走行する自動車の車輪で跳ね上げられた小
石などが外板部の塗膜面に衝突し、その衝撃により塗膜
が局部的に外板基材(鋼板)上から全部剥離する衝撃剥
離現象、いわゆる“チッピングを起こすことが屡々ある
。この現象により、美観性が低下するとともに車体外面
の被衝撃部の金属面が露出し、すみやかに発錆し腐蝕が
進行する1通常、チッピングによる塗膜の剥離は車体底
部および足まわり部に多いが、7−ドお上りルーフにま
で発生することがあり、約半年〜1年で局部的腐蝕がか
なり1gt者になることが知られている。
このチッピングなら1にこれらに基因する鋼板の腐食の
進行などを防止するため、従来から車体の外板金属基体
表面の化成処理ならびに電着塗料、中a塗料および上塗
塗料におけるU(脂組成や顔料の形状などについて種々
の検討が加えられたが抜本解決策は現在のところ見い出
されていない。
そこで本発明者等は、例えば電着塗装−中塗塗装−上塗
塗装からなる複合塗装系などにおける複層塗膜の上述の
欠陥を解消し、仕上がり外観、耐候性、耐化学性などが
すぐれ、耐チッピング性、物理的性能および防食性など
の改首された複層塗膜の形成方法について鋭意研究を行
った結果、その目的をi!成″Cき、本発明を完成する
にいrこった。
しかして、本発明によれば、 [A]  (a)マレイン酸をグラフト重合してなるエ
チレン・プロピレン−非共役ジエン共重合体と、(b)
官能性モノマーを2〜80重盟%含有するツノカル重合
性不飽和モノマー混合物の共重合体とからなり、かつ(
a)/(b)が重量比にもとずいで9515〜40/6
0であり、該(b)21分の少なくとも一部が該(a)
成分にグラフト重合してなる樹脂組成物と、 [B]  架橋剤と を主成分とする塗料組成物がC)なる塗膜を、金属基体
と上塗り塗膜との眉間に介在せしめることを特徴とする
複層塗膜形成方法が提供される。
本発明で用いる上記[A]成分と[B]酸成分を主成分
とする塗料組成物(以下、「バリアーコート」と略称す
る)によって形成される塗膜に関し、(a)成分に含ま
れているエチレン・プロピレン共重合体は独特のゴム弾
性とすぐれた伸び率を有しているため、通常のaiiに
比べて伸び率が太き(、たわみ性や粘弾性などの物理性
能も着しくすぐれており、これらが耐チツピング性向上
に大きな役割を果していると思われる。さらに、この共
重合体にマレイン酸がグラフト重合されているために、
金属基体や下塗り、中塗りならびに上塗りなどの各種塗
膜との付着性が者しくすぐれている。また、(a)成分
に(b)成分がさらにグラフト重合しているために、[
[3]成分との架橋硬化反応が容易にかつすみやかに行
なわれるので耐水性、耐候性などの性能もすぐれている
。その結果、かがるバリアーフートの塗膜を介して形成
した複層塗膜は、耐チッピング性、N衝宰性、耐水性、
耐薬品性、付着性、耐候性、防食性などを格別顕著に向
上させることが可能となった。
特に、本発明による複層aplXのすぐれた耐チッピン
グ性は、該複層塗膜の少なくとも一層に伸び率、たわみ
性、付着性、粘弾性などのすぐれたパ177−コート塗
膜を介在させたことによって達成された。すなわち、こ
れは、複NJ塗IIi眉内にすぐれたバリアーコート塗
膜層を少なくともIN形成しておくと、複N塗膜表面に
小石などが強く衝突しても、その衝撃エネルギーの殆ど
もしくは全部ftt M /fリアーコート塗膜内に吸
収されるため、付着性もすぐれてるいことと相俟って」
二塗り塗膜などが1Iifs剥難することが少なくなり
、かりワレ、キズなどの発生も者しく減少したと思われ
、しかも金属基体の露出も皆無となったので発錆、腐食
の問題も解消した。
以下、本発明の複層塗膜形成法についてさらに具体的に
説明する。
I バリアーコート [A1  (a)マレイン酸をグラフ)重合せしめたエ
チレン・プロピレン共重合体と、(b)官能性モノマー
を2〜80重皿%含有する重合性不飽和ビニルモノマー
混合物の共重合体とからなり、かつ(、)/(b)が重
量比1こもとずいて9515〜40/60であり、該(
b)成分の少なくとも一部が該(a)成分にグラフト重
合してなる樹脂組成物と、[B]  1橋剤と を主成分とする塗料組成物である。
m:マレイン酸をグラフト重合してなるエチレン・プロ
ピレン共重合体である。
エチレン・プロピレン共重合体は通常の方法1ζよって
製造されたものを使用でさ、共重合体における周成分の
比率は特に制限されないが、エチレン/プロピレンが重
量比にも七ずいて20/80〜80/20の範囲内にあ
ることが好ましい。また該共重合体の静的ガラス転移温
度(Tg点)を0℃以下、好ましぐは−20〜−60℃
、特に−40〜−60℃に調整しておくことが、複層塗
膜の耐チッピング性、耐m撃性などを著しく向上させる
ために望ましく、Tg点は周成分の構成比や共重合体の
結晶化度、共重合触媒などによって任意にi!i!!で
終る。そして、該共重合体の結晶化度はX#a回折によ
り、2.0〜20%の範囲内にあることがふされしい。
エチレン・プロピレン共重合体へのマレイン酸のグラフ
ト反応は公知の方法で行なわれ、例えば、ラジカル重合
開始剤の存在下で該共重合体の有機溶剤(例えば、トル
エン、キシレンなど)液中にマレイン酸を添加しながら
120〜160℃に加熱することによってグラフト重合
が行なわれる。本発明において、マレイン酸とは無水マ
レイン酸も包含している。マレイン酸をグラフト重合し
−Cなるエチレン・プロピレン共重合体(つまり、(U
)成分)におけるマレイン酸の含有率は、0.5〜10
重景%シュに1〜5重景シュ範囲が適している。
また、該(11)成分のTg点も、上記エチレン・プロ
ピレン共重合体における上記範囲内にあることが好まし
い、マレイン酸をグラフト重合せしめることによって、
バリアーフート塗膜の他の塗膜−や金属基体などに対す
る付着性などを賓しくすぐれたものにしている。上記グ
ラフト反応において、マレイン酸の殆どもしくはすべて
がグラフト重合することが好ましいが、未反応のマレイ
ン酸が多量残存している場合は、これらを除去しておく
ことが望ましい。
また、(a)成分に関し、そのムーニー粘度がMLl+
4(1oo、c)において10−100.特に20〜6
0の範囲内にあることが好ましく、10より小さくなる
と形成塗膜の破断強度が低く、粘弾性が十分でないので
耐チッピング性、耐衝撃性などを十分改善できないおそ
れがあり、一方、100より太き(なると共重合体の結
晶性の高さに帰因して、塗料の貯蔵安定性、共重合体成
分の沈降、増粘傾向が大きく、しかも形成塗膜のTgが
高く、伸び率も小さくなって、特に低温度(−30℃以
下)での耐チッピング性が低下するおそれがある。
ムーニー粘度はJIS  K6300の4に規定する方
法に準じて測定した。
7:官能性ビニルモノマーを2〜80重1%含有する重
合体不飽和ビニルモア7−混合物の共重合体であって、
官能性ビニルモノフート非官能性ビニルモノマーとを共
重合せしめることによって得られる。
官能性ビニルモアマーは、カルボキシル基、グリシツル
基、7ミド基、アルコキシシラン基お上り水酸基などか
ら選ばれた官能基と重合性不飽和結合とを有する重合性
不飽和ビニルモノマーで、以下に例示するものがある。
(i)  カルボキシル基含有ビニルモノマー:例えば
7クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、
マレインa、S水マレイン酸、7マル酸など。
00  グリシノルー基含有ビニルモノマー:例えばグ
リシジルアクリレート、グリシツルメタクリレート、ア
リルグリシツルエーテルなど。
GiD  アミド基含有ビニルモノマー:例えばアクリ
ル7ミド、N−7チロールアクーリルアミド、N−1ト
キシメチルアクリル7ミドなと。
6v)フルコキシシラン基含有ビニルモ/マー:例えば
γ−7タクリロキシトリ/トキシシランなど。
(1)  水酸基含有ビニルモノマm:例えばヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシプロ
ピルメタクリレートなどのアクリル酸・又はメタクリル
酸のC2〜、ヒドロキシアルキルエステル、上記(i)
のカルボキシル基含有ビニルモノマーとモノエポキシ化
合物(例えばカーノユラE−10)との付加物、上記(
ii)のグリシツル基含有とニルモノマーとモノカルボ
ン酸(例えば、酢酸、プロピオン酸、オレイン酸、う。
ウリン酸、p−t−ブチル安息香酸′!P)との付加物
など。
官能性ビニルモノマーとしては、上記(i)〜(1)か
ら選ばれた1種もしくは2種以上を使用″C″き、特に
Gv)から選ばhた水酸基含有ビニルモノマーを用いる
ことが好ましい。
これらの官能性ビニルモノマーと共重合せしめる非官能
性ビニルモノマーは、上記の官能基を有さない重合性不
飽和ビニルモノマーである。
例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル陵プロピル、アクリル酸イソプロピル・アクリル酸ブ
チル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸オクチル、アク
リル酸ラウリル、アクリル酸シクロヘキシル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸オクチル、ツタク
リル酸ラウリル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアク
リル酸又はツタクリル酸のC3〜1eアルキル又はジク
ロフルキルエステル:アクリル酸メトキシブチル、メタ
クリル陵ノド斗ンブナル、アクリル酸/トキシエチル、
/タクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシブチ
ル、メタクリル酸エトキシブチル等のアクリル酸又はメ
タクリル酸のフルフキシフルキルエステル:スチレン、
a−メチルスチレン、ビニフレトルエン、1)−クロフ
レスチレン、ビニルピリジンなとのビニル芳昏族化合物
二ツメチル7ミノエチル(メタ)クリレートやジエチル
7ミノエチル(メタ)クリレートなどのジアルキルアミ
/フルキル(メタ)クリレート:7クリロニトリル、メ
タクリロニトリル:などがあげられる。これらの非官能
性ビニルモノマーは1種もしくは2種以上使用すること
ができ、このうち、アクリル酸又はメタクリル酸のフル
キルエステルもしくはジクロフルキルエステルを非官能
性七ツマー中で30重1%以上使用することが好ましい
また、該(b)成分によって構成される共重合体も、前
記(a)成分と同様に静的ガラス転移温度の低いことが
好ましく、具体的には一10’C以下、特に−20〜−
40℃であることが望ましい。
そして、該(b)成分において、官能性ビニルモノマー
の構成比率は、非官能性とニルモノマーとの合計重量に
もとずいて、2〜80重1%、好ましくは20〜60重
1%である。非官能性ビニルモノマーが2重量%より少
ないと[B]成分との架橋反応性が低下して、耐水性、
酸薬品性、付着性、耐候性などが低下し、80X1!1
%より多くなると硬化が進みすぎて耐チッピング性、平
滑性、付・層性などが劣化するのでいずれも好ましくな
い。
し1父−二上記(a)成分と(b)成分とをグラフト重
合反応せしめたものであり、このグラフト反応は、通常
のアクリル樹脂を合成するのと同様な方法で行なうこと
ができ、例えば溶液重合法、乳化重合、懸濁重合法等を
用いて行うことができる。
有利には溶液重合法に従って行なうことが好ましい。
溶液重合法によれば、(a)成分を適当な有機溶媒中に
溶解し、これに、(b)IN、分の官能性ビニルモノマ
ーと非官能性ビニルモノマーとをラジカル重合開始剤と
共に添加し、通常O〜180℃、好ましくは40〜17
0℃の反応温度において約1時間〜20時間、好ましく
は約4〜10時間反応させることによりグラフ)11合
を行うことができる。
有機溶媒としては、ペンタン、ヘキサン、シクロペンタ
ン、シクロヘキ→tン、ヘプタン、メチルシクロヘキサ
ン、イソオクタンなどの脂肪M炭化ンゼン、ジエチルベ
ンゼンなどの芳昏族炭化水索:テトラリン、デカリンな
どの水素添加芳香族炭化水素などから選ばれた溶媒が好
適に使用でき、さらにアルコール系、エステル系、エー
テル系、ケFン系などの有機溶媒も併用できる。
また、ラジカル重合開始剤としては、例えばアゾ系化合
物、パーオキサイド系化合物、スルフィド類、スルフィ
ン類、ジアゾ化合物、ニトロソ化合物、レドツク大系等
が使用できる。
このグラフト重合反応は、上記のごとく、(a)成分の
有機溶液中に(b)成分の両ビニルモノマーを添加して
、該両ビニルモノマーの共重合と(、)成分へのグラフ
ト重合とを同時に併行させることが好ましいが、(b)
成分における両ビニルモノマーをあらかじめ共重合せし
めておき、それを(、)成分と反応させたものでもさし
つかえない。
これらのグラフト重合反応において、(b)成分のすべ
てが(a)成分のすべてとグラフト重合していることが
最も好ましいが、(、)および(1,)成分が成分お上
V(b)成分(共重合体)の三成分が混在していること
もある。
(a)成分と(b)成分とをグラフト重合せしめるにあ
たってのvII&比率は、該両成分の合計重量比にもと
ずいて、(a)成分/(b)11分で、9515−40
/GO,好ましくは80/20〜G O/40、特に好
ましくは75 / 2 S〜G 5 / 35の範囲で
ある。(I&)成分が40重量%より少な(なるとグラ
フト重今時にデル化しやすくなり、このデル化を防止す
るために分子量を低く制限すると、耐チッピング性が低
下し、さらに耐衝撃性も十分でな(、(a)成分が95
重量%より多くなると金属基体や他の塗膜との付着性お
よび耐水性などが低下するので、いずれも好ましくない
ケ」創た:[A171分を三次元に架橋硬化せしめるた
めの架橋剤である。
[B]酸成分しては、[A]酸成分おける(1.)成分
に含まれる官能基と反応し架橋硬化しうる化合物が使用
でき、(b)成分中の官能基によって適宜選促される。
(b)成分中の官能基を基準に、使用できる架橋剤の具
体例は次のとおりである。
(i)  カルボキシル基: ビスフェノールA型芳香族エポキシ樹脂ビス7エ/−ル
A型水添エポキシU(脂脂肪族エポキシ樹脂 トリグリシジルイソシアヌレート、その他ポリエポキシ
化合物 Go  グリシツル基: 脂肪族ノカルボン酸:デカンノカルボン酸など、芳香族
エポキシ樹脂の脂肪酸エステル カルボン酸含有アクリル、アルキド、ポリエステル樹脂 (至) アミド基: ビスフェノールA型芳香族エポキシ樹脂〃     水
添エポキシ樹脂 脂肪族エポキシ樹脂 トリグリシジルイソシアヌレート、 G、>  フルコキシシフン基、水酸基ニアミノ樹脂、 ポリイソシアネート化合物 ブロックイソシアネートt これらの架橋剤に関し、[A]酸成分して水酸基含有ビ
ニルモノマーを含む(1+)成分をグラフト重合体せし
めた樹脂組成物を使用し、架橋剤([B]酸成分として
、7ミ/樹脂、ポリイソシアネート化合物およびブロッ
クイソシアネート化合物から選ばれたものを使用するこ
とが、特に耐チッピング性、物理的性能、耐候性、耐水
性、素地密着性等の優れた塗膜性能を発揮し、かつ塗料
組成物自身の貯蔵安低性も優れているので好ましい。
上記架橋剤のうち、特に好適なアミノ樹脂1.にリイソ
シアネート化合物およびブロックイソシアネート化合物
としては次のものがあげられる。
7ミノ樹脂は、7ミノ成分としてメラミン、尿素、ベン
ゾグアナミン、7セトグ7ナミン、ステログアナミン、
ステログアナミン、ノシ7ンジアミド等とアルデヒドと
の反応によって製造される。
7ミノ成分と反応させるアルデヒドとしては、ホルムア
ルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセト7ルデヒド、
ペンツ71レデヒド等がある。なお、アミノ樹脂は通出
なアルコールによって変性されるが、変性に用いられる
アルコールの例としてはメチルアルコール、エチルアル
コール% I+−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、i−ブチルアルコー
ル、2−エチルブ1’/−)k、2−エチルヘキサノー
ル、ベンジルアルコール、ラウリルフルフール、エチレ
ングリフールモノメチルエーテル(メチルセロソルブ)
、エチレングリコールエチルエーテル(エチルセロソル
ブ)、エチレングリフールモノメチルエーテルチル七ロ
ソルプ)、ノエチレングリコールモ/メチルエーテル グリコールモノエチルエーテル(エチルカルピトール)
、ジエチレングリコールモツプチルエーテル(ブチルカ
ルピトール)などがある、7ミノアルデヒド樹脂として
ヘキサメトキシメチルメラミンやそのメトキシ基の一部
をC,以上のアルコールで置換したメラミン樹脂を用い
るときは、例えばパ?)ルエンスルホン酸のような常用
の硬化触媒を添加することが好ましい。
また、ポリイソシアネート化合物は分子中に2個以上の
遊離のインシアネート基を有する化合物であって、具体
的1こは、トリレンジイソイアネート・ 414′−シ
フェニルメタンノイソシアネート、キシリレンジインシ
アネート、メタキシリレンジインシアネート、ヘキサメ
チレンジインシアネート、リジンノイソシアネート、水
X化4+4’−yフェニルメタンノイソシ7冬−F、水
素化トリレンジインシアネート、インホロンノイソン7
ネート、トリメチルヘキサメチレンツイソシアネート、
ダイマー酸ノイソシ7ネ一ト、トリレンジイソシアネー
ト(3モル)とトリメチロールプロパン(1モル)との
付加物、トリレンツイソシアネートの重合体、ヘキサメ
チレンジイソシアネート(3モル)とトリメチロールプ
ロパン(1モル)との付加物、ヘキサメチレンツイソシ
アネートと水との反応物、キジレンツイソシアネート(
3モル)とトリメチロールプロパン(1モル)との付7
JII41kl、)リレンノイソシアネート(3モル)
とヘキサメチレンツイソシアネート(2モル)との付加
物などから選ばれた1種もしくは2種以上使用でき、こ
のうち耐候性などのすぐれたヘキサメチレンツイソシア
ネートと水との反応物、キシレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパンとの付加物、トリレンジインシア
ネートとヘキサメチレンジイソシアネートとの付加物、
インホロンノイソシ7ネ一ト、ヘキサメチレンジイソシ
アネート、リノンノイソシアネートなどの無黄変タイプ
が好ましい。
これらのポリイソシアネート化合物は[A]成分中の水
酸基などのような活性水素と室温において容易に反応し
硬化するので、これら同成分は使用直前に混合するいわ
ゆる281型にすることが好ましい。
また、ポリインシアネート化合物のインシアネート基を
ブロック剤であらがじめブロックしておくと、室温で[
A]酸成分反応することがなく同成分を混合しても貯蔵
中に反応デル化せず1n、型にすることができる。この
よ)なブロック剤としては、すでに公知のものが使用で
き、例えばメタノール、エタノール、ブタノール、7エ
/−ル、カテコール、レゾルシノール、アセチルアセト
ン、マロン酸エステル、カプロラクタムなどがあげられ
る。これらのブロック剤は、解離温度以上に加熱すると
解離して、遊離のインシアネート基が再生し、[A]酸
成分架橋反応して硬化する。
[A]或号と[B]酸成分との構成比率は任意に選択で
き、特に制限はないが、[B]酸成分してアミノ樹脂を
使用する場合は、該同成分の合計重量に基いて、[A]
成分60〜90重1%、7ミノ樹脂40〜10ffLf
i%の範囲が好ましい。また、ポリイソシアネート化合
物(ブロック化物も含む)を使用する場合は[A]酸成
分含有される活性水素基とNCO基の配合比率が活性水
素基1に対しN C00,5〜1.2の範囲(モル比)
が好ましい。
本発明で用いるバリアーツーFは[A]酸成分び[B]
酸成分主たるバイングー成分とするが、これらを有機溶
剤に溶解もしくは分散した状態で適用することが好まし
い、有8!溶剤としてはベンゼン、トルエン、キシレン
などの芳香族炭化水素、ヘキ→トン、ヘプタン、オクタ
ン、テ゛カンなどのIM肪族all化水素、)リクロル
エチレン、パークロルエチレン、ジクロルエチレン、ジ
クロルエタン、ジクロルベンゼンなどの塩素化炭化水素
などがあげられ、さらに、アルコール系、エステル系、
ケトン系、エーテル系などの有機溶剤も使用できる。
また、バリアーコートには、さらに必要に応じて、着色
顔料(例えば、チタン白、カーボンブラックなど)、体
質顔料(例えば、アスベスト1、タルク、クレーなど)
、防錆顔料(例えば、亜鉛末、亜酸化鉛、クロム酸鉛、
クロムa亜鉛など)、可塑剤(例えば、ジオクチル7タ
レート、トリクレジルホスフェート、セバシン酸ノブチ
ルなど)、タレ止メ剤(例えば、アルミニウムステアレ
ート、シリカゾルなど)を通常使われている適宜量で配
合することもできる。
本発明で用いるバリアーコートは上記[A]酸成分[B
]酸成分を主成分としているが、前記した耐チッピング
性や付着性などの1jt術的効果を十分に得るために、
バリアーニート単独M1膜の静的〃う入転移温度を0℃
以下、好ましくは−20℃〜−60℃、より好ましくは
一40〜60℃に調整しておくことである。バリアーコ
ート塗膜の静的プラス転移温度は、[A]成分中の(a
)、(b)各成分の組成、(a)/(b)比、[B]酸
成分組成、[A]/[Bl比等により自由に調節するこ
とが出来るが、さらに[AIおよび(または)([31
r&分と相溶する例えばロノン、石油!(脂(クマロン
)、エステルガム、ポリブタジェン、エポキシ変性ポリ
ブタジェン、ポリオキシテトラメチレングリコールなど
を用いてもil!1giすることもできる。
これらの配合量は[A1、[81成分の合計量100重
1部に対し50重11部以下、好ましくは25重量部以
下であることが望まれる。
本発明において、前記(a)成分、(b)成分およびバ
リアーコート塗膜の静的ガラス転移温度の測定は、(a
)成分および(b)成分については溶剤などの他の成分
を除去し、バリアーコート塗膜については硬化!!!膜
にもとずいて25μの厚さに塗装し、120℃で30分
焼付けてなる塗膜を、示差走査熱量計(fIS二精工舎
製DSC−10型)を用t1て行ない、主たる分散ピー
ク(全体の50%以上)が発現する温度と定義される。
さらに、バリアーコート塗膜は、破断強度伸び亭を、−
20℃の雰囲気において引張速度20mmZ分で、30
%以上、特に50%以上に調整しておくこと、複層塗膜
の耐チッピング性、防食性などを一層向上させることが
できる。「引張破断強度伸び率」は、恒温槽付万能引張
試験機(島津製作所オートクラブS−D型)を用い、試
料の良さは20 mm、引張速度は20m5+/分で測
定した値である。
これらの測定に使用する試料は、該バリアーフートを形
成乾燥塗膜にもとずいて25μになるようにブリキ板に
塗装し、120℃で30分焼付けたのち、水銀アマルガ
ム法により単離したものである。
構成r 本発明の複層塗膜形成方法の特徴は、被塗物(金属基体
)と上塗り塗膜層間との開のいずれかに上記バリアーコ
ートa模層を形成せしめておくところにある。すなわち
、一般に塗膜は、被塗物@1.r・ら順に、下塗り塗膜
層(1層着塗膜を含む)、中塗り塗膜層および上塗り塗
膜層などで構成され、複層塗膜になっており(中塗り塗
膜が省略されることがある)、本発明は、これらの塗g
!層間のいずれかにバリアーコート塗膜層を形成せしめ
るところに特徴がある。
MJLgL: まず本発明において塗膜を形成せしめる被塗物は金属基
体であって、例えば鉄、銅、アルミニウム、スズ、亜鉛
ならびにこれらの金属を含む合金およびこれらの金属も
しくは合金のメッキもしくは蒸着製品などがあげられ、
これらの表面はあらかじめクロム酸塩、リン酸塩などで
化成処理しておくことが好ましい。
皇JLIL: 本発明において、これらの被塗物にバリアーコートを用
いた複層塗膜形成方法の主な具体例としては、次に示す
方法(工程)があげられる。
(イ)被塗物→バリアーコート塗装→[必要に応じて下
塗り塗装およV(または)中塗り塗装置→上塗り塗装 (ロ)被塗物→バリアーコートa装→中塗り塗装→バリ
アーコー)塗装→上塗り塗装 (ハ) 被塗物→バリアーコート塗装→下塗り塗装→少
なくともバリアーコート塗装もしくは中塗り塗装のいず
れか→上塗り塗装 (ニ)被塗物→下塗りa装→バリアーコート塗装→(必
要に応じて中塗り塗装、またはさらにバリアーコートt
!11装)→上塗り塗装(ホ) 被塗物→下塗り塗装→
中塗り塗装→バリアーコート!!を装→上塗り塗装 なお、上記(ハ)、(ニ)の工程において、バリアーコ
ート塗膜/IがINないし2層、上記(ロ)の工程にお
いては2層となる。
1111札: 下塗り塗料としてはすでに公知のものが使用でき、自動
車などの金属被塗物にはカチオン型もしくはアニオン型
の電′lei塗料が好適であり、塗装膜厚は硬化塗膜1
夕もとずいて10〜40μの範囲で、140〜200℃
に加熱して塗膜を硬化させることがそれぞれ好ましい。
下塗り塗料は、上記電ffi塗料のみに制限されず、例
えば、アクリルU(脂、アルキド樹脂、ポリエステル樹
脂、塩素化ポリプロピレン、ポリウレタン系樹脂等とメ
ラミン樹脂、インシアネート、1+樹脂との組合せなど
をビヒクル成分とする有機溶剤系、水系又は無溶剤系で
、常温乾燥型、加熱乾燥型又は活性エネルギー線照射硬
化型の下塗り塗料も使用でき、これらはスプレー塗装、
浸漬塗装、静電塗装、ハケ塗りなどによって塗装され、
その膜厚は特に制限されないが乾燥塗膜にもとずいて5
〜50μが好ましい。
被塗物に直接下塗り塗装する場合は(上記工程(ニ)、
(ホ))、上記の下塗り塗料の中から目的に応じて任意
して選択して塗装できる。
バリアーコートの    ・: 該バリアーコートは、前記塗装工程からも明らかなごと
く、金属(被塗物)、下塗す塗面、電着塗面、中塗り塗
面などに塗装する。
バリアーフートの塗装方法は、特に限定されず、例えば
スプレー塗装、ハケ塗り、浸漬a5i、溶融塗装、静電
塗装などがあり、塗装膜厚は乾燥硬化塗膜にもとずいて
1〜20μ、特に5〜10μが好ましい、そしてこのバ
リ7−コー)allRは、50〜180℃、特に100
〜150℃に加熱して硬化せしめることが好ましい、さ
らに該バリアーコート塗膜面に他の塗料を塗装するあた
り、該バリアーコート塗膜は硬化もしくは未硬化のいず
れでもさしつかえない。
色艶り九1: 付着性、平滑性、鮮映性、耐オーバーベイク性、耐候性
などにすぐれたそれ自体既知の中塗塗料が使用できる。
具体的には、油圧が30%以下の短油もしくは超短油フ
ルキト引脂またはオイルフリーポリエステル樹脂と7ミ
ノ樹脂とをビヒクル主成分とする熱硬化性中塗塗料があ
げられる。これらのフルキト樹脂およびポリエステル樹
脂は、水酸基価60〜140および酸価5〜200で、
しかも変性油として不飽和油(もしくは不飽和脂肪酸)
を用いたものが好ましく、また、アミノ樹脂は、フルキ
ル(好ましくは炭素数1〜5個のもの)エーテル化した
メラミン!(脂、尿′A樹脂、ベンゾグアナミン樹脂な
どが適している。これら両樹脂の配合比は固形分重量に
基いてアルキド樹脂および(または)オイル7リーポリ
エステルU(脂65〜75%、特に70〜80%、アミ
ノ樹脂35〜15%、特に30〜20%であることが好
ましい。
さらに、上記アミ/佇(脂の少なくとも一部をポリイソ
シアネート化合物やブロック化ポリイソシアネート化合
物に代えることができる。
また、該中塗塗料の形態は、有機溶液型が最も好ましい
が、上記ビヒクル成分を用いた非水分散液型、ハイソリ
ッド型、水溶液型、水分散液型、粉体型などであっても
さしつかえない、さらに、該中塗塗料には、体質顔料、
着色顔料、その他の塗料用添加剤などを必要に応じて配
合することができる。
これらの中塗り塗料は、バリアーコート塗膜、下塗り塗
膜、などの表面に塗装する塗料であって、その塗装は、
前記バリアーコートと同様な方法で行なうことができ、
塗装膜厚は硬化後の塗膜に基いて10〜50μの範囲と
するのが好ましく、塗膜の硬化温度はビヒクル成分によ
って異なり、加熱硬化する場合は60〜170℃、特に
80〜150℃の範囲の温度で加熱することが好ましい
m科−:バリアーコート塗膜、中塗り塗膜、下塗り塗膜
などの表面に塗装する塗料であって、被塗物に美粧性を
付与するものである。具体的には、仕上り外観(鮮映性
、平滑性、光沢など)、耐候性(光沢保持性、保色性、
耐白亜化性など)、耐薬品性、耐水性、耐湿性、硬化性
などのすぐれた塗膜を形成するそれ自体既知の塗料が使
用′Cき、例えば、アミノ−アクリル系樹脂、アミ/−
フルキト系樹脂、アミ7−ポリエステル系樹脂などをビ
ヒクル主成分とする塗料があげられる。これらの塗料の
形態は特に制限されず、有機溶液型、非水分散液型、水
溶(分散)成型、粉体型、ハイブリッド型など任意の形
態のものを使用できる。塗膜の乾燥または硬化は、常温
乾燥、加熱乾燥、活性エネルギー線照射などによって行
なわれろ。
本発明において用いる上塗塗料は、上記のビヒクルを主
成分とする塗料にメタリック顔料および(*たは)着色
顔料を配合したエナメル顔料と、これらの顔料を全くも
しくは殆ど含まないクリヤー塗料のいずれのタイプのも
のであってもよい。そして、これらの塗料を用いて上塗
塗膜を形成する方法として、例えば次の方法があげられ
る:■メタリック顔料および必要に応じて着色顔料を配
合してなるメタリック塗料、または着色顔料を配合して
なるソリッドカラー塗料を塗装し、加熱硬化する方法(
1コ一ト1ベーク方式によるメタリックまたはソリッド
カラー仕上げ)。
■メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し、
加熱硬化した後、さらにクリヤー塗料を塗装し再度加熱
硬化する方法(2コ一ト2ベーク方式によるメタリック
またはソリッドカラー仕上げ)。
■メタリック塗料またはソリッドカラー塗料を塗装し、
続いてクリヤー塗料を塗装した後、加熱して該両塗膜を
同時に硬化する方法(2コ一ト1ベーク方式によるメタ
リックまたはソリッドカラー仕上げ)。
これらの上塗り塗料は、スプレーa装、静電塗装などで
塗装することが好ましい、また、塗装膜厚は、乾燥塗膜
に基いて、上記■では25〜40μの範囲、上記■お上
り■では、メタリック塗料ならびにソリッドカラー塗料
は10〜30μの範囲、クリヤー塗料は25〜50μの
範囲がそれぞれ好ましい。加熱硬化条件はビヒクル成分
などによって任意に採択できるが、一般には80〜17
0℃、特に120〜150℃で10〜40分間加熱する
のが好ましい。
次に、本発明に関する実施例および比較例について説明
する。
L−民札へ11 (1) 被塗物 ボンデライト$3030(日本パーカーライジングfn
製、リン酸亜鉛系表面処理剤)で化成処理した鋼板(大
きさ300 X 90 Xo、8mm)。
(2) [A ]成分 [A −1]: 攪袢器、モノマー滴下vcr11、触媒滴下装置、す7
ラツクスコンデンサー、温度計を備え、内容積が約50
00ccの反応器内に(a)r&分として、無水マレイ
ンがグラフトされ、且つその含有量が3゜5重1%であ
るエチレン・プロピレン大型樹脂(エチレン/プロピレ
ン比:33/67モル%、ムーニー粘度ML1+4(1
oo、c):68)70重ffi部と1880重量部の
トルエンを仕込み、加熱攪拌しながら均一な溶液となる
まで固形成分を溶解する。次に溶液温度を100±5℃
に保ちながら、(b)成分として、 2−ヒドロキシエチルアクリレート 15重1部インブ
チルメタクリレート     10.81!!81sn
−ブチル7クリレート        3.3重量部メ
チルメタクリレート       0.6ffi1ff
lSアクリル酸             0.3重量
部からなろ混合物と、重合触媒ベンゾイルパーオキサイ
ド1.2重量部とトルエン10重量部とからなる混合物
を、それぞれ、モノマー滴下Vcr!i、触媒滴下装置
よ’)3L’rmかけて滴下する。以降、反応が終了す
るまで、反応物の攪拌を続けるととらに反応物の温度を
100±5゛Cに調節する。
モノマー、および触媒を滴下終了してから1時間、熟成
した後、追加触媒としてアゾビスイソバレロニトリルo
、5uniとトルエン10重filflSとからなる混
合物を1時開30分かけて滴下する。
その後1時間熟成した後、徐/?に反応物を冷却し、反
応物温度が40℃以下となったら反応生成物を取り出す
この反応生成物の特敗値は次のとおりであった。
(a) / (b)比:  70/30[重量比[(a
)成分静的Tg:  −56[”C]ω)成分静的Tg
:  −25,1[’C]OH価:  71.3[ミリ
グラムKOHI/〔グラムレジン1 酸 価: 32.3 [A −2]: (&)成分として、マレイン酸がグラフトされ且つその
含有量が3.0重量%であるエチレン・プロピレン共重
合体(エチレン/プロピレン比ニア0/30モル比、ム
ーニー粘度ML1+4(1oo、c):38)を使用す
る以外は、[A−1]の製造と全く同様にして、反応生
成物[A−2]を得た。この反応生成物の特性値は次の
とおりであった。
(a) / (b)比:  70/30[ff1jt比
J(a)成分静的Tg:  −55[”CI(b)成分
 〃  ニー25.1[”0108価:  71.6[
ミリy’ラムKOH1/Eグラムレノン1 酸 価:33.1[II   l/(II   ][A
 −3]: (al成分として、無水マレイン酸がグラフトされ、且
つその含有量が2.0重量%であるエチレン・プロピレ
ン共m II 脂(エチレン/プロピレン比ニア0/3
0モル比、ムーニー粘度ML、ヤ、(1oo、c):3
3)を65重量部、 (b)成分として、 2−エチルヒドロキシアクリレート14重量部イソブチ
ルメタクリレート10〃 n−ブチル7クリレート       10  tiメ
チルメタクリレ−)        0.65//アク
リル酸             0,35//からな
る混合物を使用する以外は、[A−1]の製造と全く同
様の操作にて、反応生成物[A−3]を得る。[A−3
]の特性値は次のとおりであった。
(a) / (b)比:  65/3 S[重量比](
a)成分静的Tg:  −52[’C1ら)成分静的T
g:  −31,1[’C]OH価:  66.7[ミ
リグラムK OH]/[グラムレノン] 酸 価:  27,4[II   ]/[h   ][
A −4]: (a)成分として[A−1]の製造に使用したマレイン
化エチレン・プロピレン共重合体75重量部と、山)I
&分として 2−ヒドロキシエチル7クリレート 9.0重量部イン
ブチルメタクリレ−)      8,5 11n−ブ
チルアクリレート        6.5〃メチルメタ
クリレート        0.75 /1アクリル酸
            0a25 //からなる混合
物を使用する以外は、[A−11の製造と全く同様の操
作によって反応生成物[A −4]を得る。[A−4]
の特性値は次のとおりである。
(a)/山)比:  75/25[重量比1(a)成分
静的Tg:  −48[’CI山)成分静的Tg:  
−24,6[’CIO8価:  42,8[ミリグラム
KOHI/(グラムレノン1 酸 価:  35.1[’I   ]/[’/   ]
[A −5]: (a)成分として[A−1]の91造に使用したマレイ
ン化エチレン・プロピレン共重合体70重量部と、(b
)成分として、 2−ヒドロキシエチルアクリレート9.0重量部インブ
チルメタクリレ−)      6.3  #n−ブチ
ルアクリレー)        13.8  Nメチル
メタクリレート       0.7〃アクリル酸  
           0.3〃からなる混合物を使用
する以外は、[A−1]の製造と全く同じ操作によって
反応生成*[A−51を得た。特性値を下に示す。
(a) / (b)比:  70/30[重量比](a
)成分静的Tt1:  −48[’C1(11)成分静
的”rg:  −36,’7 [”0108価:  4
2,8[ミリグラムK OH]/Eグラムレジン] 酸 価:  32,6[II   ]/[II   ]
[A −6]:  比較例用の[A]の合成(a)成分
として[A−1]の製造に使用したマレイン化エチレン
・プロピレン共重合体の1を30重量部に変え、 ■)成分として、 2−ヒドロキシエチルアクリレート14重1部イソブチ
ルメタクリレート     24〃n−ブチル7クリレ
ート30〃 メチルメタクリレ−)        1.3/1アク
リル酸             0.7〃からなる混
合物を用い、そして重合触媒としてべンゾイルパーオキ
サイドの添加量を4 、21IK31 部とする以外は
、[A−11の製造と全く同様の操作によって反応生成
物[A −6]を得た。[A−6]の特性値は次のとお
りである。
(a) / (b)比:  30/70[重量比](a
)成分静的Tg:  −48ビC](b)成分静的TF
1:  −24,6[’C]OH価:  66.6[ミ
+Jr’?ムKOH]/[グラムレノン] 酸 価:  19.7[//   ]/[tt   ]
[A −7]:  比較例用の[A171分の合成(、
)成分が[A −2]の製造に使用したマレイン化エチ
レン・プロピレン共重合体と同じであり、(1))成分
として インブチルメタクリレート    (9,0)重量部n
−ブチルアクリレート       (19,5) /
1メチルメタクリレー)       (1,2) I
Iアクリル酸           (0,3)//か
らなる混合物を使用する以外は、[A−13の製造と全
く同様の操作を行って反応生成物[A−7]を得る。(
A−7]の特性値は次のとおりである。
(、) / (b)比:  70/30[重量比](a
)成分静的Tg:   55[”C1(b)成分静的T
g:  −24,3[”ClOH価:  0.0(ミリ
グラムKOHI/Eグラムレジン] 酸 価:28.8[//   ]/[”   ][A 
−8]:  比較例用の[A171分の合成(a) I
&分として、[A−1]の製造に使用したマレイン化ポ
リエチレン・プロピレン共重合体における無水マレイン
酸がグラフトしていないエチレン・プロピレン共重合体
を使用する以外は、[A−1]の製造と全く同様の操作
を行って、反応生成物[八−81を得た。[A −8]
の特性値は次のとおりである。
(a) / (b)比:  70/30[重量比1(a
)成分静的Tg:  −46[’C]0】)成分静的’
rg:  −25,1[”0108価:  70,6[
ミ177’うAKOH]/Eグラムレジン1 酸 価:  4.4[n   ]/[//   ](3
)  バリアーフート 上記[A−1]〜[A−8]で得た反応生成物を用いて
第1表に示した組成と配合量からなるバリアーフートを
作成した。
第1表において、 (i)  二カラツクMX−485は、三相ケミカル社
製商品名で、ブトキシ−メトキシ変性メラミン樹脂であ
る(不揮発分85重1%)。
Gi)  サイメル350は、米国、アメリカン・−シ
アナミド社製商品名で、ヘキサメトキシメチルメラミン
である。
G11)  ブロックインシアネート化合物は、ヘキサ
メチレンツイソシアネートのイソシアネート基を7セチ
ルアセトンでブロックしたものである。
Gv)  J R−600は、帝国化工社商品名で、ル
チル型酸化チタン顔料である。
(v)  キャタリス)6000は三井東圧化学社商品
名で、ドデシルベンゼンスルホン酸である。
(vO配合量はすべて固形0重isであり、スプレー塗
装適性粘度にトルエンで調整した。
(4)下塗り塗料 (^) ニレクロン#9200(関西ベイン)(株)製
、エポキシポリ7ミド系力チオン型電着塗料、グレー色
)。
(El)  ニレクロン$7200(関西ペイント(株
)製、ポリブタジェン系アニオン型電着塗料、グレー色
)。
(5)中室り塗料 アミラックN−2シーラー(関西ペイント(株)製、ア
ミ7ポリエステル樹脂系中塗り塗料)。
(6)上塗り塗料 アミラックホワイト(関西ペイント(株)!1!、アミ
7−アルキド樹脂系上塗り塗料、1コ一ト1ベーク用白
色塗料、鉛筆硬度H(20’C月。
および 上記Iで調製した試料を用いて、第2友に示した工程に
従って塗装し、複層塗膜を形成せしめた。
複層塗膜の性能試験結果も同表に併記した6(1)塗装
工程 カチオン電着塗装条件:浴固形分濃度19重1%、浴温
度28℃、9Hf3.5、負荷電圧的250■、180
秒間通電。
アニオン電着塗装条件:浴固形分濃度12重量%、浴温
度30℃、pH7,8、負荷電圧的200■、180秒
問通電。
上記いずれも″!l!yI!塗装後水洗し、170℃で
30分焼付ける。塗装膜厚は硬化塗膜にもとづいて20
μである。
バリアーコート塗装ニスプレーで硬化塗膜にもとづいて
6〜10μの厚さに塗装し、120℃で20分焼付けた
中塗り塗装ニスプレーで硬化塗膜にもとずいて30μの
厚さに塗装し、140℃で20分焼付けた。
上塗り塗装ニスプレーで硬化塗膜にもとずいて35μの
厚さに塗装し、140℃で20分焼付けた。
(2)塗膜性能試験結果 (京1)耐チッピング性: ■試験機3:0−G−Rグラベロメーター(Qパネル会
社製品) ■吹付けられる石:直径約15〜20m/mの砕石 ■吹付けられる石の容量:約600+l■吹付はエアー
圧カニ約4kg/am2■試験時の温度:約20℃ 試験片を試験片保持台−にと9つけ、約4 kg/ 0
m2の吹付はエアー圧力で約600m1の砕石を試験片
に発射せしめた後、その塗面状態および耐塩水噴霧性を
評価した。a面状態は0am察し下記の基準で評価し、
耐塩水噴霧性は試験片をJIS  Z2371によって
240時間、塩水噴n試験を行い、次いで塗面に粘着セ
ロハンテープを貼着し、急激に剥離したあとに被衝撃部
からの発錆の有無、腐食状態、塗膜ハ〃しなどを1!察
した。
■塗面状態 O(良):上塗り塗膜の一部に衝撃によるキズが極く僅
か認められる程度で、中塗り塗膜などの剥離は全く認め
られない。
○(やや良)二重室り塗膜にキズ、剥れなどが少し認め
られ、しかも中塗り塗膜などにも異常が若干認められる
Δ(やや不良)二重室り塗膜に衝撃によるキズ、剥れが
多く認められ、しかも鋼板表面の露出も散見される。
×(不良)二重室りの大部分が剥離し、被部f11部お
よびその周辺を含めた被衝撃部の鋼板表面が著しく露出
■耐塩水噴霧性 ◎:発錆、腐食、塗膜へがしなとは認められな(1゜ ○:鯖、腐食お上V塗膜へ〃しが少し認められる。
Δ:u4、腐食およV塗膜ハ〃しがやや多く認められる
X:錆、腐食および!!!!膜ハ〃しが者しく発生。
(*2)耐衝撃性: JIS  K5400−1979 6.13.3B法に
準じて、0°Cの$囲気下において行う。重さ500g
のおもりを50cmの高さから落下して!膜の損傷を調
べた。
◎:全く異常なし Δ:ワレ、へガレ少し発生 X:ワレ、ハ〃し多(発生 (本3)付着性: JIS  K5400−1979 6.15に準じて塗
膜に大きさ1×1ml1のゴバン目を100個作り、そ
の表面に粘着セロハンテープを粘着し、急激に剥した後
の残存ゴバン目塗膜数を調べ、その残存数100を◎、
95以上を0190以上をΔとした。
(京4)耐水性 40℃の水に20日問浸漬した後の塗面を評価する。
O:異常なし、Q:小さな7クレわずか発生、Δ:7ク
レ少し発生、×:ハ〃し発生 (木5)耐ガソリン性: 市販のレギュラーガソリン(20℃)中に60分間浸漬
した後、塗膜状態及び付着性を評価した。
◎:異常なし、 O:7クレ発生 Δ:7クレ、膨潤少し発生 x:7クレ、ハ〃し発生 (本6)促進耐候性、サンシャインウェザオフ−ター1
000時間照射後の塗面状態及び付着力を本3に従って
評価。
O塗面、ハ〃しとも異常なし Δハ〃し少し発生 ×7クレ、八〃し発生 (本7)耐冷熱サイクル性ニ ー30℃で1時間→室温で30分→s o ’cのブリ
スフ−ボックス(湿度95%)で1時間→室温で30分
→−30℃で1時開→90℃で1時間からなる工程を1
サイクルとし、これに素地の鋼板に達するように複層塗
膜を刃物でクロスカットした試験板を晒し、塗膜にワレ
、ハ〃しなどが発生するまでのサイクル数を調べた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [A](a)マレイン酸をグラフト重合したエチレン・
    プロピレン共重合体と、(b)官能性モノマーを2〜8
    0重量%含有するラジカル重合性不飽和モノマー混合物
    より製造される共重合体とからなり、かつ(a)/(b
    )が重量比にもとずいて95/5〜40/60であり、
    該(b)成分の少なくとも一部が該(a)成分にグラフ
    ト重合してなる樹脂組成物と、[B]架橋剤と を主成分とする塗料組成物からなる塗膜を、金属基体と
    上塗り塗膜との層間に介在せしめることを特徴とする複
    層塗膜形成方法。
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