JPS6215199B2 - - Google Patents

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JPS6215199B2
JPS6215199B2 JP11088978A JP11088978A JPS6215199B2 JP S6215199 B2 JPS6215199 B2 JP S6215199B2 JP 11088978 A JP11088978 A JP 11088978A JP 11088978 A JP11088978 A JP 11088978A JP S6215199 B2 JPS6215199 B2 JP S6215199B2
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JP
Japan
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general formula
arabinoside
group
purine
represented
Prior art date
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JP11088978A
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English (en)
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JPS5537167A (en
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Takashi Udagawa
Takeshi Myoshi
Hirokazu Morisawa
Akihiro Yamazaki
Fumihiro Yoshinaga
Koji Mitsuki
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Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は2−および/または6−置換プリン
アラビノシド(以下プリンアラビノシド類と総称
する)の製造法に関する。 プリンアラビノシド類はアデニンアラビノシド
又はグアニンアラビノシドのように抗ウイルス作
用及び制癌作用等があるものが多く、医薬として
の用途がある。プリンアラビノシド類の製造方法
として、いくつかの報告があるが、いずれも満足
できる収率が得られていない。 本発明者らはこのようなプリンアラビノシド類
のより簡易な製造方を開発すべく研究した結果、
シユードモナス(Pseudomonas)属、フラボバ
クテリウム(Flavobacterium)属、アクロモバ
クター(Achromobacter)属、サルモネラ
(Salmonella)属、シトロバクター
(Citrobacter)属、エツシエリヒア
(Escherichia)属、エンテロバクター
(Enterobacter)属、エーロモナス
(Aeromonas)属、セラチア(Serrtia)属、エル
ビニア(Erwinia)属、キサントモナス
(Xanthomonas)属、ハフニア(Hafnia)属、ま
たはクレブシーラ(Klebsiella)属の微生物のう
ちより、2−および/または6−置換プリン塩基
又はそのリボシド、又はそのリボチド、又はその
デオキシリボシド、又はそのデオキシリボチド
(以下プリン類と総称する)と一般式で示すピ
リミジンアラビノシド又はそのリン酸エステルよ
りなるアラビノフラノース供与体とよりプリンア
ラビノシド類を生成する能力を有する微生物を見
い出した。この発明はこの知見に基いて更に研究
の結果完成されたものである。 一般式 XはO、S又はNHを示す。 YはOH、NH2、SH又はSR(Rは低級アルキ
ル基)を示す。 ZはH、ハロゲン、NO2、CH3又はCH2OHを
示す。 ただしXがO、ZがHであつてYがOHである
場合及びXがO、ZがHであつてYがNH2である
場合を除く。 本発明の2−および/または6−置換プリンと
は、プリンの2−および/−位が塩素、フツソ等
のハロゲン原子、水酸基、アミノ基、モノまたは
ジアルキルアミノ基、メチル、エチル、プロピル
等の低級アルキル基、低級アルコキシ基、アリー
ル基、アラルキル基、チオール基、アルキルチオ
基、アルキルスルホニル基、アルキルスルフエニ
ル基、カルボキシル基、アルコキシカルボニル
基、ニトロ基、シアノ基、等により置換されたも
のである。 本発明の微生物としては具体的には以下のもの
がある。 シユードモナス・スツゼエリ FERM−P4170 (Pseudomonas stutzeri) フラボバクテリウム・レーナヌム CCM298 (Flavobacterium rhenaum) フラボバクテリウム・アシドフイクム ATCC8366 (Frabobacterium acidoficum) フラボバクテリウム・プロテウス ATCC12841 (Flavobacterium proteus) アクロモバクター・ラクチウム CCM69 (Achromobacter lactium) サルモネラ・チフイムラム FERM−P3753 (Salmonella typhimurum) シトロバクター・フロインデイー ATCC8090 (Citrobacter freundii) シトロバクター・フロインデイー ATCC6750 (Citrobacter freundii) エツシヱリヒア・コリ ATCC9637 (Escherichia coli) エツシヱリヒア・オーレツセンス ATCC12814 (Escherichia auresciens) クレブシエラ・ニユーモニア ATCC9621 (Klebsiella pnenmoniae) エンテロバクター・エーロモナス ATCC13048 (Enterobacter aeromonas) セラチア・リクイフアシヱンス ATCC14460 (Serratia liquefaciens) エーロモナス・サルモニシダ ATCC14174 (Aeromonas salmonicida) エーロモナス・パンクタータ ATCC11163 (Aeromonas punctata) セラチア・マルセツセンス IFO3046 (Serratia marcescens) エルヴイニア・カロトボーラ CCM872 (Erwinia carotovora) エルヴイニア・アミロボラ CCM1017 (Erwinia amylovora) エルヴイニア・ヘルビコラ ATCC14537 (Erwinia herbicola) ハフニア・アルベイ IFO3731 (Hafnia alvei) (バクテリウム・カダベリス (Bacterium cadaveris)) キサントモナス・シトリー FERM−P3396 (Xanthomonas citri) これらの微生物をプリン類とアラビノフラノー
ス供与体とに作用せしめる方法は、水性反応液中
にてこれらの微生物菌体またはその処理物と上記
の原料を接触せしめればよい。 これらの微生物の菌体を得る方法は炭素源、窒
素源、無機イオンおよび更に必要ならばビタミン
等の有機微量栄養素を含有する通常の培地を用い
て培養すればよい。培養方法についても特別な方
法を要せず、従来知られている方法が適宜採用さ
れる。 菌体としては、上記の方法で得られた培養液そ
のまま、あるいは洗滌菌体が使用できる。菌体処
理物としてはアセトン乾燥菌体、菌体の摩砕物、
菌体の超音波処理物、界面活性剤またはトルエン
等に接触せしめた菌体、リゾチーム等の酵素に接
触せしめた菌体、塩析等により分離した菌体の蛋
白区分、本反応の酵素活性を有する蛋白区分の精
製物更に上記菌体または菌体処理物の固定化物等
いずれもが使用できる。 これらの微生物の菌体またはその処理物をプリ
ン類とアラビノフラノース供与体とに作用せしめ
るには水性反応液中にこれらを溶解またはけん濁
し好ましくは温度10℃ないし70℃に、PH4ないし
10に暫時保てばよい。この間必要ならば溶液また
はけん濁液を適宜撹拌する。 かくして反応液中にはプリンアラビノシドが著
量生成蓄積される。 反応液よりプリンアラビノシドを採取する方法
は水等の溶媒に対する溶解度差を利用したり、イ
オン交換樹脂を用いる等の方法で行うことができ
る。 実施例 1 酵母エキス0.5g/dl、ペプトン1.0g/dl、肉
エキス0.5g/dl、NaCl 0.5g/dlを含み、PH7.2
に調節した液体培地の5mlを大型試験管に入れ殺
菌した。この培地に表1に示す微生物を1白金耳
づつ接種し、30℃にて36時間振盪培養した。得ら
れた培養液より菌体を遠心分離して集め、生理食
塩水にて洗滌後0.05M燐酸緩衝液(PH7.2)にけ
ん濁した(50mg−湿量/ml) 上記の菌体けん濁液0.5mlを5−ブロモウラシ
ルアラビノシド、1g/dl、表1に示したプリン
類0.3g/dl、KH2PO40.1g/dlを含みPH7.2に調
節した反応液0.5mlに加えた。これを60℃に18時
間保ち、その間ときどき撹拌し、ついで100℃に
て5分間加熱した。 各反応液中に生成蓄積したプリンアラビノシド
類は高速液体クロマトグラフイ(日立製作所(株)
635型を使用)により分析したところ、ヒポキサ
ンチンアラビノシド標品の保持時間と一致し、ヒ
ポキサンチンアラビノシドと同定された。また高
速液体クロマトグラフイにより定量した反応液中
の蓄積量は表1に示すとおりであつた。
【表】 実施例 2 実施例1に示した液体培地の100mlを500ml容肩
付フラスコに入れ殺菌した。これに、クレブシー
ラ・ニユーモニエATCC9621を接種し、30%に保
ちつつ36時間振盪した。得られた培養液より、菌
体を遠心分離して集め生理食塩水にて洗浄後、
0.05M燐酸緩衝液(PH7.2)にけん濁した(50mg
湿重/ml)。 上記の菌体けん濁液0.5mlを表2に示したアラ
ビノフラノース供与体1g/dl、プリン類0.3
g/dl、KH2PO40.1g/dlを含み、PH7.2に調節
した反応液0.5mlに加えた。これを60℃に18時間
保ちその間ときどき撹拌し、ついで、100℃にて
5分間加熱した。各、反応液中に生成したプリン
アラビノシド類は高速液体クロマトグラフイー
(日立製作所(株)635型を使用)により分析したとこ
ろアデニンアラビノシドと同定された。また、高
速液体クロマトグラフイーにより定量した反応液
中のアデニンアラビノシド量を表2に示した。
【表】 実施例 3 実施例2と同様にして、得たクレブシーラ・ニ
ユーモニエATCC9621菌体30gを2−メチル−6
−アミノプリンリボシド3g、5−ブロモウラシ
ルアラビノシド10g、KH2PO43.4gを含有する反
応液(PH7.2)1にけん濁し、60℃に48時間保
つた。ついで100℃に5分間保持し菌体を除い
た。上清を500mlにまで濃縮し4℃にて一夜静置
した。生成した沈殿を集め、水より再結し215mg
の結晶を得た。このものの、NMRスペクトル、
赤外線吸収スペクトル、および、紫外線吸収スペ
クトルは、2−メチルアデニンアラビノシド標品
と一致した。 実施例 4 エンテロバクター、エーロモナス、
ATCC13048を実施例1と同様にて培養し、菌体
を得た。この菌体50gr(湿重)を、2−アミノ−
6−オキシプリンリボシド−5′−燐酸(GMP)
4g、5−ヨードウラシルアラビノシド10g、
KH2PO43.4gを含有する反応液(PH7.2)1に
けん濁し60℃に48時間、保つた。反応液を100℃
に5分間保ち遠心分離により菌体を除いた。上清
を「ダウエツクス」1×4(OH型)にチヤージ
し、PH8.0の酢酸アンモニウム緩衝液にて洗浄
し、ついでPH4.0の酢酸アンモニウム緩衝液にて
溶出し溶出する区分を集め濃縮した。濃縮液50ml
を「セフアデツクス」G−10にチヤージし、水に
て溶出した。最初に溶出されてくる区分を濃縮
し、0℃にて一夜冷却した。冷却液より、208mg
の沈殿を得た。このもののNMRスペクトル、赤
外線吸収スペクトル、及び紫外線吸収スペクトル
は、標品グアニンアラビノシドのそれと一致し生
成物はグアニンアラビノシドと同定された。 実施例 5 エツシエリヒア・オーレツセンスATCC12814
を実施例1と同様にして培養して、菌体を得た。
この菌体50g(湿重)を2−クロル−6−オキシ
プリンリボシド3g、5−ニトロ−シトシンアラ
ビノシド8g、KH2PO43.4gを含有する反応液
(PH7.2)1中にけん濁し、60℃に48時間保つ
た。反応後100℃に5分間保ち、ついで遠心分離
により菌体を除いた。上清を「アンバーライト」
CG−120(CI型)にチヤージし、PH7.0のギ酸ア
ンモニウムにて、洗浄後0.2Nアンモニア水にて
溶出し溶出する区分を集め濃縮した。濃縮液を
「セフアデツクス」G−10にチヤージし水にて溶
出した。最初に溶出されてくる区分を濃縮し、0
℃にて一夜冷却した。冷却液より120mgの沈殿を
得た。このもののNMRスペクトル(第1図)、紫
外線吸収スペクトル(第2図)、赤外線吸収スペ
クトル(第3図)、バイルシユタイン反応(緑色
陽性)及び元素分析値より、本化合物は新規物質
9−β−D−アラビノフラノシル−2−クロロ−
6−オキシプリンとされた。本化合物は25mg/dl
の濃度にて、坑フアージ活性を示した。 実施例 6 実施例5において、2−クロル−6−オキシプ
リンリボシドにかえて、2−メチル−6−オキシ
プリン1.5gを用いたところ150mgの沈殿を得た。 このもののNMRスペクトル(第4図)、紫外線
吸収スペクトル、(第5図)赤外線吸収スペクト
ル、(第6図)及び元素分析値(C:46.5、H:
5.1、N:19.5)より新規物質9−β−D−アラ
ビノフラノシル−2−メチル−6−オキシプリン
とされた。
【図面の簡単な説明】
第1図は9−β−D−2−クロルヒポキサンチ
ンアラビノシドのNMRスペクトルを示す、第2
図は9−β−D−2−クロルヒポキサンチンアラ
ビノシドの紫外線吸収スペクトルを示す。第3図
は9−β−D−2−クロルヒポキサンチンアラビ
ノシドの赤外線吸収スペクトルを示す。第4図は
9−β−D−2−メチルヒポキサンチンアラビノ
シドのNMRスペクトルを示す。第5図は9−β
−D−2−メチルヒポキサンチンアラビノシドの
紫外線吸収スペクトルを示す。第6図は9−β−
D−2−メチルヒポキサンチンアラビノシドの赤
外線吸収スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式で示すピリミジンアラビノシド又は
    そのリン酸エステルと一般式で示すプリン化合
    物とより一般式で示すプリンアラビノシドを生
    成する能力を有するクレブシーラ(Klebsiella)
    属、シユードモナス(Pseudomonas)属、フラ
    ボバクテリウム(Flavobacterium)属、アクロ
    モバクタ−(Achromobacter)属、サルモネラ
    (Salmonella)属、シトロバクター
    (Citrobacter)属、エツシエリヒア
    (Escherichia)属、エンテロバクター
    (Enterobacter)属、エーロモナス
    (Aeromonas)属、セラチア(Serratia)属、エ
    ルビニア(Erwinia)属、キサントモナス
    (Xanthomonas)属、またはハフニア(Hafnia)
    属の微生物の作用により、一般式で示すプリン
    化合物と一般式で示すピリミジンアラビノシド
    又はそのリン酸エステルとを反応せしめて一般式
    で示すプリンアラビノシドを生成せしめること
    を特徴とするプリンアラビノシド類の製造方法。 一般式 (XはO、S又はNH2を示す。 YはOH、NH2、SH又はSR(Rは低級アルキ
    ル基)を示す。 ZはH、ハロゲン、 NO2、CH3又はCH2OHを示す。 ただしXがO、ZがHであつてYがOHである
    場合及びXがO、ZがHであつてYがNH2である
    場合を除く。) 一般式 (Xは、水素原子、アミノ基、メチル基又はハロ
    ゲン原子であり、Yは、水酸基又はアミノ基であ
    り、Zは、水素原子、リボシル基、ホスホリボシ
    ル基、デオキシリボシル基又はホスホデオキシリ
    ボシル基である。) 一般式 (X及びYは、一般式に同じ)
JP11088978A 1978-09-08 1978-09-08 Production of purine arabinoside Granted JPS5537167A (en)

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JPS5537167A JPS5537167A (en) 1980-03-15
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