JPS6215136Y2 - - Google Patents

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JPS6215136Y2
JPS6215136Y2 JP1981175356U JP17535681U JPS6215136Y2 JP S6215136 Y2 JPS6215136 Y2 JP S6215136Y2 JP 1981175356 U JP1981175356 U JP 1981175356U JP 17535681 U JP17535681 U JP 17535681U JP S6215136 Y2 JPS6215136 Y2 JP S6215136Y2
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JP
Japan
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opening
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box
film
bent
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JP1981175356U
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English (en)
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JPS5879518U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主に家庭で用いられるラツプフイル
ムの収納箱体の改良に関する。
合成樹脂薄膜から成るラツプフイルムは、冷蔵
庫内への食品の保管、大気中での食品の汚染防止
等のため主に食品包装体として現在各家庭に広く
普及している。このようなラツプフイルムは、通
常、これを厚紙製の円筒状巻筒に10〜数10m巻回
したものを、厚紙製の長目の平行六面体の箱に収
納して販売されている。その箱体の一つの長手方
向稜部には鋸刃状のカツターが取り付けられてお
り、使用者は、予め設けられた切込線に沿つて箱
体の一部を切開いたのち、そこからフイルムを必
要量だけ引出して、上記カツターで切断して使用
するようになつている。
然しながら、従来の箱体においては、フイルム
を引き出すための開口部の傷みが早く、箱体が最
後まで便利に使用されることは稀であつた。
本考案は、かかる問題点を解決するためなされ
たものであり、その目的とするところは、上記開
口部に改良を加えて、フイルムが引出し易く、長
期間傷むことなく便利に使用し得るラツプフイル
ムの収納箱体を提供することにある。
以下、図面を用いて、本考案の詳細を説明す
る。
第1図は従来のラツプフイルムの収納箱体の長
手方向に対して直角な断面図、第2図はそのラツ
プフイルム引出し時の状態を説明するための断面
図、第3図は本考案にかかるラツプフイルムの収
納箱体の一実施例の長手方向に対して直角な断面
図、第4図はそのラツプフイルム引出し時の状態
を説明するための断面図、第5図は本考案にかか
るラツプフイルムの収納箱体の上記一実施例の展
開図、第6図は上記実施例の箱体を組立て且つ使
用のために箱体の掩蓋片を切り開いた状態を示す
斜視図である。なお、各図中、同一の符号を付し
たものはそれぞれ同一の構成要素を示している。
而して、従来の箱体は、第1図及び第2図に示
す如く、その長手方向側面1,2,3,4及び掩
蓋片5とを有する平行六面体として形成されてお
り、その内部に、円筒状巻筒102に巻付けたラ
ツプフイルム101が収納されている。側面4の
最終端部は側面1の内面との間に僅かな間隙を形
成し、この間隙が、フイルムを引き出すための開
口6となつている。側面1に連接された掩蓋片5
は、組立て時に折曲げられて上記開口6を塞ぎ、
且つその自由端部5′部分が閉止部片となつてそ
の内側が側面4の外面と糊付けされて、箱体の閉
止がなされるようになつている。7は引き出した
フイルムを切断するための鋸刃を有するカツター
であり、刃の先端が側面4から僅かに突出するよ
うに側面3上に取付けてある。
而して、この従来の箱体を使用する際には、閉
止部片5′を側面4から剥ぎ取つて掩蓋片5を解
放した上、開口6からフイルム101の端部10
1′を引き出し、カツター7で必要量づつ切断し
て用いるものであるが、その場合、引き出される
フイルムは、第2図に示す如く、側面4の開口端
部のエツジ4′に擦られながら出てくるため、引
き出すときの摩擦が大きくて引懸りやすく、それ
に抗して引張るとエツジ4′が外側へ曲げられる
結果となり、開口部の傷みが早かつた。更にま
た、ラツプフイルム材料中には柔軟材及び粘着材
が添加されていて、フイルム同士は極めて緊密に
密着するような特性が与えられているため、フイ
ルムを引き出そうとするときには、その剥ぎとら
れるフイルムに、巻筒102に巻付けられたフイ
ルムロール全体がくつ付いてくる傾向があり、フ
イルムを引くとロールが上記開口から箱外へ飛び
出そうとするので、これも開口部を傷み易くする
原因となつている。
本考案者は、かかる欠点を無くするため、側面
4の開口端部に、第3図に示す如く、内側へ折曲
げられる折曲げ片4aを設けることにより、叙上
の如き問題点を解決することに成功した。即ち、
側面4の開口端部が上記の如く折曲げられている
と、フイルムを引き出すときに、第4図に示す如
く、折曲げ片4aがフイルムをガイドする役割を
果し、且つフイルムは従来の如くエツジを擦るの
ではなく、折曲げ部の折目の外側を擦るので摩擦
抵抗が格段に少なく、極めてスムースに引き出さ
れるものである。また、フイルムロール全体が開
口部へ引き寄せられて箱外へ飛び出そうとして
も、ロールが折曲げ片4aの内面に当接して阻止
されるので、側面1や掩蓋片5が押し開かれる力
が弱められ、開口部の傷みは更に軽減されるので
ある。更にまた、開口部が折曲げてあるので、従
来の平面的なものに比べて、強度的にも優れた特
性を有している。
第5図は、第3図に示すような本考案に係る箱
体の展開図の一実施例を示しており、図中点線は
折目を示している。この箱体を組立てる際は、各
部分を各折目に沿つて紙面の裏側へ折曲げ、端面
形成用部片8,8、9,9、の上に10,10、
を重ねてそれらを適宜糊付け接着するものであ
る。閉止部片5′には半円形切り込み11,11
が設けられ、この裏側に糊が付けられて、側面4
の表面上の対応位置に設けられた浅い円形切り込
み12,12部分とそれぞれ接着され、掩蓋片5
の閉止がなされる。13,13は断続切目線であ
り、使用者が閉止部片5′をこの線に沿つて側面
4から剥ぎ取ることによつて、掩蓋片5が解放さ
れる。これらは、従来公知のラツプフイルム用箱
体の構成と特に変らないが、本考案箱体において
は側面4の長手方向端部に沿つて、前記の折曲げ
片4aが設けられている点が従来のものと異なつ
ている。この折曲げ片は折目40に沿つて紙面の
裏側(箱体の内側)方向へ幾分折り曲げられて、
第3図及び第4図中の折曲げ片4aとして示した
ような状態となる。第6図は、上記の如くして組
立てた箱体の閉止部片5′を剥ぎ取つて、掩蓋片
5を解放したときの本考案箱体を斜視図により示
してある。
而して、この折曲げ片4aの幅d(第5図参
照)は、側面の幅Dの20分の1以上5分の1以
下、さらに望ましくは9分の1程度とすることが
推奨される。幅dがあまり大き過ぎると、ロール
の回転の邪魔になつたり、側面1との間の開口が
広がり過ぎて箱を把持したとき箱が歪んで潰れ易
くなつたりするからであり、またこれがあまり小
さ過ぎると、折曲げ片の折曲げ角が充分とならず
一度折曲げても直ぐに伸びてしまつてエツジ部に
フイルムが引懸り易くなつたり、或いはロールが
箱外に飛び出すのを阻止する効果が薄れてしまう
からである。
また、本考案に係る箱体は、必ずしも製造販売
の段階において折曲げ片4aを折曲げた形で使用
者に提供しなくてもよく、少くとも折曲げ片とな
るべき部分を形成した状態で提供するようにして
もよい。即ち、製造段階においては、第5図に示
す如く、折曲げ片4aを形成するための切目4
1,41を設けると共に折目40を折り曲げ易い
ように折目40に沿つた折目用の折り線を設けた
上で販売し、使用者が購入後に箱に記載された使
用説明に従い上記折り線に沿つて折り曲げて使用
するようにしてもよい。
本考案は如上の如く構成されるから、本考案に
よるときは、フイルムが引出し易く、開口部が傷
むことなく、長期にわたつて便利に使用される箱
体が提供されるものである。
なお、本考案は叙上の実施例に限定されるもの
ではなく、例えば異なつた形態の掩蓋片、閉止部
片、カツター等を有する箱体にも適用でき、本考
案者等が先に実願昭56−147159号で開示したよう
な形態の箱体にも適用できるものであつて、本考
案はそれらのすべてを包摂するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラツプフイルムの収納箱体の長
手方向に対して直角な断面図、第2図はそのラツ
プフイルム引出し時の状態を説明するための断面
図、第3図は本考案にかかるラツプフイルムの収
納箱体の一実施例の長手方向に対して直角な断面
図、第4図はそのラツプフイルム引出し時の状態
を説明するための断面図、第5図は本考案にかか
るラツプフイルムの収納箱体の上記一実施例の展
開図、第6図は上記実施例の箱体を組立て且つ使
用のために箱体の掩蓋片を切り開いた状態を示す
斜視図である。 1,2,3,4……側面、4a……折曲げ片、
5……掩蓋片、6……開口、7……カツター。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 円筒状巻筒に巻付けたラツプフイルムを収納
    し必要量ずつ引出して切断使用するための箱体
    であつて、その1つの長手方向稜部に沿つて開
    口を有し、上記開口に沿つた長手方向一側面に
    はこれに連接する形で上記開口と上記開口に沿
    うもう一方の長手方向一側面とを覆う掩蓋片が
    折曲げられて付設され、上記フイルムは上記開
    口から上記もう一方の長手方向一側面と上記掩
    蓋片との間に挟まれて引き出されるようにした
    ラツプフイルムの収納箱体において; 上記開口を形成する上記もう一方の長手方向
    一側面の開口端部が、その長手方向に沿つて箱
    体の内側へ折曲げられる折曲げ片として形成さ
    れたことを特徴とするラツプフイルムの収納箱
    体。 2 上記折曲げ片の折曲げ幅が、側面短辺の長さ
    の約20分の1以上5分の1以下である実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のラツプフイルムの
    収納箱体。 3 上記折曲げ片の折曲げ幅が、側面短辺の長さ
    の約9分の1である実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のラツプフイルムの収納箱体。
JP17535681U 1981-11-27 1981-11-27 ラツプフイルムの収納箱体 Granted JPS5879518U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17535681U JPS5879518U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ラツプフイルムの収納箱体

Applications Claiming Priority (1)

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JP17535681U JPS5879518U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ラツプフイルムの収納箱体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5879518U JPS5879518U (ja) 1983-05-30
JPS6215136Y2 true JPS6215136Y2 (ja) 1987-04-17

Family

ID=29967687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17535681U Granted JPS5879518U (ja) 1981-11-27 1981-11-27 ラツプフイルムの収納箱体

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5428633B2 (ja) * 1972-04-17 1979-09-18
JPS5849726B2 (ja) * 1979-07-23 1983-11-07 芳一 阪村 軸力判定用の円筒状ワツシヤ−

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52171532U (ja) * 1976-06-16 1977-12-27
JPS5428633U (ja) * 1977-07-26 1979-02-24
JPS5849726U (ja) * 1981-09-30 1983-04-04 旭化成株式会社 巻回フイルムの収納箱用厚紙

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JPS5879518U (ja) 1983-05-30

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