JPS62148608A - 化粧用パフ - Google Patents
化粧用パフInfo
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- JPS62148608A JPS62148608A JP29698286A JP29698286A JPS62148608A JP S62148608 A JPS62148608 A JP S62148608A JP 29698286 A JP29698286 A JP 29698286A JP 29698286 A JP29698286 A JP 29698286A JP S62148608 A JPS62148608 A JP S62148608A
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- JP
- Japan
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- puff
- cosmetic
- cosmetics
- foam
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本弁明は新規な化粧用パフに関し、更に詳しくは、低粘
度から高粘度に至るまでの種々の化粧1.1を充分に使
いこなせる機能性と良好な風合を備えることか可能な化
粧用パフに関する。
度から高粘度に至るまでの種々の化粧1.1を充分に使
いこなせる機能性と良好な風合を備えることか可能な化
粧用パフに関する。
〔従来の技術]
最近の化粧料業界における折製品聞光競争は激化の一途
をたどり、同−範晴に属する化粧料についても、1ヒ詐
料ヘースを変え、粘度を変えた(重々の新製品が開発さ
れるようになってきた。例えば、ファンデーションを例
にとっても、非常に低粘度の乳液状のものから、クリー
ム状のもの、そして高粘度のケーキ状のものに至るまで
、幾種類もの製品が開発されているのである。
をたどり、同−範晴に属する化粧料についても、1ヒ詐
料ヘースを変え、粘度を変えた(重々の新製品が開発さ
れるようになってきた。例えば、ファンデーションを例
にとっても、非常に低粘度の乳液状のものから、クリー
ム状のもの、そして高粘度のケーキ状のものに至るまで
、幾種類もの製品が開発されているのである。
しかるに、用存する化粧用パフは、はとんどのものが、
はぼ完全な連続気泡構造を有する発泡体や海綿体からな
るものである。このような連続気泡構造のパフは、化粧
用パフとして必要不可欠な柔軟性、ソフト感、肌あたり
等(以下、これらを一括して風合と称する)が良好で、
比較的高粘度の化粧料に対して好適に使用し得る。
はぼ完全な連続気泡構造を有する発泡体や海綿体からな
るものである。このような連続気泡構造のパフは、化粧
用パフとして必要不可欠な柔軟性、ソフト感、肌あたり
等(以下、これらを一括して風合と称する)が良好で、
比較的高粘度の化粧料に対して好適に使用し得る。
〔発明が解決しようとする問題点3
反面、このような連続気泡構造のパフな低粘度の化粧料
に対して使用する場合には、以下の如き不都合を生じ、
実用困難なものである。
に対して使用する場合には、以下の如き不都合を生じ、
実用困難なものである。
すなわち、連続気泡構造のパフを低粘度の化粧料に対し
て使用すると、化粧料の大部分が連続気泡を通ってパフ
内部に吸収されてしまい、化粧料が肌にほとんど付着せ
ず、化粧料の無駄が多いばかつてなく、満足な化粧すら
出来ない。しかも、パフ内部に吸収された化粧料の腐敗
などが生じるため衛生面でも問題がある。
て使用すると、化粧料の大部分が連続気泡を通ってパフ
内部に吸収されてしまい、化粧料が肌にほとんど付着せ
ず、化粧料の無駄が多いばかつてなく、満足な化粧すら
出来ない。しかも、パフ内部に吸収された化粧料の腐敗
などが生じるため衛生面でも問題がある。
このように、現存の化粧用パフは、適用範囲が狭く、低
粘度から高粘度に至るまでの種々の化粧料を充分に使い
こなせるだけのは脂性を持たないものであるため、新化
粧料の企画・開発も、それに適した化粧用パフがないと
云う理由で断念せざるを得ないケースが多々生じている
。
粘度から高粘度に至るまでの種々の化粧料を充分に使い
こなせるだけのは脂性を持たないものであるため、新化
粧料の企画・開発も、それに適した化粧用パフがないと
云う理由で断念せざるを得ないケースが多々生じている
。
上記の如き、パフ内部への化粧料の吸収および化粧料腐
敗の問題は、化粧用パフを独立気泡構造の発泡体とすれ
ば、一応解決されるが、その場合には化粧用パフとして
必要不可欠な前述の風合が損われると云う新たな問題が
生じる。
敗の問題は、化粧用パフを独立気泡構造の発泡体とすれ
ば、一応解決されるが、その場合には化粧用パフとして
必要不可欠な前述の風合が損われると云う新たな問題が
生じる。
すなわち、連続気泡構造のパフの場合は、気泡壁を通じ
て空気の出入があるので、パフを手で1埋りしめると気
泡内の空気が押出され、手を開くと空気が気泡内に入り
込み、これがゴムや海綿の低モジユラス特性と相俟って
、良好な風合を呈するのであるが、独立気泡構造のパフ
とする場合は、圧縮・復元を操返しても気泡内の空気の
出入がないため、低モジュラスな材質であっても反梵感
が極めて強くなり、風合殊に肌あたりが抵抗感の大きい
ものとなるのである。
て空気の出入があるので、パフを手で1埋りしめると気
泡内の空気が押出され、手を開くと空気が気泡内に入り
込み、これがゴムや海綿の低モジユラス特性と相俟って
、良好な風合を呈するのであるが、独立気泡構造のパフ
とする場合は、圧縮・復元を操返しても気泡内の空気の
出入がないため、低モジュラスな材質であっても反梵感
が極めて強くなり、風合殊に肌あたりが抵抗感の大きい
ものとなるのである。
以上の如く、化粧用パフは、それが連続気泡体および独
立気泡体の何れであっても、一長一短がある。従って、
化粧料の吸収および腐敗などの欠点がなく、低粘度から
高粘度に至るまでの種々の化粧料を充分に使いこなせる
機能性を有し、しかも場合の擾れた新規な化粧用パフの
早期開発を望む声が、化粧料業界で強く上っているのが
実情である。
立気泡体の何れであっても、一長一短がある。従って、
化粧料の吸収および腐敗などの欠点がなく、低粘度から
高粘度に至るまでの種々の化粧料を充分に使いこなせる
機能性を有し、しかも場合の擾れた新規な化粧用パフの
早期開発を望む声が、化粧料業界で強く上っているのが
実情である。
本発明によれば、軟質樹脂発泡体またはゴムラテックス
発泡体からなるコア材と、該コア材の表面に貼着された
ミクロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材とからなる
化粧用パフにより、上記の問題を解決した。
発泡体からなるコア材と、該コア材の表面に貼着された
ミクロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材とからなる
化粧用パフにより、上記の問題を解決した。
なお、本発明においては、上記軟質樹脂発泡体は1.2
−ポリブタジエン樹脂単独の発泡体および1.2−ポリ
ブタジエン樹脂を一成分とする樹脂ブレンド物からなる
発泡体を除いたものをいう。
−ポリブタジエン樹脂単独の発泡体および1.2−ポリ
ブタジエン樹脂を一成分とする樹脂ブレンド物からなる
発泡体を除いたものをいう。
以下、図面を参照しなから本光明を詳細に説明する。
第1図は本発明の化粧用パフの一実施例を示す模式断面
図、第2図は第1図に示したパフの使用状態の説明図で
ある。
図、第2図は第1図に示したパフの使用状態の説明図で
ある。
本発明の化粧用パフ4は、軟質発泡体のコア材1をミク
ロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材2にて包覆した
複合構造のパフである。
ロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材2にて包覆した
複合構造のパフである。
第1図および第2図に示した実施例では、このパフ4の
表面に剥離布3が添装されており、第2図に示すように
、使用時に表面の剥離布3を一部または全部剥離して内
部のパフ4を露出させて使用するようにしたものである
。このパフの全体の外形や寸法等は従来品とほぼ同様で
ある。
表面に剥離布3が添装されており、第2図に示すように
、使用時に表面の剥離布3を一部または全部剥離して内
部のパフ4を露出させて使用するようにしたものである
。このパフの全体の外形や寸法等は従来品とほぼ同様で
ある。
コア材1は、例えば、軟質ポリ塩化ビニル樹脂発泡体、
NBR,SBRなどのゴムラテックス発泡体の如き低モ
ジュラスな軟質発泡体によりなる連続気泡構造の発泡体
である。その発泡倍率が13〜20倍、望ましくは約1
5倍、その厚みが約8〜13mm程度のもので、低モジ
ュラスで柔軟性に富み、表面にスキン層を備えたものが
、好適である。
NBR,SBRなどのゴムラテックス発泡体の如き低モ
ジュラスな軟質発泡体によりなる連続気泡構造の発泡体
である。その発泡倍率が13〜20倍、望ましくは約1
5倍、その厚みが約8〜13mm程度のもので、低モジ
ュラスで柔軟性に富み、表面にスキン層を備えたものが
、好適である。
なお、本発明における前記軟質発泡体は、表面にスキン
層を有する1、2−ポリブタジエンfit nVi単独
またはこれを一成分とする法(脂ブレンド物の発泡体を
除いたものをいう。
層を有する1、2−ポリブタジエンfit nVi単独
またはこれを一成分とする法(脂ブレンド物の発泡体を
除いたものをいう。
上記コア材1を包覆する外皮材2は、ミクロポーラスな
湿式ポリウレタンである。その発泡倍率が1.5〜5倍
、なか/Vずく1.5〜3倍で、j7みが、30〜10
0ミクロン、なかんず<50〜70ミクロンの範囲にあ
るミクロポーラスの孔数の比較的多いものが好ましい。
湿式ポリウレタンである。その発泡倍率が1.5〜5倍
、なか/Vずく1.5〜3倍で、j7みが、30〜10
0ミクロン、なかんず<50〜70ミクロンの範囲にあ
るミクロポーラスの孔数の比較的多いものが好ましい。
外皮材2のミクロポーラスの孔数があまりにも少ないと
、化粧料が表面で上滑りし、化粧料ののびが低下するの
で望ましくない。また、外皮材2として、乾式ポリウレ
タンエラス)・マーのようにポーラスの少ないものを使
用すると、上述の化粧料の上滑りがひどく、しかもパフ
4の表面が皮革様となり、化粧料の付着していない部分
か肌面を引張るような抵抗感を与え、更に表面に凹凸が
あれば化粧面にスジ状のパフ4の痕跡が残る、等の問題
があり、不適当である。
、化粧料が表面で上滑りし、化粧料ののびが低下するの
で望ましくない。また、外皮材2として、乾式ポリウレ
タンエラス)・マーのようにポーラスの少ないものを使
用すると、上述の化粧料の上滑りがひどく、しかもパフ
4の表面が皮革様となり、化粧料の付着していない部分
か肌面を引張るような抵抗感を与え、更に表面に凹凸が
あれば化粧面にスジ状のパフ4の痕跡が残る、等の問題
があり、不適当である。
外皮材2は通常、ウレタン系やアクリル系の接着剤にて
コア材1に接骨される。
コア材1に接骨される。
なお、本発明の化粧用バフにおいては、コア材1が外皮
材2によって第1図の如く完全に包覆されたパフ4とす
るのが望ましいが、化粧料を通常付けないパフの側面部
分まで外皮材2で包覆することは必ずしも必要でない。
材2によって第1図の如く完全に包覆されたパフ4とす
るのが望ましいが、化粧料を通常付けないパフの側面部
分まで外皮材2で包覆することは必ずしも必要でない。
第3図は、そのような側面部分を除く池の部分を外皮材
2で包覆したパフ4に構成しである本発明の化粧用パフ
のもう一つの実施例を示すものである。
2で包覆したパフ4に構成しである本発明の化粧用パフ
のもう一つの実施例を示すものである。
上i5の如きコア材1と外皮材2とによってパフ4を構
成すると、コア材1が柔軟性に富んでいるため、パフ4
が良好な風合を呈し、強く反撥することがないので化粧
の際に一旦肌に移行した化粧Nが強く反撥するパフ4に
よって逆に掻取られるような不都合を生じない。
成すると、コア材1が柔軟性に富んでいるため、パフ4
が良好な風合を呈し、強く反撥することがないので化粧
の際に一旦肌に移行した化粧Nが強く反撥するパフ4に
よって逆に掻取られるような不都合を生じない。
しかも、外皮材2が化粧料に対する1需れ特性の良好な
ミクロポーラスな湿式ポリウレタンであるため、化粧料
と良くなじみ、第4図に示すように、化粧料Aをコア材
1の表面および多数のミクロポーラス21の内部に充分
含んで、化粧料Aの上滑りを生じることなく薄くのばし
て塗ることが可能となり、しかもしっとりとしたモイス
チャー感触を有する風合の良好なパフとすることができ
る。
ミクロポーラスな湿式ポリウレタンであるため、化粧料
と良くなじみ、第4図に示すように、化粧料Aをコア材
1の表面および多数のミクロポーラス21の内部に充分
含んで、化粧料Aの上滑りを生じることなく薄くのばし
て塗ることが可能となり、しかもしっとりとしたモイス
チャー感触を有する風合の良好なパフとすることができ
る。
また、外皮材2のミクロポーラス21はその内部に化粧
料を含むが、ミクロポーラス21は従来のパフに使用さ
れる連続気泡構造の発泡体の気泡に比較すると極めて微
細な孔であるので、従来のパフのように化粧料を無駄に
吸収しない。また、コア材1表面にスキン層がある場合
は、非常に低粘度の化粧料であっても、化粧料がコア材
1内部に浸透することが完全に防止される。
料を含むが、ミクロポーラス21は従来のパフに使用さ
れる連続気泡構造の発泡体の気泡に比較すると極めて微
細な孔であるので、従来のパフのように化粧料を無駄に
吸収しない。また、コア材1表面にスキン層がある場合
は、非常に低粘度の化粧料であっても、化粧料がコア材
1内部に浸透することが完全に防止される。
このようなコア材1と外皮材2からなる複合構造のパフ
4は、コア材1の物性並びに外皮材2の厚みやミクロポ
ーラス孔数等の調節如何により、どのような化1に対し
ても充分使いこなせる機能性と優れた風合とを具備せし
め得る。
4は、コア材1の物性並びに外皮材2の厚みやミクロポ
ーラス孔数等の調節如何により、どのような化1に対し
ても充分使いこなせる機能性と優れた風合とを具備せし
め得る。
第1図および第3図に示した各実施例では、以上の如き
複合構造のパフ4の表面に剥離布3を添装して成るもの
である。この剥離布3は、成形したパフ4の表面に後か
ら添装するものではなく、パフの熱成形以前に予め添装
されるものであるから、熱成形に耐え得る耐熱性、伸縮
性等を有するナイロンジャージ、ナイロントリコットあ
るいはこれらの片面起毛した布等が使用される。望まし
くは、得られる化粧用パフの美観を高めるために表面に
欠損な着色或は模様等を施したものが好適である。
複合構造のパフ4の表面に剥離布3を添装して成るもの
である。この剥離布3は、成形したパフ4の表面に後か
ら添装するものではなく、パフの熱成形以前に予め添装
されるものであるから、熱成形に耐え得る耐熱性、伸縮
性等を有するナイロンジャージ、ナイロントリコットあ
るいはこれらの片面起毛した布等が使用される。望まし
くは、得られる化粧用パフの美観を高めるために表面に
欠損な着色或は模様等を施したものが好適である。
このような剥離布3をパフ4の表面に添装すると、化m
用パフが昨今の女性の要求する美的感覚、或はおしやれ
感覚等を充分に具備したものとなり、且つ使用時に剥離
布3を剥がす動作がらよつとイキな感じで楽しく使用で
き、しかも、使用面の保管中にj店埃が内部のパフ4に
付着することもないので1ffi生的である。
用パフが昨今の女性の要求する美的感覚、或はおしやれ
感覚等を充分に具備したものとなり、且つ使用時に剥離
布3を剥がす動作がらよつとイキな感じで楽しく使用で
き、しかも、使用面の保管中にj店埃が内部のパフ4に
付着することもないので1ffi生的である。
剥離布3を適宜接着剤を介して添装した場合は、剥離布
3を剥がすと、パフ4の湿式ポリウレタン層である外皮
材2がその中間で層間剥離するため、外皮材2の表面が
凹凸面を呈するようになる。
3を剥がすと、パフ4の湿式ポリウレタン層である外皮
材2がその中間で層間剥離するため、外皮材2の表面が
凹凸面を呈するようになる。
一方、剥離布3を接着剤を介さずに添装した場合は、剥
離布3を剥離すると、外皮材2表面が剥離布3の布目の
刻印された凹凸面を呈するものとなる。
離布3を剥離すると、外皮材2表面が剥離布3の布目の
刻印された凹凸面を呈するものとなる。
このように外皮材2の表面がミクロポーラスな薄層のス
ェード面を呈していると、イしM料ののり、或はぬり特
性がより一層良好となる。特に、後者のように、剥1l
ii1布3を直接添装して剥離の際に布目刻印による凹
凸面を外皮材2表面に現出させる場合は、剥離布3とし
て種々布目サイズの異なるものを添装することにより、
凹凸面の粗さを調整し、それによってパフ4の化l l
itののり、ぬり特性等を(重々調整できる利点がある
。
ェード面を呈していると、イしM料ののり、或はぬり特
性がより一層良好となる。特に、後者のように、剥1l
ii1布3を直接添装して剥離の際に布目刻印による凹
凸面を外皮材2表面に現出させる場合は、剥離布3とし
て種々布目サイズの異なるものを添装することにより、
凹凸面の粗さを調整し、それによってパフ4の化l l
itののり、ぬり特性等を(重々調整できる利点がある
。
次に、第1図または第3図に示した実施例の化粧用パフ
の製造法について第5図〜第8図を参照しながら説明す
る。
の製造法について第5図〜第8図を参照しながら説明す
る。
第5図に示すように、剥離布付き湿式ポリウレタン50
を、軟質発泡体シート10の両面にラミネートするラミ
ネート工程工から始まる。
を、軟質発泡体シート10の両面にラミネートするラミ
ネート工程工から始まる。
剥M布付き湿式ポリウレタン50は、第6図に示すよう
に、剥離布3の片面に直接又は適宜接着剤(図示せず)
を介して、ミクロポーラス湿式ポリウレタン20を層状
に形成したものである。このものは準備工程において以
下に説明するような方法により予め製造される。
に、剥離布3の片面に直接又は適宜接着剤(図示せず)
を介して、ミクロポーラス湿式ポリウレタン20を層状
に形成したものである。このものは準備工程において以
下に説明するような方法により予め製造される。
すなわち、できるだけ軟らかい風合を有する軟質ポリウ
レタン樹脂を例えばジメチルホルムアルデヒド等の水溶
性溶剤に溶解し、必要な場合は界面活性剤を添加する。
レタン樹脂を例えばジメチルホルムアルデヒド等の水溶
性溶剤に溶解し、必要な場合は界面活性剤を添加する。
この樹脂溶液を長尺な剥離布30の片面に直接またはウ
レタン系接着剤等を介して塗布した後、水中に浸漬して
該水溶液溶剤を溶出除去し、連続長尺の剥III布付き
ポリウレタン50を得る。この場合、ポリウレタン樹脂
と水溶性溶剤とのl類およびその配合割合、および樹脂
溶液の塗布量を調整することによって、形成される湿式
ポリウレタンの風合或は発泡倍率とその厚みを前述の範
囲、すなわち1.5〜5倍および30〜100ミクロン
の範囲に調整できる。
レタン系接着剤等を介して塗布した後、水中に浸漬して
該水溶液溶剤を溶出除去し、連続長尺の剥III布付き
ポリウレタン50を得る。この場合、ポリウレタン樹脂
と水溶性溶剤とのl類およびその配合割合、および樹脂
溶液の塗布量を調整することによって、形成される湿式
ポリウレタンの風合或は発泡倍率とその厚みを前述の範
囲、すなわち1.5〜5倍および30〜100ミクロン
の範囲に調整できる。
一方、コア材1となる軟質発泡シー1−10は、移送装
買(図示せず)によりラミネート工程Iに送られ、そこ
でドクターブレードやロールコータ−等の適宜の接着剤
塗布手段a、aによって該発泡シート1oの上下両面に
前述したウレタン系またはアクリル系の接着剤(図示せ
ず)が塗布され、これに上下の捲回ロールb、bからの
剥離布付きポリウレタン50.50が微圧ローラ等のラ
ミネート手段C,Cによって上下両面からラミネートさ
れる。該ラミネート物は乾燥されて次の工程へ供給され
る。このラミネート工程においては、発1泡シート10
がその表面にスキン層を備えているものは、接着剤の内
部浸透を阻止するので接着剤の無駄がなく、従って接着
剤の塗布量はスキン層のない発泡シートにラミネートす
る場合より遥かに少量でも、剥離布付きポリウレタン5
0を充分ラミネートすることができる。なお、ラミネー
ト物の乾燥は、乾燥室dを通して約100〜120°C
で加熱することにより行なうのが能率的である。
買(図示せず)によりラミネート工程Iに送られ、そこ
でドクターブレードやロールコータ−等の適宜の接着剤
塗布手段a、aによって該発泡シート1oの上下両面に
前述したウレタン系またはアクリル系の接着剤(図示せ
ず)が塗布され、これに上下の捲回ロールb、bからの
剥離布付きポリウレタン50.50が微圧ローラ等のラ
ミネート手段C,Cによって上下両面からラミネートさ
れる。該ラミネート物は乾燥されて次の工程へ供給され
る。このラミネート工程においては、発1泡シート10
がその表面にスキン層を備えているものは、接着剤の内
部浸透を阻止するので接着剤の無駄がなく、従って接着
剤の塗布量はスキン層のない発泡シートにラミネートす
る場合より遥かに少量でも、剥離布付きポリウレタン5
0を充分ラミネートすることができる。なお、ラミネー
ト物の乾燥は、乾燥室dを通して約100〜120°C
で加熱することにより行なうのが能率的である。
以上のラミネート工程を経て送られてくるラミネート物
60は、第7図に示されるように、厚さ8〜13mm程
度の軟質発泡シート10の両側に厚さ30〜100ミク
ロン程度の湿式ポリウレタン20.20が、更にその両
側に剥離布30.30が、一体に積層された5層構造物
(但し接着剤層は図示していない)であり、このものは
次の熱成形および打扱き工程■において、所望のパフ形
状に熱成形されて打抜かれる。
60は、第7図に示されるように、厚さ8〜13mm程
度の軟質発泡シート10の両側に厚さ30〜100ミク
ロン程度の湿式ポリウレタン20.20が、更にその両
側に剥離布30.30が、一体に積層された5層構造物
(但し接着剤層は図示していない)であり、このものは
次の熱成形および打扱き工程■において、所望のパフ形
状に熱成形されて打抜かれる。
熱成形の方法としては、ホットプレート法、圧縮真空成
形法、ウェルター成形法等が採用できるが、前二者の場
合は、第5図に示すように、熟成形機fに供給する前に
赤外線ヒーター等の加熱手段eによって、ラミネート物
60をその表面温度か150〜200″C程度となるよ
うに加熱する。
形法、ウェルター成形法等が採用できるが、前二者の場
合は、第5図に示すように、熟成形機fに供給する前に
赤外線ヒーター等の加熱手段eによって、ラミネート物
60をその表面温度か150〜200″C程度となるよ
うに加熱する。
一方、後者のウェルター成形法による場合は、このよう
な加熱は行なわれず、高周波ウェルター成形法尺に直接
供給する。
な加熱は行なわれず、高周波ウェルター成形法尺に直接
供給する。
これら三(4項の熱成形法の内では、圧縮真空成形法と
ウェルター成形法が殊に有効であるので、以下に説明す
る。
ウェルター成形法が殊に有効であるので、以下に説明す
る。
圧1i1真空成形法の場合は、第8図に例示した如く周
囲に切断用の刃g1を有し吸気通路g2を設けた単位金
型Qを多数集合せしめて成る上下2つ割りの加熱された
成形金型G、Gを有する成形機を用いる。該金型G、G
の間にラミネート物60を供給し、成形金型G、G同志
を噛合して、それぞれの単位金型Qの刃Q1によりラミ
ネート物60をパフ形状に多数個打(友く。この打扱く
直前に単位金型Q内を真空にしてラミネート物を型内面
に充分密着させて周縁部を圧縮変形させ、発泡シート1
0を湿式ポリウレタン20および剥離布30で包み込む
ようにして図示の如く湿式ポリウレタン20の周縁同志
を直接溶着するか、または湿式ポリウレタン20の周縁
同志の間に発泡シート10の周縁を一部挾んだ状態で、
これら周縁部を一体的に溶着する。この圧縮真空成形法
によるときは、殊にR部分の型添いが良く、成形性が良
好である。
囲に切断用の刃g1を有し吸気通路g2を設けた単位金
型Qを多数集合せしめて成る上下2つ割りの加熱された
成形金型G、Gを有する成形機を用いる。該金型G、G
の間にラミネート物60を供給し、成形金型G、G同志
を噛合して、それぞれの単位金型Qの刃Q1によりラミ
ネート物60をパフ形状に多数個打(友く。この打扱く
直前に単位金型Q内を真空にしてラミネート物を型内面
に充分密着させて周縁部を圧縮変形させ、発泡シート1
0を湿式ポリウレタン20および剥離布30で包み込む
ようにして図示の如く湿式ポリウレタン20の周縁同志
を直接溶着するか、または湿式ポリウレタン20の周縁
同志の間に発泡シート10の周縁を一部挾んだ状態で、
これら周縁部を一体的に溶着する。この圧縮真空成形法
によるときは、殊にR部分の型添いが良く、成形性が良
好である。
一方、ウエルグー成形法による場合は、周囲に切断用の
刃g1を有する単位金型を多数集合せしめた上下2つり
jりの成形金型を具備した高周波ウエルダーにより、電
波管理法認定の周波数で1〜1100Kの出力でもって
数秒ないし数十秒程度処理すると共に単位金型通りに打
扱けばよい。但し、このウエルグー成形法は、軟質発泡
シート10が軟質ポリ塩化ビニル…脂発泡体であるラミ
ネート物60には適用できるが、軟質発泡シート10が
ゴムラテックス発泡体である場合には適用困難である。
刃g1を有する単位金型を多数集合せしめた上下2つり
jりの成形金型を具備した高周波ウエルダーにより、電
波管理法認定の周波数で1〜1100Kの出力でもって
数秒ないし数十秒程度処理すると共に単位金型通りに打
扱けばよい。但し、このウエルグー成形法は、軟質発泡
シート10が軟質ポリ塩化ビニル…脂発泡体であるラミ
ネート物60には適用できるが、軟質発泡シート10が
ゴムラテックス発泡体である場合には適用困難である。
このようなウエルグー成形法によるときは、低温で且つ
居時間に周縁部を溶着することができる利点がある。
居時間に周縁部を溶着することができる利点がある。
以上の如く、ラミネート物60を熱成形すると共に打抜
いて得られる化粧用パフは、成形11Jf下方の受台り
に載せられ、必要とあれば最後の仕上げ工程(図示せず
)に送られる。
いて得られる化粧用パフは、成形11Jf下方の受台り
に載せられ、必要とあれば最後の仕上げ工程(図示せず
)に送られる。
以上の如き方法によれば、連続的に生産でき、高能率で
化粧用パフを大量生産できる利点がある。
化粧用パフを大量生産できる利点がある。
また、剥離布があるので加熱時の過加熱をさけるだめの
条件が比較的緩和されるため、歩留りがアップするとい
う利点もある。
条件が比較的緩和されるため、歩留りがアップするとい
う利点もある。
次に本発明の化粧用パフを製造する方法の一実施例を挙
げる。
げる。
(実施例)
発泡倍率18倍、厚み13mmのエンドレスの連続気泡
構造で、表面にスキン層を有する発泡体の両面に、片面
を起毛したナイロントリコットを基布とし、ミクロポー
ラスの軟質湿式ポリウレタン(多孔質皮膜の厚み、約5
0μ、密度0.45>を起毛面に塗布して製造した湿式
法の合成皮革を2液の溶剤タイプのウレタン系接着剤を
介してウレタン皮膜面を連続的にラミネートした。
構造で、表面にスキン層を有する発泡体の両面に、片面
を起毛したナイロントリコットを基布とし、ミクロポー
ラスの軟質湿式ポリウレタン(多孔質皮膜の厚み、約5
0μ、密度0.45>を起毛面に塗布して製造した湿式
法の合成皮革を2液の溶剤タイプのウレタン系接着剤を
介してウレタン皮膜面を連続的にラミネートした。
次いでこのラミネート体を多数個のパフ形状を刻した金
型を固定した圧縮真空成形機に供する。
型を固定した圧縮真空成形機に供する。
すなわち、該ラミネート体の上方および下方から赤外線
ランプで直接加熱し、発泡体が軟化して自重によりタレ
下がった時点で開放状態の冷却した金型部に供する。金
型を閉鎖すると同時に真空に引き、それと同時に圧力を
かけて成形する。金型を開放するとほとんどパフの形状
に打抜かれた状態のラミネート体が得られる。この間の
サイクルは約1分間である。この成形物の表皮である起
毛されたトリコット布地を手作業によりポリウレタン層
から剥離すると容易に層間剥離を起こして、パフの表面
はミクロポーラスなスェード状態を呈する。このパフは
特に低粘度の化粧料に対しても吸収する割合は少なく、
肌への付着が有効に行われるものであった。
ランプで直接加熱し、発泡体が軟化して自重によりタレ
下がった時点で開放状態の冷却した金型部に供する。金
型を閉鎖すると同時に真空に引き、それと同時に圧力を
かけて成形する。金型を開放するとほとんどパフの形状
に打抜かれた状態のラミネート体が得られる。この間の
サイクルは約1分間である。この成形物の表皮である起
毛されたトリコット布地を手作業によりポリウレタン層
から剥離すると容易に層間剥離を起こして、パフの表面
はミクロポーラスなスェード状態を呈する。このパフは
特に低粘度の化粧料に対しても吸収する割合は少なく、
肌への付着が有効に行われるものであった。
(発明の効果)
本発明によれば、コア材と外皮材とによってパフを構成
しているので、コア材が柔軟性に富んでいるため、パフ
が良好な風合を呈し、強く反撥することがなく、化粧の
際に一旦肌に移行した化粧rlか強く反撥するパフによ
って逆に掻取られるような不都合が生じない。
しているので、コア材が柔軟性に富んでいるため、パフ
が良好な風合を呈し、強く反撥することがなく、化粧の
際に一旦肌に移行した化粧rlか強く反撥するパフによ
って逆に掻取られるような不都合が生じない。
しかも、外皮材が化M料に対する濡れ特性の良好なミク
ロポーラスな湿式ポリウレタンであるため、化粧料と良
くなじみ、化粧料をコア材の表面および多数のミクロポ
ーラスの内部に充分含んで、化粧料の上滑りを生じるこ
となり薄くのばしてぬることができる。しかも、しっと
りとしたモイスチャー感触を有する風合の良好なパフと
なる。
ロポーラスな湿式ポリウレタンであるため、化粧料と良
くなじみ、化粧料をコア材の表面および多数のミクロポ
ーラスの内部に充分含んで、化粧料の上滑りを生じるこ
となり薄くのばしてぬることができる。しかも、しっと
りとしたモイスチャー感触を有する風合の良好なパフと
なる。
また、外皮材のミクロポーラスはその内部に化粧料を含
むが、ミクロポーラスは従来のパフに使用される連続気
泡構造の発泡体の気泡に比較すると極めて微細な孔であ
るので、従来のパフのように化粧料を無駄に吸収しない
。
むが、ミクロポーラスは従来のパフに使用される連続気
泡構造の発泡体の気泡に比較すると極めて微細な孔であ
るので、従来のパフのように化粧料を無駄に吸収しない
。
本発明のコア材と外皮材からなる複合構造のパフは、コ
ア材の物性並びに外皮材の厚みやミクロポーラスの孔数
等の調節により、どのような化粧料に対しても充分使い
こなせる機能性と浸れた風合とを具備させることができ
る。
ア材の物性並びに外皮材の厚みやミクロポーラスの孔数
等の調節により、どのような化粧料に対しても充分使い
こなせる機能性と浸れた風合とを具備させることができ
る。
以上の如く、本発明によれば、化粧料の吸収および腐敗
などの欠点がなく、低粘度から高粘度に至るまでの神々
の化粧料を充分に使いこなせる開化性を有し、しかも風
合の1】れた新規な化粧用パフが提供される。
などの欠点がなく、低粘度から高粘度に至るまでの神々
の化粧料を充分に使いこなせる開化性を有し、しかも風
合の1】れた新規な化粧用パフが提供される。
第1図は本発明の化併用パフの一実施例を示す模式断面
図、第2図は同パフの使用状態を説明する斜視図、第3
図は本発明の化粧用パフのもう一つの実施例を示す模式
断面図、第4図は化粧料の付着状態を示す模式拡大断面
図、第5図は本発明の化粧用パフを製造する方法の一実
施例の模式側面図、第6図および第7図はいずれも第5
図の部分拡大断面図、第8図は本発明の化粧用パフを製
造する熟成形および打j友き工程の一例の断面図である
。 1・・・コア材、 2・・・外皮材、 3.30・・・剥離布、 10・・・軟質発泡体シート、 20・・・湿式ポリウレタン、 50・・・剥離布付き湿式ポリウレタン、60・・・ラ
ミネート物。 第1図 第2図 第 3 図 第 4 図
図、第2図は同パフの使用状態を説明する斜視図、第3
図は本発明の化粧用パフのもう一つの実施例を示す模式
断面図、第4図は化粧料の付着状態を示す模式拡大断面
図、第5図は本発明の化粧用パフを製造する方法の一実
施例の模式側面図、第6図および第7図はいずれも第5
図の部分拡大断面図、第8図は本発明の化粧用パフを製
造する熟成形および打j友き工程の一例の断面図である
。 1・・・コア材、 2・・・外皮材、 3.30・・・剥離布、 10・・・軟質発泡体シート、 20・・・湿式ポリウレタン、 50・・・剥離布付き湿式ポリウレタン、60・・・ラ
ミネート物。 第1図 第2図 第 3 図 第 4 図
Claims (1)
- 1、軟質樹脂発泡体(1,2−ポリブタジエン樹脂単独
またはこれを一成分とする樹脂ブレンド物を除く)また
はゴムラテックス発泡体からなるコア材と、該コア材の
表面に貼着されたミクロポーラスな湿式ポリウレタンの
外皮材とからなることを特徴とする化粧用パフ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29698286A JPS62148608A (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 | 化粧用パフ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29698286A JPS62148608A (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 | 化粧用パフ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148608A true JPS62148608A (ja) | 1987-07-02 |
JPS6322807B2 JPS6322807B2 (ja) | 1988-05-13 |
Family
ID=17840719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29698286A Granted JPS62148608A (ja) | 1986-12-13 | 1986-12-13 | 化粧用パフ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62148608A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195041A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | Inoue Mtp Co Ltd | 化粧用パフの製造方法 |
JP2005111170A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Inoac Corp | 化粧用スポンジの設計方法 |
-
1986
- 1986-12-13 JP JP29698286A patent/JPS62148608A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0195041A (ja) * | 1987-10-08 | 1989-04-13 | Inoue Mtp Co Ltd | 化粧用パフの製造方法 |
JP2005111170A (ja) * | 2003-10-10 | 2005-04-28 | Inoac Corp | 化粧用スポンジの設計方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6322807B2 (ja) | 1988-05-13 |
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