JP2005111170A - 化粧用スポンジの設計方法 - Google Patents

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【課題】これまで官能的な評価だけによってなされていた化粧用スポンジの設計方法を、特定の物性値に決定されている評価サンプル用いて、目的とする官能指標を備える化粧用スポンジの物性値をを容易かつ客観的に数値化して、定量的に特定し得る設計方法を提供する。
【解決手段】特定の物性値に決定されている評価サンプルを官能評価し、この官能評価に基づいて最適な官能指標を発現し得る化粧用スポンジの物性値を特定するようにした。
【選択図】図1

Description

この発明は化粧用スポンジの設計方法に関し、更に詳細には、一般に官能的に評価される化粧用スポンジの企画時および製造時における客観的な判断指標として、絶対的に測定可能な硬度等の物性的な指標を用いると共に、これを評価基準とすることで、化粧用スポンジを迅速かつ高い客観性を持って数値化することで定量的に評価し、設計する方法に関するものである。
一般にファンデーション、乳液およびアイシャドウ等の化粧用材料(以下、粧材と云う)を利用するに際して、塗布用道具としてパフ、バフまたはマット等と呼ばれる化粧用スポンジが使用され、これらがセットで販売されていることが多い。この化粧用スポンジとしては、使用される粧材の色調または性状等の各性質によって、好適な使用感が達成される素材が用いられている。例えば、粧材の代表例であるファンデーションを例に取って説明すると、ファンデーションには、液状、クリーム状または固体状といった幾つかの性状に分類されるが、化粧用スポンジはこれら各性状に合わせて、夫々好適な化粧に供し得る素材が使用されている。
この化粧用スポンジについては、前述したファンデーションの性状の他に、様々な機能への好適な対応が要求されている。例えば、ファンデーションに要求される代表的な機能として、(1)皮膚を保護する、(2)乾燥を防ぐ、(3)日焼けを防ぐおよび(4)シミ・ソバカスを隠す、等が挙げられ、これらによって好適に使用される化粧用スポンジの要求される性質も異なるものとなる。この化粧用スポンジに要求される性質は、(a)前述のファンデーション、すなわち粧材との相性に依存して決定される性質以外に、(b)使用者の皮膚の状態、対象年齢や、使用する季節等によっても大きく変動し、対象とする使用者に依存して決定される性質も挙げられる。
そして化粧用スポンジが備えるべき性質の決定、すなわち化粧用スポンジの設計は、触感等の、所謂官能的な評価によってなされることが一般的であった。このような設計は、基本的にはファンデーションの開発者(以下、単に開発者と云う)が、ファンデーションにセットされるまたはファンデーション専用に別途個別に販売される化粧用スポンジに要求される性質を感覚的な意見として化粧用スポンジの設計者(以下、単に設計者と云う)に伝え、これを基に化粧用スポンジを設計・試作し、試作された化粧用スポンジを開発者が感覚的に評価して設計者にフィードバックするといった、一連のルーチンを繰り返すことで実施されている。
しかし、化粧用スポンジの設計は前述の如く、方法論としては確立されている一方で、その評価には感覚的な意見が先行し、相対的な基準が存在しないために定量的なものとなりえず、開発者と設計者との間には曖昧な、すなわち開発者および設計者の夫々のイメージによる評価結果のやり取りがなされてしまうことが多かった。この場合、(A)化粧用スポンジがイメージで表現されて曖昧にしか表現できない点と、(B)イメージは明確に表現可能であるが、開発者または設計者の思い込みによって相手方への伝達が不充分となる点とが、大きな問題となる。
(A)の問題については、開発者の感性と設計者の感性とが同一または近いものであればよいが、通常はそのようなことは殆ど皆無であり、また(B)の問題についても、イメージに依存した方法でしかイメージ伝達の度合いを確認ができないため、やはり客観的な評価は困難である。その結果、双方のやり取りの長時間化、すなわちファンデーションの開発が遅延したり、または化粧用スポンジの設計に係る変更の履歴を客観的に記録できない等の重大な問題が生じる。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明に係る化粧用スポンジの設計方法は、特定の物性値に決定されている評価サンプルを官能評価し、この官能評価に基づいて最適な官能指標を発現し得る化粧用スポンジの物性値を特定するようにしたことを特徴とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明に係る化粧用スポンジの設計方法は、特定の物性値に決定されている評価サンプルを官能評価することで、この官能評価を数値化して定量的に実施し得るようにしたことを特徴とする。
以上説明した如く、本発明に係る化粧用スポンジの設計方法によれば、物性値が明確な化粧用スポンジを評価サンプルとして使用することで、これまでの官能評価によっては困難であった官能指標の評価を数値化することで定量的になし得ると共に、最適な官能指標を発現し得る化粧用スポンジの物性値を迅速かつ容易に特定することが可能となった。
次に本発明に係る化粧用スポンジの設計方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。本願発明者は、設計すべき化粧用スポンジを官能評価するに際して、物性の特定された少なくとも1つの化粧用スポンジを基準とすることで、化粧用スポンジがその使用状況に好適に合致した最適な官能指標の特定を容易になし得ることを知見したものである。具体的には、物性の特定された基準となる、すなわち評価の出発点となる化粧用スポンジを用いることで、化粧用スポンジの評価に使用される各官能指標を公知の物性値として数値化した評価対象とし、これにより官能評価と物性評価とを関連付けて、粧材に好適な化粧用スポンジを客観的かつ定量的に設計し得ることを確認したものである。
実施例に係る化粧用スポンジの設計方法は、図1に示す如く、基本的に基準サンプル選択段階S1、試作段階S2、試作サンプル評価段階S3および最終段階S4の4段階から構成される。そして試作段階S2および試作サンプル評価段階S3については、開発者にとって目的とする官能指標を備える化粧用スポンジが得られるまで、具体的には、工業的に再現可能かつ量産可能となる程度に目的とする官能指標を備える化粧用スポンジの物性が特定されたと判断されるまで繰り返される。
基準サンプル選択段階S1は、官能評価の基準となる評価サンプル(以下、基準サンプルと云う)Sを選択する段階である。基準サンプルSは、官能評価を充分になし得る官能指標を好適に有し、かつ特定の物性値が決定されているものから選択される。本発明に係る化粧用スポンジを評価する各官能指標としては、図2に示す各キーワードが挙げられる。ここで図2は、化粧用スポンジを官能的に評価するに際して挙げられる判断要素および評価要因を夫々横軸および縦軸として採用している。ここで挙げられる各官能指標は、一般的に馴染みのない言葉が多いため、化粧用スポンジの物性値との関連付けを容易に行なうこと等を目的として、本実施例においては、「触感の良さ」、「柔らかさ」、「きめ細かさ」、「化粧用スポンジへの粧材の付き」、「粧材のてかり」、「肌への付き」、「肌への延びのよさ」および「肌に対する延びの均一性」の計8項目を選択して採用することとしている。
そして前述の計8項目の官能指標を数値化・定量化するための物性値として、本実施例では、硬度および表面粗さの計2つを採用している。従って、本基準サンプル選択段階S1で基準サンプルSの特定も硬度および表面粗さの2種類によってなされる。この物性値は、前述した各官能指標との関連があると共に、化粧用スポンジの素材として好適に使用されるラテックスフォームの物性評価として一般的であるJIS K 6301に準拠した「ゴム製品の検査方法」に規定される「硬度(ショア硬度HF)」、「密度(g/cm)」、「伸び(%)」、「引っ張り強さ(kPa)」、「圧縮荷重(kPa)」および「厚み(mm)」と、外観物性としての客観性がある「セルの大きさ」に正の相関関係のあり、かつ物性値として測定し得る「表面粗さ(Ra)」との計8種類から選択されたものである。
この8種類の物性値から硬度および表面粗さの2つが選択されたのは、以下の理由による。具体的には、一般的に市場に出回っている化粧用スポンジ数種類について、複数人を評価者(パネラー)として、前述の計8項目の官能指標について評価を実施し、この各官能指標の全てと関連性が高い物性を重回帰法等の所定の解析手段の採用によって抽出する試験(以下、解析試験と云う)を実施したところ、硬度および表面粗さの2つの物性値が選択されたためである。すなわち、化粧用スポンジの各官能指標を評価するに当たって、硬度および表面粗さの関連性が高いことが確認されたものである。なお、関連性の高さによらず、官能評価の指標種類によっては、硬度および表面粗さ以外の物性値の採用や、3つ以上の物性値の採用も可能である。
なお化粧用スポンジの計8項目の官能指標についての評価は、一対比較法を用いてある1つの化粧用スポンジの全ての官能指標についての評価を±0であると仮定し、これを仮の基準として他の化粧用スポンジを−3〜+3までの数値により相対的に評価することで標準化した。また各化粧用スポンジにおける官能指標の評価は以下の手順、すなわち、
(1)洗顔フォームで下腕内側を洗浄する、(2)化粧水で下腕内側を整える、(3)乳液で下腕内側を整える、(4)化粧下地を塗布する、(5)仮の基準とした化粧用スポンジと、相対評価する1つの化粧用スポンジとを交互に使用し、化粧用スポンジ単体に係る官能評価項目(「触感の良さ」、「柔らかさ」および「きめ細かさ」)を評価する、(6)次いで、粧材を化粧用スポンジにとり、粧材との相性に係る官能評価項目(「化粧用スポンジへの粧材の付き」および「粧材のてかり」)を評価する、(7)そして最後に、化粧用スポンジに取られた粧材を下腕内側に塗布し、使用者に係る官能評価項目(「肌への付き」、「肌への延びのよさ」および「肌に対する延びの均一性」)を評価する。
の順で実施される。
またこの2つの物性において特定される値、すなわち基準サンプルSにおいて特定される物性値は、好適には硬度(ショア硬度HF)および表面粗さ(Ra)とされ、硬度(ショア硬度HF)が50〜70°の範囲に設定され、また表面粗さ(Ra)が平均で10〜30μmの範囲に設定される。この設定範囲は、前述([0015])の解析試験から算出されたものである。なおこの物性値の範囲については、化粧用スポンジの設計において、殊に適用の幅の拡大により有用性がより高いものとなっている。具体的には、過去の官能評価において基準サンプルSに係る物性値の範囲は、試作の容易性等の観点から、図3に示す如く、硬度(ショア硬度HF)および表面粗さ(Ra)を夫々Y軸およびX軸として示す平面座標において左上から右下に向けた、所謂右肩下がりの直線を長軸とする略楕円形状の領域内に限定されていた。しかし本発明において、基準サンプルSに係る物性値の範囲は、前述の領域に限られず同様の平面座標上の全体に及ぶため、基準サンプルSの選択等について正確性および精密性が担保されているといえる。
また基準サンプルSの数については、前述の範囲内、好適にはその中心領域、具体的には硬度(ショア硬度HF)が60°、表面粗さ(Ra)が平均で20μmに設定された1つの基準サンプルSがあればよい。しかしこの基準サンプルSの数については多いほど、本基準サンプル選択段階S1で、より詳細にかつ具体的な物性値の特定ができることは云うまでもない。このため、図4(a)に示す如く、少なくとも4つの基準サンプルSB1、B2、B3、B4を、好適には図4(b)に示す如く、9つの基準サンプルSB1、B2、B3、B4、B5、B6、B7、B8、B9を用い、硬度(ショア硬度HF)および表面粗さ(Ra)を夫々の軸とする平面座標上に適宜配置することが望ましい。
なお、この際、各基準サンプルSに設定される物性値、すなわち硬度(ショア硬度HF)および表面粗さ(Ra)を夫々の軸とする平面座標上での配置位置は、硬度については50°を最小値、70°を最大値とし、表面粗さについては平均で10μmを最小値、平均で30ミクロンを最大値として、基準サンプル数が4つの場合、1:[硬度:最大値・表面粗さ:最大値]、2:[硬度:最大値・表面粗さ:最小値]、3:[硬度:最小値・表面粗さ:最大値]および4:[硬度:最小値・表面粗さ:最小値]に、また基準サンプル数が9つの場合、1:[硬度:最大値・表面粗さ:最大値]、2:[硬度:最大値・表面粗さ:(最小値+最大値)/2]、3:[硬度:最大値・表面粗さ:最小値]、4:[硬度:(最小値+最大値)/2・表面粗さ:最大値]、5:[硬度:(最小値+最大値)/2・表面粗さ:(最小値+最大値)/2]、6:[硬度:(最小値+最大値)/2・表面粗さ:最小値]、7:[硬度:最小値・表面粗さ:最大値]、8:[硬度:最小値・表面粗さ:(最小値+最大値)/2]および9:[硬度:最小値・表面粗さ:最小値]に夫々設定することが好ましい。
試作段階S2は、前段の基準サンプル選択段階S1で選択された基準サンプルSを基とし、かつ開発者の希望する官能指標(以下、目標官能指標と云う)を備える化粧用スポンジと、選択された基準サンプルSから官能指標のズレを確認し、基準サンプルSの特定された物性値を基準として官能指標のズレを数値化し、ここから目標官能指標を備える化粧用スポンジに係る評価サンプルSを試作する段階である。一般に化粧用スポンジの素材たるラテックスフォームは、硬度および表面粗さの双方が明確であれば、製造要素を決定する密度およびセルの大きさを特定し得るため、基準サンプルSの物性値と、この基準サンプルSからの物性値のズレとの双方が確認されれば、目的官能指標を備える化粧用スポンジに係る評価サンプルSの試作・製造は容易く、また熟練した技術や、通常は長期間に亘る経験が必要とされる開発者との細かな意志の疎通も不要となる。更に物性値といった一意的かつ標準的な指標が特定されるため、目的官能指標を備える化粧用スポンジの製造時の再現性も非常に高いものとなる。
またこの試作段階S2をより効率的に実施する点からも、基準サンプルSの数は多いほどよい。例えば基準サンプルSが1つしかない場合、官能指標の基準点は明確になるものの、基準サンプルSの備える官能指標と目的官能指標とのズレを把握する際に定量的とならず、曖昧なイメージによる意思の伝達が生じてしまう。これに対して、例えば図4(b)に示す如く、9つの基準サンプルSを用いる場合には、官能指標の基準点が明確になるだけでなく、基準サンプルSの備える官能指標と目的官能指標との官能的なズレについても、例えば基準サンプルSB7とSB8との間、といった具合に略定量的に把握することが可能となる。
試作サンプル評価段階S3は、試作段階S2を経て試作・製造された試作に係る化粧用スポンジを開発者に官能評価してもらう段階である。第1の試作における化粧用スポンジに係る評価サンプルSの官能指標が、目的官能指標と同一の範囲内であれば、そのまま最終段階S5に進行することになる。また第1の試作における化粧用スポンジに係る評価サンプルSの官能評価が目的官能評価と異なるようであれば、2巡目の試作段階S2に移行し、その官能的なズレを基準サンプルSの使用により再度確認し、2巡目の試作サンプル評価段階S3を実施により第2の試作における化粧用スポンジに係る評価サンプルSの試作・製造がなされることになる。
更に試作段階S2および試作サンプル評価段階S3における開発者と、設計者との各種やり取りは、官能的な指標および評価ではなく、数値化して定量化が可能な物性値によってなされるため、図5に示す如く、そのやり取りの経過、すなわち履歴の記録が非常に容易である。この図4で記録されている内容は、図4(b)に係る9つの基準サンプルSを使用し、その中の基準サンプルSB5を基準とし、この基準と目標官能指標を備える化粧用スポンジとの官能的なズレは、柔らかさに係るもので、その程度は官能的に基準サンプルSB5とSB8の中間辺りがよい、との内容を示すものである。
最終段階S4は、開発者の目的官能指標を備える化粧用スポンジの物性値を確認し、その特定をすることで、化粧用スポンジの設計を完了する段階である。本発明においては、各段階S2およびS3において、官能評価の内容が物性値として数値化され定量的に記録される、すなわちその全履歴が記録されるので、本最終段階S4だけで記録をする必要性は殊にない。そして本段階S4に至ることで化粧用スポンジの設計が完了する。
本発明の好適な実施例に係る化粧用スポンジの設計方法を示すフローチャート図である。 化粧用スポンジを官能評価する際に使用される官能指標を、判断要素および評価要因を夫々横軸および縦軸として採用して示す概念図である。 化粧用スポンジの官能評価にあたり、本発明に係る基準サンプルSのこれまでの物性値範囲と、これまでの採用されていた物性値範囲とを示す比較図である。 化粧用スポンジの官能評価にあたり、特定された物性値として硬度および表面粗さを採用した平面座標を用い、この座標上に4つまたは9つの基準サンプルを配置した状態図である。 化粧用スポンジの官能評価にあたり、特定された物性値として硬度および表面粗さを採用した平面座標を用いて、その評価の履歴を記録した一例を示す状態図である。
符号の説明
S 評価サンプル

Claims (6)

  1. 特定の物性値に決定されている評価サンプル(S)を官能評価し、この官能評価に基づいて最適な官能指標を発現し得る化粧用スポンジの物性値を特定するようにした
    ことを特徴とする化粧用スポンジの設計方法。
  2. 特定の物性値に決定されている評価サンプル(S)を官能評価することで、この官能評価を数値化して定量的に実施し得るようにした
    ことを特徴とする化粧用スポンジの設計方法。
  3. 前記基準となる評価サンプル(S)において決定されている物性値は、ショア硬度HFおよび表面粗さRaの2種類である請求項1または2記載の化粧用スポンジの設計方法。
  4. 前記物性値は、ショア硬度HFが50〜70°の範囲に設定されると共に、表面粗さRaが平均10〜30μmの範囲に設定される請求項1〜3の何れかに記載の化粧用スポンジの設計方法。
  5. 前記基準となる評価サンプル(S)は、ショア硬度HFおよび表面粗さRaを夫々の軸とする平面座標に照合したとき、その対応位置が異なる物性値を備える少なくとも4種類以上になっている請求項3または4記載の化粧用スポンジの設計方法。
  6. 前記官能指標は、例えば触感の良さ、柔らかさ、きめ細かさ、化粧用スポンジへの粧材の付き、粧材のてかり、肌への付き、肌への延びのよさおよび肌に対する延びの均一性から任意に選択される請求項1〜5の何れかに記載の化粧用スポンジの設計方法。
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