JPS6049483B2 - 化粧用パフ並びにその製造法 - Google Patents

化粧用パフ並びにその製造法

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JPS6049483B2
JPS6049483B2 JP55015302A JP1530280A JPS6049483B2 JP S6049483 B2 JPS6049483 B2 JP S6049483B2 JP 55015302 A JP55015302 A JP 55015302A JP 1530280 A JP1530280 A JP 1530280A JP S6049483 B2 JPS6049483 B2 JP S6049483B2
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cosmetics
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な化粧用パラ並びにその製造法に関し、
更に詳しくは、使用時に表面の剥離布を剥離し、内部の
パラ本体を露出させて使用するようにした衛生的且つ使
用法のユニークなパラであつて、しかもパラ本体が低粘
度から高粘度に至るまでの種々の化粧料を充分に使いこ
なせる機能性と良好な風合を備えることが可能な化粧用
パラ並びにその製造法に関する。
最近の化粧料業界における新製品開発競争は激化の一
途をたどり、同一範鴫に属する化粧料についても、化粧
料ベースを変え粘度を変えた種々の新製品が開発される
ようになつてきた。
たとえばフアンデーシヨンを例にとつても、乳液状、ク
リーム状の低粘度のものからケーキ状の高粘度のものに
至るまで、幾種類もの製品が開発されているのである。
しかるに、現存する化粧用パラは、その殆んどのもの
が、ほぼ完全な連続気泡構造を有するゴム発泡体や海綿
体からなるものであり、このような連続気泡構造のパラ
は、化粧用パラとして必要不可欠な柔軟性、ソフト感、
肌あたり等(以下、これらを一括しして風合と称する)
が良好て、比較的高粘度の化粧料に対して好適に使用し
得る反面、低粘度の化粧料に対して使用する場合には、
以下の如き不都合を生じ、実用困難なものなのである。
即ち、斯る連続気泡構造のパラを低粘度の化粧料に対
して使用すると、化粧料の大部分が連続気泡を通つてパ
ラ内部に吸収されてしまい、化粧料が肌にほとんど付着
せず、化粧料の無駄が多いばかりか、満足な化粧すら出
来ないのであり、しかもパラ内部に吸収された化粧料の
腐敗などが生じるため衛生面でも問題があるのである。
このように、現存の化粧用パラは、適用範囲が狭く、
低粘度から高粘度に至るまての種々の化粧料を充分に使
いこなせるだけの機能性を持たないものであるため、新
化粧料の企画・開発も、それに適した化粧用パラがない
と云う理由で断念せざるを得ないケースが多々生じてい
る。 上記の如き、パラ内部への化粧料の吸収、及び化
粧料腐敗の問題は、化粧用パラを独立気泡構造の発泡体
とすれば、一応解決されるが、その場合には化粧用パフ
として必要不可欠な前述の風合が損なわれると云う新た
な問題が生じてくる。
即ち、連続気泡構造のパフの場合は、気泡壁を通じて空
気の出入りがあるので、パフを手で握りしめると気泡内
の空気が押出され、手を開くと空気が気泡内に入り込み
、これがゴムや海綿の低モジユラス特性と相俟つて、良
好な風合を呈するのであるが、独立気泡構造のパフとす
る場合は、圧縮・復元を繰返しても気泡内の空気の出入
りがないため、低モジユラスな材質のものであつても反
発感が極めて強くなり、風合殊に肌あたりが抵抗感の大
きいものとなるのである。叙上の如く、化粧用パフは、
それが連続気泡体及び独立気泡体のいずれであつても、
一長一短があり、それ故、化粧料の吸収及び腐敗等の欠
点がなく、低粘度から高粘度に至るまでの種々の化粧料
を充分に使いこなせる機能性を有し、しかも風合の優れ
た新規な化粧用パフの早期開発を望む声が、化粧料業界
で強くあがつているのが実情である。
他方、消費者の側からは、上述の性能面での不満もさる
ことながら、現存のパフがあまりにも実用的な化粧道具
としての性格の強すぎるものであつて、美的感覚、おし
やれ感覚或は使用する楽しさ、スマートさ等の嗜好的な
面で欠けるきらいがあり、この点の改良を望む声があが
つているのも、これまた事実である。
殊にこのような要望は、若年層の女性の間て強いもので
ある。本発明は、叙上の実情に鑑みてなされたものであ
つて、パフ本体を、スキン層を有する軟質発泡体のコア
材をミクロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材にて包
覆せしめた複合体となして、実用面での諸性能を高める
と共に、このパフ本体の表面に美麗な剥離布を添装し、
この剥離布を使用時に剥離するようになして嗜好面ての
改良も併せて.図つたものである。
以下、図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明化粧用パフの一実施例を示す模式断面図
、第2図は同パフの使用状態説明図であ一つて、本発明
化粧用パフは、第1図に示すように、スキン層を有する
軟質発泡体のコア材1をミクロポーラスな湿式ポリウレ
タンの外皮材2にて包覆した複合構造のパフ本体4と、
このパフ本体4の表面に添装された剥離布3とから成り
、第2図に示すようなに、使用時に表面の剥離布3を一
部又は全部剥離して内部のパフ本体4を露出させて使用
するようにしたものであつて、その全体の外形や寸法等
については従来品とほぼ同様となしてある。
このような化粧用パフは、剥離布の片面にミクロポーラ
スな湿式ポリウレタンを層状に形成した剥離布付き湿式
ポリウレタンを、スキン層を有する軟質発泡体シートの
両面にラミネートし、之を所望のパフ形状に熱形成する
と共に打抜くことを要旨とする本発明製造法によつて容
易に大量生産し得る。
コア材1は、表面にスキン層を有する1,2−ポリブタ
ジエン樹脂単独又は之を一成分とする樹脂ブレンド物の
発泡体(以下、1,2−ポリブタジエン樹脂発泡体と云
う)、軟質ポリ塩化ビニル樹脂発泡体、NBR..SB
Rなどのゴムラテックス発泡体等の如き低モジユラスな
軟質発泡体よりなるものであつて、これらのうちでは、
可塑材あるいは油展剤を含まず且つ湿式ポリウレタン外
皮材2との接着性が良好な1,2−ポリブタジエン樹脂
発泡体が最適である。
殊に、1,2一結合が約70%以上、分子量が10万以
上、結晶化度が13〜20%なかんずく約15%で、2
?以上のシンジオタクチツクな立体規則性を有する1,
2−ポリブタジエン樹脂単独、又は之に軟化点が接近し
た相溶性のあるオレフィン系樹脂やビニル共重合体系樹
脂を適量ブレンドしたものを使用し、本出願人が先に出
願した特願昭50−120062号(特公昭52−32
9(イ)号)又は特願昭51−87553号(特開昭5
3一12963号)に開示の方法によつて製した半連続
ないし連続気泡構造の発泡体であつて、その発泡倍率が
13〜20f8、望ましくは約b倍、その厚みが約8〜
13T!$L程度に調整されたものは、低モジユラスで
柔軟性に極めて富み、且つ表面に架橋密度の高いスキン
層を備えており、とりわけ好適なものである。上記コア
材1を包覆する外皮材2は、ミクロポーラスな湿式ポリ
ウレタンであつて、望ましくは、その発泡倍率が1.5
〜5倍、なかんずく1.5〜3倍で、厚みが、30〜1
00ミクロン、なかんずく50〜70ミクロンの範囲に
あるミクロポーラスの孔数の比較的多いものが使用され
、通常、斯る外皮材2はウレタン系やアクリル系の接着
剤にてコア材1に接着される。
外皮材2のミクロポーラスの孔数があまりにも少ないと
、化粧料が表面で上滑りし、化粧料ののびが低下するの
で望ましくない。亦、外皮材2として乾式ポリウレタン
エラストマーのようにポーラスの少ないものを使用する
と、上述の化粧料の上滑りがひどくしかもパフ本体4の
表面が皮革様となり、化粧料の付着してない部分が肌面
を引張るような抵抗感を与え、更に表面に凹凸があれば
化粧面にスジ状のパフ本体4の痕跡が残る、等の問題が
あり、不適当である。尚、本発明化粧用パフに於ては、
コア材1が外皮材2によつて第1図の如く完全に包覆さ
れたパフ本体4とするのが望ましいが、化粧料を通常付
けないパフ本体の側面部分まで外皮材2で包覆すること
は必ずしも必要でない。第3図は、そのような側面部分
を除く他の部分を外皮材2て包覆したパフ本体4に構成
してある本発明化粧用パフのもう一つの実施例を示すも
のである。上述の如きコア材1と外皮材2とによつてパ
フ本体4を構成すると、コア材1が柔軟性に富んでいる
ため、パフ本体4が良好な風合を呈し、強く反撥するこ
とがないので化粧の際に一旦肌に移行した化粧料が強く
反撥するパフ本体4によつて逆に掻取られるような不都
合を生じず、且つコア材1表面のスキン層によつて化粧
料がコア材1内部に浸透することもなくなるのである。
しかも外皮材2が化粧料に対する濡れ特性の良好なミク
ロポーラスな湿式ポリウレタンであるため、化粧料と良
くなじみ、第4図に示すように、化粧料Aを外皮材1の
表面及び多数のミクロポーラス21の内部に充分含んで
、化粧料Aの上滑りを生じることなく薄く伸ばしてぬる
ことが可能となり、しかもしつとりとしたモイスチヤー
感触を有する風合の良好なパフ本体とすることができる
のである。而して、このようなコア材1と外皮材2から
成る複合構造のパフ本体4は、コア材1の物性並びに外
皮材2の厚みやミクロポーラス孔数等の調節如何により
、どのような化粧料に対しても充分使いこなせる機能性
と風合とを具備せしめ得るのである。本発明化粧用パフ
は、以上の如き複合構造のパフ本体4の表面に剥離布3
を添装して成るものであるが、この剥離布3は、後述の
製造法のところで説明するように、成形したパフ本体4
の表面にあとから添装するものではなく、パフの熱成形
以前に予め添装されるものであるから、熱成形に耐え得
る耐熱性、伸縮性等を有するナイロンジヤージ、ナイロ
ントリコツトあるいはこれらの片面起毛した布等が使用
され、望ましくは得られる化粧用パフの美感を高めるた
めに表面に美麗な着色或は模様等を施したものが好適に
使用される。
このような剥離布3をパフ本体4の表面に添装すると、
化粧用パフが昨今の女性の要求する美的感覚、或はおし
やれ感覚等を充分具備したものとなり、且つ使用時に該
剥離布3を剥がす動作がちよつとイキな感じで楽しく使
用でき、然も使用前の保管中に塵埃が内部のパフ本体4
に付着することもないので衛生的である。亦、斯る剥離
布3は、適宜接着剤を介して添装する場合は、剥離布3
を使用時に剥がすと、パフ本体4の湿式ポリウレタン層
である外皮材2がその中間層で層間剥離するため、外皮
材2の表面が凹凸面を呈するようになり、一方、接着剤
を介さずに添装する場合は、剥離布3を剥離すると、外
皮材2表面が該剥離布3の布目の刻印された凹凸面を呈
するものとなる。このように外皮材2表面がミクロポー
ラスな薄層のスエード面を呈していると、化粧料ののり
、或はぬり特性がよソー層良好となり、特に、後者のよ
うに、剥離布3を直接添装して剥離の際に布目刻印によ
る凹凸面を外皮材2表面に現出させる場合は、剥離布3
として種々布目サイズの異なるものを添装することによ
り、凹凸面の粗さを調整し、それによつてパフ本体4の
化粧料ののり、ぬり特性等を種々調整できる利点がある
。次に、本発明化粧用パフの製造法について第5〜8図
を参照しながら説明する。即ち、本発明製造法は、第5
図に示すように、剥離布付き湿式ポリウレタン50を、
スキン層を有する軟質発泡体シート10の両面にラミネ
ートするラミネート工程1から始まる。
剥離布付き湿式ポリウレタン50は、第6図に示すよう
に、剥離布30の片面に直接又は適宜接着剤(不図示)
を介して、ミクロポーラスな湿式ポリウレタン20を層
状に形成したものであつて、このものは準備工程に於て
以下に例示の如き方法により予め製造される。
即ち、出来るだけ柔かい風合を有する軟質ポリウレタン
樹脂を例えばジメチルホルムアミド等の水溶性溶剤に溶
解し、必要な場合は界面活性剤を添加する。
この樹脂溶液を長尺の剥離布30の片面に直接又はウレ
タン系接着剤等を介して塗布した後、水中に浸漬して該
水溶性溶剤を溶出除去し、連続長尺の剥離布付きポリウ
レタン50を得る方法である。この場合、ポリウレタン
樹脂と水溶性溶剤との種類及びその配合割合、及び樹脂
溶液の塗布量を調整することによつて、層状形成される
湿式ポリウレタンの風合あるいは発泡倍率とその厚みを
既述の1.5〜5倍及び30〜100ミクロンの範囲に
調整する。一方、軟質発泡シート10は、準備工程に於
て既述の特願昭50−120062号又は同51−87
553号の方法によつて製した表面にスキン層を有する
連続長尺の柔軟な1,2−ポリブタジエン発泡体シート
、或は市販の軟質ポリ塩化ビニル樹脂発泡体シート、ゴ
ムラテックス発泡体シート等(いずれのシートもその厚
みは既述の8〜137TgfL程度)である。亦、連続
工程にする場合には発泡体かエンドレス体である必要が
あり、この点上述の1,2−ポリブタジエン発泡体が最
も有利である。この軟質発泡シート10は、移送装置(
不図示)によりラミネート工程1に送られ、そこでドク
ターブレードやロールコーター等の適宜の接着剤塗布手
段A,aによつて、該発泡シート10の上下両面に既述
のウレタン系又はアクリル系の接着剤(不図示)が塗布
され、之に上下の捲回ロールB,bからの剥離布付きポ
リウレタン50,50が微圧ローラ等のラミネート手段
C,cによつて上下両面からラミネートされ、該ラミネ
ート物は乾燥されて次の工程へ供給される。
このラミネート工程に於ては、発泡シート10がその表
面にスキン層を備え、接着剤の内部浸透を阻止するので
接着剤の無駄がなく、従つて接着剤の塗布量はスキン層
のない発泡シートにラミネートする場合によりはるかに
少量でも、剥離布付きポリウレタン50を充分ラミネー
トすることが出来る。尚、ラミネート物の乾燥は、乾燥
室dを通して約100〜120℃で加熱することにより
行なうのが能率的である。以上のラミネート工程を経て
送られてくるラミネート物60は、第7図に示すように
、厚さ8〜13TWL程度の軟質発泡シート10の両面
に厚さ30〜100ミクロン程度の湿式ポリウレタン2
0,20が、更にその両外側に剥離布30,30が、一
体に積層された5層構造物(但し接着剤層は図示してい
ない)であり、このものは次の熱成形及び打抜き工程■
に於て、所望のパフ形状に熱成形されて打抜かれる。熱
成形の方法としては、ホットブレス法、圧縮真空成形法
、ウエルダー成形法等が採用できるが、前二者の場合は
、第5図に示すように、熱成”形機fに供給する前に赤
外線ヒーター等の加熱手段eによつて、ラミネート物6
0をその表面温度が150〜200℃程度となるように
加熱される。
一方、後者のウエルダー成形法による場合は、斯る加熱
は行なわれず、高周波ウエルダー成形機に直接供給され
る。これら三種類の熱成形法のうちでは、圧縮真空成形
法とウエルダー成形法が殊に有効であるので、以下に説
明すると、圧縮真空成形法の場合は、第8図に例示の如
き周囲に切断用の刃g1を有し吸気通路良を設けた単位
金?を多数集合せしめて成る上下2つ割りの加熱された
成形金型G,Gを有する成形機を用いて、該金型G,G
の間にラミネート物60を供給し、成形金型G,G同志
を噛合して、夫々の単位金型gの刃g1によりラミネー
ト物60をパフ形状に多数個打抜く。この打抜く直前に
単位金型g内を真空にしてラミネート物を型内面に充分
密着させて周縁部を圧縮変形させ、発泡シート10を湿
式ポリウレタン20及び剥離布30で包み込むようにし
て図示の示く湿式ポリウレタン20の周縁同志を直接溶
着するか、又は湿式ポリウレタン20の周縁同志の間に
発泡シート10の周縁を一部挾んだ状態で、これら周縁
部を一体的に溶着する。この圧縮真空成形法によるとき
は、殊にR部分の型添いが良く、成形性が良好である。
一方、ウエルダー成形法による場合は、周囲に切断用の
刃g1を有する単位金型を多数集合せしめた上下2つ割
りの成形金型を具備した高周波ウエルダーにより、電波
管理法認定の周波数で1〜100Kwの出力でもつて数
秒ないし数十秒程度処理すると共に単位金型通りに打抜
けばよい。但し、このウエルダー成形法は、軟質発泡シ
ート10が1,2−ポリブタジエン樹脂発泡体や軟質ポ
リ塩化ビニル樹脂発泡体であるラミネート物60には適
用できるが、軟質発泡シート10がゴムラテックス発泡
体である場合には適用困難である。このようなウエルダ
ー成形法によるときは、低温で且つ短時間に周縁部を溶
着することができる利点がある。以上の如く、ラミネー
ト物60を熱成形すると共に打抜いて得られる化粧用パ
フは、成形機f下方の受台hに載せられ、必要とあれば
最後の仕上げ工程(示図示)に送られる。
叙上の如き本発明製造法によれば、剥離布3を後からパ
フ本体4の形状通りに添装する非能率的な工程が不要と
なるので、高能率で化粧用パフを大量生産できる利点が
ある。
亦、剥離布があるので加熱時の過加熱をさけるための条
件が比較的緩和されるため歩留りがアップするという利
点もある。次に本発明製造法の一実施例を挙げる。
(実施例) 特願昭51−87553号の方法により1,2−ポリブ
タジエン樹脂(JSR)RS8lO)とエチレンー酢酸
ビニル共重合樹脂(東洋曹達K.KウルトラセンUE6
34)の重量配合比率3/7にポリマーブレンドされた
、両面に薄層のスキン層を有し、発泡倍率18倍、厚み
137W1のエンドレスの連続気泡体を製造する。
この発泡体の両面に、片面を起毛したナイロントリコツ
トを基布とし、ミクロポーラスの軟質の湿式ポリウレタ
ン(多孔質皮膜の厚み、約50μ,密度0.45)を起
毛面に塗布して製造した湿式法の合成皮革を2液の溶剤
タイプのウレタン系接着剤を介してウレタン皮膜面を連
続的にラミネートした。次いでこのラミネート体を多数
個のパフの形状を刻した金型を固定した圧空成形機を供
する。即ち、該ラミネート体の上方及び下方から赤外線
ランプで直接加熱し、発泡体が軟化して自重によりタレ
下つた時点で開放状態の冷却した金型部に供する。金型
を閉鎖すると同時に真空に引き、それと同時に圧力をか
けて成形する。金型を開放するとほとんどパフの形状に
打ち抜かれた状態のラミネート体が得られる。この間の
サイクルは約1分間である。この成形物の表皮である起
毛されたトリコツト布地を手作業によりポリウレタン層
から剥離すると容易に層間剥離を起して、パフの表面は
ミクロポーラスなスエード状態を呈する。このパフは特
に低粘度の化粧料に対しても吸収する割合は少なく、肌
への付着が有効に行なわれるものであつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明化粧用パフの一実施例を示す模式断面図
、第2図は同パフの使用状態説明図、第3図は本発明化
粧用パフのもう一つの実施例を示″す模式断面図、第4
図は化粧料の付着状態を示す模式拡大説明図、第5図は
本発明製造法の一実施例の模式説明図、第6図及び第7
図はいずれも第5図の部分拡大図、第8図は本発明製造
法の熱成形及び打抜き工程の一例の説明図である。 図面の主要符号の説明、1・・・・・・コア材、2・・
・・・外皮材、3,30・・・・・・剥離布、10・・
・・・・軟質発泡体シート、20・・・・・湿式ポリウ
レタン、50・・・・剥離布付き湿式ポリウレタン、6
0・・・・・・ラミネート物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 スキン層を有する軟質発泡体よりなるコア材をミク
    ロポーラスな湿式ポリウレタンの外皮材にて包覆したパ
    フ本体と、このパフ本体の表面に添装された剥離布とか
    ら成る化粧用パフ。 2 剥離布の片面にミクロポーラスな湿式ポリウレタン
    を層状に形成した剥離布付湿式ポリウレタンを、スキン
    層を有する軟質発泡体シートの両面にラミネートし、こ
    のラミネート物を所望のパフ形状に熱成形すると共に打
    抜くことを特徴とする化粧用パフの製造法。
JP55015302A 1980-02-08 1980-02-08 化粧用パフ並びにその製造法 Expired JPS6049483B2 (ja)

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