JPS62148513A - 紫外線硬化型樹脂組成物 - Google Patents
紫外線硬化型樹脂組成物Info
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- JPS62148513A JPS62148513A JP60289199A JP28919985A JPS62148513A JP S62148513 A JPS62148513 A JP S62148513A JP 60289199 A JP60289199 A JP 60289199A JP 28919985 A JP28919985 A JP 28919985A JP S62148513 A JPS62148513 A JP S62148513A
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- Japan
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- acrylate
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- meth
- weight
- diisocyanate
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- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、光ファイバの第一次被覆材やi1層被覆材な
どの光フアイバ被覆材として好適な紫外線硬化型樹脂組
成物(光硬化型樹脂組成物)に関する。
どの光フアイバ被覆材として好適な紫外線硬化型樹脂組
成物(光硬化型樹脂組成物)に関する。
光ファイバは、屈折率の異なるガラス又はプラスチック
を芯鞘状に繊維化して芯体としくコアおよびクラッドか
らなる)、この芯体の外周面に保1iiI層を設けたも
ので、光を散乱させずに一端から他端へ送る性質がある
ので、これを利用した通信技術が実用化されつつある。
を芯鞘状に繊維化して芯体としくコアおよびクラッドか
らなる)、この芯体の外周面に保1iiI層を設けたも
ので、光を散乱させずに一端から他端へ送る性質がある
ので、これを利用した通信技術が実用化されつつある。
従来、光ファイバの保護層は、芯体の外周面に接して芯
体を直接保護する第一次被覆材層(ソフト層)とその外
層の第二次被覆材層(ハード層)とからなる。さらに、
第一次被覆材層と第二次被覆材層とを兼ねて単層とする
被覆材層(以下、単層被覆材という)も研究されている
。
体を直接保護する第一次被覆材層(ソフト層)とその外
層の第二次被覆材層(ハード層)とからなる。さらに、
第一次被覆材層と第二次被覆材層とを兼ねて単層とする
被覆材層(以下、単層被覆材という)も研究されている
。
これらの層には、通常、種々の合成樹脂が用いられてい
る。ところで、第一次被覆材層を構成する第一次被覆材
あるいは単層被覆材層を構成する単層被覆材としては、
(1)この層が芯体の緩衝層であるため常温で柔軟性を
有することが必要であり、このためにガラス転移点(T
g )が常温以下でできるだけ低いことが好ましく、ま
た、(2)この層が芯体の緩衝層であるため、低弾性率
であることが必要で、第一次被覆材の場合、引張り弾性
率で1.0 kg / ctA以下、好ましくは0.5
kg / ant以下、単層被覆材の場合は、引張り
弾性率で20 kg / crA以下が好適とされてお
り、(3)光ファイバは長期間に亘って海底あるいは土
中等で使用されるので初期物性(引張強度、破断伸等)
の保持率が高くなくてはならないから、耐熱老化性およ
び耐温水(耐湿熱)老化性が良好であり、さらに(4)
光ファイバは使用に際して曲げたりするため、その曲げ
に追随しなければならないから、破断伸びが10%以上
、好ましくは20%以上である等の物性を有するもので
なければならない。
る。ところで、第一次被覆材層を構成する第一次被覆材
あるいは単層被覆材層を構成する単層被覆材としては、
(1)この層が芯体の緩衝層であるため常温で柔軟性を
有することが必要であり、このためにガラス転移点(T
g )が常温以下でできるだけ低いことが好ましく、ま
た、(2)この層が芯体の緩衝層であるため、低弾性率
であることが必要で、第一次被覆材の場合、引張り弾性
率で1.0 kg / ctA以下、好ましくは0.5
kg / ant以下、単層被覆材の場合は、引張り
弾性率で20 kg / crA以下が好適とされてお
り、(3)光ファイバは長期間に亘って海底あるいは土
中等で使用されるので初期物性(引張強度、破断伸等)
の保持率が高くなくてはならないから、耐熱老化性およ
び耐温水(耐湿熱)老化性が良好であり、さらに(4)
光ファイバは使用に際して曲げたりするため、その曲げ
に追随しなければならないから、破断伸びが10%以上
、好ましくは20%以上である等の物性を有するもので
なければならない。
しかしながら、従来の第一次被覆材として用いられてい
るものは、これらの諸物性を欠くものであり、さらに光
フアイバ芯体に被せて第一次被覆材層を形成させるに際
して硬化速度が遅いので量産性がわるいなどの問題があ
る。
るものは、これらの諸物性を欠くものであり、さらに光
フアイバ芯体に被せて第一次被覆材層を形成させるに際
して硬化速度が遅いので量産性がわるいなどの問題があ
る。
本発明者らは、これら種々の問題を解決するために、先
願の特願昭59−142996号等の発明を提案したが
、さらに研究した結果、これら先願の発明よりもいっそ
う優れた発明を得るに至った。
願の特願昭59−142996号等の発明を提案したが
、さらに研究した結果、これら先願の発明よりもいっそ
う優れた発明を得るに至った。
本発明は、ガラス転移点(Tg)が低く、低弾性率で、
耐熱老化性および耐温水老化性等に優れた、光フアイバ
芯体の第一次被覆材もしくは単層被覆材などの光フアイ
バ被覆材として好適な光硬化型樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
耐熱老化性および耐温水老化性等に優れた、光フアイバ
芯体の第一次被覆材もしくは単層被覆材などの光フアイ
バ被覆材として好適な光硬化型樹脂組成物を提供するこ
とを目的とする。
このため、本発明は、下記(alおよび/又はTb)の
ウレタンアクリレート20〜80重量%と、下記(C)
の単官能アクリレート20〜80重量%と、(dl −
分子中にアクリレート基を2個以上有する多官能アクリ
レート2〜35重量%とを含有することを特徴とする紫
外線硬化型樹脂組成物を要旨とするものである。
ウレタンアクリレート20〜80重量%と、下記(C)
の単官能アクリレート20〜80重量%と、(dl −
分子中にアクリレート基を2個以上有する多官能アクリ
レート2〜35重量%とを含有することを特徴とする紫
外線硬化型樹脂組成物を要旨とするものである。
(al 分子量1,500〜10,000のポリテト
ラメチレングリコールの両端にジイソシアナートを反応
させ、ついでアクリロイル基又はメタアクリロイル基と
水酸基とを有する化合物を反応させて得られた両末端に
アクリロイル基又はメタアクリロイル基を有するウレタ
ンアクリレート。
ラメチレングリコールの両端にジイソシアナートを反応
させ、ついでアクリロイル基又はメタアクリロイル基と
水酸基とを有する化合物を反応させて得られた両末端に
アクリロイル基又はメタアクリロイル基を有するウレタ
ンアクリレート。
(bl 分子量1 、500〜10.000の両末端
に水酸基を存するプロピレンオキシド−テトラヒドロフ
ラン共重合体の両端にジイソシアナートを反応させ、つ
いでアクリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸基と
を有する化合物を反応させて得られた両末端にアクリロ
イル基又はメタアクリロイル基を有するウレタンアクリ
レート。
に水酸基を存するプロピレンオキシド−テトラヒドロフ
ラン共重合体の両端にジイソシアナートを反応させ、つ
いでアクリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸基と
を有する化合物を反応させて得られた両末端にアクリロ
イル基又はメタアクリロイル基を有するウレタンアクリ
レート。
(c)下記式で表わされる単官能アクリレート。
C112C112
I
R+ =II 、 CH3
以下、本発明の構成について詳しく説明する。
(a) 両末端にアクリロイル基又はメタアクリロイ
ル基を有するウレタンアクリレート。
ル基を有するウレタンアクリレート。
このウレタンアクリレートは2分子m 1 、500〜
10,000以上のポリテトラメチレングリコール(以
下、PTMGと略称する)の両端にジイソシアナートを
反応させ、ついでアクリロイル基又はメタアクリロイル
基と水B5とを有する化合物を反応させることによって
得られる。この反応は常法によって行えばよい。
10,000以上のポリテトラメチレングリコール(以
下、PTMGと略称する)の両端にジイソシアナートを
反応させ、ついでアクリロイル基又はメタアクリロイル
基と水B5とを有する化合物を反応させることによって
得られる。この反応は常法によって行えばよい。
PTMGとしては、分子量ができるだけ高いものが低弾
性率を得るために好ましい。このため、分子量が1,5
00以上であり、好ましくは2,000〜10,000
の範囲のものが使用される。
性率を得るために好ましい。このため、分子量が1,5
00以上であり、好ましくは2,000〜10,000
の範囲のものが使用される。
ジイソシアナートは、通常市販されているものでよく、
例えば、トリレンジイソシアナート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアナー1−(MDI)、水添MD+
、イソホロンジイソシアナート(I PD I)などで
ある。
例えば、トリレンジイソシアナート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアナー1−(MDI)、水添MD+
、イソホロンジイソシアナート(I PD I)などで
ある。
アクリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸基とを有
する化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチルア
クリレート(2−HEA)、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキンプロピルメタアクリレート等のアクリレ
ートおよびメタアクリレートが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。なお、得られる樹脂組成物の
硬化速度の向上の観点から、メタアクリレートよりもア
クリレートを使用することが好ましい。
する化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチルア
クリレート(2−HEA)、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、
2−ヒドロキンプロピルメタアクリレート等のアクリレ
ートおよびメタアクリレートが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。なお、得られる樹脂組成物の
硬化速度の向上の観点から、メタアクリレートよりもア
クリレートを使用することが好ましい。
(b) 両末端にアクリロイル基又はメタアクリロイ
ル基を有するウレタンアクリレート。
ル基を有するウレタンアクリレート。
このウレタンアクリレートは、分子ffi 1,500
〜10.000の両末端に水酸基を有する、プロピレン
オキシド(P O)およびテトラヒドロフラン(THF
)の共重合体で、POとTHFのモル比がP O/T
HF =80/20以下である共重合体の両端にジイソ
シアナートを反応させ、ついでアクリロイル基又は、メ
タアクリロイル基を反応させることによって得られる。
〜10.000の両末端に水酸基を有する、プロピレン
オキシド(P O)およびテトラヒドロフラン(THF
)の共重合体で、POとTHFのモル比がP O/T
HF =80/20以下である共重合体の両端にジイソ
シアナートを反応させ、ついでアクリロイル基又は、メ
タアクリロイル基を反応させることによって得られる。
この反応は、常法によって行えばよい。
この共重合体としては、分子量ができるだけ高いものが
低弾性率を得るために好ましい。このために、分子量が
1,500以上、好ましくは2,000〜io、ooo
の範囲のものが使用される。
低弾性率を得るために好ましい。このために、分子量が
1,500以上、好ましくは2,000〜io、ooo
の範囲のものが使用される。
ここで、POとTHFのモル比が80/20以下とする
理由は、P O/T HF =80/20をこえると、
すなわちPOが増加すると、耐温水特性が不良となるた
めである。
理由は、P O/T HF =80/20をこえると、
すなわちPOが増加すると、耐温水特性が不良となるた
めである。
ジイソシアナートは、通常市販されているものでよく、
例えば、トリレンジイソシアナート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアナート(MDI)、水添MDI、
イソホロンジイソシアナート(I PD I)などであ
る。
例えば、トリレンジイソシアナート(TDI)、ジフェ
ニルメタンジイソシアナート(MDI)、水添MDI、
イソホロンジイソシアナート(I PD I)などであ
る。
アクリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸基とを有
する化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチルア
クリレート(2−HEA)、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレ−1−12−ヒドロキシプロピルアクリレ−1
・、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレ−1−等のア
クリレートおよびメタアクリレートが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。なお、得られる樹脂組
成物の硬化速度の向上の観点から、メタアクリレートよ
りもアクリレートを使用することが好ましい。
する化合物としては、例えば、2−ヒドロキシエチルア
クリレート(2−HEA)、2−ヒドロキシエチルメタ
アクリレ−1−12−ヒドロキシプロピルアクリレ−1
・、2−ヒドロキシプロピルメタアクリレ−1−等のア
クリレートおよびメタアクリレートが挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。なお、得られる樹脂組
成物の硬化速度の向上の観点から、メタアクリレートよ
りもアクリレートを使用することが好ましい。
fcl 単官能アクリレート。
Cl1z Ctlz
C11z=C−C−0−CHzC11zCII□Cll
2CH□−C−0−C1l CHzl I+
11 \ /R,000 (ここで、R,=H、C1h ’) これらの単官能アクリレートは、前記ウレタンアクリレ
ートが比較的高粘度液体あるいはワックス状固体である
ので得られる樹脂組成物の光フアイバ芯体へのコーティ
ング作業性を向上させるために、その樹脂組成物を成る
好ましい粘度範囲に保持する希釈剤としての役割を果た
す以外に、得られる硬化物の弾性率をコントロールする
役割も果たすものである。すなわち、ウレタンアクリレ
ートだけでは、作業性にも問題がある」二に、ウレタン
アクリレートは多官能性であるため硬化後の弾性率が高
くなり、好ましい弾性率の上限を越えてしまうからであ
る。
2CH□−C−0−C1l CHzl I+
11 \ /R,000 (ここで、R,=H、C1h ’) これらの単官能アクリレートは、前記ウレタンアクリレ
ートが比較的高粘度液体あるいはワックス状固体である
ので得られる樹脂組成物の光フアイバ芯体へのコーティ
ング作業性を向上させるために、その樹脂組成物を成る
好ましい粘度範囲に保持する希釈剤としての役割を果た
す以外に、得られる硬化物の弾性率をコントロールする
役割も果たすものである。すなわち、ウレタンアクリレ
ートだけでは、作業性にも問題がある」二に、ウレタン
アクリレートは多官能性であるため硬化後の弾性率が高
くなり、好ましい弾性率の上限を越えてしまうからであ
る。
本発明で重要なことは、この単官能アクリレートを用い
ることにより、Tgが低温の硬化物が得られることであ
る。
ることにより、Tgが低温の硬化物が得られることであ
る。
前述した先願の発明と比較してもそれが明白に表われて
いる。
いる。
したがって、より低温から弾性率が低くなるため、光フ
ァイバの使用条件における温度の変化による弾性率の変
化がすくなくなる利点がある。
ァイバの使用条件における温度の変化による弾性率の変
化がすくなくなる利点がある。
(dl −分子内にアクリレート基を2個以上有する
多官能アクリレート。
多官能アクリレート。
上記fan、 (bl、 (c)の成分に加えて、−分
子内にアクリレート基を2個以上有する多官能アクリレ
ート(以下、多官能アクリレートと略記)を加えること
により、硬化物の弾性率を上げ、温水劣化による引張強
度の変化を少なくすることができる。
子内にアクリレート基を2個以上有する多官能アクリレ
ート(以下、多官能アクリレートと略記)を加えること
により、硬化物の弾性率を上げ、温水劣化による引張強
度の変化を少なくすることができる。
多官能アクリレートとしては、例えば、以下に示す化合
物があげられる。
物があげられる。
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.3
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.6
−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、2.2−ビス
〔4−(アクリロキシ・ジェトキシ)フェニル〕プロパ
ン、ヒダントインジ(メタ)アクリレート、各種エポキ
シアクリレート、ビスフェノールAあるいはビスフェノ
ールFあるいはビスフェノールSにエチレンオキシドあ
るいはプロピレンオキシドが付加したものとアクリル酸
との反応物、各種ウレタンアクリレート、 トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールへキサアクリレート、トリメチロールプロパンポリ
エトキシトリアクリレート、ポリテトラメチレングリコ
ールジアクリレート、トリス(ヒドロキシアクリロイル
)トリイソシアヌレート。
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.3
−ブチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1.6
−ヘキサンシオールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、2.2−ビス
〔4−(アクリロキシ・ジェトキシ)フェニル〕プロパ
ン、ヒダントインジ(メタ)アクリレート、各種エポキ
シアクリレート、ビスフェノールAあるいはビスフェノ
ールFあるいはビスフェノールSにエチレンオキシドあ
るいはプロピレンオキシドが付加したものとアクリル酸
との反応物、各種ウレタンアクリレート、 トリメチロールプロパントリ (メタ)アクリレート、
テトラメチロールメタントリアクリレート、テトラメチ
ロールメタンテトラアクリレート、ジペンタエリスリト
ールへキサアクリレート、トリメチロールプロパンポリ
エトキシトリアクリレート、ポリテトラメチレングリコ
ールジアクリレート、トリス(ヒドロキシアクリロイル
)トリイソシアヌレート。
多官能アクリレートは、添加するほど弾性率を上げるこ
とができるので、望ましい弾性率の硬化物を得る目的で
、適当な量を添加する。しかじから、添加量が増加すれ
ばする程、やはり、Tgも上昇し、常温における弾性率
も増加するので、本発明に使用できる多官能アクリレー
トは2〜35重量%、好ましくは5〜30重量%である
。
とができるので、望ましい弾性率の硬化物を得る目的で
、適当な量を添加する。しかじから、添加量が増加すれ
ばする程、やはり、Tgも上昇し、常温における弾性率
も増加するので、本発明に使用できる多官能アクリレー
トは2〜35重量%、好ましくは5〜30重量%である
。
2重量%未満では添加の効果がなく、35重量%超では
弾性率が上がりすぎる。
弾性率が上がりすぎる。
本発明において多官能アクリレートの役割は、他にもあ
る。すなわち、多官能アクリレートを添加することによ
り、耐温水老化性を更に向上させることができる。
る。すなわち、多官能アクリレートを添加することによ
り、耐温水老化性を更に向上させることができる。
本発明の光硬化型樹脂組成物は、前記ウレタンアクリレ
ート(alおよび/または(b120〜80重量%と、
(C)単官能アクリレート20〜80重量%と、(d)
多官能アクリレート2〜35重量%とを含有するもので
ある。
ート(alおよび/または(b120〜80重量%と、
(C)単官能アクリレート20〜80重量%と、(d)
多官能アクリレート2〜35重量%とを含有するもので
ある。
すなわち、ウレタンアクリレートが20重量%未満で単
官能アクリレートが80重量%より多いと、最終的に得
られる硬化物は弾性率が低くて非常に柔軟なものとなる
が、表面にタンクが残って好ましくないからである。ま
た、ウレタンアクリレートが80重量%より多くて単官
能アクリレートが20重量%未満であると、得られる樹
脂組成物の粘度が非常に高くなって作業性に問題がおき
るからである。
官能アクリレートが80重量%より多いと、最終的に得
られる硬化物は弾性率が低くて非常に柔軟なものとなる
が、表面にタンクが残って好ましくないからである。ま
た、ウレタンアクリレートが80重量%より多くて単官
能アクリレートが20重量%未満であると、得られる樹
脂組成物の粘度が非常に高くなって作業性に問題がおき
るからである。
本発明の光硬化型樹脂組成物は、上記(aL (b)。
(C)の成分以外に、単官能アクリレートとして、単官
能アクリレ−1−(C)とは異なる下記のような他の単
官能アクリレートも併用することもできる。
能アクリレ−1−(C)とは異なる下記のような他の単
官能アクリレートも併用することもできる。
例えば、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イ
ンデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、フェノキシプロビル(
メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコールモ
ノアクリレート、ポリエチレングリコールを導入したモ
ノアクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート
、ベンジル(メタ)アクリレート、ヘキシルジグリコー
ル(メタ)アクリレート、ブトキシエチルジ(メタ)ア
クリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンダジェニル(メタ)アクリレート、(R:アルキ
ル基)、N−ビニルピロリドン等である。
ンデシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレート、フェノキ
シエチル(メタ)アクリレート、フェノキシプロビル(
メタ)アクリレート、ブトキシジエチレングリコールモ
ノアクリレート、ポリエチレングリコールを導入したモ
ノアクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート
、ベンジル(メタ)アクリレート、ヘキシルジグリコー
ル(メタ)アクリレート、ブトキシエチルジ(メタ)ア
クリレート、イソボニル(メタ)アクリレート、ジシク
ロペンダジェニル(メタ)アクリレート、(R:アルキ
ル基)、N−ビニルピロリドン等である。
これら併用可能な単官能アクリレートの使用量は、60
重量%以下である。
重量%以下である。
ただ、これら光フアイバコーテイング材について弾性率
の保持率は、重要な老化性の要因となりうるであろうが
、破断伸びが100χ前後にある抗張力の保持率がある
程度大きくなっても、実用上問題はないと考えるのが一
般である。
の保持率は、重要な老化性の要因となりうるであろうが
、破断伸びが100χ前後にある抗張力の保持率がある
程度大きくなっても、実用上問題はないと考えるのが一
般である。
しかしながら、変化の度合がより小さい方がより望まし
いという考えに立つならば、多官能性アクリレートの添
加は、この考え方を満足するものとなる。
いという考えに立つならば、多官能性アクリレートの添
加は、この考え方を満足するものとなる。
本発明の光硬化型樹脂組成物には、他の添加剤、例えば
、光増感剤、硬化促進剤、内部離型剤、接着促進剤、透
明充填剤、タレ防止剤、分散剤、重合禁止剤などを必要
に応じて適宜加えることができる。
、光増感剤、硬化促進剤、内部離型剤、接着促進剤、透
明充填剤、タレ防止剤、分散剤、重合禁止剤などを必要
に応じて適宜加えることができる。
以上説明したように本発明の光硬化型樹脂組成物は、ウ
レタンアクリレート20〜80重量%と単官能アクリレ
ート80〜20重量%とを含有するために、下記の効果
を奏することができる。
レタンアクリレート20〜80重量%と単官能アクリレ
ート80〜20重量%とを含有するために、下記の効果
を奏することができる。
(i)ガラス転移点(Tg)が低く、低弾性率であり、
かつ、耐熱老化性および耐温水老化性に優れている。し
たがって、光フアイバ芯体の第一次被覆材もしくは単層
被覆材として好適である。
かつ、耐熱老化性および耐温水老化性に優れている。し
たがって、光フアイバ芯体の第一次被覆材もしくは単層
被覆材として好適である。
(ii)光によって硬化する樹脂であるため、光フアイ
バ芯体の第一次被覆材もしくは単層被覆材として使用し
た場合、硬化速度が速いので光ファイバの量産性の向上
をはかることができる。
バ芯体の第一次被覆材もしくは単層被覆材として使用し
た場合、硬化速度が速いので光ファイバの量産性の向上
をはかることができる。
以下に実施例および比較例を示す。
実施例、比較例
(1) ウレタンアクリレートの合成:ポリテトラメ
チレングリコールあるいは両末端に水酸基を有する、テ
トラヒドロフランとプロピレンオキシドの共重合体にジ
イソシアナートを加え、これらポリオールの両末端にジ
イソシアナートを80°Cで4時間かけて反応させた。
チレングリコールあるいは両末端に水酸基を有する、テ
トラヒドロフランとプロピレンオキシドの共重合体にジ
イソシアナートを加え、これらポリオールの両末端にジ
イソシアナートを80°Cで4時間かけて反応させた。
触媒として、ジブチルスズジラウレートを微量用いた。
次に、得られた反応生成物に2−ヒドロキシエチルアク
リレート (2−HEA)を加え、該反応生成物の両末
端に2−HEAを同様に80°Cで6時間かけて反応さ
せ、所定のウレタンアクリレートを得た。
リレート (2−HEA)を加え、該反応生成物の両末
端に2−HEAを同様に80°Cで6時間かけて反応さ
せ、所定のウレタンアクリレートを得た。
なお、配合内容の詳細は下記表1の(註)に示す。
(2)下記表1に示す配合にて単官能アクリレートに所
定の配合剤を混合した後、所定のウレタンアクリレート
をそれぞ加えて十分に攪拌混合し、紫外線硬化型樹脂組
成物を得た。
定の配合剤を混合した後、所定のウレタンアクリレート
をそれぞ加えて十分に攪拌混合し、紫外線硬化型樹脂組
成物を得た。
これらの組成物に紫外線ランプ(80W/ ctn I
KWマルチメタルランプ)で15J/cfflの紫外
線を照射して硬化させ、厚さ1 mmのシートを得た。
KWマルチメタルランプ)で15J/cfflの紫外
線を照射して硬化させ、厚さ1 mmのシートを得た。
このシートから、l X 7 cryの短冊状の試験片
とJIS 1号のダンベル状の試験片を作成した。
とJIS 1号のダンベル状の試験片を作成した。
ガラス転移点(Tg )は、短冊状の試験片を用い、T
BA(トーショナルプレイドアナリシス)法で温度を変
化させてネジリ弾性率を測定した際のtanδのピーク
から測定した。
BA(トーショナルプレイドアナリシス)法で温度を変
化させてネジリ弾性率を測定した際のtanδのピーク
から測定した。
引張弾性率、引張強度、破断伸びは、JIS 1号のダ
ンベル状の試験片を毎分101mの引張速度で測定した
。
ンベル状の試験片を毎分101mの引張速度で測定した
。
耐熱老化性は80℃のオーブンに、耐湿熱老化性は80
°Cの温水に浸漬、各1ケ月後の引張物性を測定するこ
とによった。
°Cの温水に浸漬、各1ケ月後の引張物性を測定するこ
とによった。
表1の値は、耐熱、耐温水老化前の物性と比較して、保
持率で表示した(実施例1〜8)。
持率で表示した(実施例1〜8)。
なお、表1中の数値は、特記しない限り重量部を表わす
。
。
(3)比較のために、先願の発明で用いた組成物の配合
および硬化物の物性を同様に記載した。
および硬化物の物性を同様に記載した。
(本頁以下余白)
(註)
ウレタンアクリレート:
[a) A、PTMG (分子fit3000)にM
DIを万応させ、2−HEAを反応させたもの。
DIを万応させ、2−HEAを反応させたもの。
fbl B、両端に水酸基を有するプロピレン第4シ
トとテトラヒドロフランの共重合体(分ら量4000)
に水添MDIを反応させ、2− HEAを反応させたも
の。
トとテトラヒドロフランの共重合体(分ら量4000)
に水添MDIを反応させ、2− HEAを反応させたも
の。
C,PTMG (分子量2000)に水添MD+を反応
させ、2− T−T E Aを反応させたもの。
させ、2− T−T E Aを反応させたもの。
(C)単官能アクリレート:
A、前記式においてR=Hのもの。
B、フェノキシエチルアクリレート。
C,フェノキシジエチルアクリレート。
(dl 多官能アクリレート:
A、)リス(ヒドロキシアクリロイル)1リイソシアヌ
レート。
レート。
光開始剤:
■−ヒドロキシンクロへキシルヘンヅフエノン。
重合禁止剤:
メトキシヒドロキノン。
上記表1から明らかなように、実施例は、それぞれ良好
な耐熱、耐温水特性を示している。
な耐熱、耐温水特性を示している。
更に、比較例と比較してより低温にTgを有している。
実施例2.3,4.5は、比較例1と比較して、更に耐
温水老化性の抗張力の変化率が小さくなっている。
温水老化性の抗張力の変化率が小さくなっている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記(a)および/又は(b)のウレタンアクリレート
20〜80重量%と、下記(c)の単官能アクリレート
20〜80重量%と、(d)一分子中にアクリレート基
を2個以上有する多官能アクリレート2〜35重量%と
を含有することを特徴とする紫外線硬化型樹脂組成物。 (a)分子量1,500−10,000のポリテトラメ
チレングリコールの両端にジイソシアナートを反応させ
、ついでアクリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸
基とを有する化合物を反応させて得られた両末端にアク
リロイル基又はメタアクリロイル基を有するウレタンア
クリレート。 (b)分子量1,500〜10,000の両末端に水酸
基を有するプロピレンオキシド−テトラヒドロフラン共
重合体の両端にジイソシアナートを反応させ、ついでア
クリロイル基又はメタアクリロイル基と水酸基とを有す
る化合物を反応させて得られた両末端にアクリロイル基
又はメタアクリロイル基を有するウレタンアクリレート
。 (c)下記式で表わされる単官能アクリレート。 ▲数式、化学式、表等があります▼
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289199A JPS62148513A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 紫外線硬化型樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60289199A JPS62148513A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 紫外線硬化型樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62148513A true JPS62148513A (ja) | 1987-07-02 |
Family
ID=17740060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60289199A Pending JPS62148513A (ja) | 1985-12-24 | 1985-12-24 | 紫外線硬化型樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62148513A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289601A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-19 | Dainippon Ink & Chem Inc | 光学素子および光学用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JPH06136668A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | Toli Corp Ltd | 防汚床材 |
JP2015528040A (ja) * | 2012-07-20 | 2015-09-24 | ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se | 速乾性放射線硬化性塗料組成物 |
WO2018052263A1 (ko) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | 동우 화인켐 주식회사 | 광학 투명 점착제 조성물, 그를 포함하는 광학 투명 점착 필름 및 평판표시장치 |
-
1985
- 1985-12-24 JP JP60289199A patent/JPS62148513A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03289601A (ja) * | 1990-03-30 | 1991-12-19 | Dainippon Ink & Chem Inc | 光学素子および光学用活性エネルギー線硬化型樹脂組成物 |
JPH06136668A (ja) * | 1992-10-23 | 1994-05-17 | Toli Corp Ltd | 防汚床材 |
JP2015528040A (ja) * | 2012-07-20 | 2015-09-24 | ビーエイエスエフ・ソシエタス・エウロパエアBasf Se | 速乾性放射線硬化性塗料組成物 |
WO2018052263A1 (ko) * | 2016-09-19 | 2018-03-22 | 동우 화인켐 주식회사 | 광학 투명 점착제 조성물, 그를 포함하는 광학 투명 점착 필름 및 평판표시장치 |
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