JPS62143846A - 透明基板の反射防止処理方法 - Google Patents

透明基板の反射防止処理方法

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JPS62143846A
JPS62143846A JP60284660A JP28466085A JPS62143846A JP S62143846 A JPS62143846 A JP S62143846A JP 60284660 A JP60284660 A JP 60284660A JP 28466085 A JP28466085 A JP 28466085A JP S62143846 A JPS62143846 A JP S62143846A
Authority
JP
Japan
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transparent substrate
antireflection
reflectance
treatment
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP60284660A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yamamoto
稔 山本
Tadashi Hattori
正 服部
Yoshiki Ueno
上野 祥樹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Publication date
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  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス板や樹脂板等の透明基板に反射防止処
理を行なう場合、その反射防止効果を大きくするための
方法に関し、例えば、車両のメータパネル用の透過基板
の防止方法に好適である。
〔従来の技術〕
一般に、無反射処理は、ガラス等の透明基板表面に薄膜
を形成し、反射光の干渉により反射率を低減する方法が
行われており、古くはカメラのレンズの光透過率向上の
ため使用されたり、最新ではコンピュータ等のCRTな
ど、ディスプレイに利用されている。又、自動車におい
ても、メータディスプレイを見易(するため、メータア
クリルに反射防止処理を行なうようになってきている。
該薄膜は、単層又は複数層で構成されており、その膜厚
および屈折率の構成を、ある決められた条件(反射防止
条件)とすることにより、反射率を大きく低減できる。
例えば、三層反射防止膜をガラス基板の両面に設けると
、ガラスのみでは、両面で8%の反射であるものが、1
%以下におさえることができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、実際の場合、上記性能を得るには、前記、反射
防止条件を満たす膜厚に、各薄膜を正確に制御しなけれ
ばならず大変困難であり、製作コストも大きくなるとい
う問題がある。
(問題点を解決するための手段〕 そこで、本発明はこの従来の薄膜による反射防止処理を
行なう前に、透明基板の表面を凹凸処理するという技術
手段を採用する。
〔実施例〕
以下本発明を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明の一実施例を示し、透明基板1の上面
1aおよび下面1bには、凹凸処理が施されており、上
下面1a、lbにはそれぞれ反射防止用の薄膜層2.3
が形成されている。該薄膜層2,3は、3層から成り立
っており、第一層目(2a、3a)は、MgO(反射率
n−1,72、膜厚d=800人)、第二層目(2b、
3b)は、Ti0z(反射率n=2.42、膜厚d=1
000人)、第三層目(2c、  3 c)は、5iO
z(反射率n=1.46、膜厚d=950人)である。
上記透明基板1の表面上に形成された凹凸は例えばガラ
ス基板の場合、沸化水素等による化学エツチングで作る
か、硬度の高い物質(ダイヤモンド、石英等)でこする
ことによって製作する。アクリル等の樹脂では、その樹
脂より硬度の高い物質をこすり付けることで作ることが
できる。
また、Arイオン等のイオンビームを透明基板の表面に
照射して、エツチングする方法でもよい。
上記のように、透明基板1の表面1a、lbに凹凸処理
を施した後、上述の薄膜層2,3を形成する。この形成
方法としては、電子ビーム薄着等の蒸着法、スパッタ法
、CVD法などの薄膜物質を物理的に又は化学的にディ
ポジットする方法を用いる。この方法によれば、各層は
、ディポジットされる際に、透明基板1の表面1aの凹
凸に沿ってディポジットされるため、特別な凹凸処理を
施すことなく、各層の境界には、第1図に示されるよう
に凹凸が形成される。
てお、積層方法は、上記物理的なディポジットに限らず
、例えば、薄膜物質を溶液にて透明基板に塗布するよう
にしてもよい。
次に、上記構成を有する本例の作用について説明する。
まず、上記薄膜層2.3の反射防止効果について説明す
る。上記各薄膜2a−c、3a−cば上記した反射率お
よび薄膜にすることにより、光の干渉を生しさせ可視域
の光(波長400 n m〜800nm)の透過率を向
上させている。これによって入射した光の反射率を低下
させる。
第2図は、本例における薄膜層を設けた場合の反射率の
測定例を示している。この第2図かられかるように可視
域400nm〜800 nmで1%以下の反射率に押さ
えることができる。
ここで、本例では、上記反射防止膜に加えて、透明基板
1の表面および各薄膜1a〜b、’  2a〜bの境界
には凹凸が形成されているため、第1図に示す如く、入
射光Iは、各層の境界部に形成された凹凸部によって乱
反射されるため、みかけ上の反射率が低下する。
この効果は、分光特性等で調べても、1・−タルの光量
は変わらないため、測定できないが、1視により従来の
反射率のさらに10〜30%程度まで低下できる。これ
以上、反射率を低下させるには、基板1の透過率犠牲に
しなければならないが、光の透過性があまり必要でない
のなら、もっと下げることができる。
以上の実施例は、第1図に基づいて説明したものである
が、本発明は上述の実施例に限定されることな(種々の
変形が可能である。
例えば、透明基板1の表面に施す凹凸処理は、上述のエ
ツチングに限定されず、第3図、第4図に示すような形
状に機械加工等によって形成してもよい。薄膜による反
射防止膜部は、実施例ではMg0−TiO□−3in2
系で行ったが、他の構成、例えば、MgF2−Zr0□
−CeF3等の構成でも、本効果は十分満足できる。
また、実施例では、3層構造を取り扱ったが、1層、2
層又はもっと多い多層膜でも、本効果は十分満足できる
ものである。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明では反射防止膜によって可視光
の透過率が向上することにより反射率が低下するという
効果に加えて、透明基板の表面におよび反射防止膜の表
面に形成された凹凸によって入射光を乱反射させ、みか
け上の反射率を低下されるため、これらの相乗効果によ
り、透明基板の視認性が従来に比べて大きく向上する。
また、本発明では、透明基板の表面に凹凸処理を施して
おけば、その上に形成される反射防止膜の表面にも特別
な処理を施すことなく凹凸が自動的に形成されるため、
非常に節4iな製造工程で安価に製造できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一例を示す構造断面図、第2図は、
第1図に示す反射防止膜による反射率低下を示す特性図
、第3図および第4図は、本発明の透明基板の他側を示
す断面図である。 1 ・・・透明基板、2a、3a・・・Mg0.2b、
3b”T i 02 、 2 c、  3 c−3i 
Oz。 代理人弁理士 岡  部   隆 第1図 ;t 長 (mm) 第2図 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板上に、可視光を吸収することなく透過せ
    しめる反射防止薄膜を形成する透明基板の反射防止処理
    方法において、 前記反射防止薄膜を形成する前に、前記透明基板の表面
    を凹凸処理することを特徴とする透明基板の反射防止処
    理方法。
  2. (2)前記凹凸処理は、沸化水素等の化学エッチングで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の透明
    基板の反射防止処理方法。
  3. (3)前記凹凸処理は、Arイオン等のイオンビーム前
    記透明基板表面に照射することであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の透明基板の反射防止処理方
    法。
  4. (4)前記透明基板上には、MgO、TiO_2、Si
    O_2を順次積層することを特徴とする透明基板の反射
    防止処理方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01180333A (ja) * 1988-01-11 1989-07-18 Nippon Sheet Glass Co Ltd 金属膜を含む反射防止膜付着透明体
JPH01200952A (ja) * 1988-02-05 1989-08-14 Nippon Sheet Glass Co Ltd 金属膜を有する反射防止膜付着透明板
JPH01249330A (ja) * 1988-03-30 1989-10-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd 金属膜を含む反射防止膜付着透明体
US6245493B1 (en) * 1998-12-04 2001-06-12 Bhanwar Singh Method for reducing surface reflectivity by increasing surface roughness
JP2002333502A (ja) * 2001-05-10 2002-11-22 Dainippon Printing Co Ltd 表示部を有する携帯可能な機器の表示部カバー用反射防止性窓板および携帯可能な機器
US7553552B2 (en) * 2005-11-10 2009-06-30 Toyoda Gosei Co., Ltd. Ornament

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