JPS62141083A - フイルム状熱硬化型接着剤 - Google Patents

フイルム状熱硬化型接着剤

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JPS62141083A
JPS62141083A JP28066785A JP28066785A JPS62141083A JP S62141083 A JPS62141083 A JP S62141083A JP 28066785 A JP28066785 A JP 28066785A JP 28066785 A JP28066785 A JP 28066785A JP S62141083 A JPS62141083 A JP S62141083A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、フィルム状にして使用する熱硬化型接着剤に
関する。
〔発明の概要〕
本発明は、フィルム状熱硬化型接着剤をエポキシ樹脂と
、エポキシ樹脂の硬化剤と、フィルム形成性を改善する
熱可塑性樹脂を含有させて構成することにより、安定性
及び強度の優れた接着剤が得られるようにしたものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば電子部品を電子器機の所定部位へ接着するための
接着剤として、フィルム状熱硬化型接着剤の使用が提案
されている。従来のこの圃の接着剤は、樹脂としてエポ
キシ樹脂単体を使用し、常温でも活性のある硬化剤をフ
ィルム中に直接混合することにより構成していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のフィルム状熱硬化型接着剤の場合、フィルムとし
ての強度が不足していたため、ンール抜なや所定形状に
切断する際にフィルムが伸びたり、割れたりする虞れが
あった。また、常温でも活性のある硬化剤がフィルム中
に直接混合されていたため、フィルム状での安定性(ポ
ットライフ)に乏しく、冷温保存などの対策が必要であ
った。また、接着剤中に使用されている樹脂は主として
エポキシ樹脂のみであるため、剥離紙上へ塗布する際に
、接着剤が弾かれたり、流れたりしてフィルム化が困難
であった。更に、フィルム寿命の長い接着剤は硬化に時
間がかかり、逆に硬化時間の早いものはフィルム寿命が
短いという問題点もあった。
本発明は、上記問題点を解決することができるフィルム
状熱硬化型接着剤を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、フィルム状熱硬化型接着剤の組成と
して、エポキシ樹脂と、常温では不活性であり、加熱に
より活性を有するエポキシ樹脂の硬化剤と、フィルム形
成性を改善する熱可塑性樹脂を含有させ、これらの配合
比として、エポキシ樹脂と硬化剤100重量部に対して
熱可塑性樹脂を0.5〜2000重i部に選定すると共
に、エポキシ樹脂100重量部に対してエポキシ樹脂の
硬化剤を1〜200重量部に選定する。
エポキシ樹脂としては、ビスフェノール型エポキシ樹脂
、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、脂肪族ポリエ
ポキシ樹脂、ダイマー酸又はトリマー酸変成物、その他
のエポキシ変成物などを1!2用することができる。下
記にこれらの具体例及び商品名を例示する。
(a)  ビスフェノールAm工Iキシ樹脂n=5〜8 商品名・・・・・・エピコー) 828.エピコー)1
007゜YDO11 (b)  クレゾールノボラック型エポキシ樹脂商品名
・・・・・・YDCN704 、 EOCN102(C
)  脂肪族ポリエポキシ樹脂 商品名・・・・・デイナコール614 (d)  ダイマー酸変性エポキシ樹脂商品名・・・・
・・エピコート872 常温では固体で不活性であり、加熱溶融後に活性化して
反応するエポキシ樹脂の硬化剤としては、イミダゾール
変成物(複素環富有アミン誘導体)、二塩基酸ジヒドラ
ジP、ジシアンジアミドなどを使用することができる。
これらの硬化剤は、そのまま接着剤中に分散させるか、
硬化剤をウレタン樹脂で被覆することによりマイクロカ
プセル化して使用する。硬化剤の入ったマイクロカプセ
ルは、圧力又は温度をかけることによりカプセルが壊れ
てエポキシ樹脂との反応が開始する。硬化剤をマイクロ
カプセル化した場合には、硬化剤がカプセルによって保
護されており、エポキシ樹脂と直接接触していないため
、ノ々イングの?ットライフが長くなる。下記にこれら
の硬化剤の具体例及び商品名を例示する。
(a)  アノピン酸ジヒドラジド(ADH)(b) 
 七ノ々シン酸ノヒドラジド(SDH)(C)  イソ
フタル酸ノヒドラノド(IDH)(d)  イミグゾー
ル変成物 商品名・・・・・・X3415 (旭直化■)、アミキ
ュアPN23(■味の素)、MY24 (■味の素)、
ValDI−1 フィルム形成性を改善する樹脂としては、ウレタン樹脂
、ポリエステル、アクリルゴム、5BR1NBR、ポリ
ビニルブチラール、フェノキシ樹脂等を使用することが
できる。下記にこれらの具体例及び商品名を例示する。
(a)  ウレタン樹脂 商品名・・・・・・デスモコール500 、デスモコー
ル420゜デスモコール530 (b)  ポリエステル樹脂 商品名・・・・・・UE3300 、 UE3220 
、 ADP19(C)  アクリルゴム 0=C−0−R2 商品名・・・・・・ティサン#1500 、 AR31
(d)  5BI( 商品名・・・・・・ンルプレン406(旭化成)(e)
  NBR 商品名・・・・・・ハイカー1001 (日本ゼオン)
配合比として、エポキシ樹脂と硬化剤を合わせた重量1
00重量部に対してフィルム形成性を改善する熱可塑性
樹脂を0.5〜2000重量部の範囲に選定するのは、
0.5重量部以下の場合にはフィルムとしての強度がな
くなり、シール抜きや切断の際などにフィルムが伸びた
り割れたりするからであり、また2000重量部以上の
場合には便化特性が出なくなり、耐熱性及び接着力に問
題が生じるからである。
エポキシ樹脂100重量部に対してイ史他剤を1〜20
0重量部の範囲に選定するのは、11坪量部以下の場合
には、更化速度が遅くなり、また200’Iit部以上
の場合には未反応の・明化剤が残って耐熱性と接着強塵
に問題が生じるからである。
〔作用〕
本発明に係るフィルム状熱硬化型接着剤によれば、常温
では不活性であり、加熱により活性化してエポキシ樹脂
と反応する硬化剤を使用することにより、加熱時の硬化
時間が早く、かつ常態での貯蔵安定性が優れているとい
う2つの相反する要件を満たすことができる。また、接
着剤中にエポキシ樹脂に加えてフィルム形成性を改善す
る熱可塑性樹脂も配合したので、シール抜きや切断に耐
えられる強度が得られ、これにより作業性が向上する。
〔実施例〕
シェル1007 (商品名、エポキシ樹脂)とエビコ−
ト828 (商品名、エポキシ樹脂)を3対2の割合で
混合し、約130Cで溶解した後、トルエンを少しずつ
添加して、トルエンの70%溶液7141を作る。次に
常温で冷却(約250まで)した後、この溶液に予め5
0 %のデスモコール500(i品名。
ウレタン樹脂)をトルエン200Li−に溶かしておい
たトルエン20%溶液を加え、更にT−100(商品名
、インノアネート)5y−とマイクロカプセル化したA
ER,HX3031 (商品名、イミダゾール変成物)
1601とトルエン62.7?を加えて固形分60%の
溶液を作る。この溶液を厚さ50μの剥離用ポリエチレ
ンテレフタレート基材に乾燥後の厚さが30μとなるよ
うに塗布して、本実施例に係るフィルム状熱硬化型接着
剤を得る。この接着剤について、硬化時間、フィルム安
定性、シール抜き性及び塗布性を評価した結果を表の1
に示す。表中において、組成物の着は重量部で表す。
次に、エポキシ樹脂とエポキシ樹脂の硬化剤と′A!O
T塑性樹脂の種類を変えて、上記実施例と同様にして本
発明に係るフィルム状熱硬化型接着剤を作製し、硬化時
間、フィルム安定性等について評価した。この結果を表
の2〜14に示す。表の評価で、硬化時間は、接着剤(
rル分9(1以上)が加熱(170C)により硬化する
までの時間を測定した値(秒)である。また、フィルム
安定性は、40Cにおいて何日で自然に硬化して使用で
きなくなるかを測ったものである。抜き性は、良を○印
、不良をX印で示す。塗布性は、剥離紙上に接着剤を塗
布する際弾きや流れが生じなかった場合を○印、生じた
場合をX印で示す。
また、次のようにして比較例に係るフィルム状熱硬化型
接着剤を作製し、上記実施例と同様の評価を行った結果
を表の21に示す。先ず、ンエル1007 (商品名、
エポキシ樹脂) 300pとエビコー) 828 (商
品名、エポキシ樹脂)20054を約1300で溶解′
し、次にトルエン214?を少しずつ加えて、70チの
トルエン溶液を作る。常温で冷却(約25Cまで)した
後、AERHX3031 (商品名、イミダゾール変成
物)150Pを混合し、更にトルエン226?を加えて
固形分60%の溶液を作る。この溶液を厚さ50μのポ
リエチレンテレフタレート基材に乾燥後の厚さが30μ
となるように塗布して、本比較例のフィルム状熱硬化型
接着剤を得る。
次に、実施例と同様にフィルム形成性を改善する熱可塑
性樹脂も配合したが、硬化剤として従来のトリエチレン
テトラミンを使用してフィルム状熱硬化型接着剤を作製
し、特性を評価した結果を表に比較例22として示す。
なお、青において樹脂基として商品名を示したが、下記
にそれらの商品名に対応する物質名及び製造会社名を示
す。
エポキシ樹脂 シェル1007(油化シェル)・・・・・・ビスフェノ
ールAm工破キシ樹脂、エピコート828(油化シェル
)・・・・・・ビスフェノールA型エポキシ樹脂、エピ
コート872(油化シェル)・・・・・・グイマー酸変
成エポキシ樹脂、テトラドC(三菱瓦斯化学)・・・・
・・N、N、N’。
N′・・・・・・テトラグリシル−m−キシレンジアミ
ン、YDCN704 (東部化成)・・・・・・・・・
O−クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ディナコー
ル614(すがセ)・・・・・・脂肪族?リエポキシ樹
脂フィルム形成性を改善する熱可塑性樹脂デスモコール
500 (住友’々イニルウレタン)・・・・・・線状
ポリウレタン、ティサン#1500(ティサン)・・・
・・・アクリルゴム、アクリロイドA−21(ロームア
ンドバー ス)−−−−−−PMMA f!リマー、T
JE3300(ユニチカ)・・・・・・ポリエステル、
T−100fiし)・・・・曲・イソシアネート 常温では不活性であり、加熱により活性化するエポキシ
樹脂の硬化剤 AERHX3031(旭化成)・・・・・・イミダゾー
ル変成物(マイクロカプセル化して使用)、アミキュア
PN23(味の素)・・・・・・イミダゾール変成物、
X3415(加電化)・・・・・・イミダゾール変成物
、ADH(日本ヒドラジド)・・・・・・アノピン酸ヒ
ドラジドなお、ジシアンジアミドは本発明において使用
するイミダゾール変成物であり、トリエチレンテトラミ
ンは従来例の硬化剤である。
表から明らかな通り、本発明に係る実施例(1〜14)
の場合、硬化時間、フィルム安定性等について全て良好
な結果が得られた。しかし、比較例21の場合には、フ
ィルム形成性の良い樹脂を配合しなかったため、フィル
ムの抜き性及び重布性については問題があった。また、
比較列22の場合は、硬化剤として従来のものを使用し
たため、1日で硬化してしまい実用上問題があった。
次に本発明の応用例として、本発明に係る接着剤をフィ
ルム状導電異方性接着剤として使用する場合を貌、明す
る。
本フィルム状、−4電異方性接着剤は、ニーキシ樹脂、
常温では不活性であシ、加熱により活性化するエヂキ/
#l脂の硬化剤及びフィルム形成性を改善する執町塑性
樹脂に加えて導電性粒子を配合することにより構成する
。導電異方性粒子は、接着剤100容歌部に対して05
〜50容縫部配合し、粒径としては0.1〜100μm
のものを使用するのが好ましい。次に、このフィルム状
接着剤の製法例を示す。
先ず、実施例1(表参照)の組成を有する接着剤中にN
1粒子(粒径10μ以下)10容量部と半田粒子(m、
p、183C1粒径20μ以下)50容量部を/昆合し
て得た導電異方性接着剤を剥離紙となるポリエチレンテ
レフタレート基材上に乾燥後の厚さが20μとなるよう
に塗布してフィルム状導電異方性接着剤を作製する。こ
のフィルム状接着剤を使用してICチップと0.2龍ピ
ツチのフレキシブル配線基板(第1図と第2図参照)及
びネサ膜の・ぞターンが形成されたガラス基板と0.2
龍ピツチのフレキシブル配線基板を170C110ky
/cPP/、30秒の条件で圧着して導通抵抗の変化を
両足しだ。この結果、圧着の直後のみならず、100C
→−30C→85C→−30Cでの各1000時間のヒ
ートサイクル及び60C1相対湿度95%で1000時
間の加速エージングを行った後も安定した導通抵抗が得
られた。なお、第1図及び第2図で(1)は導電異方性
接着剤、(2)はノにラド部、(3)はICチップ、(
4)は配線、(5)はフレキシブル配線基板、(6)は
基材、(7)は接着剤、点は導電性粒子をそれぞれ示す
〔発明の効果〕
本発明によれば、接着剤中の成分として常温では不活性
であり、加熱により活性化して工Iキシ樹脂と反応する
硬化剤を配合したことにより、フィルム寿命が長く、且
つ硬化時間の短い接着剤が得られる。また、フィルム形
成性を改善する熱可塑性樹脂を配合することにより、フ
ィルム強度が増してシール抜きや切断を容易に行うこと
ができ、剥離紙へ塗布する際の弾きゃ流れを抑えること
もできる。また、このような樹脂を添加することにより
、溶融粘度、接着力を調節することも可能になる。
図面の]′f8革な説明 、′A1図は本発明をフィルム状導電異方性接着剤に応
用した場合の接着工程を示す断面図、第2図はその接着
状態の平面図である。
(1)はフィルム状導電異方性接着剤、(3)はICチ
ップ、(5)はフレキシブル配線基板である。
代  理  人     伊  藤     直向  
      松  隈  秀  盛業1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 エポキシ樹脂と、 常温では不活性であり、加熱により活性を有するエポキ
    シ樹脂の硬化剤と、 フィルム形成性を改善する熱可塑性樹脂を含有し、 上記エポキシ樹脂と硬化剤100重量部に対して上記熱
    可塑性樹脂を0.5〜2000重量部配合し、且つ上記
    エポキシ樹脂100重量部に対して上記硬化剤を1〜2
    00重量部配合したことを特徴とするフィルム状熱硬化
    型接着剤。
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