JPS62133209A - 鋼矢板土留壁工法及び土留壁用鋼矢板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、鋼矢板を用いる土留壁工法に係り、特に鋼矢
板の接手力が強力で、壁面鉛直方向の剛性が大きい土留
壁工法並びに本発明の工法によって形成される土留壁用
の鋼矢板に関するものである。

〔従来の技術〕

鋼矢板土留壁の一般的な構造材としては、Ｕ形鋼矢板、
大形構造材としては鋼管矢板が用いられている６何れも
土留壁として長い実績を持っているが、接手に弱点があ
り、施工中又は地震等の異常時に接手が損傷し、土留壁
としての機能に支障を来たすことがあった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、接手が強力で剛性が大きい鋼矢板の土
留壁を築造することにある。

〔発明の構成〕

本発明はＨ形鋼の一側に接手部を両端に形成した直線形
鋼矢板を溶接により一体化した複合鋼矢板と、直線鋼矢
板を組合せて接続することを特徴とする鋼矢板土留壁工
法である。

〔実　施　例〕

第１図は複合鋼矢板Ａの構造を示したもので。

この複合鋼矢板Ａは細幅又は中幅のＨ形鋼１ａと接手部
２を両端に備えた直線形鋼矢板１ｂを溶接１ｃによって
一体構造にしである。

複合鋼矢板Ａは第２図に示すように接手部２を利用して
直線鋼矢板Ｂの接手部３と交互に接続し、鋼矢板土留壁
とする。尚画調矢板Ａ、Ｂの接続は必ずしも交互の必要
はない。

この鋼矢板土留壁の施工手順は、両面導材に割付マーキ
ングをし、複合鋼矢板Ａグループを数本打設し、直線鋼
矢板Ｂグループを差し込む。自立型鋼矢板土留壁では頭
部に笠コンクリートを打設して完成し、控え丁型鋼矢板
土留壁では頭部に腹起材を取付け、タイロッドによって
上部反力を分担させ、笠コンクリートを打設して完成す
る。

〔発明の効果〕

本発明によれば従来の鋼矢板土留壁と異なり。

直線鋼矢板Ｂグループが受ける側圧は強力なジャンクシ
ョンによって複合鋼矢板Ａグループに伝達され、Ａグル
ープの剛性によって土留壁の安定を図ることができる。

従来のＵ形鋼矢板護岸はＵ形鋼矢板の剛性によって側圧
に対応するが、ジャンクションの爪は水平方向の強さが
小さく、施工中に爪外れを生じることがあり、地震時に
はそのおそれが大きい、爪が外れると土留壁として機能
が失われることになるので、ジャンクション効率を考慮
して設計剛性を公称剛性の８０％に低下させている。ま
た鋼管矢板土留壁では、打設時にジャンクションは圧入
上によって変形し、ジャンクションの機能を低下させる
公算が大きい。

本発明の土留壁では、ジャンクションは爪長１メートル
当り１５０トンの張力に耐えるので、ジャンクション効
率は１００％確保することができる。更にＨ形鋼の形状
を選択することによって所要の剛性を得ることができ、
従来の鋼矢板の根入は同一長さを必要としたのに対し、
本発明の土留壁では、直ａｍ矢板Ｂグループは背面土の
ヒービング及びボイリング防止に必要な根入長があれば
よいので、複合鋼矢板Ａグループより短くてもよい。特
に本発明おいては矢板のジャンクションが極めて強いこ
とと、施工が容易で高い精度を得ることができ、複合鋼
矢板は従来から用いられているＨ形鋼と直線形鋼矢板を
溶接することにより完成されるので製作上有利であり、
廉価にできる。

【図面の簡単な説明】

図面の第１図は本発明に係る土留壁用鋼矢板の平面図、
第２図は本発明の鋼矢板土留壁工法の一実施例を示す斜
視図である。 Ａ・・・複合鋼矢板　Ｂ・・・直線鋼矢板特許出願人　
　　　鳥　内　　修　三 同　　　　島内大二部 同　　　　　　新和工設株式会社 第１図 り

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）Ｈ形鋼の一側に接手部を両端に形成した直線形鋼
   矢板を溶接により一体化した複合鋼矢板と、直線鋼矢板
   を組合せて接続することを特徴とする鋼矢板土留壁工法
   。
2. （２）Ｈ形鋼矢板の一側に、接手部を両端に形成した直
   線鋼矢板を溶接により一体化した土留壁用鋼矢板。