JPS62132516A

JPS62132516A - 自動変速機用フイルタ

Info

Publication number: JPS62132516A
Application number: JP61284124A
Authority: JP
Inventors: トーマス　エイ　ケイン
Original assignee: FILTER TEC Inc; FILTER-TEC Inc
Current assignee: FILTER TEC Inc; FILTER-TEC Inc
Priority date: 1985-11-29
Filing date: 1986-11-28
Publication date: 1987-06-15
Anticipated expiration: 2011-06-19
Also published as: EP0225828A2; US4826598A; EP0225828A3; JP2509198B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】光皿至皇景本発明は、流体フィルタに関し、より詳細にはハーメチ
ックシールされた自動変速機の流体用フィルタに関する
。

自動変速機は、変速システム内を循環する流体から有害
な物質を除去するためフィルタを必要とする。これまで
に自動変速機の流体循環システム内で使用するフィルタ
の種々の構造が提案されている。かかるフィルタの一例
は、ジョセフに対する米国特許第４．４０２，８２７号
に開示されている。このフィルタは、対向した状態に共
に締結されたフランジ状の周辺を有する一般に長方形の
カップ状パン部材から形成され、フィルタエレメントの
一部は、２枚に折りたたまれた樹脂含浸フェルトの長片
から形成される。フィルタエレメントのエツジはパン部
材の締結されたフランジ部分の間に捕捉されている。

前記米国特許のフィルタは、大部分の自動変速機のフィ
ルタと同じように、流体ポンプの入口側にある変速機の
流体サンプの領域内に設置するよう設計されている。こ
の理由から前記フィルタは、流体をポンプへ運ぶよう頂
部パン部材から上方に伸長する出口チューブを有する。

フィルタへの入口は、サンプ内変速機の流体内に沈むよ
う位置するパン部材内に設けられた孔となっている。

流体への入口が変速機の流体内に沈められたままになっ
ていることが重要である。仮に空気がフィルタ内を通過
すると、変速機のポンプ内にキャビテーションが生じる
ことがあり、クラッチへの流体圧力に損失が生じ、クラ
ッチプレート間にスリップが生じ得る。このようなスリ
ップの結果、クラッチの駆動表面が焼付き、スリップが
始まってから数秒内に変速機が完全に破壊してしまう。

相対的に広く、平らなボディを有する前記米国特許内の
フィルタと同じフィルタでは、フィルタのエツジはフィ
ルタが使用されている自動車の正常な運転中に空気に露
出される。始動および転回時の乱暴な運転中にはサンプ
内の流体は、一方の側または他方の側へのスロッシング
を生じさせる力を受ける。フィルタエツジがシールされ
ていないと、空気がフィルタ内に進入し、上記作用をす
る。

過去において、プラスチックの頂部パン部材および金属
のパン部材から形成されたフィルタは、プラスチック部
材のエツジまわりに金属のエツジをクリンプすることに
よって組立てられていた。

テストによればかかるクリンプはエツジを気密にシール
するには有効でないことが判っている。エツジ上でシー
ルされたかかるフィルタ部材を得る上での主な問題点の
一つは、フィルタは−３４，４°Ｃ〜１４９℃（−３０
°〜＋３００’Ｆ）に変化する作動条件を受けることに
ある。かかる条件下では、異なる材料により気密なりリ
ンズシールを維持することは極めて困難である。更に多
くのシール材料は、この作動範囲に耐えることができな
い。

光皿至且！プラスチックのオーバーモールド（重ねモールド）によ
りエツジ上にハーメチックシールされた自動変速機用フ
ィルタが発明された。このフィルタは金属ベース部材と
、プラスチックカバー部材と、流体の入口および出口の
間に介在され、ベース部材およびカバー部材の接合部に
より画定された空間内に設けられたフィルタ材料と、入
口および出口を除き、フィルタをハーメチックシールす
る、金属部材とプラスチック部材の接合部の周辺のまわ
りに設けられたプラスチックのオーバーモールドを有す
る。

好ましい実施態様では、このプラスチックのオーバーモ
ールドはベース部材の周辺フランジのエツジ上のカール
したリップまわりに成形されて金属のベース部材に固定
される。更にベース部材のフランジ状部分を貫通するス
ロットは、成形プロセス中にプラスチックが通過する通
路を形成し、プラスチックは金属フランジの両側に確実
に接続される。プラスチックカバー部材のフランジ状周
辺の一部のまわりには、盛り上がったリップが設けられ
、プラスチックのカバー部材は、オーバーモールド中の
カバーの崩壊を防止するよう成形プロセス中にモールド
部分内の鋼鉄リングにより裏打ちされる。前記米国特許
に開示されているような折りたたまれたフィルタエレメ
ントを使用するフィルタでは、フィルタエレメントのエ
ツジは頂部カバー部材のエツジを越えて伸長し、オーバ
ーモールドの高温樹脂と接触してフィルタエレメントの
エツジの間をシールする。フィルタ部材の折りたたまれ
た部分に隣接するフィルタの側では、ベース部材および
カバー部材のフランジ状部分には嵌合する凸部および凹
部が設けられ、フランジを機械的に固定すると共にこれ
ら部材の相互の摺動を防止している。

オーバーモールドは、空気がフィルタのエツジに進入し
ないようハーメチックシールを形成する。

オーバーモールドをパン部材に固定する方法により、正
常な変速機の作動条件中に生じる温度変化の間にもフィ
ルタ部品の分離が防止される。

現在のところ好ましい実施態様の次の詳細な説明に鑑み
れば、本発明の上記以外の利点および発明自体もより理
解されよう。

第２図に示すように、現在のとこな好ましい実施態様の
変速機の流体用フィルタは、フィルタの一方のエツジの
中心近くにてフィルタからほとんど垂直に伸長する出口
チューブ４を除き、−ｇに平らになっている。出口チュ
ーブ４は、変速機の流体ポンプ（図示せず）に接続して
おり、フィルタの頂部は、プラスチックカバー部材２０
　（第１図参照）内に形成された流体人口６も有する。

第２図に示すように、このフィルタはカバー部材２０に
取付けられた金属ベース部材１０と、金属ベース部材１
０およびプラスチックカバー部材２０の接合部をハーメ
チックシールするようフィルタの周辺のまわりに設けら
れたプラスチックのオーバーモールド５０と、カバーお
よびベース部材により形成された空間３０内に設けられ
たフィルタエレメント４０をも含む。

ベース部材４０はカップ形状をしており、複数の盛り上
がったボスまたはリブ１４を備えた一般に平らな底部壁
１２を有する。ベース部材１０の周辺からは、底部壁１
２の平面上に離間した一般に平らな底部壁１２が延長し
ている。このフランジ状エツジ１６は、エツジ１６を貫
通するスロット１８を有しく第４図）、外側エツジにカ
ールしたリップ１９を形成するよう伸長している（第４
ａ図および第４ｂ図）。更にフィルタの左側では（第１
．２および４図から見て）ベース部材１０のフランジ付
エツジ１６は凹部１７を含み、この凹部１７は第３図お
よび第４ｂ図に最良に示すようにスロット１８からすぐ
内側にてフランジ状エツジの長手方向に走行する。

カバー部材２０も一般にカップ形状であり、フランジ状
エツジより上に盛り上がった頂部壁２２を備えている。

頂部壁２２は、入口孔２８として終端する下方傾斜表面
をその中心に有する。ベース部材１０およびカバー部材
２０は対向した状態に位置し、それぞれのフランジ状エ
ツジ１６および２６にて一致して空間３０を囲んでいる
。頂部壁２２から一体的に垂れ下がったうね２４がカバ
ー部材２０の頂部壁２２から垂直に空間３０内に伸長し
ている。頂部壁２２は、その表面から直立した構造リブ
２５　（第１図）のみならず種々の凹部２３も含み、こ
れら凹部２３はフィルタを変速機のサンプに入れるとき
フィルタが変速機部分を妨害しないよう間隙を与えてい
る。

第２図に最良に示すように、フィルタエレメント４０は
空間３０内に閉じ込められている。このフィルタエレメ
ント４０は、細長く、エンベロープを形成するよう半分
に折りたたまれた多少長方形のシートであり、エツジは
フランジ状エツジ１６と２６の接合部の間にクランプさ
れている。

第１図の点線３２は、フィルタエレメント４０のエツジ
の輪郭を示し、第１図の左側のライン３２部分は折り目
の輪郭を示す。第３図には、この折り目自体が最良に示
されている。フィルタエレメント４０は、表面に開口４
３を有するシート状の微細な第１フイルタ材料４２と、
開口４３を被うよう材料４２に固定された粗い第２フイ
ルタ材料４４を有する。開口４３の輪郭は第１図の点線
３４で示されている。フィルタエレメント４０は、第２
のだ円の開口４５を含む。開口４３および４５は材料４
２内の折り目の両側にあり、従って、空間３０内で上下
に離間している。だ円開口４５のエツジはカバー部材２
０の頂部壁２２内の入口孔２８のエツジに一致し、円周
方向に連続するアイレット４８が入口孔２８にだ円開口
４５のエツジをシール状態に締結するので、流体人口６
を画定する。流体は第１図および第２図内の矢印８によ
り示されるように入口６を通ってフィルタおよびフィル
タエレメント４０により形成されるエンベロープに進入
する。流体は、第２図および第３図内の矢印９の示すよ
うにフィルタ材料４２および４４のエンベロープを通っ
て空間３０内に進入し、出口チューブ４を通ってフィル
タから流出する。従って、フィルタ材料は空間３０内の
入口６と出口４との間に介在される。

本発明は、第２図および第３図に最良に示すようにフラ
ンジ状エツジ１６および２６の接続部のまわりにプラス
チックのオーバーモールド５０を使用することによりプ
ラスチックカバー部材２０と金属ベース部材１０との間
でハーメチックシールしようとするものである。オーバ
ーモールド５０のハーメチックシールを保証するのに役
立つ好ましい実施態様の特徴は数個ある。第１に、フラ
ンジ１６の各側にあるプラスチックのオーバーモールド
５０は、フランジ１６内のスロットを通して反対側のプ
ラスチックに直接接触する。このことはオーバーモール
ドに傷を付けないよう役立つ。第２に、ベース部材１０
のカール状のリップ１９は、オーバーモールド５０のプ
ラスチック内に埋め込まれており、プラスチック類のオ
ーバーモールド５０のカールおよび剛性は、ベース部材
１０とオーバーモールド５０との間を機械的に固定する
。第３にカバー部材２０は、ベース部材１０の左側の凹
部１７に嵌合するフランジ２６上の凸部２７を有する（
第３図および第６図）。嵌合した凹部１７および凸部２
７は、ベース部材１０とカバー部材２０を機械的に結合
し、これら部材がオーバーモールド５０により共に保持
されるとき両者が横方向に移動することを防止する。

オーバーモールド（重ね成形）プロセス中には、フィー
ダおよびゲート６２を通してモールド部分６０内に高温
樹脂が送り込まれる。オーバーモールドの高温樹脂は、
フランジ１６および２６の間に捕捉されたフィルタ材料
４２の露出したエツジに附着する。樹脂はプラスチック
のカバー部材１０にも附着するので、ハーメチックシー
ルを形成する。

フィルタエレメント４０のエツジに接触するカバー部材
１０の部分は、フランジ状エツジ２６の周辺近くに盛り
上がったリップ２９を含む。この盛り上がったリップ２
９は、オーバーモールドプロセス中にモールド部分６０
（第５図）の鋼鉄リング６４により裏打ちされる。この
特徴はオーバーモールドのモールド圧力によりカバー部
材２０が崩壊するのを防止するのに有効であることが判
った。このフィルタ材料４２に接触していないカバー部
材２０のエツジ上では盛り上がったリップ２９は使用さ
れていない（第６図）。この代わりにオーバーモールド
５０は、オーバーモールドプロセス後モールド部分６０
から外すことができるように成形されている。

好ましい実施態様では、カバー部材およびオーバーモー
ルドはガラス充填ナイロンから形成される。スロットは
、長さ約３．８１ｃｍ（約１．５インチ）、幅０．”１
５ｃｍ（０，３インチ）であり、中心から中心まで７．
５ｃｍ（約３インチ）離間しており、微細な第１フイル
タ材料として樹脂含浸フェルトを使用でき、粗い第２フ
イルタ材料４２として織られたナイロンメソシュを使用
できる。当然ながら、本発明のハーメチックシールから
利点が得られるフィルタを製造するのに均一な（非複合
フィルタ材料）を使用できる。

本発明の範囲から逸脱することなく現に好ましい実施態
様について他の変更および改良ができるので、本明細書
に詳細に述べた本発明の好ましい実施態様は本発明の種
々の特徴を単に図示するものであり、本発明はこれのみ
に限定されるものでないと解すべきである。従って、す
べての均等物を含む次の特許請求の範囲は本発明を定義
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の好ましい実施態様のフィルタの頂部
平面図、第２図は第１図の２−２線に沿った側断面図、
第３図は第１図の３−３綿に沿った別の側断面図、第４
図は第１図のフィルタの金属ベース部材の部分平面図、
第４ａ図および第４ｂ図はそれぞれ第４図の４ａ−４ａ
線および４ｂ−４ｂ線に沿った断面図、第５図はオーバ
ーモールドプロセス中にモールド部分内の第４ａ図に対
応するフィルタセグメントを示し、第６図はオーバーモ
ールドプロセス中にモールド部分内の第４ｂ図に対応す
るフィルタセグメントを示す。４・・・・・・出口６・・・・・・入口１０、・・・・・・ベース部材２０・・・・・・カバー部材３０・・・・・・空間

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ａ）金属ベース部材と、ｂ）空間を囲むようベース部材に取付けられたプラスチ
ックカバー部材と、ｃ）前記空間内で入口と出口の間にフィルタ材料が介在
された前記空間に接続する入口および出口と、ｄ）前記入口および出口を除き前記空間をハーメチック
シールする金属部材とプラスチック部材との接合部の周
辺に設けられたプラスチックオーバーモールドとから成
る、自動変速機用フィルタ。
（２）プラスチックカバー部材は、オーバーモールドの
成形中モールド部分の一部により裏打ちされるよう構成
された周辺の少なくとも一部の近くに盛り上がったリッ
プを含む特許請求の範囲第１項記載のフィルタ。
（３）金属ベース部材は、スロットを有するフランジ状
エッジを含み、金属フランジの各側にあるオーバーモー
ルドのプラスチックは前記スロットを介し他方の側にて
プラスチックに直接接触する特許請求の範囲第１項記載
のフィルタ。
（４）金属ベース部材は、プラスチックのオーバーモー
ルド内に埋め込まれたカールしたリップを含む特許請求
の範囲第１項記載のフィルタ。
（５）ベース部材およびカバー部材は、嵌合する凸部お
よび凹部を含むエッジ部分を有し、これら部材を機械的
に相互に固定すると共にベースおよびカバー部材が相互
に摺動しないようにする特許請求の範囲第１項記載のフ
ィルタ。
（６）エッジが対向するよう締結された一対のカップ形
状のパン部材と、エッジが前記パン部材の対向する周辺
エッジの間に捕捉された状態に折りたたまれたフィルタ
エレメントを有する変速機の流体用フィルタにおいて、ａ）パン部材は一方がプラスチックから成り、他方が金
属から成り、ｂ）金属ベース部材とプラスチックベース部材のエッジ
の周辺をハーメチックシールするプラスチックのオーバ
ーモールドが前記エッジの周辺まわりに設けられた変速
機の流体用フィルタ。
（７）フィルタ材料のエッジは接触し、プラスチックの
オーバーモールド材料によりシールされた特許請求の範
囲第６項記載のフィルタ。
（８）金属パン部材のエッジはプラスチックのオーバー
モールドと機械的に結合するように構成された特許請求
の範囲第６項記載のフィルタ。
（９）フィルタエレメントの折りたたまれた側に隣接す
るパン部材のエッジ部分は、嵌合した凸部および凹部を
含み、パン部材を機械的に固定しかつこれら部材が相互
に摺動しないようにする特許請求の範囲第６項記載のフ
ィルタ。
（１０）プラスチックのパン部材はフィルタエレメント
のエッジと接触する外側の周辺の近くにて盛り上がった
リップを含み、前記リップはオーバーモールドの成形中
にモールド部分の一部により裏打ちされるような構成に
された特許請求の範囲第６項記載のフィルタ。
（１１）ａ）フランジ状の周辺を有する頂部のパン状の
プラスチックカバーと、ｂ）貫通するスロットを有し、カールしたリップで終端
するフランジ状周辺を備え、対向した状態で前記カバー
部材に取付けられた底部パン状金属ベース部材と、ｃ）カバーおよびベース部材に囲まれた空間内に折りた
たまれ、エッジがカバーのフランジ状周辺を囲えて伸長
するフィルタエレメントと、ｄ）カバーおよびベースの
フランジ状周辺の結合部を囲み、カールしたリップを埋
め込み、ベース部材のフランジのスロットを通過し、ベ
ースとカバーとの間のハーメチックシールを形成するよ
うフィルタエレメントの露出した伸長エッジに接触する
プラスチックのオーバーモールドとから自動変速機の流
体用フィルタ。
（１２）フィルタエレメントの前記エッジに隣接するカ
バーのフランジ状周辺は、オーバーモールドの成形圧力
によるカバーの崩壊を防止するためモールド部分内の鋼
鉄リングにより裏打ちされた構成のリップを含む、特許
請求の範囲第１１項記載のフィルタ。
（１３）フィルタエレメントの折りたたまれた部分に隣
接するベースおよびカバーのフランジ状部分はフランジ
を機械的に固定するよう嵌合する凸部および凹部を含む
特許請求の範囲第１２項記載のフィルタ。