JPS6213206B2 - - Google Patents

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JPS6213206B2
JPS6213206B2 JP54150228A JP15022879A JPS6213206B2 JP S6213206 B2 JPS6213206 B2 JP S6213206B2 JP 54150228 A JP54150228 A JP 54150228A JP 15022879 A JP15022879 A JP 15022879A JP S6213206 B2 JPS6213206 B2 JP S6213206B2
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JP
Japan
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temperature
vehicle
calculation
interior
window
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Expired
Application number
JP54150228A
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English (en)
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JPS5671619A (en
Inventor
Yoshihiko Tsuzuki
Hiroshi Okazaki
Shinji Shirasaki
Juji Hirabayashi
Masayuki Kobayashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP15022879A priority Critical patent/JPS5671619A/ja
Publication of JPS5671619A publication Critical patent/JPS5671619A/ja
Publication of JPS6213206B2 publication Critical patent/JPS6213206B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車の運転開始時における車室内高
温状態を効率よく低下させる自動車用空調制御方
法および装置に関するものである。
従来、真夏の炎天下に長時間駐車した自動車に
おいては、車室内温度が車室外温度に比して数10
℃も高くなることがある。この様な状態の時にこ
の自動車に搭乗すると多大なる不快感を得てエア
コンを作動させるが、車室内温度が高温であるた
めにエアコンによる空調が効率よく行なわれない
という問題がある。
本発明は上記問題に鑑みたもので、自動車の運
転開始時に、室内温度に基づいて車室内が高温状
態であることを判定し、この判定後に前記室内温
度が目標温度に向つて低下する状態と比例的に小
さくなるデータを求め、このデータに対応して自
動車の車室開閉部の開放割合を徐々に小さくさせ
ることによつて、車室開閉部の開放状態を適切に
調整させて車室内空調を効率よく行なうことがで
きる自動車用空調制御方法、およびその方法を適
切に実施することができる装置を提供することを
目的とするものである。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。第1図はその一実施例を示す全体構成図であ
り、予め定めた制御プログラムに従つてソフトウ
エアによるデイジタル演算処理を実行する車載マ
イクロコンピユータを用いている。
この第1図において、1は自動車に設置したカ
ーエアコンのダクトで、外気取入口1aから車外
の空気を導入し、また内気取入口1bから室内空
気を取入れて循環させている。2は内外気切替ダ
ンパで、外気取入口1aおよび内気取入口1bを
選択的に切替開口させて外気導入と内気循環を切
替えている。3はブロワモータで、外気取入口1
a或は内気取入口1bから空気を吸込んで送風す
るものであり、その回転速度を制御して空気流量
を変化させている。4はダクト1内に横断配設し
たエバポレータで、ブロワモータ3による送風空
気を冷却通過させるものである。5はダクト1内
に配設したヒータコアで、エンジン冷却水を導入
してその熱により送風空気を加熱通過させるもの
である。6はヒータコア5の上流側に設けたエア
ミツクスダンパで、エバポレータ4の通過空気に
対し、ヒータコア5側に導入する割合を調整し、
冷却空気の冷風と加熱空気の暖風の混合にて温度
調整して車室7内に吹出している。このエアミツ
クスダンパ6の開度は、内、外気温度の情報およ
びその開度情報のフイードバツクに基づき、制御
目標の設定温度に室温を保持するよう自動制御さ
れている。
8は車室7内の温度を検出して室温信号を発生
する室温センサ、9はエアミツクスダンパ6の開
度を検出して開度信号を発生する開度センサで、
エアミツクスダンパ6に連動するポテンシヨメー
タにて構成している。10は車外空気の温度を検
出して外気温信号を発生する外気温センサ、11
は制御目標の設定温度を定める温度設定器で、乗
員がマニユアルにて希望の室温を定めるものであ
る。12はエアコンスイツチ(A/Cスイツチ)
で、カーエアコンを作動する時に投入されてエア
コン信号を発生するものである。13は雨ふりセ
ンサで、雨がふつていることを雨滴による導通状
態にて検出して雨信号を発生するものである。1
4はアナログ信号をデイジタル信号に変換する
A/D変換器で、室温センサ8よりの室温信号、
開度センサ9よりの開度信号、外気温センサ10
よりの外気温信号、温度設定器11よりの設定信
号を順次デイジタル信号に変換するものである。
15は予め定めた制御プログラムに従つてソフ
トウエアのデイジタル演算処理を実行するシング
ルチツプのマイクロコンピユータで、制御手段を
構成しており、数メガヘルツ(MHz)の水晶振
動子16を接続するとともに、車載バツテリより
電源供給を受けて5ボルト(V)の安定化電圧を
発生する安定化電源回路(図示せず)よりの安定
化電圧の供給を受けて作動状態になるものであ
る。そして、このマイクロコンピユータ15は、
演算手順を定めた制御プログラムを記憶している
読出専用メモリ(ROM)と、このROMの制御プ
ログラムを順次読出してそれに対応する演算処理
を実行する中央処理部(CPU)と、このCPUの
演算処理に関連する各種データを一時記憶すると
ともにそのデータのCPUによる読出しが可能な
メモリ(RAM)と、水晶振動子16を伴つて上
記各種演算のための基準クロツクパルスを発生す
るクロツク発生部と、各種信号の入出力を調整す
る入出力(I/O)回路部とを主要部に構成した
1チツプの大規模集積回路(LSI)製のものであ
る。このマイクロコンピユータ15の演算処理に
よつて、内外気切替ダンパ2の切替指令、プロワ
モータ3の回転速度制御、エアミツクスダンパ6
の開度制御、窓の開閉制御などの各種指令信号を
発生している。
17は駆動手段をなす窓開閉制御装置で、マイ
クロコンピユータ15より窓開閉位置を示す指令
信号を受けて車室開閉部としての自動車の4つの
窓を開閉制御するものである。18はエアミツク
スダンパ6の開度を調整する開度調整アクチエー
タで、マイクロコンピユータ15よりの指令信号
を増幅する駆動回路を内部に備え、この駆動回路
よりの駆動信号によりエアミツクスダンパ6の開
度増加、開度減少、開度保持の調整を行なうもの
であり、負圧源および大気への通路を断続する
個々の電磁弁とこの電磁弁の断続作動により供給
される負圧、大気に応動するダイヤフラムアクチ
エータとを組みあわせたものである。19はモー
タ駆動回路で、マイクロコンピユータ15よりの
回転速度を示すデイジタル信号をラツチするラツ
チ回路と、このラツチされた2進信号をアナログ
信号に変換するD/A変換器と、一定周波数で一
定振幅の三角波信号を発生する発振回路と、D/
A変換器よりのアナログ信号と発振回路よりの三
角波信号を比較して一定周波数でかつアナログ信
号の大きさに比例したデユーテイ比のパルス列を
得る比較回路と、このパルス列を増幅してブロワ
モータ3に印加する増幅回路とから構成され、ブ
ロワモータ3の通電電流をデユーテイ比制御する
ことによつて回転速度を制御するものである。2
0は切替アクチエータで、マイクロコンピユータ
15よりの切替指令信号により電磁弁の作動を制
御し内外気切替ダンパ2に接続して図の実線側に
作用するスプリング(図示せず)と内外気切替ダ
ンパ2のロツドを図の破線側にする負圧の作用と
を利用して内外気切替ダンパ2を切替えて内気循
環、外気導入を選択しており、外気導入状態を実
線にて示し、内気循環状態を破線にて示してい
る。
次に、窓開閉制御装置17における電気制御系
を第2図に示すブロツク線図とともに説明する。
この電気制御系はマイクロコンピユータ15より
の窓開閉位置を示すデイジタル信号をラツチ信号
およびクロツク信号に同期してラツチするラツチ
回路21と、このラツチ回路21にてラツチされ
ているデイジタル信号をアナログ信号に変換する
D/A変換器22と、このD/A変換器22より
のアナログ信号により4つの窓をそれぞれ開閉駆
動する窓開閉駆動回路23,24,25,26よ
り構成されている。この窓開閉駆動回路23,2
4,25,26は、窓を開閉駆動する電気モータ
27と、この電気モータにより開閉駆動される窓
の開閉位置を検出する位置センサ28と、この位
置センサ28よりの信号とD/A変換器22より
の信号を比較するコンパレータ29,30、この
コンパレータ29,30よりの信号により電気モ
ータ27への通電方向を切替える切替回路31よ
りそれぞれ構成されている。
次に、上記構成においてその作動を第3図乃至
第6図に示す演算流れ図とともに説明する。
この第3図は制御プログラムによるマイクロコ
ンピユータ15の全体の演算処理を示す演算流れ
図、第4図は第3図中の温度状態判定ルーチンの
詳細な演算処理を示す演算流れ図、第5図は第3
図中の窓閉成制御演算ルーチンの詳細な演算処理
を示す演算流れ図、第6図は第3図中の空調制御
演算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図
である。
まず、このマイクロコンピユータ15の全体の
演算処理について説明する。今、この装置を備え
た自動車において、その運転開始によりマイクロ
コンピユータ15は安定化電源回路より安定化電
圧の供給を受けて作動状態となり、数百ミリ秒
(msec)程度の周期にて制御プログラムの演算処
理を実行する。
すなわち、第3図のスタートステツプ100よ
り演算処理を開始し、初期設定ルーチン200に
進んでマイクロコンピユータ15内のレジスタ、
カウンタ、ラツチなどを演算処理の開始に必要な
初期状態にセツトする。この初期設定のセツト作
動には窓開放フラグのリセツト作動を含んでい
る。そして、この初期設定後に温度状態判定ルー
チン300に進む。
この温度状態判定ルーチン300では、室温セ
ンサ8、外気温センサ10、温度設定器11、雨
ふりセンサ13よりの各信号に基づき、車室7内
が高温状態であり雨がふつていないことを判定し
た時に窓を全開させるための演算処理を実行し、
次の窓閉成制御演算ルーチン400に進む。
この窓閉成制御演算ルーチン400では、全開
された窓に対し、室温センサ8、外気温センサ1
0よりの各信号に基づいて窓を徐々に閉成させる
ための演算処理を実行し、次の空調制御演算ルー
チン500に進む。
この空調制御演算ルーチン500では、それま
でに入力されている信号と温度設定器11、開度
センサ9よりの各信号に基づき、カーエアコンに
おけるエアミツクスダンパ6の開閉角度制御、ブ
ロワモータ3の回転速度制御、内外気切替ダンパ
2の切替制御などの演算処理を実行し、次の各種
表示演算ルーチン600に進む。
この各種表示演算ルーチン600では、第1図
中にセンサおよび表示回路を図示していないがイ
ンストルメントパネルの表示部における残燃料
量、走行可能距離、平均燃費などの表示のための
演算処理を実行し、窓閉成制御演算ルーチン40
0にもどる。以後、この窓閉成制御演算ルーチン
400から各種表示演算ルーチン600への演算
処理を数百msecの周期にて繰返す。
次に、種々の状態における空調制御の全体作動
を順次説明する。
まず、冬季のように外気温が低い時の空調制御
について説明する。このとき自動車のキースイツ
チを投入することによつて図示しない安定化電源
回路より安定化電圧が供給されるマイクロコンピ
ユータ15が作動状態となり、第3図のスタート
ステツプ100より演算処理を開始し、初期設定
ルーチン200に進んで窓開放フラグのリセツト
作動を含む各種初期設定を行なつた後に温度状態
判定ルーチン300に進む。
そして、この温度状態判定ルーチン300では
第4図の温度入力ステツプ301よりその演算処
理を開始し、外気温センサ10よりの外気温信
号、室温センサ8よりの室温信号、温度設定器1
1よりの設定温信号をA/D変換器14を介し、
デイジタル信号として外気温Tam、室温Tr、設
定温Tsを順次入力する。このとき、冬季である
ために外気温Tamは設定温Tsより小さな値にな
る。そして、次の外気温判定ステツプ302に進
み、外気温Tamが設定温Tsより高いか否かの判
定をするが、このときには外気温Tamより設定
温Tsの方が高いためにその判定がノー(NO)に
なり、温度状態判定ルーチン300の演算処理を
終了して次の窓閉成制御演算ルーチン400に進
む。
この窓閉成制御演算ルーチン400では、第5
図の窓開放フラグ判定ステツプ401よりその演
算処理を開始し、窓開放フラグがセツトされてい
るか否かを判定するが、初期設定にて窓開放フラ
グをリセツトしているためにその判定がNOにな
り、窓閉成制御演算ルーチン400の演算処理を
終了して空調制御演算ルーチン500に進む。
この空調制御演算ルーチン500では、第6図
のA/Cスイツチ判定ステツプ501よりその演
算処理を開始し、A/Cスイツチ12よりエアコ
ン信号が発生しているか否かを判定するが、まだ
運転開始時であるためにA/Cスイツチ12を投
入していなくてエアコン信号が発生していない時
にはその判定がNOになり、空調制御演算ルーチ
ン500の演算処理を終了し、各種表示演算ルー
チン600に進む。
そして、この各種表示演算ルーチン600にお
いて、各種表示のための演算処理を終えた後に窓
閉成制御演算ルーチン400にもどる。以後、こ
の窓閉成制御演算ルーチン400から各種表示演
算ルーチン600への演算処理を数百msecの周
期にて繰返すことにより、各種表示演算ルーチン
600の演算にてインストルメントパネルの表示
部における残燃料量、走行可能距離、平均燃費な
どの表示を行なう。
その後、室内空調のためにA/Cスイツチ12
を投入すると、上記繰返演算における空調制御演
算ルーチン500に到来した時にA/Cスイツチ
判定ステツプ501の判定がNOからイエス
(YES)に反転し、信号入力ステツプ502に進
む。この信号入力ステツプ502では、温度設定
器11よりの設定温信号、開度センサ9よりの開
度信号をA/D変換器14を通して入力する。そ
して、次のダンパ開度設定演算ルーチン503に
進み、設定温Ts、室温Tr、外気温Tamの情報に
それぞれ重み付けを持つた係数を掛け、次式によ
り設定開度θを求める。
θ=Ks・Ts−Kr・Tr−Kam・Tam−K1−K2 (但し、K1は図示しないコンプレツサのオン、オ
フに伴なう定数、K2は他の補正定数である。)そ
して、次のダンパ調整ルーチン504に進み、ダ
ンパ開度Tpoに係数Kpoを掛けたKpo・Tpoと設
定開度θとの大小開係によりエアミツクスダンパ
6の開度を調整する指令信号を開度調整アクチエ
ータ18に発する。そして、次の風量設定演算ル
ーチン505に進み、室温Trと設定温Tsとの偏
差△T2(△T2=Tr−Ts)により図示する特性関
係にて風量Vaを求める。そして、次のVa出力ス
テツプ506に進み、風量設定演算ルーチン50
5にて求めた風量Vaに対応する速度指令信号を
モータ駆動回路19に発し他の空調制御演算ルー
チン507に進む。この他の空調制御演算ルーチ
ン507では、内外気の各種情報に応じ外気導入
を基本とした内外気切替ダンパ2の切替制御、外
気温Tamのレベル判定によるコンプレツサ(図
示せず)のオンオフ制御、およびそのオンオフに
伴なうダンパ開度補正係数K1の設定などの演算
処理を実行するが、この時は外気温Tamが低い
ためにコンプレツサをオフし、内外気切替ダンパ
2を外気導入位置にする。そして、この空調制御
演算ルーチン500の1回の演算処理を終了す
る。従つて、窓閉成制御演算ノーチン400から
空調制御演算ルーチン500を経て各種表示演算
ルーチン600に至る演算処理を数百msecの周
期にて繰返すことにより、インストルメントパネ
ルにおける表示部の各種表示を行なうとともに車
室7内の空調を各種温度情報に基づいて適切に制
御する。
なお、温度状態判定ルーチン300において、
外気温Tamが設定温Tsより高い温度状態である
春、夏、秋においても室温Trが設定温Tsより2
℃以上高くなく室温判定ステツプ303の判定が
NOになる場合、また室温判定ステツプ303の
判定がYESになるような温度状態である時でも
雨ふりセンサ13にて雨を検出して雨判定ステツ
プ304の判定がYESになる場合には、上記説
明したのと同様の演算処理を実行する。
次に、真夏の炎天下に長時間自動車を停車させ
ておいた時について説明する。このとき、自動車
の運転開始時にキースイツチを投入するとマイク
ロコンピユータ15が作動状態となり、スタート
ステツプ100より演算処理を開始し、初期設定
ルーチン200にて初期設定を行なつた後に温度
状態判定ルーチン300に進む。
そして、この温度状態判定ステツプ300で
は、第4図の温度入力ステツプ301よりその演
算処理を開始し、外気温Trm、室温Tr、設定温
Tsを入力する。このとき、真夏の炎天下である
ために外気温Tamは設定温Tsより高く、またそ
の温度状態の時に自動車を長時間停車させておい
たために室温Trは外気温Tamより2℃以上高く
なつている。従つて、外気温判定ステツプ302
の判定がYESになり、室温判定ステツプ303
の判定がYESになり、雨判定ステツプ304の
判定がNOになり、窓全開指令ステツプ305に
進む。この窓全開指令ステツプ305では、窓を
全開させるための指令信号を窓開閉制御装置17
に発する。そして、窓開放フラグセツトステツプ
306に進んで窓開放フラグをセツトし、1回目
フラグセツトステツプ307に進んで1回目フラ
グをセツトし、温度状態判定ルーチン300の演
算処理を終了する。
そして、次の窓閉成制御演算ルーチン400に
進み、第5図の窓開放フラグ判定ステツプ401
よりその演算処理を開始し、窓開放フラグがセツ
トされているためにその判定がYESになり、温
度入力ステツプ402に進む。この温度入力ステ
ツプ402では外気温センサ10よりの外気温信
号、室温センサ8よりの室温信号をA/D変換器
を通して入力する。そして、偏差計算ステツプ4
03に進み、温度入力ステツプ402にて入力し
た外気温Tam、室温Trにより偏差△T1を△T1
Tr−Tamの計算式にて求め、1回目判定ステツ
プ404に進む。この1回目判定ステツプ404
では、1回目フラグがセツトされているか否かを
判定するが、このときには1回目フラグがセツト
されているためにその判定がYESになり、パタ
ーン選定ステツプ405に進む。このパターン選
定ステツプ405では、偏差△T1のレベルによ
り2℃≦△T1<4℃の時はAパターン、4℃≦
△T1<6℃の時はBパターン、6℃≦△T1<8
℃の時はCパターン、8℃≦△T1<10℃の時は
Dパターン、10℃≦△T1の時はEパターンにな
るようにパターン選定を行なう。そして、1回目
フラグ解除ステツプ406に進んで1回目フラグ
を解除し、窓開放率計算ステツプ407に進む。
この窓開放率計算ステツプ407では、パターン
選定ステツプ405にて選定したパターンに従い
図示するような特性関係により偏差△T1に対す
る窓開放率Rを求める。そして、R出力ステツプ
408に進んで窓開放率Rに対する指令信号を窓
開閉制御装置17に発し、R判定ステツプ409
に進み。このR判定ステツプ409では窓開放率
Rが0であるか否かを判定するが、このときには
窓を全開する指令を出した直後であるのでその判
定がNOになり、窓閉成制御演算ルーチン400
の1回の演算処理を終了する。
そして、次の空調制御演算ルーチン500に進
み、第6図のA/Cスイツチ判定ステツプ501
よりその演算処理を開始するが、まだキースイツ
チを投入した直後であるためにA/Cスイツチ1
2よりエアコン信号が発生しておらず、その判定
がNOになつて空調制御演算ルーチン500の1
回の演算処理を終了する。
そして、次の各種表示演算ルーチン600に進
んでその演算処理を実行した後に窓閉成制御演算
ルーチン400にもどる。以後、この窓閉成制御
演算ルーチン400から各種表示演算ルーチン6
00への演算処理を数百msecの周期にて繰返し
窓全開指令に基づく窓開閉制御装置17の作動に
て4つの窓はすべて全開される。
その後、車室7内の高温状態によりA/Cスイ
ツチ12を投入すると、上記繰返演算における空
調制御演算ルーチン500に到来した時、第6図
のA/Cスイツチ判定ステツプ501の判定が
NOからYESに反転し信号入力ステツプ502か
らダンパ開度設定演算ルーチン503、ダンパ調
整ルーチン504、風量設定演算ルーチン50
5、Va出力ステツプ506を経て他の空調制御
演算ルーチン507に進む演算を実行する。従つ
て、窓閉成制御演算ルーチン400、空調制御演
算ルーチン500、各種制御演算ルーチン600
の演算処理を数百msecの周期にて繰返すことに
より、窓の全開による換気に加えて車室7内を急
速冷房する。
このことにより、車室7内の温度が順次低下し
ていき、上記繰返演算における窓閉成制御演算ル
ーチン400の偏差計算ステツプ403にて求め
る偏差△T1が順次低下していく。すなわち、室
温Trが設定温Tsに向つて低下する状態と比例的
に偏差△T1が順次低下していく。従つて、1回
目判定ステツプ404の次に到来する窓開放率計
算ステツプ407の計算値である窓開放率Rが順
次低下していき、R出力ステツプ408にてその
窓開放率Rに対応する指令信号が窓開閉制御装置
17に出力され、その窓開閉制御装置17の作動
により4つの窓は順次閉成されていく。すなわち
窓の開放に伴なう換気とエアコンの作動に伴なう
空調能力のバランス関係に応じて適切に窓を順次
閉成していく。
その後、窓閉成制御演算ルーチン400におい
て、偏差計算ステツプ403にて計算される偏差
△T1が0になると、1回目判定ステツプ404
を介して到達する窓開放率計算ステツプ407の
計算値Rが0になり、R出力ステツプ408を経
て到達するR判定ステツプ409の判定がNOか
らYESに反転し、窓開放フラグ解除ステツプ4
10に進む。そして、この窓開放フラグ解除ステ
ツプ410にて窓開放フラグを解除し、窓閉成制
御演算ルーチン400の1回の演算処理を終了す
る。従つて、R出力ステツプ408にて窓開閉制
御装置17に出力される指令信号により4つの窓
はすべて全閉される。
そして、次回この窓閉成制御演算ルーチン40
0における窓開放フラグ判定ステツプ401に到
来した時その判定がYESからNOに反転し、窓開
閉制御演算ルーチン400の1回の演算処理を終
了する。以後、この窓閉成制御演算ルーチン40
0から各種表示演算ルーチン600への演算処理
を数百msecの周期にて繰返すことにより、窓の
全閉状態にて室温Trを設定温Tsに近づけるべく
車室内の空調を制御する。
以上夏季の炎天下における場合について説明し
たが、春、秋季において、外気温Tamが設定温
Tsよりも高く、かつ室温Trが外気温Tamより2
℃以上高く、さらに雨が降つていない場合には、
上述したのと同様の演算処理を実行する。
なお、上述した実施例において、運転開始時に
車室内が高温状態であることを判定すると4つの
窓を自動的に全開させるものを示したが、窓を開
放するのは手動で窓が開放しているのみを検出す
るようにしてもよい。すなわち、運転開始時に車
室内が高温状態であることを判定すると、この判
定時点から所定時間が経過するまでの間に窓が全
開していることを窓に設けた窓全開スイツチ、あ
るいはパワーウインドにおける窓停止位置センサ
等により検出するようにしてもよい。
また、車室内が高温状態であることを外気温
Tamが設定温Tsよりも高く、かつ室温Trが外気
温Tamより2℃以上高いことにて判定したが、
外気温Tamが所定レベル以上で、かつ室温Trが
外気温Tamより所定温度以上であることにて判
定してもよく、また室温Trが所定レベル以上で
あることのみにて判定してもよい。
さらに、窓を順次閉成させていく時に運転開始
時における1回目の偏差△T1(△T1=Tr−
Tam)にてパターンを選定し、このパターンに
従つて偏差△T1に対する窓開放率Rを求め、こ
の窓開放率Rに従つて順次低下させていくものを
示したが、偏差△T1を室温Trと設定温Tsとの差
(△T1=Tr−Ts)にて求め、外気温Tamにて補
正した窓閉成パターンに従つて前記偏差△T1
対する窓開放率Rを求め、この窓開放率Rに従つ
て窓を順次低下させてもよく、また室温Trと外
気温Tamの偏差△T1(△T1=Tr−Tam)に対し
室温Trの変化勾配に応じて窓を順次低下させて
もよい。
さらに、車室開閉部として4つの窓を示したが
運転席側、助手席側の窓だけでもよく、またサン
ルーフであつてもよい。
さらに、マイクロコンピユータ15によるソフ
トウエアのデイジタル演算処理によるものを示し
たが、ハードウエアの電子回路構成のものでもよ
い。
さらに、自動車のキースイツチ投入によりマイ
クロコンピユータ15が作動して窓の開閉制御を
行なうものを示したが、常時作動しているマイク
ロコンピユータにおいてはキースイツチ投入によ
る信号を与え、この信号の発生を判定して窓の開
閉制御を行なうようにしてもよい。また、その常
時作動しているマイクロコンピユータにおいてキ
ースイツチ投入の信号の代わりに運転席側のドア
アンロツクスイツチ投入の信号を用いてもよい。
以上述べたように本願の第1番目の発明では、
自動車の運転開始時に、室内温度に基づいて車室
内が高温状態であることを判定し、この判定後に
室内温度が目標温度に向つて低下する状態と比較
的に小さくなるデータを求め、このデータに対応
して自動車の車室開閉部の開放割合を徐々に小さ
くさせているから、自動車の運転開始時における
車室内高温状態時に室内温度が目標温度に向つて
低下していく状態と比例的に車室開閉部を閉成さ
せることによつて、車室開閉部の開放状態を適切
に調整させて車室内空調を効率よく行なうことが
できるという優れた効果がある。
さらに、本願の第2番目の発明においては、上
記第1番目の発明における自動車用空調制御方法
を自動制御にて適切に実施することができるとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、
第2図は第1図中の窓開閉制御装置における電気
制御系を示すブロツク線図、第3図は第1図中の
マイクロコンピユータの制御プログラムによる全
体の演算処理を示す演算流れ図、第4図は第3図
中の温度状態判定ルーチンの詳細な演算処理を示
す演算流れ図、第5図は第3図中の窓閉成制御演
算ルーチンの詳細な演算処理を示す演算流れ図、
第6図は第3図中の空調制御演算ルーチンの詳細
な演算処理を示す演算流れ図である。 2……内外気切替ダンパ、3……ブロワモー
タ、4……エバポレータ、5……ヒータコア、6
……エアミツクスダンパ、8……室温センサ、9
……開度センサ、10……外気温センサ、11…
…温度設定器、15……制御手段としてのマイク
ロコンピユータ、17……駆動手段としての窓開
閉制御装置、18……開度調整アクチエータ、1
9……モータ駆動回路、20……切替アクチエー
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車の室内温度と室内空調の目標温度との
    温度状態に基づいて車室内の空調を制御する自動
    車用空調制御方法において、 前記自動車の運転開始時に、 前記室内温度に基づいて車室内が高温状態であ
    ることを判定し、 この判定後に前記室内温度が前記目標温度に向
    つて低下する状態と比例的に小さくなるデータを
    求め、 このデータに対応して前記自動車の車室開閉部
    の開放割合を徐々に小さくさせる ことを特徴とする自動車用空調制御方法。 2 自動車の室内温度を検出する室温センサを備
    え、この室温センサにて検出した室内温度と温度
    設定器に設定した目標温度に応じて車室内の空調
    を制御する自動車用空調制御装置において、 前記自動車の車室開閉部を閉成駆動する駆動手
    段と、 前記自動車の始動時に、前記室温センサにて検
    出した室内温度に基づいて車室内が高温状態であ
    ることを判定し、この判定後に前記駆動手段を制
    御して前記室内温度が前記目標温度に向つて低下
    する状態と比例的に前記車室開閉部の開放割合を
    小さくさせる制御手段 を備えることを特徴とする自動車用空調制御装
    置。
JP15022879A 1979-11-19 1979-11-19 Control method and apparatus for air conditioning for automobile Granted JPS5671619A (en)

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CN102294948A (zh) * 2011-09-23 2011-12-28 奇瑞汽车股份有限公司 一种车用空调控制的方法和装置
KR101193222B1 (ko) * 2012-01-17 2012-11-06 하나공조기술주식회사 환기 시스템

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