JPS6212960Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6212960Y2 JPS6212960Y2 JP3849582U JP3849582U JPS6212960Y2 JP S6212960 Y2 JPS6212960 Y2 JP S6212960Y2 JP 3849582 U JP3849582 U JP 3849582U JP 3849582 U JP3849582 U JP 3849582U JP S6212960 Y2 JPS6212960 Y2 JP S6212960Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- saucer
- liquid
- gutter
- thin plates
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は低温液タンク特にタンク外部に断熱材
が設けられる構造のタンクからの漏液によつて生
ずる弊害を防止する為の低温液タンクの漏液受け
装置に関する。
が設けられる構造のタンクからの漏液によつて生
ずる弊害を防止する為の低温液タンクの漏液受け
装置に関する。
主に低温液タンク船に於いて、万一タンクに亀
裂が生じ低温液が外に漏れ、漏出した低温液がタ
ンクを収納している船体に直接触れると、接触部
の船体鋼材を局部的に危険な低温にする。
裂が生じ低温液が外に漏れ、漏出した低温液がタ
ンクを収納している船体に直接触れると、接触部
の船体鋼材を局部的に危険な低温にする。
これを防止する為、従来よりタンク底部に薄板
鋼板を液密に継合せてタンク底部全面を覆う受皿
を設けることが考えられていた。
鋼板を液密に継合せてタンク底部全面を覆う受皿
を設けることが考えられていた。
即ち、第1図で示す様に低温タンク1の下方に
受皿2を設ける場合、受皿2を薄板金属板で造る
とすると大型タンクでは複数の薄板を液密に継合
せることが必要となる。然し、薄板を液密に継合
せることは困難であり、更に漏液を受け冷却され
受皿2が収縮した場合継手部を液密に保つことが
困難であると共にタンク底部とタンク支持部3の
とり合い又は断熱層4とのとり合いに不都合を生
じる。この為、上記した受皿は実用化されていな
い。
受皿2を設ける場合、受皿2を薄板金属板で造る
とすると大型タンクでは複数の薄板を液密に継合
せることが必要となる。然し、薄板を液密に継合
せることは困難であり、更に漏液を受け冷却され
受皿2が収縮した場合継手部を液密に保つことが
困難であると共にタンク底部とタンク支持部3の
とり合い又は断熱層4とのとり合いに不都合を生
じる。この為、上記した受皿は実用化されていな
い。
本考案は斯かる実情を鑑み為したものであつ
て、薄板を適宜の間隙をあけ所要大の受皿を形成
せしめ、この間隙により受皿の膨脹収縮による変
形を吸収し、前記間隙の下方樋を設けることによ
り薄板に落下した漏液を捕集或は所定の容器に収
集して受皿全面に亘つて液密と等価になる様構成
したものである。
て、薄板を適宜の間隙をあけ所要大の受皿を形成
せしめ、この間隙により受皿の膨脹収縮による変
形を吸収し、前記間隙の下方樋を設けることによ
り薄板に落下した漏液を捕集或は所定の容器に収
集して受皿全面に亘つて液密と等価になる様構成
したものである。
以下図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第2図〜第4図に於いて、薄板5,6,7,8
を所要の間隙を保持して配設し、薄板5,6につ
いては薄板7,8と隣接する周縁全てに樋9を取
付け、受皿2の外縁に属する薄板6,8の外縁を
所要量上方に折曲げる。
を所要の間隙を保持して配設し、薄板5,6につ
いては薄板7,8と隣接する周縁全てに樋9を取
付け、受皿2の外縁に属する薄板6,8の外縁を
所要量上方に折曲げる。
受皿2を上記の如く構成すると、受皿2に漏出
した低温液は全て前記樋9に流れ落ちて船体に落
下することはない。又、低温液により受皿2が冷
却され収縮しても薄板5,6,7,8間の間隙で
収縮が吸収され継合せ部の機能を損うことはな
い。
した低温液は全て前記樋9に流れ落ちて船体に落
下することはない。又、低温液により受皿2が冷
却され収縮しても薄板5,6,7,8間の間隙で
収縮が吸収され継合せ部の機能を損うことはな
い。
尚、漏液量が樋9の受液容量よりも多いと考え
られる場合は樋9の交叉する個所に第5図に示す
様な受箱10を設けてもよく、この場合漏液は樋
9によつて確実に受箱10に導かれる。受箱10
の支持は樋、薄板に垂設してもよく、船体底板に
立設してもよい。
られる場合は樋9の交叉する個所に第5図に示す
様な受箱10を設けてもよく、この場合漏液は樋
9によつて確実に受箱10に導かれる。受箱10
の支持は樋、薄板に垂設してもよく、船体底板に
立設してもよい。
又、タンク1は船体底板11に支持ブロツク1
2を介して支持されているが、第6図の如く支持
ブロツク12の周囲に受箱10′を設けてもよ
い。
2を介して支持されているが、第6図の如く支持
ブロツク12の周囲に受箱10′を設けてもよ
い。
更に、第7図〜第10図は樋の種々の形態を示
すものである。
すものである。
第7図は薄板5の周縁を折曲げて形成したも
の、第8図は別に造つた樋9を固着したもの、第
9図は薄板7の周縁、樋9の側端をそれぞれ折曲
げ漏液がこぼれない様噛合せたもの、第10図は
薄板5,7にそれぞれ樋9を固着したものであ
り、収縮は樋9の変形によつて吸収するものであ
る。
の、第8図は別に造つた樋9を固着したもの、第
9図は薄板7の周縁、樋9の側端をそれぞれ折曲
げ漏液がこぼれない様噛合せたもの、第10図は
薄板5,7にそれぞれ樋9を固着したものであ
り、収縮は樋9の変形によつて吸収するものであ
る。
更に又、受皿2の設ける位置は断熱層4の下
方、断熱層4に接して、断熱層4内部のいずれで
あつてもよく、受皿2の材料は合成樹脂或は断熱
層そのものであつてもよい。又、上記実施例は本
考案を低温液用タンクに実施したものであるが、
本考案を腐食液用タンクに実施し得ることは勿論
である。
方、断熱層4に接して、断熱層4内部のいずれで
あつてもよく、受皿2の材料は合成樹脂或は断熱
層そのものであつてもよい。又、上記実施例は本
考案を低温液用タンクに実施したものであるが、
本考案を腐食液用タンクに実施し得ることは勿論
である。
以上述べた如く本考案によれば、万一タンクか
ら低温液、或は腐食液が漏出しても確実に捕集し
得、漏液が他構造物に及ぼす種々の弊害を除去し
得る。
ら低温液、或は腐食液が漏出しても確実に捕集し
得、漏液が他構造物に及ぼす種々の弊害を除去し
得る。
第1図は低温液タンク船の構成を示す切断正面
図、第2図は本考案にかかる実施例の平面図、第
3図は第2図のA−A矢視図、第4図は第2図の
B−B矢視図、第5図は樋の漏液を受ける受箱の
一例を示す図、第6図は受箱の他の例を示す図、
第7図〜第10図は樋の種々の形態を示す説明図
である。 1は低温タンク、2は受皿、5,6,7,8は
薄板、9は樋を示す。
図、第2図は本考案にかかる実施例の平面図、第
3図は第2図のA−A矢視図、第4図は第2図の
B−B矢視図、第5図は樋の漏液を受ける受箱の
一例を示す図、第6図は受箱の他の例を示す図、
第7図〜第10図は樋の種々の形態を示す説明図
である。 1は低温タンク、2は受皿、5,6,7,8は
薄板、9は樋を示す。
Claims (1)
- 薄板を適宜な間隙を保持してタンク底部形状に
略合致する如く配設し、前記間隙の下方に位置せ
しめた樋を隣接する薄板の少なくとも一方に取付
けてなることを特徴とする低温液タンクの漏液受
け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3849582U JPS58140399U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 低温液タンクの漏液受け装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3849582U JPS58140399U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 低温液タンクの漏液受け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58140399U JPS58140399U (ja) | 1983-09-21 |
JPS6212960Y2 true JPS6212960Y2 (ja) | 1987-04-03 |
Family
ID=30049830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3849582U Granted JPS58140399U (ja) | 1982-03-18 | 1982-03-18 | 低温液タンクの漏液受け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58140399U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6244810B2 (ja) * | 2013-10-22 | 2017-12-13 | Jfeエンジニアリング株式会社 | 液体貯蔵タンク |
-
1982
- 1982-03-18 JP JP3849582U patent/JPS58140399U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58140399U (ja) | 1983-09-21 |
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