JPH0522719Y2 - - Google Patents

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JPH0522719Y2
JPH0522719Y2 JP1985154435U JP15443585U JPH0522719Y2 JP H0522719 Y2 JPH0522719 Y2 JP H0522719Y2 JP 1985154435 U JP1985154435 U JP 1985154435U JP 15443585 U JP15443585 U JP 15443585U JP H0522719 Y2 JPH0522719 Y2 JP H0522719Y2
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roof
storage tank
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cold insulation
liquid level
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は低温貯槽の屋根の保冷構造の改良に関
するものである。
〔従来の技術〕
第2図は低温貯槽の断面図、第3図は従来のそ
の屋根構造を示す断面図である。1は貯槽、2は
屋根板、3は屋根骨ラスター材、4は普通は金属
からなる屋根骨リング材、5は保冷材である。屋
根内面は滑らかな曲面で構成されているのでな
く、屋根リング材を保冷材で覆う部分については
第3図の6に示すような凹凸部が形成されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで貯槽内に貯留されている液状の低温液
化ガスの液面は、通常時は平面7の状態にあり問
題はないが、地震発生時には、第2図にみるよう
にスロツシングを起し液面上昇8を発生する。液
面上昇8を起しても、第4図aに示すように屋根
裏面構造9が滑らかで、液面と屋根裏面との間に
ある程度の角度をもつておれば、屋根裏面は液面
の直撃をうけず損傷されることはない。しかしな
がらb図に示すように、屋根裏に前述したような
凹凸部があると、この凹凸部が液化ガスのスロツ
シング液面に激浪されて保冷材の剥離等の事故を
起こすことがある。特に、屋根裏に第3図の矢印
6で示されたような側壁側に鋭角状に開口する凹
部があると、屋根裏沿いに上昇する液面が凹部に
激突する。この結果、上昇液面の激突に伴う動圧
を受けて凹部付近が局部的に損傷し、保冷材は勿
論のこと甚だしい場合は屋根構造材まで破壊され
る恐れがあつた。
本考案は上記保冷材や屋根構造材の破壊を防止
するため、スロツシングが発生しても屋根部に損
傷を与えないような、屋根構造を提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段と作用〕
低温貯槽の屋根の裏面に保冷材を装着する際、
特に屋根骨リング材を保冷材で覆うに当たつて、
その下面をほぼ水平にして、屋根裏の傾斜面に沿
つて鋭角状に開口する凹部を作らないように形成
する。これによりスロツシングが発生しても上昇
した液面の直撃を受ける部分がなくなり、屋根部
は破壊を免れることとなる。
〔考案の実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す保冷材を含む
屋根構造である。2〜5は従来装置と同一部品で
ある。第1図は、本考案に係わる実施例の屋根裏
構造を示すものである。第1図において、10は
屋根裏に設けられた偏平面である。偏平面10は
保冷材5により前記の鋭角状の凹部を埋めて、屋
根骨リング材4の下面を覆つてほぼ水平に形成さ
れている。偏平面10を設けた本考案の実施例に
よれば、スロツシングのときの液面8から受ける
激浪が緩和される。また、鋭角状の凹部がなくな
り上昇液面による直撃を受けないので、スロツシ
ングによる屋根裏の保冷材5や屋根骨リング材4
の損傷や破壊は防止できる。
〔考案の効果〕
本考案は保冷材により屋根裏の傾斜面に沿つて
側壁側に開口する凹部を埋めて、屋根骨リング材
の下面を偏平面に形成した低温貯槽の屋根保冷構
造を構成した。この結果、従来のような屋根裏の
傾斜面に沿い側壁側に開口する凹部がなくなり、
スロツシング液面による激浪が著しく緩和され
る。また、鋭角状の凹部がなくなり上昇液面によ
る直撃を受けないので、屋根裏の保冷材や屋根骨
リング材の損傷や破壊を防止することができる。
また、金属材の屋根骨リング材が厚い保冷材で覆
われるので、保冷機能が向上される利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す屋根構造の断
面図、第2図は貯槽の断面図、第3図は従来の屋
根構造の断面図、第4図a,bはスロツシング時
の上昇液面に対す屋根構造を示す断面図である。 図中1は貯槽、2は屋根板、3は屋根骨ラスタ
ー材、4は屋根骨リング材、5は保冷材、6は凹
凸部、8はスロツシング時の液面上昇、10は偏
平面である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 低温貯槽の屋根の屋根骨リング材を含む全面を
    保冷材で覆つて形成した低温貯槽の屋根保冷構造
    において、 前記保冷材により屋根裏の傾斜面に沿つて側壁
    側に開口する凹部を埋めて前記屋根骨リング材の
    下面を偏平面に形成したことを特徴とする低温貯
    槽の屋根保冷構造。
JP1985154435U 1985-10-11 1985-10-11 Expired - Lifetime JPH0522719Y2 (ja)

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JPS6263494U JPS6263494U (ja) 1987-04-20
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57165900U (ja) * 1981-04-14 1982-10-19

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JPS6263494U (ja) 1987-04-20

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