JPS5810080Y2 - 吊デツキ式低温液化ガス貯槽の屋根裏保冷構造 - Google Patents

吊デツキ式低温液化ガス貯槽の屋根裏保冷構造

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JPS5810080Y2
JPS5810080Y2 JP1980003319U JP331980U JPS5810080Y2 JP S5810080 Y2 JPS5810080 Y2 JP S5810080Y2 JP 1980003319 U JP1980003319 U JP 1980003319U JP 331980 U JP331980 U JP 331980U JP S5810080 Y2 JPS5810080 Y2 JP S5810080Y2
Authority
JP
Japan
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attic
cold
cold insulation
liquefied gas
storage tank
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Expired
Application number
JP1980003319U
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English (en)
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JPS56106300U (ja
Inventor
樋高寿
筧勝行
Original Assignee
川崎重工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吊デツキ式低温液化ガス貯槽に係り、地震時の
液面動揺による屋根板の破壊、損傷を防止するようにし
た屋根裏保冷構造の改良に関する。
図1に示すごと<、1駆体1の内面に保冷層4を介して
メンブレン5が装着され、屋根2からは保冷層6を有す
る吊デツキ3が懸装されている。
低温液化ガス貯槽において、強度の地震が発生すると貯
液9は一点鎖線Aに示すような液面動揺を起こし、その
波力によって吊デツキ3を押し上げて屋根裏肩部2bに
まで及ぶ。
貯槽の屋根板2aは一般の構造用鋼板を用いているので
、例えばLNGのような一162°Cといった低温液化
ガスの貯液9に接触すると波力による衝撃と共に低温に
よる熱衝撃を受は破壊、損傷される。
そのために、少くとも最大の波高が及ぶ範囲まで屋根裏
肩部2bに保冷層7を設けて屋根板2aを保護し破壊、
損傷を防止する提案がなされている。
これらの保冷層7は、保冷ブロックを連続的に接合させ
ながら装着して形成される。
しかし、施工技術の面から接合部は完全には密着し難く
、空隙が生じる。
従って、このような状態に設けられた保冷層7の表面に
液面動揺による貯液9がぶつかると、その冷液が前記空
隙に浸透し、直接屋根板2aに触れることになり、屋根
板2aにとっては非常に不利な状況になるといった技術
的問題が生じる。
本考案はこれらの問題点を解決すべくなされたもので、
吊デツキを懸装し、屋根裏肩部に保冷層を設けた低温液
化ガス貯槽において、屋根裏肩部の保冷層を形成する各
保冷ブロックの貯槽内側の周縁部を熱容量の大きい金属
からなる綴金で囲繞し、その綴金で囲繞されている各保
冷ブロックの接合部を金属板の塞板で被装し、地震時の
液面動揺による冷液が接合部の空隙より浸透しないよう
にし、さらには熱容量の大きな綴金で冷液を気化するよ
うにして、屋根板の破壊、損傷を防止するようにしたこ
とを特徴とする。
以下、その詳細を実施例によって説明する。
第2図において、屋根裏肩部2bの全周にわたって所定
範囲には保冷ブロック8が縦及び横方向に連続的に接合
して装着され、保冷層7を形成している。
この各ブロック8の接合部を拡大して第3図に示すと、
13は保冷ブロック8を屋根裏肩部2bに装着する際に
施工上どうしても生じる各ブロック8間の空隙である。
11は保冷ブロック8の槽内側周縁部に側面及び表面に
おいて面一になるように埋め込んで設けられた綴金で、
熱容量の大きな金属、例えば山型鋼等よりなっている。
又、この接合部には、金属板の塞板12が被装されてい
る。
さらに塞板12は第4図に示すように屋根板2aの裏面
にあらかじめ溶着されているナツト14とボルト15及
びナツト16によって取り付けられている。
なお、このボルト15及びナツト16は特にFRP等の
断熱性を有するものが用いられている。
貯槽内の低温の雰囲気は、躯体1に装着された保冷層4
とメンブレン5、及び吊デツキ3の保冷層6と環状断熱
シール10によって屋根裏空間と遮断されているので、
前記屋根裏肩部2bに設けられた保冷層7は、通常は屋
根裏空間で大気温とはゾ同温の条件下におかれる。
以上のように構成された本実施例の作用を説明する。
地震が発生して貯液が液面動揺によって保冷ブロック8
の表面にぶつかった時に、その冷液は塞板12によって
ブロック8間の空隙13に浸透するのを阻止される。
又、波力の衝撃や急激な温度変化の収縮によって保冷ブ
ロック8のパネル構造が変形し塞板12と綴金11の間
から空隙13に冷液が浸入する状況におかれても、冷液
は大気温の条件下にあった熱容量の大きい綴金11に接
触して気化されてしまい、屋根板2aに冷液が直接に触
れるようなことはない。
又液面動揺によって屋根裏肩部2bの保冷層7が冷液に
接する時間は僅かであるので、綴金11の熱容量は特に
大きなものでなくても充分気化能力がある。
さらに、塞板12の取付ボルト15及びナツト16は断
熱性のものなので、ボルト15の頭部及びナツト16が
冷液に接してもそれ自身低温の熱衝撃を受けることなく
、又低温が屋根板2aに伝わることにない。
以上詳述した通り本考案によれば、吊デツキを懸装し、
屋根裏肩部に保冷層を設けてなる貯槽において、前記保
冷層を形成する各保冷ブロックの貯槽内側の周縁部を熱
容量の大きい金属からなる綴金で囲繞し、さらに各保冷
ブロックの接合部を金属板の塞板で被装して、地震時の
液面動揺によって保冷層に貯液がぶつかつても冷液が各
ブロックの接合部より浸透しないようにし、さらに熱容
量の大きな綴金によって冷液を気化させるようにしたの
で、屋根板の破壊、損傷を防止できるようになりその効
果は極めて犬である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来提案された液化ガス貯槽タンクの概略断面
図、第2図は本願実施例の屋根裏肩部の保冷ブロック装
着部を示す要部断面図、第3図は、第2図実施例の各保
冷ブロックの接合部を示す要部断面図、第4図は同じく
第2図実施例の接合部における塞板の取付を示す要部断
面図である。 2・・・・・・屋根、2a・・・・・・屋根板、2b・
・・・・・屋根裏肩部、7・・・・・・保冷層、8・・
・・・・保冷ブロック、9・・・・・・貯液、11・・
・・・・綴金、12・・・・・・塞板、13・・・・・
・空隙、14・・・・・・ナツト、15・・・・・・断
熱性のボルト、16・・・・・・断熱性のナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吊デツキを懸装し、屋根裏の肩部に保冷層を設けた低温
    液化ガス貯槽において、前記屋根裏肩部の保冷層を形成
    する各保冷ブロックの槽内側周縁部を熱容量の大きな金
    属からなる綴金で囲繞し、前記各保冷ブロック相互の接
    合部を金属板の塞板で被装し、各保冷ブロックの槽内側
    周縁部より侵入した貯液を上記綴金で気化するようにし
    たことを特徴とする吊デツキ式低温液化ガス貯槽の屋根
    裏保冷構造。
JP1980003319U 1980-01-16 1980-01-16 吊デツキ式低温液化ガス貯槽の屋根裏保冷構造 Expired JPS5810080Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5114727A (en) * 1974-07-27 1976-02-05 Nichireki Chem Ind Co 2 soseibutsuyorinaru hannogatano ketsugozaiomochiita hosono sekohoho

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5480019U (ja) * 1977-11-17 1979-06-06

Patent Citations (1)

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JPS5114727A (en) * 1974-07-27 1976-02-05 Nichireki Chem Ind Co 2 soseibutsuyorinaru hannogatano ketsugozaiomochiita hosono sekohoho

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JPS56106300U (ja) 1981-08-18

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