JPH0512409Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0512409Y2 JPH0512409Y2 JP2453985U JP2453985U JPH0512409Y2 JP H0512409 Y2 JPH0512409 Y2 JP H0512409Y2 JP 2453985 U JP2453985 U JP 2453985U JP 2453985 U JP2453985 U JP 2453985U JP H0512409 Y2 JPH0512409 Y2 JP H0512409Y2
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- JP
- Japan
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- bottom plate
- slab
- storage tank
- heat storage
- double
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 17
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 7
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 3
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 2
- 239000004567 concrete Substances 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 239000003673 groundwater Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 231100000989 no adverse effect Toxicity 0.000 description 1
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 description 1
- 229920003051 synthetic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 239000005061 synthetic rubber Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、鉄筋コンクリート造ビルの地下等
に設けられ、蓄熱槽として用いられる二重スラブ
に関するものである。
に設けられ、蓄熱槽として用いられる二重スラブ
に関するものである。
従来この種の二重スラブとしては、第4図に示
すように各蓄熱槽1の各底盤2になる下方のスラ
ブ部分と梁3になる部分と上方のスラブ部分とを
一体形成したものが一般に知られている。
すように各蓄熱槽1の各底盤2になる下方のスラ
ブ部分と梁3になる部分と上方のスラブ部分とを
一体形成したものが一般に知られている。
しかし蓄熱槽1からの熱が底盤2へ伝わるので
底盤2が熱膨張を起こす。ところが底盤2は、別
の蓄熱槽1の底盤2および梁3と一体に形成され
ているので拘束されていることとなる。そのため
別の底盤2および梁3との接合縁には、膨張量に
相当する応力、即ち温度応力が生じてしまい、ひ
びわれ等の原因となる問題点があつた。
底盤2が熱膨張を起こす。ところが底盤2は、別
の蓄熱槽1の底盤2および梁3と一体に形成され
ているので拘束されていることとなる。そのため
別の底盤2および梁3との接合縁には、膨張量に
相当する応力、即ち温度応力が生じてしまい、ひ
びわれ等の原因となる問題点があつた。
なお蓄熱槽1のコンクリート部分周辺に断熱層
4が設けられているが、これは熱経済を主目的と
するもので、底盤の温度応力を小さくするに有効
となる程の底盤へ熱を伝わらせない断熱性能をも
たせることには不十分であつた。
4が設けられているが、これは熱経済を主目的と
するもので、底盤の温度応力を小さくするに有効
となる程の底盤へ熱を伝わらせない断熱性能をも
たせることには不十分であつた。
また二重スラブの構造体に配管をして水を通
し、構造体の温度をコントロールする方法もある
が、少なくとも配管でのコストアツプは避けられ
ない。
し、構造体の温度をコントロールする方法もある
が、少なくとも配管でのコストアツプは避けられ
ない。
この考案は前述した事情に鑑み創案されたもの
で、その目的は蓄熱槽1からの熱による蓄熱槽1
の底盤2にあたる部分の熱膨張を吸収でき、長年
使用しても熱膨張で生じる温度応力が原因となる
ひびわれ等の損傷を起こすことのない二重スラブ
を提供することにある。
で、その目的は蓄熱槽1からの熱による蓄熱槽1
の底盤2にあたる部分の熱膨張を吸収でき、長年
使用しても熱膨張で生じる温度応力が原因となる
ひびわれ等の損傷を起こすことのない二重スラブ
を提供することにある。
この考案によれば二重スラブの梁と上方のスラ
ブとを一体に形成し、梁の間と上下スラブ間を蓄
熱槽とするとともに梁下において、底盤熱膨張を
吸収するクツシヨン材となる弾性接合部材を介在
させて下方のスラブとなる底盤を接合してあるこ
とで問題点の解決を行うものである。
ブとを一体に形成し、梁の間と上下スラブ間を蓄
熱槽とするとともに梁下において、底盤熱膨張を
吸収するクツシヨン材となる弾性接合部材を介在
させて下方のスラブとなる底盤を接合してあるこ
とで問題点の解決を行うものである。
以下この考案の図示する実施例によつて説明す
る。
る。
二重スラブ5は、各蓄熱槽6の下方のスラブ部
分となる各底盤7と上方のスラブおよび梁8とが
別体に形成され、各底盤7の接合が接合部材9で
行われている。ここで符号10は断熱層であり、
また符号11は梁8と底盤7に介在させた絶縁材
である。さらに、梁8は上方のスラブ部分と一体
に形成される。
分となる各底盤7と上方のスラブおよび梁8とが
別体に形成され、各底盤7の接合が接合部材9で
行われている。ここで符号10は断熱層であり、
また符号11は梁8と底盤7に介在させた絶縁材
である。さらに、梁8は上方のスラブ部分と一体
に形成される。
なお蓄熱槽6は、上下スラブ間と梁8と梁8と
で形成され、水密性(槽内水の漏洩、槽外地下水
の侵入に対して)が必要であるが、これには止水
板12により対処してある。
で形成され、水密性(槽内水の漏洩、槽外地下水
の侵入に対して)が必要であるが、これには止水
板12により対処してある。
そしてこの止水板12の取付位置および底盤7
と梁8との関係は、この実施例の他に第2図また
は第3図に示す別態様が考えられる。
と梁8との関係は、この実施例の他に第2図また
は第3図に示す別態様が考えられる。
梁8の下において下方のスラブとなる底盤7,
7間に接合部材9を介在させて接合してある。
7間に接合部材9を介在させて接合してある。
そしてこの接合部材9は、この実施例ではクツ
シヨン材として合成ゴム板等の弾性体が使用され
ているが、これに限らず底盤7に生じる熱膨張の
吸収が可能であるクツシヨン材ならば、どのよう
なものでもよい。
シヨン材として合成ゴム板等の弾性体が使用され
ているが、これに限らず底盤7に生じる熱膨張の
吸収が可能であるクツシヨン材ならば、どのよう
なものでもよい。
さらに二重スラブは、一般に地下水圧に対する
設計でスラブ厚さが決まるので、蓄熱槽6の底盤
7に相当する下方スラブと梁8との接続に関して
配慮する必要がない。
設計でスラブ厚さが決まるので、蓄熱槽6の底盤
7に相当する下方スラブと梁8との接続に関して
配慮する必要がない。
このような構成からなる二重スラブ5の蓄熱槽
6に温湯が蓄えられると、底盤7の温度が上り熱
膨張で伸びる。
6に温湯が蓄えられると、底盤7の温度が上り熱
膨張で伸びる。
しかし接合部材9であるクツシヨン材に底盤7
の伸びが吸収され、梁8や周辺二重スラブ5に悪
影響を及ぼすことがない。
の伸びが吸収され、梁8や周辺二重スラブ5に悪
影響を及ぼすことがない。
この考案は、以上のような構成からなり、次に
述べる効果を有する。
述べる効果を有する。
二重スラブにおける各蓄熱槽の下方スラブとな
る底盤と二重スラブの梁と一体の上方のスラブと
を別体にしたことにより、下方スラブとなる底盤
間の接合部材が蓄熱槽より受ける熱での膨張を拘
束せずに行わさせることができる。
る底盤と二重スラブの梁と一体の上方のスラブと
を別体にしたことにより、下方スラブとなる底盤
間の接合部材が蓄熱槽より受ける熱での膨張を拘
束せずに行わさせることができる。
そして各底盤を熱膨張の吸収が可能であるクツ
シヨン材となる弾性接合部材により接合している
ので、底盤の伸びを確実に吸収できる。そのため
底盤に温度応力が発生させることがなく、またそ
れによるひびわれ等の損傷を上方スラブに与える
こともないので、二重スラブを長年使用できる。
シヨン材となる弾性接合部材により接合している
ので、底盤の伸びを確実に吸収できる。そのため
底盤に温度応力が発生させることがなく、またそ
れによるひびわれ等の損傷を上方スラブに与える
こともないので、二重スラブを長年使用できる。
第1図はこの考案の二重スラブを示す断面図、
第2図および第3図は、各底盤およびこの底盤と
梁との接合状態の別態様を示す断面図、第4図は
従来の二重スラブを示す断面図である。 1……蓄熱槽、2……底盤、3……梁、4……
断熱層、5……二重スラブ、6……蓄熱槽、7…
…底盤、8……梁、9……接合部材、10……断
熱層、11……絶縁材、12……止水板。
第2図および第3図は、各底盤およびこの底盤と
梁との接合状態の別態様を示す断面図、第4図は
従来の二重スラブを示す断面図である。 1……蓄熱槽、2……底盤、3……梁、4……
断熱層、5……二重スラブ、6……蓄熱槽、7…
…底盤、8……梁、9……接合部材、10……断
熱層、11……絶縁材、12……止水板。
Claims (1)
- 梁と上方のスラブとを一体に形成し、梁の間と
上下のスラブ間を蓄熱槽とするとともに、梁下に
おいて、底盤熱膨張を吸収するクツシヨン材とな
る弾性接合部材を介在させて下方のスラブとなる
底盤を接合してあることを特徴とする蓄熱槽を有
する二重スラブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2453985U JPH0512409Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2453985U JPH0512409Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140008U JPS61140008U (ja) | 1986-08-30 |
JPH0512409Y2 true JPH0512409Y2 (ja) | 1993-03-30 |
Family
ID=30518780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2453985U Expired - Lifetime JPH0512409Y2 (ja) | 1985-02-22 | 1985-02-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0512409Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-02-22 JP JP2453985U patent/JPH0512409Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140008U (ja) | 1986-08-30 |
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