JPS6137678Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6137678Y2 JPS6137678Y2 JP1041082U JP1041082U JPS6137678Y2 JP S6137678 Y2 JPS6137678 Y2 JP S6137678Y2 JP 1041082 U JP1041082 U JP 1041082U JP 1041082 U JP1041082 U JP 1041082U JP S6137678 Y2 JPS6137678 Y2 JP S6137678Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- side plate
- bottom plate
- plate
- face
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案はFRPサンドイツチ板により側板及び
底板を構成したタンクにおいて側板と底板との接
合構造を改良し耐震性能を向上させたタンクに関
するものである。
底板を構成したタンクにおいて側板と底板との接
合構造を改良し耐震性能を向上させたタンクに関
するものである。
従来、FRP板を面材とし硬質合成樹脂発泡体
等の断熱材を芯材としたサンドイツチ板により側
板及び底板を構成したタンクにおいては、底板の
上面に周縁部を残して側板を載置し側板下端と底
板の上面とを適宜手段により固着していた。又底
板の周縁部に据付金具を取付けタンクを架台に固
定していた。しかしながら、この場合、地震時等
動的負荷が生じると、タンクの側板下端と底板上
面との接合箇所に静水圧に加えて、地震による動
圧さらに転倒力が集中し、該接合箇所が破損し漏
水の虞れのあるものであつた。又底板の周縁部に
おいてもタンク本体の移動力と転倒力が集中し、
サンドイツチ板よりなる底板の周縁部が破損する
という欠点のあるものであつた。
等の断熱材を芯材としたサンドイツチ板により側
板及び底板を構成したタンクにおいては、底板の
上面に周縁部を残して側板を載置し側板下端と底
板の上面とを適宜手段により固着していた。又底
板の周縁部に据付金具を取付けタンクを架台に固
定していた。しかしながら、この場合、地震時等
動的負荷が生じると、タンクの側板下端と底板上
面との接合箇所に静水圧に加えて、地震による動
圧さらに転倒力が集中し、該接合箇所が破損し漏
水の虞れのあるものであつた。又底板の周縁部に
おいてもタンク本体の移動力と転倒力が集中し、
サンドイツチ板よりなる底板の周縁部が破損する
という欠点のあるものであつた。
本考案は、従来のこれらの欠点を改善したもの
であつて、FRPを面材とし断熱材を芯材とした
サンドイツチ板により側板と底板を構成したタン
クにおいて、側板下部をタンク内側に折曲し、タ
ンク外周より内側位置で底板を接合すると共に、
側板に固定した補強材の下端部と架台とを据付金
具にて固定してなるタンクに関するものである。
であつて、FRPを面材とし断熱材を芯材とした
サンドイツチ板により側板と底板を構成したタン
クにおいて、側板下部をタンク内側に折曲し、タ
ンク外周より内側位置で底板を接合すると共に、
側板に固定した補強材の下端部と架台とを据付金
具にて固定してなるタンクに関するものである。
以下、本考案を図面とともに更に詳細に説明す
る。
る。
第1図は本考案に係る実施例要部を示す縦断面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は本
考案に係る別の実施例要部を示す縦断面図、第4
図は第3図の−断面図である。
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は本
考案に係る別の実施例要部を示す縦断面図、第4
図は第3図の−断面図である。
第1図及び第2図において、1は側板で2枚の
FRP板よりなる面材11とその間に挾まれた硬
質ウレタンフオーム等合成樹脂発泡体よりなる断
熱材を芯材12とするサンドイツチ板によつて構
成されている。側板1の下部はタンク内側に向つ
て折曲して形成してある。2は底板であつて、側
板1と同様2板のFRP板よりなる面材21と断
熱材を芯材22とするサンドイツチ板によつて形
成してある。
FRP板よりなる面材11とその間に挾まれた硬
質ウレタンフオーム等合成樹脂発泡体よりなる断
熱材を芯材12とするサンドイツチ板によつて構
成されている。側板1の下部はタンク内側に向つ
て折曲して形成してある。2は底板であつて、側
板1と同様2板のFRP板よりなる面材21と断
熱材を芯材22とするサンドイツチ板によつて形
成してある。
底板2はタンク外周より内側位置で前記側板1
の折曲部に接合する。接合に際しては、図示の如
く側板1を構成する面材11のうちタンク外壁を
形成する面材11aを、内壁を形成する面材11
bより長く形成しておく。一方底板2の外壁を形
成する面材21を切欠いておき、このように形成
した底板2を前記側板1に突き合せ接合する。接
合にあたつて、面材11aの露出部に接着剤を塗
布しておき、面材11aの露出部と底板1の芯材
21を接着すると共に、タンク内側において側板
1の面材11bと底板2の面材21とに亘つて不
飽和ポリエステル樹脂等を含浸させたガラス繊維
マツト3を接着し、側板1と底板2を一体に接合
する。
の折曲部に接合する。接合に際しては、図示の如
く側板1を構成する面材11のうちタンク外壁を
形成する面材11aを、内壁を形成する面材11
bより長く形成しておく。一方底板2の外壁を形
成する面材21を切欠いておき、このように形成
した底板2を前記側板1に突き合せ接合する。接
合にあたつて、面材11aの露出部に接着剤を塗
布しておき、面材11aの露出部と底板1の芯材
21を接着すると共に、タンク内側において側板
1の面材11bと底板2の面材21とに亘つて不
飽和ポリエステル樹脂等を含浸させたガラス繊維
マツト3を接着し、側板1と底板2を一体に接合
する。
側板1の内部には角形鋼管等の補強材4が埋め
込んであり側板1を補強している。5は側板1の
下部において、補強材4の両側にあらかじめ接着
固定した固定片であつて、合板、鋼板、合成樹脂
等からなるものである。
込んであり側板1を補強している。5は側板1の
下部において、補強材4の両側にあらかじめ接着
固定した固定片であつて、合板、鋼板、合成樹脂
等からなるものである。
据付金具6はタンク外側から補強材4の下端部
に当接し、固定片5及び面材11を貫通するボル
トにより補強材4に固定すると共に、架台7とボ
ルトにより固定する。図中8は据付金具6と側板
1との間に生じた間隙を埋めるためのスペーサで
ある。
に当接し、固定片5及び面材11を貫通するボル
トにより補強材4に固定すると共に、架台7とボ
ルトにより固定する。図中8は据付金具6と側板
1との間に生じた間隙を埋めるためのスペーサで
ある。
据付金具6を補強材4に固定するには、第1図
及び第2図に示したものに限らず、第3図及び第
4図に示す如く補強材4の下部に固定片5を固定
しておき、U字ボルトを補強材4を囲むように当
接すると共に、U字ボルト9を側板1に貫通させ
据付金具6と固定する。このようにU字ボルト9
を使用すると、タンク外側において据付金具6を
補強材4に固定する際ナツトが共回りせず好適で
ある。10はシリコン樹脂等よりなるシール材で
あつて、U字ボルト9を側板1に貫通させる際、
側板1の面材11に穿設した孔部とU字ボルト9
との間隙を埋め、水密にするためのものである。
及び第2図に示したものに限らず、第3図及び第
4図に示す如く補強材4の下部に固定片5を固定
しておき、U字ボルトを補強材4を囲むように当
接すると共に、U字ボルト9を側板1に貫通させ
据付金具6と固定する。このようにU字ボルト9
を使用すると、タンク外側において据付金具6を
補強材4に固定する際ナツトが共回りせず好適で
ある。10はシリコン樹脂等よりなるシール材で
あつて、U字ボルト9を側板1に貫通させる際、
側板1の面材11に穿設した孔部とU字ボルト9
との間隙を埋め、水密にするためのものである。
本考案は以上の如き構成としたので、従来の欠
点をなくし以下の利点を有する。すなわち、
FRP板を面材とし断熱材を芯材としたサンドイ
ツチ板により側板と底板を構成したタンクにおい
て、側板下部をタンク内側に折曲し、タンク外周
より内側位置で側板と底板を接合したので、地震
時等動的負荷が生じても従来の如く側板と底板の
接合箇所に負荷が集中するということがなくな
り、接合箇所が破損し漏水するのを防止できると
共に、据付金具は側板に固定した補強材の下端部
に固定して、タンク本体と架台とを固定するもの
であるので、従来の如く、地震時等においてタン
ク本体の移動力と転倒力が底板に集中することが
なくなり、サンドイツチ板からなる底板が破損す
ることがない等の利点を有し、耐震性能が向上し
たタンクである。
点をなくし以下の利点を有する。すなわち、
FRP板を面材とし断熱材を芯材としたサンドイ
ツチ板により側板と底板を構成したタンクにおい
て、側板下部をタンク内側に折曲し、タンク外周
より内側位置で側板と底板を接合したので、地震
時等動的負荷が生じても従来の如く側板と底板の
接合箇所に負荷が集中するということがなくな
り、接合箇所が破損し漏水するのを防止できると
共に、据付金具は側板に固定した補強材の下端部
に固定して、タンク本体と架台とを固定するもの
であるので、従来の如く、地震時等においてタン
ク本体の移動力と転倒力が底板に集中することが
なくなり、サンドイツチ板からなる底板が破損す
ることがない等の利点を有し、耐震性能が向上し
たタンクである。
第1図は本考案に係る実施例要部を示す縦断面
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は本
考案に係る別の実施例要部を示す縦断面図、第4
図は第3図の−断面図である。 図中、1は側板、2は底板、11,11a,1
1b,21は面材、12,22は芯材、4は補強
材、6は据付金具、7は架台である。
図、第2図は第1図の−断面図、第3図は本
考案に係る別の実施例要部を示す縦断面図、第4
図は第3図の−断面図である。 図中、1は側板、2は底板、11,11a,1
1b,21は面材、12,22は芯材、4は補強
材、6は据付金具、7は架台である。
Claims (1)
- FRPを面材とし断熱材を芯材としたサンドイ
ツチ板により側板と底板を構成したタンクにおい
て、側板下部をタンク内側に折曲し、タンク外周
より内側位置で底板を接合すると共に、側板に固
定した補強材の下端部と架台とを据付金具にて固
定してなるタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041082U JPS58113694U (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | タンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1041082U JPS58113694U (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58113694U JPS58113694U (ja) | 1983-08-03 |
JPS6137678Y2 true JPS6137678Y2 (ja) | 1986-10-31 |
Family
ID=30023060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1041082U Granted JPS58113694U (ja) | 1982-01-28 | 1982-01-28 | タンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58113694U (ja) |
-
1982
- 1982-01-28 JP JP1041082U patent/JPS58113694U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58113694U (ja) | 1983-08-03 |
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