JPS6025435Y2 - 浮屋根式貯槽のシ−ル装置 - Google Patents
浮屋根式貯槽のシ−ル装置Info
- Publication number
- JPS6025435Y2 JPS6025435Y2 JP17394380U JP17394380U JPS6025435Y2 JP S6025435 Y2 JPS6025435 Y2 JP S6025435Y2 JP 17394380 U JP17394380 U JP 17394380U JP 17394380 U JP17394380 U JP 17394380U JP S6025435 Y2 JPS6025435 Y2 JP S6025435Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal
- storage tank
- floating roof
- pontoon
- membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は浮屋根式貯槽の側壁と浮屋根ポンツーンとの間
隙を密封するためのシール装置の構造に関するものであ
る。
隙を密封するためのシール装置の構造に関するものであ
る。
従来のシール装置としては、第1図に示すように弾性体
の内側にホールドダウンプレート4を沿わせたもの全体
を可続性を有するシール膜5で包み、その上部を外リム
板12上部に取付けるようにしたものが一般的である。
の内側にホールドダウンプレート4を沿わせたもの全体
を可続性を有するシール膜5で包み、その上部を外リム
板12上部に取付けるようにしたものが一般的である。
この場合、シール体が上部のみで締着される構造のため
、浮屋根が昇降する際、締着箇所を中心に、上下方向に
ずれ易く、ねじれや変形を生じ、シール機能を阻害する
欠陥があった。
、浮屋根が昇降する際、締着箇所を中心に、上下方向に
ずれ易く、ねじれや変形を生じ、シール機能を阻害する
欠陥があった。
特に寒冷地に建設された貯槽のシール装置では、シール
膜が凍結によって側壁に固着することがあり、その状態
で浮屋根が降下すると張りついたシール膜によって、ホ
ールドダウンプレート4の下端部が左上方向に引張られ
、湾曲してしまう。
膜が凍結によって側壁に固着することがあり、その状態
で浮屋根が降下すると張りついたシール膜によって、ホ
ールドダウンプレート4の下端部が左上方向に引張られ
、湾曲してしまう。
このため、従来第2図に示すように、シール体の上部の
みではなく、下部をも外リム板12に固定した構造も採
用された。
みではなく、下部をも外リム板12に固定した構造も採
用された。
この場合、シール膜が上下方向に引張られる際にも大き
な変形は生じない利点があるものの、下部取付部が貯槽
液内に浸漬しているため、下部の取付ポ]ルトが腐食し
易く、その取外しが困難であり、またシール膜にあけた
取付ボルト用の下穴から貯蔵液が内部に侵入し、弾性体
を劣化させてしまうなどの欠点があった。
な変形は生じない利点があるものの、下部取付部が貯槽
液内に浸漬しているため、下部の取付ポ]ルトが腐食し
易く、その取外しが困難であり、またシール膜にあけた
取付ボルト用の下穴から貯蔵液が内部に侵入し、弾性体
を劣化させてしまうなどの欠点があった。
さらに貯槽液が貯蔵されている時点では、浮屋根の上部
からシール体の補修交換をすることができないという保
安上致命的な欠陥がある。
からシール体の補修交換をすることができないという保
安上致命的な欠陥がある。
本考案は、これらの欠点を解決したもので、その要旨と
するところは、袋状のシール体下部に帯状の固定バーを
挿嵌できるような孔を形成する固定金具を装着し、ポン
ツーン下端部から立ち上げられた固定バーの上端部をそ
の固定金具の孔に差し込んでシール体の下部を固定する
構造である。
するところは、袋状のシール体下部に帯状の固定バーを
挿嵌できるような孔を形成する固定金具を装着し、ポン
ツーン下端部から立ち上げられた固定バーの上端部をそ
の固定金具の孔に差し込んでシール体の下部を固定する
構造である。
次に本考案の実施例を図面に従って説明する。
第3図、第4図において、1は貯槽側壁、2は貯槽内を
昇降する浮屋根ポンツーンである。
昇降する浮屋根ポンツーンである。
まず、剛性を有するホールドダウンプレート4に密着し
て、その貯槽壁側に弾性体3を装着し、その両者を包み
込むように袋状のシール膜5を設けて環状間隙を密封す
る。
て、その貯槽壁側に弾性体3を装着し、その両者を包み
込むように袋状のシール膜5を設けて環状間隙を密封す
る。
さらにシール膜5の下部には、貯槽の円周方向に延在す
る帯状のシール膜突起部7を設ける。
る帯状のシール膜突起部7を設ける。
なお、突起部7は第3図に示すように一枚の袋状のシー
ル膜5の下部に予めシール膜5と一体的に成形されても
よい゛し、第5図に示すように、2枚のシール膜の下端
部を重ね合わせて、形成しても良い。
ル膜5の下部に予めシール膜5と一体的に成形されても
よい゛し、第5図に示すように、2枚のシール膜の下端
部を重ね合わせて、形成しても良い。
この突起部の両面を帯状の2枚のクランピングバー8,
9ではさみこみ、下部取付ボルト14で固定する。
9ではさみこみ、下部取付ボルト14で固定する。
さらに、内側クランピングバー9の内側に、帯状または
棒状の固定バーを差込むことができるような孔を形成す
るところの例えばコの字型の下部固定金具10を取付け
る。
棒状の固定バーを差込むことができるような孔を形成す
るところの例えばコの字型の下部固定金具10を取付け
る。
一方、ポンツーンの下端部に溶接などによって固定し、
上方に向け、立設する帯状または棒状の固定バー11を
設ける。
上方に向け、立設する帯状または棒状の固定バー11を
設ける。
図面では帯状の固定バーで例示する。
(、、p ′シール体6
の下部に取付けられた下部固定金具10の孔にシール固
定バー11を上端部から差し込み、シール体6を環状間
隙部に落としこむ。
の下部に取付けられた下部固定金具10の孔にシール固
定バー11を上端部から差し込み、シール体6を環状間
隙部に落としこむ。
袋状のシール膜5の両縁部とシール固定バ□−11の上
端およびホールドダウンプレート4の上端部ムま重ね合
せて外リム板12上端部に、゛主部固定ボルト13′に
て締着固定する。
端およびホールドダウンプレート4の上端部ムま重ね合
せて外リム板12上端部に、゛主部固定ボルト13′に
て締着固定する。
本考案によれば、シール体の上部と下部の2ケ所で固定
される構造である−ため、第1゛図ピ示すような従来の
上部のみの固定構造より、はるかに堅固でありシール体
のねじれ、変形は少ない。
される構造である−ため、第1゛図ピ示すような従来の
上部のみの固定構造より、はるかに堅固でありシール体
のねじれ、変形は少ない。
特)′L凍結によるシール膜の側板への張りつきを剥離
するのに大きな力を要する寒冷地に建設される貯槽のシ
ール装置として有効である。
するのに大きな力を要する寒冷地に建設される貯槽のシ
ール装置として有効である。
また、下部の固定には浮屋根上部方向から下部固定金具
10の孔にシール固定バー11を差し込むだけであるρ
マ心組立作業が容易であり、特に石油類を畔畔中でシ浮
屋根上部からシール体の交換、、りどの補蜂作革が可能
であり、保安管理上有効である。
10の孔にシール固定バー11を差し込むだけであるρ
マ心組立作業が容易であり、特に石油類を畔畔中でシ浮
屋根上部からシール体の交換、、りどの補蜂作革が可能
であり、保安管理上有効である。
また、第2図に示す従来のシール体の下部固定構造のよ
うに;シール膜下部を貫通するボルトがないため、ボル
トの腐食による着脱作業の繁雑さや弾性体内部への貯槽
液の侵入のおそれもない。
うに;シール膜下部を貫通するボルトがないため、ボル
トの腐食による着脱作業の繁雑さや弾性体内部への貯槽
液の侵入のおそれもない。
第1図はシール膜の上部のみを固定する従来構造のシー
ル装置を表わす断面図で゛あり、その破線部はシール膜
5が貯槽側壁1に張りつき、かつ、浮屋根が降下する際
のホールドダウンプレート4の屈折状態およびシール体
6の変形状部を示す断面図である。 第2図は上部及び下部を山定した従来のシール装置例を
厨子断面図である。 第3図1よ本考案の一実施例を表す断面図であり、第4
図は:第□3図1こおけるA−A矢撓図で*社”第5図
はシール膜突起部の構造の他の実施例を示す断面図であ
る。 1・・・・・・貯槽側壁、2・・・・・・浮屋根ポンツ
ーン、3・・・・・・弾性体、4・=・晶ホールドダウ
ンプL/−ト、5・◆゛・・・・シール膜、6・曲・シ
ール体、7・・曲シール膜突起部、8・・・・・・外側
クランピングバー、9・・曲内側クランピングバー 1
0・・・・・・下部固定金具、11品・・シール固定バ
ー、12・・・・・・外リム板、13・・・・・・上部
固定ボルト、14・曲・下部取付ボルト。
ル装置を表わす断面図で゛あり、その破線部はシール膜
5が貯槽側壁1に張りつき、かつ、浮屋根が降下する際
のホールドダウンプレート4の屈折状態およびシール体
6の変形状部を示す断面図である。 第2図は上部及び下部を山定した従来のシール装置例を
厨子断面図である。 第3図1よ本考案の一実施例を表す断面図であり、第4
図は:第□3図1こおけるA−A矢撓図で*社”第5図
はシール膜突起部の構造の他の実施例を示す断面図であ
る。 1・・・・・・貯槽側壁、2・・・・・・浮屋根ポンツ
ーン、3・・・・・・弾性体、4・=・晶ホールドダウ
ンプL/−ト、5・◆゛・・・・シール膜、6・曲・シ
ール体、7・・曲シール膜突起部、8・・・・・・外側
クランピングバー、9・・曲内側クランピングバー 1
0・・・・・・下部固定金具、11品・・シール固定バ
ー、12・・・・・・外リム板、13・・・・・・上部
固定ボルト、14・曲・下部取付ボルト。
Claims (1)
- 浮屋根式貯槽の貯槽側壁1と浮屋根ポンツーン2との間
の環状間隙を密封するために、弾性体3とホールドダウ
ンプレート4を包み込み間隙を一周する袋状のシール膜
5で樹皮されるシール体6において、シール膜下部に、
貯槽円周方向に延在する帯状のシール膜突起部7を設け
、その外内面+−eれぞれ帯体の外側クランピングバー
8と内側クランピングバー9ではさみこみ、かつ、内側
クランピングバー9の内側に差し込み孔を形成する下部
固定金具1.0を取付け、一方・ポンツーン下端部に下
端を固定し、上方に向は立設した帯状のシール固定バー
11の上端部から前記固定金具10゜をポンツーン底部
まで差し込んだ後に外リム板12上端部にて前記シール
固定バー11の上端と袋状のシール膜5の両縁部および
ホールドダウンプレート4の上端部を重ね合せて、上部
固定ボルト13にて、締着することを特徴とする浮屋根
式貯槽のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394380U JPS6025435Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | 浮屋根式貯槽のシ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17394380U JPS6025435Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | 浮屋根式貯槽のシ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5798289U JPS5798289U (ja) | 1982-06-16 |
JPS6025435Y2 true JPS6025435Y2 (ja) | 1985-07-30 |
Family
ID=29965870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17394380U Expired JPS6025435Y2 (ja) | 1980-12-05 | 1980-12-05 | 浮屋根式貯槽のシ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6025435Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-05 JP JP17394380U patent/JPS6025435Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5798289U (ja) | 1982-06-16 |
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