JPS5942200B2 - 貯槽における漏液捕集装置 - Google Patents
貯槽における漏液捕集装置Info
- Publication number
- JPS5942200B2 JPS5942200B2 JP52003758A JP375877A JPS5942200B2 JP S5942200 B2 JPS5942200 B2 JP S5942200B2 JP 52003758 A JP52003758 A JP 52003758A JP 375877 A JP375877 A JP 375877A JP S5942200 B2 JPS5942200 B2 JP S5942200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leakage
- collection
- liquid
- receiving plate
- storage tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、貯槽における漏液捕集装置に関する。
本発明は主として低温液化ガス用貯槽の漏液捕集装置に
関するものであるが、従来の捕集装置は、薄膜金属（又
は非金属）の液密一体構造であつて、液が外部や二次断
熱層内に漏れないように支圧壁、一次断熱層などを介し
て内槽を包含する手段や、木材による液密一体構造にて
断熱層へ浸透する漏液を防ぎ捕集する手段などがとられ
ていた。前者は液密一体構造であるため継ぎ目を溶接な
どでシールする必要があり、このように溶接した場合に
は漏液捕集装置に面外変形が生じ、この面外変形の上に
内槽を施工することは困難なばかりでなく、タンクヘの
液の出し入れによつてタンク及び本装置の安全性を阻害
することになる。また歪の少い溶接や完全なシールなど
の困難な作業が要求され且つ製作費も割高となり、更に
支圧壁、一次断熱層などを介するためそれらへの液の浸
透は防ぐことができずタンク補修時における断熱層のガ
スパージが困難である。また後者は木材自身への液の浸
透は防ぐことができず前者と同様にガスパージが困難で
あるなど数々の欠点を有するものである。
関するものであるが、従来の捕集装置は、薄膜金属（又
は非金属）の液密一体構造であつて、液が外部や二次断
熱層内に漏れないように支圧壁、一次断熱層などを介し
て内槽を包含する手段や、木材による液密一体構造にて
断熱層へ浸透する漏液を防ぎ捕集する手段などがとられ
ていた。前者は液密一体構造であるため継ぎ目を溶接な
どでシールする必要があり、このように溶接した場合に
は漏液捕集装置に面外変形が生じ、この面外変形の上に
内槽を施工することは困難なばかりでなく、タンクヘの
液の出し入れによつてタンク及び本装置の安全性を阻害
することになる。また歪の少い溶接や完全なシールなど
の困難な作業が要求され且つ製作費も割高となり、更に
支圧壁、一次断熱層などを介するためそれらへの液の浸
透は防ぐことができずタンク補修時における断熱層のガ
スパージが困難である。また後者は木材自身への液の浸
透は防ぐことができず前者と同様にガスパージが困難で
あるなど数々の欠点を有するものである。
本発明はこのような実情に鑑みなされるもので、簡単な
装置によつて従来の欠点を除去せしめ、漏液は全て捕集
樋部材にて捕集すると共にこれらを捕集ピットに集めて
回収ができるようになし、而も各部材は夫々が独立して
溶接接合が殆んど皆無であるため板厚も薄くできると共
に各部材の熱収縮による複雑な挙動に対して特別な配慮
を施す必要をなくし、捕集効率の向上を計らんとするも
のである。
装置によつて従来の欠点を除去せしめ、漏液は全て捕集
樋部材にて捕集すると共にこれらを捕集ピットに集めて
回収ができるようになし、而も各部材は夫々が独立して
溶接接合が殆んど皆無であるため板厚も薄くできると共
に各部材の熱収縮による複雑な挙動に対して特別な配慮
を施す必要をなくし、捕集効率の向上を計らんとするも
のである。
図面について実施例の詳細を説明すると、第１図はメン
ブレンタンクを示すもので、１は内槽、２は外槽、３は
側部断熱層、４は底部断熱層、５は外屋根、６は邪魔板
である。
ブレンタンクを示すもので、１は内槽、２は外槽、３は
側部断熱層、４は底部断熱層、５は外屋根、６は邪魔板
である。
７は内槽１の底部下側に数個に分割されて底部断熱層４
上に敷設された漏液受け板であつて、この実施例では５
枚の漏液受け板によつて内槽１の平面形状より若干大き
な形状が構成され、且つ各漏液受け板□間には適当な間
隙が設けられている。
上に敷設された漏液受け板であつて、この実施例では５
枚の漏液受け板によつて内槽１の平面形状より若干大き
な形状が構成され、且つ各漏液受け板□間には適当な間
隙が設けられている。
そしてこの各漏液受け板７の全ての外周縁８は第３、４
図などから明らかなように下向きに屈折されている。９
は各漏液受け板□の屈折外周縁８が介入すべく上記底部
断熱層４上面部に埋設した漏液捕集樋部材で、第２図の
ように夫々の漏液受け板７の対向部に設けられている。
図などから明らかなように下向きに屈折されている。９
は各漏液受け板□の屈折外周縁８が介入すべく上記底部
断熱層４上面部に埋設した漏液捕集樋部材で、第２図の
ように夫々の漏液受け板７の対向部に設けられている。
また上記捕集樋部材９に臨まない他の漏液受け板７の外
周縁８は環状に配設された各捕集樋部材９’に臨んでお
り、そしてこの捕集樋部材９′同志と上記各捕集樋部材
９との突き合かせ交叉部は図のように漏液捕集ピツト１
０に夫々臨んでいる。この捕集ピツト１０には夫々排液
管１１が接続されており、この排液管１１は漏液処理容
器１２に接続せしめられ回収するようにしてある。
周縁８は環状に配設された各捕集樋部材９’に臨んでお
り、そしてこの捕集樋部材９′同志と上記各捕集樋部材
９との突き合かせ交叉部は図のように漏液捕集ピツト１
０に夫々臨んでいる。この捕集ピツト１０には夫々排液
管１１が接続されており、この排液管１１は漏液処理容
器１２に接続せしめられ回収するようにしてある。
第５図のように薄膜内槽に対処するため捕集樋部材９，
９′に支圧用の受け板１３を設けるものである。本発明
は上述のように構成したので、漏液は漏液受け板によつ
て遮断されるため底部断熱層に浸透されることがなく、
漏液は受け板上面を伝つて捕集樋部材９，９′に完全に
捕集され、捕集された液体は捕集ピツトに集められ回収
することができる。本発明の大きな特長は、漏液受け板
、捕集樋部材、捕集ピツトが夫々独立しており更に溶接
などの手段によつて接合固定することなく単に重ね合わ
せたことにあり、従つて各部材の熱収縮による複雑な挙
動に対して特別な配慮を必要とせず、単なる重ね合わせ
長さを加減調節するのみでよい。
９′に支圧用の受け板１３を設けるものである。本発明
は上述のように構成したので、漏液は漏液受け板によつ
て遮断されるため底部断熱層に浸透されることがなく、
漏液は受け板上面を伝つて捕集樋部材９，９′に完全に
捕集され、捕集された液体は捕集ピツトに集められ回収
することができる。本発明の大きな特長は、漏液受け板
、捕集樋部材、捕集ピツトが夫々独立しており更に溶接
などの手段によつて接合固定することなく単に重ね合わ
せたことにあり、従つて各部材の熱収縮による複雑な挙
動に対して特別な配慮を必要とせず、単なる重ね合わせ
長さを加減調節するのみでよい。
また捕集樋部材の形状、傾斜度合い或は数を任意に選ぶ
ことにより必要な漏液処理量が確保でき、また上述した
ように溶接作業が全くないため使用する板材の厚みを極
力薄くしその結果材料の破壊靭性が増し低温に耐える高
価な材料を使用する必要がなくなるなど経済的効果も大
きい。加えて液温に耐え使用可能なものであれば金属、
非金属を問わず任意の材料を選ぶことができるなど優れ
た特長を有する。
ことにより必要な漏液処理量が確保でき、また上述した
ように溶接作業が全くないため使用する板材の厚みを極
力薄くしその結果材料の破壊靭性が増し低温に耐える高
価な材料を使用する必要がなくなるなど経済的効果も大
きい。加えて液温に耐え使用可能なものであれば金属、
非金属を問わず任意の材料を選ぶことができるなど優れ
た特長を有する。
第１図は縦断正面図、第２図は本発明装置の一部切欠平
面図、第３図は要部の斜視図、第４図は同上一部の縦断
正面図、第５図は受け板を用いた状態の要部の縦断正面
図である。 ４・・・・・・底部断熱層、７・・・・・・漏液受け板
、８・・・・・・屈折外周縁、９，９′・・・・・・捕
集樋部材、１０・・・・・・捕集ピツト。
面図、第３図は要部の斜視図、第４図は同上一部の縦断
正面図、第５図は受け板を用いた状態の要部の縦断正面
図である。 ４・・・・・・底部断熱層、７・・・・・・漏液受け板
、８・・・・・・屈折外周縁、９，９′・・・・・・捕
集樋部材、１０・・・・・・捕集ピツト。
Claims (1)
- １ 内槽の下側に数個に分割された漏液受け板を適当な
間隙を介して敷設すると共にこの各漏液受け板の外周縁
を下向きに屈折せしめ、該全ての外周縁を底部断熱層ま
たは基礎に設置し且つ夫々が独立した捕集樋部材の内部
に臨ませ、この各捕集樋部材の交叉部を夫々漏液捕集ピ
ットの内部に臨ませたことを特徴としてなる貯槽におけ
る漏液捕集装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52003758A JPS5942200B2 (ja) | 1977-01-14 | 1977-01-14 | 貯槽における漏液捕集装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP52003758A JPS5942200B2 (ja) | 1977-01-14 | 1977-01-14 | 貯槽における漏液捕集装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5389015A JPS5389015A (en) | 1978-08-05 |
| JPS5942200B2 true JPS5942200B2 (ja) | 1984-10-13 |
Family
ID=11566069
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP52003758A Expired JPS5942200B2 (ja) | 1977-01-14 | 1977-01-14 | 貯槽における漏液捕集装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5942200B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7468388B2 (ja) * | 2021-02-02 | 2024-04-16 | 株式会社島津製作所 | 液体クロマトグラフ用検出器 |
-
1977
- 1977-01-14 JP JP52003758A patent/JPS5942200B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5389015A (en) | 1978-08-05 |
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