JPS62124330A - 感温作動型流体式フアン・カツプリング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば自動車における冷却ファンの回転を制御
１〜で、絶えず走行状態に応じた冷却送風ｔを機関に供
給する感温作動型流体式フアン・カツプリング装置にお
ける回転制御特性の改善に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、この株のフアン・カツプリング装置としては第３
図に例示するように、カバー（２３つとケース（２３つ
とによる密封４匣の内部？、支切板１２（イ）によって
油溜り室に）と駆動ディスク（ハ）を内装するトルク伝
達室ＣＱとに区劃し、且つトルク伝達室（１）側より油
溜り室（至）側に通じるボンピング機能部の近傍に循環
流通路（５）を設けて構成していたに過ぎなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、これら従来のフアン・カツプリング装置
にあっては、循５ｉ１流通路（５）側が油面下に没した
状態、即ち下方位置において回転停止した場合に、停止
の間に油溜シ室（ハ）内の油が循環流通路＠金繰てトル
ク伝達室Ｑｅに自然逆流して該トルク伝達室及びトルク
伝達間隙部に集溜することとなシ、また保合状態（高ト
ルク伝達状態）で回転停止して油がトルク伝達室（イ）
及びトルク伝達間隙部に充分に残溜している場合に、次
の…開始動後に第４図の特性曲巌（ロ）に示すようにフ
ァン回転全急激に上昇せしめることとなり、時に寒冷、
低現時に暖気運転全阻害して機関に悪影響？及ぼし、同
時に異常なファン騒音を発生する間Ｎｋ有するものであ
った。

本発明はこのような従来のｉＩ前記問題を極めて効果的
に解決する念めに、密封４匣の外周附近に、内部の油の
温度変化によって膨脹、収縮する感温棒全内装し次曲の
集溜室牙設けて構成せしめることにより、フアン・カツ
プリング装置本来の使用目的に加えて、該フアン・カツ
プリング装置の如何なる位置での回転停止状態にあって
も、機関始動直後の急激な回転上昇全阻止して異常なフ
ァン騒音の発生を防止し、同時に寒冷、低温時の暖気運
転を効果的に発揮し７て機関への悪影響の憂いをなくす
ことのできるフアン・カツプリング装置全提案すること
？目的とするものである。

〔問題を解決する念めの手段〕

木兄明け、先端に駆動ディスクを固着した回転１１ｑｉ
＋　１４上に支承され、且つ外周に冷却ファン部材才取
イ１けたカバーとケースとからなる抜駆＠側の密封器１
里の同部金、内部流体の流出調整孔を有する支切板によ
って油溜り室とＩＪＩＩ記駆動デイスクを内装するトル
ク伝達室とに区１１シ、更に回転時の油の集７Ｗ？する
駆動ディスクの外周側壁部と対向する密封器１嘔側の内
周側壁面の一部に種部と、これに連ってトルク伝達室側
より油／８ノ９室側に通ずる循環流通路？形成するとと
もに、外部周囲の温度が設定値金越えるとｔｉｉｌ記支
切収支切板調整孔全開放し、設定値以下では閉鎖する弁
部材を、前記密封４匣のｉｉＪ面に設けた感温体が温度
変化により彎曲、ｆ　ＩＦ形することに追従して連動す
るように連桿を介して１１１部に備え、内装した駆動デ
ィスクと前記密封４匣との間のトルク伝達間隙での油鎗
の有効接触面積全増減せしめて、駆動側の回転軸体から
被駆動側の密封４匣へのトルク伝達全制御するフアン・
カツプリング装置において、前記密封４匣の外周附近に
トルク伝達室に通ずる油の集溜ｖを設け、且つ該集溜室
内に内部の油の温度変化によって膨脹、収縮する感温体
を内装して構成（〜た感温作動型光本式フアン・カツプ
リング装置４全要旨とするものであり、更に前記油の集
溜室を循環流通路に対向して近傍する密封４匣側の外周
附近に位置して設け、また、集溜室全密封器匣の外周附
近の周方向に親数個所設け、一方前記感温体全す−モワ
ックス或いはベローズによって構成するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例金図面に基づいて説明すれば、
第１図は本発明の感温作動型流体式フアン・カツプリン
グ装置４の縦断面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線の堰附近
の一部切欠き断面図であり、（１）は先端に円盤状から
なる駆動ディスク（２）全固着し、且つ後端部に取付は
フランジ壁（１つ全有する回転軸体であって、該軸体上
に軸受によってケース（３つ全支承し、且つ該ケースの
前面にカバー（３つ全封着して相互に破駆動側としての
密封４匣（３）？構成するものである。（４）は密封４
匣（３）の内部を油溜り室（５）とトルク伝達室（６）
とに区劃した支切板であり、該支切板に油溜り室（５）
からトルク伝達室（６）への流出調整孔（杓を設けであ
る。尚（６′ンはトルク伝達室（６）にあって駆動ディ
スク（２）と密封４匣（３）との対向面により構成され
たトルク伝達間隙である。（８）は流出調整孔（・１つ
全開閉する弁部材であって、油溜り室（５）側の支切板
（４）の表面にその一端が鋲看され、他端が流出調整孔
（４つ部に位置して設けられており、カバー（３つの…
■面に固定したブランケツト（７）にその七１１端部全
係支した板状、賓イメタルからなる感温１４ＭＱωが外
部周囲の温度変化に伴って彎曲歪変形することに追従し
て連動する連桿αυにより作動するものである。（９）
は駆動ディスク（２）の外周側債に対向する油の集溜す
るケース（３″）側の内周側壁面の一部に設けた回転方
向の手前のボンピング機能全盲する項部（９′）に近設
し、トルク伝達室（６）側より油溜り室（５）側に通ず
る循環流通路である。Ｕ）は密封４匣（３）の外周附近
に、内部にサーモワックス或いはペロース等により内部
の油の温度変化によって膨脹、収縮する感温体ａｙを内
装して設けた油の集溜室であって、好ましくは循環流通
路（９）に対向して近傍する密封４匣（３）側の外周附
近の位置に、或いは該密封４匣の外局附近の周方向に複
数個所設けてなるものである。ＣＦ）は密封４匣（３）
の外周に取付けられたファン部材である。尚第４図にン
ける（イ）は本発明によるフアン・カツプリング装置の
性能時性曲Ｍ’に示すものである。

〔作　用〕

本発明はこのように構成されているため、例えフアン・
カツプリング装置が保合状態、即ち高トルクの伝達状態
にあって回転停止した場合においても、トルク伝達室（
６）側に残溜する油が自然流下してその殆んどが集溜室
（１２１内に溜ることとなり、循環流通路（９）側が油
面下に没した状態、即ち下方位置において回転停止した
場合には、油溜り室（５）側の油が該循環流通路を経て
自然逆流して前記トルク伝達室（６）側の油と共に流下
して前記集溜室α２に溜ることとなる。そして次の機関
始動後における油の温度上昇に伴う設定温度に達するこ
とにより、逐次感温体（１３）が膨脹して集溜室ｕ４の
各項を縮少（−で該集溜室の前金１ルク伝達室（６）側
に押し出すこととなり、従って第４図の特性曲線（イ）
に示すように、機開始ジノ直後にファン回転の急激な回
転上昇がなく、以後正常なフアン・カツプリング装置と
しての有性′ｆＣ発揮する結果となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明による感温作動型流体式フ
アン・カツプリング装置は、密封４匣（３）の外周附近
にトルク伝達室（６）に通ずる内部に内部の油の温度変
化によって膨脹、収縮する感温体（＋３）を内装した油
の集溜室ａ２１’ｒ設けて構成するため、ファン、カッ
プリング装置本来の制御特性に加え−Ｃ１如何なる回転
停止の状態にあっても、磯開始動ｉｋ後の急激なファン
回転の上昇を阻止して異常なファン騒音の発生を防止す
ることができ、同時に寒冷、低温時の暖気運転音一層効
果的に発揮して機関への悪影響の憂い金なくすことので
きた極めて有用なフアン・カツプリング装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例金示す感温作動型流体式ファ
ン、カップリング装置の縦断面図、第２図は第１図Ａ−
Ａ＝７の種部附近の一部切欠き断面図、第３図は従来例
金示す循環流通路附近の一部切欠き断面図、第４図は本
発明と従来技術との比較性能特性曲線図である。 （３）・・・密封４匣、（６）・・・トルク伝達室、α
２・・・集溜室、０段・・・感温体 特許出願人　臼井１１際産業株式会社 代　理　人　　押　　　１）　　良　　　久“・）■ 堵１図 第４［！ＩＺ 肋間 第２図 糖３図 ３−・乙！４昼匣 ６−）ルア磯１′！ １２−　　東）ぎ杢 １．５−、へ；１床

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端に駆動デイスクを固着した回転軸体上に支承
   され、且つ外周に冷却フアン部材を取付けたカバーとケ
   ースとからなる被駆動側の密封器匣の内部を、内部流体
   の流出調整孔を有する支切板によつて油溜り室と前記駆
   動デイスクを内装するトルク伝達室とに区劃し、更に回
   転時の油の集溜する駆動デイスクの外周側壁部と対向す
   る密封器匣側の内周側壁面の一部に堰部と、これに連つ
   てトルク伝達室側より油溜り室側に通ずる循環流通路を
   形成するとともに、外部周囲の温度が設定値を越えると
   前記支切板の流出調整孔を開放し、設定値以下では閉鎖
   する弁部材を、前記密封器匣の前面に設けた感温体が温
   度変化により彎曲歪変形することに追従して連動するよ
   うに連桿を介して内部に備え、内装した駆動デイスクと
   前記密封器匣との間のトルク伝達間隙での油量の有効接
   触面積を増減せしめて、駆動側の回転軸体から被駆動側
   の密封器匣へのトルク伝達を制御するフアン・カツプリ
   ング装置において、前記密封器匣（３）の外周附近にト
   ルク伝達室（６）に通ずる油の集溜室（１２）を設け、
   且つ該集溜室内に内部の油の温度変化によつて膨脹、収
   縮する感温体（１３）を内装して構成したことを特徴と
   する感温作動型流体式フアン・カツプリング装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載において、前記油の集
   溜室（１２）を循環流通路（９）に対向して近傍する密
   封器匣（３）の外周附近に位置して設けたことを特徴と
   する感温作動型流体式フアン・カツプリング装置。
3. （３）特許請求の範囲第１項記載において、前記油の集
   溜室（１２）を密封器匣（３）の外周附近の周方向に複
   数個所設けたことを特徴とする感温作動型流体式フアン
   ・カツプリング装置。
4. （４）特許請求の範囲第１項記載において、前記感温体
   （１３）サーモワツクス或いはベローズによつて構成し
   たことを特徴とする感温作動型流体式フアン・カツプリ
   ング装置。