JPS62122752A - 透湿・防水性積層体 - Google Patents

透湿・防水性積層体

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JPS62122752A
JPS62122752A JP26256385A JP26256385A JPS62122752A JP S62122752 A JPS62122752 A JP S62122752A JP 26256385 A JP26256385 A JP 26256385A JP 26256385 A JP26256385 A JP 26256385A JP S62122752 A JPS62122752 A JP S62122752A
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permeable
polypropylene
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菅井 章郎
洋平 川口
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 近時家庭用や工業用に吸湿剤が多用され、一方スポーツ
ウエアなどにも通気、透湿、防水性が盛んに活用されて
きている。本発明による積層体は主に家庭用、工業用の
吸湿剤を入れる袋として利用されるものである。すなわ
ち本発明による積層体をヒートシールによシ製袋し、こ
の中に塩化カルシウムなどの吸湿剤を封入する。この吸
湿剤を封入した袋を家庭内の押入れやふとんなどおよび
水分を嫌う錆びやすい機器類のバッキングなど除湿した
い場所やパッケージ内に設置することによシ除湿を容易
に行なおうとするものである。吸湿剤入りの袋の具備す
べき必須条件は容易に湿気を通し、吸湿剤が吸湿して溶
液となった場合にはその液体を袋外に漏れないようにす
る防水性能が必要である。こXに透湿、防水性・ヒート
シール強度が必要な理由がある。本発明はこれらを満足
する鋳層体に関する。
〔従来の技術〕
透湿、防水性を賦与する方法として微多孔性ポリオレフ
ィンシートや四ふっ化エチレンフィルムが利用され、ま
たは基体にポリウレタンを塗布し湿式製膜法で微多孔性
を得るなどの方法が用いられている。しかしながら四ふ
っ化エチレンやポリウレタンではコスト的に高く、又製
袋にも問題があシ包材用に利用することは困難である。
こ\において微多孔性ポリオレフィンシートが有効に利
用される。ところがこの微多孔性ポリオレフィンシート
は強度が低く、またヒートシール適性も低いためシート
単独では包材として使用するには不適当である。そのた
め、ポリオレフィン不織布やポリオレフィン割布(スリ
ットヤーン織物)などと微多孔性ポリオレフィンシート
を熱圧ロールでラミネートして使用するのが一般的であ
った〇しかし、この過程で微多孔性ポリオレフィンシー
トの軟化点以上の熱を加えねばならず、その上圧力をか
けてラミネートするため折角の微多孔が変形縮小し透湿
性能が著しく低下するという欠点があった。
〔発明が解決しよりとする問題点〕
微多孔性ポリオレフィンシートの有する透湿性。
防水性・通気性を損わず、かつヒートシール性と強度を
賦与することに問題がある。
〔問題点を解決するだめの手段および作用〕前述のとと
く微多孔性ポリオレフィンシートは強度が弱く、ヒート
シール性が低いため単独に使用することはできない。し
たがってこれらの欠点をカッ々−し、有する特長を保持
する手段を講じなければならない。その手段として イ、ポリオレフィンシートの強度を補強するための補強
材を積層する。
ロ、ヒートシール性を賦与するために低融点の樹脂材を
積層する。
ハ、微多孔性を保持するため空隙率の大きい不織布を使
用し、出来るだけ低圧力、低温で接着できる手段を工程
的に考慮する。
二、防水性を保持するため界面活性剤の使用はできるだ
け最低限に抑える。
前述のイ6ロ、ハ、および二のj項目を満足さすべく本
発明者等は鋭意研究し本発明を完成するに至ったもので
ある。以下その内容につき詳述する。
ポリオレフィンシートと低温で熱融着さすためにエチレ
ン醋ビ共重合樹脂を、ヒートシール性を高めるためにポ
リエチレンを利用する着想をもって、これらを満足さす
ためにはコンジュゲート繊維による不織布が最適である
との結論を得た。すなわち芯部分としてポリプロピレン
を用い、鞘部分としてエチレン・醋ビ共重合物と低密度
ポリエチレンの二種類の繊維からなる不織布を製造し、
これを微多孔性ポリオレフィンシートに積層することに
より目的を達することを見出した。不織布の製造法とし
てはアクリル系エマルジョン等をノ々インダーとして用
いるいわゆる浸漬法乾式不織布があるが、この方法によ
る不織布はエマルジョンに含まれる界面活性剤のため防
水性が大巾に低下するという欠点があり使用できない。
そこで本発明者らは不織布の製法として湿式法による2
槽抄きを採用した。すなわち第1捲においてポリプロピ
レン/低密度ボリエナレンの芯/鞘コン、)−ゲート繊
維を用い、第、2槽においてポリプロピレン/エチレン
、醋ビ共重合物の芯/鞘コンジュゲート狽維を用い、こ
の1層を積層して一体化した2層シートを作製し、エチ
レン、醋ビ共重合物の融点以上で、低密度ポリエチレン
の融点以下の温度で乾燥、加熱して2層を融着させ2層
不織布積層体(第1図〕を得た。又、不織布製造法とし
てカー1?方式による乾式製造法によってウェブを形成
しても同様の熱融着不織布が得られるが、カーl?方式
の場合はカード適性を得るために繊維に油材や界面活性
剤などの助剤付着しており、この助剤のために防水性を
大巾にそこなう欠点がある。得られたλ層不麟布積層体
を微多孔性ポリオレフィンシート(し1」えば商品名N
Fシート徳山ソーダ族)にエチレン、醋ビ共重合物側を
接着面として積層し111℃に加熱したフェルトカレン
ダーで処理することによりエチレン、醋ビ共重合物のみ
が溶融し、ポリオレフィンシートと融危し一体化した積
層体(第2図)が得られた。この場合フェルトカレンダ
ーであることにより圧力は最低でポリオレフィンシート
の微多孔性を損う心配はない。フェルトカレンダーを用
いる代りに適当な間隙を設けた低温熱ロールの間を通過
さすことによっても同様の効果が得られる。
以上は片面のみに積層する場合について記述したが、全
く同様の工程により両面に積層することも可能であシ、
片面か両面かは使用する包材の用途、物性などによシ適
宜選択すればよい。両面積層体を第3図に示す。
〔発明の効果〕
本発明により得られた積層体は透湿性、防水性。
通気性1強度、ヒートシール性にすぐれ、加工性もよく
十分実用に耐えうる効果を有するものであった。また不
織布の種類(重量2強度、コンジュゲート繊維の組合せ
など)を変えることにより衣料分野その他への展開も可
能な製品である。
〔実施例〕
実施例1 繊維の太さJ  、MJ、細長juのポリプロピレンを
芯成分、低密度ポリエチレンを鞘成分としたコンジュゲ
ート繊維(大和紡製NBF−Hタイプ)と太さλ 、繊
維長juのポリプロピレンを芯成分。
エチレン醋ピ共重合物を鞘成分としたコンジュゲート繊
維(大和紡製NBF−Eタイプ)でそれぞれ重量が30
 gr/rts” 、と/3gJ−の湿式不織布を製造
し、両者をエチレン、醋ビ共重合物の軟化温度以上で、
?リエテレンの軟化温度以下で乾燥、加熱し一体化した
2層積層体と微多孔性ポリオレフィンシート(NF’シ
ート徳山ソーダ製)とをエチレン、醋ビ共重合物がNF
レシート接するように積層し111°Cに加熱したフェ
ルトカレンダーで処理した。得られた積層体は第1表に
示す通り微多孔性ポリオレフィンの基本物性を殆んど損
うことなく強度−ヒートシール性にすぐれた積ta体で
あった。
実施例コ 実施例1はNFレシート片面にλ層積層体を積層した例
であるが、同様にして両面から積層し、720℃に加熱
したフェルトカレンダーで処理した。
得られた積層体は第1表に示す通り所期の目的を達成し
たもので、両面にヒートシール性を賦与したものであっ
た。
比較例/。
実施例/で用いたNBF’−Hタイプ(太さ3 。
繊維長j112m、ポリプロピレン/ポリエチレンの芯
/鞘コンジュゲート繊維)で重量ttsv仔の湿式不織
布を製造し、これとNFレシート積層し、130℃に加
熱したスチールカレンダーで処理した。
得られた積層体の物性は第1表に示す通り、NFレシー
ト基本物性を著しく低下させ、単に強度およびヒートシ
ール性だけを向上させたにすぎず、必要な透湿性におい
て使用に耐えないものであった。
比較例λ NBF−Hタイプの不織布カーr用繊維(太さ3 、繊
維長j/2Lllのポリプロピレン/ポリエチレンの芯
/鞘コンジュゲート繊維)を用い、重量桔g/−のカー
−ウェブを作9.130℃の加熱カレンダーを通して不
織布を製造した。これと比較例1゜と同様にNFレシー
トを積層した。得られた積層体の物性は第1表に示す通
り、IFレシート基本物性を著しく低下させ、防水性能
も低下して実用性に欠けるものであった。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図に本発明の一実施例を示す。 第1図は、2層不織布積層体の断面を、第2図は本発明
による片面積層体の断面を、第3図は本発明による両面
積層体の断面を示す。 3・・・微多孔性ポリオレフィンシート第1図 第2図 第8囚 手続補正書 昭和t/年/り−ミC日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)微多孔性ポリオレフィン樹脂シートの片面もしく
    は両面に、少くとも二種類のコンジュゲート繊維を含む
    不織布を積層してなる積層体であって、該コンジュゲー
    ト繊維の一種類は鞘成分としてポリエチレンからなり、
    他方は同じく鞘成分として該樹脂シートに良好な熱融着
    性を有する樹脂からなることを特徴とする透湿、防水性
    積層体の製造方法。
  2. (2)不織布の構造が2層不織布積層体である特許請求
    の範囲第(1)項記載の透湿、防水性積層体の製造方法
  3. (3)2層不織布積層体の一方がポリプロピレン/ポリ
    エチレンの芯/鞘コンジュゲート繊維よりなり、他方が
    ポリプロピレン/エチレン、醋ビ共重合物の芯/鞘コン
    ジュゲート繊維よりなる特許請求の範囲第(2)項記載
    の透湿、防水性積層体の製造方法。
  4. (4)不織布が湿式法の2槽抄き不織布である特許請求
    の範囲第(1)項ないし(3)項記載の透湿、防水性積
    層体の製造方法。
JP26256385A 1985-11-25 1985-11-25 透湿・防水性積層体 Expired - Lifetime JPH0641195B2 (ja)

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