JPH0424480B2 - - Google Patents

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JPH0424480B2
JPH0424480B2 JP1071884A JP1071884A JPH0424480B2 JP H0424480 B2 JPH0424480 B2 JP H0424480B2 JP 1071884 A JP1071884 A JP 1071884A JP 1071884 A JP1071884 A JP 1071884A JP H0424480 B2 JPH0424480 B2 JP H0424480B2
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JP
Japan
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moisture
paper
absorbing
crepe
absorbing paper
Prior art date
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JP1071884A
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English (en)
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JPS60155797A (ja
Inventor
Fumio Tsunoda
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Publication of JPH0424480B2 publication Critical patent/JPH0424480B2/ja
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  • Sanitary Thin Papers (AREA)
  • Bedding Items (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Body Washing Hand Wipes And Brushes (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、おしぼり、タオル、テーブルクロ
ス、シーツあるいは包装用の緩衝材等に使用され
る積層紙の製造方法に関するものである。
従来技術 従来、このような積層紙として種々のものがあ
るが、いずれも外観と使用感に劣るものが多い。
例えば、微細な平行クレープを有する和紙を熱融
着性和紙の両面に配置し、これをクレープと平行
に走る多数の平行線上において熱融着することに
より3層構造とした和紙(例えば実用新案公告昭
和50年第22085号)がある。ところが、この構造
においてはクレープと平行に熱融着するために、
水分を含ませると表面の和紙が中間紙から離れる
ように膨出し、外観が悪化するばかりでなく肌ざ
わりも悪かつた。そのため、実用性にとぼしいも
のである。
また、熱融着性のある合成樹脂系繊維を混入し
た縮み和紙を数枚重ね、これを任意の形状に沿つ
て一定巾の線状に加圧融着させるもの(例えば特
許出願公告昭和56年第47318号)があるが、これ
は、各層が同質であることから、収縮率あるいは
延び率の差を利用してしわを設けることができな
いので、しわが単調なものとなつて外観及び使用
感が良くなかつた。
目 的 この発明は、上記の問題を解決して、外観及び
使用感に優れる積層紙を製造する方法を提供する
ことを目的とする。
構 成 この目的のために、この発明においては (a) 合成繊維を含みかつクレープを有する第1の
吸湿紙に、合成繊維を含まずかつ一方向にに延
びる多数のクレープを形成した第2の吸湿紙を
積層する工程、 (b) 第2の吸湿紙のクレープに対して直交する方
向に延びる複数条のヒートセツト部を形成し
て、そのヒートセツト部において両吸湿紙を相
互に融着する工程、 (c) 更にこれら融着された両吸湿紙に水分を含浸
させ新たなクレープを形成する工程、 とからなる構成をとる。
実施例 以下、この発明の実施例につき説明する。積層
紙1は第1図ないし第3図に示すように第1の吸
湿紙2と第2の吸湿紙3との積層構造からなる。
第1の吸湿紙2は、吸湿紙の繊維の一部にポリ
エチレンポリプロピレン及びポリエステルのよう
な熱融着性を有する合成樹脂の繊維(以下合成繊
維)を混抄したものである。そして、この第1の
吸湿紙2は周知の方法で形成されるウエツトクレ
ープ、ドライクレープ、エンボスクレープ等のク
レープを有している。
合成繊維を含まない第2の吸湿紙3は、その表
面にクレープ4が一方向に一面に延びる。そし
て、このクレープ4と直交する方向に一定のピツ
チで延びるヒートセツト部6において、この第2
の吸湿紙3は第1の吸湿紙2と熱融着されてい
る。積層紙1にはクレープと略同一方向に走る大
じわ5が不規則に混在している。
第4図は第2の吸湿紙3の積層前の状態を示
す。この時には吸湿紙3は一様なクレープ4を全
面に有するだけである。これクレープ4は、詳細
な説明は省略するが、抄紙機のドライヤ上で適当
な水分を持つた原紙を、ドクタープレードにて剥
ぎとりつつ平行しわを生ぜしめるなどの慣用の技
術によるものである。
この第2の吸湿紙3を第1の吸湿紙2上に重
ね、一対のヒートセツトローラ7,7(第5図)
の間にクレープ4と直交する方向に通す。ヒーツ
トセツトローラ7,7はその表面に一定ピツチで
1〜3mm幅のビード8をもち、このビード8が一
定間隔(10mm〜20mm)をおいて相対するよう平行
に配置されたものである。また、その内部に収納
した図示しない加熱手段により、第1の吸湿紙2
の合成繊維が溶融するに充分な温度まで加熱昇温
されている。このヒートセツトローラ7,7を通
つた第一の吸湿紙2と、第2の吸湿紙3とは、こ
のため、ビード8と等しい幅及びビツチのヒート
セツト部6において加熱圧接されて互いに融着し
一枚の積層紙となる。このとき、ヒートセツト部
6とクレープ4との延びる方向は互いに直交して
いる。
つぎに、この一枚となつた積層紙1に噴霧機等
により表裏から適量の水分を含ませると、吸湿紙
3は吸水しクレープ4と直交する方向に伸びる。
これは、一般にクレープ4を有する第2の吸湿紙
3が吸水すると、伸長してクレープのない平坦な
状態になろうとするからである。ところが、第1
の吸湿紙2は合成繊維を含んでいるため、第2の
吸湿紙2より吸水割合が少ないので吸湿紙3のよ
うには伸びない。この結果、第1の吸湿紙2と第
2吸湿紙3とは、クレープ4と直交する方向に伸
びの差を生じ、たるみを生じる。ところが、この
クレープ4と直交する方向には、一定間隔(10mm
〜20mm)でヒートセツト部6が伸びており、この
ヒートセツト部6においては、第2の吸湿紙3は
第1の吸湿紙2と互いに融着しているため、伸び
の差によるたるみは大きく一箇所に集中すること
ができない。この結果第1図、第2図に示すよう
に、大じわ5がヒートセツト部6の方向にほぼ均
等で分散してクレープ4と大じわ5とが混在す
る。このようにして生じた大じわ5は、この後乾
燥させても消失せず、クレープ4の間に大じわ5
が明瞭に形成されて、両者4,5が混在する積層
紙1が得られる。
以上説明した積層紙1は、クレープ4、大じわ
5が適当にかつほぼ均一に分散して肌ざわりが良
くまた外観にも優れる。
また、ヒートセツト部6をクレープ4と直交す
る方向に設けたことにより、クレープ4の間に大
じわ5を容易に作ることができる。また、この大
じわ5とクレープ4との割合は、ヒートセツト部
6のピツチ、クレープ4の大きさ、吸湿紙2の合
成繊維混抄率、吸水量などによつて容易に調節可
能であり、もつとも望ましい割合は積層紙を容易
に製造することができる。さらに、この実施例の
おいては、第2の吸湿紙3のみならず第1の吸湿
紙2にもクレープが形成されているので、より一
層肌ざわりを良くすることができる。
なお、以上においては積層紙1は二層で構成し
たが、第6図に示すように、第1の吸湿紙2の表
裏両面に第2の吸湿紙3を配置する三層構成や第
1の吸湿紙2を2枚、第2の吸湿紙3を3枚用い
て交互に重ねる五層構成などが可能である。この
ようにすることにより、さらに吸湿性がよくかつ
肌ざわり、外観がよい積層紙となる。
また、第1の吸湿紙2の着色模様を施すことも
できる。このようにすれば、水分を含ませて使用
に供する場合、模様が鮮明に浮き出て美的効果を
高め、商品価値を向上させる。第1の吸湿紙2全
体を着色しても同様に吸湿によりヒートセツト部
の色がより強く浮き出し、同様の美的効果が得ら
れる。
効 果 以上のごとく、本発明の製造方法によれば肌ざ
わりよく、かつ外観にも優れた積層紙を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸湿紙を示す平面図、第2図はその部
分拡大図、第3図は積層状態を示す断面図、第4
図は吸湿紙3の積層前の表面を示す平面図、第5
図は積層行程を示す正面図、第6図は他の積層例
を示す断面図である。 積層紙……1、合成繊維を含む第1の吸湿紙…
…2、合成繊維を含まない第2の吸湿紙……3、
クレープ……4、ヒートセツト部……6。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 合成繊維を含みかつクレープを有する第
    1の吸湿紙2に、合成繊維を含まず、かつ一方
    向に延びる多数のクレープを形成した第2の吸
    湿紙3を積層する工程、 (b) 第2の吸湿紙3のクレープに対して直交する
    方向に延びる複数条のヒートセツト部6を形成
    して、そのヒートセツト部6において両吸湿紙
    2,3を相互に融着する工程、 (c) 更にこれら融着された両吸湿紙2,3に水分
    を含浸させ新たなクレープを形成する工程、 とからなるおしぼり等に使用される積層紙の製造
    方法。 2 ヒートセツト部のピツチは、10〜20mmである
    特許請求の範囲第1項に記載のおしぼり等に使用
    される積層紙の製造方法。 3 各ヒートセツト部6の幅は1mm〜3mmである
    特許請求の範囲第1項に記載のおしぼり等に使用
    される積層紙の製造方法。 4 合成繊維を含む第1の吸湿紙2の両面に合成
    繊維を含まない第2の吸湿紙3を重ねた三層構造
    である特許請求の範囲第1項ないし第3項のうち
    いずれか1項に記載のおしぼり等に使用される積
    層紙の製造方法。 5 合成繊維を含む第1の吸湿紙2全体が着色さ
    れている特許請求の範囲第1項ないし第4項のう
    ちいずれか1項に記載のおしぼり等に使用される
    積層紙の製造方法。
JP59010718A 1984-01-23 1984-01-23 おしぼり等に使用される積層紙の製造方法 Granted JPS60155797A (ja)

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