JPH04100985A - 合成皮革の製造方法 - Google Patents
合成皮革の製造方法Info
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- JPH04100985A JPH04100985A JP21754890A JP21754890A JPH04100985A JP H04100985 A JPH04100985 A JP H04100985A JP 21754890 A JP21754890 A JP 21754890A JP 21754890 A JP21754890 A JP 21754890A JP H04100985 A JPH04100985 A JP H04100985A
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Landscapes
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、合成皮革の製造方法に関し、表面のシボ模
様が立体的であって、天然皮革様の自然な二色感を備え
た合成皮革を提供する。
様が立体的であって、天然皮革様の自然な二色感を備え
た合成皮革を提供する。
(従来の技術)
二色感を備えた合成皮革を得るための方法として、転写
法による合成皮革の製造方法が知られている。すなわち
、シボ模様を備えた転写用離型紙上に合成皮革の表面被
覆層を形成するための第1層および第2層を、両者に色
調の差を付して積層し、これを織物、編物および不織布
等の繊維シートからなる基体層の表面に転写する方法で
あり、得られた合成皮革上では、シボの谷部の第1層が
薄くなるため、谷部に第2層の色調が透けて見掛は上の
二色感が得られる。
法による合成皮革の製造方法が知られている。すなわち
、シボ模様を備えた転写用離型紙上に合成皮革の表面被
覆層を形成するための第1層および第2層を、両者に色
調の差を付して積層し、これを織物、編物および不織布
等の繊維シートからなる基体層の表面に転写する方法で
あり、得られた合成皮革上では、シボの谷部の第1層が
薄くなるため、谷部に第2層の色調が透けて見掛は上の
二色感が得られる。
また、特開平2−2993号公報には、優れた凹凸模様
を得るための方法として、基体層の表面に機械的変形に
より亀裂を形成する樹脂または樹脂組成物の下地層を付
与し、エンボス加工して表面に凹凸を形成し、該凹凸模
様の凸部に亀裂を生じない樹脂または樹脂組成物の凸部
被覆層を付与した後、機械的変形を与えて上記凹凸模様
の凹部に亀裂を形成させる方法が開示されている。
を得るための方法として、基体層の表面に機械的変形に
より亀裂を形成する樹脂または樹脂組成物の下地層を付
与し、エンボス加工して表面に凹凸を形成し、該凹凸模
様の凸部に亀裂を生じない樹脂または樹脂組成物の凸部
被覆層を付与した後、機械的変形を与えて上記凹凸模様
の凹部に亀裂を形成させる方法が開示されている。
(発明が解決しようとする課題)
転写法によって二色感を得るための従来方法は、表面被
覆層の第1層が薄くなることを利用するだけであって、
第1層が谷部にもそのまま残留するので、二色感か弱く
、谷部と山部との間に艶または光沢の差がなく、かつ表
面の凹凸形状も転写用離型紙の表面形状以上に凹凸差が
生しるものではなく、立体感に乏しいという問題があっ
た。
覆層の第1層が薄くなることを利用するだけであって、
第1層が谷部にもそのまま残留するので、二色感か弱く
、谷部と山部との間に艶または光沢の差がなく、かつ表
面の凹凸形状も転写用離型紙の表面形状以上に凹凸差が
生しるものではなく、立体感に乏しいという問題があっ
た。
また、特開平2−2993号公報に記載された方法は、
基体層の表面に下地層を付与した後にエンボス加工して
凹凸を形成するので、基体層がソフトな編地の場合は微
妙なシボが付き難く、また基体層のすぐ上の下地層に亀
裂が形成され、下地層の凸部は亀裂の生じない凸部被覆
層で被覆されるので、亀裂が凹部のみに限定して形成さ
れ、凸部には全く形成されないため、天然皮革調の自然
さに欠けていた。
基体層の表面に下地層を付与した後にエンボス加工して
凹凸を形成するので、基体層がソフトな編地の場合は微
妙なシボが付き難く、また基体層のすぐ上の下地層に亀
裂が形成され、下地層の凸部は亀裂の生じない凸部被覆
層で被覆されるので、亀裂が凹部のみに限定して形成さ
れ、凸部には全く形成されないため、天然皮革調の自然
さに欠けていた。
この発明は、転写法を使用し、かつ表面被覆層の第1層
を亀裂の生じ易い樹脂組成物で形成することにより、谷
部の第1層に亀裂が形成されて凹凸差および二色感が増
大し、天然皮革調の自然な風合いが生じると共に、基体
層がソフトな編地の場合にも微妙なシボを形成できるよ
うにしたものである。
を亀裂の生じ易い樹脂組成物で形成することにより、谷
部の第1層に亀裂が形成されて凹凸差および二色感が増
大し、天然皮革調の自然な風合いが生じると共に、基体
層がソフトな編地の場合にも微妙なシボを形成できるよ
うにしたものである。
(課題を解決するための手段)
この発明の合成皮革の製造方法は、織物、編物および不
織布等の繊維シートからなる基体層の表面に樹脂組成物
からなるシボ付けされた表面被覆層を転写法によって積
層する合成皮革の製造方法において、上記の表面被覆層
として破断伸度が30%未満の樹脂組成物からなる第1
層、および上記第1層と同一の延伸条件では破断しない
樹脂組成物からなる第2層を転写法によって同時に積層
し、次いで上記の積層体に機械的延伸を加えることによ
り上記表面被覆層の第1層の谷部およびその付近に亀裂
を生じさせることを特徴とする。
織布等の繊維シートからなる基体層の表面に樹脂組成物
からなるシボ付けされた表面被覆層を転写法によって積
層する合成皮革の製造方法において、上記の表面被覆層
として破断伸度が30%未満の樹脂組成物からなる第1
層、および上記第1層と同一の延伸条件では破断しない
樹脂組成物からなる第2層を転写法によって同時に積層
し、次いで上記の積層体に機械的延伸を加えることによ
り上記表面被覆層の第1層の谷部およびその付近に亀裂
を生じさせることを特徴とする。
この発明で使用する基体層は、天然繊維、合成繊維等か
らなる織物、編物および不織布等の繊維シート、またこ
れらの繊維シートにポリウレタンエラストマー、天然ゴ
ム、合成ゴム等の弾性ポリマーを含浸させたもの、また
はこれらのシートの表面に更に上記の弾性ポリマーから
なる多孔質層を積層したもののいずれでもよく、特に上
記の繊維シートに上記多孔質層を積層したものが好まし
い。
らなる織物、編物および不織布等の繊維シート、またこ
れらの繊維シートにポリウレタンエラストマー、天然ゴ
ム、合成ゴム等の弾性ポリマーを含浸させたもの、また
はこれらのシートの表面に更に上記の弾性ポリマーから
なる多孔質層を積層したもののいずれでもよく、特に上
記の繊維シートに上記多孔質層を積層したものが好まし
い。
この発明で使用する表面被覆層の第1層は、ポリウレタ
ンエラストマー、ポリアミノ酸エラストマー、ポリアミ
ドエラストマーのいずれか一種のエラストマーまたは2
種以上のエラストマーの混合体に無機または有機の充填
剤、および着色剤として顔料を添加した樹脂組成物であ
り、この発明の特徴とする点は、この第1層を構成する
樹脂組成物の破断伸度が30%以下、好ましくは10%
以下であることである。このような樹脂組成物は、エラ
ストマー中に充填剤および着色剤を混合し、均一に分散
することによって製造される。
ンエラストマー、ポリアミノ酸エラストマー、ポリアミ
ドエラストマーのいずれか一種のエラストマーまたは2
種以上のエラストマーの混合体に無機または有機の充填
剤、および着色剤として顔料を添加した樹脂組成物であ
り、この発明の特徴とする点は、この第1層を構成する
樹脂組成物の破断伸度が30%以下、好ましくは10%
以下であることである。このような樹脂組成物は、エラ
ストマー中に充填剤および着色剤を混合し、均一に分散
することによって製造される。
また、表面被覆層の第2層は、上記第1層を補強し、か
つ第1層との間に二色感を生じさせる塗膜層であり、例
えばポリウレタンエラストマーポリアミノ酸エラストマ
ー、ポリアミドエラストマーのいずれか一種または2種
以上の混合体に着色剤としての顔料を添加した樹脂組成
物である。
つ第1層との間に二色感を生じさせる塗膜層であり、例
えばポリウレタンエラストマーポリアミノ酸エラストマ
ー、ポリアミドエラストマーのいずれか一種または2種
以上の混合体に着色剤としての顔料を添加した樹脂組成
物である。
この第2層は、上記の第1層に亀裂を生じさせる延伸条
件下において亀裂か生じないことか必要であり、その好
ましい破断伸度は200%以上であり、特に300%以
上が好ましい。かかる樹脂組成物は、エラストマー中に
着色剤を混合し、均一に分散することによって得られる
。
件下において亀裂か生じないことか必要であり、その好
ましい破断伸度は200%以上であり、特に300%以
上が好ましい。かかる樹脂組成物は、エラストマー中に
着色剤を混合し、均一に分散することによって得られる
。
この発明では、上記の表面被覆層の第1層および第2層
が転写法によって上記基体層の表面に積層される。この
転写に使用される剥離紙は、表面にシボを成形したもの
であり、この剥離紙上に上記の第1層および第2層が、
第1層を剥離紙側にして、あらかじめ積層される。なお
、この積層順が入れ替わると、この発明の目的が達成さ
れない。
が転写法によって上記基体層の表面に積層される。この
転写に使用される剥離紙は、表面にシボを成形したもの
であり、この剥離紙上に上記の第1層および第2層が、
第1層を剥離紙側にして、あらかじめ積層される。なお
、この積層順が入れ替わると、この発明の目的が達成さ
れない。
しかして、上記第1層の厚みは2〜10μが、また第2
層の厚みは5〜20μがそれぞれ好ましい。また、第1
層および第2層の合計厚みは7〜30μが好ましい。な
お、上記の転写に際しては、上記第2層と基体層との間
に二液型ポリウレタン等の接着剤を介在させて接着して
もよく、また第2層がホットメルト性を有する場合、そ
のホットメルト性を利用して熱接着により積層してもよ
い。
層の厚みは5〜20μがそれぞれ好ましい。また、第1
層および第2層の合計厚みは7〜30μが好ましい。な
お、上記の転写に際しては、上記第2層と基体層との間
に二液型ポリウレタン等の接着剤を介在させて接着して
もよく、また第2層がホットメルト性を有する場合、そ
のホットメルト性を利用して熱接着により積層してもよ
い。
上記の転写によって得られた合成皮革は、幅出し機によ
る延伸、ヤマサ揉み機による機械的ねじれ、または液流
染色機による引っ張り等の種々の方法によって延伸され
、これによって表面被覆層の第1層に亀裂が付与される
。
る延伸、ヤマサ揉み機による機械的ねじれ、または液流
染色機による引っ張り等の種々の方法によって延伸され
、これによって表面被覆層の第1層に亀裂が付与される
。
(作用)
基体層の表面に表面被覆層の第1層および第2層を転写
法によって積層することにより、転写剥離紙表面の凹凸
に対応するシボ状の凹凸を備えた上記の第1層、第2層
と、この第2層を支持する基体層とからなる合成皮革が
得られる。第1図は、この転写した状態の合成皮革の断
面図を示し、■は基体層、2は表面被覆層の第1層、3
は第2層であり、この第1層2および第2層3に山部4
および谷部5が形成されてシボ模様を現出している。
法によって積層することにより、転写剥離紙表面の凹凸
に対応するシボ状の凹凸を備えた上記の第1層、第2層
と、この第2層を支持する基体層とからなる合成皮革が
得られる。第1図は、この転写した状態の合成皮革の断
面図を示し、■は基体層、2は表面被覆層の第1層、3
は第2層であり、この第1層2および第2層3に山部4
および谷部5が形成されてシボ模様を現出している。
次いで、この合成皮革に機械的延伸を加えることにより
、第2図に示すように、破断伸度が低い第1層2の特に
厚みの小さい谷部5に亀裂6が発生し、この亀裂6から
第2層が現れ、そのため谷部5が一層深くなって立体感
が増大し、かつ第1層2および第2層3の色調をあらか
じめ相違させておくことにより山部4と谷部5の色調差
が大きくなって二色感が強調される。ただし、第1層2
を構成する樹脂組成物の破断伸度が30%を超えると、
上記の亀裂6が発生し難くなり、所望の効果が得られな
い。なお、上記第1層2の破断伸度を10%以下に設定
した場合は、亀裂6が一層容易に発生し、かつ谷部5か
ら山部4の一部にも亀裂6が延びて天然皮革様の自然な
外観に一層近接する。また、第2層3を構成する樹脂組
成物の破断伸度が低く、200%未満の場合は、上記の
延伸処理によって第2層3の一部、特に谷部5に亀裂が
発生して基体層1が露出することがあるので、好ましく
ない。
、第2図に示すように、破断伸度が低い第1層2の特に
厚みの小さい谷部5に亀裂6が発生し、この亀裂6から
第2層が現れ、そのため谷部5が一層深くなって立体感
が増大し、かつ第1層2および第2層3の色調をあらか
じめ相違させておくことにより山部4と谷部5の色調差
が大きくなって二色感が強調される。ただし、第1層2
を構成する樹脂組成物の破断伸度が30%を超えると、
上記の亀裂6が発生し難くなり、所望の効果が得られな
い。なお、上記第1層2の破断伸度を10%以下に設定
した場合は、亀裂6が一層容易に発生し、かつ谷部5か
ら山部4の一部にも亀裂6が延びて天然皮革様の自然な
外観に一層近接する。また、第2層3を構成する樹脂組
成物の破断伸度が低く、200%未満の場合は、上記の
延伸処理によって第2層3の一部、特に谷部5に亀裂が
発生して基体層1が露出することがあるので、好ましく
ない。
(実施例)
実施例1
ポリエステル繊維およびレーヨン繊維が65/35の比
率で混紡された20番手の紡績糸を用いて綾織物を製織
、起毛し、得られた目付量180g/dの起毛布帛にポ
リウレタンエラストマー15重量%およびDMF溶剤8
5重量%からなる組成物を900g/mの付量で塗布し
、湿式凝固法で成膜し、乾燥して基体層Iを得た。
率で混紡された20番手の紡績糸を用いて綾織物を製織
、起毛し、得られた目付量180g/dの起毛布帛にポ
リウレタンエラストマー15重量%およびDMF溶剤8
5重量%からなる組成物を900g/mの付量で塗布し
、湿式凝固法で成膜し、乾燥して基体層Iを得た。
一方、旭ロール株式会社製の離型紙(絞AR128)上
に表面被覆層の第1層としてポリウレタンエラストマー
10重量%、軽質炭酸カルシウム10重量%および着色
顔料3重量%を含むDMF/MEK混合溶液をクリアラ
ンスナイフコーター法によって50g/rrfの付量で
塗布し、乾燥して厚み10μ、破断伸度10%の第1層
の塗膜を形成した。次いで、この第1層の塗膜上にポリ
ウレタンエラストマー15重量%および着色顔料5重量
%を含むDMF/MEK混合溶液を同様に100 g/
rdの付量で塗布し、乾燥して厚み20μ、破断伸度4
50%の第2層の塗膜を形成した。
に表面被覆層の第1層としてポリウレタンエラストマー
10重量%、軽質炭酸カルシウム10重量%および着色
顔料3重量%を含むDMF/MEK混合溶液をクリアラ
ンスナイフコーター法によって50g/rrfの付量で
塗布し、乾燥して厚み10μ、破断伸度10%の第1層
の塗膜を形成した。次いで、この第1層の塗膜上にポリ
ウレタンエラストマー15重量%および着色顔料5重量
%を含むDMF/MEK混合溶液を同様に100 g/
rdの付量で塗布し、乾燥して厚み20μ、破断伸度4
50%の第2層の塗膜を形成した。
しかるのち、上北基体層lの表面に離型紙を、その第2
層3が接するように重ね、温度140°Cの加熱シリン
ダで30秒間圧着し、離型紙上の第1層2および第2層
3を基体層1の上に転写して合成皮革を得た。そして、
この合成皮革に手揉み処理を施したところ、前記第2図
に示すように谷部5に亀裂6が発生し、立体感および二
色感に優れた天然皮茶請の合成皮革が得られた。
層3が接するように重ね、温度140°Cの加熱シリン
ダで30秒間圧着し、離型紙上の第1層2および第2層
3を基体層1の上に転写して合成皮革を得た。そして、
この合成皮革に手揉み処理を施したところ、前記第2図
に示すように谷部5に亀裂6が発生し、立体感および二
色感に優れた天然皮茶請の合成皮革が得られた。
実施例2
ナイロン6からなる50デニール、48フイラメントの
マルチフィラメント糸を使用してトリコットを製編し、
その上にポリウレタンエラストマー10重量%およびD
MF溶剤90重量%からなる組成物を750 g/dの
付置で塗布し、湿式凝固法により成膜し、乾燥して基体
層1とした。
マルチフィラメント糸を使用してトリコットを製編し、
その上にポリウレタンエラストマー10重量%およびD
MF溶剤90重量%からなる組成物を750 g/dの
付置で塗布し、湿式凝固法により成膜し、乾燥して基体
層1とした。
一方、旭ロール株式会社製の離型紙(絞AR100)上
に表面被覆層の第1層としてポリウレタンエラストマー
10重量%、軽質炭酸カルシウム10重量%および着色
顔料2重量%を含むDMF/MEK混合溶液をクリアラ
ンスナイフコーター法によって40g/rrfの付置で
塗布し、乾燥して厚み8μ、破断伸度lO%の第1層の
塗膜を形成した。次いで、この第1層の塗膜上にポリウ
レタンエラストマー15重量%および着色顔料5重量%
を含むDMF/MEK混合溶液を同様に80g / r
dの付量で塗布し、乾燥して厚み16μ、破断伸度50
0%の第2層の塗膜を形成した。
に表面被覆層の第1層としてポリウレタンエラストマー
10重量%、軽質炭酸カルシウム10重量%および着色
顔料2重量%を含むDMF/MEK混合溶液をクリアラ
ンスナイフコーター法によって40g/rrfの付置で
塗布し、乾燥して厚み8μ、破断伸度lO%の第1層の
塗膜を形成した。次いで、この第1層の塗膜上にポリウ
レタンエラストマー15重量%および着色顔料5重量%
を含むDMF/MEK混合溶液を同様に80g / r
dの付量で塗布し、乾燥して厚み16μ、破断伸度50
0%の第2層の塗膜を形成した。
しかるのち、離型紙上の第1層2および第2層3を実施
例Iと同様にして基体層1の上に転写して合成皮革を製
造した。そして、この合成皮革を幅出し機に仕掛けて幅
方向に40%延伸したところ、谷部5に亀裂6が発生し
、立体感に優れ、かつゴム弾性が低下した天然皮茶請の
外観および風合いが得られた。
例Iと同様にして基体層1の上に転写して合成皮革を製
造した。そして、この合成皮革を幅出し機に仕掛けて幅
方向に40%延伸したところ、谷部5に亀裂6が発生し
、立体感に優れ、かつゴム弾性が低下した天然皮茶請の
外観および風合いが得られた。
(発明の効果)
この発明に係る合成皮革の製造方法は、基体層に表面被
覆層の第1層および第2層を転写によって積層する方法
であって、転写剥離紙上で上記の第1層および第2層に
あらかじめシボ状の凹凸を形成し、かつ上記の第1層と
して破断伸度か30%以下の樹脂組成物を使用し、転写
終了後に延伸して第1層の谷部に亀裂を生じさせる方法
であるから、基体層としてソフトな編地を使用した場合
にも製品の合成皮革に微妙なシボ模様を現出することが
でき、かつ第1層に亀裂が発生することによりシボの谷
部か深くなってシボの立体感か増大し、さらに亀裂から
第2層か露出するので、あらかじめ第1層および第2層
の色調に差を付与しておくことにより、二色感が増幅さ
れると共に、山部と谷部との間に光沢や艷の差か生じ、
また製品を折り曲げることにより亀裂の幅か広かったり
、亀裂か山部に延びたりして製品の外観か天然皮革に一
層近くなる。
覆層の第1層および第2層を転写によって積層する方法
であって、転写剥離紙上で上記の第1層および第2層に
あらかじめシボ状の凹凸を形成し、かつ上記の第1層と
して破断伸度か30%以下の樹脂組成物を使用し、転写
終了後に延伸して第1層の谷部に亀裂を生じさせる方法
であるから、基体層としてソフトな編地を使用した場合
にも製品の合成皮革に微妙なシボ模様を現出することが
でき、かつ第1層に亀裂が発生することによりシボの谷
部か深くなってシボの立体感か増大し、さらに亀裂から
第2層か露出するので、あらかじめ第1層および第2層
の色調に差を付与しておくことにより、二色感が増幅さ
れると共に、山部と谷部との間に光沢や艷の差か生じ、
また製品を折り曲げることにより亀裂の幅か広かったり
、亀裂か山部に延びたりして製品の外観か天然皮革に一
層近くなる。
図面はこの発明の実施態様を例示するものであり、第1
図は転写後の合成皮革の断面図、第2図は延伸処理後の
合成皮革の断面図である。 1:基体層、2:表面被覆層の第1層、3 表面被覆層
の第2層、4:山部、5 谷部、6・亀裂。 特許出願人 東洋クロス株式会社 代理人 弁理士 吉 1)了 司
図は転写後の合成皮革の断面図、第2図は延伸処理後の
合成皮革の断面図である。 1:基体層、2:表面被覆層の第1層、3 表面被覆層
の第2層、4:山部、5 谷部、6・亀裂。 特許出願人 東洋クロス株式会社 代理人 弁理士 吉 1)了 司
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 〔1〕織物、編物および不織布等の繊維シートからなる
基体層の表面に樹脂組成物からなるシボ付けされた表面
被覆層を転写法によって積層する合成皮革の製造方法に
おいて、上記の表面被覆層として破断伸度が30%未満
の樹脂組成物からなる第1層、および上記第1層と同一
の延伸条件では破断しない樹脂組成物からなる第2層を
転写法によって同時に積層し、次いで上記の積層体に機
械的延伸を加えることにより上記表面被覆層の第1層の
谷部に亀裂を生じさせることを特徴とする合成皮革の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21754890A JPH04100985A (ja) | 1990-08-18 | 1990-08-18 | 合成皮革の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21754890A JPH04100985A (ja) | 1990-08-18 | 1990-08-18 | 合成皮革の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100985A true JPH04100985A (ja) | 1992-04-02 |
Family
ID=16705986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21754890A Pending JPH04100985A (ja) | 1990-08-18 | 1990-08-18 | 合成皮革の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04100985A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09188975A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-22 | Toray Ind Inc | 皮革様シート状物およびその製造方法 |
KR100355843B1 (ko) * | 2000-07-04 | 2002-10-12 | 디에이치 월드 주식회사 | 인조 피혁 및 그의 제조방법 |
KR20040072049A (ko) * | 2003-02-07 | 2004-08-16 | 가부시키가이샤 구라레 | 스웨드조 피혁 모양 시트 및 그의 제조방법 |
JP2012127010A (ja) * | 2010-12-13 | 2012-07-05 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | 合成皮革及びその製造方法 |
CN104271824A (zh) * | 2013-08-01 | 2015-01-07 | 浙江皮意纺织有限公司 | 一种会呼吸的全粒面仿皮的生产方法 |
CN104594066A (zh) * | 2015-02-12 | 2015-05-06 | 昆山协孚人造皮有限公司 | 干法裂纹革及其生产方法 |
-
1990
- 1990-08-18 JP JP21754890A patent/JPH04100985A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09188975A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-22 | Toray Ind Inc | 皮革様シート状物およびその製造方法 |
KR100355843B1 (ko) * | 2000-07-04 | 2002-10-12 | 디에이치 월드 주식회사 | 인조 피혁 및 그의 제조방법 |
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WO2015013961A1 (zh) * | 2013-08-01 | 2015-02-05 | 浙江皮意纺织有限公司 | 一种会呼吸的全粒面仿皮的生产方法 |
CN104594066A (zh) * | 2015-02-12 | 2015-05-06 | 昆山协孚人造皮有限公司 | 干法裂纹革及其生产方法 |
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