JPS5919757Y2 - 壁装材 - Google Patents
壁装材Info
- Publication number
- JPS5919757Y2 JPS5919757Y2 JP16104479U JP16104479U JPS5919757Y2 JP S5919757 Y2 JPS5919757 Y2 JP S5919757Y2 JP 16104479 U JP16104479 U JP 16104479U JP 16104479 U JP16104479 U JP 16104479U JP S5919757 Y2 JPS5919757 Y2 JP S5919757Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall covering
- covering material
- yarns
- yarn
- fibers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Finishing Walls (AREA)
- Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は壁などに貼って使用する壁装材に関する。
一般に、織物によって複雑な模様を現わすことは極めて
大変な手数を要し、しかもその模様に顕著に立体性を付
与するとなると更に面倒且つ困難になる。
大変な手数を要し、しかもその模様に顕著に立体性を付
与するとなると更に面倒且つ困難になる。
従って壁装材の分野における永遠の課題は、如何にして
高級織物であるかの如く見間違えるような壁装材たらし
めるかにあるといえ、また、この課題解決に向けられた
多くの提案がこれ迄なされて来た。
高級織物であるかの如く見間違えるような壁装材たらし
めるかにあるといえ、また、この課題解決に向けられた
多くの提案がこれ迄なされて来た。
このような提案の一つとして、一定方向に密に並んだ糸
条を利用する試みが実公昭51−40325号公報によ
って従来公知である。
条を利用する試みが実公昭51−40325号公報によ
って従来公知である。
ところがこれは、紙シートの表面に熱溶融性糸を一定方
向に密に並列配置し、加熱エンボス加工で融着すると同
時に凹凸模様を形成したものであったから、得られた装
飾紙の凸部には糸が並列して残っているけれども、凹部
は糸が溶融消失して硬い風合の平坦面となり、しかも凸
部から凹部に変る所ではエンボスがシャープに入ってエ
ツジ部分がとがったものとなる欠点があった。
向に密に並列配置し、加熱エンボス加工で融着すると同
時に凹凸模様を形成したものであったから、得られた装
飾紙の凸部には糸が並列して残っているけれども、凹部
は糸が溶融消失して硬い風合の平坦面となり、しかも凸
部から凹部に変る所ではエンボスがシャープに入ってエ
ツジ部分がとがったものとなる欠点があった。
織物をエンボスしてみればわかるように、凸部から凹部
に変る所は繊維の弾性で比較的丸味をもって変化するの
が本来の姿なのである。
に変る所は繊維の弾性で比較的丸味をもって変化するの
が本来の姿なのである。
そこで、本考案は、より一層の織物感に近ずけるために
、凹部にも糸条が残っていて、エンボスしたエツジ部分
に丸味をもたした壁装材を提供することを目的とするも
ので゛ある。
、凹部にも糸条が残っていて、エンボスしたエツジ部分
に丸味をもたした壁装材を提供することを目的とするも
ので゛ある。
これを図面を参照して説明すると、本考案になる壁装材
は天然繊維、再生繊維、無機繊維から選ばれたもろ糸1
を、基材2の表面に形成した熱可塑性合成樹脂層3に一
定方向に密に並列接着し、冷エンボス加工で所望の凹凸
模様4を形成してなるものである。
は天然繊維、再生繊維、無機繊維から選ばれたもろ糸1
を、基材2の表面に形成した熱可塑性合成樹脂層3に一
定方向に密に並列接着し、冷エンボス加工で所望の凹凸
模様4を形成してなるものである。
上記もろ糸1としては、片撚糸2本を引揃えて撚り合わ
せた双糸、或いは片撚糸2本以上を引揃えて片撚糸と反
対方向に撚り合わせた所謂もろ撚糸があり、特に異なっ
た色の単糸を撚り合わせ双糸とじたもぐ糸は、その表面
模様が織物様になる所から好適といえる。
せた双糸、或いは片撚糸2本以上を引揃えて片撚糸と反
対方向に撚り合わせた所謂もろ撚糸があり、特に異なっ
た色の単糸を撚り合わせ双糸とじたもぐ糸は、その表面
模様が織物様になる所から好適といえる。
糸の太さとしては#lO〜20、配列はm当り900〜
1000本程度がよい。
1000本程度がよい。
もろ糸1を熱可塑性合成樹脂層3に接着させる接着剤と
してはアクリル系、酢ビ系、EVA樹脂系等の各種接着
剤が使用可能である。
してはアクリル系、酢ビ系、EVA樹脂系等の各種接着
剤が使用可能である。
熱可塑性合成樹脂層3に接着したもろ糸1は、常法に従
う冷エンボス加工の際、熱可塑性合成樹脂層3をゲル化
溶融させるための加熱を受けることによって、もろ糸1
のこげや劣化をみないように、予備加熱工程を経て本加
熱工程に移るようにして急激な加熱を避ける配慮が必要
である。
う冷エンボス加工の際、熱可塑性合成樹脂層3をゲル化
溶融させるための加熱を受けることによって、もろ糸1
のこげや劣化をみないように、予備加熱工程を経て本加
熱工程に移るようにして急激な加熱を避ける配慮が必要
である。
本考案の壁装材は、上記のように、単糸ではなく、もろ
糸1を使用したから、一定方向に密に並列させたときの
感じは経糸と緯糸を使ったような織物感を与える点で単
糸の場合よりも優れている。
糸1を使用したから、一定方向に密に並列させたときの
感じは経糸と緯糸を使ったような織物感を与える点で単
糸の場合よりも優れている。
このもろ糸1は綿の如き天然繊維、レーヨンの如き再生
繊維、ガラスの如き無機繊維から選ばれたものであるか
ら、熱可塑性合成樹脂層3をゲル化溶融させるための加
熱工程を経過しても溶融せず、また熱収縮量も少ない。
繊維、ガラスの如き無機繊維から選ばれたものであるか
ら、熱可塑性合成樹脂層3をゲル化溶融させるための加
熱工程を経過しても溶融せず、また熱収縮量も少ない。
更にもろ糸1を接着固定した熱可塑性合成樹脂層3を冷
エンボスしたものであるから、製品の山部表面に当る接
着固定したもろ糸1部分は製品の谷部に当るもろ糸1部
分を引張り上げるように働き、谷部のもろ糸1を完全に
樹脂中に埋没させなくして表面に顕出させる。
エンボスしたものであるから、製品の山部表面に当る接
着固定したもろ糸1部分は製品の谷部に当るもろ糸1部
分を引張り上げるように働き、谷部のもろ糸1を完全に
樹脂中に埋没させなくして表面に顕出させる。
またエンボスロールの凸部により排除した樹脂分はエン
ボスロールの凹部相当個所に流動して盛り上げるために
、製品の谷部がら山部に変る個所は、恰も本物の織物を
エンボスしたような丸味をもたせることができる。
ボスロールの凹部相当個所に流動して盛り上げるために
、製品の谷部がら山部に変る個所は、恰も本物の織物を
エンボスしたような丸味をもたせることができる。
このように本考案は高級織物の感じに更に一歩近づけた
点で優れている。
点で優れている。
第1図は本考案の壁装材の一部平面図、第2図は断面図
、第3図はもろ糸の斜視図である。 1・・・・・・もろ糸、2・・・・・・基材、3・・・
・・・熱可塑性合成樹脂層、4・・・・・・凹凸模様。
、第3図はもろ糸の斜視図である。 1・・・・・・もろ糸、2・・・・・・基材、3・・・
・・・熱可塑性合成樹脂層、4・・・・・・凹凸模様。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 天然繊維、再生繊維、無機繊維から選ばれたもろ糸
1を、基材2の表面に形成した熱可塑性合成樹脂層3に
一定方向に密に並列接着し、冷エンボス加工で所望の凹
凸模様4を形成してなる壁装材。 2 もろ糸1は異なった色の単糸を撚り合わせ双糸とじ
たもぐ糸である実用新案登録請求の範囲第1項記載の壁
装材。 3 もろ糸1を構成する糸の太さは#10〜20、配列
はm当す900〜1000本である実用新案登録請求の
範囲第1項記載の壁装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104479U JPS5919757Y2 (ja) | 1979-11-20 | 1979-11-20 | 壁装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16104479U JPS5919757Y2 (ja) | 1979-11-20 | 1979-11-20 | 壁装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5678899U JPS5678899U (ja) | 1981-06-26 |
JPS5919757Y2 true JPS5919757Y2 (ja) | 1984-06-07 |
Family
ID=29672168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16104479U Expired JPS5919757Y2 (ja) | 1979-11-20 | 1979-11-20 | 壁装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919757Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-20 JP JP16104479U patent/JPS5919757Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5678899U (ja) | 1981-06-26 |
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