JPS5815514Y2 - 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地 - Google Patents

3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地

Info

Publication number
JPS5815514Y2
JPS5815514Y2 JP5366178U JP5366178U JPS5815514Y2 JP S5815514 Y2 JPS5815514 Y2 JP S5815514Y2 JP 5366178 U JP5366178 U JP 5366178U JP 5366178 U JP5366178 U JP 5366178U JP S5815514 Y2 JPS5815514 Y2 JP S5815514Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pile
raised
knitted fabric
pattern
warp knitted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5366178U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54158076U (ja
Inventor
光太郎 小野
Original Assignee
日本マイヤ−株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本マイヤ−株式会社 filed Critical 日本マイヤ−株式会社
Priority to JP5366178U priority Critical patent/JPS5815514Y2/ja
Publication of JPS54158076U publication Critical patent/JPS54158076U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5815514Y2 publication Critical patent/JPS5815514Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は基布上に突出したパイル糸の3種類のパイル部
分により模様形成してなる起毛経編地に関するものであ
る。
従来よりパイル糸の凹凸によって立体模様を顕出した起
毛編織物は色々な加工方法によって製造したものが提案
されている。
これらの起毛編織物をその素材から分類すると、布はく
編織物を起毛して立体模様を顕出したものと、パイル編
織物より凹凸模様パイルを形成したものの2種類に大別
される。
このうち後者のものについて従来、パイル糸が編成、織
戊あるいは植込み等の手段により基布に立設したパイル
編織物を用意し、これを原材料とし各種後加工を加える
ことによって凹凸模様を顕出せしめた製品としては数多
くのものが案出されている。
しかしこれらの製品はおしなべてパイル編織物上に模様
ロールや打抜型等によって薬剤、糊等を模様状に塗布し
、この部分を固着させたのち起毛加工することにより、
非固着部分のみが起毛状態となって基布上に凹凸模様パ
イルが現出してなるものであるので、基布にパイル糸が
固着した部分と模様状に起毛された部分の2種類のパイ
ル部分の組合わせだけで柄構成が行なわれていた。
本考案は上記したような起毛編織物では表現不可能であ
った斬新な外観、即ちパイル糸の光沢、つやなどをもつ
部分を3種類のパイル部分の柄構成に生かして、立体感
及び耽美感をもつ起毛編織物を得ることを目的としてお
り、使用する基布を経編地に限定することによりループ
の経方向の連結に起因する経編独特のパイル糸の方向性
を利用することによって所望の起毛経編地を得んとした
ものである。
本考案の起毛編地を得るための基布としては、シングル
経編機により編成し編地表面に引き出されるパイル糸を
ナイフ等で編成と同時に切断される一面式のカッタパイ
ル経編地やダブル経編機によって前後両面の基布を編威
し同時にパイル糸を両基布にかけわたすことにより、前
後基布を連結しこれをセンターカットした二面式のカッ
トパイル経編地を使用するものとする。
以下上記素材から製造した起毛経編地の実施例について
詳しく説明すると、第1図はその生地断面図であって1
は基布、2は横臥パイル部分、3は起毛がなされない立
毛パイル部分、4は起毛がなされている立毛パイル部分
であり、これを更に第2図の拡大断面図により説明する
と、5は鎖編糸、6は挿入糸であって鎖編糸5によるウ
エールを連結して基布1を構成しており、これに対し7
はパイル糸であって鎖編糸5と一体的にループを形成し
てなり、横臥パイル部分2においてパイル糸7は毛先が
ループの脚方向に横臥状態を呈しているがこれはパイル
糸7に熱可塑性糸を使用しであるので横臥パイル部分2
以外が打ち抜かれた模様ロールの熱圧着加工によりパイ
ル糸7は伸展され、側面部分が表面を被覆するように基
布1に一部溶融して固着される。
又熱硬化性樹脂を介して基布1に固着形成することもで
きる。
起毛がなされない立毛パイル部分3と起毛がなされてい
る立毛パイル部分4の形成のためには、まず立毛パイル
部分3と立毛パイル部分4に対し、横臥パイル部分2を
形成するときに熱刷毛加工を施し、パイル糸7をループ
の頭方向に掻き揃えて塑性変形を与えるが、パイル糸7
はループの脚部分で屈曲されているので基布1には密着
せず基布より傾斜した状態となる。
次に立毛パイル部分4を打抜いた模様ロール(図示せず
)にこれを押しつけ、起毛パイル部分4となるべきとこ
ろのパイル糸7を模様ロールより突出されこれを起毛ロ
ール(図示せず)によって起毛加工を施して起毛がなさ
れている立毛パイル部分4を形成するものである。
以上のように形成した横臥パイル部分2.起毛がなされ
ない立毛パイル部分3及び起毛がなされている立毛パイ
ル部分4の3種類のパイル部分を柄模様に従って第3図
に例示のように配置することによって本考案の起毛経編
地が得られるものである。
かくして得られた起毛経編地は横臥パイル部分と、立毛
パイル部分及び起毛パイル部分の凹凸立体模様顕出と横
臥パイル部分と立毛パイル部分が反対方向に傾倒してい
るために光の反射により得られる表面効果とが相乗的に
作用し耽美感と立体感あるものとなり、従来にない斬新
な起毛経編地が提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例経編地の生地断面図であり、第2
図は第1図実施例生地の拡大断面図であり、第3図は模
様形成を行なってなる本考案実施例経編地編池の平面図
である。 図中 1・・・・・・基布、2・・・・・・横臥パイル
部分、3・・・・・・起毛がなされない立毛パイル部分
、4・・・・・・起毛がなされている立毛パイル部分、
5・・・・・・鎖編糸、6・・・・・・挿入糸、7・・
・・・・パイル糸である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基布より突出したパイル糸により模様形成されてなる起
    毛経編地において、熱可塑性糸からなるパイル糸が、基
    布1を形成するループの脚方向に模様ロールによって熱
    圧着されて横布に横臥してなる横臥パイル部分2と、横
    臥パイル部分2以外に加えられた熱刷毛加工により前記
    ループの頭方向で横臥パイル部分2と反対方向に傾斜し
    てなる起毛がなされない立毛パイル部分3と、起毛のな
    される部分が打ち抜かれた模様ロールによって打ち抜か
    れた個所に対応した部分に起毛がなされている立毛パイ
    ル部分4の3種類のパイル部分′により模様形成した起
    毛経編地。
JP5366178U 1978-04-21 1978-04-21 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地 Expired JPS5815514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5366178U JPS5815514Y2 (ja) 1978-04-21 1978-04-21 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5366178U JPS5815514Y2 (ja) 1978-04-21 1978-04-21 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54158076U JPS54158076U (ja) 1979-11-02
JPS5815514Y2 true JPS5815514Y2 (ja) 1983-03-29

Family

ID=28946987

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5366178U Expired JPS5815514Y2 (ja) 1978-04-21 1978-04-21 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5815514Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54158076U (ja) 1979-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU745479B2 (en) Method of forming irregularities on cloth of garment and garment
US4841749A (en) Warp-knit, weft-inserted fabric with multiple substrate layers and method of producing same
US3691971A (en) Multiple ply moire textile
JPS5815514Y2 (ja) 3種類のパイル部分より模様形成した起毛経編地
US4067278A (en) Method of decorating a fabric and the decorated fabric
JPS6352143B2 (ja)
US2362596A (en) Ornamental element for use in forming decorative materials
US3187703A (en) Moccasin type seam and methods of inserting the same
JPH04338402A (ja) 雄面ファスナーおよびその製法
CA1155657A (en) Flexible sheet material with raised decorative pattern
JP2003225104A (ja) 刺繍ストラップ
JPS624237Y2 (ja)
JPS5919757Y2 (ja) 壁装材
JP3979624B2 (ja) レース状布地の製造方法
JPS60252792A (ja) 素地への凹凸模様形成法
US2115967A (en) Composite fabric
JP3024427U (ja) レースカーテン
JPH0355577B2 (ja)
CN114575071A (zh) 一种立体毛绒感刺绣方法及其刺绣制品
JP3052702U (ja) 経編パイル布帛
JPS59100749A (ja) 経編機による毛布生地の製造法及びその毛布
JPS625480B2 (ja)
JPS629440B2 (ja)
RU2234562C1 (ru) Декоративное кружевное полотно и способ его изготовления
CN101967762B (zh) 一种缝合网格布的成型方法