JPH04338402A - 雄面ファスナーおよびその製法 - Google Patents

雄面ファスナーおよびその製法

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Publication number
JPH04338402A
JPH04338402A JP11150891A JP11150891A JPH04338402A JP H04338402 A JPH04338402 A JP H04338402A JP 11150891 A JP11150891 A JP 11150891A JP 11150891 A JP11150891 A JP 11150891A JP H04338402 A JPH04338402 A JP H04338402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
monofilament
thermoplastic resin
pile
present
knitting machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11150891A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ogawa
茂 小川
Yohei Kawaguchi
洋平 川口
Masaru Fujiwara
勝 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Dynic Corp filed Critical Dynic Corp
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Publication of JPH04338402A publication Critical patent/JPH04338402A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は繊維系素材を用いて作製
され、種々のパターンにより意匠的効果も有する生産性
に優れた雄面ファスナーおよびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、面ファスナーは主として係合機能
が重視され、装飾的ないしは意匠的効果まではほとんど
考慮されてはいなかった。また、例えば、樹脂成形、テ
ープ織機を用いる等のタイプのものは生産性が低いもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、装飾
的効果を有し、かつ生産性にも優れた雄面ファスナーを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記事情
に鑑み、基布にモノフィラメントを植設し、その先端を
肥大させたタイプの面ファスナーにおいて、その基布を
ダブルラッセル編機で得られるカットパイル状シートの
ごとき種々の形態の経編組織で構成することにより、意
匠的効果を有し、かつ生産性に優れた面ファスナーが得
られることを見い出し、本発明を完成するに至った。即
ち、本発明は、パイル糸が熱可塑性樹脂モノフィラメン
トである、ダブルラッセル編機で得られるカットパイル
状シートであって、該熱可塑性樹脂モノフィラメントの
先端部を肥大させたことを特徴とする雄面ファスナーを
提供するものである。
【0005】以下、図面を参照して本発明の雄面ファス
ナーを説明する。図1は本発明の雄面ファスナーの一具
体例を示す斜視図である。図1を参照し、本発明の雄面
ファスナー(1)は熱可塑性樹脂モノフィラメント(2
)を基布(3)に直立状に植設してなる(但し、図1で
はモノフィラメントの一部にみ図示した)。熱可塑性樹
脂モノフィラメント(2)は相手となる雌面と係合する
部分であり、一方、基布(3)はモノフィラメントを植
設するためのベース部である。
【0006】まず、基布より説明すると、本発明の基布
(3)は、ダブルラッセル編機で得られるカットパイル
状シートのごとき経編組織で構成されたものである。経
編組織の例としては、ダブルデンビー、ダブルバンダイ
ク、ダブルコード、チュール、ネット、マーキュゼッド
のごとき組織が挙げられる。また、例えば、単にシート
状とするのではなく装飾的形状とするとか、透かし部を
設けるとか、特定のデザインを編み込むごとく、これら
の組織の混合形態あるいは修飾形態であってもよい。こ
のように、ダブルラッセル編機で得られるような経編組
織で構成することにより、種々の装飾的効果ないしは意
匠的効果を面ファスナーに付与することができ、機能重
視型の用途のみならず、例えば、装身具関係あるいは室
内インテリアにも好適に使用することができる。基布の
材質は、特に限定されるものではなく、例えば、210
dNyフィラメント、210dポリエステルフィラメン
トなどを使用することができる。
【0007】次に、熱可塑性樹脂モノフィラメントにつ
いて説明する。この熱可塑性樹脂モノフィラメントは面
ファスナーのいわゆるステム部となるものであり、相手
となる雌面との係合部として機能する。先端部(4)は
肥大されている。すなわち、例えばマシュルーム形状あ
るいはマッチ棒の先端部のような形状とされ、このよう
な形状とすることによって十分な係合力が発揮される。 また、マシュルーム、マッチ棒先端部等の種々の肥大さ
れた形状とすることにより、マシュルーム等の特に強い
係合から、それほどまで強い係合ではないが用途に適し
た充分な係合まで幅広いものが本発明の雄面ファスナー
に含まれる。肥大された形状を付与するために、モノフ
ィラメントの材質としては熱可塑性樹脂を用いる。熱可
塑性樹脂の種類は特に限定されるものではなく、例えば
、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、ポリブチ
レンテレフタレート等を使用することができ、このうち
、製造において形状付与が容易なポリプロピレン、ナイ
ロンが好ましい。また、モノフィラメントの径は150
〜1000デニールとする。この太さとするのは、面フ
ァスナーのステムとして十分な強さを有して所望の係合
力を発揮できるようにするためである。また、植設密度
は150本/インチ2〜1000本/インチ2の範囲と
する。これも十分な係合力を発揮させるためである。
【0008】本発明では、かかるモノフィラメントを前
記した特別の基布に植設してなる。植設する態様、即ち
モノフィラメントが基布と連結する態様は、パイル糸を
熱可塑性樹脂モノフィラメントとして、ダブルラッセル
編機で得られるカットパイル状シートにおけるパイル糸
と基布との連結と同様である。
【0009】このような本発明の雄面ファスナーは、本
発明者らが、今回完成した新規な製法によって製造する
ことができる。従って、本発明は、ダブルラッセル編機
で2枚の基布を編成すると共に熱可塑性樹脂モノフィラ
メントを該基布の間に連結した後、該モノフィラメント
を切断し、次いで切断して生じた該モノフィラメントの
先端部を加熱して該先端部を肥大させることを特徴とす
る雄面ファスナーの製法も提供するものである。本発明
の製法においては、まず、熱可塑性樹脂モノフィラメン
トをパイル糸とし、ダブルラッセル編機を用いて基布を
編成すると共に熱可塑性樹脂モノフィラメントを2枚の
基布と連接する。ここに、ダブルラッセル編機とは、互
いに平行な2組のニードルヘッドを配置したラッセル編
機である。モノフィラメントを基布と連結する方法とし
ては、例えば、オーバーラップにより、あるいはレイイ
ンによって連結させる。連結によって図2に示すように
、2枚の基布(3)が複数のモノフィラメント(2)で
連結された構造体が得られる。次いで、ナイフ等により
連結モノフィラメントの中央部をカットして、図3に示
すごとくモノフィラメント(2)が基布(3)に植設さ
れた形態のカットパイル状シートが得られる。なお、こ
の場合、ダブルラッセル編の2層の編構造は同一でもよ
く、また異なっていてもよい。
【0010】次いで、モノフィラメントの先端部を肥大
させることによって本発明の雄面ファスナーが得られる
(図4参照)。肥大は、加熱、溶融させてマシュルーム
等の形状を付与することによって行う。加熱温度・時間
は熱可塑性樹脂、あるいはマシュルーム形状の大きさ・
形等に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリ
プロピレンの場合には、一般に、500〜700℃の加
熱ヒータでポリプロピレンのモノフィラメント先端部を
溶融させる。このように、本発明の雄面ファスナーは繊
維系素材を用いて製造するので、いわゆる長尺物の製造
が可能であり、例えば、樹脂成形タイプ等と比べて生産
性やコスト面において優れる。
【0011】かくして得られる本発明の雄面ファスナー
は、衣料用、靴、カバン、袋物、インテリア用等、ファ
ッショナブルな用途に好適に用いることができる。
【0012】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳しく
説明する。 実施例1   基布の経編用としてポリエステルからなるマルチフ
ィラメント250dの糸を用い、一方、パイル糸用の熱
可塑性樹脂モノフィラメントとして太さが250dのポ
リプロピレンモノフィラメントを用い、ダブルラッセル
編機によって、6角亀甲柄経編組織の2枚の基布を編成
しつつ、該基布間に連結部の長さが7mmとなるように
モノフィラメントを連結した(6角亀甲柄の一部を図5
に示す)。連結部の中央でモノフィラメントを切断して
、モノフィラメントの高さが3.5mmのカットパイル
状シートを得た。次いで、この構造体から直立状に伸び
るモノフィラメントの先端部を温度550℃の加熱ヒー
タで加熱することによって、モノフィラメント先端部に
マシュルーム形状を付与して本発明の雄面ファスナーを
得た。
【0013】
【発明の効果】本発明により、生産性・コスト面に優れ
、かつ意匠的効果を有する雄面ファスナーが提供される
【図面の簡単な説明】
【図1】  図1は、本発明の雄面ファスナーの一具体
例を示す斜視図である。
【図2】  図2は、本発明の雄面ファスナーの製造過
程で得られる、2枚の基布間にモノフィラメントを連結
した構造体を模式的に示す断面図である。
【図3】  図3は、図2の構造体におけるモノフィラ
メントを切断して得られるカットパイル状シートの断面
図である。
【図4】  図4は、本発明の雄面ファスナーの断面図
である。
【図5】  図5は、実施例1で採用した6角亀甲柄を
表す平面図である。
【符号の説明】
1:雄面ファスナー、2:モノフィラメント、3:基布
、4:モノフィラメント先端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  パイル糸が熱可塑性樹脂モノフィラメ
    ントである、ダブルラッセル編機で得られるカットパイ
    ル状シートであって、該熱可塑性樹脂モノフィラメント
    の先端部を肥大させたことを特徴とする雄面ファスナー
  2. 【請求項2】  ダブルラッセル編機で2枚の基布を編
    成すると共に熱可塑性樹脂モノフィラメントを該基布の
    間に連結した後、該モノフィラメントを切断し、次いで
    切断して生じた該モノフィラメントの先端部を加熱して
    該先端部を肥大させることを特徴とする雄面ファスナー
    の製法。
JP11150891A 1991-05-16 1991-05-16 雄面ファスナーおよびその製法 Pending JPH04338402A (ja)

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